JPH04501719A - ポリペプチド - Google Patents

ポリペプチド

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JPH04501719A JP1511698A JP51169889A JPH04501719A JP H04501719 A JPH04501719 A JP H04501719A JP 1511698 A JP1511698 A JP 1511698A JP 51169889 A JP51169889 A JP 51169889A JP H04501719 A JPH04501719 A JP H04501719A
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ジエンドラー,サンドラ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 20、外科または治療によるヒトまたは動物の体を処置する方法あるいはヒトま たは動物の体について実施されるまたは診断方法において使用するための薬物の 調製における、上記第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチド、上記第5〜7 項のいずれかに記載の核酸断片、上記第8項記載の構成体、上記第9〜11項の いずれかに記載のベクター、上記第12項記載の細胞、上記第13項記載のプロ ーブ、上記第14または15項記載の抗体、上記第16項記載の製剤学的配合物 あるいは上記第17または18項記載の細胞の使用。
21、処置または診断を必要とするヒトまたは動物に、有効な無毒の量の上記第 1〜4項のいずれかに記載のポリペプチド、上記第5〜7項のいずれかに記載の 核酸断片、上記第8項記載の構成体、上記第9〜11項のいずれかに記載のベク ター、上記第12項記載の細胞、上記第13項記載のプローブ、上記第14また は15項記載の抗体、上記第16項記載の製剤学的配合物あるいは上記第17ま たは18項記載の細胞を投与することからなる処置または診断の方法。
22、異常なヒトムチン糖タンパク質を含有することが疑われる試料を上記第1 4または15項記載の抗体と接触させることからなる、診断試験方法。
23、上記第14または15項記載の抗体からなる診断試験キット。
明細書 ポリペプチド 本発明は、ヒト多形性上皮ムチン(PEM)上の抗原性エピトープに相当する配 列を有するポリペプチド、その産生および癌の診断および治療におけるその使用 に関する。
WO38105054において、正常および形質転換された上皮細胞により発現 されたヒトPEMタンパク質における現れるアミノ酸残基の直列の反復の配列が 記載されている。少な(とも乳癌の場合において、悪性細胞は5M−3モノクロ ーナル抗体により検出されるPEMのグリコジル化された形態を発現する。その 抗体は、正常細胞により産生され、完全にプロセシングされたPEMと反応しな いので、乳癌の診断および治療において使用される。
それ以上の研究において、驚(べきことには、5M−3により認識されるエピト ープは、従来記載された直列の反復配列内に存在する小さい、連続的アミノ酸配 列であることが明らかにされた。このエピトープの同定は、正常PEMと反対に 腫瘍に対する改良された特異性をもつ抗体を発生するとき有用であるエピトープ をまねる、ペプチドの合成的調製を可能とする。
したがって、本発明は、(a)式(I)(Xl 、 ((A) 、%PDTRP  (A)、+7(Xl □ (I)式中、 Xおよび2は、同一であるかあるいは異なり、そして各々は0または1゛または それ以上の整数であり、 yは1またはそれ以上の整数であり、 各Xは、存在する場合、アミノ酸残基から独立に選択され、mおよびnは、同一 であるかあるいは異なり、そして各々はOまたは1であり、そして A、P、DSTおよびRは、それぞれ、アミノ酸の残基、アラニン、プロリン、 アスパラギン酸、スレオニンおよびアルギニンでである、の合成ポリペプチド、 (b) (A) 、、PDTRP (A)、 に免疫学的に同等の配列を含有するポリペプチド、および(c)1または2以上 のサツカリドを有する上の(a)および(b)において定義されたポリペプチド 、およびその製剤学的に許容されつる塩、 ただしWO38105054に特定的に開示されているポリペプチドおよびベー ターグルクロニダーゼを除外する、を提供する。
上の(a)、(b)および(C)に定義されているポリペプチドは、同一の限定 を受け、以後[PDTRPエピトープ」と呼ぶ。
本発明による最も簡単なポリペプチドは、ペンタペプチドPDTRP。
その免疫学的類似体およびペンタペプチドのグリコジル化誘導体およびその類似 体である。本発明によるヘキサペプチドは、APDTRP、PDTRPA、その 免疫学的類似体およびペンタペプチドのグリコジル化誘導体およびその類似体を 包含する。本発明によるヘプタペプチドは、APDTRPA、その免疫学的類似 体およびペンタペプチドのグリコジル化誘導体およびその類似体を包含する。本 発明によるより大きいポリペプチドは、ペンタ−、ヘキサ−およびヘプタ−ペプ チド、類似体および誘導体のアミノ末端および/またはカルボキシ末端に追加の アミノ酸残基を含む。このようなポリペプチドは、例えば、約200まで、例え ば、約50まで、とくに30まで、好ましくは20まで、より好ましくは10〜 15アミノ酸残基を含むことができる。Xおよび2の最大の好ましい値はそれ応 じて決定される。ポリペプチドは少な(とも1つの5アミノ酸残基の配列PDT RPまたはその免疫学的類似体を包含しなくてはならず、そしてこの配列のい( つかの反復、例えば、2または3の反復、および多分100またはそれ以上の反 復を含むことができる。各このような反復は、独立に、アミノ末端および/また はカルボキシ末端の1つまたは両者、またはその免疫学的同等体を含むことがで き、モしてN−およびC−末端のいずれかまたは両者において他のアミノ酸で伸 長することができる。典型的には、各反復は19またはそれ以下のアミノ酸残基 からなるであろう。ポリペプチドがグリコジル化されている場合、PDTRP配 列またはその類似体の反復は、独立に、グリコジル化され、例えば、連鎖の糖、 例えば、N−アセチルガラクトサミンをPDTRPのスレオニン残基上におよび /またはエピトープPDTRP配列の外側のスレオニンまたはセリン残基上に取 り付けるか、あるいはこれらはPDTRPの免疫学的同等体のエピトープ配列内 に含めることによって、グリコジル化される(例えば、ここでスレオニン残基は セリン残基により置換されている)。
本発明による免疫学的類似体は、式(I)の配列に相当する配列を有するポリペ プチドであるが、ただし配列(A)、PDTRP (A)、は少なくとも1つの アミノ酸残基において置換により修飾されているおよび/または1または2以上 の追加のアミノ酸残基の挿入により修飾されているが、ただし修飾された配列は 抗体の発生のためのエピトープとして作用することができ、そして修飾されたエ ピトープを認識するそのように発生した抗体は、 (a)式(1)のポリペプチド、 Cb)WO88105054において定義されているような直列の反復配列から なるポリペプチド、および (c)ヒトPEMコアタンパク質、 の少な(とも1つを、また、認識するが、各場合において、正常の乳汁を出すヒ ト乳腺により産生される、完全にプロセシングされたヒトPE間糖タンパク質と の反応が減少しているか、あるいはそれと反応しないか、あるいは好ましくは実 質的に反応しない。
免疫学的類似体は、また、ミモトーブ(mimotopes)として知られてお り、例えば、「ペプチドタンパク質および遺伝子技術の進歩(Peptide  Protein and Gene Techn。
1ogy Advances)J、発行No、2、ケンブリッジ・リサーチ・バ イオケミカル(Cambridge Re5earch Bjochemica l)(コピーを添付する)および「アセンブリングしたエピトープをまねること ができるペプチドの描写(The delineation of Pepti de able t、o mimicassembled Epitopes) J、H,M、ゲイセン(Geysen)ら、「抗原としての合成ペプチド(Sy ntheticPeptides as Antigens)J [チバ・ファ ンディジョン・シンポジウム(Ciba Foundation Sympos ium 19)J、R,ポーター(Po r t e r)およびJ、ウニラン (Whelan)(編)、ピットマン、ロンドン 1986 pp、130−1 49に記載されているように設計することができる。
好ましくは、本発明のポリペプチドは合成である。
本発明によるPDTRPエピトープは、合成法によるか、あるいは下に記載する 適当なりNA断片の発現により、組み換えDNA技術により新規に合成し、そし てヒトまたはヒト以外の細胞の中でグリコジル化してまたはグリコジル化しない で発現することができる。
ペプチドは単一のアミノ酸からおよび/または2またはそれ以上のアミノ酸から 予備形成したペプチドから所望のペプチドの配列の順序で構成することができ、 そして必要に応じて製剤学的に許容されつる塩に転化することができる。
