JPH0449301B2 - - Google Patents

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JPH0449301B2
JPH0449301B2 JP56075096A JP7509681A JPH0449301B2 JP H0449301 B2 JPH0449301 B2 JP H0449301B2 JP 56075096 A JP56075096 A JP 56075096A JP 7509681 A JP7509681 A JP 7509681A JP H0449301 B2 JPH0449301 B2 JP H0449301B2
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JP
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impedance
radio frequency
signal
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port
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JP56075096A
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Jeemusu Andaahiru Mikaeru
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Koninklijke Philips NV
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPH0449301B2 publication Critical patent/JPH0449301B2/ja
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電気回路網によつて、該回路網のポ
ートに現れる無線周波インピーダンスの値の情報
を、複素インピーダンス平面中の少なくとも1つ
の所望の軌跡に関連して求める方法に関するもの
である。
この場合、該電気回路網は例えば、アンテナと
アンテナ同調ユニツトとの組合せであつて、該ア
ンテナ同調ユニツトは2つのポートを有し、その
1つはアンテナ(これが無線周波信号の信号源と
して機能する)に接続され、もう1つのポートで
は上記組合せによつて出現するインピーダンスに
関する情報を得られるようにしたい、というもの
である。本発明は、アンテナを無線受信機や送信
機と整合させるのに用いることができる。
〔従来の技術〕
このような整合を実行する方法は既によく知ら
れている。例えば米国特許第3919644号には、ア
ンテナを送信機に整合させるための自動アンテナ
結合器が記載されており、そこでは送信機を整合
回路網に接続し更にそれをアンテナに接続した一
連の配置を通る信号の電流成分と電圧成分とが、
ピツクアツプにより感知されて送信機に与えられ
るインピーダンス又はアドミツタンスの実数部を
検出し、それによつて整合回路網を制御するので
ある。上記一連の配置内の信号は、送信機によつ
て供給される無線周波エネルギーのもたらすもの
である。すなわち該米国特許は、送信機から供給
される無線周波エネルギーの電流コンポネントと
電圧コンポネントを感知して制御する自動アンテ
ナ・カツプラーを開示している。
また、英国特許明細書第1565166号(米国特許
第4283794号もこれと同等)の記述は、回路網の
無線周波インピーダンスの情報を求める過程が、
それぞれの変換器を用いて無線周波電流と無線周
波電圧とを注入し、その結果としての信号を無線
受信機で検出すると述べられてあり、もし回路網
がアンテナとアンテナ同調ユニツトとの組合せで
あれば、この情報がアンテナを無線受信機や送信
機と整合させるのに用いられる、というのであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、無線通信機器でアンテナの最
大出力を得るために、アンテナのインピーダンス
と送信機又は受信機のインピーダンスとの整合を
とる方法であつて、送受信信号又は周囲雑音のみ
からアンテナ整合をとる、いわゆる静かな同調
(silent tuning)による方法を提供することであ
る。
すなわち、冒頭記述の方法であつて、適切な感
