JPH0450162A - カルシウムドープランタンクロマイト膜の製造方法及びその焼成方法並びにそれによって製造されたカルシウムドープランタンクロマイト系導電性セラミックス及びそれを利用した固体電解質燃料電池 - Google Patents

カルシウムドープランタンクロマイト膜の製造方法及びその焼成方法並びにそれによって製造されたカルシウムドープランタンクロマイト系導電性セラミックス及びそれを利用した固体電解質燃料電池

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JPH0450162A
JPH0450162A JP2158270A JP15827090A JPH0450162A JP H0450162 A JPH0450162 A JP H0450162A JP 2158270 A JP2158270 A JP 2158270A JP 15827090 A JP15827090 A JP 15827090A JP H0450162 A JPH0450162 A JP H0450162A
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JP
Japan
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lanthanum chromite
calcium
doped lanthanum
film
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Application number
JP2158270A
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English (en)
Inventor
Masashi Mori
昌史 森
Masayuki Tokiya
土器屋 正之
Tatsuya Kawada
達也 川田
Chiyuuhei Asakawa
浅川 仲平
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Central Research Institute of Electric Power Industry
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Central Research Institute of Electric Power Industry
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Publication date
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    • Y02E60/50Fuel cells
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カルシウムドープランタンクロマイト(以下
本明細書ではランタンクロマイトと略称することもある
)の膜を製造する方法及び成膜された未焼成のランタン
クロマイト膜を焼成する方法、これによって得られるカ
ルシウムドープランタンクロマイト導電性セラミックス
およびこれを用いた固体電解質燃料電池に関する。
(従来の技術) ランタンクロマイト系酸化物は、高温における化学的安
定性が優れ、イオン導電性も小さくかつ電子伝導率も高
いので、固体電解質燃料電池のセパレータ、インターコ
ネクタ、ガスディフューザー1電気炉ヒータ、MHD発
電用の電気炉等に用いる場合に好適と思われる。
例えば、円筒型の固体電解質燃料電池においては、電解
質の内側の燃料極を外側に導出するためのインターコネ
クタとして利用されている。従来、このインターコネク
タは、1400℃以上の高い温度では空気極材料のラン
タンマンガナイトが失活してしまうことから、1300
℃以下の低温で気密に焼結させることができるエレクト
ロケミカルベイバーデポジション(EVD)法によって
成膜され、円筒型に製作されている。
一方、前述の円筒型よりも高い出力密度が期待できる平
板型の開発研究も近年性われており、この平板型の燃料
電池のセパレータとしてクロムを不足させたランタンク
ロマイトの使用が考えられている。このセパレータは、
気密でかつ高い電子伝導性を有し、しかも製造容易であ
ることが必要である。
