JPH0450293A - 合成樹脂用の油化装置 - Google Patents
合成樹脂用の油化装置Info
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- JPH0450293A JPH0450293A JP2158328A JP15832890A JPH0450293A JP H0450293 A JPH0450293 A JP H0450293A JP 2158328 A JP2158328 A JP 2158328A JP 15832890 A JP15832890 A JP 15832890A JP H0450293 A JPH0450293 A JP H0450293A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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- Coke Industry (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、主として廃棄合成樹脂を加熱釜で加熱して
油化する装置に間する。
油化する装置に間する。
熱可塑性の合成樹脂は、加熱して液化させ、さらに、ガ
ス化して冷却することによって油化できる。このことを
利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する装置は開発
されている。例えは、特公昭61−17879号公報、 特開昭51−22776号公報、 特公昭52−1949号公報、 特開昭60−49086号公報に廃棄合成樹脂の油化装
置が記載されている。 これ等の公報に記載される油化装置は、廃棄合成樹脂を
加熱してガス化し、ガスを凝縮させて油化している。
ス化して冷却することによって油化できる。このことを
利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する装置は開発
されている。例えは、特公昭61−17879号公報、 特開昭51−22776号公報、 特公昭52−1949号公報、 特開昭60−49086号公報に廃棄合成樹脂の油化装
置が記載されている。 これ等の公報に記載される油化装置は、廃棄合成樹脂を
加熱してガス化し、ガスを凝縮させて油化している。
これ等の公報に記載される油化装置は、油化した油を燃
料として廃棄合成樹脂をガス状に加熱している。このた
め、特別に燃料を消費することがなく、先に油化した油
で次に供給される廃棄合成樹脂を加熱できる。しかしな
がら、燃料の消費率が多く、供給された廃棄合成樹脂に
対する油化される油量が少なくなる欠点がある。 二の欠点を解決する油化装置として、バーナーの排熱を
有効利用する装置が開発されている。その装置は、特開
昭51−22776号公報に記載されている。この油化
装置は、廃棄合成樹脂を溶融する溶融槽と、溶融した合
成樹脂をガス状に加熱する反応槽とを備えている。反応
槽はバーナーで加熱されて、溶融した合成樹脂をガス化
する。 バーナーの排気煙道には熱交換器を設け、この熱交換器
で溶融槽の廃棄合成樹脂を加熱している。 したがフて、この構造の油化装置は、排熱を有効に利用
できる特長がある。 また、特開昭62−15240号公報、および、特開昭
62−184034号公報には、1次乾留槽と2次乾留
槽とを直列に連結した油化装置が記載されている。これ
等の装置は、廃棄合成樹脂を1次乾留槽に供給する。1
次乾留槽に供給された廃棄合成樹脂はここでガス化され
て、2次乾留槽に送られる。2次乾留槽でざらに分解さ
れたカスは、凝縮器に送られて油化される。両方の乾留
槽には、合成樹脂を加熱するためにバーナーを設けてい
る。さらに、1次乾留槽の排煙は2次乾留槽に連結され
ている。このため、2次乾留槽は、1次乾留槽の排煙と
、バーナーの両方で加熱される。 これ等の油化装置は、排熱を有効に利用して、消費する
油量を少なくてき、効率よく合成樹脂を油化てきる特長
がある。しかしながら、排熱を有効に利用するための構
造が複雑で、メンテナンスに著しく手間がかかる欠点が
ある。 本発明者は、この欠点を解決することを目的に、第4図
に示す構造の油化装置を開発した。 この油化装置は、加熱釜と凝縮器との間に反応器を連結
している。反応器は、加熱釜て発生したガスを加熱状態
で触媒に接触させる。反応器は、第2図に示すように、
密閉されたケーシング内に触媒33を内蔵させている。 反応器のケーシングは、加熱釜からガスか供給されるよ
うに、ガス移送管を介して加熱釜に連結されている。反
応器のケーシングを通過したカスを、凝縮器5に移送し
て油化している。 また、反応器は、加熱炉を加熱した排煙で加熱している
。したがって、反応器のケーシングは、加熱炉の排気煙
道を貫通して固定している。 この構造の油化装置は、下記の状態で合成樹脂を油化す
る。 ■ 加熱釜2に供給された合成樹脂は、加熱炉4の底部
で溶融され、さらに加熱されてガス化される。ガス化さ
れた合成樹脂は、反応器に送られる。 ■ 反応器に送られたガスは、加熱状態で内部の触媒に
接触し、低分子に分解される。 ■ 反応器で乾留されたガスは、凝縮器に移送される。 ■ 凝縮器は供給されたガスを冷却して液化させて油化
する。 この構造の油化装置は、加熱反応手段で合成樹脂をガス
状とし、さらにこれを反応器で触媒に接触させて低分子
に分解している。このため、凝縮器で油化された油の重
質成分を少なくして、軽質油の割合が多くてきる特長が
ある。 しかしながら、ざらに重質成分を少なくすることが要求
されている。 この発明は、さらにこのことを実現する事を目的に開発
されたもので、この発明の重要な目的は、簡単な構造で
効率よく合成樹脂を油化でき、しかも、簡単にメンテナ
ンスできる合成樹脂の油化装置を提供するにある。
料として廃棄合成樹脂をガス状に加熱している。このた
め、特別に燃料を消費することがなく、先に油化した油
で次に供給される廃棄合成樹脂を加熱できる。しかしな
がら、燃料の消費率が多く、供給された廃棄合成樹脂に
対する油化される油量が少なくなる欠点がある。 二の欠点を解決する油化装置として、バーナーの排熱を
有効利用する装置が開発されている。その装置は、特開
昭51−22776号公報に記載されている。この油化
装置は、廃棄合成樹脂を溶融する溶融槽と、溶融した合
成樹脂をガス状に加熱する反応槽とを備えている。反応
槽はバーナーで加熱されて、溶融した合成樹脂をガス化
する。 バーナーの排気煙道には熱交換器を設け、この熱交換器
で溶融槽の廃棄合成樹脂を加熱している。 したがフて、この構造の油化装置は、排熱を有効に利用
