JPH04503886A - 磁気ヘッド組立体 - Google Patents
磁気ヘッド組立体Info
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- JPH04503886A JPH04503886A JP90502780A JP50278090A JPH04503886A JP H04503886 A JPH04503886 A JP H04503886A JP 90502780 A JP90502780 A JP 90502780A JP 50278090 A JP50278090 A JP 50278090A JP H04503886 A JPH04503886 A JP H04503886A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
磁気ヘッド組立体
発明の背景
本発明は、磁気記録システムに関する。より詳細には、本発明は、かような磁気
記録システムに用いる磁気ヘッド組立体に関する。
硬い磁気ディスクと極めて接近してエアベアリングで飛行する云わゆる「ウィン
チェスタ」型の磁気読み取り/書き込みヘッドの近くで、硬い磁気記録媒体(メ
ディア)即ち磁気ディスクが回転する磁気記録システムはよく知られている。
かかるシステムを以後時々「ハードディスクシステム」と呼ぶことにする。ハー
ドディスクシステムは、データの無接触磁気再生および記録(読み取り/書き込
み動作)を利用し、典型的には約3600rp■のような極めて高い速度で運転
され、高い性能を発揮する。ハードディスクシステムに用いられる磁気ヘッドは
、他の形式の記録システムに用いられるヘッドと比べて安価であり、且つ典型的
には約65ミリグラムのように軽量である。このような軽量なヘッドはトラック
間アクセス時間とシーク性能に高い効果を発揮する。
平方インチ当りのビット数での磁気データ記憶装置の全体容量つまり空間密度は
、トラック密度(トラック数/インチ)と」ノニアビット密度(ビット/インチ
)の組合せとひとしい。ハードディスクシステムは高性能と比較的高いトラック
密′度を有するが、接触形記録装置よりも低いリニアビット密度を示す。ハード
ディスクシステムの他の欠点は、「ヘッドクラッシニ」と呼ばれるヘッド衝突つ
まり、記録媒体上を飛行するヘッドが記録媒体に接触するように移動することで
ある。
かようなヘッド衝突は記録媒体の損傷によるデータの損失を発生させ、且つ記録
システムを正常に機能させるように修理しなければならないようなディスク駆動
装置のヘッド/ディスク組立体におけるヘッド衝突や損傷がひんばんに生じた時
には大きな時間損失を発生させる。
柔軟(フレキシブル)な磁気記録媒体のデータを読みとったり、書き込んだりす
る磁気記録システムもまた開発された。一般的に、柔軟な記録メディアは、ハー
ド記録媒体より安価である。基本的には、柔軟記録媒体を用いる磁気記録システ
ムには2つのタイプがある。従来の記録システムの第1のタイプは、云わゆるフ
ロッピーディスクと、フロッピーディスク駆動装置を用いる。フロッピーディス
ク駆動装置は、ワードプロセッサなどの小型の云わゆるマイクロコンピュータシ
ステムに広く用いられている。かようなフロッピーディスクシステムの場合、フ
ロッピーディスク駆動装置は、柔軟ディスクをこのディスクを回転させるモータ
の軸上にクランプする。逆に回転中のディスクは、1つの磁気読み取り/書き込
みヘッド又は2個の対向する磁気読み取り/書き込みヘッドと接触し、ディスク
は2つのヘッドの間にはさまれている。磁気ヘッドとフロッピーディスク間の接
触を確実にし、さらに読み取り/書き込み操作を確実に行なわせるためには、フ
ロッピーディスクに対する1つ又は2つのヘッドの負荷を大(約10g)とする
か、圧力パッドの使用が要求される。かような重負荷あるいは圧力パッドを使
。
用する場合は、動作速度を、典型的には約11000rp以下にする必要がある
