JPH04504140A - フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 - Google Patents

フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法

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JPH04504140A
JPH04504140A JP2504953A JP50495390A JPH04504140A JP H04504140 A JPH04504140 A JP H04504140A JP 2504953 A JP2504953 A JP 2504953A JP 50495390 A JP50495390 A JP 50495390A JP H04504140 A JPH04504140 A JP H04504140A
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JP2504953A
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ブルガン,ピエール
バヴェ,ジャン―クロード
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ユージヌ,アシエ ドゥ シャティヨン エ グニョン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は中性〜弱酸性の塩素含有媒体中での腐食に対する耐久性が高いフェライ ト系ステンレス鋼(axier 1noxydable ferritique )に関するものであり、特に、工業用熱交換器、特に塩水および海水で冷却され る熱交換器の製造に適したフェライト系ステンレス鋼に関するものである。 本発明はさらにこの鋼の製造方法にも関するものである。 フランス国特許PR−A−2377457号には、18〜32%のクロムと、0 .1〜6%のモリブ・デンと、0.5〜5%のニッケルと、3%以下の銅とを含 むクロム・ニッケル・モリブデン含有フェライト系耐蝕性鋼が記載されている。 この特許に記載の実施例の鋼は1.99%〜2.15%のモリブデンを含んでい る。さらに、最良の合金構成を示す第9頁、27〜32行目に記載の鋼はクロム を28%、モリブデンを2%、ニッケルを4%含むものおよびクロムを20%、 モリブデンを5%、ニッケルを2%含むものである。これらの鋼は十分な構造的 安定性を有し、工業規模で経済的に製造が可能であると記載されている。 フランス国特許PR−A−2352893号には0.01〜0.025重量%の 炭素と、o、 oos〜0.025重量%の窒素と、20〜30重量%のクロム と、3〜5%のモリブデンと、3.2〜4.8%のニッケルと、0.1〜1%の 銅と、0.2〜0.7%のチタンおよび/または0.2〜1%のニオブとを含む フェライト系ステンレス鋼が記載されている。 この特許ではニッケル含有量を3.2〜4.8%と高くし、銅の含有率を0.1 〜1%に制限して、室温での延性値を高くしている。 フランス国特許PR−A−2473069号には鉄をベースとし、0.08重量 %以下の炭素と、0.060重量%以下の窒素と、25〜35重量%のクロムと 、3.60〜5.60重量%のモリブデンと、2重量%以下のニッケルと、2重 量%以下のチタンとをニオブおよびジルコニウムが下記の式: %式% に従って含み、炭素と窒素の合計が0.0275重量%以上であるフェライト系 ステンレス鋼が記載されている。 フランス国特許PR−A−2473068号には上記の鋼と同じ組成で、ニッケ ルの重量比を2〜5%にしたフェライト系ステンレス鋼が記載されている。 一方、ニッケルは価格が高い元素で、脆性金属間化合物相を形成し、塩素含有媒 体中では間隙腐食(corrosion caverneuse)に対する耐久 性を悪くするということは知られている。 本発明は鋼の添加量を0.5〜2重量%に抑え、溶接時の熱処理に形成される硬 い脆性のあるσ型およびχ型金属間化合物相の形成速度を遅くして、合金の衝撃 強度を強くしたフェライト系ステンレス鋼を提供する。こうすることによって、 製造上の難しさを最小限に抑え且つその他の最終特性の低下を最小限に抑えなが ら、耐蝕性を最大にする上で必須であるクロムとモリブデンの含有率を極めて高 くしたチタンおよび/またはニオブによって安定化された合金を製造することが 可能になる。 