【発明の詳細な説明】
繊維懸濁液を軽い汚染物質から浄化するだめの方法及び配列発明の技術分野
本発明は繊維物質懸濁液を細長い又は平たい軽量の粒子の形の容易に分離可能で
ない汚染物質、例えばシャイブく木材破片)、プラスチック断片又は類似物から
懸濁液を一つの分離プロセスに付することにより少なくとも実質的に浄化するた
めの方法に係り、この分の重いフラクション出口に於ける量及び入口に於ける量
との関係で夫々ある時、aがbよりも大きく、好ましくはずっと大きい様な軽い
フラクション出口と重いフラクション出口との間の面積及び/或いは逆圧の関係
で行われる。本発明は又発明方法を遂行するためのハイドロサイクロンに係り、
又繊維物質の懸濁液を軽い汚染物質から浄化する様に作用するカスケード状に連
結されたハイドロサイクロンのシステムにかかるサイクロンを使用することに係
る。
軽い汚染物質の語によりここで、そして後述に於いては、次の様な粒子を意味す
る。即ち、繊維懸濁液を通常の円錐形ハイドロサイクロンに於いて処理する時、
好ましくはその粒子がベース出口を通して懸濁液に随伴する様にさせる性質を有
するものである。重い粒子の語により好ましくはハイドロサイクロンからその先
端出口を通って出て行く様な粒子を意味する。
最近の時期に於いて家庭の不用紙をもう一度使用するためリサイクルごとが一層
普通になってきた。かかる家庭の不用紙はプラスチックでコートされていたり、
ワックスがけされているかも知れない。
築められた不用紙の梱は屡々又他の起源のプラスチック、例えばその中に不用紙
が集められていたプラスチックの袋又は大袋や、又発泡プラスチック、自己接着
性テープ、所謂ホットメルト及び他の汚染物質を含むであろう。これらの汚染物
質は新しい紙が不用紙から製造される前に除かれねばならない。紙を回収システ
ムへ導入する前に除かれないこれらの汚染物質の大部分はふるいの助けにより、
又はふるい要素を組み込んである他の装置の助けにより抽出される。
ふるい又は濾過装置を通過するこれらの異質の又は汚染する粒子は、他の手段に
より抽出されねばならない。
木材チップをバルブ化する時得られるか又は何らか他の態様で得られる繊維懸濁
液は又プラスチック材料及び他の汚染物質を含有し易い。これらの他の汚染物質
は就中シャイブ、即ち充分に離解されなかった木材を含む。これらのシャイブは
大部分ふるいを通過するであろうから、それ故何らか他のやり方で、他の望まし
くない粒子と同様に除かれねばならない。
繊維懸濁液ふるい区画の下流にある懸濁液中に残存するこれらの汚染物質はその
起源の如何に拘わらず懸濁液から除かれねばならない。ハイドロサイクロンがこ
の目的に使用される。
多年に亘り、ハイドロサイクロンは繊維懸濁液から小さな且つ好ましくは短くて
太く、湿潤繊維よりも密度のより大きい粒子を抽出するために使用されて来た。
これらの短くて太い粒子はハイドロサイクロンの重いフラクション出口を通して
、即ち通常の円錐形/’%イドロサイクロンの先端出口を通して除かれる。従っ
て、ベース出口を通して取り出されるフラクションについてはこれらをアクセプ
ト(受容)と呼ぶのが普通になっている。
最近ではサイクロンの通常の操作方法によって除かれないそれらの粒子の抽出又
は除去のための方法が提案されている。これらの粒子ないし汚染物質はシャイブ
の様な細長い粒子、平らな又はフレーク状の粒子、例えば薄いプラスチックフォ
イル、及びセルロース繊維の密度より低い密度の粒子、例えばあるタイプのホッ
ト・メルト及び自己接着テープ、及び発泡プラスチックからなる。これらの汚染
物質は以下の記述に於いて、そしてクレームに於いて軽い粒子或いは軽い汚染物
質とよばれるか、又は単に汚染物質として言及される。かくして軽い粒子の語に
よって、単にセルロース繊維よりも軽い粒子を意味するだけでなく、又ハイドロ
サイクロンをその軽いフラクション出口を通して出ていく他の粒子をも意味する
。繊維懸濁液から軽い粒子を除去するための方法がスウェーデン特許明細書第3
11470号に述べられている。この特許によれば、かかる分離はハイドロサイ
クロンに入る繊維流れの大部分がハイドロサイクロンの先端出口を通して、そし
て残りはそのベース出口を通して取り出される時達成される。先端出口を通して
