JPH04501667A - メタンモノオキシゲナーゼを産生するメタン酸化菌を用いるハロゲン化炭化水素の分解法 - Google Patents
メタンモノオキシゲナーゼを産生するメタン酸化菌を用いるハロゲン化炭化水素の分解法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
メタンモノオキシゲナーゼを産生するメタン酸化菌を用いるハロゲン化炭化水素
の分解法
発明の分野
この発明は、トリクロロエチレン(TCE)を含むハロゲン化炭化水素化合物の
生物分解法であって、可溶性メタンモノオキシゲナーゼまたは可溶性メタンモノ
オキシゲナーゼを含むメタン酸化性細菌を利用する方法に関するものである。
発明の背景
ハロゲン化炭化水素化合物は、化学処理産業の大量生成物である。
例えば、600万メートルトンを越えるトリクロロエチレン(TCE)、tトラ
クロロエチレン(PCE)、)ジクロロエタン、四塩化炭素(CT)およびクロ
ロホルム(CF)が(アメリカ合衆国)毎年生産されている。地下水から最も頻
繁に見出される上記ハロゲン化炭化水素化合物は、低分子量脂肪族ハロゲン化炭
化水素:TCE、ジクロロエタン(DCA)、)ジクロロエタンおよびPCEで
ある。TCEを含むこれらの脂肪族ハロゲン化炭化水素化合物の多くは、アメリ
カ合衆国環境保護局により優先汚染物質として列挙され、既知または被疑発癌性
物質および突然変異誘発物質である。また、ハロホルム(メタンのハロゲン化誘
導体)は地下水および飲用水から検出されることが多い。ハロホルムには上水道
の塩素化処理中に生成されるものもあるが、不適当な処理技術または偶発的流出
もまた、これらのハロホルムの存在に関与し得る。
上記ハロゲン化炭化水素化合物の幾つかは、好気性水面下環境での生物分解に耐
性を示すか、またはそれらの生物学的変換は嫌気性条件下で不完全である。例え
ば、嫌気性条件下では、TCEおよびPCEにおいて、原汚染物質と同程度また
はそれ以上の問題である化合物の塩化ビニルへの部分的生物変換が行なわれるこ
とが知られている。ウィルソンおよびウィルソン、アプライド・アンド・エンバ
イアロンメンタル・マイクロバイオロジー、49:242−243(1985)
。
これらのハロゲン化炭化水素化合物により汚染された地下水の最新再生利用技術
では、水をポンプで表面へ汲み揚げ、曝気塔において汚染物質を取り除くか、ま
たは吸着剤で汚染物質を除去する。前の方法につい−Cは認められていない州も
あり、また後の方法は費用が高くつき、将来の問題を生じ得る濃縮毒性物質の生
成を伴う。
別の再生利用方法において、アセテート分解性メタン生成細菌は、ハロゲン化炭
化水素化合物を分解することが報告されている。クロロホルム(CF)、ブロモ
ジクロロメタン(BDCM)、ジブロモクロロメタン(B D CM)、ブロモ
ホルム(BF)、四塩化炭素(CT)、1゜1.1−1−IJりoo−1’ン(
1,1,1−TCA)、1 、1 、2 、2−アトラクロロエタン(1,1,
2,2−TECE)およびPCEは全て、メタン生成混合細菌培養物を接種した
培地中−次基質とし、で使用されたrセテー トを含む嫌気性カラムを用いたメ
タン生成条件下で実質的に分解される。2日間の保持時間によるこれらの条件下
で操作された連続流固定フィルム実験室規模カラムにより、約15−40μg/
lの範囲のカラム注入濃度で存在するこれらの化合物が実質的に除去された。C
F、1.1.1−TCAおよび1.1.2.2−TECEを著しく除去するのに
要求される順化期間は約lO週間であった。
ブウエアおよびマツカーティー、アプライド・アンド・エンバイアロンメンタル
・マイクロバイオロジー、45:1286−1294(1983)。
また、他の嫌気性細菌も、ハロゲン化炭化水素含有化合物を分解することが知ら
れている。例えば、嫌気性細菌メタノバクテリウム・チル七アウトトロフィクム
およびディー・アウトトロフィクムは、四塩化炭素をジーおよびトリクロロメタ
ンに変換し、他の塩素化脂肪族化合物を部分的に脱ハロゲン化することが示され
た。エグリ等、F E M S マイクロバイオロジー ・レター、43:25
7−261(1987)。上記結果は、メタン生成性または他の嫌気性細菌の使
用による全ハロゲン化炭化水素の完全分解が商業的に実行不可能であることを示
している。これらの微生物は、低い初濃度のハロゲン化炭化水素の場合でさえハ
ロゲン化炭化水素崩壊の速度が遅く、嫌気性条件が要求される場合には機能しに
くい。
さらに、クロロホルムは、好気性生物「メチロコックス・カブス゛ ラッス」バ
スにより細胞1グラム当たり35ナノモル/分の速度で酸化される。ヒギンズ等
、「ネイチャー」、286:561−564(1980)、ハーバ−等、「サイ
エンス」、221:1147−1153(1983)。「メチロコックス・カプ
スラツス」バスにより酸化されなかった他のハロホルム(ただし、四塩化炭素を
除く)の場合も同様の速度での分解が観察された。ヒギンズ等、前出、ハーバ−
等、前出。
ある種のメタン酸化性細菌は、塩素化ハロホルムおよびハロゲン化炭化水素化合
物を分解することが知られている。例えば、3週間空気中0.6%天然ガス(主
としてメタン)の表面混合物にさらされ、3週間の順化期間の最後にカラム流入
水に150μg/lの平均濃度で加えられたTCEを含む水を有する土壌カラム
の場合、土壌を通過するのは適用されたTCHの5%未満であった。ウィルソン
およびウィルソン、前出。また、湿地から分離されたメタン利用性混合培養物は
、最近、TCE、塩化ビニル、塩化ビニリデンおよびジクロロエチレンを二酸化
炭素へ完全に酸化することが示されている。
7オーゲル等、Appl、 Env、 Microbiol、、51ニア2O−
724(1986)。しかしながら、7オーゲル等により報告されたTCE分解
速度は非常に遅く、細胞1グラム当たり約2.5マイクロモル/時間であった。
さらに、テトラクロロエチレンは混合培養物により酸化されなかった。
上記試験は、幾つかの塩素化ハロホルムおよびハロゲン化炭化水素化合物が適当
な条件下で好気性/嫌気性の組み合わせインキュベージジンにより分解可能であ
ることを示している。しかしながら、ハロゲン化炭化水素化合物、例えばTCH
の急速な分解に関するメタン酸化性細菌またはメタノドロア (methano
troph)の真の可能性はまだ開発されていない。例えば、TCEをウィルソ
ンおよびウィルソン(前出)により使用された土壌カラムに加えた場合、土壌は
、3週間天然ガス混合物に先に順化していた。同様に、ブウェアおよびマツカー
ティー試験において1.1.1−TCAおよび1.1.2.2−TECEの顕著
な除去に要求される順化期間は約10週間であった。
偏性メタノドロアは、メタン以外の化合物の代謝からはエネルギーを一切引き出
さないことがかなり前から知られている。ハーバ−等、前出、ヒギンズ等、前出
。しかしながら、メタノドロアは多くの炭化水素化合物を分解することができる
。広い範囲の化合物に対するメタノドロアの酸化能力は、メタノドロアにより産
生される酵素、メタンモノオキシゲナーゼ(MMO)の特異性の欠如と関連して