度を持つ無線表示手段(例えば受信機)により
(その信号対雑音比も適切なものとして)求めら
れる無線周波インピーダンスの情報が、上述の信
号源(例えばアンテナ)からの無線周波信号に応
答することを可能とし、且つそれ以外の無線周波
信号源を用いる必要が無いような方法を提供する
ことである。
すなわち、アンテナ同調ユニツトTに現われる
インピーダンスZtを調整するために、定められた
整合インピーダンスからの逸脱を可聴音により表
示するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の方法の特徴は、特許請求の範囲に記載
の通りである。
すなわちこの方法では、アンテナ同調ユニツト
Tと無線表示手段Rxとの間に補助ネツトワーク
N1,N2を接続し、N1,N2を交互に急速に
切り換える。N1,N2のインピーダンスZ1,
Z2と利得(又は減衰)A1,A2とはZtと不整合で
あるように適当に選定することができるものとす
る(但しZ1≠Z2,A1≠A2とする)。このN1,
N2の急速な切り換えが、無線表示手段Rxに達
する信号の可聴周波数変調をもたらし、これを復
調すれば可聴音となる。これが無音となるように
Z1,Z2及びA1,A2を調整するものである。
該記載中の2つの補助回路網のインピーダンス
値と利得値とは予め定めておくこともでき、又は
使用時に選定することもできる。すなわち回路網
Tと表示手段Rxとの間の信号経路として2つの
補助回路網が交互に接続され、その両方の状態に
おいて回路網TのインピーダンスZtを構成する直
列及び並列のリアクタンスが表示手段Rxに与え
る信号の振幅にも位相にも差が無くなるように調
整するのである。換言すれば、それらの数値は、
該記載中の軌跡が複素インピーダンス平面中のあ
る所望の点を通るような範囲で選ぶこともでき、
又はその代案として、上記無線周波インピーダン
スが満足させるべく所望されている条件を表す複
素インピーダンス平面のある特定の領域の境界
を、該記載中の軌跡が少なくとも近似するような
範囲で選ぶこともできる、その条件とは例えば、
インピーダンス又はそれに依存するパラメータ
が、ある特定の値より小さくないとか大きくない
とかいう条件である。
無線表示手段は無線受信機を含むのが好適であ
つて、それによつて特に良好な感度が得られると
共に、受信機の選択機能により不所望な信号(雑
音を含む)を除外することができ、また、関心の
対象となつている周波数のほぼ近傍での上記無線
周波インピーダンスの情報をたやすく求めること
が可能となる。
無線表示手段は例えば、それに供給された信号
から振幅復調された信号を求めるための手段を含
むことができ、それによつて2つのパラメータそ
れぞれ2つの値の差を表示することを可能とす
る。上述の回路配置をある状態からもう1つの状
態へと切り換えることは可聴帯域内のある周波数
で実行でき、よつて可聴周波再生器に供給される
振幅復調された信号は可聴表示を与えることがで
きる。
本発明をアンテナと無線受信機又は無線送受信
機とのインピーダンス整合過程に応用する時に
は、受信機は該整合過程の間も無線受信のために
アンテナに接続されているので、送出する無線波
を(それがたとえ受動補助回路網で減衰して恐ら
く通常より低レベルであろうとも)継続して受け
ることができるという利点がある、と云う訳は、
その送出する無線波というのは無線周波インピー
ダンスの情報を求めるのに用いられる信号をアン
テナで生成するものだからである。同様の考察
は、調整可能な等化器による搬送電話受信機とケ
ーブルとの整合に本発明を用いることにも当ては
まる。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図において、無線周波信号の信号源を含む
電気回路網、例えばアンテナ同調回路網をアンテ
ナに直列に配置したものを、無線周波電圧源Eを
もつ2ポートの回路網Tで表して、該電圧源Eを
一方のポートの両端に接続し、他方のポートPに
はインピーダンスZtが現れるものとする。該イン
ピーダンスZtというのが情報を得たいとするイン
ピーダンスである。また、2ポートの補助回路網
N1の一方のポートは回路網TのポートPに接続
され、その他方のポートの両端は無線受信機Rx
に接続され、従つて回路網N1は回路網Tのポー
トPと受信機Rxとの間に縦続に配置されている。
このN1とRxとの組合せにより、ポートPにお
いてインピーダンスZ1が現れ、ポートPと受信