取り出されたフラクションはアクセプト(受容)フラクション、即ち重いフラク
ションであり、ベース出口を通して取り出されたフラクションはりジェツト(排
除)フラクション、即ち軽いフラクションである。この操作方法は可能である。
何故なら、分離はハイドロサイク[1ンの夫々のベース及び先端用
【]の間の面
積及び/又は圧力関係が、入ってくる繊維流れの半分以下がベース出1」を通過
する様なものである条件下で行われるからである。。
スウェーデン特許明細書第311470qにより教示される方法は、この目的に
対し適当なサイクロンを用い、サイクロンに供給された懸濁液の最大70容量%
が重いフラクション出[1を通L7て、即ち先端出口を通して取り出される時、
繊維懸濁液からの軽い汚染物質の高度に有効な分離を生ずる。分離効率は、例え
ばアクセプト及びインジェクト(注入)に於ける繊維物質の重量ユニット当たり
の汚染物質粒子の数の比を1からマイナスj〜だものとして表されると、しかし
ながらアクセブ)Qlが増加する時、即ち先端用1】を通る流れが増加する時急
激に低下する。従って、実際には入ってくる1%lW液の約65重量%のみが、
少なくとも第一次ハイド[1ザ・イクロンに於いては、先端用[]苓通してアク
セプトと1−で取り出される。ベース出[]を通1−で取り出された懸濁液、即
ちリジェクトはその価値ある繊維含有分を回収するために浄化されねばならない
。このリジJクトの浄化は通常はカスケード状に連結されたハイドτ)4Jイク
ロンの形の四つまでの回収段に於いて行われるが、これらは通常又第−次ハイド
uiイク[jンとカスケード状に連結される。処理されることを要するリジェク
トの量が大きいため、これらの回収段、そして又第二次段は非常に大きく、且つ
操作に費用がかかる。谷ハイドロサイクロン段は通常は多数の平行に連結された
ハイド[Iサイクロンからなる。
入−1てくる懸濁液の約70重量%が重いフラクション出口から取り出される時
、存在する繊維の約87重9%がこの出口を通−3て出ていくだろう。従って、
存在する#JJlv#の約13重量%のみが軽いフラクション出口を通して取り
出されるだろう。重いフラクション出口を通って出ていく懸濁液はかくして顕著
に濃化され、即らより高い繊M濃度のものが111られる。これは他方では繊維
の比較的小さな濃度を有する大きな液量が最後の回収段で得られることを意味す
る。
通常は受取人に負荷させないため、これらの大量の液体を蒸発されて除くことが
必要である。
本発明の一つの目的はセル1)−ス繊維懸濁液を軽い粒子、即ちハイドロサイク
ロンからそのベース出口を通って出ていく汚染物質から良好な分離効率で浄化す
るだめの方法を提供することであり、アクセプトの流れ、即ち重いフラクション
出I丁1を通る流れをかI工り増加させ、ぞれ1、丁よりリジェクトの量を大い
に減少さMるこ古が望ましい。
本発明の他の目的は入ってくる!!!濁液の70重量%以上が重いフラクション
出口を通して取り出されるのを可能とし71.−の最後1、−述べた出口を通し
て出てくる繊維の軽い汚染物質を実質上台)Lず且つ回収段に於いて処理される
容積流が実質−Lより低い様なハイドロサイクロンを提供することである。
もう一つの目的はハイドし1ザ・fクロンを、(シ、て特にハイドロ勺イクロン
のプラントの−又は以上の回収段に於いて、第二次段(単数又は複数)のサイズ
及び2/又はぞれらの数を大いに減少するために用いることである。
本発明の一つの特別な目的は多→Jイクロン系に於いて、凡て最小可能数の分離
段の助けにより、実際」ニルての軽い汚染物質が除かれているフラクションから
帯同されて来た繊維を回収し、且で)同時に出来るだけ液体を含まない懸濁液中
の軽い汚染物質を分離することである。更に特別にはりジェツトの比率がインジ
ェクト流れの30%以下、好ましくは20%以下、そして特に好まし、くは10
%以下の場合に於いでさえ有効に軽い粒子を抽出することである。
本発明は従って、特に繊維懸濁液から、特に森林産業内で、即ち紙バルブ及び製
紙産業に於いて産生ずる繊維からクレーム1の前文に規定された方法によって軽
い汚染物質を除く方法に係り、該方法は最もおそくとも重いフラクション出[]