。
フロッピーディスクとヘッドの接触面の「負荷接触」状態のために、1つのトラ
ックにヘッドを留まらせた予想媒体寿命はわずか168時間程度である。
理論的には、フロッピーディスクシステムは、ヘッドが媒体に接触しているので
、高いリニア密度による記録を可能にする。かような利点は、実際問題としては
殆んど活用されていない。というのは、フロッピーディスク駆動装置の低回転速
度が例えば高速のシーク時間およびトラック間アクセスの高性能化を妨げるから
である。したがって、フロッピーディスク駆動装置は、低性能、低容量、低コス
ト駆動装置の市場を対象としている。明らかなように、フロッピーディスク用ヘ
ッドはフロッピーディスク駆動装置において通常高価な部品である。フロッピー
ディスク用ヘッドは、質量が大きく (約150ミリグラム)なり、読み取り/
書き込みおよび消去の複数ギャップ、および多くの巻線のためにハードディスク
のヘッドよりも高くなる。
柔軟な磁気記録媒体を用いる2番目の種類の記録システムの場合は、フロッピ一
つまり柔軟ディスクは、平らで剛性の「ベルヌーイ(bernoulli )
J板部ち表面の近くで回転する。かような記録システムは以下においてベルヌー
イシステムと呼ぶ。当業者には明らかなように、柔軟ディスクとベルヌーイ板即
ち表面間のうすい空気層は、柔軟ディスクと一緒に回転して、遠心力で外向きに
放り出される傾向がある。この結果、ベルヌーイ板と柔軟ディスク間に負圧が形
成され、この負圧は板に接近する方向にディスクを引張り、ベルヌーイ表面に対
して予想される平面関係において、云わゆる「飛ぶ」あるいは「安定した」状態
になる。実質的にエアベアリングが柔軟両党ディスクと剛性ベルヌーイ表面間に
形成されるので、ベルヌーイ表面と柔軟磁気ディスク間には一定のしかも予測で
きる間隔ができる。柔軟磁気ディスクが一度安定すると、これらのベルヌーイシ
ステムに用いられる磁気ヘッド・カプラ組立体は、この業界で云われているよう
に、柔軟磁気ディスクに結びつけられ即ちカップル(連結)される。柔軟ディス
クにカップルされた磁気ヘッド・カプラ組立体は、柔軟ディスクを侵入あるいは
くぼませる。
即ち、柔軟記録メディアは磁気ヘッド・カプラの真上に位置する記録メディアの
領域内の磁気ヘッド・カプラ表面の形状と殆んど一致部ち適合してくる。かよう
なくぼみ現象は、磁気ヘッド・カプラ組立体の真上において発生するので、これ
が発生したときは、柔軟メディアはカプラ及び「ベアリング」と呼ばれる磁気ヘ
ッドの領域を除いた磁気ヘッド・カプラ組立体のすべての点に対して「飛ぶ」。
このベアリングは、変換器即ち磁気ヘッドのコアとコイルの組立体の読み取り/
書き込みギャップ上に集中して生じ、柔軟メディアと磁気ヘッド間の接触がベア
リング領域で生じる。
ベルヌーイシステムにおいては、柔軟磁気メディアが、典型的には約2000r
pm程度の比較的高い速度で回転し、この結果かなり高い性能が得られる。この
性能は、フロッピーシステムよりは高いが、ハードディスクシステムよりは低い
。
ベルヌーイシステムに用いられる磁気ヘッド・カブラ組立体のコストは、ハード
ディスクシステム及び普通のフロッピーディスクシステムで用いられる磁気ヘラ
高価である。ベルヌーイシステムの磁気ヘッド・カブラ組立体は、かなり質量が
高く、典型的には、約1300ミリグラムである。したがって、かなり良いトラ
ック間アクセス時間を得るには、かなり大きなパワーとアクチュエータ質量が必
要である。空間密度つまり容量に関して、ベルヌーイシステムは高いリニアビ・
ソト密度を有するが、その理由はこのシステムは接触型記録システムであり且つ
トラック密度を高くするためトラック追従サーボを用いるからである。この結果
、高い空間密度が得られる。したがって、ベルヌーイシステムは、!−一ドディ
スクシステムよりも高いあるいは同等の容量を有し、且つ接触型記録システムで