また、円筒型燃料電池の開発の経験を考慮し、作製工程
の少ない低コストな製法、安価な原料を用いることがで
きる製法、特殊な装置を必要としない製法等によりラン
タンクロマイト膜の作製を可能とすることが望まれてい
る。
セパレータ程度の膜を特殊な装置も必要なく、低コスト
で作製できる方法としては、従来、ドクターブレード成
膜法が一般的であるが、単純にランタンクロマイト粉末
のスラリーで成膜し焼成したのでは、ランタンクロマイ
ト膜が反ってしまったり、電解質面が凹凸にできていた
また、このランタンクロマイト系酸化物は、空気中にお
いて焼成するときは酸化クロムが蒸発し、これが再凝縮
する機構によって焼結するので、バルク内拡散による緻
密化の過程が阻害され、気密な焼結体を得ることができ
ない、そのために、従来は還元性ふんい気中において、
1720℃で高温焼成したり、A I 、 Cu 、 
Z n等をランタンクロマイト結晶中のBサイトへ添加
したり、アルカリ土類金属元素をAサイトまたはBサイ
トへ添加したり、フッ化物等の焼結助剤を添加する等の
ことが検討されてきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、EVD成膜法は、成膜速度が遅い上に出
発原料として高価格な塩化金属ガスを用いなければなら
ないこと等から、高価格なものになってしまい、固体電
解質燃料電池の実用化をさらに困難なものにしている。
また、従来のドクターブレード成膜法では、ランタンク
ロマイト膜が反ってしまったり、膜に凹凸ができたりし
ていた。更に悪いことには、このランタンクロマイトは
一度気密に焼結した後は、高温でも可塑性を有していな
いため、平坦なランタンクロマイトに矯正することがで
きず、平板型固体電解質燃料電池の開発を困難なものに
している。
また、従来の焼成方法では、ランタンマンガナイトが失
活しない1300℃程度の比較的低温で焼成する場合に
は気密な焼結体が得られなかったり、気密な焼結体が得
られたとしても1720℃もの高い焼成温度が必要であ
り、セパレータやインターコネクタ等の製造が容易でな
く、場合によってはランタンクロマイトの本来有する高
い導電性が得られないこともある。更に焼結助剤を用い
るときは、セパレータから焼結助剤が蒸発したりランタ
ンクロマイトの特性を損ねるなどの問題がある。
したがって、このようなセパレータを用いる固体電解質
燃料電池において、アノードとカソードにそれぞれ送ら
れる燃料ガスや酸化剤ガスが、セパレータを通してクロ
スリークし、電池の出力電圧が低下したり、セパレータ
の電子伝導性が低いために電池の内部抵抗が大きくなっ
たり、またセパレータから蒸発する焼結助剤によって共
存する他の電池材料が腐食するなどの問題があった。
本発明は、ドクターブレード法によってランタンクロマ
イトをs電性を損わず、かつ気密で平坦な膜として一度
の焼成で得られるようにするための製造方法及びそのド
クターブレード膜の焼成法を提供することを目的とする
。また、本発明は、比較的低温での焼成によって気密な
ランタンクロマイト系セラミックスの膜を得ることがで
きる焼成法を提供することを目的とする。
また、本発明は、低コストでかつ歩留りの高いランタン
クロマイト系導電性セラミックス及びそれを利用した固
体電解質燃料電池を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本発明のランタンクロマイ
ト膜の製造方法は、 L a ll−ml Ca +x+y+ Cr tl−
FI Os但し、O<x≦0.4 0<y≦0.05 y≦x で表されるランタンクロマイトの粉体500g当りに、
溶媒280〜460ml、結合剤45〜53g、可塑剤
45〜55ml、分散剤13〜18m1及び消泡剤13
〜181を加え、500〜700Q/■・secの粘度
に調整したスラリーを用いてドクターブレード法によっ
て成膜するようにしている。
また、本発明において上述の溶媒として混合比が容量比
で1:2〜2:1のトルエンとイソプロパノール混合溶
液を、結合剤としてポリビニルブチラールを、可塑剤と
してフタル酸ジ−n−ブチルを、分散剤としてノニオン
界面活性剤を、また消泡剤としてモノ−p−イソオクチ
ルフェニルエーテルをそれぞれ用いるようにしている。
また、本発明において所望形状に成形された未焼成のカ
ルシウムドープランタンクロマイト膜は、焼成過程にお
いて、1100〜1300℃の温度域において4時間以