いる。ハーバ−等、前出、ヒギンズ等、前出。メタノトロフィック細菌のMMO
系は、0□の開裂およびメタンへの一酸素原子の取り込みによるメタノールの生
成を触媒する。
メタノトロフィック細菌のMMO系は、生長条件により可溶性または粒子(すな
わち、膜結合)形態で存在し得る。プロウス等、「ジャーナル・オブ・ジェネラ
ル・マイクロバイオロジーJ、l 30:3327−3333(1984)は、
メタノトロフィック細菌メチロシヌス・トリコスポリウムOB 3b(Mt O
B 3b)の生長中における銅利用能が、そのMMOの細胞内の位置(すなわち
、MMO活性が細菌の粒子または可溶性7ラクシヨンに位置するか否か)を決定
することを報告しI;。しかしながら、メタノトロフィック細菌細胞がMMOの
膜結合(粒子)形態のみを同化する傾向は、可溶性MMOの大量精製において繰
り返し発生する問題となっている。フォックスおよびリプスコム、「バイオケミ
カル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ」、154
:165−170(1988)。プロウス等(前出)は、粒子MMOが芳香族ま
たは脂環式炭化水素化合物を酸化し得ない点で、MtOB3bのMMOの粒子形
態は酵素の可溶性形態とは異なることを報告した。MtOB3bのMMOの粒子
および可溶性形態は、両方ともメタン、プロペンおよび様々なn−アルカン類を
酸化することが示された。
しかしながら、現在までに、メタノトロフィック細菌の分解能力、特にこれらの
細菌により産生されたMMOの可溶性形態の分解能力を充分に開発することによ
り、急速かつ完全にハロゲン化炭化水素化合物を分解した者はいない。例えば、
現在までに報告されたメタノトロフィック細菌によるTCE分解速度は満足でき
ないほど遅いため、商業用途には非実用的である。最適条件下で報告されたTC
E分゛解速度は、細胞1グラム当たり100マイクロモル/時間を僅かに越える
。フォーゲル等、前出、ネルソン等、アプライド・アンド・エンバイアロンメン
タル・マイクロバイオロジー、54:604−606(1988)、ネルソン等
、アプライド・アンド・エンバイアロンメンタル・マイクロバイオロジー、52
:383−384(1986)。過去の試験で報告されたTCHに対するメタノ
トロフィック攻撃の時間推移は、TCEが細菌細胞またはTCE分解で機能する
酵素に対して何等かの形で毒性を示すことを示唆している。
従って、MMOの可溶性形態の使用または可溶性MMOを産生ずる方法で培養さ
れたメタノトロフィック細菌の使用による、ハロゲン化炭化水素化合物、例えば
TCEを急速かつ完全に分解する方法が要望されている。
発明の要旨
本発明は、ハロゲン化炭化水素化合物の微生物分解法を提供する。
この方法は、ハロゲン化炭化水素化合物、例えばTCEを細胞1グラム当t−り
約500〜約10000マイクロモル、7時間の速度で完全に分解するのに有効
な量のメタン酸化性細菌を上記ハロゲン化炭化水素化合物に接触させることを含
む。メタン酸化性細菌は連続培養条件下で培養され、上記細菌を、空気とメタン
が各々約25:l−1:10の割合で含まれている気体混合物の連続流にさらす
。連続培養細菌は、可溶性メタンモノオキシゲナーゼ(MMO)を産生する。
好ましくは、本発明によるハロゲン化炭化水素分解速度は、細胞1グラム当たり
約1000〜約9000マイクロモル/時間である。
好ましい態様において、我々は、メチロシヌス・トリコスポリウム0B3b細胞
の乾燥重量1グラム当たり2000〜4000マイクロモルフ′時間のTCE分
解速度を達成した。本発明は、1ooo。
マイクロモル/l以下の初濃度で存在するハロゲン化炭化水素の分解法を提供し
、好ましくは痕跡量のTCEから約1000マイクロモル/lまでの初濃度での
ハロゲン化炭化水素化合物、例えばTCEの分解法を提供する。さらに、連続培
養細胞は、他の試験で要求される細胞密度よりかなり低い細胞密度での可溶性M
MOを産生ずさらに、好ましい態様において、メチロシヌス・トリコスボリウム
細胞は、約0.10g/l〜約20g/lの量、最も好ましくは約0゜2〜2.
0g/lの量で使用される。連続培養に使用される空気/メタン混合物は変化し
得る。我々は、好ましくは、TCEの分解は、メタンが約1〜約20%飽和の量
で存在する場合に刺激されることを見出した。
この方法は、それが急速かつ完全にハロゲン化炭化水素化合物、例えばTCEを
分解する点で有利である。メタン酸化性細菌を培養するために本発明で使用され
る連続培養条件は、TCE濃度が顕著な場合に細菌によるTCEの完全な分解を
確実にする。さらに、これらの連続培養条件の利用により、充分な量のMMO可
溶性形態を産生するメタン酸化性細菌が生成される。本発明の連続培養条件を用
いると、培養細胞中のMMOの量は乾燥細胞重量の約5〜30%である。
また、本発明は、ハロゲン化炭化水素化合物を完全に分解し得るメタン酸化性細
菌の培養方法を提供する。この方法では、メタン酸化性細菌を連続培養すること
により、細菌によって、ハロゲン化炭化水素化合物の完全分解に有効な量の可溶
性MMOを産生させる。
連続培養条件には、空気とメタンを約25:1〜約l:20、好ましくは約10
:1〜約1:2、および最も好ましくは約2.1:1の比率で含む気体混合物へ
の暴露が含まれる。好ましくは、培養細胞中のMMOの量は、乾燥細胞重量の約
5%〜約30%である。
さらに、本発明は、メタンモノオキシゲナーゼを用いたハロゲン化炭化水素化合
物の分解方法であって、メタン酸化性細菌を連続培養し、そこから可溶性メタン
モノオキシゲナーゼを分離し、可溶性メタンモノオキシゲナーゼを精製すること
により精製成分レダクターゼ、成分Bおよびヒドロキシラーゼを得、精製成分を
ハロゲン化炭化水素化合物の水性スラリーに加えることにより混合物を形成させ
、ハロゲン化炭化水素化合物の完全分解に充分な時間混合物を反応させることを
含む方法を提供する。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な記載および請求の・ 範囲から明
白になるはずである。
図面の簡単な記載
図1は、2つの異なる細菌細胞密度値で測定された、連続培養MtOB3bによ
るTCE分解の時間推移を示す図である。
図2は、異なるレベルのメタンの存在下での連続培養MtOB3bによるTCE
分解の時間推移を示す図である。
図3は、本発明による培養物の培養に使用されるタイプの恒成分培養槽の組立図
である。
図4は、本発明による培養物の培養に使用されるタイプの恒成分培養槽生長フラ
スコの頭部を示す。
図5は、本発明による培養物の培養に使用されるタイプの恒成分培養槽生長フラ
スコの本体を示す。
発明の詳細な記載
ハロゲン化炭化水素含有化合物
本発明は、ハロゲン化炭化水素化合物を急速かつ完全に分解する方法を提供する
。本発明は好ましくはトリクロロエチレン(TCE)の分解方法を提供するが、
本発明方法により分解され得る他のハロゲン化炭化水素としては、テトラクロロ
エタン、テトラクロロエチレン(PCE)、l−ジクロロエタン、ジクロロエタ