できる特長がある。 また、特開昭62−15240号公報、および、特開昭
62−184034号公報には、1次乾留槽と2次乾留
槽とを直列に連結した油化装置が記載されている。これ
等の装置は、廃棄合成樹脂を1次乾留槽に供給する。1
次乾留槽に供給された廃棄合成樹脂はここでガス化され
て、2次乾留槽に送られる。2次乾留槽でざらに分解さ
れたカスは、凝縮器に送られて油化される。両方の乾留
槽には、合成樹脂を加熱するためにバーナーを設けてい
る。さらに、1次乾留槽の排煙は2次乾留槽に連結され
ている。このため、2次乾留槽は、1次乾留槽の排煙と
、バーナーの両方で加熱される。 これ等の油化装置は、排熱を有効に利用して、消費する
油量を少なくてき、効率よく合成樹脂を油化てきる特長
がある。しかしながら、排熱を有効に利用するための構
造が複雑で、メンテナンスに著しく手間がかかる欠点が
ある。 本発明者は、この欠点を解決することを目的に、第4図
に示す構造の油化装置を開発した。 この油化装置は、加熱釜と凝縮器との間に反応器を連結
している。反応器は、加熱釜て発生したガスを加熱状態
で触媒に接触させる。反応器は、第2図に示すように、
密閉されたケーシング内に触媒33を内蔵させている。 反応器のケーシングは、加熱釜からガスか供給されるよ
うに、ガス移送管を介して加熱釜に連結されている。反
応器のケーシングを通過したカスを、凝縮器5に移送し
て油化している。 また、反応器は、加熱炉を加熱した排煙で加熱している
。したがって、反応器のケーシングは、加熱炉の排気煙
道を貫通して固定している。 この構造の油化装置は、下記の状態で合成樹脂を油化す
る。 ■ 加熱釜2に供給された合成樹脂は、加熱炉4の底部
で溶融され、さらに加熱されてガス化される。ガス化さ
れた合成樹脂は、反応器に送られる。 ■ 反応器に送られたガスは、加熱状態で内部の触媒に
接触し、低分子に分解される。 ■ 反応器で乾留されたガスは、凝縮器に移送される。 ■ 凝縮器は供給されたガスを冷却して液化させて油化
する。 この構造の油化装置は、加熱反応手段で合成樹脂をガス
状とし、さらにこれを反応器で触媒に接触させて低分子
に分解している。このため、凝縮器で油化された油の重
質成分を少なくして、軽質油の割合が多くてきる特長が
ある。 しかしながら、ざらに重質成分を少なくすることが要求
されている。 この発明は、さらにこのことを実現する事を目的に開発
されたもので、この発明の重要な目的は、簡単な構造で
効率よく合成樹脂を油化でき、しかも、簡単にメンテナ
ンスできる合成樹脂の油化装置を提供するにある。
前述の目的を達成するために、この発明の合成樹脂の油
化装置は下記の構成を備えている。 すなわち、油化装置は、合成樹脂を加熱して溶融、気化
させる加熱反応手段1を備えている。加熱反応手段1は
、加熱釜2と、この加熱釜内の合成樹脂を撹拌する攪拌
部材3と、加熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている
。 さらに、この発明の合成樹脂用の油化装置は、攪拌部材
3に、溶融した合成樹脂を攪拌する底攪拌羽根10と、
加熱釜内てガス化した合成樹脂を攪拌する上攪拌羽根6
とを装備させていることを特徴としている。
化装置は下記の構成を備えている。 すなわち、油化装置は、合成樹脂を加熱して溶融、気化
させる加熱反応手段1を備えている。加熱反応手段1は
、加熱釜2と、この加熱釜内の合成樹脂を撹拌する攪拌
部材3と、加熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている
。 さらに、この発明の合成樹脂用の油化装置は、攪拌部材
3に、溶融した合成樹脂を攪拌する底攪拌羽根10と、
加熱釜内てガス化した合成樹脂を攪拌する上攪拌羽根6
とを装備させていることを特徴としている。
この発明の好ましい実施例を示す、第1図を参考にして
、合成樹脂の油化装置の動作を記述する。 ■ 加熱釜2に合成樹脂を供給する。合成樹脂には主と
して廃棄合成樹脂が使用される。 最初に加熱釜2に合成樹脂を供給するときには、好まし
くは、予め油化された油を供給する。すなわち、油化さ
れた油に、廃棄合成樹脂の一部を浸漬する状態とする。 この状態で合成樹脂を供給すると、廃棄合成樹脂を能率
よく加熱して、溶融できる。 ■ 廃棄合成樹脂は、加熱炉4の底部で溶融される。溶
融される合成樹脂は、底撹拌羽根10て攪拌されて、均
一に加熱される。 ■ さらに加熱されて合成樹脂はガス化される。 ガス化された合成樹脂は、上攪拌羽根6で攪拌されて、
均一化され、加熱釜2の内部で低分子に分解された後、
凝縮器5に送り出される。 ■ 凝縮器5は供給されたガスを冷却して液化させて油
とする。 このように、この発明の油化装置は、加熱反応手段1で
合成樹脂をガス状とし、これを上攪拌羽根6て攪拌して
均一化した後、凝縮器5で油化している。このため、加
熱釜2が、ガス化されて十分に低分子に分解されないカ
スを凝縮器5に供給するのを防止できる。ガス化された
合成樹脂は、加熱釜内で攪拌され、重質成分を軽質成分
に分解した後、凝縮器5に移送する。このため、凝縮器
5で液化された油には、軽質油の割合を多くできる特長
がある。 ところで、廃棄合成樹脂から油化された油は、有効利用
が難しい重質油やタール成分が多く含まれている。冷却
した状態でペースト状となる重質油およびタール成分の
割合は、油化する合成樹脂の種類によって異なるが、通
常全体の50%にもなっていた。このため、これらの成
分を少なくして、軽質油を多くすることが大切である。 軽質油は、そのままの状態で、灯油、軽油、カッリンと
して有効に利用できる。 この発明の油化装置は、ガスを反応器で低分子に分解し
た後に凝縮させているので、重質成分を少なくして、軽
質油を多くでき、油化された油を高品質の油として有効
に利用できる。 また、この発明の油化装置は、ガス化された合成樹脂を
低分子にするために特別な熱エネルギーを必要としない
。それは、加熱釜の内部でガスを攪拌して分解するから
である。したがって、合成樹脂を効率よく低分子に分解
できるにもかかわらず、消費燃料を少なくできる特長が
ある。このことは、前述の低質油を多くできることと相
乗して、供給する合成樹脂量に対する軽質油量を多くす
ることに効果がある。 さらにまた、この発明の油化装置は、加熱釜の上部の温
度分布を均一化できるので、内部に付着するカーボンを
少なくできる。 加熱釜内の上部を攪拌しない従来の油化装置は、加熱釜
上部の温度分布が不均一になる。とくに、加熱釜の上部
が著しく高温となる。高温部分は、ガス化した合成樹脂