上保持するようにしている。
更に、本発明は、上述の製法において得られたドクター
ブレード膜を、室温から120℃の温度域となるまで2
0℃/h以下好ましくは10℃/h以下の昇温速度で昇
温し、110〜130℃の温度域で2時間以上好ましく
は4時間以上保持し、120℃の温度域から360℃の
温度域となるまで20℃/h以下好ましくは10℃/h
の昇温速度で昇温し、350〜370℃の温度域で2時
間以上好ましくは4時間以上保持し、その後1100〜
1300℃の温度域においては4時間以上好ましくは1
0時間以上保持し、更に1300℃以上の温度域で4時
間以上好ましくは10時間以上保持する加熱条件で焼成
するようにしている。
また、本発明のランタンクロマイト膜の製造では、上述
の焼成工程において未焼成のランタンクロマイトの膜を
セラミックスで囲み、直接熱を当てないようにしている
また、本発明のランタンクロマイト系導電性セラミック
スは、上述の製造方法及び焼成方法を使用して製作され
たことを特徴とする。
また、本発明の固体電解質燃料電池は、上述のランタン
クロマイト膜をインターコネクタ、ガスディフューザー
あるいはセパレータとして使用されていることを特徴と
する。
尚、本明細書中において述べる「粘度」とは、撹拌式を
用いて室温において測定した値である。
ここで、カルシウムドープランタンクロマイト粉末とし
ては、 L a 1l−xl Ca l+yl Cr tl−y
l Osにおいて、0<x≦0.4.O<y≦0.05
.y≦x、好ましくは0.1≦x≦O,O<y≦0.0
3y≦xの組成領域のものが採用されている。
まな、溶媒としては、非水系の溶媒例えばアルコール系
の有機溶媒の使用が好ましく、特に混合比が容量比で1
:2〜2.1程度のイソプロパノールとトルエンの混合
溶媒液が好ましく、またその添加量はランタンクロマイ
ドラOOgあたり280〜460m1 、好ましくは3
00〜400nl 、より好ましくは320〜3801
の範囲である。この非水系の溶媒は換気、排ガスの処理
が問題となるが、グリーンシートが渇き易いためドクタ
ーブレード装置の簡略化、スラリーの粘度調節の簡単化
が可能となる。
また、結合剤の添加はグリーンシートの強度を高める。
この結合剤としては、グリーンシートの加工性、寸法安
定性に優れており、かつ分散剤・溶剤に可溶なものであ
れば使用可能であるが、好ましくは有機結合剤系のポリ
ビニルブチラールであり、まなその添加量はランタンク
ロマイト粉末500gあたり45〜53g、好ましくは
48〜53g、より好ましくは49〜52gの範囲であ
る。スラリー中の結合剤の量がそれぞれの下限値よりも
少ない場合、成膜したグリーンシートの粘度が高くなり
、キャリアーフィルムから剥がせなくなる等グリーンシ
ートの取り扱いが難しくなる。
また、可塑剤としては、ランタンクロマイト粉末の湿潤
効果(原料粒子の分散性と潤滑性の寄与)、結合剤の代
替効果乾燥シートの可塑化効果を与えるためのものでフ
タル酸エステルなどが使用されるが、このうち特にフタ
ル酸−ジ−n−ブチルが好ましく、またその添加量はラ
ンタンクロマイト粉末500gあたり、45〜55ml
、好ましくは50〜55ml、より好ましくは51〜5
41の範囲である。
分散剤としては、ノニオン界面活性剤が用いられ、その
使用量はランタンクロマイト500gあたり、13〜1
8ml、好ましくは13〜17ml、より好ましくは1
3〜151程度である。この分散剤によってランタンク
ロマイト粉末の一次粒子のファン・デル・ワールスカに
よる凝集を防ぎ分散性を向上させ、グリーンシート中の
ランタンクロマイト粒子の充填密度を高める。
消泡剤としても特に限定されるものではないが、好まし
くはモノ−p−イソオクチルフェニルエーテルであり、
その使用量は13〜18ml、好ましくは13〜17m
l、より好ましくは13〜151の範囲である。消泡剤
はスラリーを例えばボールミル等で混合する場合、気泡
が発生し充分混合できない状態になることを防ぐ役割を
もつ。
上述のスラリー調整剤特に結合剤、可塑剤、分散剤、消
泡剤の使用量は最少限度にすることが好ましく、上述の
諸条件を満したスラリーを用いて成膜したグリーンシー
ト(膜)は平坦でかつ気密に焼結し易いことを見い出し
た。スラリー調整剤が多いとグリーンシートの成形性は
良くなるが、多過ぎると焼結体が多孔性を有してしまう
からである。また、スラリー調整剤が少な過ぎると、成
形性が悪化し平坦なグリーンシートを得らない。