ン(DCA)およびクロロホルムがあるが、これらに限定されるわけではない。
本発明の好ましいハロゲン化炭化水素化合物であるTCE(1,1゜2−トリク
ロロエテン)は、化学構造HCIc −CC12を有する脂肪族ハロゲン化炭化
水素である。TCEは、主に耐火性溶媒として業界では使用される。それは、ア
ルカリによりアセチレンブトラフロリドから1分子の塩化水素を除去することに
より製造され得る。
メタノトロフィック細菌
本発明では、メタン酸化性細菌を利用することにより、上記ハロゲン化炭化水素
含有化合物を分解する。好ましくは、メチロシヌス・トリコスポリウムOB 3
b(Mt OB 3b)株の細菌を用いて、酵素メタンモノオキシゲナーゼ(M
MO)の可溶性形態が生成される。MMOを産生する他のメタン酸化性細菌も本
発明において有用であり得る。これらの他の細菌としては、メチロシヌス・スボ
リウム、メチロシナス・バルブスおよびメチロモナス、メチルバクターおよびメ
チロコックス属の他の種類があるが、これらに限定されるわけではない。
MtOB3bは、炭素およびエネルギーのその唯一の供給源としてメタンを利用
することにより生長し得る偏性I+型メタノトロフィック細菌である。この細菌
は、ホウィッテンバリー等(「ジャーナル・オブ・ジェネラル・マイクロバイオ
ロジーJ、61:205−218(1970))により発見された。それは、外
生胞子を形成し、典型的には幾つかの細胞のロゼツト形状クラスターから見出さ
れるグラム陰性棒または西洋ナシ形状細菌である。メタン培地におけるMtOB
3bコロニーは白色−黄色である。他のII型メタノトロフと同様、Mt、 O
B 3bは、完全なトリカルボン酸サイクルを含み、ホルムアルデヒド同化にお
けるセリン経路を利用する。MtOB3bのDNAは、62.5モル%のG+C
含を率を有する。MtOB3bは、45°Cではなく37°Cで生長する。Mt
OB3bの生長は、酵母抽出物またはホウィッテンバリー等(前出)により試験
された他の多数炭素化合物により刺激されない。MtOB3bにより形成されt
;きよう膜は、細胞壁から放射状に広がる短い繊維により構成され、多糖類染色
に対して応答しない。本発明で使用されるMtOBSb株は、イギリス国ワーウ
ィック・ユニバージティーのR,ホウィッテンバリー教授から得られたもので、
ナショナル・コレクション・オブ・インダストリアル・バクテリア(アバーディ
ーン、スコツトランド)に寄託され、NC]、B−11131の番号が割り当て
られている。
ハロゲン化炭化水素化合物の分解
本発明は、ハロゲン化炭化水素化合物の微生物分解法を提供する。
この方法は、細胞1グラム当たり約500〜約10000マイクロモル/時間の
速度で上記ハロゲン化炭化水素化合物を完全に分解するのに有効な量のメタン酸
化性細菌、好ましくはMtOB3bをハロゲン化炭化水素化合物、好ましくはT
CHに接触させることを含む。本発明方法では、メタン酸化性細菌を連続培養条
件下で培養させることにより可溶性M rvi Oを産生させる。ここで使用さ
れているメタン酸化性細菌の有効(な)量とは、記載された速度でTCEを完全
に分解し得る細菌の量である。さらに、この明細書で使用されている「連続培養
条件」という語は、メタン酸化性細菌が、空気とメタンを各々約25:l−1:
20、好ましくは約10:l−1:2、および最も好ましくは約2.1+1の比
率で含む気体混合物の連続流にさらされている連続置換培地において培養された
ことを意味する。連続培養および生長パラメーターは、コーニツシュ、[ジャー
ナル・オプ・ジェネラル・マイクロバイオロジーJ、130:2565−257
5(1984)に記載されている通りであり、連続培養の希釈率は培養物1容量
当たり約0.1容量/時間である。気体混合物の空気対メタン比率は変化し得、
我々は、1−20%飽和の濃度でのメタンがTCE酸化を大いに刺激することを
見出した。
我々は、本発明で使用されるメタン酸化性細菌の慣用的(すなわち、フラスコ震
とう、非連続的)培養方法は、顕著な初濃度の′rCEを含む培地からのTCE
の除去程度の点であまり満足できるものではないことを測定した。さらに具体的
には、我々は、lppmまたはそれ以上のTCE初濃度で、慣用的方法(フラス
コ震とう)により生長させたMtOB3bを利用した場合、TCEの酸化は約5
0%で除去を停止することを見出した。
この方法により分解されるハロゲン化炭化水素化合物を、好ましくは約0.1(
1−20g/lの割合でメタン酸化性細菌を含む水性媒質中でメタン酸化性細菌
と接触させ、さらに好ましくは約0.2〜2゜Og/lの割合のメタン酸化性細
菌を使用する。本発明で使用される好ましい水性媒質をヒギンズ培地と称す。ヒ
ギンズ培地の製造方法は、コーニッシュ等、「ジャーナル・オブ・ジェネラル・
マイクロバイオロジー」(前出)により開示されている。ヒギンズ培地の製造に
関して本発明で利用される方法は、下記実施例1で示されている。ヒギンズ培地
は、最少塩類硝酸培地として分類され、約250μg/lのCu”十を含有する
。本発明での使用に適した他の水性媒質には、バット等(「インターナショナル
・ジャーナル・オブ・システマティノク・バクテリオロジー」、26:226−
229(1976))により記載された培地並びにAMSおよびNMS最少培地
が含まれ得るが、これらに限定されるわけではない。ホイツテンバーグ等、「ジ
ャーナル・オブ・ジェネラル・マイクロバイオロジー」(前出)参照。
この方法は、10000マイクロモル/1以下の初濃度、さらに好ましくは痕跡
量から1000マイクロモル/lまでの濃度で存在するハロゲン化炭化水素化合
物、好ましくはTCEを完全に分解させる。これらの濃度値は、炭化水素化合物
、細菌および水性媒質を含む溶液中でのハロゲン化炭化水素化合物の初濃度を表
す。痕跡量とは、後記実施例に記載されている検定技術による最低検出限界を指
すものと理解される。
この方法は、細胞1グラム当たり少なくとも500マイクロモル/時間のTCE
分解速度を達成し、TCE分解速度範囲は細胞1グラム当たり約5oo−ioo
ooマイクロモル/時間である。好ましくは、この範囲は細胞1グラム当たり約
1000−9000マイクロモル/時間である。さらに好ましくは、この方法は
、細胞1グラム当たり約2000−4000マイクロモル/時間のTCE分解速
度を達成する。ただし、「細胞1グラム」とは、メタン酸化性細菌細胞の乾燥重
量に基づく1グラムである。
メタン酸化性細菌の培養
さらに本発明は、ハロゲン化炭化水素化合物、好ましくはTCEを完全に分解し
得るメタン酸化性細菌の培養方法に関するものである。この方法は、最少塩類培
地、例えばヒギンズ培地における連続培養条件下でメタン酸化性細菌、好ましく
はMtOB3bを培養することを含む。上記連続培養条件は、空気とメタンが約
25:il:20、好ましくは約10二1−1:2、および最も好ましくは約2
.1:1の比率で含まれる気体混合物の連続流に細菌をさらすことを含む。好ま
しくは、TCE分解中の気体混合物は、約1−20%飽和の濃度でメタンを含む
。この方法は、連続培養メタン酸化性細菌が、ハロゲン化炭化水素化合物の完全