機Rxとの間に利得A1があるものとする。受動補
助回路網の場合、A1は通常1より小さい。受信
機Rxの両端間の電圧Esは次式 Es=EA1Z1/(Zt+Z1) () で与えられる。
無線受信機Rxは無線送信機(図示されていな
い)と合体していてもよい。
第2図には、1対の補助回路網N1,N2と受
信機Rxとを含む回路配置を示す。電子式又は電
気機械式の2つのスイツチBとDを用いて、該回
路配置は回路網TのポートPに、2つの異なる状
態で結合することができる。その2つの異なる状
態とは、補助回路網N1又はN2がそれぞれポー
トPと受信機Rxとの間に縦続に配置されて、そ
のそれぞれの場合にポートPにおいて異なるイン
ピーダンスZ1又はZ2がそれぞれ現れ、ポートP
と受信機Rxとの間に異なる利得A1又はA2がそ
れぞれある、と云うものである。該回路配置はま
た、方形波の切り換え波形をスイツチBとDに与
えるパルス発生器Lを含み、それによつて、受信
機Rxは交互に一方の補助回路網又はもう一方の
補助回路網を経由してポートPに結合する。
回路網Tは好適には直列及び並列に接続された
リアクタ回路網を有するアンテナ同調ユニツトで
あつて、例えば直列な可変コイルを伴う2つの並
列可変コンデンサを含んで構成される。該回路網
はインピーダンスZtを持ち、その値が情報を得た
いと所望するものである。アンテナ同調ユニツト
はアンテナとその関連の送信機/受信機との間に
接続されている。上記直列及び並列のリアクタの
値は、アンテナのインピーダンスを送信機の出力
インピーダンスに整合させるため、例えば手動で
または電気的か電子的に調整される。インピーダ
ンスの変換過程は複素インピーダンス平面にプロ
ツトすることにより分析すると便利である。
受信機Rxとアンテナ同調ユニツトTとの間に
設けられた2つの補助回路網N1,N2は、スイ
ツチB,Dによつて交互にそのどちらかが受信機
Rxとアンテナ同調ユニツトTとの間の信号経路
に接続される。補助回路網N1,N2はそれぞれ
インピーダンスZ1,Z2と利得A1,A2とを持ち、
これらZ1,Z2,A1,A2の数値の選択は軌跡の広
汎な選択を与えるように定められる。補助回路網
N1,N2は、音声周波数の範囲で動作する矩形
波生成器Lによつて切り換えられて回路に接続さ
れる。
運用としては、アンテナ同調ユニツトTのイン
ピーダンスZtを構成する直列及び並列のリアクタ
ンスが、この2つの接続状態の両方で受信機Rx
に与えられる信号の振幅にも位相にも差が無くな
るに至るまで調整しようというのである。
無線周波信号源の電圧が回路配置の2つの状態
においては同じであると仮定して、すなわち例え
ば安定した搬送波振幅の無線信号でアンテナに入
射すると仮定して、()式から |(A1Z1)/(Zt+Z1)| =(A2Z2)/(Zt+Z2)|
……() となる時には、回路網N1,N2をそれぞれ経由
して受信機Rxに供給される信号は、その振幅が
等しくなるであろう。このことは A=(A1Z1)/(A2Z2) () と置けば |Zt+Z1|=|A|×|Zt+Z2| () と書くことができる。
()式を満足するZtの値は複素インピーダン
ス平面中のある軌跡に乗つている。(この平面は、
例えば純実数インピーダンスと純虚数インピーダ
ンスとを表す直交軸によつて定義される複素数平
面である。)この軌跡は円を形成し、その中心は
Z1,Z2を通る直線上にあり、かつ、次式すなわ
ち Za=(|A|Z2−Z1)/(1−|A|)
……() Zb=(−|A|Z2−Z1)/(1+|A|)
……() で与えられる点Za,Zbでこの直線と交わる。ま
た、この円の中心は Zc=(|A|2Z2−Z1)/(1−|A|2
……() で与えられる。
Z1,Z2及びA1,A2の値は、()式で定義さ
れる軌跡が、インピーダンスZtの満足すべき条件
を表す複素インピーダンス平面内の領域の境界線
を少なくとも近似するように、選定することが出
来る。そしてその条件というのは、Zt又はZtの実
数部、すなわちZtに対応するコンダクタンス又は
Ztから齎される電圧定在波比(VSWR)が、あ
る特定の値より小さくないとか大きくないとか云
うものである。
振幅変調によつて、インピーダンスZtに与えら
れる信号すなわちそのとき基本変調周波数は受信
機で復元される。Ztは、それにZtが接続されてい
るインピーダンスに整合するように調整されるの
で、この基本変調周波数は0に近付く、すなわち
可聴音の振幅は0になるであろう。この状態は、