(作用) 上述の配合比のスラリー調整剤を加えて所望粘度に調整
したランタンクロマイトのスラリーはドクターブレード
を通過する際に所望する厚さの平坦なシート状に成形さ
れる。そして、室温から120°Cの温度域に至るまで
の範囲においては20”C/h以下以下上くは10℃/
h以下の昇温速度で昇温されることによって一部の有機
溶剤が揮発し、更に110〜130℃の温度域では昇温
せずに2時間以上好ましくは4時間以上温度を保持する
ことによって有機溶媒を緩やかに安定させて揮発させ、
溶媒のガス化による空孔の発生を阻止する。
次いで、この120℃の温度域から360℃の温度域に
至るまでの範囲においては20℃/h以下好ましくは1
0℃/h以下の昇温速度で昇温することによって一部の
スラリー調整剤が燃焼し、350〜370℃の温度域で
昇温せずに2時間以上好ましくは4時間以上その温度を
保持する間にスラリー調整剤を安定に燃焼させる。その
後、1100〜1300℃の温度域では4時間以上好ま
しくは10時間以上保持することによって融体を作りだ
し可塑性を呈する。この融体を作りだした状態は第4図
の電子顕微鏡写真のような状態である。これによってラ
ンタンクロマイト膜は歪をなくして平坦で均一な厚みと
なる。更に、1300℃以上で4時間以上好ましくは1
00時間以上温を保持することによってランタンクロマ
イト膜は緻密に焼成される。
このランタンクロマイト系セラミックスは組成式L a
 N−zl Ca +x+yl Cr fl−yl O
sで示される固溶体で、その組成式中のx、yの値がO
<x≦0.4.0<y≦0.05.y≦xを満足すると
きには、このX13’の組成を有するペロブスカイト単
一相が得られる。x、yが上述の値を満足しないときは
、このような組成のペロブスカイト単一相は得られず、
ペロブスカイトの他酸化ランタン(La203 )や酸
化カルシウム(Cab)等の相が現れ、多相共存の状態
となる。
L a fl−ml Ca +x+yl Cr 1−F
I Ox系固溶体は電気伝導性にも優れる性質を有する
が、CaOやLa2O5は電気伝導を阻害し、x、yの
いずれかの値が上述の値を満足しないときには焼結度が
著しく悪化し、ガス透過を妨げる焼結度94%未満とな
る。
(実施例) 次に本発明の構成を図面に示す実施例等に基づき詳細に
説明する。
ランタンクロマイト膜は、ランタンクロマイト粉体を可
塑剤、結合剤、消泡剤の機能性添加物を含む溶媒中に懸
濁させた粘度の高いスラリー(混しよう)を調整し、こ
れをドクターブレード法によって均一な厚さのグリーン
シートに成膜した後焼成することによって得られる。
ドクターブレード法において用いられるスラリーを調整
するには、まず、酸化ランタン(La208)と炭酸カ
ルシウム(CaCOs )と酸化クロム(Cr20s 
)を次の(1)式で示す所定の割合となるように配合し
て粉砕混合し、空気中において所定温度、例えば9〜1
100℃で、約10時間で焼成して粉径約11a1程度
のカルシウムドープランタンクロマイトの原料粉末を調
整する。
L a Cr −ml Ca Cx+y+ Cr tl
−yl Os °°’ (1)但し、O<x≦0.4 0<y≦0.05 y≦x このランタンクロマイト粉体に、溶媒に予め溶解してな
る結合剤を加える。そしてボールミル等によって撹拌混
合し、ここに可塑剤を添加してボールミル等によってさ
らに撹拌混合し、さらに消泡剤を添加した後、減圧器等
の内部に静置保持するなどして脱泡することによりスラ
リーを得る。
なお、このようなスラリーの調整工程において、真空脱
泡によりスラリーを所望の粘度例えば500〜700g
/3・SeCに調整する。
ここで、溶媒としては、非水系のイソプロパノール[(
株)片山化学、−級]とトルエン[(株)片山化学、特
級]の混合溶液を使用した。また、結合剤としては、ポ
リビニルブチラール[(株)槽水化学工業、5−LEC
,BM−11を用いた。
可塑剤としては、フタル酸−ジ−n−ブチル[(株)ナ
カライテスク、−級コを用いた0分散剤(界面活性剤)
としては、ノニオン界面活性剤[(株)日本油脂、魚油
、0P−83RAT]を用いた。
消泡剤としては、モノーp−iso−オクチルフェニル
エーテル[(株)ナカライテスク、 Triton X
−100゜用途別特性試薬]を用いた。それらの使用量
はランタンクロマイト500gあたり、溶媒が280〜
460ml、結合剤が45〜53g、可塑剤が45〜5