分解に有効な量の可溶性MMOを含むことを規定している。好ましくは、連続培
養細菌細胞において産生される可溶性MMOの量は、乾燥細菌細胞重量の約5−
30%である。
メタンモノオキシゲナーゼ
メタノトロフィック細菌MtOB3bは、酵素メタンモノオキシゲナーゼ(MM
O)の粒子(すなわち、膜結合)および可溶性形態の両方を含み得る。トング等
、FEBSレターズ、58:293−299(1975)は、MMOがMtOB
3bの粒子フラクションに位置すること、およびMMOがホスホリパーゼDでの
処理、音波処理またはトリトンX−100処理により粒子7ラクシヨンから可溶
化され得ることを報告した。トング等はまた、アスコルビン酸塩がMtOB3b
の粗抽出物またはその粒子フラクションの両方においてNADHに代わる有効な
電子供与体代用物であるが、関連したCO−結合チトクロムCはMMO活性に不
可欠であると思われることを報告した。しかしながら、スターリングおよびダル
トン、「ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリーJ、96:20
5−2i 2(1979)は、後に、MtOB3bの細胞不含有抽出物中のMM
Oは可溶性であると思われること、および、それは活性に関する電子供与体とし
てNAD(P)Hを要求することを報告した。さらに、彼等は、アスコルビン酸
塩がMtOB3bのMMOに対して有効な供与体ではないことを報告した。また
、スターリング等、「バイオケミカル・ジャーナル」、177:361−364
(1979)は、MtOB3bの粗抽出物に存在する場合にその基質特異性を含
む幾つかの方法でMMOの特性検定を行った。
MMOは、メタンの酸化代謝における第一段階を触媒し、その場合、0.は開裂
され、1個の酸素原子がメタンのC−H結合中へ挿入されることにより、メタノ
ールが生成される。7オツクス等、「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ
ストリーJ、263:10553−10556(1988)。この段階の反応化
学量論を下記に示す。
CH4+H(+)+O□+NADH−CH3OH+H,O+NADメタン ニコ
チンアミド メタノール ニコチンアミドアデニン アデニン
ジヌクレオチド、 ジヌクレオチド、
還元 酸化
フォックスおよびリプスコーム、「バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル
・リサーチ・コミュニケーションズJ、154:165−170(1988Xこ
れを引用して説明の一部とする)は、MtOB3bからの精製MMOを提供し、
MtOB3bのMMO系を3成分に分割した。彼等は、これら3成分が全てメタ
ン酸化活性のインビトロ再構成に必要とされることを見出した。これらの成分は
、フォックスおよびリプスコームにより各々レダクターゼ、成分Bおよびヒドロ
キシラーゼとして示されtこ。フォックスおよびリプスコームの精製方法で使用
されるMtOB3bの細胞は、コーニツシュ等、「ジャーナル・オブ・ジェネラ
ル・マイクロバイオロジーJ、130:2565−2575(1984)の記載
に従い連続培養で培養された。
こうして培養されたMtOB3bは、再生可能な形でMMOの可溶性形態を発現
し、高収率で培養され得た。
精製メタンモノオキシゲナーゼによるハロゲン化炭化水素の分解状々は、精製M
MO成分がTCEを酸化することを見出した。従って、本発明は、メタン酸化性
細菌、好ましくはMtOB3bを連続培養することによるハロゲン化炭化水素化
合物の分解方法であって、空気とメタンが約25:1−1:20、好ましくは約
10:1−1:2、および最も好ましくは約2.1=1の比率で含まれる気体混
合物の連続流を含む連続培養条件に上記細菌をさらしくただし、こうして培養さ
れた細菌は、乾燥細菌細胞重量の約5−30%の量で可溶性MMOを含む)、連
続培養された細菌細胞から可溶性MMOを分離し、可溶性MMOを精製すること
により、レダクターゼ、成分Bおよびヒドロキシラーゼを含む精製成分が得られ
、好ましくは3成分の重量比が各々約110:13:250である、有効量の精
製成分を7−ロゲン化脂肪族炭化水素化合物、好ましくはTCHの水性スラリー
に加えることにより、混合物が形成され、この混合物を上記ノーロゲン化脂肪族
炭化水素化合物の完全分解に充分な時間反応させることを含む方法を構想するも
のである。
以下、詳細な実施例により、本発明についてさらに記載する。
実施例1
ヒギンズ培地の製造哀
本発明での使用に適したメタン酸化性細菌の培養用培地を供給するため、下記溶
液を調製し、4℃で貯蔵した。
100Xヒギンズ塩類溶液
成分: 容量%:
N aN Os 85
に、So、 17
MgSO4・7H,O3,7
CaC1z・2H!0 04
100xヒギンズ燐酸溶液
成分: 容量%:
KH2P0. 53.0
Na2HPO486,0
この溶液をpH7,0に調節する。
500xヒギンズ微量金属溶液
成分: 容量%:
Zn5Oa・7H!OO,287
Mn5 Oa ” 7 H2O0−223H3BO30,062
NaMoO4・2Hto 0.048
CoC1z’ 6H200,048
KI O,083
CuSOa@5HxOO−125
1リツトルの微量金属溶液に対し1ミリモルH2SO41m1を加える。
1 ヒギンズ培地の製造方法は、コーニッシュ等、[ジャーナル・オブ・ジェネ
ラル・マイクロバイオロジーJ、130:2565−2575(1984)に開
示されている。
1000xヒギンズ鉄溶液
成分: 濃度:
FeSO4j 7 HzO1,12g/ 100m1100mlのヒギンズ鉄溶
液に対し1ミリモルHzSO*5mlを加える。
所望の培地1リツトルについて10m1のヒギンズ塩類溶液、10m1のヒギン
ズ燐酸溶液および2mlのヒギンズ微量金属溶液を一緒に混合した。蒸留水を加
えて最終容量とした。寒天プレートが調製されている場合、液体培地1リツトル
当たり17gの精製寒天を加えた。混合物を20分間ゆっくり排出させながらオ
ートクレーブ処理した。培地がプレートへ注ぐのに充分な程度冷却した時点、ま
たは接種前に、1リツトル当たりろ過滅菌によりl+alのヒギンズ鉄溶液を加
え、注意深く混合した。ヒギンズ培地寒天プレートに、赤いストライプの印を付
した。
実施例2
MtOB3bの連続培養
実施例1の記載に従い製造されたヒギンズ培地において1世代糸たり約10時間
の割合で細菌が生長する、MtOB3bの連続培養を行った。連続培養物を、0
.185リツトル容量を有する恒成分培養槽生長チャンバー中で生長させた。J
、デバンフイリスおよびR,ハンソン、「ジャーナル・オブ・バクテリオロジー
J、98:222−225(1969)、これを引用して説明の一部とする。
゛ 上記装置は、無菌温湿空気が供給された水ジヤケツト生長チャンバーおよび
培地の一定供給装置により構成される(図3参照、矢印は媒質空気、温水および
流出水の流れを示す:酸素は空気中から供給された)。図3について述べると、
アルファベット表示は、(A)恒成分培養槽生長7ラスコ、(B)媒質ポンプ、