この合金は下記化学組成(重量パーセント)を有する本発明のフェライト系ステ ンレス鋼で得られる:(1)クロム 28.5%〜35%、 (2)モリブデン3.5〜5.50%、(3)銅 0.5〜2%、 (4)ニッケル 0.50%以下、 (5)マンガン 0.40%以下、 (6)珪素 0.40%以下、 (7)炭素 0.030%以下、 (8)窒素 0.030%以下、 (9)チタンおよび/またはニオブの割合は0.10%以上且つ0.60%以下 、 α0 アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、硼素および希土類金属のよう な脱酸素用に添加する元素を0.1%以下、 残りは鉄と製造に必要な物質の溶融で生じる不純物である。 本発明の他の特徴は、上記の鋼が0.010%以下の炭素と、0.015%以下 の窒素とを含み、炭素と窒素との合計が0.025%以下である点にある。 本発明はさらに、熱間圧延でストリップを製造するためのフェライト系ステンレ ス鋼の製造方法を提供する。本発明方法の特徴は、熱間圧延した鋼ストリップを 900〜1200℃の温度でアニーJl/ (recu i t) L、次いで 、−次冷間圧延した後に、900〜1200℃の温度で中間アニールし、最後に 鋼ストリップを二次冷間圧延し、次いで900〜1200℃で最終アニールする 点にある。 本発明のその他の特徴は下記の点にある:(1)中間アニールと最終アニールは 20秒〜5分間連続的に行われる。 (2)アニール後は急速冷却する。 本発明の上記特徴および利点は添付の図のグラフから明らかになろう。 本発明を説明するための具体例は、真空誘導炉を用いて製造した30 kgのイ ンゴットから製造した。これらのインゴットがら作った小さいスラブを1100 〜1250℃に加熱し、熱間圧延で厚さ5mmにした。 熱間圧延したストリップは次いで1000〜1200℃でアニールした後、冷間 圧延で厚さを2ミリにした。冷間圧延後、900〜1200℃で20秒〜5分間 連続的にアニールした。 追加の冷間圧延を行って厚さ0.8ミlJのストリップとし、これを900〜1 200℃で20秒〜5分間最終アニールした。 上記熱処理後は全て急冷した。 熱処理条件は粒径がほぼ一定となるように設定した。 正確な化学分析すなわちサンプル合金の詳細な重量比は下記の表の通り: 耐蝕性を良くする元素すなわちクロム、モリブデン、チタン、ニオブ等は、その 他の特性、例えば機械特性に好ましくない影響を及ぼすということは知られてい る。従って、耐蝕性と機械特性とを両立するように、用途に応じて合金の化学組 成を調整する必要がある。また、この化学組成の調製が悪いと合金の製造が困難 になり、特に、冷間圧延の前後のアニール熱処理時に脆性相が沈澱したり、溶接 時に魔性相が沈澱することになる。 また、塩素を含む中性媒体中でのフェライト系ステンレス鋼の孔食(corro sion par piqures)に対する耐久性は、クロムの含有量が多く なると向上するということも知られている。また、モリブデンの作用によって孔 食に対する耐久性を向上させるにはMo/Crの当量係数を3.3にするのが良 いと一般に認められているので、モリブデンはクロムよりも効果が高い合金元素 である。 公知の工業的なフェライト系ステンレス鋼板から採ったサンプルを用いた実験で 、高温・高濃度の塩素含有媒体中での孔食の始まるポテンシャルは%Cr+ 3 ,3x (%Mo)の値が高くなる程高くなるということが確認されている。従 って、点蝕に対する耐久性は%Cr+ 3.3X (%Ma)のパラメータが大 きくなる程高くなる。 従って、本発明のフェライト系ステンレス鋼ではクロム含有率を28.5%以上 にし、モリブデン含有率を3.5%以上にした。 上記の表に示した試験鋳造で得られた結果は、図1のグラフに示すように、モリ ブデンがσ型の脆性相の析出に良い影響を与えることを示している。この図に示 す各曲線は29Cr 4Mo 2NiNbと29Cr 3Mo 2Ni Nbか らなる試験合金すなわちモリブデン含有率がそれぞれ3%および4%の合金の室 温での破断点伸びA%に対する900℃に維持する時間の影響を示している。 クロム含有量が増加しても脆性相の析出が促進することは図2のグラフが示して いる。このグラフのカーブは29Cr 4Mo 4NiTiと25Cr 4Mo  4Ni Tiからなる試験合金の室温での破断点伸びA%に対する900℃に 維持する時間の影響を示している。 ニッケル含有率の増加も同様であることは図3のグラフが示している。この図の カーブは、900℃に維持する時間を長くした場合の29Cr 4Mo Tiか らなる試験合金に2〜4%のニッケルを添加したときの通常温度での破断点伸び A%に与える影響を表している。 