を焦がしてカーボンとする。 カーボンは加熱釜の内面に付着して熱伝導を低下させ、
全体の熱効率を低下させる。また、付着したカーボンは
除去が極めて困難である。 これに対して、この発明の油化装置は、加熱釜内部の温
度分布を均一化して、カーボンの付着を防止でき、熱効
率を高く保持できる特長がある。 さらにまた、この発明の油化装置は、上攪拌羽根の攪拌
状態によっては、ガス化した合成樹脂をよりスムーズに
凝縮器に送り出すことも可能で、より能率よく油化でき
る特長も実現できる。
、合成樹脂の油化装置の動作を記述する。 ■ 加熱釜2に合成樹脂を供給する。合成樹脂には主と
して廃棄合成樹脂が使用される。 最初に加熱釜2に合成樹脂を供給するときには、好まし
くは、予め油化された油を供給する。すなわち、油化さ
れた油に、廃棄合成樹脂の一部を浸漬する状態とする。 この状態で合成樹脂を供給すると、廃棄合成樹脂を能率
よく加熱して、溶融できる。 ■ 廃棄合成樹脂は、加熱炉4の底部で溶融される。溶
融される合成樹脂は、底撹拌羽根10て攪拌されて、均
一に加熱される。 ■ さらに加熱されて合成樹脂はガス化される。 ガス化された合成樹脂は、上攪拌羽根6で攪拌されて、
均一化され、加熱釜2の内部で低分子に分解された後、
凝縮器5に送り出される。 ■ 凝縮器5は供給されたガスを冷却して液化させて油
とする。 このように、この発明の油化装置は、加熱反応手段1で
合成樹脂をガス状とし、これを上攪拌羽根6て攪拌して
均一化した後、凝縮器5で油化している。このため、加
熱釜2が、ガス化されて十分に低分子に分解されないカ
スを凝縮器5に供給するのを防止できる。ガス化された
合成樹脂は、加熱釜内で攪拌され、重質成分を軽質成分
に分解した後、凝縮器5に移送する。このため、凝縮器
5で液化された油には、軽質油の割合を多くできる特長
がある。 ところで、廃棄合成樹脂から油化された油は、有効利用
が難しい重質油やタール成分が多く含まれている。冷却
した状態でペースト状となる重質油およびタール成分の
割合は、油化する合成樹脂の種類によって異なるが、通
常全体の50%にもなっていた。このため、これらの成
分を少なくして、軽質油を多くすることが大切である。 軽質油は、そのままの状態で、灯油、軽油、カッリンと
して有効に利用できる。 この発明の油化装置は、ガスを反応器で低分子に分解し
た後に凝縮させているので、重質成分を少なくして、軽
質油を多くでき、油化された油を高品質の油として有効
に利用できる。 また、この発明の油化装置は、ガス化された合成樹脂を
低分子にするために特別な熱エネルギーを必要としない
。それは、加熱釜の内部でガスを攪拌して分解するから
である。したがって、合成樹脂を効率よく低分子に分解
できるにもかかわらず、消費燃料を少なくできる特長が
ある。このことは、前述の低質油を多くできることと相
乗して、供給する合成樹脂量に対する軽質油量を多くす
ることに効果がある。 さらにまた、この発明の油化装置は、加熱釜の上部の温
度分布を均一化できるので、内部に付着するカーボンを
少なくできる。 加熱釜内の上部を攪拌しない従来の油化装置は、加熱釜
上部の温度分布が不均一になる。とくに、加熱釜の上部
が著しく高温となる。高温部分は、ガス化した合成樹脂
を焦がしてカーボンとする。 カーボンは加熱釜の内面に付着して熱伝導を低下させ、
全体の熱効率を低下させる。また、付着したカーボンは
除去が極めて困難である。 これに対して、この発明の油化装置は、加熱釜内部の温
度分布を均一化して、カーボンの付着を防止でき、熱効
率を高く保持できる特長がある。 さらにまた、この発明の油化装置は、上攪拌羽根の攪拌
状態によっては、ガス化した合成樹脂をよりスムーズに
凝縮器に送り出すことも可能で、より能率よく油化でき
る特長も実現できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体
化する為の油化!!置を例示すものであって、この発明
の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。 この発明の装置は、特許請求の範囲に記載の範囲に於て
、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、 「特許
請求の範囲の欄」、 「従来の課題を解決する為の手段
の欄」および「作用効果の欄」に示される部材に付記し
ている。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施
例の部材に特定するものでは決してない。 第1図に示す合成樹脂の油化装置は、加熱反応手段lと
、反応器31と、凝縮器5と、供給手段2とを備えてい
る。 加熱反応手段lは、廃棄合成樹脂を閉鎖空閘で加熱する
。加熱反応手段1は、閉塞された加熱釜2と、加熱釜2
に供給された合成樹脂を攪拌する攪拌部材3と、この加
熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている。 加熱釜2は、釜本体2Aと蓋板2Bとで構成されている
。加熱釜2は、全体がステラしスて作られている。ステ
ンレス製の加熱釜2は、合成樹脂を低分子に分解する触
媒の作用がある。 釜本体2Aは上端が開口されており、上端の開口部を蓋
板2Bで閉塞している。釜本体2Aは、水平断面が円形
をしている。すなわち、釜本体2Aの上部は円筒状で、
底板は球面状に湾曲している。この形状の釜本体2Aは
、合成樹脂を攪拌する攪拌部材3を内面に接近でき、釜
本体2Aの内面に合成樹脂が付着するのを防止できる。 釜本体2Aの底板外表面には、バーナーの燃焼ガスから
能率よく熱を吸収するように、吸熱用のフィン7が固定
されている。釜本体2Aの上部には、強制冷却用の放熱
フィン30が固定されている。放熱フィン30は、釜本
体2Aの外周に突出してフランジ状に固定されている。 放熱フィン30は蓋板2Bを連結するフランジに兼用さ
れる。 このため、蓋板2Bは、釜本体2Aの放熱フィン30を
貫通する止ネジで釜本体2Aに連結されている。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に突出させている。 この状態で加熱釜2を加熱炉4外に突出させる場合、突
出部分の高さは、加熱釜全高の10〜50%とする。さ
らに、好ましくは、突出部分は加熱釜全高の15〜40
%とする。 蓋板2Bは、これを貫通して、ガス移送管8が連結され
ている。ガス移送管8は反応器3】を介して凝縮器δに
連結されている。 攪拌部材3は、回転軸9と、上攪拌羽根6と、底攪拌羽
根10と、駆動モーター11とを備えている。 回転軸9は、加熱釜2の蓋板2Bの中心を、上下に、し
