JPH04504574A - 免疫抑制のためのuv―誘発因子 - Google Patents
免疫抑制のためのuv―誘発因子Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
免疫抑制のためのUV−誘発因子
紫外線(UV)照射は、その発癌性効果に加えて免疫応答を抑制する(1)。準
発癌的投与量のUV照射に曝されたマウスの高度に抗原性のUV−誘発腫瘍に対
する減じられた能力は、UV−照射受容体マウスの免疫応答の抑制に帰因する〔
2〕。−回のUV照射に曝されたマウスは、離れた非照射部位に適用された接触
性アレルゲンに対する過敏性過敏性(CHS)反応を生じることができない〔3
〕。同様にして、UV照射への単一の曝露は、ハブテン修飾細胞〔4〕、外来エ
リスロサイトおよび蛋白質抗原〔5〕ならびに同種異形牌臓細胞〔6゜7〕に対
する遅延過敏性(DTH)応答の発生も阻害した。
UV−照射が免疫応答の全身的抑制を誘発する機構は、完全に明確にはなってい
ない。最近の研究は、UV−照射上皮細胞からの可溶性因子の放出が、抑制誘導
に寄与することを示唆している。swartzは、UV−照射動物由来の血清を
正常受容動物に移入すると、接触性アレルゲンに対する応答能力が顕著に抑制さ
れることを見出した〔8〕。またHarriot t−Sm1 thもUV−照
射マウスノ血清中の抑制因子の存在について記述している
〔9〕。De−Fab
oおよびNoonanは、皮膚内のUV−照射に対する光受容体は、ウロカニン
酸であろうことを示唆した〔1o〕。
彼らは、UV−照射によるtrans−ウロカニン酸のcis−ウロカニン酸へ
の光異性化が、全身性抑制の誘発に重要であることを示唆している。この仮説を
支持するデータは、cis−ウロカニン酸の注射投与か単純ヘルペスウィルスに
対するD T H応答を抑制することができ、牌臓の抗原−表現細胞機能の損傷
を生ずることを示したRoss〔11〕およびNoonanら〔12〕の実験に
由来する。
別の仮説が、Robertsonらの研究から立てられた〔13〕。組換えイン
ターロイキン−+ (IL−1)のマウスへの注射は、それらか接触性アレルゲ
ンに応答することを妨げた。これらのマウスの牌臓細胞中に、感作動物に移入さ
れた場合にCH3誘引を阻害することができる抑制細胞が見出された。プロスタ
グランジンシンセターゼインヒビターであるインドメタシンの投与が抑制効果を
打消すことから、抑制はプロスタグランジン放出に依存するものと思われる。こ
れらの著者は、UV−照射曝露により生じる炎症か、全身性抑制の誘導において
役割を演じるIL−]およびプロスタグランジン類等の物質の放出を生じること
を示唆している。UV−照射マウスの血清中の増大したIL−1濃度を示したG
ahringらの研究〔14〕は、この仮説を支持している。しかしなから、H
arritt−Smi抽およびHallidayは、彼らの研究へ
〔9〕においてCH3を抑制された血清試料中のIL−1の存在を実証すること
かできなかった。最後に、Swartzらは、始原上皮細胞培養物および/また
はケラチノサイト細胞株のインビトロにおけるUV−曝露が、上澄中への可溶性
因子の放出を生じることを示した〔15〕。該上澄のマウスへの注射は、全身U
V−照射の効果に類似し、接触性アレルゲンに対する動物の応答能力を抑制した
。顕著には、Swartzらはインドメタシンが抑制因子の生成を打消さないこ
とを決定した(8)。
UV−照射による免疫系の全身的抑制の研究は、多くの理由から重要である。第
1には、免疫抑制と、マウスにおける始原的皮膚癌の発生との間の関連が示され
ている〔16〕。UV−照射が免疫応答を抑制する機構の洞察は、皮膚癌の治療
および/または防止への新しい取組みを提供することにおいて有用であろう。第
2には、UV−照射により生じる全身性免疫的変化、特にはDTHの抑制は、感
染症の増大する発症率の素因となる因子であり得る。このことは、大気のオゾン