が位置するハイドロサイクロンのその端部に於いて重い出口フラクションへ向か
う中央の軸方向の流れを妨げることにより特徴づけられる。本発明の方法の利点
及び好ましい態様はクレーム1に従属するクレームから明らかであろう。
本発明は又クレーム1による方法を遂行するためのハイドロサイクロンに係り、
このハイドロサイクロンは分離室の第〜の端部に隣接する室側壁に設けられた少
なくとも一つの入口をイーする少なくとも実質上回転一対称性の分離室上、該第
−の端部に於ける端壁に設置jられた中央の軽いフラグシーン出口と、該第−の
端部と対向して室の他の端部に設けられた少なくkも一つの出口とを含み、分離
室の対称軸に位置し、且つハイド[1サイクロンの該他の端部へ向かう、及び/
或いはそれを通る少なくとも中央の軸方向の流れを妨げる様に作用可能なブロッ
キング(閉塞)装置により特徴づljられる。本発明のハイドロサイクロンの利
点及び好ましい態様はクレー1.7に従属する副次クレームから明らかであろう
。
本発明は又クレーム1による方法を遂行するためのもう一つのハイドロサイクロ
ンに係り、このハイドロザイク1】ンは分離室の2−の端部に隣接する室壁に設
けられた少なくとも一つの入
【コを有する少なくとも一つの実質−L回転対称性
の分離室と、該第−の端部に於ける端壁に設けられた中央の軽いフラクション出
口と、該第−の端部と対向して室の他端に設けられた少なくとも一つの重いフラ
クション出口とを含み、分離室の該他端は円形断面の先端室と合体し、該サイク
ロンは分離室の対称軸に位置し、且つハイドロサイクロンの該他端、即ち先端室
の他端へ向かう及び/又はそれを通る少なくとも中央の軸方向流れを妨げるに有
効なブロッキング装置により特徴づけられる。このハイドロサイクロンノの利点
及び好まし、い態様はクレームJ6に従属する副次クレームから明らかであろう
。
本発明は又カスケード状に連結されたハイドロづイクロンの配列に於いて液体状
繊維懸濁液から軽い汚染物質を分離するためのハイドロサイクロンの使用に係り
、この使用に於いては、ハイドロサイクロンに入る懸濁液は軽い及び重いフラク
シヨンに分けられ、それらのフラクションの中軽いフラクションは該サイクロン
カスケード中の下流のサイクロンに送られ、重いフラクションは該サイクロンカ
スケード中の上流のサイクロンに送られ、カスケード列の最後のハイドロサイク
ロンから取り出される軽いフラクション及び該カスケード列の第一のハイドロサ
イクロンから取り出される重いフラクションは系から除かれる。好ましい態様に
よればハイドロサイクロンに仕込まれた繊維物質の少なくとも70重量%、適当
には少なくとも80容量%そして好ましくは少なくとも90容量%が該サイクロ
ンから重いフラクションとして取り出され、そしてカスケード中の先行する段へ
戻される。カスケードの第一段は上記スウェーデン特許明細書第311470号
に述べられた種類のハイドロサイクロンであり得る。特に第二次ハイドロサイク
ロンは本発明により構成されたサイクロンである。
本発明は次でより詳細に添付図面を参照して述べられるであろう。
図面中、
第1図は本発明のハイドロサイクロンの第一の実施態様の対称軸を通してとられ
た図式断面図;
第2−9図及び11図は本発明のハイドロサイクロンの異なる実施態様の対称軸
を通る図式断面図で、その中重いフラクション出口の領域のみが示されている;
第10図は第1図のハイドロサイクロンの線x−X上にとった断面図:
第12及び13図は本発明のハイドロサイクロン及び5E−PS311470に
よるハイドロサイクロンを用いた時、ポリエチレン粒子、即ち、0.1−0.5
mmHD−ポリエチレン及び0.5−1+IIIIILD−ポリエチレン粒子
を夫々分離する際達成された異なる程度の効率を図示し、該効率は軽いフラクシ
ョン出口を通る容積流分布の函数として計算される;
第14図は図式的に三つの二次サイクロン及び一つの一次サイクロンからなり、
該サイクロンがカスケード状に結合されているハイドロサイクロンのプラントを
示す。
第1図は本発明に従って構成されたハイドロサイクロン1の対称軸を通ってとら
れた図式断面図である。ハイドロサイクロン1は回転対称の分離室10を有し、