かも、気密に貫通して回転自在に支承されている。回転
軸9の下端に底攪拌羽根10が固定されている。 底攪拌羽根10は、回転軸9に放射状に固定されている
。底攪拌羽根10は、加熱釜2と同様にステンレスで作
られている。底攪拌羽根10は、外周が加熱釜2の内面
に接近する形状をしている。 底撹拌羽根10の外周縁と加熱釜2の内面との隙間は、
1〜100mm、好ましくは3〜50mmの範囲に調整
される。 この形状の底攪拌羽根10は、加熱釜2の内面に付着す
る合成樹脂を掻き取ることができるので、加熱釜2の内
面に付着する異物を除去できる特長がある。 さらに、回転軸9の上部には、ステンレス製の上攪拌羽
根6が固定されている。上攪拌羽根6は、溶融合成樹脂
レベルよりも高い位置に配設されている。上攪拌羽根6
は、釜本体2A内で霧化あるいはガス化した合成樹脂を
攪拌する。 ステンレス製の上攪拌羽根6は、触媒の作用がある。こ
のため、ステンレス製の上攪拌羽根6は、ガス化して合
成樹脂を攪拌しながら能率よく低分子化できる特長があ
る。 第1図に示す上攪拌羽根6は板状で、これを回転軸9に
放射状に固定している。板状ステンレス板の上攪拌羽根
6は、垂直に立てた姿勢で回転軸に固定されている。こ
の形状の上攪拌羽根6は、能率よくカス化した合成樹脂
を攪拌できる特長がある。 また、上攪拌羽根6を傾斜し・て回転軸に固定すること
もできる。この構造の上攪拌羽根6は、ファン状となる
。この構造の上攪拌羽根6は、回転することによって、
ガスを上方に、あるいは、下方に強制的に流動させるこ
とができる。 したがって、この構造の上攪拌羽根6は、ガスをより能
率よく凝縮器5や反応器31に移送できる特長がある。 ところで、第1図に示す加熱釜2は、加熱炉4の外部に
位置する部分よりも下部で、加熱炉4内に配設される部
分の上部を断熱材12て断熱している。断熱材12は、
加熱釜2の内部の温度分布を均一にするために設けてい
る。断熱材12は、加熱炉4内で燃焼する火炎から熱エ
ネルギーが加熱釜2に伝達されるのを抑制する。 この構造の加熱釜2は、底板が火炎で加熱され、中間は
熱エネルギーの伝達を抑制し、さらに、上部は放熱して
内部温度を均一にしている。 断熱材12が張られた加熱釜2の内面は、底部に比較し
て熱エネルギーの供給が抑制される。従って、この部分
の内面にはカーボンの付着が少ない。 回転軸9は駆動モーター11に連結され、駆動モーター
で回転される。 加熱釜2は、廃棄合成樹脂を加熱して能率よく油化でき
るように、ゼオライトや金属触媒等を内蔵させる。金属
触媒には、ニッケルやステンレスを使用する。回転軸9
や底攪拌羽根10を金属触媒であるニッケルやステンレ
ス製とすることも可能である。 加熱炉4は、バーナー35を備えている。バーナー35
は、廃棄合成樹脂を油化した油を燃焼して釜本体2Aを
加熱する。したがって、余分な燃料を必要としない。 反応器31の構造を第2図と第3図とに示している。こ
の反応器31は、円筒状のケーシング32と、このケー
シング32に収納された板状の触媒33とで構成されて
いる。 ケーシング32は、ガス移送管8から供給されたガスが
外部に漏れないように、気密に密閉されている。ケーシ
ング32は、加熱釜2を加熱した排熱で加熱される。し
たがって、ケーシング32は、加熱炉4の排気煙道20
を貫通して固定されている。ケーシング32の両端は、
排気煙道20から突出している。ケーシング32の突出
する両端にはフランジが設けられている。フランジには
、開閉蓋34がネジで気密に固定されている。ネジを外
して開閉蓋34を除去してケーシング32を開口するこ
とができる。 ケーシング32には、ガスの流入口と、排出口とが互い
に反対側に開口されている。流入口は底部に、排出口は
上部に開口されている。 第2図と第3図とに示す装置は、3つの反応器31を直
列に接続している。各反応器31は、排気煙道20に上
下に並へて配設されている。加熱釜2で発生したガスは
、下段の反応器31から順番に上段の反応器31に移送
される。従って、最下段の反応器31が加熱釜2に連結
され、上段の反応器31は凝縮器5に連結されている。 中間の反応器31は、下段と上段の反応器31に直列に
接続されている。 各段の反応器31は、流入口が底部に、排出口が上部に
開口されて、互いに直列に接続されている。 この反応器31を連結すると、加熱釜2から送られて来
るガスを有効に乾留してスムーズに排出でき、また、反
応器31内で液化した成分を再加熱でき、これがガス移
送管8に詰まるのを防止できる。それは、反応器31内
で次のようにガ・スが流動するからである。 ■ 加熱釜2から反応器31に流入したガスは、触媒3
3に接触して低分子に分解される。 ■ 反応器31の両端は排気煙道20の外部に突出し、
中間は排気煙道20内に位置するので、内部に供給され
てガスは対流して攪拌される。それは、供給されたガス
が、ケーシング32の両端部分で冷却され、中間で加熱
されることが理由である。 ■ 攪拌されるガスは、効果的に触媒33に接触して低
分子に分解されるが、一部はガスの状態から液体の状態
となる。 ■ 低分子に分解されたガスは、最上段の反応器31の
排出口から次の工程に移送される。 ■ 内部で液状になった成分は、再びケーシング32の
中間で加熱されてガス化され、上部の排出口から送り出
される。 ■ 加熱してもガス化できない液体成分は、逆流して下
段の反応器31に送り込まれる。 ■ 直列に連結された反応器31の内部温度は、下段の
ものが高くなる。ちなみに、本発明者が試作した装置は
、最下段の反応器31の内部温度が約360℃、中間の
反応器31は330℃、上段反応器31は290℃とな
った。 このため、上段の反応器31で液化した成分は、下段の
反応器31に逆流して、より高い温度に加熱されて再び
ガス化される。再びガス化した成分は、反応器31内部
の触媒33に接触しながら、上段に移送され、ガスの状
態で凝縮器5に移送される。 したがって、この構造の反応器31は、加熱釜2から供
給されたガスをもっとも有効に乾留して凝縮器5に移送
できる。 反応器31の内部には、板状の触媒33を収納している
。板状の触媒33は、隙間をガスが通過できるように、
例えは、数耐〜数cm離されて積層されている。触媒3
3は、簡単に積層できるように、両側が折曲されて溝型
に加工されている。この形状の触媒33は、単にケーシ
ング32に収納して積層できる特長がある。また、ガス
との接触面積を大きくして、効率よく乾留できる特長か
ある。 この発明は、触媒33の形状を図に示すものに特定しな
い。触媒は、図示しないが、板状でなく筒状、あるいは