5−ml、分散剤が13〜18ml、消泡剤が13〜1
81の範囲である。
このようにして調整された所望の組成および粘度を有す
るスラリーは、次にドクターブレード装置において所望
の厚さのグリーンシート(高分子化合物を結合剤とする
緻密で柔軟なテープ)に成形される。ドクターブレード
装置のスラリータンクに装填されたスラリーは、ドクタ
ーとよばれるナイフェツジに厚みを規制されて、所定の
速度で移動する搬送テープ上に展開され、搬送テープに
乗ってドクターブレード装置内を移動しながら、ヒータ
等による加熱によって乾燥させられ、装置端部において
搬送テープより剥離されてグリーンシートとして保形さ
れる。尚、ドクターブレード装置としては、2段式のド
クターを備えたものが望ましく、IP!i目のブレード
でキャストされたスラリーを2段目のブレードでさらに
高精度の膜厚に仕上げる。
そして、このようにして所望形状に成形された未焼成の
カルシウムドープランタンクロマイト膜を一定の焼成条
件例えば焼成する過程において1100〜1300℃の
温度域において4時間以上好ましくは10時間以上保持
することによって融体をつくり出し平坦に成形するよう
にしている。
更に、本発明は、室温から120℃の温度域となるまで
20℃/h以下好ましくは10℃/h以下の昇温速度で
昇温し、110〜130℃の温度域で2時間以上好まし
くは4時間以上保持し、120℃の温度域から360℃
の温度域となるまで20℃/h以下好ましくは10℃/
h以下の昇温速度で昇温し、350〜370°Cの温度
域で2時間以上好ましくは4時間以上保持し、その後1
100〜1300℃の温度域において4時間以上好まし
くは10時間以上保持し、更に1300℃以上の温度域
で4時間以上好ましくは10時間以上保持する加熱条件
で焼結して緻密で平坦なランタンクロマイト膜を得る。
このようにして得られたランタンクロマイト膜は、後述
の通り気密でかつ平坦なものであるために、種々の分野
、例えば固定電解質燃料電池のセパレータ、ガスディフ
ューザー、インターコネクタ等に好適に応用されるが、
特に平板型固体電解質燃料電池のセパレータ、ガスディ
フューザーインターコネクタとして好適である。
第1図に平板型固体電解質燃料電池のセパレータとして
構成した一例を分解斜視図で示す。燃料電池は、平板の
単電池1とセパレータ4をスペーサ2.3を介して交互
に積重ね、単電池1とセパレータ4とによって形成され
る空気供給用空間5と燃焼ガス供給用空間6とに燃焼ガ
スと空気が夫々燃料ガス供給パイプ7と空気供給パイプ
8を介して夫々供給される。更に、単電池1は固体電解
質9の表面側と裏面側に空気極10と燃料極11を形成
して成る。このような燃料電池のセパレータ4として本
発明に関わるランタンクロマイト膜は使用される。
また、平板型固体電解質燃料電池の他の実施例として第
2図に示すようなものもある。この平板型固体電解質燃
料電池は、単電池1とガスデイフユーザ12.13を表
裏両面に有するセパレータ4とを交互に積層して成るも
のである。ガスデイフユーザ12.13はランタンクロ
マイト系セラミックスに渭14を形成したものであり、
この溝14内を通って燃料ガス及び空気が燃料極及び空
気極に供給される。
更に、第3図に円筒型の固体電解質燃料電池の一実施例
を示す、この円筒型電解質燃料電池は円筒型の支持体2
0の周りに空気極21と固体電解質22と燃料極23と
を同心状に形成し、固体電解質22と燃料極23とを分
断するように空気極21上に形成されたインターコネク
タ24によって空気極21fllllの電流が取り出さ
れるように設けられている。インターコネクタ24と燃
料極23との間には電気的絶縁のために溝25が設けら
れている。空気は支持体20の内側を流れ、多孔質の支
持体20を通って空気極21に供給される。
(以下余白) 栗l目i上 出発物質に酸化ランタン(L a20s )を、炭酸カ
ルシウム(CaCO,)を、酸化クロム(Cr20s)
を所定のモル比として粉混ぜ法により混合し、1000
℃、20時間で焼成した。そして、x=0.3.y=0
.32、平均粒径1−のカルシウムドープランタンクロ
マイト原料粉末を得た。このランタンクロマイトの粉体
とスラリー調整剤とを第1表に示す割合で混合したスラ
リーを得た。
溶媒 結合剤 可塑剤 分散剤 消泡剤 第1表 ランタンクロマイト1500 トノ112士イソプロパノール 3601(混合比1.