この室は側壁12により規定され、図示の態様の場合には真直な截頭円錐部12
aの形状を有し、この部分はその広い方の端即ちペース端に於いて円筒部12b
と合体する。円筒部12bの他端、即ち円錐部からは遠い端は端壁14に連結さ
れ、これは円筒部の対称軸即ち縦方向軸15に対し直角に延びている。端壁14
にはその中央に管状要素3が設けられ、これは対称軸15と同心に延び且つ分離
室10中にそして端壁14の外側に突出する。管状要素3のオリフィス13は軽
いフラクション出口を形成する。側壁12の截頭円錐形部12aは円筒部12b
から遠ざかる方向に狭くなり、そこでは該円錐の点即ち先端は重いフラクション
の出口を形成する開口2を規定する。分離室10の対称軸15は軽いフラクショ
ン出口■3及び重いフラクション出口2の夫々の中央を通過する。
ハイドロサイクロン1には又少なくとも一つの入口11が設けられ、通常は2つ
の入口が端壁14に隣接して位置し且つ対称的に配列されて設けられる。入口1
1は又らせん状の形状を有し、単に一つの入口11の助けでハイドロサイクロン
中に対称的渦流を生ずる様になし得る。
側壁12が円筒部12bを含むことは必要ではなく、そして側壁は選択的に単に
截頭円錐形の殻だけからなっていてもよい。少なくとも側壁12の大部分は実質
上円錐形であるべきである。実質上円錐の語により本文脈では端壁14に於いて
最大の直径を有し、室の直径が該端壁14から遠ざかる方向で減少する分離室を
意味する。この直径に於ける変化は線形的或いは連続的であることを要しない。
更に側壁12aの内表面は例えばリング形状の或いはらせん状の形状の溝ないし
隆起(promotories)或いはある他の形状の溝ないし隆起を備えても
よい。
この点までは、記載したハイドロサイクロンは通常のハイドロサイクロンと同じ
である。分離室10の上述の形状及びハイドロサイクロンの基本的な形は本発明
の凡ての態様に対し同じである。又、室の第一端に於ける分離室10の直径とそ
の他端に於ける室の直径、即ち開口2の直径との間の関係が2ないし6の範囲、
特に2,5ないし4の範囲内にある時非常に有利である。更に上記第一端に於け
る室10の直径、即ち端壁14に隣接する直径と軽いフラクション出口13の直
径との間の比率が4ないし12の範囲、特に5ないし8の範囲内にある時有利で
ある。
本発明のハイドロサイクロンは重いフラクション出口、即ち先端出口へ向かう中
央の軸方向流れが最もおそくても重いフラクション出口の位置する、ハイドロサ
イクロンのその端部において妨げられることに於いて特徴づけられる。第1図に
示された本発明のハイドロサイクロンの第一の態様の場合に於いては、これは重
いフラクション出口2の中央にボディー(物体)21を位置させることにより達
成される。ボディー21は出口2の中央に三つのアーム31により保持され、そ
れらのアームはボディー21のまわりに対称的に配列され、そして該ボディーを
第10図に示す如く、ハイドロサイクロンの側壁12aの内表面に対し接続する
。
中央のボディー21は円筒状のボディーで図示のボディーよりも長くても短くて
もよく、従ってより大なる又はより小なる程度で分離室10内に突出するであろ
う。重いフラクション出口2に最も近く位置する分離室10の領域は円筒形の形
状であり得る。中央のボディーの横断面積は要素3の内直径が長手方向に於いて
変化する様な場合に於いて少なくとも軽いフラクション出口の最も狭い断面と同
じ直径を有するであろう。
側壁12に対し中央ボディー21を接合するアーム31は好ましくは板状の要素
であり、要素31はそれらの最小横断面積の領域を分離室10の半径方向平面に
対し直角に延びる平面に位置させている。端壁14から離れた要素のその部分は
例えば開口2を軸方向に流れる媒体の流れパターンに対し最も出来るだけ小さい
妨害効果を及ぼす様に丸くされている。アーム31の目的は、就中出口2への渦
流状の周囲の流れをハイドロサイクロンの軸に実質上平行な流れに変換すること
である。中央のボディー21を側壁12に対し接続する三つのアーム31は重い
フラクション出口を三つの通路2a、2b及び2Cに分割し、ハイドロライク[
1ンは三つの相互に平行な出1]を有する。
第2図に示されたハイド[]サイクし】ンと第1図に示したものとの間の唯一の