(C)媒質レザーバー、(D)恒温浴、(E)恒温ヒーターポンプ、(F)空気
加湿チャンバー、(G)空気滅菌チャンバー、(H)空気ポンプおよび(1)培
養物採取フラスコを示す。
a、生長チャンバー
このチャンバーは2つの部分;頭部(図4)および本体部分(図5)により構成
される。頭部は、媒質用および空気用の2つの部分を含み、すりガラスジヨイン
トにより本体部分へ堅固に適合している。
本体は水被覆(ジャケット)されており、チャンバー中で一定容量を維持するた
めのオーバー70−装置を有する。このオーバー70−・ダクトへの入り口はガ
ラス・バックルにより遮蔽されており、これは、散布により生じる微量の泡が越
流を残すのを防ぐことによりチャンバーにおける容量を一定に保つのを助ける。
生長チャンバーの最大容量は200m1であった。
b、恒温装置
A、B、ブラウン・サーモミックスII(メルスンゲン、ドイツ国)恒温水ポン
プを用いることにより、生長チャンバーの水ジヤケツト全体で温水(30℃)を
循環させた。また、この温水は空気を加熱し、生長フラスコへ通す(図3参照)
。サーモミックスIIは0.1℃の変化に敏感であるため、温度変化は要求され
る温度制御限度内に充分収まる。
C0曝気システム
空気の泡を用いることにより、酸素を供給し、細菌培養物の混合を促した。B2
−Fモデルのアクアリウム・ポンプ(ニージーンG。
ダナー・マニュファクチュアリング・カンパニー)により、大気中から空気をポ
ンプで注入した。最初に、焼結ガラス散布器により1%HgCl、を含む洗浄瓶
へ空気を通し、次いで、洗浄瓶に含まれた滅菌水の温浴(30°C)へ通し、部
分的に水浴中に沈めた。次いで、焼結ガラス気体散布管により生長チャンバーへ
空気を通した。
25m1のMtOB3b細胞を、1851のヒギンズ培地へ接種し、30″Cの
生長チャンバー中でインキュベーションした。新しい培地を連続的に加え、排出
させた。連続空気供給はアクアリウム・ポンプにより行い、メタンは加圧タンク
から供給した。気体混合物は、約1:1(CH,:メタン)の容量比で適用され
た。生長容器を激しく撹はんした。MtOB3b細胞を様々な混濁度に生長させ
、スペクトコニツタ20分光計(600nm)において測定し、その時点で2相
(頭部)検定を行った。
実施例3
TCE分解速度の検定
1、頭部無しのインキュベーション2
全般的プロトコル:
MtOB3bの各培養物を30°Cに予熱した1、8mlのシーラムボトルに加
え、11+nn+のテフロン補強ゴム隔壁で密封した。同様の初回溶解酸素レベ
ルを要求する比較を行うため、まず嫌気性調合(make−up)培地(通常0
、6 ml)を瓶に加え、次いで瓶を密封した。実施例1に従い製造された空
気飽和30℃ヒギンズ培地を気密性注射器(1,0m1)により加えると同時に
、25ゲージ針を通して空気を抜くことにより1気圧を維持した。最後に、残り
の頭部を25ゲージ針により抜きながら培養物を加えた(所望の密度に濃縮)。
TCEを密封瓶の下部で注射器により加え、瓶の上部において注射器で等容量の
培養物を除去した。検定時間経過はTCE(基質)を加えることから開始された
。プラットホーム震とう器上200 rpmで撹はんしながらインキュベーショ
ンを30℃で行った。
210億に対する部レベルでの水中ハロメタン測定用の慣用的液体−液体抽出方
法は、ヘンダーソン、J、E、、G、R,ペイトンおよびW、H,グレーズによ
る「アイデンティフィケーション・アンド・アナリシス・オブ・オーガニック・
ポリュータンン・イン・ウォーターJ(L、H,ケイス編、アン・アーバー・サ
イエンス・パブリッシャーズ)、105−111頁(1976)に開示されてい
る。
所望の時点で検定を抽出により終結させた。液体−液体抽出技術では、内部標準
として1,2−ジブロモエタンを含む005m1(7)ペンタンを使用し、これ
を気密性注射器により逆向き検定瓶に加え、最初の針レベルより低い針を備えた
注射器で排水溶液を集めた。10分間5000 rpmでの瓶の遠心分離により
分配を平衡状態に到達させた。有機層を気密性注射器により除去し2、クロマト
グラフィー分析用の1mlのシーラムボトルに入れた。ただし、試料の希釈また
はスプリット注射が必要な場合もあった。電子捕獲検出法が好ましかった。下記
のガス・クロマトグラフィー操作パラメーターを使用した。
表1
ガス・クロマトグラフィー・パラメーターcc: HP5790A(ECDによ
る)カラム: ノンーパクド R3L−160厚膜キヤピラリー(オールチック
)
注射温度: 150℃
検出温度= 250°C
ランピング= 35°C(第1分)、15℃/分で120℃にランピング
担体気体:■(2
担体気体流速: 8 ml/l
/分注量容量 1m1
TCE分解の無頭部検定:
全般的に上述した無頭部検定方法に従い下記試験1,2および3を行った。これ
ら3試験の結果の要旨を下記表2に示す。
表2=無頭隙検定の結果の要旨
試験培養物混濁度(吸光度600nm) TCE利用速度(細胞1g当たりのマ
イクロモル/時間)(無頭部検定)
1 1.310 336
2 1.410 1070
3 1.460 2400
使用された正確な検定プロトコルおよび各試験で得られた詳細な結果を下記に示
す。
試験l−無頭頭部定
プロトコル:
吸光度A、。。−1,310による恒成分培養槽(方法)で生長させたMtOB
3b細胞懸濁液細胞懸濁液2熱lた120m1シーラムボトル中、実施例1に従
い製造された30℃ヒギンズ培地8mlに加えた(115希釈率A、。。−0−
252)。瓶を空にし、0%メタン含有率の空気で再び満たした。一つの瓶を加
熱殺菌し、対照として使用した。
1、.79m1のMtOB3b細胞懸濁液を加え、1.8m1(7)シーラムボ
トルを密封した。11.25μlの4ミリモルTCEストックを加えることによ
り、25マイクロモルの名目TCE初濃度で検定を開始した。0.6ml水溶液
を内部標準どしてi ppmの1.2−ジブロモエタンを含むペンタンと置き換
えることにより、2.5.5.0.10.08よび15.0分目に瓶を廃棄した
。
試験1の結果を下記表3に示す。
表3−試験lの結果
操作l結果:
加熱殺菌対照、0%メタン:
時間 [T CE ]、ppm [TCE]、μM2.5分 1.836 13
.97
5.0分 2.691 20.48
15.0分 2.883 21.94
操作2結果:
115希釈率、0%メタン:
時間 [TCE]、ppm [TCE]、μM2.5分 2.103 16.0
1
5.0分 0.261 1.99
10.0分 0.255 1.94
15.0分 0−204 1.55
試験2−無頭部検定
上記試験lの場合と同じ方法に従い試験2を行ったが、ただし、1/20および
1150希釈を行った。試験2の結果を下記表4に示す。
表4−試験2の結果
A、。。−色成分培養槽から1.4101/20希釈A6゜。−0,069
1150希釈A、。。−0,026
名目TCE初濃度−25マイクロモル
操作l結果二
加熱殺菌対照、0%メタン:
時間 [TCE]、ppm [TCE]、μM2.5分 2.749 20.9
2
