JPH044923B2 - - Google Patents

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JPH044923B2
JPH044923B2 JP4787484A JP4787484A JPH044923B2 JP H044923 B2 JPH044923 B2 JP H044923B2 JP 4787484 A JP4787484 A JP 4787484A JP 4787484 A JP4787484 A JP 4787484A JP H044923 B2 JPH044923 B2 JP H044923B2
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mold
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oil
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、離型剤に関する。更に詳しくは、離
型性および溶解性の点で著しくすぐれた離型剤に
関する。 一般式 (ここで、RfはC1〜C20のポリフルオロアルキ
ル基であり、R′は低級アルキレン基である)で
表わされるホスホン酸またはその酸性塩および融
点100℃以下のワツクスまたはオイルを必須成分
として含有してなる離型剤は、先に本出願人によ
つて提案されている(特開昭58−180597号公報、
特願昭57−177330号および同58−41891号)。 かかる離型剤は、離型性の点では所期の効果を
十分に奏するものの、ホスホン酸またはその酸性
塩が極性の小さい溶剤に対する溶解性が低いた
め、次のような問題点を有している。 (a) 分散系として使用しなければならないため、
金型などに塗布したとき塗布ムラを生じ易い (b) こうした原因による離型性の低下を防止する
ため、必然的に一回の塗布量が多くなり、コス
ト高をもたらす (c) 沈澱が生じ易いため、保存性がよくない こうした問題点の解決は、前記式〔〕で表わ
されるホスホン酸またはその酸性塩を、アルキル
基、アリール基、アラルキル基などの炭化水素基
によつてモノエステル化することにより、効果的
に達成されることが本発明者らによつて見出され
た。 従つて、本発明は離型剤に係り、この離型剤
は、一般式 (ここで、RfおよびR′は前記定義の如くであ
り、またRは炭化水素基である)で表わされるホ
スホン酸モノエステルまたはその塩および融点
100℃以下のワツクスまたはオイルを含有してな
る。 上記一般式〔〕で表わされるホスホン酸モノ
エステルまたはその塩は、次のような工程を経て
合成される。 (X:ハロゲン原子) 用いられるRf−R′−Xの例: C6F13C2H4I、C8F17C2H4I、C10F21C3C6I、
C12F25CH2Cl、好ましくはC8F17C2H4I 用いられるP(OR)3の例: P(OCH33、P(OC2H53、P(OC3H73
【式】、P(OC4H93、好ましく は
【式】
(3) 所望により、適宜の塩基で中和して塩を形成
させる。 塩の形成は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
アンモニウム、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、酸化亜鉛、
トリエチルアミン、トリエタノールアミン、トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)アミンなどを用い、
通常はPHでその等量点をみながら、上記塩形成用
反応剤で滴定し、酸性の1〜3価金属塩、アミン
塩またはアンモニウム塩とする。 このようにして合成されるホスホン酸モノエス
テル(塩)には、それに対して重量比で約0.05〜
10、好ましくは約0.2〜5の割合の融点100℃以下
のワツクスまたはオイルが配合されて、離型剤が
調製される。融点100℃以下のワツクスまたはオ
イルとしては、例えば植物ロウ、動物ロウ、石油
ロウ、シリコーンオイル、フツ素オイル、鉱物
油、植物油、動物油、合成油、リン酸エステル油
などが用いられ、特にジメチロシロキサンによつ
て代表されるシリコーンオイルが好んで用いられ
る。 離型剤の調製は、ホスホン酸モノエステルまた
はその塩およびワツクスまたはオイルを有機溶剤
に溶解させることにより行われる。有機溶剤とし
ては、例えばメタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノールなどのアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなどのエーテル類、酢酸エチル、
酢酸ブチルなどのエステル類、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エ
チルカルビトールなどの多価アルコール誘導体
類、四塩化炭素、塩化メチレン、塩化エチレン、
トリクロルエチレン、パークロルエチレン、トリ
クロルエタン、トリクロルフルオロメタン、テト
ラクロルジフルオロエタン、トリクロルトリフル
オロエタンなどのハロゲン化炭化水素類などが少
くとも一種類用いられ、あるいはこれらの有機溶
剤が水と併用されることもある。最も好ましい溶
剤系は、イソプロパノールとトリクロルトリフル
オロエタン(フレオン113)との混合溶剤である。 そして、これらの有機溶剤系中に、ホスホン酸
モノエステルまたはその塩が約0.1重量%以下の
濃度で溶解せしめたものであつても、離型対象物
にこれを塗布したとき、有効な離型性能を発揮す
る。即ち、本発明に係る離型剤では、極めて良好
な有機溶剤溶解性を示すホスホン酸モノエステル
またはその塩が用いられているため、それの濃度