相違は、第2図態様のハイド17サイクロンがやはり円筒形であるがγ−ムによ
ってハイドロサ・イクロンの側壁12に接続されていない中央ボディー22を含
むことである。この場合には、ライクt】ンから離れた中央ボディーの端部はハ
イドロ−’J□ (クロンを支持するある装置の壁に、図示しないやり方で取り
つけられ得る。この場合にはその配列の壁はハイドロサイクロンの先端部から該
サイクロンの先端開口からのuA維の流出に影言しない様な距離だ(」間隔をお
いている。中央ボディー22が分離室内へ延びる程度はjif変である。
第3図に示したハイド1サイクロンのブロッキング装置は側壁12の先端部から
間隔をおいて円盤の形状をイ」する。出目は側壁12の先端部と円盤プレート2
3の間に規定される間隙により形成される。要素23は又ハイドロサイクロンが
操作の間に置かれる設備の壁からなっていてもよい。要素23は又破線で示した
円筒状装置25aを備えていてもよい。円筒状装置25aにはねじ山を備えてい
てもよく、要素23に設けられるねじ付孔内にねじ込まれ得る。これは部材25
aが分離室10内に延びる程度で調整することをiiJ能に1゛る。部材25a
の室内へこの突出の最大限度は、大きくても該室の長さの約33%である。
第4及び5図に示した態様の場合には、ハイドロサイクロンは第2の端壁24を
備え、これはハイドロサイクロンの他端を密封して閉じる。重いフラクション出
口は該他端に隣接して側壁12に位置される。出口は少なくとも2つの相互に対
称な切線方向の出口からなるか、又は少なくとも一つのらせん状の出[1140
からなり得る。第5図によるハイドロサイクロンは二つの円筒状部分25a及び
25bからなる中央ボディー25を備え、部分25bは25 aの直径より大き
い直径を有する。部分25F)の直径は軽いフラクション出[]13の最小の直
径に少なくとも等しい。
第7−9及び11図によるハイドロサイクロンは第1−5及び10図に示した態
様とは分離室10の該他端、即ち端壁14に対向する端部が円形断面の先端室3
3と合体するという点で異なる。しこうして先端室33は分離室10からは離れ
る方向に於いて広がる円錐部を自し、そして次で円筒部32と合体する。第6図
の態様の場合には、ブロッキング装置はその直径が少なくとも軽いフラクション
出
【」13の最小の直径と同じだけ大きい中央ボディー26からなる。中央ボデ
ィー26は十字を形成する四つの半径方向アーム36により先端室の側壁32に
接続される。第6図態様の中央ボディーは単に先端室33中に突出しているが、
分離室10中へ突出してもよい。重いフラクション出口はアーム36、中央ボデ
ィー26及び先端室の側壁32により規定される四つの相互に平行な通路よりな
る。
第7図態様のハイドロサイクロンは、ブロッキング装置が異なる形状を有し、装
置を側壁32に結合するアームを欠いていることに於いて、第6図態様とは異な
っている。ブロッキング装置は二つの円筒状部を有する中央ボディー27からな
り、分離室10の方に面している部分がより大きな直径を有する。中央ボディー
27はハイドロサイクロンが操作に於いてその中に置かれる設備に対して取りつ
けられ得る。中央ボディー27は又先端室33内へ延びてもよいし、又分離室1
0内へ延びてもよい。
第8及び9図はハイドロサイクロンのブロッキング装置が夫々の先端室内に設け
られた端壁28及び29からなる二つの態様を示している。少なくとも一つの出
口34が端部28.29に隣接して位置され、その出l」はらせん状の(spi
ral又はheljcal)形状であり得る。好ましくは少なくとも二つの出口
34が対称的に配列されそして切線的に形成される。第9図に図示されるサイク
ロンの端壁29は中央ボディー39が設けられ、その直径は軽いフラクション出
口13の直径よりも大きい9.中央ボテイー39は先端室内に種々のレベルまで
延びることが出来るが、最大で分離室の長さの3分の1に対応するレベルまでで
ある。
第11図に示されるハイドロ9イクロンのブロッキング装置は円盤形の要素30
の形状を有し、それは先端室33の他端から間隔をおいている。この態様は第3
図の態様と類似している。要素30は先端室壁32の端から隔たつでいて、要素