5.0分 2.861 21.77
IO0θ分 2.901 22.08
15.0分 3.132 23.84
操作2結果:
I/20希釈率、0%メタン:
時間 [TCE]、ppm [TCE]、μM2.5分 4.227 32.1
7
5.0分 3.475 26.45
1O90分 2.843 21.64
15.0分 2.742 20.87
操作3結果:
1150希釈率、0%メタン:
時間 [TCE]、ppm [TCE]、μM2.5分 2.924 22.2
5
5.0分 1.843 14.03
1O10分 2.717 20.68
15.0分 3.183 24.22
試験3−無頭部検定
予熱した(30 ’C) 120mlの血清瓶中、色成分培養槽(A aoo−
1−460)中で生長させた1mlのMtOB3b細胞懸濁液を、実施例1の記
載に従い製造された9mlの30℃ヒギンズ培地と混合した。新鮮なヒギンズ培
地ではなく、色成分培養槽から「使用済み」培地を加えることにより(10分間
110000rpでの遠心分離により細胞を沈澱させた後の傾しゃ培地)、一つ
の瓶を調製した。瓶を20mmのテフロン補強ゴム隔壁で密封し、空にし、空気
(0%メタン)で再び満たした。一つの瓶を加熱殺菌し、対照として使用した。
1.76m1のMtOB3b細胞懸濁液を加え、1.8mlの血清瓶を密封した
(25ゲージ針を用いて、圧力を平衡状態にした)。45μmの4ミリモルTC
Eストックを加えることにより、検定を開始した。震とう浴上で撹はんしながら
瓶を30°Cでインキュベーションした。0.6mlの水溶液を、内部標準とし
てl ppmの1.2−ジブロモエタンを含むペンタンと置き換えることにより
、2.5,5.0、l080.15.0および20.0分目に瓶を廃棄した。E
CDを用いてHP5790A GCにおいて分析を行った。
試験3の結果を下記表4に示す。
表4−試験3の結果
A a o o−色成分培養槽から1.4601/l O希釈 A6.、=0.
140名目TCE初濃度==lQOマイクロモル(水中4ミリモルのTCEスト
ックを使用)
乾燥重量−〇−10g/l
操作l結果:
加熱殺菌対照、0%メタン:
時間、分 [T CE ]、ppm [TCE]、μM2.5 15.679
1 i9.335.0 14.713 111.98
10.0 14.760 112.3415.0 15.230 115.91
20.0 14.691 111.81操作2結果:
ヒギンズ培地中1/lO希釈、θ%メタン:時間、分 [TCtJ、ppm [
TCE]、μM 速度、μM/時間/細胞1g2.5 14.119 107.
46
5.0 14−651 111.41
10.0 11.981 91.19
15.9 8.406 、63.98 3200(10分−15分)20.0
7.208 54.86
操作3結果:
恒成分培養槽からの使用済ヒギンズ培地中l/10希釈、0%メタン:
時間、分 [TCE] 、 ppm [TCE] 、p M 速度、ttM/時
間/細胞1g2.5 14.277 108.66
5.0 13.757 104.70
10.0 12.924 98.36
1.5.0 8.543 65.02 3960(10分−15分)20.0
7.650 58.22
TCHの最も急速な酸化が行なわれた場合、反応における上記時点での速度は、
細胞1g当たり約3500マイクロモル/時間であった。この速度は、メタンを
反応混合物に加えても刺激されなかった。
上記時間中メタンの存在下におけるTCE酸化速度は直線であり、TCE酸化は
さらに完全である。また、T CE酸化は、低濃度のメタンの存在下でさらに急
速に行なわれる(表7)。従って、細胞は、最適条件下細胞1g当たり1000
0マイクロモル/時間の速度でTCEを酸化し得るものと考えられる。
2、頭部がある場合のインキュベーションMtOB3bの各培養物を2ml量で
10m1のシーラムボトルに加えた。瓶を20m1のテフロン補強ゴム隔壁で密
封した。TCEを加えることにより、検定を開始した。頭部は瓶内の総容量の8
0%を占めたが、TCE濃度は2ml水相に基づいて加えられた。TCEは主と
して頭部に存在した。することにより、液相およびガラス間の頭部において化合
物をトラップすることにより生じ得るTCE喪失を阻止するノ;めに、全ての瓶
を逆向きにした。試料を30℃で撹はんしながら(プラットホーム震とう器上2
00 rpm)逆向きでインキュベーションした。
GC較正曲線の作成
ガス・クロマトグラフへの頭部の直接注入により頭部インキュベーションを分析
した。この方法は、試料を犠牲にせずに遂行され得る。定量用の正常な較正曲線
を作成することは重要である。最善の外部標準化方法は、検定を実施し、TCE
を加える前に80°Cで10分間加熱殺菌すると想定して試料を製造することで
ある。試料を30分間試験条件下でインキュベーションすることにより、TCE
が多くの相(空気、水、細胞物質など)間で分配されるのに適当な時間放置した
。頭部試料をFIDまたはECDを用いてガス・クロマトグラフへ注入した。多
くのTCE濃度を用いることにより、正常な較正曲線が得られた。
実施例4
頭部検定によるTCE分解
実施例2記載の連続培養からの細菌細胞または使用済ヒギンズ培地で希釈した細
胞(2+nl)を検定ガラス瓶(10mlガラス瓶)へ加えることにより、TC
E分解の頭部検定を行った。
使用済ヒギンズ培地中の細胞の希釈率は、TCE酸化速度に全(影響を与えなか
った。従って、培地中に防御性化合物が存在するとは思われない。
加熱殺菌対照は、TCEがガラス瓶から失われなかったことを示しtこ。
2相頭隙検定におけるTCE利用速度を下記表6に示す。電子捕獲検出器を備え
t;ガス・クロマトグラフからのレコーダーの記録のピーク高から速度を計算し
た。表1に記録されたガス・クロマトグラフ・パラメーターをここでは使用しI
;。
表4−2相検定におけるTCE分解
検定ガラス瓶中 TCE初濃度 速度、酸化されたTCEの細胞密度(g/l)
(マイクロモル) μM/細胞細胞1侍、521 22’ 308
.347 22 465
.173 23 461
.070 22 808
実施例5
TCE分解速度に対するMtOB3b細胞密度の影響この実施例では、連続培養
(実施例2で生成)の細胞密度を0.825g/lから0.695g/lに高め
た。図1に示されている通り、低細胞密度でのTCE分解速度は、80μMのT
CE初濃度で細胞1g当たり除去されたTCE1200マイクロモル/時間に増
加しlこ。
培養中のこれらの細胞によるメタン酸化速度は、細胞1g当I;す2860マイ
クロモル/時間であった。
また、図1に示された2つの異なるMtOB3b細胞密度での曲線は、低細胞密
度の場合、TCE酸化が高細胞密度の場合よりも不完全であったことを示す。こ
れは、反応性中間体化合物との反応に利用可能なバイオマスがさらに多く存在す
るため、高密度での細胞が毒性中間体に対して抵抗することを示している。
別法として、高細胞密度における1単位量当たりの酸化速度が遅い場合、毒性中
間体の生成速度がそれらのさらに分解される速度まで制限されI;可能性がある
。
実施例6
単−相検定によるTCE分解