このように、クロム、ニッケル、モリブデンの含有率を増加した時には、900 ℃に維持する時間を短くしてゆくと合金の靭性に対して好まし、くない金属間化 合物相が析出し、このフェライト系ステンレス鋼の工業的製造が著しく困難にな り、手の施しようがなくなる。 従って、工業的に実際に使用可能な合金は以下のようなものであることは理解で きよう: (1)チタンとニオブで安定化させた25%Cr 4%Mo 4%Nl型の合金 。クロムの含有率を減らすことによってモリブデンとニッケルの含有量を増やす ことができるが、孔食に対する抵抗性は低下する。 (2)チタンとニオブで安定化させた28%Cr 2%Mo 4%Nl型の合金 。クロムとニッケルの含有量が高いため、脆性相の析出速度を抑えるにはモリブ デンの含有量を減らす必要がある。 フランス国特許PR−A−2377457号では低温靭性すなわち衝撃強度と、 耐蝕性を改善するためのニッケルの添加は5%までとしている。 試験の結果は、図4に示すように、25%Cr 4%Mo0.5%Ti型フェラ イト系ステンレス鋼にニッケルを4%添加して得られる衝撃強度の改善は、クロ ム含有量が28%以上の場合には観察されなくなることを示している。図4のグ ラフは、衝撃強度の変化を温度とニッケル含有量の関数として表したものである 。このグラフは、クロムを約29%、モリブデンを4%およびチタンを0.5% 含有するフェライト系ステンレス鋼の場合には、0℃以上でノツチ付試験片につ いて行った衝撃破壊試験でニッケルの有利な影響は全くないことを示している。 この場合には、試験片を破壊するのに必要なエネルギーはニッケルを含有しない フェライト系ステンレス鋼よりも著しく低いので、一般的な見解とは逆に、ニッ ケルの効果はない。ニッケルはクロムの含有量が低い時にのみ好ましい影響を与 える。 すなわち、衝撃破壊強度の変化を温度とクロム含有量の関数で示す図5のグラフ から分かるように、約25%クロム、4%モリブデン、4%ニッケルおよび0. 5%チタンの合金は0〜−50℃で全く低温脆性を示さず、これは約29%クロ ム、4%モリブデン、4%ニッケルおよび0.5%チタンからなる合金とは対照 的である。 図5のグラフはさらに、25%クロム、4%モリブデン、4%ニッケルおよび0 .5%チタンからなる鋼の破壊エネルギーは、靭性状態(etat ducti le)でモリブデン、ニッケルおよびチタンがほぼ等量で且つクロムを含有量が 多い鋼の破壊エネルギーよりも著しく大きくなることを示している。 塩素含有媒体中では、間隙腐食すなわち構造の堆積物の下側または隙間の空間で 起こる腐食に対する耐久性が使用上の最も重要な要素である。すなわち、この間 隙中では腐食物質の加水分解により塩酸が生じて次第に酸化が起こるということ が知られている。 フランス−特許PR−A−2377457号の記載とは逆に、チタンとニオブで 安定化したフェライト系ステンレス鋼に4%ニッケルを添加すると、間隙腐食に 対する耐久性が著しく低下する。実際には、ニッケルを4%含有した鋼をAST M規格04gによる試験で試験片を調べると、著しく腐食していることが分かる 。 合金を脆くし、耐蝕性を低下させる加熱時の金属間化合物相の析出を促進するこ うしたニッケルの作用を考慮に入れて、本発明の合金ではニッケルは意図的に添 加せず、これを残留元素とみなしている。このようにニッケルをごく少量にする ことによって、クロムが28.5%以上且つモリブデンが3.5%以上という高 い含有量を採用することができ、チタンとニオブを含むフェライト系ステンレス 鋼の点蝕や間隙腐食に対する耐久性を最適化することができる。 上記のフランス国特許PR−A−2377457号に記載のフェライト系鋼では 3%以下、好ましくは0.5%〜2%め銅を鋼に添加している。この特許ではこ の添加によって非酸化性酸(acid non oxidant)、特に高温の 硫酸中での耐蝕性が増加するとしている。本発明の範囲内で行った実験では、図 6のグラフに示すように、間隙内で形成される腐食媒体に対するのと類似の弱酸 性の塩素含有媒体中での耐蝕性に関する改善の原因は銅ではないことを示してい る。 図6のグラフは、窒素をバブリングして脱気した2M水酸化ナトリウム−0,2 M塩酸媒体中に30℃で24時間浸漬した後の重量減少分から推定した、上記表 1に示す合金6および7の腐食速度(17年)を示している。 この結果から、ニッケル無しに0.5〜2%の銅を加えても塩素含有媒体中では 点蝕・間隙腐食に対する耐久性は良くも悪くもならないことが分かる。 本発明では、クロムとモリブデンの含有量が高いチタンおよびニオブを含むフェ ライト系ステンレス鋼に0.5〜2%の銅を加える。 