インピーダンス複素平面中で円形0軌跡
(circular null locus)に近付く試験中のインピ
ーダンスZtを表すベクトルにより示される。この
軌跡は一般的には第4図aの形をとる。この図で
は座標軸は抵抗RとインピーダンスXを表す。も
し第2図のインピーダンスN1,N2中の電圧変
換器に与えられる搬送波エネルギーが変調されて
いなければ、0軌跡はやはり円形で、第4図bに
示すように、R軸との一方の交点Zbは原点に来
る。もし変調がその振幅は等しく位相は逆であれ
ば、第4図cに示すように、0軌跡は原点を中心
とする円となり、R軸との一方の交点Zbは−Za
に等しくなる。もしどちらかのインピーダンスが
変化すれば、円の中心及び半径は変わるが、R軸
との一方の交点Zaはある特定の点Z0に来るよう
にすることができる。(その条件については後述
する。) 第2図について云えば、回路網Tすなわち例え
ばアンテナ・ユニツトと受信機Rxとの間で急速
に切り換えられる回路として、不整合のシステム
すなわちこの場合は補助回路網手段N1,N2が
示されており、この不整合の急速な切り換えが、
受信機に到達する全信号の可聴周波数変調を引き
起こす。この変調の性質がアンテナ・ユニツトの
もたらす不整合の関数であつて、受信機出力とし
てはインピーダンス整合を表示する可聴音信号と
なり、それは整合が達成されていれば無音であ
り、不整合があれば可聴音がでる。
Ztが調整可能である場合(この実施例はそうな
つている)には、Ztを上記複素インピーダンス平
面内の領域の内部へ持つて来るように調整するの
が望ましいであろう。
また、以上の代替として、あるいは以上に付け
加えて、Z1,Z2及びA1,A2の値は、点Zaがあ
る特定の点Z0に来るように選定することが出来
る、そしてそれに対応する条件は、()式から |A|=(Z0+Z1)/(Z0+Z2) () である。
更にまた、()式及び()式から arg(Zt+Z1)=arg(Zt+Z2)+argA () となる時には、信号源における規準位相の信号と
対比して、回路網N1,N2を経由して受信機
Rxに供給される信号の位相には差がないであろ
う。この式は複素インピーダンス平面内でZtに対
するもう1つの軌跡を定義する。もしZ1,Z2及
びAがすべて正の実数ならば、この軌跡は複素イ
ンピーダンス平面の実数軸となり、勿論Z1,Z2
を通る。従つて若しZ1,Z2及びA1,A2がこの条
件及び()式を満足するように選ばれているな
らば、()式及び()式で定義される軌跡は
実軸上の点Z0で交差する。それ故、もし上記回
路配置の2つの状態で受信機Rxに供給される信
号の振幅にも位相にも差がないことを受信機が表
示するに至るまで、インピーダンスZtを調整する
ならば、ZtはZ0に等しくすることが出来る。
第2図に示すようにパルス発生器Lを用いて、
上記回路配置を2つの状態間で切り換えることに
より、そして受信機に供給される信号中に存在す
る基本切換え周波数でそれぞれ振幅変調がされて
いるか又はいないかを表示するのに無線受信機を
用いることにより(好適には信号を振幅復調する
ことにより)、信号の振幅に差が有るか無いかは、
容易に表示することができる。もしパルス発生器
Lの発する可聴帯域内(例えば300Hz−3kHz)の
ある周波数で、回路N1,N2が交互に切り換え
られるようにセツトされているならば、振幅復調
された信号は(必要な増幅はなされるものとし
て)音声再生器に与えられ、振幅変調の存在する
ことが基本切換え周波数を再生した可聴信号で表
示できる。
振幅変調の変化の方向というのは、インピーダ
ンスZtが()式で定義された軌跡のどちらの側
にあるのかということに依つて決まる。該軌跡の
反対側(すなわち第4図cの円の内側と外側)に
あるインピーダンスは、上記回路配置を切り換え
るのと同期して、すなわち該回路配置が一方の状
態及びもう一方の状態にある時に、振幅復調され
た信号を検出することによつて、識別することが
できる。
信号源における規準位相と対比して、回路配置
の2つの状態で受信機に供給される信号の位相に
差があるかどうかは、位相変調が存在するかどう
かを表示することにより表示できる。これもまた
受信機で信号を振幅復調することによつて実現で
きる、という訳は、位相が異なることそれ自体は
2つの状態における振幅のいかなる差異をも齎す
ものではないが、ある状態からもう一方の状態へ
切り換えがなされた各瞬間に即座に位相が変化す
ることは、切り換え周波数の2倍で振幅の変化を