層の減少と合わせて、UV−誘発免疫抑制が人口の広範な部分の儂康に不利に影
響するであろうことを示唆している。最後には、UV−照射により生じる免疫抑
制は、例えば同種移植片拒絶の抑制において、治療的応用を有するであろう。
UV−誘発CHSおよびDTH抑性のm構か何であるかはなおも決定されなけれ
ばならないか、一般的にこの分野の研究者らは、単一の機構が、両者に対して対
応可能であろうと考えてきた。しかしなから、本発明者は、異なった波長のUV
−照射の後に細胞から各々放出される少なくとも2種類の因子か関連することを
示した。本発明者it、長波長UV−照射、UVA (320−400nm)に
曝された上皮細胞からの上澄は、DTHを抑制するがCHSを抑制しないことを
決定した。この結果は、2種類の異なる免疫抑制因子がUV−照射細胞から放出
されることを示す。第1の免疫抑制因子は、UVBへの曝露で放出されてDTH
を抑制し、第2のものはUVAへの曝露で放出されてCH3を抑制する。従って
、あらかじめ定めた波長の紫外線照射(UVR) 、例えば、UVAまたはUV
Bを使用することによって、哺乳動物の免疫応答を選択的に抑制し得る。
典型的には、移植組織(同種移植片)の免疫的拒絶を克服するために、免疫抑制
剤が使用さねている。しかしながら、これらの薬剤の多くの深刻な副作用の一つ
に、汎免疫抑制を生じることがある。同種移植片拒絶の抑制に加えて、宿主のウ
ィルス性および細菌性病原からの保護等に関連する他のすべての免疫応答も抑制
される。結果として、免疫抑制された患者は、種々の日和見感染に対して感受性
となる。従って、同種異植片に対する免疫応答のみを抑制し、その一方、他の免
疫機能を元のままとする方法は極めて存利である。
同種移植片への直接UV−照射(UVR)が、該同種移植片の生存期間を長(し
得ることか知られている。ここで示唆された機構は、移植組織のUVRによりア
レルゲン性成分か変性し、同種移植片を非抗原性にするものである。しかしなが
ら、本発明においては、受容体を同UVRの充分量を照射された対象動物により
インビボにおいて、または動物細胞によりインビトロにおいて特定の免疫抑制因
子か産生される。これらの免疫抑制因子は、引続(動物の抗原的感作と組合わさ
れて動物の感作に用いられた抗原性決定基に対して特異的な免疫抑制を誘発する
。かくして、汎免疫抑制が避けられる。これに関して、選択的免疫抑制を誘導す
るための、あらかじめ定められた波長のUVRの使用は、アザチオプリンまたは
コルチコステロイド等の免疫抑制剤の使用に対して著しい優位性をもつ。従って
、動物において特定の同種抗原に対する免疫応答を選択的に抑制するために、あ
らかじめ定められた波長のUVRの充分量を投与する方法は、器官移植後の同種
移植片拒絶の抑制において優れた応用を有する。例えば、本発明の方法を、患者
の免疫系を他の点では非妥協的としたままでDTHおよび同種移植片拒絶を選択
的に抑制するために使用して好都合であろう。
本発明は、その−面において、動物の特定同種移植片に対する免疫応答を選択的
に抑制する方法を包含する。
該方法は数工程を含んでいる。第1工程は、動物に対して所定波長のUV−照射
の有効量を投与することである。
UV−照射の該所定波長は、好ましくはUVB−照射(280nm 〜320n
m)である。ここにおいて、UVB照射か動物においてCHS応答およびDTH
応答を抑制することが示される。該発明方法の他の工程は、哺乳動物を特定の同
種抗原に対して鈍感にすることを含む。動物が所定波長のUVRで照射され、次
いで特定の同種抗原により感作されると、該対象動物は該特定同種抗原に対して
寛大になることか決定された。
本発明の別の一面は、免疫抑制因子の投与および引続く特定同種抗原に対する動
物の感作による、動物における特定同種抗原に対する免疫応答の選択的抑制方法
である。該方法は、複数工程を含む。第1工程は、複数の動物IB胞を所定波長