図7のグラフの各曲線は、1%の銅が衝撃強度に及ぼす影響を示しており、約2 9%のクロム、4%のモリブデンおよび0.5%のチタンを含む合金に約1%の 銅を加えることによって、非常に低い破壊エネルギーに象徴される脆性状態と高 い破壊エネルギーを示す靭性状態との間の変態温度が20℃低下することを示し ている。すなわち、銅の添加によって衝撃強度が著しく改善されることになる。 銅が低温脆性に極めて有利な影響を与えるという点は本発明の重要な特徴である 。フランス国特許FR−A−2377457号では、銅の添加は室温での衝撃強 度は増加させないが、高温の硫酸溶液中での耐蝕性を向上させるとして、一般的 に奨励されている。 本発明の他の特筆すべき特徴は、図8のグラフから明らかなように、銅が衝撃強 度に対して特に好ましい影響を与える他に、銅が金属間化合物の脆性相の析出を 抑制するという点にある。 図8の曲線は、29Cr 4Mo Tiからなるフェライト系のステンレス鋼で の金属間化合物相性相の析出の動力学に及ぼす銅の添加効果を示している。すな わち、銅の添加によって750〜950℃における脆性相の生成が大幅に抑制さ れる。 また、クロムカーバイドやクロム窒化物の析出によって粒界腐食が起こり、結晶 粒界近傍でクロムが枯渇するのを防ぐために、フェライト系ステンレス鋼にチタ ンおよびニオブを添加して炭素や窒素をチタンまたはニオブにカーバイドおよび 窒化物の状態に固定することは一般に行われている。 チタンとニオブは脆性金属間化合物相の析出を促進し、衝撃強度を減少させるが 、チタンおよびニオブの添加がこれら2つの好ましくない影響を与えるというこ とはこれまで定性的には知られいたが定量的には知られていなかった。 炭素と窒素の含有量を低下させると、炭素と窒素を固定するのに必要なチタンお よびニオブの量を減らすことが可能になる。 本発明の範囲では、クロムおよびモリブデンの含有量の高いフェライト系ステン レス鋼の衝撃強度が著しく向上し、同時に脆性の金属間化合物相の析出が抑制さ れる。 例えば、図9のグラフに示すように、厚さ2+11111の薄鋼板で脆性状態か ら靭性状態へ変態する温度が20℃低下する現象が観察される。図9の曲線は、 29Cr 4Mo 0.21Ti (C+ N =0.013%)からなるスー パーフェライト系ステンレス鋼と29Cr 4Mo 0.56Ti(C+N=0 .045%)からなるスーパーフェライト系ステンレス鋼との衝撃強度の差を示 している。 図10は29Cr4Mo O,56Ti (C+N=0.045%)からなるス ーパーフェライト系ステンレス鋼と29Cr 4Mo 0.21Ti (C+N =0.013%)からなるスーパーフェライト系ステンレス鋼における脆性相の 析出の動力学を比較したものであり、この図10のグラフの曲線が示すように、 高温に保持した側では脆性面が生成する範囲は右側へ大きく移動する。炭素0. 018%、窒素0.027%、クロム28.90%、モリブデン3.75%、ニ ッケル0.035%およびチタン0.56%からなる合金を、1時間900℃に 保つと、室温における破断点伸びはわずか6%となり、一方、炭素0.03%、 窒素0.010%、クロム28.90%、モリブデン3.97%、ニッケル0. 041%およびチタン0.21%からなる合金の破断点伸びは26%となる。 図11のグラフに示すように、銅を添加し、炭素および窒素の含有量を減らすと 、厚さ2mmのシートにおける脆性状態がら靭性状態への転移温度を十分0℃以 下にすることができる。この図の曲線から、29Cr 4Mo 0.2Tiから なるスーパーフェライト系のステンレス鋼の、銅を含まない場合と1%の銅を含 む場合との衝撃強度を比較することができる。 本発明では、コストの高い元素であり且つ脆性金属間化合物相の析出を促進させ 、しかも、塩素含有媒体中での間隙腐食に対する抵抗性を低下させるニッケルの 添加を意図的に排除している。 チタンおよびニオブが脆性相の析出を促進させる作用があるという点と、これら を炭素および窒素と組み合わせた場合には衝撃強度が低下するという点とを考え ると、本発明のステンレス鋼は相対的に高い耐衝撃性を示し、650〜1000 ℃の範囲で構造的に安定しており、この特性はC,N%Ti%Nbの含有量が低 くなる程高くなる。粒界腐食に対する抵抗性を最適化するには、固溶体状のチタ ンおよび/またはニオブはフェライトの炭素および窒素をトラップしない点を考 えに入れて、添加するチタンおよび/またはニオブの含有量は炭素および窒素を 固定するのに必要な最小限の量に留めなくてはならない。 