齎すので、もし切り換え周波数が受信機の周波数
帯域幅の4分の1より小ならば、受信機でそれを
検出できるからである。このようにして、振幅変
調のみを応答するように設計された無線受信機
が、位相変調の存在を表示するのにも使用できる
のである。
位相変調の変化の方向も、振幅変調の場合と同
じくインピーダンスZtが関連する軌跡すなわち
()式で定義される軌跡のどちらの側(すなわ
ち第4図cの円の内側か外側か)にあるのかとい
うことに依つて決まる。該軌跡の反対側(すなわ
ち第4図cの円の内側と外側)にあるインピーダ
ンスは、周波数変調又は位相変調に応答するよう
に設計された受信機を用い、回路配置の切り換え
と同期して復調された信号を検出することによつ
て、識別することができる。
図中、電圧源Eと回路網Tで表されている電気
回路網がアンテナとアンテナ同調ユニツトである
場合に、ある特定の周波数で所望のインピーダン
スにアンテナを整合させるのに本発明を用いるな
らば、整合過程を実行した後では第2図に示すス
イツチF,Gを用いてポートPを直接無線受信機
Rx(又はそれと合体している無線送信機)に直接
接続することが望ましい。アンテナが無線送信機
と共に用いられる場合には、Z0は通常送信機の
出力インピーダンスになるであろうが、該インピ
ーダンスは(必ずしもそれが必須と云う訳ではな
いが)受信機の入力インピーダンスであつてもよ
い。
本発明によつて無線周波インピーダンス情報が
求められる回路網のポートというのは、必ずしも
該回路網が通常の使用状態における出力ポートを
構成するポートであるには及ばない(このことは
上述した)のであつて、無線周波インピーダンス
情報を求める目的で回路構成内に特に設けられた
ポートであつても宜い。例えばアンテナ同調ユニ
ツトの2つの並んだリアクタンスの中間に別のポ
ートを設けて、該別のポートとアンテナとの間の
方のリアクタンスを変えることの効果が、更に容
易に確認できるようにしてもよい。
第3図に示す実施例では、4ポートのハイブリ
ツド変換器(hybrid transformer)HTを有する
回路配置となつており、単に該ハイブリツド部の
1つのポートを2つのそれぞれ異なるインピーダ
ンスで終端されることにより、無線受信機Rxが
2つの状態のどちらかで回路網TのポートPに結
合するように出来る。該ハイブリツド部のポート
1はスイツチFを介してポートPに結合すること
ができ、ポート2はスイツチGを介して受信機に
結合することができ、ポート3はある適当なイン
ピーダンスで終端し、ポート4はそれぞれ2つの
異なる状態において2つの異なるインピーダンス
で終端している。この場合、該ハイブリツド変換
器は特性インピーダンスZ0を持つ対称3dBタイプ
のものであり、ポート3に終端するある適当なイ
ンピーダンスとは、整合された負荷(該回路配置
の両方の状態に対して)Mであり、ポート4にお
ける2つのインピーダンスとは、パルス発生器L
からの方形波の切り換え波形により制御されるス
イツチJによつて決まる開放及び短絡の状態であ
る。そうすると、ポート1に現れるインピーダン
スZtが整合された負荷をも構成する(すなわちイ
ンピーダンスZ0を持つ)時には、ポート2とポ
ート4とは相互に隔離されて、ポート4における
終端の状態が一方から他方へ変化しても受信機に
供給される信号には何の影響も与えない、という
ことが判るだろう。更に一般的に云えば、ポート
2とポート4とが相互に隔離されるために、ポー
ト1及びポート3に終端するインピーダンスが満
足させなければならない予め定められた条件とい
うものがあるであろう。
第3図の回路配置に関する上述の説明から、Zt
が第4図cに示すような原点を中心としてZa=
Z0の点を通る円すなわち0軌跡上に存り、2つ
の状態というのが()式と()式に対応する
ので、該2つの状態に対して Z1=Z0/3,Z2=3Z0 となり、かつ A=j となる。2つの状態において受信機に供給される
信号の振幅に差が無い場合の複素インピーダンス
平面中のZtの軌跡は、第4図cに示すように、原
点を中心とし、点Za=Z0を通る円となる。
もしポート4に終端するインピーダンスの少な
くとも1つが上に述べた値から変わつたとすると
ならば、上記の円の半径と中心の位置は変わるが
該円はやはり点Z0を通る。
ポート3に終端する上記のある適当なインピー
ダンスは、整合された負荷とは違う単一のインピ
ーダンスであつてよく、その場合にZtが該単一の