もある一般のフロッピーディスクシステムによって得られる容量よりも高い容量
を有する。ベルヌーイシステムにおいて、この駆動システムのデータ損失及び損
傷を生じさせるヘッドクラッシニは、通常記録メディアはヘッドの下側でとび、
何らかの中断でヘッドからはなれるので防止される。したがって、ベルヌーイシ
ステムはハードディスクシステムよりも精度が悪い。
以上を背景として、ハードディスクシステムの利点、つまり高い性能、高いトラ
ック密度、低コストの記録ヘッド、低質量の記録ヘッド、高いトラック間アクセ
ス時間を有すると共に、柔軟ディスクシステムの利点、即ち比較的低価格の記録
メディアと堅牢さ、比較的高いリニアビット密度、そしてベルヌーイシステムの
高容量を有する磁気記録システムが望ましいことが分る。
発明の要約
本発明は、上記要求に応え、要求を満足させる磁気記録システムに用いるための
磁気ヘッド組立体を提供する。本発明による磁気ヘッド組立体は、記録メディア
の近くに配置させるための表面を有するボディ部材即ち基体部材と変換器とを含
む。この変換器は、ボディ部材によって支えられると共に、約1から約20マイ
クロインチの大きさでボディ部材の表面から突出する部分を有する。
本発明による磁気ヘッドの質量は、典型的には160ミリグラム程度の一般のフ
ロッピーディスクシステムに用いられる磁気ヘッド、及び典型的には約65ミリ
グラムのハードディスクシステムに用いられる磁気ヘッド、及び典型的には約1
300ミリグラムの現在用いられているベルヌーイシステムに用いられる磁気ヘ
ッド・カブラ組立体と比較して、極めて低い約12ミリグラムである。本発明に
よる磁気ヘッドの質量は極めて低いので、ヘッドとディスクの界面における荷重
は軽くなり、この結果、引きずりつまり抵抗も現在利用されている他の接触型記
録システムより低くなる。上述のように荷重が低くなり、抵抗もそれに応して低
下するので、記録メディアは約2800rpnのかなり高速で回転し得る。この
ため、一般のフロッピーディスク記録システム、あるいは現在利用されているベ
ルヌーイシステムのいずれにおいても達成できなかった高性能を得ることができ
る。また、磁気ヘッド組立体の小さい質量は記録システムのディスク駆動装置の
アクチュエータのトラック間のより速い移動を可能にするので、本発明に従う磁
気ヘッド組立体の小さい質量は高いトラック間アクセス時間が得られることを可
能にする。本発明の磁気ヘッド組立体の質量が、ハードディスクシステムに用い
られるウィンチェスタ−型ヘッドの質量の約5分の1になるので、本発明の磁気
ヘッド組立体を用いる記録システムにおけるトラック間アクセス時間は、所定の
アクチュエータ・パワーにおいてハードディスクシステムのアクセス時間よりも
良くなる。本発明の磁気ヘッド組立体の利点と特徴が達成されても、磁気ヘッド
組立体のコストは最低に維持される。例えば、本発明の磁気ヘッド組立体のコス
トは、現在で最少コスト型といわれるウィンチェスタ−型ヘッドと等しいか、あ
るいはそれより低く、且つ一般のフロッピーディスク型のヘッドのコストの約半
分であり、且つ一般のベルヌーイ型ヘッド・カブラ組立体の173〜1/4であ
る。
本発明の前記利点と他の多数の特徴は、本発明の特定の具体例を示すが、本発明
の概念に限界を与えるものではない添付図面を考慮すると共に、以下の記載を読
むことによって明らかになる。
図面の簡単な説明
添付図面中の、
図1は本発明の磁気ヘッド組立体が適用され得るディスク駆動装置のアクチュエ
ータ、磁気ディスク、ベルヌーイ板を示す概略図、図2は本発明による磁気ヘッ
ド組立体を示す拡大概略平面図、図2(a)は本発明の概念による各種特徴と変
形例を示す拡大概略平面図、図3は図2の側面図、
図4はヘッド組立体の作動を説明するのに有用な柔軟ディスクの表面と接触する
本発明のヘッド組立体を示す拡大概略横断面図、図5は本発明の磁気ヘッド組立