30と壁32の上記端との間に半径方向の開口を得る様にする。要素30は又破
線で図示した様に中央ボディー41を備えてもよい。中央ボディー41は分離室
10内へ延びる様に示されているけれども、ボディーは単に先端室33内に延び
る様により短い長さのものでもよい。
ブロッキング装置が中央ボディーであるか、又はそれを含むものである時、軽い
フラクション出[113の方に面する中央ボディーの端は円形横断面を有する。
中央ボディーの残りは上述の円形の部分が対称軸から半径方向に於ける上記残り
の部分の最大寸法よりも大きい半径を有するならば、ある他の形状を有してもよ
い。中央ボディーは又円錐又は切頭円錐形であってよく、円錐ベースは出口13
に対面している。出口13に面する中央ボディーの端が出口13より大きな直径
を有することも又大いに有利である。管状要素3の内径が該要素の長手方向延長
に沿って変化する時、それが意味するのは出口の最小の直径である。
本発明のハイドロサイクロンの異なる態様についてテストが行われ、その結果の
いくつかは以下の表に示される。テスト1は第1図態様の中央ボディー21が第
5図態様の中央ボディー25で置換されたことを除いては第1図に示した形のハ
イドロサイクロンまで行われた。中央ボディーは三つのア・−ム31により側壁
12に連結された。分離室10は約50+mの長さを有し、そして端壁14に隣
接する第一端の領域では80の…の直径を有し且つこの端に二つの切線方向人口
12が設けられていた。先端開口2の直径は30nnoであり、且つ軽いフラク
ション出口13の直径は16mn+であった。軽いフラクション出口に面する端
25bに於ける中央ボディー25の最大直径は20mmであった。中央ボディー
25の挿入長さ、即ち分離室10内に位置Vる中央ボディー25bの端と分離室
の尖った先端との間の距離は751111Ilであった。
テスト2は中央ボディーの挿入長さが単に40mmであるハイドロサイクロンで
行われたが、これはテスト2で用いたハイドロサイクロンとテスト1で用いたハ
イドロサイクロンとの間の唯一の相違である。
テスト3に用いたハイドロサイクロンは次の例外を除いてテスト1で用いたハイ
ドロサイクロンと同一であった二軽いフラクション出口13が13mmの直径を
有し、そして分離室の先端開口2は25mmの直径を有した。
テスト4に用いたハイドロサイクロンは挿入長さが50mmである点を除いては
、テスト3に用いたハイドロサイクロンと同一であった。
テスト5は第4図で示した形状を有するハイドロサイクロンで実施された。ハイ
ドロサイクロンは他のテストで用いたハイドロサイクロンと同じ寸法を有し、ブ
ロッキング装置、即ち他端壁24に隣接する二つの切線方向出口を備えている。
ブロッキング装置の領域に於けるハイドロサイクロンの直径は25mmであった
。
濃度0.2%を有する漂白針葉樹サルフェートパルプが凡てのテストに於いて用
いられた。パルプは着色されたポリエチレン粒子の形での軽い汚染物質き混合さ
れた。これはテストをより再現可能とした。別々のテストが二つの相互に異なる
種類の軽い汚染物質=0.1−〇、5 mmのHD−ポリエチレン及び0.5−
1.0mmのLD−ポリエチレンで実施された。ハイドロサイクロンの注入圧力
は凡てのテストに於いて250 kr’aであった。アクセプト圧力は約150
−160kPaに維持された。分離プロセスの効率はインジェクトから手でつく
られた5枚のシートと、アクセプトから手で形成された10枚のシートに存在す
る凡ての汚染物質を数えることにより評価される。
結果は表Iに示される。そこではR7は軽いフラクション出口13を通過する流
れのパーセンテージを表し、そこに挙げられた数値は乾燥固形分含量について計
算された分離効率を示す。分離効率Eはアクセプトフラクションから形成された
乾燥シートの単位重量当たりのスペック(汚染粒子のしみ)の数とインジェクト
フラクションから形成された乾燥シートの単位重量当たりのスペックの数の比を
1からマイナスしたものとして計算される。
更にテストは本発明のハイドロサイクロンとスウェーデン特許明細書31147
0に従って構成されたハイドロサイクロンとの間の相違を示すために実施された