インピーダンスの共役複素数であるならば、受信
機に供給される信号の振幅と位相とには差が生じ
ないであろう。また別の代替案として、ポート3
に終端するインピーダンスが、2つの状態におい
てそれぞれ異なる値を採つてもよい、そのために
は、もう1つの別のスイツチがポート3に設けら
れ、パルス発生器Lによりポート4のスイツチJ
と同期して制御される、というふうにしてもよ
い。
第3図の回路配置のために好適なハイブリツド
変換器として、米国ANZAC社製の、50オームの
特性インピーダンスを持つTHV50型広帯域装置
(2−200MHz)がある。この装置は1つのポート
に終端する整合された負荷を含んでいる。
ハイブリツド変換器は必ずしも対称3dBタイプ
のものである必要はない。例えば等しくならない
ように電力分割を与える装置を用いれば、パラメ
ータの少なくとも一方が2つの状態において等し
くない値をもつ時に、3dBタイプの装置によるよ
りは弱い信号ではあるが更に強力に変調された信
号を与えることができる。
本発明の実施例として以上述べたところでは、
無線表示手段を無線受信機として記述してきた
が、それに供給される信号の振幅や位相の2つの
状態における値の差異を(信号源における規準振
幅及び規準位相の信号にそれぞれ対比して)表示
するのに適する装置であるならば、そして又、例
えば(上述のような)2つの状態の間の切り換え
から齎される変調とか或いは数値の直接比較とか
いうような特定の表示過程に適する装置であるな
らば何でも、表示手段として使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に使用する回路構成
の等価回路を示す図であり、第2図は、本発明の
第1の実施例を示す図であり、第3図は、本発明
の第2の実施例を示す図であり、第4図は、複素
インピーダンス平面中の軌跡を示す図である。 B,D,F,G,J……切り換えスイツチ、E
……無線周波電圧源(信号源)、HT……4ポー
トのハイブリツド変換器、L……パルス発生器、
M……整合された負荷、N1,N2……2ポート
の補助回路網、P……回路網Tの第2のポート、
Rx……無線受信機(無線表示手段)、T……2ポ
ートの回路網。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気回路網T,Eによつて、該回路網のポー
    トPに現れる無線周波インピーダンスZtの値の情
    報を、複素インピーダンス平面中の少なくとも1
    つの所望の軌跡に関連して求める方法であつて、 該方法は、前記回路網T,E中に含まれる無線
    周波信号の信号源Eによつて供給される規準信号
    を利用し、また、今その無線周波インピーダンス
    Ztの値について情報を求めたいとしている該回路
    網T,Eを補助する回路網手段N1,N2と、該
    無線周波信号に応答する表示手段Rxとを有する
    回路配置を使用して成り、さらに、 該方法は、前記回路配置を2つの異なる状態で
    順次上記ポートPに接続することを含み、また、
    信号源Eによつて規準信号が供給されている時
    に、表示手段Rxに供給される信号の振幅と位相
    という2つのパラメータの2つの状態におけるそ
    れぞれの値の間に差異が有るか無いかを示す表示
    手段Rxを用いることを含んで成り、 前記補助回路網手段N1,N2の特性は、複素
    インピーダンス平面中の前記少なくとも1つの所
    望の軌跡を定義するように選ばれており、該軌跡
    は2つのパラメータのそれぞれ一方のそれぞれ2
    つの状態における値の間の差が0であるという条
    件を表すものであり、それによつて それぞれのパラメータの2つの状態における値
    の間にほぼ差が無いか有るかに従つて前記無線周
    波インピーダンスZtが前記軌跡の1つの上にほぼ
    乗つているかいないかを表示して成る方法におい
    て、 前記回路配置によつて前記ポートPに与えられ
    るインピーダンスの、2つの状態のそれぞれにお
    ける互いに相異なる値Z1,Z2と、前記補助回路
    網手段N1,N2によつて前記ポートPと前記表
    示手段Rxとの間に設定される利得の、2つの状
    態のそれぞれにおける互いに相異なる値A1,A2
    とは、 振幅の2つの状態におけるそれぞれの値の間に
    いかなる差異も存在しないことが、次の等式 |(A1Z1)/(Zt+Z1)|=|(A2Z2)/(Zt+