固相または溶液の方法を使用することができる。固相合成において、所望のペプ チドのアミノ酸配列は不溶性樹脂に結合したC−末端のアミノ酸から順次に構成 される。所望のペプチドが産生されたとき、それを樹脂から切断する。溶液相合 成を使用するとき、所望のペプチドを再びC−末端のアミノ酸から構成するが、 この酸のカルボキシ基は適当な保護基でブロッキングしたままにし、この保護基 は合成の終わりにおいて初めて除去する。いずれの技術を使用するときも、反応 系に添加される各アミノ酸は典型的には保護されたアミノ基および活性化された カルボキシ基を有する。アミノ基はフルオレン−9−イルメチルカルボニル(F moc)またはt−ブトキシカルボニル(Boc)基により保護することができ る。カルボキシ基はペンタフルオロフェニルまたは1−オキシ゛ −2−ヒドロ キシジヒドロベンゾトリアジンエステルとして活性化することができる。機能的 側鎖の基、例えば、リジンの側鎖のアミノ基およびスレオニンの側鎖カルボキシ 基はまた保護することができる。各縮合工程ははジシクロへキシルカーポジイミ ドまたは1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下に実施することができる。
合成において各工程後、アミノ保護基を除去する。側鎖の官能基の保護基は、一 般に、合成の終わりにおいて除去する。
生ずるペプチドを製剤学的に許容されつる塩に転化するために、それを有機酸ま たは免疫グロブリン酸で処理して酸付加塩を形成することができる。適当な酸は 、酢酸、コハク酸および塩酸を包含する。あるいは、ペプチドはカルボン酸塩、 例えば、アンモニウム塩またはアルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩またはカ リウム塩に適当な塩基の使用により転化することができる。
本発明のPDTRPエピトープは、また、組み換えDNA方法により調製するこ とができる:発現ベクターを使用し、このベクターはPDTRPエピトープをエ ンコードするDNA配列を組み込みそして適当な宿主の中に配置されたときPD TRPエピトープを発現することができる。
DNA配列をベクター中の翻訳開始および停止シグナルの間に配置する。
また、適当な転写コントロール要素、例えば、DNA配列のプロモーターおよび 転写停止部位を準備する。ペプチドの発現がベクターと適合性の宿主の中で起こ ることができるように、正しいリーディングフレームでDNA配列を準備する。
適当な宿主−ベクター系を使用することができる。例えば、ベクターはプラスミ ドまたはウィルスのベクターであることができ、そして宿主は任意の原核生物ま たは真核生物の細胞、例えば、バクテリアの細胞または酵母菌の細胞または哺乳 動物の細胞系の細胞であることができる。
あるいは、PDTRPエピトープは自然ヒトムチン糖タンパク質(これはそれ自 体ヒト組織の試料からの分離によるか、あるいはヒト細胞系における発現および 完全なプロセシングにより産生ずることができる)から炭水化物をストリッピン グし[バーチエル(Burche 11)ら、キャンサー・リサーチ(Canc er Re5earch) 、47.5467−5482 (1987)] 、 そしてコアタンパク質を消化することによって得ることができる。
キャリヤータンパク質、例えば、キーホールリンペットヘモシアニン、アルブミ ンまたはチログロブリンに連鎖したPDTRPエピトープは、また、本発明の範 囲内である。連鎖は既知の化学的方法によるか、あるいはここに記載するように 遺伝子の形質転換された細胞によるPDTRPエピトープおよびキャリヤータン パク質の融合タンパク質としての発現により形成することができる。
他の面において、本発明はPDTRPエピトープをエンコードする核酸断片を提 供する。
本発明による断片はRNAまたはDNAであることができ、そしてDNA断片は 一本鎖または二本鎖であることができる。好ましいこのような核酸断片は、前に 定義した式(I)のPDTRPエピトープをエンコードする、式(I I)の連 続的解読配列を含有するDNA断片である、(XXX) 、((GCX)、CC X GAPV ACX[CGX] [または] CCX (GCX)、1 、(XXXI 、 (I I)[AGP ul 式中、mSn、xSyおよび2はすべて式(1)に関して定義した通りであり、 Xはデオキシリボヌクレオチドであり、XXXはアミノ酸残基をエンコードする コドンであり、pyはCまたはTであり、 PuはAまたはGであり、そして A、C,GおよびTは4つのデオキシリボヌクレオチド塩基について国際的に認 められた1文字のコードである。
本発明の好ましい核酸断片は、配列 (GCC)、CCG GACACCAGG CCG (GCC)。
からなる。
PDTRPエピトープをエンコードする別の配列は、E、coliのβ−グルク ロニダーゼの中に存在し、モしてPDTRPのための解読配列 CCG GAT ACCCGT CCGを含有する。この配列を含有しそして必 要に応じてさらに、β−グルクロニダーゼ配列に関係づけることができるか、あ るいは関係づけることができないフランキング配列[プロシーデインダス・オブ ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、Natl、Aca d、Sc i、)USA、8447−8451に詳しくに記載されている完全な β−グルクロニダーゼ遺伝子および断片以外]からなる断片は、本発明のそれ以 上の面を形成する。
本発明は、さらに、上に定義した式(I)のペプチドに免疫学的に類似するPD TRPエピトープをエンコードする核酸断片を提供する。
これらの断片は、後述するようにPDTRPエピトープを発生するためにおよび PDTRPエピトープをエンコードするDNAを検出するプローブの両者として 有用である。このような目的のために、検出可能な標識(例えば、放射性同位元 素、蛍光性または酵素の標識)を断片に取り付けるか、あるいは固体の支持体に 結合することは便利であることがある。これらのすべては慣用方法により達成す ることができる[マシューズ(Ma t t h ews)ら、アナリティカル ・バイオケミストリー(Analyt、Biochem、) 、169.]、− 25(1988)]。
本発明の核酸断片は、普通の合成技術により新規に産生ずることができるか、あ るいはヒト上皮細胞から慣用方法により得ることができる[フィン(Huynh )ら、rDNAのクローニング:実際のアプローチ(DNA Cloning: A Practical Approach)J、グロウバー、D、M、(編) (IRL、オックスフォード)、1985、Vol、1、pp、49−48]。
他の面において、本発明は、上に定義した核酸断片からなるクローニングおよび 発現ベクター(発現ベクターは開始および停止シグナルに関するオープンリーデ ィングフレームで断片を有し、そして発現配列を形成するために適当な調節およ びプロモーター配列と関連する)およびこのようなりローニングまたは発現ベク ターにより形質転換された宿主細胞を提供する。
本発明の核酸断片は、また、活性な免疫化技術において使用することができる。
このような方法において使用するために、PDTRPエピトープの遺伝情報を指 定する断片は、5′または3゛末端のいずれかまたは両者であり、それ以上の解 読または非解読の核酸配列は調節またはプロモーター配列、マーカー配列および スプライシングまたは結合部位を包含する。PDTRPエピトープをエンコード することに加えて、解読配列はムチンタンパク質の他の部分または他のポリペプ チド鎖の遺伝情報を指定することができる。本発明による断片は、任意の必要な または所望のフランキング配列と一緒に、適当なオーブンリーディングフレーム の整合で、適当なベクター、例えば、プラスミドまたはウィルスのゲノム(例え ば、ワクシニアのウィルスのゲノム)の中に挿入し、次いでポリペプチド産生物 として普通の技術により発現される。1つの面において、PDTRPエピトープ を包含するポリペプチド産生物は、ベクターで形質転換された適当な細胞を培養 し、収穫し、そして免疫原として使用して、ムチンコアタンパク質に対する活性 な免疫性を誘発することができる[タルタグリア(Tartaglia)ら、T ibtech、、6.43 (1,988)E。他の面において、ベクターは、 とくにウィルスの形態で、免疫化すべきヒトまたは動物に直接接種することがで きる。
次いで、ベクターはPDTRPエピトープの発現を指令し、そしてこれは引き続 いて免疫原として作用して、ムチンコアタンパク質に対する免疫性を誘発する。
DNA配列は、1つの実施態様において、他の遺伝子の中に挿入し、そして融合 タンパク質として発現することができる。例えば、他のアミノ酸配列(kore lah、anc直列の反復配列と同一であるか、あるいは異なることができる) によりフランキングされたPDTRPエピトープをエンコードするヌクレオチド 配列は、他のタンパク質エピトープについて実施されたように、オリゴヌクレオ チドをポリオウィルスのサビン(Sabin)1型ワクチン菌株のカプシドタン パク質をエンコードする遺伝子の中に挿入することによって発現される[エバン ス(Evans)ら、1989、Nature、339.385−388]。こ のような操作されたウィルスは、ヒトにおいて腫瘍を誘発するか、あるいは再発 を遅延し、そして究極的に腫瘍の発生を防止するその能力について容易に試験す ることができる。