体のボディと変換器を示す拡大斜視図、および図6は図5に示す磁気ヘッド組立
体を撓み体に担持された状態で示す上面図である。
好適具体例の説明
図1を参照すると、本発明の磁気ヘッド組立体は、記録メディア即ち柔軟(フレ
キシブル)磁気円板10が平らなベルヌーイ板ユ2に対して回転する構成の磁気
ディスク駆動装置に特に適用することができる。しかし、この適用はこのディス
ク駆動装置に限定されるものではない。上記磁気ディスク10は、このディスク
10を係合させるためのベルヌーイ板12内の穴14を貫通して延びる駆動モー
タ(図示せず)と係合される。図1の概略図において、本発明の磁気ヘッド組立
体は、磁気ディスク20を横切る円弧径路上を移動するアクチュエータアーム1
6によって担持される。本発明の磁気ヘッド組立体は柔軟磁気ディスク10に読
み取り/書き込み係合させるためにベルヌーイ板12内のアーチ状穴18を通っ
て延びている。
図2と図3を参照すると、全体を20で示される本発明の磁気ヘッド組立体は、
変換器22と基体即ちボディ部材24を含む。ボディ部材24はくわしくは後述
するように、例えば磁気ディスク10のような記録メディアの近くに配置させる
ための平坦あるいは実質的に平坦な表面26を含む。この表面26は平坦あるい
は実質的に平坦と説明したが、その理由は、各種の作動条件下において表面26
上の空気流を調節するという空気力学的理由で表面26をわずかな曲率を有して
わん曲させることが望ましいときがあるからである。変換器22はボディ部材2
4によって支持されると共に、図3にくわしく示すように、全体を27で示すボ
ディ部材の一部は、表面26から突き出ている。変換器20は磁気ギャップ28
を有する。
標準型の云わゆる3ミル(mi! )柔軟記録メディアは、本発明の磁気ヘッド
組立体と記録メディアとの間を結びつける(カップルさせる)ため、平坦表面2
6は、好ましくは約3から約4平方ミリメートルの範囲内の面積をもたなくては
ならない。最適性能は上記範囲内に入る面積の平坦表面をもつ3ミル記録メデイ
アによって得られる。本発明による磁気ヘッド組立体は直径2ミリメートルの表
面即ち3.14平方ミリメートルの面積の表面を有するものを用いて作られる。
平坦表面26の幾何学的形状は、図2および図3において円形であるが、例えば
長方形、正方形、だ円、長円形などの地形状であっても、良好なるへ・ノド・デ
ィスクのカップル(結びつき)効果を得ることができる。云うまでもなく、好適
範囲(即ち、約3から約4の平方ミリメートル)以外の平坦表面面積でも、当業
者には明らかなように、ヘッドオリフィス、突出の高さ、長さ、幅、メディアの
硬さ、ディスク回転速度、作動半径などの、他のヘッド、メディアおよびドライ
ブパラメータと良好にバランスを保つ限り良好なカップル効果が得られる。
変換器22の突出部27は、図2と図3に示すように、変換器22のこの突出部
27を実質的に包囲し、支持する構造の長方形領域30を含む表面26からの大
きな突出の一部であるようにみえる。かような形状つまり特徴は、それの一部と
しての単一変換器を有する磁気ヘッド組立体のために好ましいものである。しか
し、正方形、長方形、円形のような他の形状の突出部も、同じような望ましい結
果をもたらす。図2に示すように、変換器22とそれに関連する領域30は、後
述のように製作を容易にするため芯が合っており、平坦表面26の前縁にあたっ
ている。しかし云うまでもなく、変換器22の形状と表面26上におけるその位
置を変えても性能が変わらないことを出願人は確かめている。領域30は後述す
るように、変換器22をボディ部材24にとりつけるためのガラス枠31の一部
と一体をなす。
図2(a)を参照すると、平坦表面26は、複数の変換器素子即ちエレメント3
2と34および、これらのエレメント32と34の突出部を実質的に包囲する複
数の長方形領域36と38を有する。かような複数の特徴構成は、両方の変換器