2〜2:1) ポリビニルブチラール     48Qフタル酸ジーn
−ブチル     501ノニオン界面活性剤 (0P−83R八T)            13m
1モノ−p−iso−オクチルフェニルエーテル3m ランタンクロマイト粉末とスラリー調整剤を回転式ボー
ルミルで40時時間音した後、真空脱泡し、有機溶媒の
蒸発により粘度調整を行い、粘度600 Q/C1a・
secのドクターブレード法に用いるスラリーとした。
混合は、ボールミル(凸材工業製)がアルミナ製、ボー
ルが部分安定化ジルコニア製のものを用い、原料のスラ
リーをボールミルの容積の1/3、大きさが異なるボー
ル(直径0゜5〜2.5c*)を同じ<1/3、残りの
1/3を空間とし、スラリーが良く混合されるように配
慮して行った。ボールミルの回転速度は、約60rpl
とした。
(以下余白) 太l自」λ 実施例1で用いたランタンクロマイト粉体を第2表に示
すスラリー調整剤で混合してスラリーを得、これを実施
例1と同じ条件で粘度調整を行うと共に混合しな。
犬l自」旦 実施例1で用いたランタンクロマイト粉体を第3表に示
すスラリー調整剤で混合してスラリーを得、これを実施
例1と同じ条件で粘度調整を行うと共に混合しな。
第2表 ランタンクロマイト 500 溶媒  トルエン+イソプロパノール 4401(混合
比1:2〜2:1) 結合剤 ポリビニルブチラール     48Q可塑剤
 フタル酸ジ−n−ブチル     501分散剤 ノ
ニオン界面活性剤 (0P−83RAT )      13 l消泡剤 
モノーp−iso−オクチルフェニルエーテル(以下余
白) 第3表 ランタンクロマイト1500 溶媒  トルエン+イソプロパノール 300m1(混
合比1:2〜2;1) 結合剤 ポリビニルブチラール     53g可塑剤
 フタル酸ジ−n−ブチル     55−1分散剤 
ノニオン界面活性剤 (OP−83RAT)      15mlml消泡上
ノーp−iso−オクチルフェニルエーテルこの製造法
により、作製したランタンクロマイト膜は、平坦かつ気
密性に優れ、このランタンクロマイトを用いた固体電解
質型燃料電池も高性能を有することを見出した。
斯くして得られたグリーンシートを、アルミナ等のセラ
ミックスによって四方を囲み、第4表及び第5表の焼成
条件、若しくは第6表及び第7表の焼成条件で焼成して
ランタンクロマイト膜を得た。
第4表(脱脂条件) 室温〜130℃  13時間かけて昇温(10℃/h以
下で昇温) 130℃    13時間保持 130〜370℃  24時間かけて昇温(10℃/h
以下で昇温) 370℃    4時間保持 370℃〜室温  10時間かけて冷却(以下余白) 第5表(焼成条件) 室温〜1100℃  11時間かけて昇温(10℃/h
以下で昇温) 1100℃   10時間保持 1100〜1500℃  4時間かけて昇温(100℃
/h以下で昇温) 1500℃   10時間保持 1500℃〜室温  10時間かけて冷却面、脱脂工程
と焼成工程とは本実施例の如く別々に実施しても良いが
、通常は連続的に行なわれる。
第6表(脱脂条件) 室温〜110℃  11時間かけて昇温(10℃/h以
下で昇温) 110℃    4時間保持 110〜350°C24時間かけて昇温(10℃/h以
下で昇温) 350 ’C4時間保持 350℃〜室温  10時間かけて冷却第7表(焼成条
件) 室温〜1100℃  11時間かけて昇温(100℃/
h以下で昇温) 1100℃   10時間保持 1100〜1500℃  4時間かけて昇温(100℃
/h以下で昇温) 1500℃   10時間保持 1500℃〜室温  10時間かけて冷却実験は、非水
系のイソプロパノール(x)とトルエン(y)の混合溶
液を用い、その混合比(体積比)がx : y=2〜1
:1〜2の領域で行ったが、その領域においては他のス
ラリー調整剤が同じ条件でもグリーンシートにその差異
が見出されなかった。他のスラリー調整剤の結合剤、可
塑剤、分散剤、消泡剤の使用量は最少限度にすること、
焼成工程では試料をアルミナ等のセラミックスで回りを
囲み直接試料に熱を当てないことがランタンクロマイト
ドクターブレード膜を平坦に焼成し易いことを見出した
。この理由は、スラリー調整剤が多過ぎると焼結体が多
孔性を有してしまうためと焼結途中のセラミックスは不
均一な温度に過敏に反応し、電解質膜が歪みやすいなめ
である。
また、セラミックスの焼成条件は昇・降温速度が速い場
合、焼結していないセラミックス成形体に割れやひびが
生じ、良品率が極端に低くなる。
また、1100〜1300℃の温度領域で4時間以上好
ましくは10時間以上の温度保持を行なわなければ、セ
ラミックスを平坦で均一厚さに成形するために十分な融
体を作りだすことができない。
第4表と第5表及び第6表と第7表に示した焼成条件は
焼成後8cn程度の大きさまでのランタンクロマイトド