したがって、本発明は、外科または治療によりヒトまたは動物の処置の方法にお いておよびヒトまたは動物の体について実施される診断方法において使用するた めの、およびこのような方法において使用する薬物の調製において使用するため の、プローブ、ベクターおよび形質転換された細胞を提供する。本発明は、また 、このようなローブ、ベクターおよび形質転換された細胞を有効な無毒の量でヒ トまたは他の哺乳動物に投与することからなる、外科または治療によりヒトまた は動物の処置の方法および生体内ならびに生体外で実施される診断方法、ならび に体液または組織の試料を断片またはプローブと接触することからなる生体外ま たは生体内で実施される診断方法を提供する。
本発明は、さらに、発現ベクターで形質転換された宿主細胞を培養し、そして発 現されたポリペプチドを回収することからなる、PDTRPエピトープを産生ず る方法を提供する。
他の面において、本発明は、上に定義したPDTRPエピトープを認識すること ができそして、好ましくは、正常の乳汁を出すヒト乳腺により産生される、完全 にプロセシングされたヒトPEM糖タンパク質との反応性が減少しているか、あ るいはそれと反応しない、5M−3およびHMFG−2以外の、抗体を提供する 。
ここで使用するとき、用語「抗体」は、抗原結合部位を有する、ポリクローナル 抗体およびモノクローナル抗体および抗体の断片、例えば、F(ah’)2断片 、ならびに化学的にまたは遺伝子的に修飾されて、1または2以上のポリペプチ ド鎖のアミノ酸配列を変化させて、種特異性および/またはアイソタイプ特異的 領域を変化しおよび/または異なる源からのポリペプチド鎖を組み合わせた、こ のような抗体または断片を包含することを意図する。このような抗体は慣用方法 [ウィリアムス(Wi I 1 iams) 、Tfbtech、6.36 ( 1988)]により得ることができ、そして診断および治療の応用、例えば、受 動免疫化において有用である。
本発明による抗体は上に定義したPDTRPエピトープと反応する;それらは、 また、HPEMコアタンパク質、ことに結腸、肺、卵巣およびとくに乳癌により 発現されたコアタンパク質と反応するが、対応する完全にプロセシングされたH PEMとの反応性が減少しているか、あるいはそれと反応しない。特定の面にお いて、抗体はHPEMコアタンパク質と反応するが、正常の乳汁を出すヒト乳腺 により産生された、完全にプロセシングされたHPEM糖タンパク質と反応しな い。本発明による抗体は、好ましくは、乳汁を出すまたは妊娠した個体の哺乳動 物の上皮組織により産生されたムチン糖タンパク質と有意に反応しないが、哺乳 動物の上皮腺癌細胞により発現されたムチンタンパク質と反応する。
これらの抗体は、良性の乳房腫瘍と非常に減少した反応を示し、したがって乳癌 の診断および局在化においてならびに治療方法において有用である。
抗体は、ヒト乳房上皮ムチン遺伝子、またはその断片のポリペプチド発現産生物 、とくに発生期の発現産生物の細胞培養物のスクリーニングを包含する、他の目 的に使用することができる。この場合において、抗体は便利にはポリクローナル 抗体またはモノクローナル抗体であることができる。
本発明は、さらに、既知の技術により治療学的または診断的に有効な部分にある いは連鎖部分に連鎖された抗体を提供する。連鎖部分は、抗体に治療学的または 診断的に有効な部分を結合するための既知の連鎖因子であることができ、例えば 、連鎖部分は特異的結合因子の特異的結合相手であることができ、治療学的また は診断的に有効な部分は特異的結合因子に結合される。抗体:連鎖部分(特異的 結合相手)の付加物および治療学的または診断的に有効な部分:特異的結合因子 の付加物の別々の投与、特異的結合因子の特異的結合相手への結合は、抗体に結 合された治療学的または診断的に有効な部分を生ずる。特異的結合因子:特異的 結合相手の好ましい例は、ビオチンおよびアビジンまたはビオチンが結合因子ま たは結合相手であることができるストレプトアビジンである。
抗体の治療学的使用のために、治療学的に有効な部分は癌の乳房または他の組織 に放出して、形質転換された細胞を不能化または殺す、致死的因子である。致死 的因子は、毒素、放射性同位元素および「直接の殺す因子」、例えば、補体の成 分ならびに細胞障害性または他の薬物または細胞障害性薬物を腫瘍部位において 活性化する酵素を包含する。
診断の使用のために、診断的に有効な部分は、固体の支持体および検出可能な標 識、例えば、酵素の標識、発色因子、蛍光因子および放射性同位元素および他の 直接または間接の検出可能な標識のような部分であることができる。好ましくは 、モノクローナル抗体を診断において使用する。
゛ 本発明は、さらに、異常なヒトムチン糖タンパク質を含有することが疑われ る試料を、上に定義した抗体とを含有するさせることからなる、診断の試験方法 およびアッセイ方法を提供する。このような方法は、患者に抗体を添加しそして 、別々に、同時にまたは順次に、いずれかの順序で、抗体またはその断片に選択 的に結合することができる標識づけ実在物を投与することを包含する、腫瘍の局 在化を包含する。
抗体の特定の使用は、乳房、結腸、卵巣および/または肺の癌の程度を検出およ び/または評価する診断アッセイを包含する。
診断の方法およびアッセイにおいて使用のための診断試験キットが提供され、そ してこのキットは、抗体および、必要に応じて、適当な標識および他の試薬、例 えば、緩衝剤、抗体を標識しおよび/または標識した抗体を検出のための試薬お よび、ことに競争アッセイにおいて使用するための、抗血清からなる。
本発明は、さらに、ヒトまたは動物の体について実施される外科、治療または診 断の方法において使用するか、あるいはこのような方法において使用する薬物の 調製において使用するための、上に定義したPDTRPエピトープおよび抗体を 提供する。本発明は、また、有効な無毒の物質の前述のポリペプチドまたはペプ チドをヒトまたは動物に投与することからなる、処置または診断の方法を提供す る。投与の割合は、患者の年令、体重、大きさ、性および一般的健康に依存し、 そして望ましくないか、あるいは耐えることのできない副作用なしに、適当なレ ベルの抗体を循環させるために十分な割合であろう。
投与は経口的または非経口的ルートで、例えば、皮下、静脈内または筋肉内の注 射によりなすことができる。典型的には、PDTRPエピトープはヒトの大人に Ig/投与まで、好ましくは1〜200mg/投与の量で、経口的または非経口 的ルートで投与される。
したがって、本発明は、また、本発明のPDTRPエピトープおよび適当な担体 、希釈剤および/またはアジュバントからなる製剤学的組成物を提供し、前記担 体、希釈剤および/またはアジュバントは、もちろん、投与のルートにより決定 されそしてPDTRPエピトープとの適合性について選択される。適当な担体、 希釈剤およびアジュバントは、次の通りである:フロインド不完全アジュバント (IFA)、水酸化アルミニウム、サポニン、DEAE−デキストラン、ムラミ ルジペプチド、鉱油、中性油、例えば、ミグリオール、植物性部、例えば、ビー ナツツ油、「イスコムス(i scoms)J 、リポソーム、プルロニタック (Pluronjc)(商標)、ポリオールまたはリビ(Rtbi)アジュバン ト系[英国特許出願(GB−A)2189141号]。注射のために、組成物は 水性の無菌の、非ビオゲンの溶液であり、必要に応じて緩衝剤、酸化防止剤、殺 微生物剤、例えば、抗バクテリア剤および抗菌・かび剤および張度調節剤を含有 する。あるいは、組成物は、注射のための水を添加することによって再構成する ための、乾燥粉末として提供することができ、そして必要に応じて賦形剤、例え ば、前述のものを含有することができる。
PDTRPエピトープに対する抗体は、ポリクローナル抗体またはモノクローナ ル抗体であっても、ヒトおよび動物を処置する治療学的方法において、例えば、 受動免疫化のためのワクチンの形態で使用することができる。好ましくは、それ らは製剤学的組成物、例えば、前述したように、配合される。
ことに治療学的応用において、Fabまたはその相補性決定領域を、処置すべき 種から誘導された抗体のFcまたは全フレームワーク領域にカップリングする( 例えば、マウスモノクローナル抗体のFab領域をヒトFc領域とともに投与し て、ヒト患者による免疫応答を減少することができる)ことによって抗体を修飾 するか、あるいは抗体のアイツタ・イブを変化させることは適当であることがあ る[参照、欧州特許出願(EP−A)第239 400号]。
本発明は、また、宿主動物に、PDTRPエピトープを発現することができるト ランスフェクションした細胞を接種し、そして抗体を動物の血清または他の体液 から回収することからなる、PDTRPエピトープに対するポリクローナル抗体 を産生ずる方法を提供する。
本発明は、さらに、宿主動物にPDTRPエピトープまたはPDTRPエピトー プを発現することができるトランスフェクションした細胞を接種し、そして抗体 を分泌する細胞を動物から取り出すことからなる、PDTRPエピトープに対す る抗体を分泌することができる細胞を産生ずる方法を提供する。細胞は生体外で 、例えば、適当な細胞培養条件下におよび/または生体内で、例えば、腹水中の 成長により、抗体を産生ずることができる。
ここで使用するとき、用語「動物」は、抗体を産生ずることができる任意の動物 、例えば、補乳動物、例えば、実験室の鋸歯類、および鳥類を呼び、そしてヒト を包含する。