エレメントによる読み取り/書き込み動作を可能にする。云うまでもなく、任意
の位置における変換器エレメントの他の配列と取付けは、本発明の精神と範囲内
において可能である。最少限必要なものは、1つ又は複数の変換器エレメントが
平坦表面26から突出する部分を有することである。また、図2(a)に示すよ
うに周囲のオリフィス(開口)表面37を必要に応じて磁気ヘッド組立体に設け
てもよい。露出した表面即ちオリフィス表面37は平坦表面26から離れて斜め
になっており、且つ当業者によって知っている方法で平坦表面26上の空気流を
コントロールするように流体力学上のオリフィスを形成する。
本発明による磁気ヘッド組立体の作動を決定づけるものは、突出部の高さである
。この突出部高さは、作動環境と変換器エレメントの要求条件に従って約1から
約20マイクロインチの範囲内にある。上記要求条件とは、例えばへ・ノドの平
坦表面積、および前述のパラメータの全てである。好ましい突出高さは約6から
約8マイクロインチの範囲内にある。突出高さが約20マイクロインチを越える
と、ヘッドと記録メディア間のカップリング(結びつけ)はできず、約1マイク
ロインチよりも低いとギャップの接触が間欠的且つ変動することが判明している
。
本発明の磁気ヘッド組立体の動作特性を決めるテストを行うため、出願人は透明
なガラスヘッドと顕微鏡検査技術を用い、同時に作動中のヘッドからの読み取り
/書き込み信号及び敏感な電気・機械式ロードセルを利用した。
かようなテストにより、本発明の作用をコントロールする関連性についての以下
に示すような理論的結論が得られた。
ベルヌーイの式は、静止および移動物体が互いに接近して位置する時、両物体間
のギャップに負圧が生じ、この結果、両物体はひき合う効果を持つことを示す。
ヘッド・ディスクの界面の場合、静止物体は読み取り/書き込みヘッドであり、
移動物体は回転ディスクの表面である。もしこれらの物体が一緒になる摺動接触
が要求されないときは、オリフィス(orlrice )が読み取り/書き込み
ヘッド上に形成され、「リフト(wJ力)」が生じて、ベルヌーイの吸引力と平
衝する。これはハードディスクの環境において達成された平衡状態である。
しかし、もし接触が望まれる場合は、平坦ヘッド表面はヘッドとディスクの表面
が合うように設計することができるので、これら2つの表面は間欠的接触状態に
おかれる。安定した読み取り/書き込み状態を確保するための一定の接触状態を
得るために、典型的なフロッピーディスクヘッドは、約10グラムの通常加重で
メディアにローディングされる。柔軟メディアとの安定した接触状態を維持する
ための高いヘッド荷重の要求は、ヘッドとディスクの高い摩耗を生じさせ、ディ
スクの高速回転は不可能にさせる。
本発明はヘッド表面の読み取り/書き込みギャップが置かれている小部分を一定
の接触状態を得るように変える方法を提供し、これにより、典型的なフロッピー
システムヘッド・ディスク間における固有の摩耗問題と回転速度拘束の問題を伴
なわないで接触記録の利益を得る。極めて感度のよいロードセルを用いて、本発
明の磁気ヘッド組立体の読み取り/書き込みギャップ上の安定接触状態を得るの
に必要な正常荷重は約100から約300ミリグラム(約0.1から約0.3ろ
、ヘッド表面上の突出ゾーンはかたく接触しており、ヘッドの包囲平坦表面がメ
ディア表面に対して0から約5マイクロインチの間隔(即ち、中間接触状態)で
あることが確認された。
本発明の基本概念は、空気力学的ベルヌーイ吸引力を用いてヘッドをメディア(
媒体)にカップル(結びつけ)させ、且つ安定した接触記録状態を得るために読
み取り/書き込みギャップを囲む一定接触ゾーンを生じさせるためのヘッド表面
のわずかな突出を提供することにある。本発明の出願人はさらに、ヘッド表面領
域はヘッドとメディアの初期ベルヌーイのカップルにおいて重要な役割をしてい
ることを見出した。この表面領域は十分な負圧吸引力を発生させるに十分な大き