を育するUV−照射の充分量で照射し、免疫抑制因子を生じさせることである。
UVB照射(UVB照射の所定波長は、280〜320nm)を受けた哺乳動物
上皮細胞は、哺乳動物においてDTH応答を選択的に抑制する免疫抑制因子を産
生ずることが分かった。他方、UVA照射(UVAの所定波長は、320口m〜
400nm)を受けた哺乳動物上皮細胞は、哺乳動物においてCH3I’?答を
選択的に抑制する免疫抑制因子を産生ずることか分かった。
該発明方法の他の工程は、UV−照射細胞から免疫抑制因子を抽出することを含
む。該発明方法の更なる工程は、哺乳動物に対する有効量の免疫抑制因子の投与
に関する。その後に、該哺乳動物は、寛大であることか好ましい特定同種抗原に
対して感作を受ける。
本発明の更に他の面は、免疫抑制因子および免疫学的抑制因子自体の製造方法で
ある。本発明のこの面においては、好ましくは免疫抑制因子が製造され、これは
次いで対象動物に投与されて、特定の同種抗原に対する特定の免疫応答の選択的
抑制を生じる。該発明方法は、所定波長のUV−照射の充分量を複数の哺乳動物
細胞にインビトロで照射して、免疫抑制因子産生UV−照射細胞を生成すること
を含む。充分量のUVB (所定波長は280〜320 nm)によりインビト
ロで照射を受けた哺乳動物細胞は、充分な量をもって投与された場合に哺乳動物
でDTH応答を選択的に抑制する免疫抑制因子を産生ずるであろうことが分かっ
た。他方、UVA (所定波長は320nm〜400 nm)により照射を受け
た哺乳動物細胞は、充分な量をもって投与された場合に哺乳動物でCH3応答を
選択的に阻害する免疫抑制因子を産生ずるであろうことか分かった。
紫外線照射への1回の曝露は、同種異系の組織適合性抗原に対する免疫応答の全
身的抑制を誘発する。この抑制は、牌臓性同種抗原特異性抑制T細胞の出現に関
連している。UV−照射に対する皮膚の曝露か、とのようにして牌臓性抑制T細
胞を誘発するか、完全に明確にはなっていない。ここに記述されるデータは、U
V−照射ケラ千ノサイトー誘導抑制因子の関与を示唆している。ケラチノサイト
株Pam 2 ] 2を、単一のFS−40サンランプにより200 J/+n
”のUVB照射に曝し、血清不含有培地中で一夜培養した。UV−照射ケラチノ
サイトからの培養上澄をマウスに注射すると、同種抗原に対する遅延形過敏症の
誘発が抑制された。非照射Pam 212細胞由来の上澄の注射は、何ら抑制効
果をもたなかった。
抗原特異性T抑制細胞が、抑制性上澄を注射したマウスの膵臓から見出された。
ケラチノサイトのシクロへキシミド処理およびUV−照射ケラチノサイト由来の
上澄のトリプシン処理は、抑制活性の喪失を生じ、蛋白質の関与を示唆している
。コンカナバリンA−アがロースレクチンーアフィニティ力ラムに結合した抑性
物質は、α−D−マンノピラノシドを用いて溶出し、該抑制物質が糖蛋白である
ことか示唆された。該抑制物および対照上澄のポリアクリルアミドゲル電気泳動
は、非抑制分画中に存在しない顕著なバンドを抑制分画中に示した。固有のバン
ドのおよその分子量は、68キロダルトンであった。
かくしてこれらのデータは、U V−照射ケラチノサイトから放出される可溶性
因子が、これらの因子の注射が抗原特異性抑制T細胞を誘発することを示すこと
により、UV照射への曝露に続く全身性抑制の誘発の原因となるという仮説か支
持される。
第1図は、UV−照射された始原上皮細胞培養物由来の上澄のCH3(A)また
はDTH(B)誘発に対する効果を示す。マウスに、UV−照射(UVB−3N
)または対照(NRSN)の上皮細胞培養物由来の上澄を注射するか、あるいは
マウスを40 kJ/ m”のUVB照射特表千4−504574 (7)
(UVB)に曝露した。パネル八において、C3HマウスをTNCBに感作させ
、パネルBにおいて、C3HマウスをBALB/c#臓細胞に感作させた。アス
テリスクは、正の対照(NR)について観察される応答との有意な差(P<0.