トランスフェクションされた細胞は、PDTRPエピトープをエンコードする発 現可能な配列を含有するDNA発現ベクターを含有する細胞である。解読配列は 自然または合成であることができ、そしてエンコードされたポリペプチドは直接 または融合タンパク質として発現することができる。例えば、PDTRPエピト ープの遺伝情報を指定するDNAを、自然源から同定しそして得るか、あるいは 部分的または完全な合成により産生される。特定のポリペプチドをエンコードす る自然または人工的DNAは、遺伝子工学の分野においてよ(知られており、そ してマニアチス(Maniatis)、T、 、フリトシ(Fr i t sh ) 、E。
およびサムプルツク(Sambrook) 、J、(1982) 、分子クロー ニング:実験室のマニュアル(Molecular Cloning:A La boratory Manual)、:+−ルドースプリング・ハーバ−・ラボ ラトリ−・プレス(Cold Spring Harbor Laborato ry Press)、ニューヨーク、に記載されている。ベクターは慣用方法に より構成して、トランスフェクションすべき細胞中の発現を保証し、そしてDN Aおよびトランスフェクションされた細胞の同定を可能とするマーカー配列を設 けることができる[マニアチス(Man i a t i s)ら、foe、c it、]o本発明においてと(に適当な選択的マーカーは、薬物抵抗性マーカー 、例えば、tK−細胞のためのチミジンキナーゼ(tK)遺伝子を包含する[ス ジパルスキ(Szybal 5ka) 、E、およびスジパルスキ(S z y  balski)、W、(1962)、プロシーディンゲス・イブ・ナショナル ・アカデミ−・イブ・サイエンシズ(Proc、Natl、Acad、Sc i 、)USA、42.2062]。
適当には、プロモーター配列をベクターの中に挿入して、トランスフェクション された細胞中のPDTRPエピトープの発現を増加することができる[スブラマ ニ(Subramani)、Sl、ムリンガン(Mu11 ingan) 、R ,C,およびベルブ(Berg)、P、(1,981)、モレキュラー・アンド ・セルラー・バイオロジー(Mo1.Ce11、Biol、L 1.854−’ 864]。
トランスフェクションすべき細胞、すなわち、ベクターを挿入すべき細胞(以後 「ドナー細胞」)は、ドナー動物、例えば、鰯歯類、ことにラットおよびマウス 、および霊長類、例えば、サルから得られる。ドナー細胞は、いったんトランス フェクションされたならば、PDTRPエピトープを、必要に応じてPDTRP エピトープの後翻訳プロセシングを用いで、発現することができな(ではならな い。好ましくは、ドナー細胞および必要に応じて修飾されたDNAは、PDTR Pエピトープが細胞外にまたは細胞表面に現れるように選択するが、また、本発 明を細胞内でのみ発現されるポリペプチドに適用することができる。
ことに細胞内で発現されたポリペプチドについて、ドナー細胞は常態で腹膜内に 存在しないか、あるいは宿主動物の血流中を循環しない型のものであることが好 ましい。
好ましくは、トランスフェクションされた細胞を接種した動物(以後[宿主動物 j)とシンジエネイックであるトランスフェクションすべき細胞は動物(以後I −ドナー動物」)から誘導される。特定の理論に拘束されたくないが、シンジエ ネイックドナー動物からの細胞を使用するこ、!−によって、トランスフェクシ ョンされた細胞と、検出しかつ宿主動物の免疫系により作用されることができる 宿主動物自身の細胞との間の差は最小となると信じられる。こうして、免疫応答 は、DNA配列の発現により、トランスフェクションされた細胞により産生され た外来ポリペプチドに対して向けられる可能性が多い。
宿主動物の免疫系への指令作用を最大とするために、宿主動物およびドナー動物 は実質的に遺伝子的に同一であり、そして通常それらは、この分野においてよく 知られているような、よく確立された同血統交配の系統であることが望ましい。
−卵性のドナー動物および宿主動物が同血統交配の系統を形成するか否かに拘ら ず、あるいは宿主動物それ自体からの細胞でさえ、これらの使用は考えられる。
ドナー細胞のトランスフェクションは、慣用方法により、例えば、リン酸カルシ ウムを使用して[オースチン(Austin)、P、 、)ロウスデイル(Tr owsdale)、jl、ルッド(Rudd) 、C,、ポド?−(Bodme r) 、W、 、フェルトマン(Fe ldmann)、M、およびランプ(L amb) 、J、(1985) 、ネイチャー(Nature) 1.313. 1−41またはエレクトロポレイション技術により[= 、、 −マン(Neu man) 、E、 、シェファーーリッダー(Schaefer−Rfdder )、M、 、ランプ(Wa n g) 、Y、およびホシュネイダ−(Hofs chneider)、P、H,(1982)、EMBOジャーナル(J、)、1 .841−845]またはレトロウィルスのベクターを使用して[バイオロジ− クス(Biotechniques)、6.608−614 (1988)]。
トランスフェクション後、細胞、またはクローンまたはそのサブクローンをスク リーニングして、PDTRPエピトープを発現することができるものを選択する ことは便利であることがある。細胞表面で発現された遺伝子産生物では、蛍光性 抗体および蛍光性活性化細胞のソーターはとくに便利である[オースチン(Au stin)、loc、ci t、 ]が、他の技術をスクリーニングおよび選択 に利用することができる。
トランスフェクション体の細胞は、必要に応じて選択後、処理して遺伝子産生物 の発現を増加することができる。種々の既知の増強方法、例えば、次の物質を使 用する処理を用いることができる:酪酸ナトリウム[ゴールマン(Gorman ) 、C,M、およびホワード(Howa rdL B、H,(1983)核酸 の研究(Nucleie Ac1dsResearch)、11.7631−7 6481またはインターフェロン[バルクウィル(Ba Ikwf I 1)  、F、 R,、ステベンス(St evens) 、M、H,、グリッツイン( Griffin)、D、B。
、トマス(Thoma、s) 、J、A、およびポドマ−(B o dme r )、J、 G、(1987L Eur、J、Cancer C11n、0nco +、 、23.101−1061゜増強方法はドナー・細胞の型に対して適当な ように選択される。
1または2以上の宿主動物にPDTRPエピトープまたはトランスフェクション された細胞を接種し、好ましくは適当な媒質中のトランスフェクションされた細 胞の腹膜内または静脈内の注射により接種する。好ましくは、接種は間隔を置い て反復し、そして動物の抗体の力価を監視して、所望の免疫応答が起こることを 確認する。投与および接種の方法のために選択するルートは、好ましくは、所望 のクラスの抗体の優先的に産生されるように選択され、例えば、IgM抗体を分 泌する細胞の産生が接種および抗体分泌細胞の回収の間の間隔を短くすることに よって好適に起こるが、IgG抗体の産生は反復する接種および抗体分泌細胞の 究極の回収の間の間隔を長くすることによって好適に起こる。
接種が完結すると、抗体を分泌する細胞、例えば、肺細胞を接種した動物から取 り出し、そして適当な培地の中で維持する。慣用方法を使用して宿主細胞を獲得 しそして維持することができる。抗体を産生ずる細胞は、また、癌を有する宿主 動物の体液または組織から、とくにヒト癌、ことに乳癌または卵巣癌の患者の切 除したリンパ節からのリンパ球から得ることができる[ジャーナル・イブ・イム ノロジカル・メソッズ(J。
Immunologtcal Methods)、105.263−273 ( 1987)]。
他の面において、本発明は、癌を有するか、あるいはPDTRPエピトープまた はPDTRPエピトープを発現することができるトランスフェクションされた細 胞を接種した宿主動物から、抗体を産生ずる細胞を取り出すことからなる、PD TRPエピトープに対する抗体を分泌することができる細胞を産生ずる方法を提 供する。
それ以上の面において、本発明は、癌を有するか、あるいはPDTRPエピトー プまたはPDTRPエピトープを発現することができるトランスフェクションさ れた細胞を接種した宿主動物から取り出された、PDTRPエピトープに対する 抗体を分泌することができる細胞を提供する。
この段階において、宿主動物から得られた抗体を分泌する細胞の集団をスクリー ニングして、PDTRPエピトープに対する抗体を分泌するものを選択すること は便利であることがある。
細胞は、PDTRPエピトープに対する抗体(以後モノクローナル抗体またはM Ab)を分泌することができる永久増殖性細胞系を形成するための免疫化にと( に有用である。永久増殖性を付与することは、任意の既知の方法により実施する ことができるが、永久増殖性細胞との融合によりハイブリドーマを形成すること は最も便利な方法である。
したがって、本発明は、また、抗体を産生ずる動物細胞、PDTRPエピトープ を接種した宿主動物から取った抗体を分泌する細胞またはPDTRPエピトープ を発現することができるトランスフェクションされた細胞に永久分裂能を与える ことからなる、PDTRPエピトープに対する抗体を産生ずることができる永久 増殖性細胞を産生ずる方法を提供する。
融合に適当な永久増殖性細胞(これらの細胞は適当な培養条件下に反復した細胞 分割をすることができる)はよく知られている。永久増殖性細胞は、抗体を分泌 する細胞と同一の血統であることができ、そして通常宿主動物からの抗体を分泌 する細胞と同一の種であろうが、これは必須ではない。と(に便利な永久増殖性 細胞は骨髄腫細胞である。融合はコーラ−(Kohler)およびミルスティン (Milstein)、ネイチ+−(Nature) 、25旦、495−49 7 (1975)の方法および文献に記載されているようにその変法により達成 される。