さを有するべきであるが、所定の瞬間において柔軟(フレキシブル)メディアの
小面積部分とのみ界面を形成する程度に小さくなくてはならない。柔軟メディア
界面の面積が増大すると、メディアのこの部分における軸方向変位が生じ、不安
定になる。約4平方ミリメートルの表面積をメディアが有するとき、このメディ
アは対応するヘッド表面積が安定してベルヌーイ・カップルするときよりも高速
で、その不安定性が増す。この結果、ヘッド・ディスク全体の安定性は低下する
。
ヘッドの表面積が約4平方ミリメートル以下であるときの利点は、それに対応し
てヘッドの質量が低下するということである。ヘッドの小質量による利点は、−
(1)ヘッドをトラック間に移動させるアクチュエータのパワーが少なくてすむ
、(2)アクチュエータのコストが低下する、(3)メディアの軸方向変位に応
じるヘッド・柔軟体システムの動的応答が増大する、(4)ヘッドの製造費が低
下する、などである。
図4を参照すると、ディスク10は標準型の3ミル(3000マイクロインチ)
柔軟記録メディアから成る。円形ディスク10は、両側に約100マイクロイン
チのうすい磁気物質コーティング層40を有するポリエチレンテレフタレートな
どの柔軟基板39を含む。ディスク10の両側に、本発明による磁気ヘッド組立
体20がある。明らかなように、各ヘッド組立体20の突出部27はコーティン
グ層40に入り込んでいる。かような入り込み(ベネトレション)は、この入り
込みを許すように磁気コーティング層100がかなりスポンジ状あるいは柔軟な
ために生じる。云うまでもなく、ディスク10、ヘッド組立体20の相対サイズ
と、コーティング層40への突出部27の入り込み度とは、かなり誇張されてい
る。上述のように、突出部27の高さは、約1から約2マイクロインチの範囲に
入る。このように低いので、コーティング層40への突出部27の侵入度も、約
1〜約20マイクロインチの範囲内に入る。したがって、ヘッド20の低質量お
よび、記録メディアに対するヘッド20の低荷重、および記録メディア内への突
出部27の低侵入度の故に、ヘッド・カブラ組立体と柔軟メディア間がカップル
即ち係合されたときにベルヌーイシステムにおいて用いられた従来技術による磁
気ヘッド・カブラ組立体に生じるような柔軟メディアのデムプリング(dlmp
l ing)即ち「さざ波現象」は回避される。したがって、本発明によるヘッ
ド組立体20を用いれば、図4に示すように実質的に互いに対向する2つの磁気
変換器エレメント22によって記録メディア10の画記録表面を同時にアクセス
することが可能である。本発明の前は、記録メディアとヘッド・カプラ組立体と
の間にカップル(結びつき)が生じた時の磁気メディアのさざ波現象(デムプリ
ング)のために、ベルヌーイシステムにおいて、実質的に互いに対向する2つの
変換器エレメントで磁気メディアの両面を同時にアクセスすることはできなかっ
た。
云うまでもなく、円板ディスク10は典型的な場合直径が51/4インチである
が、他の寸法例えば8インチ、31/2インチ、2インチでも良い。
図1から明らかなように、ディスク10は外側トラックマージン45と内側トラ
ックマージン46間に画定される記録トラックゾーン44を有する。外側円周領
域48と内側円周領域50は非記録ゾーンである。従来技術のベルヌーイシステ
ムにおける外側非記録ゾーン48はヘッド・カプラ組立体の寸法、例えば9゜4
ミリメートルと、ディスクのこの外縁における記録メディアの不安定性によって
決定される。本発明のヘッド組立体は、約2ミリメートル径なので、読み取り/
書き込み動作は、柔軟メディアの縁から約1ミリメートル内の所定トラックマー
ジン46の最も奥から可能であり、外側トラックマージンはディスク10の外周
縁から1ミリメートル内にすることができる。これにより、51/4インチの標
準ディスクの記録トラックゾーン44の領域が約13%増える。