001)を示す。背景応答は、抗原(NS)による感作を受けずに攻撃を受けた
マウスにて測定した。1群あたり5匹のマウスであった。単位=Cm澄のCH3
(A)またはDTH(B)誘発に対する効果を示す。マウスに、UV−照射(U
VSN)または対照(NRSN)の非照射のケラチノサイト細胞由来の上澄を注
射するか、あるいはマウスを40 kJ/ m”のUVB照射(UVB)に曝露
した。パネル八において、Ba1b/CマウスをTNCBに感作させ、パネルB
において、Ba1b/cマウスをC3H牌臓細胞に感作させた。アステリスクは
、正の対照(NR)について観察される応答との有意な差(P<0.001)を
示す。背景応答は、抗原(NS)による感作を受けずに攻撃を受けたマウスにて
測定した。1群あたり5匹のマウスであった。単位=cml0−2
第3図は、UV−照射されたPam 212細胞由来の上澄の、TNP−接合同
系膵臓細胞に対するDTHi!!発への効果を示す。マウスに、UV−照射(U
VB−3N)または対照(NRSN)ケラチノサイト細胞由来の上澄を注射する
か、あるいはマウスを40kJ/ m2のUVB照射(UV)に曝露した。アス
テリスクは、正の対照(NR)について観察される応答との有意な差(P<0.
001)を示す。背景応答は、TNP−接合正常牌m細胞(NS)による感作を
受けずに攻撃を受けたマウスにて測定した。1群あたり5匹のマウスであった。
単位=cmX]0“3
第4図は、MLRの抑制と与えらねたUVB投与量との関係を示す。マウスを種
々の投与量のU V Bに曝露し、5X10’の同種異系細胞により感作させた
。これらのマウス由来の細胞をMLR中で培養し、それらの応答を非照射抗原感
作マウスから単離された細胞を用いて観察される応答と比較した。
第5図は、GVHDに対するUVB照射および抗原感作の効果を示す。致死的X
−線照射(850ラツト)を受けたBa1b/cマウスを、5X10’のT細胞
−放血C3H骨髄細胞(ATMB) 、抗−Thy 1.2モノクローナル抗体
、Becton Dickinson、 Mountain View、 CA
:補体付加)および5 X 10’ C3HR臓細胞により再構成した。A T
M B単独(塗潰四角)。膵臓細胞は、正常対照マウスから得た(中ぬきの四
角);UVBのみに曝露したマウス(塗潰の円);同種抗原で感作したマウス(
塗潰三角)、またはU V Bに曝露され同種抗原で感作されたマウス(中ぬき
円)。動物を、毎日病的状態および死亡率について検査した。実験は90日で終
了した。生存ATBM十感作UVB#臓細胞対ATBM十感作NR牌臓細膵臓n
=10゜
第6図は、UV−照射ケラチノサイト由来の上澄をマウスに注射して誘導された
抑制細胞の表現型を示す。
UV−照射ケラ千ノサイト由来の上澄を注射されたマウスからの膵臓細胞、正常
C3H応答細胞およびガンマ線−照射B6刺激細胞を含む一方向MLR培養物に
添加されている。抑制的サイトカインを注射したマウス由来の膵臓細胞を、種々
のモノクローナル抗体および補体により処理した。細胞の一群を2000ラツド
のガンマ照射に曝露した。対照細胞(UVおよびNR)を補体で処理した。本は
、対照の増殖からの有意な差(P<0.001)を示す。
第7図は、UV−照射ケラチノサイトから放出される抑制的サイトカインの物理
的性質を示す。パネルAにおいてPam 212細胞は、200 J/m”のU
V照射に曝露され、次いで、10マイクログラム/mlのインドメタシンまたは
10マイクログラム/mlのシクロヘキシミドにより処理された。処理細胞およ
び対照培養物由来の上澄は、透析され、次いでマウスに注射された。パネルBに
おいて、上澄は採取され、次いて熱またはトリプシン(10マイクログラム/m
l)により処理された。次いで、該処理上澄をマウスに注射し、生しるMLRを
測定した。
単独に培養された応答細胞の背景応答は、4290±960CPMてあった。*
は、対照からの有意な差異を示す;P<0.001
第8図は、MLR抑制についての投与量一応答曲線を示す。UV−照射ケラチノ
サイト由来の培養物上澄の種種の濃度をマウスに注射し、同種抗体に対する応答
においてそれらの膵臓細胞の増殖能力を測定した。データは、対照応答の百分率
として表されている(媒質を注射さねたマウス;34.456±2215cpm