融合後、生ずるハイブリッド細胞の集団をスクリーニングして、PDTRPエピ トープに対する抗体を分泌する細胞を選択することは便利であることがある。
本発明は、また、PDTRPエピトープを接種した宿主動物から取ったPDTR Pエピトープに対する抗体を分泌することができる抗体産生細胞またはPDTR Pエピトープを発現することができるトランスフェクションされた細胞からなる か、あるいはこのような細胞の子孫である、PDTRPエピトープに対する抗体 を分泌することができる、永久分裂能を与えられた細胞、好ましくはハイブリド ーマを提供する。
本発明による永久増殖性細胞(例えば、ハイブリドーマ細胞)は、PDTRPエ ピトープに対するMAbを産生ずるために使用することができる。
したがって、本発明は、上に定義したPDTRPエピトープに対する抗体を分泌 することができる永久分裂能を与えられた細胞、またはこのような細胞の子孫を 培養し、そしてモノクローナル抗体を回収することからなる、PDTRPエピト ープに対するモノクローナル抗体を産生ずる方法を提供する。
本発明は、さらに、上に定義した永久増殖性ハイブリッド細胞の組織培養物また は腹水中の成長から得られた、PDTRPエピトープに対するモノクローナル抗 体を提供する。
前述したように永久分裂能を与えられた細胞により産生された抗体は、普通の技 術によりスクリーニングして、PDTRPエピトープに対するMAbを産生ずる 細胞を同定することができる。このような細胞は、増殖および培養して、本発明 によるMAbを大量に産生ずることができる。
適当な培養技術および抗体を分泌する細胞の成長条件は、よく知られており、そ して関係する特定の永久分裂能を与えられた細胞系および産生ずべきMAbに適 当なように選択される。
本発明は、さらに、上に定義したPDTRPエピトープおよびPDTRPエピト ープのC−末端またはN−末端に結合したキャリヤーのポリペプチドまたはタン パク質からなる、融合タンパク質を提供する。
キャリヤーのポリペプチドまたはタンパク質は任意の適当なポリペプチドまたは タンパク質であることができる。便利なキャリヤータンパク質はチログロブリン およびウシ血清アルブミンである。
本発明の融合タンパク質は、ポリペプチド合成およびタンパク質化学の普通の技 術により個々のアミノ酸の前駆体からまたはより小さいポリペプチドのカップリ ングにより産生ずることができる。あるいは、融合タンパク質は、融合タンパク 質をエンコードする遺伝子の発現を包含する組み換えDNA技術により産生ずる ことができる。これらの方法はすべてこの分野においてよく知られている。
本発明は、さらに、外科または治療によりヒトまたは動物の体を処置する方法ま たはヒトまたは動物の体について実施される診断方法において使用するための、 上に定義した融合タンパク質;ヒトまたは動物の体の治療学的、外科的または診 断の処置において使用する薬物の製造における融合タンパク質の使用;融合タン パク質およびその製剤学的に許容されつる希釈剤または担体および、必要に応じ て、普通の助剤の成分からなる製剤学的組成物、および有効な無毒の量の融合タ ンパク質をヒトまたは動物に投与することからなる、ヒトまたは動物の体を処置 する方法を提供する。
融合タンパク質は、と(に、癌、例えば、乳癌の処置または予防において、患者 の腫瘍細胞に対する免疫性を増加することによって、そして癌の診断および治療 学的処置において使用するポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体の産生 において有用である。
本発明を、ここで、添付図面を参照することによって説明する。
第1図は、実施例1に従う1系列のオクタペプチド/SM3の反応の450nm における光学密度(0,D、 )のグラフである。
第2図は、オーバーラッピングするペプチドのオクタマーの設計を示す。出発配 列は20アミノ酸の直列の反復から成り、隣接する反復の4アミノ酸はアミノ末 端およびカルボキシ末端上に存在する。オーバーラッピングするオクタマー[− ]で示され、そして[A]はビン上のスペーサーとして使用したアラニンを示す 。注、オクタマー1および21は同一である。アミノ酸について1文字のコード を使用する。
第3図はモノクローナル抗体5M−3のオクタマーのペプチドへの結合のグラフ である。モノクローナル抗体(50μg/ml、100μm/ビン)をオクタマ ー1−21で反復しく第2図において定義されている)そして結合をELISA アッセイを使用して可視化した。インサート中の箱で囲まれた配列は5M−3に より認識されるエピトープを表す。
第4図は、モノクローナル抗体のHMFG−2、LICR−LON−M8および c5のオクタマーのペプチドへの結合を示す、1系列のグラフである。モノクロ ーナル抗体(50μg/ml、100μm/ビン、HMFG−2およびonc− M15について、LICR−LON−M8腹水not : 500希釈)をオク タマー1−21で反復しく第2図において定義されている)そして結合をELI SAアッセイを使用して可視化した。括弧内の配列はエピトープを示す。
第5図は、PEMムチンコアタンパク質と反応性のモノクローナル抗体により認 識されたエピトープの線図的表示である。潜在的グリコジル化部位は矢印で示さ れている。
第6図は、蛍光活性化細胞ソーターにより検出された、リンパ芽球様および乳癌 細胞系へのHMFG−2の結合を示す、1系列のグラフである。懸濁液中の細胞 をHMFG−2(−)またはTAL−4(−−−)抗HLA−DRモノクローナ ル抗体とともにインキュベーションし、そして結合を蛍光標識したウサギ抗方法 を使用して検出した。A、HLA−DR2を発現するリンパ芽球様細胞系PGF 、β鎖は配列Asp−Thr−Arg−Pro (DTRP)を含有する。BS HLA−DR7を発現するリンパ芽球様細胞系Mann、β鎖は配列Asp−T hr−GIn−Pro (DTQP)を含有する。CSPEMムチンを発現する 乳癌細胞系T47D0 第7図は、オクタマーのペプチドに対する抗ペプチド抗血清の結合のグラフであ る。1 : 200に希釈した抗血清を第2図に記載するようにペプチドと反応 させた。インサート中の箱で囲った配列は、この抗血清により認識された優性エ ピトープを表す。
第8図は、抗ペプチド抗血清を使用する乳癌細胞系の染色を示す対の顕微鏡写真 である。
次の実施例によって、本発明をさらに説明する。これらの実施例は本発明をいか なる方法おいても限定することを意図しない。
われわれが前に示したように、モノクローナル抗体MaellIはPEMコアタ ンパク質の中に見いだされる2oアミノ酸の直列の反復内のエピトープを認識す る[ゲンドラ−(Gendler)ら、ジャーナル・イブ・バイオロジカル・ケ ミストリー(J、Biol、Chem、)、!旦、12820−12823 ( 1988)]。ケンブリッジ・リサーチ・バイオケミカル(Cambridge  Re5earch Bi。
C11emicC11eケンブリッジ、英国)から購入したエピトープ走査キッ トを使用して、われわれはさらに5M−3により認識されるエピトープを明らか にし、そして最小エピトープがプロリン−アスパラギン酸−スレオニン−アルギ ニン−プロリンから成ることを示した。
この方法は、ポリプロピレンのビンの末端で小さい、オーバーラッピングするペ プチドを合成することから成り、96のビンをマイクロタイタープレートのフォ ーマットおよび間隔でプラスチックの支持体の中に保持する。ピンの先端を化学 的に誘導化して官能基を産生じ、これにアミノ酸をカップリングすることができ 、そしてペプチドをビンの先端上で1アミノ酸/日の付加でペプチド鎖の段階的 伸長により合成する。
いったん所望の長さのペプチドが合成されたとき、ピンを標準のELISA型ア ッセイにおいて抗体とのそれらの反応性についてアッセイすることができ、ここ で試薬を96ウエルのマイクロタイタープレートの中に分配し、次いでそれらの 中にピンを配置する。
オーバーラッピングするオクタマーを合成することを選択し、直列の反復に沿っ て、合成される各オクタマーとともに1つのアミノ酸を動かし、そしてすべての 可能なオクタマーをカバーして、第1ペプチドおよび最後のペプチドが同一であ るようにする。こうして、オクタマーを設計するために、1直列の反復および次 の反復の8アミノ酸、すなわち、VTSAPDRTPAPGSTAPPAHGV TSAPDTRを使用した。こうして、最初のオクタマーVTSAPDTR,お よび第2のTSAPDTRP、第3の5APDTRPAなどであった。したがっ て、オクタマー2〜5はここに定義するようにrPDTRPJエピトープである 。オクタマー1および6〜21はPDTRPエピトープではな(、それらの各々 はPDTRP配列の一部分のみを含有するか、あるいはそれを含有せず、そして 5M−3とほとんど反応しないか、あるいはまった(反応しない。このような組 のオクタマーを使用して得られた結果を第1図に示し、この図面は5M−3のエ ピトープがPDTRPであること上皮特異性を示しそして腫瘍関連抗原を認識す るモノクローナル抗体の多くは、大きい分子量のムチン分子上に見いだされるエ ピトープと反応する。最近まで、ムチンの生物学的特性決定は、例えば、胃腸管 、肺および頚において産生された、大きいムチンを使用して実施された[ハウン セル(Houn s e I I)およびフエイジ(Fe i z i) 、1 982;マーシャル(Maushall)およびアレン(Alien)、197 8;スレイター(Slayter)ら、1984 ;ラールステット(Carl stedt)ら、1983]。しかしながら、乳腺、汗腺および唾液腺を包含す る他の腺はムチンを産生じそして、われわれはが多形性上皮ムチン(PEM)と 名付ける1つは、上皮または癌関連決定基を認識する多数のモノクローナル抗体 のための標的抗原であると思われる[バーチエル(Burche I I)およ びタイラー−パパジミトリオウ(Tay for−Papad imi t r  1ou) 、1989] 。