クターブレード膜の製作に好適な条件ではあるが、特に
これに限定されるものではなく、この程度の昇・降温で
平坦な焼結体が得られる条件であり、この速度よりも遅
い場合も全く問題ない、また、より多きな成形品を焼成
する場合には、より遅い昇・降温速度で脱脂を行う必要
があると考えられる。
(以下余白) 栗」白肌ユ 実施例1において得られたランタンクロマイト粉末を第
8表に示すスラリー調整剤で混合してスラリーを得る。
犬l自引旦 実施例1において得られたランタンクロマイト粉末を第
9表に示すスラリー調整剤で混合してスラリーを得る。
第8表 溶媒  トルエン士イソプロパノール 3601結合剤
 ポリビニルブチラール     53g可塑剤 フタ
ル酸ジ−n−ブチル     55+1分散剤 ノニオ
ン界面活性剤 (0P−83R^T)      15111消泡剤 
モノーp−iso−オクチルフェニルエーテル第9表 溶媒 結合剤 可塑剤 分散剤 消泡剤 00g トルエン士イソプロパノール 30011ポリビニルブ
チラール     48gフタル酸ジ−n−ブチル  
   50IMノニオン界面活性剤 (0P−83R^T)      1311モノ−p−
180−オクチルフェニルエーテル上述の組成のランタ
ンクロマイト粉末とスラリー調整剤を回転式ボールミル
により40時間程度混合した後、真空脱泡により600
g/(2)・sec程度の粘度に調整した後、ドクター
ブレード法により成膜した。
犬l自肌旦 実施例1において得られたランタンクロマイト粉末を第
10表に示すスラリー調整剤で混合してスラリーを得る
第10表 溶媒  トルエン士イソプロパノール 440i結合剤
 ポリビニルブチラール     53g可塑剤 フタ
ル酸ジ−n−ブチル     5511分散剤 ノニオ
ン界面活性剤 (0P−83R^T)      15m消泡剤 モノ
ーp−iso−オクチルフェニルエーテル成膜したグリ
ーンシートは、アルミナ等のセラミックスにより四方を
囲んで次の第11表及び第12表の条件、若しくは第1
3表及び第14表の条件で焼成工程にかけられた。
(以下余白) 第11表(脱脂条件) 室温〜110℃  11時間かけて昇温く10℃/h以
下で昇温) 4時間保持 24時間かけて昇温 (10℃/h以下で昇温) 4時間保持 10時間かけて冷却 110℃ 350℃ 110〜350 ℃ 350℃〜室温 第1 室温〜1300℃ 1300℃ 1300〜1500°C 1500℃ 1500℃〜室温 2表(焼成条件) 13時間かけて昇温 く100°C/h以下で昇温) 10時間保持 4時間かけて昇温 (100°C/h以下で昇fA) 10時間保持 10時間かけて冷却 (以下余白) 第13表(脱脂条件) 室温〜130℃  13時間かけて昇温(10℃/h以
下で昇温) 4時間保持 24時間かけて昇温 く10℃/h以下で昇温) 4時間保持 10時間かけて冷却 130℃ 370℃ 130〜370 ℃ 370℃〜室温 第14表(焼成条件) 室温〜1300℃  13時間かけて昇温(100℃/
h以下で昇温) 1300°c    io時間保持 1300〜1500°C4時間がけて昇温(100℃/
h以下で昇温) 1500″C10時間保持 1500℃〜室温  10時間かけて冷却これらの結果
から、前述のスラリー調整剤を含みかつ上述の焼成条件
を満したドクターブレード膜は、燃料ガスや空気を通さ
ない緻密な膜であると共に導電率が他の製法で作製され
ているものと同程度以上であり、かつ平坦に形成できる
ため、固体電解質燃料電池の電解質に採用する場合、電
解質中におけるクロスリークが全くなくかつ出力電流密
度が従来品よりも優れた特性を示すことが理解できる。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、本発明によると、ドク
ターブレード法によって反りのない平坦なランタンクロ
マイト膜を成膜できる。また、本発明は、融体ができる
ことを利用して焼成するようにしているので、気密性に
優れかつ平坦なランタンクロマイト膜を一回のみの比較
的低温における焼成によって、短時間、低コストで製作
し得る。
したがって、固体電解質燃料電池、その他のランタンク
ロマイト導電性セラミックスの高温作動体の実現に大き
く寄与するものである。
また、このランタンクロマイト膜は気密性に優れかつ導
電率も高いことから高温での作動が要求される種々の用
途に適用でき、例えば固体電解質燃料電池のセパレータ
、インターコネクタ、ガスディフューザーとして使用す
る場合に好適であり、かつこれらを使用した固体電解質
燃料電池は実用性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平板型固体電解質燃料電池の一例を示す分解斜
視図である。 第2図は平板型固体電解質燃料電池の他の実施例を概略
的に示す拡大斜視図である。 第3図は円筒型固体電解質燃料電池の一例を示す斜視図