図5を参照すると、ここには本発明による現在最も好ましい磁気ヘッド組立体2
0が示される。ヘッド組立体20はセラミックのような固体の円筒体即ち円柱体
24を含み、この円柱体24の軸線と平行の第1スロツト(溝)54を有する。
第2スロツト56が、第1スロツトと垂直方向に延びるように円柱体24内に設
けられる。変換器22はスロット54内にあって、ガラス枠31によって所定位
置に保持される。ガラス枠31は変換器22をスロット54内に入れてから、ガ
ラスを溶解してスロット54に流し込むことによって作られる。変換器22はい
ろいろの形状のものが考えられるが、当業界公知の方法でガラス接合されたC形
式−60と工形バー62で作られたフェライト部材つまり傘形コア58を含むも
のが示されている。スロット56およびC形式−60とI形バー62を接合した
コア内に形成された開口64は、傾斜されたコア上にコイル66を巻くための径
路を提供する。C形式−60とI形バー62を突き合わせることによって磁気ギ
ャップ28を形成する。コア58の最上部つまり上縁は、上述のように約1から
約20マイクロインチの寸法で表面26の上方に延びている。
本出願人は、もし磁気ヘッド組立体20を撓み体(フレクチャ)に取り付けると
、本発明による磁気ヘッド組立体は、例えば、ベルヌーイ板に接近させて回転さ
せることによっては最初に安定しない柔軟記録メディアのような非安定柔軟記録
メディアにカップル(係合)することを見出した。
図6と図7を参照すると、図5のヘッド組立体20は撓み体(フレクチャ)68
と環状の撓み体支持部材70に取り付けられている。ヘッド組立体20は、撓み
体68内に設けられた円形孔72内に取り付けられるように示されている。ヘッ
ド組立体20は、例えば接着剤のような適当な方法で撓み体68に取り付けても
よい。撓み体68は、任意の適当な弾性材料、例えばポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルム、ステンレススチールなどで作ってもよいが、その目的は
、柔軟記録メディアに向ってヘッド組立体20に偏倚力を与えることにある。
以上から明らかなように、磁気ヘッド組立体20は、2つの使用法をもっている
。第1は、この組立体20は、アクチュエータアームに硬く固着させ、固定ベル
ヌーイ板に極めて接近して回転する柔軟ディスクのようなところに置かれる適当
な主要安定化機構を提供する。第2は、現在の好適方式であって、磁気ヘッド組
立体20を撓み体に担持させて、ヘッド組立体20を不安定な柔軟記録メディア
のトラックに動的に追従させることである。この結果、磁気ヘッドと柔軟ディス
クの界面における安定的接触が得られるように磁気ヘッド組立体と柔軟記録メデ
ィアとの間に一定の動的カップルが生じる。
本発明の好適具体例を説明し、変形例も示して来たが、当業者には明らがなよう
に、請求の範囲に示す本発明の範囲と精神から逸脱することなく各種の改造、変
更が可能である。
図4
図5
図6
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成3年9 月25日
Claims (18)
- 1.変換器と、 記録媒体の近くに配置される表面をもつボディ部材とから成り、前記変換器が、 約1から約20マイクロインチの範囲で前記表面から突出する部分を有する前記 ボディ部材によって支持されていることを特徴とする磁気ヘッド組立体。
- 2.前記表面から突出する前記変換器の前記部分は、約3から約10マイクロイ ンチ前記表面から突出しているものである請求の範囲1に従う磁気ヘッド組立体 。
- 3.前記表面から突出する前記変換器の前記部分は、約6から約8マイクロイン チ前記表面から突出するものである請求の範囲1に従う磁気ヘッド組立体。
- 4.前記表面は約3から約4平方ミリメートルの範囲の面積をもつものである請 求の範囲1に従う磁気ヘッド組立体。