、棒状とすることも可能である。 また、触媒は、金属を繊維状、あるいは、粒状に加工し
、繊維や粒の間に隙間ができる状態でケーシングに収納
することも可能である。 凝縮器5は、反応器31から送られて来るガス成分を冷
却して油に液化させる。凝縮器5は液化した油を蓄える
油化タンク22に連結されている。 第1図に示す供給手段は、加熱釜2に合成樹脂を送り込
む供給筒13と、この供給筒13に設けられて、空気を
遮断して廃棄合成樹脂を送り込む複数の開閉弁14と、
開閉弁14の開閉状態を制御する制御部材15とを備え
ている。 供給筒13は、廃棄合成樹脂を落下させて加熱反応手段
1に供給できるように、垂直に加熱釜2の蓋板2Bに連
結されている。 第1図に示す供給筒13は、上端にゲートバルブ18を
設けている。ゲートバルブ18の下方に、2段直列に、
開閉弁14を設けている。供給筒13は、ゲートバルブ
18と上段開閉弁14との間に供給室19を設けている
。2段の開閉弁140間に一時貯溜室16を設けている
。 ゲートバルブ】8は、供給筒13に対して横方向に移動
する開閉板18Aと、この開閉板18Aを移動させる直
動シリンダー18Bとを備えている。開閉板18Aは、
供給筒13を横に貫通して移動自在に設けられている。 図において、開閉板18Aは、右に移動されると供給筒
13を閉塞し、左に移動されると、開弁される。 開閉弁14は、弁座23と、回転弁24と、これを回転
させる減速モーター25とを備えている。 弁座23は供給筒13に固定されている。回転弁24は
、回転軸26に固定されている。回転軸26は、供給筒
13を気密に貫通して、軸受けを介して供給筒13に取
り付けられている。回転弁24は、第1図に示すように
、上方に回転されると、弁座23に密着して閉弁する。 回転弁24が、図に示す位置から90度回転されると開
弁される。 弁座は、上方に回転弁が回転すると密着する形状に作ら
れている。 一時貯溜室16の上下に設けられた開閉弁14には、同
一形状のものか使用されている。−時貯溜室16の容積
は、供給室19にほぼ等しく、あるいは、これより多少
大きく設計される。それは、供給室19に蓄えられた廃
棄合成樹脂を残らず一時貯溜室16に供給するからであ
る。 −時貯溜室16を構成する供給筒13の内面には、金属
触媒27が固定されている。金属触媒27は、−時貯溜
室16内で加熱された廃棄合成樹脂を能率よく油化する
。 また、−時貯溜室16には、ここに蓄える廃棄合成樹脂
を予備加熱し、かつ、開閉弁14を確実に閉弁するため
に、加熱された油が供給される。 加熱された油は、加熱油供給管17から供給される。従
って、−時貯溜室16には、加熱油供給管17が連結さ
れている。 加熱油供給管17は、合成樹脂から油化されて加熱状態
にある油を一時貯溜室16に供給する。 加熱油供給管17は、加熱された油を供給できるように
、加熱油供給管17の凝縮器5の出口に連結されている
。 ここに連結された加熱油供給管17は、供給弁28を開
くと、加熱油を一時貯溜室16に供給できる。このよう
に、廃棄合成樹脂を油化した油の一部を一時貯溜室16
に供給すると、別に油を加熱する必要がない。ただ、加
熱油供給管17から一時貯溜室16に供給する油には、
廃棄合成樹脂を油化した以外の油を供給することもでき
る。加熱油供給管から一時貯溜室に加熱して供給する油
には、重油、軽油、あるいは灯油等が使用できる。 また、この装置を使用する最初には、加熱反応手段1か
ら廃棄合成樹脂を油化した油が得られない。従って、こ
の装置を使用する最初は、油化した油とは別の油を、加
熱して一時貯溜室に供給する。 一時貯溜室16の上部には、排出管が連結されている。 排出管29は、−時貯溜室16内の気体を排出する。開
閉弁14を閉弁する状態で、−時貯溜室16に油を供給
すると、油の量に相当し、また、加熱油で廃棄合成樹脂
から発生したガス量に相当する気体が排出される。高温
の油を供給すると、−時貯溜室で廃棄合成樹脂の一部が
ガス化される。このガスは、−時貯溜室内の残留空気を
より能率よく廃棄する。 加熱油供給管17から一時貯溜室16に供給される油の
温度は、好ましくは、150〜200℃の範囲に調整さ
れる。 開閉弁14を開閉する制御部材15は、開閉弁14と、
供給弁28とゲートバルブI8との開閉状態を制御する
。 供給弁28は、上下の開閉弁14を閉弁した状態、言い
替えると、−時貯溜室16を気密に閉塞した状態で開弁
じて、−時貯溜室16に加熱した油を供給する。 開閉弁14は、供給筒13が加熱反応手段1を大気中に
間口しないように、上下のいずれか片方を開弁じて、供
給筒13に供給された廃棄合成樹脂を加熱反応手段1に
供給する。上方の開閉弁14を開弁すると、供給室19
から一時貯溜室16に廃棄合成樹脂が供給される。下方
の開閉弁14を開弁すると、−時貯溜室16から加熱反
応手段1に廃棄合成樹脂が供給される。
化する為の油化!!置を例示すものであって、この発明
の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。 この発明の装置は、特許請求の範囲に記載の範囲に於て
、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、 「特許
請求の範囲の欄」、 「従来の課題を解決する為の手段
の欄」および「作用効果の欄」に示される部材に付記し
ている。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施
例の部材に特定するものでは決してない。 第1図に示す合成樹脂の油化装置は、加熱反応手段lと
、反応器31と、凝縮器5と、供給手段2とを備えてい
る。 加熱反応手段lは、廃棄合成樹脂を閉鎖空閘で加熱する
。加熱反応手段1は、閉塞された加熱釜2と、加熱釜2
に供給された合成樹脂を攪拌する攪拌部材3と、この加
熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている。 加熱釜2は、釜本体2Aと蓋板2Bとで構成されている
。加熱釜2は、全体がステラしスて作られている。ステ
ンレス製の加熱釜2は、合成樹脂を低分子に分解する触
媒の作用がある。 釜本体2Aは上端が開口されており、上端の開口部を蓋
板2Bで閉塞している。釜本体2Aは、水平断面が円形
をしている。すなわち、釜本体2Aの上部は円筒状で、
底板は球面状に湾曲している。この形状の釜本体2Aは
、合成樹脂を攪拌する攪拌部材3を内面に接近でき、釜
本体2Aの内面に合成樹脂が付着するのを防止できる。 釜本体2Aの底板外表面には、バーナーの燃焼ガスから
能率よく熱を吸収するように、吸熱用のフィン7が固定