。テストは第1図態様により構成されたハイドロサイクロンで、中央ボディー2
1は第5図態様の中央ボディー25で置換されている。より大きな直径の円筒状
部分の直径は20ml11であった。中央ボディー25は三つのアーム31によ
り側壁12に連結され、75a+mの挿入長さを有した。他の点ではハイドロサ
イクロンは記述されたハイドロサイクロンと同一であった。分離室は80III
I11の最大直径と、30mmの先端開口に於ける最小直径をもっていた。軽い
フラクション出口13は16+nmの直径をもっていた。注入圧力は凡てのテス
トにおいて230−240kPaであり、そしてリジェクト圧力、即ち軽いフラ
クション出口13の外側の逆圧は3O−40kPaであった。漂白針葉樹サルフ
ェートパルプが凡てテストにおいて用いられ、該パルプは先行するテストで用い
られたものと同様の、HD−ポリエチレン及びLD−ポリエチレンの汚染粒子と
混合された。0.2重量%の繊維濃度をもつ繊維懸濁液からのHD P E−粒
子の分離について実施されたテストに於いて得られた結果は、第12図に示され
ている。第12図中の曲線Iは本発明のハイドロサイクロンで得られた結果を示
し、−力曲線IIは上述の刊行物に従って構成されたハイドロサイクロンで得ら
れた結果を示す。第13図は0.6%の繊維濃度及びLD−ポリエチレン汚染物
質を含む懸濁液について得られた結果を示す。第12及び13図に於いて、垂直
軸Eは分離効率を示し、そして水平軸R1はりジェツト流れ比、即ち軽いフラク
ション出口を通る流れを入口を通る流れで割った比を表す。第12及び13図に
は本発明のハイドロサイクロン(曲線I)が上述の刊行物による従来のハイドロ
サイクロン(曲線II)より良好な分離効率を以て、著しく小量のりジェツトで
用いられ得ることが明らかに示されている。
上述に於けるものと類似の結果が、第6−9及び11図によるハイドロサイクロ
ンで得られた。
他のテストは軽いフラクション出口13の最小の直径よりも小さい直径を有する
ブロッキング装置を用いる時は、直径が軽いフラクション出口13の直径と同じ
か又はより大きいブロッキング装置を用いる時よりも、特に低いリジェクト容量
パーセンテージの場合に於いて、より劣った分離効率が得られることを示した。
また、テストされたハイドロサイクロンに於けるベース直径が125mmをこえ
た時は効率が著しく損なわれることが見出された。
第14図は4つのサイクロンがカスケードに(段階的に)連結されているハイド
ロサイクロンプラントを示す。ポンプ及び他の必要な装置は図には示されていな
い。繊維懸濁液は導管55を通してハイドロサイクロン51へ運ばれ、これが第
一次ハイドロサイクロンないし第一次ハイドロサイクロン段である。各ハイドロ
サイクロン段は多数の平行に連結されたハイドロサイクロンを含む。以下に於い
てハイドロサイクロン又は単にサイクロンなる用語だけで−又は以上の平行に連
結されたハイドロサイクロンを示す。入って来る流れは主ハイドロサイクロンに
於いて重いフラクション出口を通って出ていくアクセプト流れと、軽いフラクシ
ョン出口13を通って出ていくリジェクト流れに分割される。リジェクトは導管
57を通って第一の回収段へ通過し、これはハイドロサイクロン52からなり、
その中で第一次ハイドロサイクロン51から到達する流れは再びアクセプト流れ
とりジェツト流れに分割される。回収画分中の第1のハイドロサイクロン52か
らのアクセプト流れは導管58を通って導管55へ通過し、後者の導管中でアク
セプト流れは第一次ハイドロサイクロンに入る繊維流れと混合される。第一の第
二次ハイドロサイクロンからの導管58中の汚染の程度は導管55を通過する懸
濁液の汚染程度と同じオーダーの大きさであるべきである。
ハイドロ勺イクロン52から出ていくリジェクトは導管59を通っ−ご回収段の
第2のハイドl′Jサイクロン53へ導かれ、そこから出てくるγり七ブトは導
管60を通過し1、−の導管内でM−次ハイドロサイクロン51から?K)られ
るリジェクトと結合される。回収段の第2のハイド−1勺・イクロン5)3から
のりジェツトは導管61を通って回収段の第13のハイドロガイクロン54へ通
過する。この第3のハ・イドロ→tイクロンに入る懸濁液は了りヤブト流れ1.