PEM成分はいくつかの正常上皮組織により産生され、そして乳汁を出す乳腺に より豊富に産生されるので、と(に興味があるものであり、それは、また、乳癌 および他の癌により発現される[タイラー−パパジミトリオウ(Taylor− Papadimitriou)ら、1986;ガーリング(Giring)ら、 1989]、そのうえ、ムチンは癌細胞により異なるようにグリコジル化される ように思われ、その結果新規な炭水化物のエピトープが現れ[クジエルドセン( Kjeldsen)ら、1988]、そして正常ムチンにおいてマスキングされ ているコアタンパク質のエピトープは癌関連成分において露出される。1つのこ のようなコアタンパク質のエピトープは抗体5M−3により検出され、この5M −3は化学的に脱グリコジル化された正常PEMムチンを使用して発生された[ バーチエル(Burche l I)ら、1987]。この抗体は乳癌の90% より多(と反応するが、正常の乳房ムチンまたは乳から精製されたPEMムチン とほとんど反応しないか、あるいはまったく反応しない[バーチエル(Burc he I 1)ら、1987 ニガーリング(Giring)ら、1989]  、5M−3抗体の特異性はそれを乳癌の診断および処置における潜在的に有用な 道具とし、したがって5M−3エピトープの同定は大きい重要を有する。
最近、PEMムチンの免疫原性ドメインのアミノ酸配列[ゲンドラ−(Gend  1 er)ら、1988]は、この領域の遺伝情報を指定するcDNAクロー ンのヌクレオチド配列から推定された[ゲンドラー(Gendler)ら、19 87]。このドメインは20アミノ酸長さの反復ユニットから構成され、そして 反復の数は個々に異なり、DNAおよびタンパク質のレベルで見られる多形性を 生ずる[スワロウ(Swa 11ow)ら、1987]。直列の反復のリーディ ングフレームは、対応する配列をもつ合成ペプチドに対する3つのコアタンパク 質反応性抗体(HMFG−1、HMFG−2および5M−3)の結合を示すこと によって明確に確立された[ゲンドラ−(Gend ] er)ら、1988] 。
この配列はムチンについて期待することができるものと一致し、そしてプロリン に富んだ伸長により分離されたセリンおよびスレオニン(多分O−グリコジル化 部位)を含有し、線状構造を示唆する。20アミノ酸の直列の反復の配列を包含 するオーバーラッピングするオクタマーを使用して、われわれは、今回、連続的 アミノ酸配列、Pro−Asp−Thr−Arg−Proを5M−3エピトープ のコアとして同定することができた。興味あることには、正常および癌関連の両 者のムチン上に見いだされ、そして他の抗体により認識される、他のコアタンパ ク質のエピトープは、また、この領域にマツピングされるが、いずれも5M−3 エピトープのアミノ末端にプロリンを含有しない。このデータは、癌関連ムチン 上の5M−3のエピトープの露出をより短い炭水化物側鎖を生ずる異常のプロセ シングに起因させることができるという考えと一致する。予備的研究において、 乳癌と反応性のPEMムチンに対する抗体を発生させるために、直列の反復の配 列の一部分に相当するペプチドを使用することができるが示された。
材料および方法 ペプチド: ペプチドは、固相技術により、430Aペプチド合成装置[アプラ イド・バイオシステムス(Applied Biosystems)]で、商業 的に入手可能なt、 −b o c保護されたアミノ酸および制限を使用して前 に記載されたように[タウンセンド(Townsed)ら、1986]合成した 。
オーバーラッピングペプチドオクタマーの合成二 オーバーラッピングペプチド オクタマーは、ゲイセン(Geysen)ら(1984)により本来発表された 方法に基づくエピトープ・スキャニング・キット[ケンブリッジ・リサーチ・バ イオケミカルス(Cambridge Re5each Biochemica ls)、ケンブリッジ、英国]を使用して、ポリプロピレンのピンの末端上に合 成した。ピンはスペーサーとして作用する末端に取り付けられたアラニンをもっ て供給され、tuS合成されたペプチドのカルボキシ末端におけるアミノ酸はア ラニンへのペプチド結合より接合されている。
抗体: モノクローナル抗体HMFG−1、!(MFG−2および5M−3[タ イラー−パパジミトリオウ(Taylor−Papadimi tortou) ら、1981 ;ブルチェル(Burchel 1)Ia11983 ; 19 87 ;ガーリング(Girling)ら、1989] 、LICR−LON− M8 [フォスター(Foster)ら、1982]、one−M2S、one −M23、one−M27 [リンスレイ(Linsley)ら、1988]の 発生および特性決定はどこがで記載された。モノクローナル抗体TAL14.1 はHL A −D Rに向けられている。
抗ペプチドマウス抗血清は、トログログリンにカップリングされた25μgのP DTRペプチド1−24 (参照、表2)で腹腔内で免疫化し、次いでウシ血清 アルブミンに接合された25μgのPDTRI−14を3回注射することによっ て産生された。
ELISA:モノクローナル抗体(504g/mlまたは1 : 500希釈物 の腹水、100μI/ピン)およびポリクローナル血清(1:200)を、ペル オキシダーゼ接合ウサギ抗マウス抗体(DAKO,デンマーク)を使用して、前 に記載されたように[バーチエル(Burchell)ら、1983] ELI SAアッセイにおいてそれらのオクタマーとの反応性について試験した。オクタ マーは96ウエルのマイクロタイタープレートのフォーマットを与えるピン上に 合成し、それゆえアッセイのためにピンを抗体または試薬を含有するマイクロタ イターディツシュの中に挿入した。
細胞系へのHMFG−2の結合: 106細胞を含有する細胞ペレットを10% の胎児仔ウシ血清を含有するRPMIで洗浄し、そして0.02%のアジ化ナト リウムを含有する1mlのハイブリドーマの組織培養上澄み液の中に懸濁し、そ して4℃において1時間インキュベーションした。10%のFe2,0.02% のアジ化ナトリウムを含有するRPMI(洗浄緩衝液)で2回洗浄した後、洗浄 緩衝液中で1=20に希釈しそして使用の前に濾過した蛍光接合したウサギ抗マ ウス(DAKO。
デンマーク)の1mlの中に細胞ベレットを懸濁した。4℃において30分後、 ペレットを洗浄緩衝液(20ml)で1回洗浄し、そしてPBSA (20ml )で1回洗浄し、次いで1mlのPBSAの中に懸濁した。次いで、蛍光接合ウ サギ抗マウスをスペクトラ−フィジックス(Spec t ra−Phys i  cs)蛍光セルソーター中で分析した。
結果 抗体5M−3により認識されるエピトープの同定PEMムチンの直列反復ユニッ トの配列を第2図に示す。任意に、配列はPDTRで開始するとして書いた。な ぜなら、これはcDNAクローンの1つにおける第1の直列の反復の介しであっ たからである[ゲンンドラ−(Gend I e r)ら、1987]、抗体5 M−3は、1つの直列の反復および次の反復の4アミノ酸に相当するPDTRペ プチド(1−24)と反応することが従来示された(参照、表1)。5M−3抗 体により認識されるエピトープをさらに明らかにするために、単一の反復および 隣接する反復の8アミノ酸を包含する、1系列のオーバーランピングペプチドオ クタマ−(第2図)をポリプロピレンのピンの先端上に合成した(参照、材料お よび方法)。第3図は、ペプチドをELISAにおいで5M−3と反応させたと き得られた結果を示す。理解することができるように、5M−3と反応性のすべ てのペプチドは配列Pro−Asp−Thr−Arg−Proを含有し、したが ってこれは最小エピトープを表すように思われる。
one−M2S MCF−7,HMFG + + + リンスレイら、one− M23 MCF−7,HMFG + + +onc−M27 W5−6.HMF G + + +宜PDTRペプチド(1−24) PDTRPAPGSTAPP ATIGVTSAPDTR2PDTRペプチド(1−14) PDTRPAr’ GSTAPPAC*3VTSAペプチド(17−20,1,−10) VTSA PDTRPAPGST’ F!MFGヒト乳脂小球 京カップリングを可能とするためにシスティンを含めた。