- 5.記録媒体の近くに配置される平坦表面を有するボディ部材と、前記ボディ部 材によって支持された変換器手段とから成り、前記変換器手段は、コアと、変換 コイルとを含み、前記コアは約1から約20マイクロインチ前記表面から突出し ていることを特徴とする磁気ヘッド組立体。
- 6.前記コアの前記表面からの突出量は約6から約8マイクロインチである請求 の範囲5に従う磁気ヘッド組立体。
- 7.記録媒体の近くに配置される実質的に平坦な表面を有するボディ部材と、前 記ボディ部材によって支持された変換器手段を含み、前記変換器手段が前記表面 から約1から約20マイクロインチ突出していることを特徴とする磁気ヘッド組 立体。
- 8.前記変換器手段の前記表面からの突出量は約6から約8マイクロインチであ る請求の範囲7に従う磁気ヘッド組立体。
- 9.前記表面は約3から約4平方ミリメートルの範囲内の面積をもつ請求の範囲 3に従う磁気ヘッド組立体。
- 10.前記変換器手段は複数の変換器を含み、各変換器は、コア部材と、前記コ ア部材に巻きつけられたコイルとを含み、前記コアの夫々は、約1から約20マ イクロインチ前記表面から突出する部分を有している請求の範囲7に従う磁気ヘ ッド組立体。
- 11.前記表面から突出する前記コアの部分は、約6から約8マイクロインチ前 記表面から突出するものである請求の範囲10に従う磁気ヘッド組立体。
- 12.変換器手段と、 記録媒体に近づけて位置させるための平坦表面を有するボディ部材とを含み、前 記変換器手段はフェライト部材と、前記フェライト部材に巻かれた変換コイルと から成り、 前記フェライト部材は前記記録媒体と接触する磁気ギャップが横断的に形成され た上縁を有し、 前記変換器手段は前記ボディ部材によって支持され、前記フェライト部材の前記 上縁は実質的に前記平坦表面から約1から約20マイクロインチ突出し、前記平 坦表面と回転する前記記録媒体との間の空気が動くことによって生じるベルヌー イ効果により前記記録媒体に前記磁気ヘッド組立体を効果的に結びつけさせ、且 つ前記フェライト部材の前記上縁と回転している前記記録媒体との間を接触させ るように、前記平坦表面及び前記平坦表面から約1から約20ミクロンインチ突 出している前記フェライト部材の前記上縁が配設されていることを特徴とする磁 気ヘッド組立体。
- 13.前記フェライト部材の前記上縁は約6から約8マイクロインチ前記表面か ら突出している請求の範囲12に従う磁気ヘッド組立体。
- 14.前記表面の面積は約3から約4平方ミリメートルの範囲にある請求の範囲 12に従う磁気ヘッド組立体。
- 15.円柱状ボディと変換器エレメントとから成り、前記円柱状ボディは記録媒 体の近くに配置される上側平坦表面と、前記円柱状ボディの軸線と平行のスロッ トとを有し、 前記変換器エレメントは前記スロットの中に配置されており、前記変換器エレメ ントはフェライト部材と、前記フェライト部材に巻かれた変換用コイルとから成 り、 前記フェライト部材は横断状の磁気ギャップを有する上縁を有し、前記円柱状ボ ディの前記上側平坦表面からの前記フェライト部材の前記上縁の突出量が約1か ら約20マイクロインチである磁気ヘッド組立体。
- 16.前記円柱状ボディの前記上側平坦表面からの前記フェライト部材の前記上 縁の突出量は約6から約8マイクロインチである請求の範囲15に従う磁気ヘッ ド組立体。
- 17.前記円柱状ボディは前記スロットに対して垂直の第2のスロットを有し、 前記フェライト部材は開口を有し、前記第2のスロットと前記開口により前記フ ェライト部材上の前記変換用コイルの巻付け径路が形成されている請求の範囲1 6に従う磁気ヘッド組立体。
- 18.前記円柱状ボディの前記上側平坦表面の面積は約3から約4平方ミリメー トルの範囲内にある請求の範囲15記載の磁気ヘッド組立体。
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