である。 第4図は本発明のカルシウムドープランタンクロマイト
の組織を示す電子顕微鏡写真である。 岱1図 ↑ 4・・・セパレータ、12.13・・・ガスデイフユー
ザ、24・・・インターコネクタ。 特許出願人  工 業 技 術 院 長財団法人 電力
中央研究所

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)La_(_1_−_x_)Ca_(_x_+_y
    _)Cr_(_1_−_y_)O_3但し、0<x≦0
    .4 0<y≦0.05 y≦x で表されるカルシウムドープランタンクロマイトの粉体
    500g当りに、溶媒280〜460ml、結合剤45
    〜53g、可塑剤45〜55ml、分散剤13〜18m
    l及び消泡剤13〜18mlを加え、500〜700g
    /cm・secの粘度に調整したスラリーを用いてドク
    ターブレード法によって成膜することを特徴とするカル
    シウムドープランタンクロマイト膜の製造方法。
  2. (2)溶媒として混合比が容量比で1:2〜2:1のト
    ルエンとイソプロパノール混合溶液を、結合剤としてポ
    リビニルブチラールを、可塑剤としてフタル酸ジ−n−
    ブチルを、分散剤としてノニオン界面活性剤を、また消
    泡剤としてモノ−p−イソオクチルフェニルエーテルを
    それぞれ用いることを特徴とする請求項1に記載のカル
    シウムドープランタンクロマイト膜の製造方法。
  3. (3)所望形状に成形された未焼成のカルシウムドープ
    ランタンクロマイト膜を焼成する過程において1100
    〜1300℃の温度域において4時間以上保持すること
    を特徴とするカルシウムドープランタンクロマイト膜の
    焼成方法。
  4. (4)請求項1記載の製法によって得られた未焼成のカ
    ルシウムドープランタンクロマイト膜を、室温から12
    0℃の温度域となるまで20℃/h以下の昇温速度で昇
    温し、110〜130℃の温度域で2時間以上保持し、
    120℃の温度域から360℃の温度域となるまで20
    ℃/h以下の昇温速度で昇温し、350〜370℃の温
    度域で2時間以上保持し、その後1100〜1300℃
    の温度域において4時間以上保持し、更に1300℃以
    上の温度域で4時間以上保持する加熱条件で焼成したこ
    とを特徴とするカルシウムドープランタンクロマイト膜
    の焼成方法。
  5. (5)請求項3又は4記載の焼成方法において前記未焼
    成のカルシウムドープランタンクロマイト膜をセラミッ
    クスで囲み、直接熱を当てないことを特徴とするカルシ
    ウムドープランタンクロマイト膜の焼成方法。
  6. (6)請求項3ないし5のいずれかに記載の焼成方法に
    よって焼成されたことを特徴とするカルシウムドープラ
    ンタンクロマイト系導電性セラミックス。
  7. (7)請求項6に記載のカルシウムドープランタンクロ
    マイト系導電性セラミックス膜をセパレータとして使用
    することを特徴とする固体電解質燃料電池。
  8. (8)請求項6に記載のカルシウムドープランタンクロ
    マイト系導電性セラミックス膜をインターコネクタとし
    て使用することを特徴とする固体電解質燃料電池。
  9. (9)請求項6に記載のカルシウムドープランタンクロ
    マイト系導電性セラミックス膜をガスディフューザーと
    して使用することを特徴とする固体電解質燃料電池。
JP2158270A 1990-06-16 1990-06-16 カルシウムドープランタンクロマイト膜の製造方法及びその焼成方法並びにそれによって製造されたカルシウムドープランタンクロマイト系導電性セラミックス及びそれを利用した固体電解質燃料電池 Pending JPH0450162A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7839274B2 (en) 2006-05-31 2010-11-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire risk judging device of wheel assembly for vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7839274B2 (en) 2006-05-31 2010-11-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire risk judging device of wheel assembly for vehicle

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