5M−3エピトープを含有するドメインの免疫原性PEMムチンと反応性のモノ クローナル抗体は、ムチンを含有する種々の免疫原、例えば、ヒト乳脂小球抽出 物[タイラー−パパジミトリオウ(Taylor−Papadj、m1tori ou)ら、1981:ヒルケンス(Hilkens)ら、1984 ;フォスタ ー(Foster)ら、1.982:セリア−(Certani)ら、1983 ]および癌細胞[プラムウェル(B r amwe 11)ら、1983ニブラ イス(Price)ら、1985]を使用して発生させた。あるものはムチンお よび培養した細胞の両者から得た[タイラー−ババジミトリオウ(Tayfor −Papadimitortou)ら、1981;バーチエル(Burehel l)ら、i、983;参照、表1]。われわれは、これらの抗体のあるものを直 列の反復をエンコードするペプチドとのそれらの反応性について試験し、そして 多数がPDTRペプチド(アミノ酸、1−−24、表1)と強い陽性の反応を示 すことが発見された。これらは表1に列挙する抗体ならびに抗体NCRCII  [プライス(Price)ら、1985]およびDF3 [セキネ(Sekin e)ら、1985]を包含する。これらの抗体のあるものと反応性のドメインを より詳細に同定するために、より小さいペプチドとのそれらの反応性を検査した 。表1に示すように、試験した抗体のすべては2つのより小さいペプチドと反応 し、それらの両者はPDTRペプチドの最初の10アミノ酸を含有した。この領 域は、また、5M−3エピトープをを含有し、直列の反復のこの部分がマウスに おいて免疫優性であるエピトープを含有することを示唆する。表1に示す抗体の うちの3つ、すなわち、HMFG−2、LICR−LON−M8およびone− M2S、と反応性の特異的エピトープは、第2図に例示するオーバーラッピング オクタマーを使用してより詳細に同定し、そして結果を第4図に示す。抗体HM FG−2およびLICR−LON−M8はオクタマーと顕著に類似するパターン を示し、そして両者の場合において、最小のエピトープはAsp−Thr−Ar g (DTR)であると思われるが、one−Mi5により認識されるものはT h r −A r g−P r o−A 1 a (TRPA)である。
詳細なエピトープのマツピングの結果は、単一のスレオニンおよび潜在的グリコ ジル化部位の間のフランキングアミノ酸がPEMの直列の反復の高度に免疫原性 のドメインを構成することを示す。異なるエピトープの間のオーバーラツプは第 5図示されている。
隣接するアミノ酸の役割 PIRのタンパク質のデータベースを第5図に示すエビトー・ブについてサーチ するとき、バクテリアのタンパク質からHLA−DRβ鎖までの領域の多数のタ ンパク質が配列Asp−Thr−Argを含有することが示された。しかしなが ら、抗体HMFG−2およびM8は多形性上皮ムチンと制限された反応を示すこ とが報告された。これらの抗体の1つが異なるフランキングアミノ酸をもつAs p−Thr−Argを含有するタンパク質と結合するかどうかを研究するために 、われわわは最小エピトープを含有することが知られている自然タンパク質への HMFG−2の結合を研究した。HLA−DR2のβ鎖は配列Asp−Thr− Arg−Proを含有するが、HLA−DR7のβ鎖は配列Asp−Thr−G in−Proを含有し[ヤウング(Young)ら、1987]、しかしながら 、隣接するアミノ酸はPEMムチンと相同性を示さない。
HLA−DR2(PGF細胞)およびHLA−DR7(MANN細胞)を発現す るリンパ芽球に似た細胞系へのHMFG−2の結合を分析し、そしてPEMムチ ンを発現する乳癌細胞系(T 47 D)へのHMFG−2の結合と比較した。
第6図が示すように、期待するように、HMFG−2はDR7を発現するMAN N細胞に結合せず、また配列Asp−Tbr−Argを含有するDR2を発現す る細胞に結合しなかった。しかしながら、HMFG−2は事実乳癌細胞系T47 Dへの強い結合を示した。こうして、HMFG−2の最小エピトープはコンフォ メーション的に遊離のペプチドに関して3つのみのアミノ酸から成るが、コンフ ォメーションの制限を有する自然タンパク質において、隣接するアミノ酸は抗原 性部位の決定において重要な役割を有する。
乳癌反応性抗体の発生のための免疫原としてのペプチド5M−3の発現では、前 述のモノクローナル抗体は乳から分離するか細胞に関連するグリコジル化ムチン を使用して発生させ、そしてこれらの場合において、炭水化物の側鎖はコアタン パク質のエピトープとのどれが露出されるかどうかを決定するとき主要な役割を 演するであろう。
われわれは、ここで、PDTR−ペプチド(1−24)およびキャリヤータンパ ク質にカップリングしたPDTRペプチド(1−14)(参照、材料および方法 )で注射したマウスの応答を、抗血清とオーバーラッピングオクタマーとの反応 を追跡することによって、検査した。第7図が示すように、全体の結合はモノク ローナル抗体より高いが、ペプチド4および5において結合のピークが存在する ように思われた。これは配列P−D−T−R−P−A−Pを認識するエピトープ を認識する血清の中に存在する抗体に相当する。抗血清は一次乳癌および細胞系 と陽性の反応を示しく参照、第8図)、存在する抗体のあるものが癌関連ムチン 上で露出されたエピトープと反応したことを示す。この最初の実験が示唆するよ うに、直列の反復配列に基づくペプチドを免疫原として使用して、癌関連PEM ムチンと反応性の抗体を発生させることができる。
論考 多形性上皮ムチンのコアタンパク質はある数の直列の反復から構成され、それら の各々は5つの潜在的〇一連鎖グリコシル化部位を含有する[ゲンドラ−(Ge ndler)ら、1988]。これらの直列の反復は、このムチンに対して向け られたモノクローナル抗体の多数により認識されるエピトープを含有する。オー バーラッピングオクタマーを使用することによって、5M−3により認識される エピトープは明らかにされ、そして位置3に単一のスレオニンを含有することが 示された。さらに、他のモノクローナル抗体と反応性のエピトープは、また、こ の領域にマツピングされることが示された。したがって、少なくともマウスにお いて、この直列の反復の配列は高度に免疫原性であるように思われる。
HMFG−2、LICR−LON−M8、onc−M2Sおよび5M−3により 認識されるエピトープはオ・−バーラッピングするが、ムチンとこれらの抗体と の反応性は非常に異なる。すべては乳癌細胞により発現されるムチンと反応する が、HMFG−2、onc−M2SおよびM8の決定基は、また、正常ムチン上 で発現される[バーチエル(Burche I l)ら、1983 ;リンスレ イ(Linsley)ら、1988;フォスター(Foster)ら、1982 ]が、5M−3決定基は反応しない[バーチエル(Burchel l)ら、1 987;ガーリング(Girling)ら、1989] 。5M−3モノクロー ナル抗体が化学的に脱グリコジル化された正常孔ムチンに対してレイズされたと いう事実は、炭水化物が正常細胞により産生されるPEM上のこのエピトープを マスキングするときある役割を演じうろことを示唆する。正常ムチンと反応する 3つの抗体により認識される組み合わせられたエピトープは配列DTRPAを包 含し、この配列はフランキンググリコジル化部位の間の中央に配置される(第2 図においてT18’ 、819″、S−8IO1参照、また、第5図)。しかし ながら、5M−3エピトープPDTRPはアミノ末端にプロリンを含有し、これ はグリコジル化部位(セリン19′)から離れた唯一のアミノ酸である。これが 示唆するように、正常ムチンにおいて、5M−3エピトープのアミノ末端上のプ ロリンは炭水化物によりマスキングされるが、腫瘍において、セリン1111お よびスレオニン18′上の糖鎖の早期のターミネーションのために、それを露出 される。最近の結果がこの考えを支持し、ヒト乳から分離された正常ムチンは伸 長および/または枝分かれしたポリ−N−アセチル−ラクトサミン側鎖を含有す ることが示された[ハニシ(Hanisch)ら、1989]が、乳癌細胞系B T20により産生されたムチンのオリゴサツカリド側鎖はわずかに3または4の 糖から成る[フル(Hu I 1)ら、1988]。
マツピングされたエピトープのすべての4つはそれらのコアにスレオニンを含有 するので、反応性エピトープ中のこのアミノ酸はグリコジル化されることができ ない。しかしながら、癌関連ムチン上よりすくないHMFG−2特異的エピトー プは乳の中に見いだされる正常ムチン上に存在することに注意すべきである[バ ーチエル(Burche l I)ら、1983]。これが意味しつるように、 DTRエピトープ中のスレオニンのあるものは事実正常ムチン」二でグリコジル 化される。換言すると、炭水化物側鎖の長さの異質性のために、正常ムチン上の DTRエピトープのあるものは長いまたは枝分かれしたポリラクトサミン鎖によ りマスキングされるが、他のものはされない。HMFG−2エピトープの他の特 徴は、抗体に対する親和性が、ミクロの環境に依存して、変化するように思われ ることである。正常ムチンおよび癌芳香族ムチンへの抗体の結合を比較すると、 抗体は正常ムチンに対してより高い親和性を示すことが発見され、正常オリゴサ ツカリド側鎖は最大の親和性のために要求されることを示唆する。オリゴサツカ リド側鎖が重要でありうることは、また、HMFG−2および5M−3の両者が 、すべての炭水化物をストリッピングされたムチンへより部分的に脱グリコジル 化されたムチンへ強く結合するという事実により示される[バーチエル(Bur chell) ら、 1987コ 。