従って、チタンの含有量は下記の式を満足するものでなければならない: %Ti > 0.10 +4X (%C) +3.4 X (%N)特に粒界腐 食に対する抵抗性を最適化するには下記の式を満足巳なければならない: %Ti > 0.15 +4X (%C) +3.4 X (%N)係数4およ び3.4はチタン、炭素および窒素の原子量(48,12,14)の近似値と、 炭化チタンおよび窒化チタンの化学式(110%TiN)とから理論的に導かれ る。 フェライト系ステンレス鋼をニオブで安定化させる場合には上記の式は以下のよ うになる; %Nb > 0.10 + 7.7x (%C)+ 6.6x (%N)。 ニオブの原子量は93グラムとした。 粒界腐食に対する抵抗性を最適化する特別な場合の式は以下のようになる: %Nb > 0.20 + 7.7X (%C) + 6.6x (%N)。 チタンおよびニオブの量は、それらのコストと、これらが過剰である場合に考え られる好ましくない影響とを考えて、炭素および窒素を固定するのに必要な理論 量より過剰な量にできるだけ近くすることが望ましい。 本発明では銅の添加量は2%以下に抑えである。銅の含有量が2%以上になると 、銅を多く含む粒子が析出し、高温での可鍛性が著しく低下する。 アルミニウムは、本発明のフェライト系ステンレス鋼の製造工程の脱酸素工程の 最後に添加することができる。 従って、0.5〜2%の銅を添加することによって、合金の衝撃強度が増強され 、製造時または溶接時の熱処理で生じる硬くて脆性のあるσ型およびχ型の金属 間化合物相の形成速度が遅くなる。このことは、チタンまたはニオブで安定化さ れた合金を、クロムの含有量を28.5〜35%、モリブデンの含有量を3.5 〜5.5%と非常に高くして、生産することができるということを意味しており 、こうした条件は耐蝕性を最大にすると同時に、製造上の困難と、他の最終的な 特性を悪化させる危険性を最低限に抑えるために不可欠なものである。 本発明のフェライト系合金は、その特性から、チタンまたはニオブを含み且つク ロムとモリブデンの含有量が同じであるフェライト系ステンレス鋼で一般に用い られる厚さ (1mm以下)よりも厚い薄鋼板またはストリップの形で用いるの に特に適している。 本発明のステンレス鋼は塩素を含む水を用いる熱交換器の溶接チューブの製造を 特に意図したものである。この鋼は、例えば電気製鋼法、AODおよび/または 真空精練、連続鋳造法およびス) IJツブ圧延機での熱間圧延で製造すること ができる。
【図4】 ” ’ ” 温度(”C)
【図5】 温度 (@C) 1図61
【図7】
【図81 時間(分) 0 口 脆性槽の析出なし ・ −脆性槽の析出あり に図9】 (図10]
【図11】 国際調査報告 PCT/rR9゜7゜。、6゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の重量化学組成を有する中性または弱酸性の塩素含有媒体中での腐食に 対する高い耐久性と、延性と、耐衝撃強度とを有するフェライト系ステンレス鋼 : (1)クロム28.5%〜35%、 (2)モリブデン3.5〜5.50%、(3)銅0.5〜2%、 (4)ニッケル0.50%以下、 (5)マンガン0.40%以下、 (6)珪素0.40%以下、 (7)炭素0.030%以下、 (8)窒素0.030%以下、 (9)チタンおよび/またはニオブの割合は0.10%以上且つ0.60%以下 、 (10)ア.ルミニウム、マグネシウム、カルシウム、硼素および希土類金属の ような脱酸素用に添加する元素を0.10%以下含有し、 残りは鉄と、製造に必要な物質の溶融時に生じる不純物である。 2.0.010%以下の炭素と、0.015%以下の窒素とを含み、炭素と窒素 の合計が0.025%以下である請求項1に記載のフェライト系ステンレス鋼。 3.請求項1または2に記載のフェライト系ステンレス鋼を用いて熱間圧延で鋼 ストリップを製造する方法であって、熱間圧延された鋼ストリップを、900〜 1200℃でアニールし、次いで、1回目の冷間圧延を行った後に900〜12 00℃で中間アニールし、最後に、2回目の冷間圧延をした後に900〜120 0℃で最終アニールを行うことを特徴とする方法。 4.中間アニールおよび最終アニールを20秒〜5分間連続的に行う請求項3に 記載の方法。 5.各アニール直後に急冷を行う請求項3に記載の方法。
JP2504953A 1989-03-16 1990-03-13 フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 Pending JPH04504140A (ja)

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