気体移動が高細胞密度での酸化速度を制限するという仮説を試験するために、実
施例3記載の無頭部検定用技術を用いた単−相検定においてTCE分解速度を検
定した。この検定は、約0.160g/lのMtOB3b細胞密度および80マ
イクロモルのTCE初濃度で行なわれた。TCE酸化速度は、細胞1g当たり2
400マイクロモル/時間または315mg、/時間であった。
実施例7
TCE分解中に存在するメタンの作用
この実施例では、TCE酸化速度に対するTCE酸化容器に存在するメタンの作
用を測定しf:。MtOB3b細胞密度が約0.16g/lであり、名目TCE
初濃度が80マイクロモルである実施例3の方法に従い、TCE分解の無頭部検
定を行った。結果を下記表7および図2に示す。
表7−メタンの存在下におけるTCE分解速度反応系に加えられ TCE酸化速
度、
たメタン(%飽和) 細胞1g当たりのマイクロモル/時間無し 660
5% 3350
10% 3000
20% 875
50% 110
統いて、我々は、幾つかの細胞間(バッチ)が、メタンの非存在下で細胞1g当
たり約4000マイクロモル/時間の速度でTCEを酸化することを観察した。
実施例8
TCE分解速度に対するTCE初濃度の影響MtOB3b細胞を下記条件下で連
続培養した。
培地: ヒギンズ(実施例1の記載に従い製造)気体流速: メタン 45m1
/分、空気135ml/分培養容量: 220m1
培養温度= 30°に
れらの細胞を用いて、実施例3記載のタイプのTCE無頭隙頭部検定を行った。
結果を下記表8に示す。
表8−TCE酸化速度に対する”I’ G E初濃度の影響TCE濃度(μM)
乾燥細胞1g当たりの除去されたTCEのマイクロモル数/時間
これらの結果および他の実験結果から、TCE酸化に関するK。
は約5マイクロモルであるという結論に達した。
実施例9
様々な初濃度におけるTCEの分解
実施例2で記載された連続培養の細胞塊を0.64g細胞/lに生長させた。実
施例3記載の方法を用いf: T CE無頭部分解検定をこれらの細胞により行
った。結果を下記表9に示す。
表9一様々なTCE初濃度におけるTCE分解TCE濃度(μM) 除去された
TCEのマイクロモル数、マイクロモル7分
5−10分 10−15分 10−25分40 :196
80 5.69 3.03
320 15.54 10.2
640 10.48
実施例1O
精製メタンモノオキシゲナーゼによるTCHの分解放射性標識したTCEを用い
ることにより、還元ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NADH)の
存在下での可溶性メタンモノオキシゲナーゼとのインキュベーション後における
生成物へのTCHの酸化を立証した。メタンモノオキシゲナーゼの3成分、レダ
クターゼ、成分Bおよびヒドロキシラーゼを7オツクスおよびリプスコーム(前
出)の方法(これらの開示を引用して説明の一部とする)により精製した。酵素
インキュベーション混合物を密封した10m1の隔壁ガラス瓶に導入した。各ガ
ラス瓶は下記表9に示す成分を含んでいた。
表10−酵素インキュベーション混合物成分成分 量/濃度
3−[N−モルホリ刈プロパンスルホン酸 1.5ml/(MOPS)緩衝液’
、pH7,525mMNADH” 0.1mM
レダクターゼ3 110Pg
成分8 13μg
ヒドロキシラーゼ 250Itg
l シグマ・ケミカル・カンパニー、セントルイス、ミズーリ。
2 ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド、還元形態、シグマ・ケミカル
・カンパニー、セントルイス、ミズーリ。
コ レダクターゼ、成分Bおよびヒドロキシラーゼは、7オツクスおよびリプス
コーム(前出)により同定されたメタンモノオキシゲナーゼの3成分である。
105ナノモルの均一標識した14C−TCEを、70μMの最終TCE濃度に
到達するまで、反応混合物上のゴム隔壁から注射することにより各ガラス瓶に加
えた。反応を3分間25℃で続行させ、次イで、pH2−0での硫酸(シグマ・
ケミカル・カンパニー、セントルイス、ミズーリ)の添加により鎮めた。
遠心分離により沈澱した蛋白質を除去後、反応混合物を高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)により分析した。使用されたHPLC操作パラメーターを下記
表11に示す。
表1l−HPLC操作パラメーター
カラム: アミネックスHPX−87HHPLCカラム(バイオ−ラド)
移動相: 0.01N硫酸(シグマ・ケミカル・カンパニー、セントルイス、ミ
ズーリ)中、25%アセトニトリル(シグマ・ケミカル・カンパニー、セントル
イス、ミズーリ)
操作モード: イソクラティック
速度: 1分間に0.3ml
ピーク検出: 紫外線分光法、210nmこのHPLCシステムは、様々な可能
な有機酸生成物およびトリクロロアセトアルデヒド(クロラール)の確実な標準
物質を分割した。
記載された酵素インキュベージコン条件下において、TCHの53%がHPLC
検出可能生成物に変換された。これらの生成物は、蟻酸、グリオキサル酸、ジク
ロロ酢酸およびクロラールであった。
上記インキュベーションに加えて、メタンモノオキシゲナーゼ成分の各成分また
はNADHを省く対照インキュベーションを行った。
これらの対照実験の全てにおいて、TCE酸化生成物は全く検出され得なかった
。
すなわち、この実験は、TCE酸化が、NADHの存在下で3成分メタンモノオ
キシゲナーゼ酵素系により触媒されることを立証した。
様々な実施態様および好ましい態様および技術を引用しながら本発明について記
載した。しかしながら、発明の意図および範囲から逸脱しないで多くの変形およ
び修正が行なわれ得るものと理解すべきである。
時間(分)
時間(分)
恒成分培養槽アセンブリー
FIG、 4 FIG、 5
国際調査報告
−−^−−” PCT/US 89105177国際調査報告
PCT/US 89105177
Claims (31)
- (1)ハロゲン化炭化水素化合物の微生物分解法であって、上記ハロゲン化炭化 水素化合物を菌lg当り約500−約10000マイクロモル/時間の速度で完 全に分解するに有効な量のメタン酸化性細菌を上記ハロゲン化炭化水素に接触さ せることからなり、上記メタン酸化性細菌は連続培養条件下で培養され、上記連 続培養は上記細菌を空気とメタンがそれぞれ約25:1−1:10の比率で含ま れている気体混合物の連続流にさらすことを含み、上記連続培養メタン酸化性細 菌は可溶性メタンモノオキシゲナーゼを産生するものである、方法。
- (2)メタン酸化性細菌がハロゲン化炭化水素を菌1g当り約1000−約90 00マイクロモル/時間の速度で完全に分解し得るものである、請求項1記載の 方法。
- (3)メタン酸化性細菌がハロゲン化炭化水素を菌lg当り約2000−約40 00マイクロモル/時間の速度で完全に分解し得るものである、請求項1記載の 方法。
- (4)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約10:1−1:2の比率で含む、 請求項1記載の方法。