されている。釜本体2Aの上部には、強制冷却用の放熱
フィン30が固定されている。放熱フィン30は、釜本
体2Aの外周に突出してフランジ状に固定されている。 放熱フィン30は蓋板2Bを連結するフランジに兼用さ
れる。 このため、蓋板2Bは、釜本体2Aの放熱フィン30を
貫通する止ネジで釜本体2Aに連結されている。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に突出させている。 この状態で加熱釜2を加熱炉4外に突出させる場合、突
出部分の高さは、加熱釜全高の10〜50%とする。さ
らに、好ましくは、突出部分は加熱釜全高の15〜40
%とする。 蓋板2Bは、これを貫通して、ガス移送管8が連結され
ている。ガス移送管8は反応器3】を介して凝縮器δに
連結されている。 攪拌部材3は、回転軸9と、上攪拌羽根6と、底攪拌羽
根10と、駆動モーター11とを備えている。 回転軸9は、加熱釜2の蓋板2Bの中心を、上下に、し
かも、気密に貫通して回転自在に支承されている。回転
軸9の下端に底攪拌羽根10が固定されている。 底攪拌羽根10は、回転軸9に放射状に固定されている
。底攪拌羽根10は、加熱釜2と同様にステンレスで作
られている。底攪拌羽根10は、外周が加熱釜2の内面
に接近する形状をしている。 底撹拌羽根10の外周縁と加熱釜2の内面との隙間は、
1〜100mm、好ましくは3〜50mmの範囲に調整
される。 この形状の底攪拌羽根10は、加熱釜2の内面に付着す
る合成樹脂を掻き取ることができるので、加熱釜2の内
面に付着する異物を除去できる特長がある。 さらに、回転軸9の上部には、ステンレス製の上攪拌羽
根6が固定されている。上攪拌羽根6は、溶融合成樹脂
レベルよりも高い位置に配設されている。上攪拌羽根6
は、釜本体2A内で霧化あるいはガス化した合成樹脂を
攪拌する。 ステンレス製の上攪拌羽根6は、触媒の作用がある。こ
のため、ステンレス製の上攪拌羽根6は、ガス化して合
成樹脂を攪拌しながら能率よく低分子化できる特長があ
る。 第1図に示す上攪拌羽根6は板状で、これを回転軸9に
放射状に固定している。板状ステンレス板の上攪拌羽根
6は、垂直に立てた姿勢で回転軸に固定されている。こ
の形状の上攪拌羽根6は、能率よくカス化した合成樹脂
を攪拌できる特長がある。 また、上攪拌羽根6を傾斜し・て回転軸に固定すること
もできる。この構造の上攪拌羽根6は、ファン状となる
。この構造の上攪拌羽根6は、回転することによって、
ガスを上方に、あるいは、下方に強制的に流動させるこ
とができる。 したがって、この構造の上攪拌羽根6は、ガスをより能
率よく凝縮器5や反応器31に移送できる特長がある。 ところで、第1図に示す加熱釜2は、加熱炉4の外部に
位置する部分よりも下部で、加熱炉4内に配設される部
分の上部を断熱材12て断熱している。断熱材12は、
加熱釜2の内部の温度分布を均一にするために設けてい
る。断熱材12は、加熱炉4内で燃焼する火炎から熱エ
ネルギーが加熱釜2に伝達されるのを抑制する。 この構造の加熱釜2は、底板が火炎で加熱され、中間は
熱エネルギーの伝達を抑制し、さらに、上部は放熱して
内部温度を均一にしている。 断熱材12が張られた加熱釜2の内面は、底部に比較し
て熱エネルギーの供給が抑制される。従って、この部分
の内面にはカーボンの付着が少ない。 回転軸9は駆動モーター11に連結され、駆動モーター
で回転される。 加熱釜2は、廃棄合成樹脂を加熱して能率よく油化でき
るように、ゼオライトや金属触媒等を内蔵させる。金属
触媒には、ニッケルやステンレスを使用する。回転軸9
や底攪拌羽根10を金属触媒であるニッケルやステンレ
ス製とすることも可能である。 加熱炉4は、バーナー35を備えている。バーナー35
は、廃棄合成樹脂を油化した油を燃焼して釜本体2Aを
加熱する。したがって、余分な燃料を必要としない。 反応器31の構造を第2図と第3図とに示している。こ
の反応器31は、円筒状のケーシング32と、このケー
シング32に収納された板状の触媒33とで構成されて
いる。 ケーシング32は、ガス移送管8から供給されたガスが
外部に漏れないように、気密に密閉されている。ケーシ
ング32は、加熱釜2を加熱した排熱で加熱される。し
たがって、ケーシング32は、加熱炉4の排気煙道20
を貫通して固定されている。ケーシング32の両端は、
排気煙道20から突出している。ケーシング32の突出
する両端にはフランジが設けられている。フランジには
、開閉蓋34がネジで気密に固定されている。ネジを外
して開閉蓋34を除去してケーシング32を開口するこ
とができる。 ケーシング32には、ガスの流入口と、排出口とが互い
に反対側に開口されている。流入口は底部に、排出口は
上部に開口されている。 第2図と第3図とに示す装置は、3つの反応器31を直
列に接続している。各反応器31は、排気煙道20に上
下に並へて配設されている。加熱釜2で発生したガスは
、下段の反応器31から順番に上段の反応器31に移送
される。従って、最下段の反応器31が加熱釜2に連結
され、上段の反応器31は凝縮器5に連結されている。 中間の反応器31は、下段と上段の反応器31に直列に
接続されている。 各段の反応器31は、流入口が底部に、排出口が上部に
開口されて、互いに直列に接続されている。 この反応器31を連結すると、加熱釜2から送られて来
るガスを有効に乾留してスムーズに排出でき、また、反
応器31内で液化した成分を再加熱でき、これがガス移
送管8に詰まるのを防止できる。それは、反応器31内
で次のようにガ・スが流動するからである。 ■ 加熱釜2から反応器31に流入したガスは、触媒3
3に接触して低分子に分解される。 ■ 反応器31の両端は排気煙道20の外部に突出し、
中間は排気煙道20内に位置するので、内部に供給され
てガスは対流して攪拌される。それは、供給されたガス
が、ケーシング32の両端部分で冷却され、中間で加熱
されることが理由である。 ■ 攪拌されるガスは、効果的に触媒33に接触して低
分子に分解されるが、一部はガスの状態から液体の状態
となる。 ■ 低分子に分解されたガスは、最上段の反応器31の
排出口から次の工程に移送される。 ■ 内部で液状になった成分は、再びケーシング32の
中間で加熱されてガス化され、上部の排出口から送り出
される。 ■ 加熱してもガス化できない液体成分は、逆流して下
段の反応器31に送り込まれる。 ■ 直列に連結された反応器31の内部温度は、下段の
ものが高くなる。ちなみに、本発明者が試作した装置は
、最下段の反応器31の内部温度が約360℃、中間の