か100%に等しい;背景応答は3.072±495 cpmであった)。斜線
を付けた部分は、非照射ケラチノサイト由来の上澄を注射されたマウスからの膵
臓細胞の増殖を表している。
第9図は、UV−照射および対照ケラチノサイトのIL−1産生を示す。上澄を
UV−照射または対照の非照射Pam 212細胞から得た。蛋白質濃度を測定
し、種々の濃度のものをIL−1依存性DIO,G4.Iヘルパー細胞株に添加
した。標準曲線は、細胞にネズミrlL−1希釈物を加えることにより作成した
。
第1O図は、コンカナバリン−A (Con−A )−アガロースカラムから溶
出された抑制物質のドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
(SDS−PAGE)分析を示す。同等量(200ng)のCon−A −アガ
ロースカラムから溶出された物質を、還元条件下にて12.5%5DS−PAG
Eゲル上て分析した。レーンlはUVマンノソド溶出物を含み、レーン2はUV
グルコシド溶出物、レーン3は非照射細胞由来の対照マンノシド溶出物、レーン
4は、非照射細胞由来の対照ゲルコンド溶出物を含む。免疫抑制分画(レーン1
)中にのみ存在し、非抑制的分画(レーン2−4)のいずれにも存在しない固有
のバンドは、分子量68kDaに帰するものと思われる。
所定波長の紫外線照射による特定の同種抗原に対する特異的免疫応答の選択的抑
制が、マウスに充分量のUV−照射を与え、次いで特定の同種抗原に対し感作さ
せる実験によって例示される。好ましい一実施態様に従えば、特定の同種抗原に
対するCH3応答が、全身のUVB−照射(所定波長280nm〜320 nm
)および続く特定同種抗原を用いた感作により抑制される。全身照射は、対象動
物の外皮に照射する工程として定義される。他の好ましい態様に従えば、特定の
同種抗原に対するDTH応答が、全身UVB−照射(所定波長280nm−32
0nm)および引続く特定同種抗原による感作によって抑制される。
全身UV−誘発免疫抑制の機構は、UV−照射細胞による免疫抑制因子の放出で
ある。
しかしなから、本発明者は、所定波長のUV照射に曝露された上皮細胞培養物由
来の上澄中に免疫抑制因子が含まれることを示した。更に、インビトロにおいて
産生される免疫抑制因子が、UV−照射に使用した波長に依存してCH3または
DTH誘発の抑制に有能である。加えて、これらの免疫抑制因子により誘導され
る抑制が、性質において選択的である点に注意すべきである。かくして、選択さ
れた、または所定の波長のUV−照射、例えばUVA (320nm 〜400
nm) 、またはUVB(280nm〜320 nn+)により照射を受けた細
胞はインビトロにおいて、免疫抑制因子を産生し、これは対象個体に投与した場
合に、対象個体中において免疫応答を選択的に抑制する。従って、対象個体の免
疫応答は、完全に無能力化されることなく、日和見的病原に対する保護に妥協し
ない多くの免疫応答が保たれる。
本発明の一局面は、UV−照射細胞から得られる免疫抑制因子を対象哺乳動物に
投与し、その後に特定の同種抗原に対して感作させることによる、哺乳動物にお
ける特定同種抗原に対する特異的免疫応答の抑制に向けられている。本発明の他
の面は、全身UV−照射および引続く特定同種抗原に対する感作による特定同種
抗原に対する特異的免疫応答の抑制に向けられている。発明者は、UVB−照射
Pam 2 ] 2細胞または始原上皮細胞培養物のいずれかに由来する免疫抑
制因が、全身UV−照射の効果を模倣し、DTHを抑制し得ることを示した。他
方、これらの同じ免疫抑制因子は、CH3を抑制することが出来なかった。しか
しながら、UVA−照射されたケラチノサイトは、CH3を抑制する免疫抑制因
子を生成し得た。更には、U V A−照射ケラチノサイト由来の免疫抑制因子
の注射は、DTHを抑制しなかった。従って本発明者は、UV−照射上皮細胞か
ら放出される免疫抑制因子が、UV照射による選択的な全身的免疫抑制の誘導の
原因となることを示した。ここにおいて最初に提示されたデータは、UV−照射
による選択的な全身的免疫抑制が、異なる波長のUV−照射後の細胞からそれぞ
れ放出される2種類の免疫抑制因子により制御されることを示している。