−分割され、これは導管62を通ってハイドロ勺イクロン54を去り、回収段の
′!52のハイドロサイクロン53へ戻される前に、導管59に於いて、ハイド
V」サイクロン52からのリジェクl濁液と混合される。回収段の第3のハイj
□’ uザイクl】ン54から得られたりジェツト流れは導管63を通って系を
去る。
上述の団行物によるハイドロ→J゛イクロンは本発明のハイドロガイクロンフン
よりも比較的大量のりジェツトの場合にはより良い浄化効果を提供するから、第
1の即ち第=−次ハイド[]ザサイクロンに於いて公知のハイドロガイクロンを
用いて、高度に純粋なアクセプトを得る様にすることは有利である。これは特に
入ってくる懸濁液が高い繊維含量、例えば0.6%を有する時に当てはまる。1
″、)られるリジェクト懸濁液は入ってくる懸濁液よりもよりん釈されるであろ
うから、回収段に於けるハイドロサイクロンはより低い繊維含量で働くであろう
。一つの有利な態様によれば−L述のf(1行物から公知のハイドロサイクロン
が第一次ハイドロ勺イクロンとして用いられ、本発明によるハイドロサイクロン
の−又は以上が第二次段に於いて用いられ比較により、本発明の利点を示すため
に、次の例が以下及び表11に於いて、公知例のシステム及び本発明によるハイ
ドロガイクロンを利用することにより修正されたシステムに対し与えられる。
例I
広葉樹クラフトバルブを製造するだめの公知例のシステムに於いC軽い不純物を
除去するだめの第一次ハイドロサイクロン浄化段が96、0001Jットル、・
7分の懸濁液流れを0,65%繊維濃度で供給される。
−fクセブト流れは38.1121Jットル/分で、繊維濃度1.40%であり
、フォードリニエル(Fourdrinier)マシンに供給するに適当である
。第一次段からのりジェツトは4つの第二次ハイド■ノザイクロン段のカスケー
ドへ導かれ、第1の第二次段からのアクセペトは原料希釈のために戻される。表
11に供給(フィード)データが本発明により指定されたシステムに於いては、
第一次段に対しては同じ入力及び出力特性を有し、例Iの4つの第二次段が本発
明によるハイドロサイクロンを備えた二つの第二次段と交換される。表IIより
わかるように、第二次段に於ける供給(フィード)流れの総合計はそれにより3
43.200 リットル7分から167.7601Jットル/分へと、即ち約2
のファクターだけ減少する。同時に、そして第二次段の数を半分にするに拘わら
ず、リジェクト流れは約20のファクターだけ減少される。
設備費は供給流れの総合計と概ね比例する。何故なら、より多くの供給流れは夫
々の没に於いてより多い数のハイドロガイクロンがあらねばならず、そしてより
多くの導管、より大なるポンプ能力等が必要とされる。更に動力消費は従って又
減少するであろう。それ数例は本発明が資本及び操作費用の両名に於いて実質的
な節約へ導くことを示す。
表I!
FIG、13
国際調査報告
1+I−非+−^峠”III+l1−PCT、/Sf89100389