が0.1重量%以下であつても、ホスホン酸または
その酸性塩を用いた場合にはそれの濃度が0.5重
量%を占めるように調製された離型剤でも容易に
到達し得なかつたようなすぐれた離型性が容易に
得られるのである。また、本発明の離型剤にあつ
ては、それの良好な溶解性の故に、容易に均一系
を形成するので従来の離型剤の如く沈澱を生ずる
ことがなく、保存安定性も良好である。 離型剤の型への塗布は、浸漬、吹付け、刷毛刷
り、エアゾル噴射、含浸布による塗布など、通常
用いられている任意の方法によつて行なうことが
できる。そして、離型剤が塗布された型で成形さ
れる成形材料としては、例えばポリウレタン、ポ
リカーボネート、エポキシ樹脂、フエノール樹
脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニル樹脂などの樹脂
類、天然ゴム、クロロプレンゴム、フツ素ゴムな
どのゴム類が挙げられる。 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例 ホスホン酸モノイソプロピルエステル亜鉛塩の合
成 ホスホン酸モノイソプロピルエステル10重量部
をイソプロパノール10〜20重量部に溶解させ、こ
れをよく撹拌しながら水−イソプロパノール
(10:1)混合溶媒100〜300重量部をそこに加え
る。生成したコロイド状の溶液に、よく撹拌しな
がら10〜50%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、
PHを2〜3から7迄中和する。この中和により、
コロイド溶液は真溶液に変つている。これに、6
重量部の硫酸亜鉛7水塩を50〜100重量部の水に
完全に溶解させた水溶液をよく撹拌しながら滴下
してPHを再び3〜4の酸性となし、生成した沈澱
物をトリクロルトリフルオロエタンで抽出した。 離型剤の調製および離型性の評価 上記の如くにして合成されたホスホン酸モノイ
ソプロピルエステル酸性亜鉛塩およびシリコーン
オイル(信越化学製品KF96−350 CSまたはX−
62−853)を、フレオン113−イソプロパノール混
合溶剤に溶解させ、離型剤を調製した。 この離型剤を、蛇腹状の溝を刻設した鋼製割金
型の成形面に塗布し、これらの割金型2個を用い
て蛇腹状外周面を有する円柱体を成形し得る成形
型を形成させた後、型を70〜80℃に予熱する。 これとは別に、ポリウレタンプレポリマー(分
子量約10000の脂肪族ポリエステル100重量部およ
びジフエニルメタンジイソシアネート30重量部を
130℃で混合し、反応させた後、120℃に保持して
調製)66gおよび発泡剤(蒸留水100重量部、シ
リコーン系整泡剤50重量部および触媒3重量部か
ら調製)1gを素早く混合、撹拌し、これを前記
成形型内に注入して、蓋をしてクランプで固定す
る。これを、100℃で10分間加熱した後、蓋をと
り、成形型を各割金型に強制的に引き離して成形
物の離型を行ない、次の5項目についての観察を
行なつた。なお、かかる操作は、これを1シヨツ
トとし、10シヨツト迄(ただし、後記表のNo.8と
12については3シヨツト迄)くり返し行われた。 (離型性評価) A:成形物が金型からきれいにとれる B:成形物に割れや欠損部分があり、それらが金
型に付着して残つている (かす付きの有無) 金型の成形面以外の部分(主として割金型と割
金型との隙間)に付着する成形物のバリなどのか
すを、口径5mmのノズルから噴出させた圧搾空気
(2〜3Kg/cm3)でとり除き、そのときのかすの
とれ方で判断する A:かすがつかないかあるいは簡単にとれる B:一応とれるが、圧搾空気だけではとり難い個
所もある C:手で擦らないととれない個所が少しある D:手で擦らないととれない個所がかなりある E:手で擦つてもとれない (成形面の汚れ) A:シヨツト回数5回以上迄鏡面状である B:シヨツト回数4回迄は鏡面状である C:シヨツト回数1回目から少し曇りがある D:シヨツト回数1回目から次第に白くなる E:シヨツト回数1回目から白くなつている (成形物表面の触媒) A:ベトツキ感がなく乾いた感じである B:ベトツキ感はないが湿つた感じである C:少しベトツキ感がある D:かなりベトツキ感がある E:かなりベトツキ感があり、湿つた感じである (成形物表面の視感) A:かなり滑らかで光沢がある B:滑らかだが光沢がない C:少し凹凸がある D:かなり凹凸がある E:かなり凹凸で割れなどの不良個所がある 離型剤の組成およびそれの離形性の評価結果
は、次の表に示される。なお、No.1〜7はホスホ
ン酸モノイソプロピルエステル酸性亜鉛塩および
シリコーンオイルを用いた実施例であり、No.8〜
11は相当するホスホン酸酸性亜鉛塩およびシリコ
ーンオイルを用いた比較例であり、No.12〜13はホ
スホン酸(モノエステル)塩を用いずにシリコー
ンオイルのみを用いた比較例であり、またNo.14は
シリコーンオイルを用いずにホスホン酸酸性亜鉛
塩のみを用いた比較例である。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ここで、RfはC1〜C20のポリフルオロアルキ
    ル基であり、R′は低級アルキレン基であり、そ
    してRは炭化水素基である)で表わされるホスホ
    ン酸モノエステルまたはその塩および融点100℃
    以下のワツクスまたはオイルを含有してなる離型
    剤。 2 オイルがシリコーンオイルである特許請求の
    範囲第1項記載の離型剤。
JP4787484A 1984-03-12 1984-03-12 離型剤 Granted JPS60190309A (ja)

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