- (5)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約2.1:1の比率で含む、請求項 1記載の方法。
- (6)ハロゲン化炭化水素化合物を、メタン酸化性細菌が約0.10−20g/ μ含まれている水性媒質に接触させる、請求項1記載の方法。
- (7)ハロゲン化炭化水素化合物を、メタン酸化性細菌が約0.2−2.0g/ l含まれている水性媒質に接触させる、請求項1記載の方法。
- (8)メタン酸化性細菌が初濃度10000マイクロモル/l以下のハロゲン化 炭化水素を分解し得る、請求項1記載の方法。
- (9)メタン酸化性細菌が初濃度が痕跡量のハロゲン化炭化水素から1000マ イクロモル/lまでのハロゲン化炭化水素を分解し得る、請求項1記載の方法。
- (10)メタン酸化性細菌がメチロシヌス属の1種である、請求項1記載の方法 。
- (11)メタン酸化性細菌がメチロシヌス・トリコスポリウムOB3bである、 請求項10記載の方法。
- (12)ハロゲン化炭化水素を、メタンが約1−20%飽和の濃度で含まれてい る気体混合物の存在下で分解する、請求項1記載の方法。
- (13)ハロゲン化炭化水素化合物が脂肪族ハロゲン化炭化水素化合物である、 請求項1記載の方法。
- (14)脂肪族ハロゲン化炭化水素化合物がトリクロロエチレン(TCE)であ る、請求項1記載の方法。
- (15)細菌が、乾燥細菌細胞重量の約5−30%の量で可溶性メタンモノオキ シゲナーゼを産生する、請求項1記載の方法。
- (16)ハロゲン化炭化水素化合物を完全に分解できるメタン酸化性細菌の培養 法であって、上記メタン酸化性細菌を、空気とメタンがそれぞれ約25:1−1 :2°の比率で含まれている気体混合物の連続流に菌をさらすことを含む連続培 養条件下で培養することからなり、上記連続培養されているメタン酸化性細菌が 上記ハロゲン化炭化水素化合物を菌1g当り約500−10000マイクロモル /時間の速度で完全に分解するに有効な量の可溶性メタンモノオキシゲナーゼを 産生するものである、方法。
- (17)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約10:1−1:2の比率で含む 、請求項16記載の方法。
- (18)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約2.1:1の比率で含む、請求 項16記載の方法。
- (19)細菌がメチロシヌス属の1種である、請求項16記載の方法。
- (20)細菌がメチロシヌス・トリコスポリウムOB3bである、請求項16記 載の方法。
- (21)細菌が、乾燥細菌細胞重量の約5−30%の量で可溶性メタンモノオキ シゲナーゼを産生する、請求項16記載の方法。
- (22)ハロゲン化炭化水素化合物が脂肪族ハロゲン化炭化水素化合物である、 請求項16記載の方法。
- (23)脂肪族ハロゲン化炭化水素化合物がトリクロロエチレン(TCE)であ る、請求項22記載の方法。
- (24)ハロゲン化炭化水素化合物の分解法であって、(a)メタン酸化性細菌 を、空気とメタンがそれぞれ約25:1−1:20の比率で含まれている気体混 合物の連続流に菌をさらすことを含む連続培養条件下で培養し、上記連続培養さ れているメタン酸化性細菌は乾燥細菌細胞重量の約5−30%の量で可溶性メタ ンモノオキシゲナーゼを産生するものであり、(b)上記連続培養メタン酸化性 細菌から上記可溶性メタンモノオキシゲナーゼを分離し、 (c)上記分離した可溶性メタンモノオキシゲナーゼを精製して、レダクターゼ 、成分Bおよびヒドロキシラーゼを含む精製成分を得、(d)上記精製成分の有 効量を上記ハロゲン化炭化水素化合物の水性スラリーに加えて混合物を形成させ 、(e)上記混合物を、上記ハロゲン化炭化水素が完全に分解されるに充分な時 間反応させることを含む、方法。
- (25)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約10:1−1:2の比率で含む 、請求項24記載の方法。
- (26)気体混合物が空気とメタンをそれぞれ約2.1:1の比率で含む、請求 項25記載の方法。
- (27)細菌がメチロシヌス属の1種である、請求項24記載の方法。
- (28)細菌がメチロシヌス・トリコスポリウムOB3bである、請求項27記 載の方法。
- (29)精製成分レダクターゼ、成分Bおよびヒドロキシラーゼをそれぞれ約1 10:13:250の重量比で水性スラリーに加える、請求項24記載の方法。
- (30)ハロゲン化炭化水素化合物がハロゲン化脂肪族炭化水素化合物である、 請求項24記載の方法。
- (31)ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物がトリクロロエチレン(TCE)であ る、請求項30記載の方法。
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| US6171844B1 (en) | 1996-08-19 | 2001-01-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Microorganism and method for environmental purification using the same |
Families Citing this family (1)
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-
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- 1989-11-16 CA CA002003100A patent/CA2003100A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6171844B1 (en) | 1996-08-19 | 2001-01-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Microorganism and method for environmental purification using the same |
| US6521444B1 (en) | 1996-08-19 | 2003-02-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Microorganism and method for environmental purification using the same |
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| WO1990005708A1 (en) | 1990-05-31 |
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