    Z2)| を前記無線周波インピーダンスの値Ztが満足させ
    ていることを示すように、そしてまた 位相の2つの状態におけるそれぞれの値の間に
    いかなる差異も存在しないことが、 A=(A1Z1)/(A2Z2) とする時、次の等式 arg(Zt+Z1)=arg(Zt+Z2)+argA を前記無線周波インピーダンスの値Ztが満足させ
    ていることを示すように、 複素インピーダンス平面中の1つの所望の軌跡
    又は2つの所望の軌跡のいずれかを定義するべく
    選ばれることを特徴とする無線周波インピーダン
    スを求める方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 回路網T,Eの前記無線周波インピーダンスZt
    は調整可能であり、 数値Z1,Z2,A1,A2は、前記無線周波インピ
    ーダンスZtが満足させるべく所望されている条件
    を表す複素インピーダンス平面のある特定の領域
    の境界を、前記軌跡の1つが少なくとも近似する
    ように選ばれており、また、 表示手段Rxは、該軌跡により分離されている
    複素インピーダンス平面の領域(複素)中のある
    インピーダンスを検出するように動作可能であ
    り、 さらに該方法には、前記無線周波インピーダン
    スZtを前記特定の領域の内部に持つて来るように
    前記無線周波インピーダンスZtを調整することも
    含まれることを特徴とする無線周波インピーダン
    スを求める方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載の方法におい
    て、 回路網T,Eの前記無線周波インピーダンスZt
    は調整可能であり、 数値Z1,Z2,A1,A2は、2つのパラメータの
    それぞれが採る値の間の差が0となる点の軌跡2
    つが、前記無線周波インピーダンスZtのある所望
    の値を表す複素インピーダンス平面中のある1点
    で交差するように選ばれており、 さらに該方法には、各パラメータに対して前記
    の差をすべてほぼ0とし、それによつて前記無線
    周波インピーダンスZtを所望の値にほぼ等しくす
    るように前記無線周波インピーダンスZtを調整す
    ることも含まれることを特徴とする無線周波イン
    ピーダンスを求める方法。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のうちの
    いずれか1項に記載の方法において、 該方法は前記回路配置をある状態からもう1つ
    の状態へと交互に切り換えることを含み、さらに 表示手段Rxは、振幅変調及び位相変調という
    2つの変調のうちの少なくとも1つの存在を表示
    することによつて、該表示手段Rxに供給される
    信号中に前記の差のどれでもを表示するのに用い
    られることを特徴とする無線周波インピーダンス
    を求める方法。 5 特許請求の範囲第4項に記載の方法におい
    て、該方法は 表示手段Rx中でそれに供給された信号から復
    調された信号を求めることを含み、また、 前記回路配置がある状態からもう1つの状態へ
    切り換えられるのと同期して該復調された信号を
    検出し、それによつて、それぞれの軌跡により分
    離されている複素インピーダンス平面の領域中の
    あるインピーダンスを検出することを含むことを
    特徴とする無線周波インピーダンスを求める方
    法。 6 特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の方
    法において、該方法は 表示手段Rx中でそれに供給された信号から中
    間周波数におけるある信号を求めることと、該信
    号から振幅復調された信号を求めることとを含
    み、更にまた 該表示手段Rxの中間周波数帯域幅のほぼ4分
    の1を超えないある周波数で切り換えを実行し、
    それによつて、前記振幅復調された信号の該切り
    換え周波数の2倍の成分が位相変調の存在を表示
    することも含むことを特徴とする無線周波インピ
    ーダンスを求める方法。
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