反応器31は330℃、上段反応器31は290℃とな
った。 このため、上段の反応器31で液化した成分は、下段の
反応器31に逆流して、より高い温度に加熱されて再び
ガス化される。再びガス化した成分は、反応器31内部
の触媒33に接触しながら、上段に移送され、ガスの状
態で凝縮器5に移送される。 したがって、この構造の反応器31は、加熱釜2から供
給されたガスをもっとも有効に乾留して凝縮器5に移送
できる。 反応器31の内部には、板状の触媒33を収納している
。板状の触媒33は、隙間をガスが通過できるように、
例えは、数耐〜数cm離されて積層されている。触媒3
3は、簡単に積層できるように、両側が折曲されて溝型
に加工されている。この形状の触媒33は、単にケーシ
ング32に収納して積層できる特長がある。また、ガス
との接触面積を大きくして、効率よく乾留できる特長か
ある。 この発明は、触媒33の形状を図に示すものに特定しな
い。触媒は、図示しないが、板状でなく筒状、あるいは
、棒状とすることも可能である。 また、触媒は、金属を繊維状、あるいは、粒状に加工し
、繊維や粒の間に隙間ができる状態でケーシングに収納
することも可能である。 凝縮器5は、反応器31から送られて来るガス成分を冷
却して油に液化させる。凝縮器5は液化した油を蓄える
油化タンク22に連結されている。 第1図に示す供給手段は、加熱釜2に合成樹脂を送り込
む供給筒13と、この供給筒13に設けられて、空気を
遮断して廃棄合成樹脂を送り込む複数の開閉弁14と、
開閉弁14の開閉状態を制御する制御部材15とを備え
ている。 供給筒13は、廃棄合成樹脂を落下させて加熱反応手段
1に供給できるように、垂直に加熱釜2の蓋板2Bに連
結されている。 第1図に示す供給筒13は、上端にゲートバルブ18を
設けている。ゲートバルブ18の下方に、2段直列に、
開閉弁14を設けている。供給筒13は、ゲートバルブ
18と上段開閉弁14との間に供給室19を設けている
。2段の開閉弁140間に一時貯溜室16を設けている
。 ゲートバルブ】8は、供給筒13に対して横方向に移動
する開閉板18Aと、この開閉板18Aを移動させる直
動シリンダー18Bとを備えている。開閉板18Aは、
供給筒13を横に貫通して移動自在に設けられている。 図において、開閉板18Aは、右に移動されると供給筒
13を閉塞し、左に移動されると、開弁される。 開閉弁14は、弁座23と、回転弁24と、これを回転
させる減速モーター25とを備えている。 弁座23は供給筒13に固定されている。回転弁24は
、回転軸26に固定されている。回転軸26は、供給筒
13を気密に貫通して、軸受けを介して供給筒13に取
り付けられている。回転弁24は、第1図に示すように
、上方に回転されると、弁座23に密着して閉弁する。 回転弁24が、図に示す位置から90度回転されると開
弁される。 弁座は、上方に回転弁が回転すると密着する形状に作ら
れている。 一時貯溜室16の上下に設けられた開閉弁14には、同
一形状のものか使用されている。−時貯溜室16の容積
は、供給室19にほぼ等しく、あるいは、これより多少
大きく設計される。それは、供給室19に蓄えられた廃
棄合成樹脂を残らず一時貯溜室16に供給するからであ
る。 −時貯溜室16を構成する供給筒13の内面には、金属
触媒27が固定されている。金属触媒27は、−時貯溜
室16内で加熱された廃棄合成樹脂を能率よく油化する
。 また、−時貯溜室16には、ここに蓄える廃棄合成樹脂
を予備加熱し、かつ、開閉弁14を確実に閉弁するため
に、加熱された油が供給される。 加熱された油は、加熱油供給管17から供給される。従
って、−時貯溜室16には、加熱油供給管17が連結さ
れている。 加熱油供給管17は、合成樹脂から油化されて加熱状態
にある油を一時貯溜室16に供給する。 加熱油供給管17は、加熱された油を供給できるように
、加熱油供給管17の凝縮器5の出口に連結されている
。 ここに連結された加熱油供給管17は、供給弁28を開
くと、加熱油を一時貯溜室16に供給できる。このよう
に、廃棄合成樹脂を油化した油の一部を一時貯溜室16
に供給すると、別に油を加熱する必要がない。ただ、加
熱油供給管17から一時貯溜室16に供給する油には、
廃棄合成樹脂を油化した以外の油を供給することもでき
る。加熱油供給管から一時貯溜室に加熱して供給する油
には、重油、軽油、あるいは灯油等が使用できる。 また、この装置を使用する最初には、加熱反応手段1か
ら廃棄合成樹脂を油化した油が得られない。従って、こ
の装置を使用する最初は、油化した油とは別の油を、加
熱して一時貯溜室に供給する。 一時貯溜室16の上部には、排出管が連結されている。 排出管29は、−時貯溜室16内の気体を排出する。開
閉弁14を閉弁する状態で、−時貯溜室16に油を供給
すると、油の量に相当し、また、加熱油で廃棄合成樹脂
から発生したガス量に相当する気体が排出される。高温
の油を供給すると、−時貯溜室で廃棄合成樹脂の一部が
ガス化される。このガスは、−時貯溜室内の残留空気を
より能率よく廃棄する。 加熱油供給管17から一時貯溜室16に供給される油の
温度は、好ましくは、150〜200℃の範囲に調整さ
れる。 開閉弁14を開閉する制御部材15は、開閉弁14と、
供給弁28とゲートバルブI8との開閉状態を制御する
。 供給弁28は、上下の開閉弁14を閉弁した状態、言い
替えると、−時貯溜室16を気密に閉塞した状態で開弁
じて、−時貯溜室16に加熱した油を供給する。 開閉弁14は、供給筒13が加熱反応手段1を大気中に
間口しないように、上下のいずれか片方を開弁じて、供
給筒13に供給された廃棄合成樹脂を加熱反応手段1に
供給する。上方の開閉弁14を開弁すると、供給室19
から一時貯溜室16に廃棄合成樹脂が供給される。下方
の開閉弁14を開弁すると、−時貯溜室16から加熱反
応手段1に廃棄合成樹脂が供給される。
第1図はこの発明の実施例を示す合成樹脂の油化装置の
一部断面側面図、第2図および第3図は反応器を示す断
面図、第4図は本発明者が先に出願した合成樹脂用の油
化装置の断面図である。 ■・・・・・・加熱反応手段、 2・・・・・・加熱
釜、2A・・・・・・釜本体、 2B・・・・・
・蓋板、3・・・・・・攪拌部材、 4・・・・