オリゴサツカリド側鎖は抗体HMFG−2および5M−3により認識されるコア タンパク質のエピトープのコンフォメーションの決定においである役割を演する が、免疫原性であるかつ乳癌により発現されるPEMムチンのコアタンパク質の 中に抗原決定基が存在することは極めて明らかである。タンパク質キャリヤーへ カップリングした直列の反復配列に相当する合成ペプチドを使用して、われわれ は乳癌との反応性を示す抗体をマウスにおいて誘発することができた。抗血清を 使用するエピトープのマツピングにおいて、優性エピトープが配列1)DTRP APの中にグリコジル化部位の間のThr”’ 、Set”’および5re9、 Th r 10に見いだされ(第2図)、再びこのドメインの免疫原性を確証す るが示された。これらの結果が示唆するように、今回、乳癌と反応する5M−3 様特異性をもつモノクローナル抗体の産生に対する直接アプローチを取ることが でき、そしてこのような研究は現在進行中である。
さらに、癌細胞において選択的に露出されるエピトープの同定は腫瘍細胞により ムチンの異常なプロセシングの研究に集中させ、そして直列の反復を含有するペ プチドまたはポリペプチドをあるヒト癌のための合成ワクチンとしての使用を可 能とすることを示唆する。
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ヱ互、323−327.1989] 、E、col i DH−1菌株中のムチ ン断片の発現についての選択は、抗体を使用して形質転換のブロービングリフト により実施した。ムチン断片を発現するプラスミドからのDNAを調製し、そし てE、coli菌株CAG−456[参照、リム(Rimm)およびボラード( Pollard)]をムチン断片のより高い発現のために形質転換した。18ア ミノ酸のt rpEタンパク質を含有する断片は、ウェスタンプロットでほぼ3 0kDの分子量の断片として抗体で検出することができた。ゲル分離したバクテ リアのリゼイトのクーマツシーブルーの染色はこのバンドを可視化することがで き、これはインドリルアクリル酸で誘発した細胞において増加され、そして10 〜20%のバクテリアタンパク質から構成されているように思われた。
実施例4 哺乳動物細胞におけるいくつかの直列の反復の遺伝情報を指定する部分的cDN Aの発現 クローン7をブルースクリプトのベクター[ストラタジーン(Stratage ne)、カリフォルニア州コからEcoRIで切り出し、そして直列の反復の正 しいリーディングフレームが維持されるように、pJ3発現ベクターに基づくベ クターのEcoR1部位の中に挿入した。
正しい向きでインサートを含有するクローンを、ベクターのインサート配列とオ ーバーラッピングするオリゴヌクレオチドを使用して選択した。
標準の方法に従いDNAを調製し、精製し、そしてCos細胞の中にトランスフ ェクションした。48時間後、細胞をアガロースゲルの電気泳動のために試料緩 衝液中に溶解し、そしてゲルをニトロセルロース紙上にブロッティングした。プ ロットをELISAを使用して抗体でプロービングすると、トランスフェクショ ンされた細胞において30kD付近のバンドが示された。
実施例3および4の手順を使用して、本発明によるPDTRPエピトープのポリ ペプチドまたは融合タンパク質を発現しそして試験することができる。
ぺブナド 5M3 ペプ÷ド゛ ONIニーM15 (TRPAI ぐ7゛ゆド 補正音の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成3年5月IO日 賢

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式(I) {X}x{(A)mPDTRP(A)n}y{X}2(I)式中、 xおよびzは、同一であるかあるいは異なり、そして各々は0または1またはそ れ以上の整数であり、 yは1またはそれ以上の整数であり、 各Xは、存在する場合、アミノ酸残基から独立に選択され、mおよびnは、同一 であるかあるいは異なり、そして各々は0または1であり、そして A、P、D、TおよびRは、それぞれ、アミノ酸の残基、アラニン、プロリン、 アスパラギン酸、スレオニンおよびアルギニンである、の合成ポリペプチド、ま たは配列 (A)mPDTRP(A)n 式中、 各記号は上に定義した通りである、 に免疫学的に同等の配列を含有する前記合成ポリペプチド、必要に応じて1また は2以上のサッカリド部分を含有する前記合成ポリペプチド、またはその製剤学 的に許容されうる塩、ただしベーターグルクロニダーゼを除外する。 2、(a)PDTRP APDTRP PDTRPA APDTRPA (b)1または2以上のサッカリド部分を有するポリペプチド(a)、および (c)上のポリペプチド(a)および(b)の製剤学的に許容されうる塩、 から選択されるポリペプチド。 3、キャリヤータンパク質に連鎖された上記第1または2項記載のポリペプチド 。 4、キャリヤータンパク質は、キーホールリンペットヘモシアニン、アルブミン およびチログロブリンから選択される、上記第3項記載のポリペプチド。 5、上記第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチドをエンコードする核酸断片 。 6、式(II) {XXX}x{(GCX)mCCXGAPyACXRRRCCX(GCX)n} y{XXX}2(II)式中、 RRRはCGXまたはAGPu {X}x{(A)mPDTRP(A)n}y{X}2であり、 xおよびzは、同一であるかあるいは異なり、そして各々は0または1またはそ れ以上の整数であり、 yは1またはそれ以上の整数であり、 各Xは、存在する場合、アミノ酸残基から独立に選択され、mおよびnは、同一 であるかあるいは異なり、そして各々は0または1であり、そして A、P、D、TおよびRは、それぞれ、アミノ酸の残基、アラニン、プロリン、 アスパラギン酸、スレオニンおよびアルギニンであり、Xはデオキシリボヌクレ オチドであり、XXXはアミノ酸残基をエンコードするコドンであり、PyはC またはTであり、 PuはAまたはGであり、そして A、C、GおよびTは4つのデオキシリボヌクレオチド塩基について国際的に認 められた1文字のコードである、の配列連続的解読配列を含有する、上記第5項 記載の断片。 7、解読配列 (GCC)mCCGGACACCAGGCCG(GCC)nからなる、上記第6 項記載の断片。 8、操作遺伝子からなり、融合タンパク質をエンコードし、発現可能な形態で上 記第5〜7項のいずれかに記載の断片を含有するDNA構成体。 9、上記第5〜8項のいずれかに記載の核酸断片または構成体を含有するクロー ニングまたは発現ベクター。 10、上記第5〜8項のいずれかに記載の核酸断片または構成体をエンコードす る発現可能な形態の解読配列を含有するポリオウイルスのゲノムのDNAから成 る発現ベクター。 11、断片はポリオウイルスのカプシドタンパク質遺伝子とともに含有される、 上記第10項記載のベクター。 12、上記第9〜11項のいずれかに記載のクローニングまたは発現ベクターで 形質転換された宿主細胞。 13、上記第5〜7項のいずれかに記載の断片および検出可能な標識からなる核 酸プローブ。 14、上記第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチドを認識することができる 、SM−3およびHMFG−2以外の、抗体。 15、治療学的または診断的に有効な部分に連鎖された、上記第14項記載の抗 体。 16、担体または希釈剤またはアジュバントおよび上記第14または15項記載 の抗体からなる製剤学的配合物。 17、上記第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチドに対する抗体を分泌する ことができる、HSM−3以外の、細胞。 18、上記第17項記載の永久増殖性細胞。 19、外科または治療によるヒトまたは動物の体を処置する方法あるいはヒトま たは動物の体について実施されるまたは診断方法において使用するための、上記 第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチド、上記第5〜7項のいずれかに記載 の核酸断片、上記第8項記載の構成体、上記第9〜11項のいずれかに記載のベ クター、上記第12項記載の細胞、上記第13項記載のプローブ、上記第14ま たは15項記載の抗体、上記第16項記載の製剤学的配合物あるいは上記第17 または18項記載の細胞。 20、外科または治療によるヒトまたは動物の体を処置する方法あるいはヒトま たは動物の体について実施されるまたは診断方法において使用するための薬物の 調製における、上記第1〜4項のいずれかに記載のポリペプチド、上記第5〜7 項のいずれかに記載の核酸断片、上記第8項記載の構成体、上記第9〜11項の いずれかに記載のベクター、上記第12項記載の細胞、上記第13項記載のプロ ーブ、上記第14または15項記載の抗体、上記第16項記載の製剤学的配合物 あるいは上記第17または18項記載の細胞の使用。 21、処置または診断を必要とするヒトまたは動物に、有効な無毒の量の上記第 1〜4項のいずれかに記載のポリペプチド、上記第5〜7項のいずれかに記載の 核酸断片、上記第8項記載の構成体、上記第9〜11項のいずれかに記載のベク ター、上記第12項記載の細胞、上記第13項記載のプローブ、上記第14また は15項記載の抗体、上記第16項記載の製剤学的配合物あるいは上記第17ま たは18項記載の細胞を投与することからなる処置または診断の方法。 22、異常なヒトムチン糖タンパク質を含有することが疑われる試料を上記第1 4または15項記載の抗体と接触させることからなる、診断試験方法。 23、上記第14または15項記載の抗体からなる診断試験キット。
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