・−加熱炉、5・・・・・・凝縮器、 7・・・・−・フィン、 9・・・−・・回転軸、 11・・・・・・駆動モーター 13・・・・・・供給筒、 15・・・・・・制御部材、 I7・・・・・・加熱油供給管、 18A・・・・・・開閉板、 19・・・・−・供給室、 22・・・・・・油化タンク、 24・・・・・・回転弁、 26・−・・・・回転軸、 28・・・・・・供給弁、 30・・・・・・放熱フィン、 32・・・・・・ケーシング、 34・・−・・−間閑蓋、 6・・・・・・上攪拌羽根、 8・・・・・・移送管、 10・・・・・・底撹拌羽根、 】2・・・・・・断熱材、 14・・−・・−開閉弁、 16・・・・・・−時貯溜室、 I8・・・・・・ゲートバルブ、 18B・・・・・・直動シリンダー 20・−・・・・排気煙道、 23・・・・・・弁座、 25・・・・・・減速モーター 27−・・−・・金属触媒、 29・・・・・・排出管、 31・・・・・・反応器、 33・・・・・・触媒、 35−・・・−・バーナー
一部断面側面図、第2図および第3図は反応器を示す断
面図、第4図は本発明者が先に出願した合成樹脂用の油
化装置の断面図である。 ■・・・・・・加熱反応手段、 2・・・・・・加熱
釜、2A・・・・・・釜本体、 2B・・・・・
・蓋板、3・・・・・・攪拌部材、 4・・・・
・−加熱炉、5・・・・・・凝縮器、 7・・・・−・フィン、 9・・・−・・回転軸、 11・・・・・・駆動モーター 13・・・・・・供給筒、 15・・・・・・制御部材、 I7・・・・・・加熱油供給管、 18A・・・・・・開閉板、 19・・・・−・供給室、 22・・・・・・油化タンク、 24・・・・・・回転弁、 26・−・・・・回転軸、 28・・・・・・供給弁、 30・・・・・・放熱フィン、 32・・・・・・ケーシング、 34・・−・・−間閑蓋、 6・・・・・・上攪拌羽根、 8・・・・・・移送管、 10・・・・・・底撹拌羽根、 】2・・・・・・断熱材、 14・・−・・−開閉弁、 16・・・・・・−時貯溜室、 I8・・・・・・ゲートバルブ、 18B・・・・・・直動シリンダー 20・−・・・・排気煙道、 23・・・・・・弁座、 25・・・・・・減速モーター 27−・・−・・金属触媒、 29・・・・・・排出管、 31・・・・・・反応器、 33・・・・・・触媒、 35−・・・−・バーナー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 合成樹脂を加熱して溶融、気化させる加熱反応手段1
を備えており、加熱反応手段1は、加熱釜2と、この加
熱釜内の合成樹脂を攪拌する攪拌部材3と、加熱釜2を
加熱する加熱炉4とを備えている合成樹脂用の油化装置
において、 攪拌部材3が、溶融した合成樹脂を攪拌する底攪拌羽根
10と、加熱釜内でガス化した合成樹脂を攪拌する上攪
拌羽根6とを備えることを特徴とする合成樹脂用の油化
装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15832890A JPH0774338B2 (ja) | 1990-06-16 | 1990-06-16 | 合成樹脂用の油化装置 |
| GB9027500A GB2242687B (en) | 1990-03-31 | 1990-12-19 | Apparatus for converting synthetic resin into oil |
| CA002032895A CA2032895A1 (en) | 1990-03-31 | 1990-12-20 | Apparatus for converting synthetic resin into oil |
| FR9100586A FR2660321B1 (fr) | 1990-03-31 | 1991-01-18 | Appareil pour convertir une resine synthetique en une huile. |
| DE4103738A DE4103738A1 (de) | 1990-03-31 | 1991-02-07 | Vorrichtung zum umwandeln von kunststoff in oel |
| US07/971,301 US5316734A (en) | 1990-03-31 | 1992-11-04 | Apparatus for converting synthetic resin into oil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15832890A JPH0774338B2 (ja) | 1990-06-16 | 1990-06-16 | 合成樹脂用の油化装置 |
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| JPH0774338B2 JPH0774338B2 (ja) | 1995-08-09 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2000017272A (ja) * | 1998-04-30 | 2000-01-18 | Izutec E & S Kk | 発泡樹脂の混合体及び発泡スチロ―ルの油化装置 |
| JP2012530810A (ja) * | 2009-06-19 | 2012-12-06 | イノベイティブ エナジー ソリューションズ インコーポレイテッド | 高級炭化水素の低級炭化水素への転化のための熱接触分解 |
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| WO2020017658A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社X-Brain | プラスティック材料の気化装置、ならびにプラスティック材料から炭化水素化合物を取り出す装置および方法 |
| WO2024038916A1 (ja) * | 2022-08-19 | 2024-02-22 | 株式会社北浜化学 | 油化装置及びこれを用いた油化方法 |
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-
1990
- 1990-06-16 JP JP15832890A patent/JPH0774338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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| WO2024038916A1 (ja) * | 2022-08-19 | 2024-02-22 | 株式会社北浜化学 | 油化装置及びこれを用いた油化方法 |
| JPWO2024038916A1 (ja) * | 2022-08-19 | 2024-02-22 |
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