本発明の一面は、哺乳動物の特定同種抗原に対する免疫応答の選択的抑制方法に
向けられている。この発明方法は:(a)所定波長を有するUV−照射の有効量
の哺乳動物に対する投与;および(b)その後の該動物に対する特定同種抗原に
よる感作の工程を含んでなる。
該発明方法の第一工程は、所定波長を育するUV−照射の有効量を、哺乳動物に
投与することである。最も好ましい実施態様において、UV−照射は、所定波長
280nm −320nmを存するUVB−照射である。該UV−照射は、哺乳
動物の表皮への照射、例えば全身照射により好適に哺乳動物に投与される。UV
−照射の有効量は、好ましくは約10〜約100kJ/ m” 、最も好ましく
は約30〜約60kJ/ m”である。
該発明方法の次の工程は、該動物に対して引続いて特定同種抗原により感作させ
ることである。該哺乳動物は、好ましくは特定同種抗原の注射により感作される
。注射は、静脈内、腹腔内、筋肉内、皮下、または靴内的であってよい。発明の
一実施態様によると、哺乳動物は特定同種抗原の筋肉内注射により感作される。
本発明の好ましい一実施態様に従うと、哺乳動物は、特定同種抗原の皮下注射に
より感作される。他の好ましい一実施態様に従うと、哺乳動物は、特定同種抗原
の皮下への適用により感作される。
ここにおいて、感作されたUV−照射動物は、感作同種抗原に対して特異的な免
疫耐性を発生する。例えば、UVB照射を受けたマウスは、特定の感作同種抗原
に対するDTH応答を抑制し、かつ特定の感作同種抗原に対するCHS応答を抑
制した。従って、哺乳動物におけるDTHまたはCH3応答は、哺乳動物に与え
られるUV照射の波長に依存して特定同種抗原に対して選択的に抑制されるてあ
ろう。
本発明の池の一局面は、対象哺乳動物において特定の同種抗原に対する特異的免
疫耐性を誘導する免疫抑制因子の製造および使用方法に向けられている。該発明
方法は:(a)インヒドロにおいて複数の哺乳動物細胞を、所定波長のUV−照
射の有効量により照射して免疫抑制因子産生UV−照射細胞を生成し;(b)U
V−照射細胞から免疫抑制因子を抽出し、(C)該免疫抑制因子の有効量を哺乳
動物に投与し;および(cl) M哺乳動物を、次いて特定の同種抗原で感作す
る工程を含む。
該発明方法の第1工程は、インヒ)・口において複数の哺乳動物細胞を、所定波
長のUV−照射の有効量により照射して免疫抑制因子産生UV−照射細胞を生成
させる特表千4−504574 (9)
ことである。好ましい細胞は、上皮細胞を含み、また処理すべき対象のものであ
ってよい。好ましくは、UV−照射はUVB−照射である。
ここにおいて、インビトロでUVA−照射の有効量により照射された哺乳動物細
胞は、免疫抑制因子を産生し、これは対象哺乳動物に有効量をもって投与され、
該動物が特定同種抗原により感作された場合に、その動物に特定同種抗原に対す
るCH3応答の選択的抑制を起こすことか示される。他方において、インビトロ
でUVB−照射の有効量により照射された哺乳動物細胞は、免疫抑制因子を産生
し、これは対象哺乳動物に有効量をもって投与され、該動物が特定同種抗原によ
り感作された場合に、その動物に特定同種抗原に対するDTH応答の選択的抑制
を起こすことが示される。好ましい一実施態様に従えば、哺乳動物細胞、好まし
くは上皮細胞が、非毒性の栄養含有培地中に懸濁物の形で入れられる。懸濁状態
において、該細胞に所定波長を育するUV−照射を行なう。
UV−照射の供給源は、例えば所定波長のUV−照射を発生する商業的に入手可
能な任意の“サンランプ(sunlamp)”であってよい。好ましい一実施態
様において、FS−40サンランプ(Westinghouse、 Bloom
field。
N、 J、 )はUVB−照射を提供する。他の好ましい実施態様において、ダ
ーマライト(Dermalight)2001(Dermalight Sys
tems、 5tudio C1ty、 CA )は、UVA−照射を提供する
。細胞に投与されるUV−照射は、免疫抑制因子を産生するUV−照射細胞を生
じるために充分な量でなければならない。細胞に投与される照射量は、好ましく
は約10〜約]、 00 J/m”、最も好ましくは約10〜約40J/m”で
ある。該免疫抑制因子は、好ましくは細胞により栄養培地中に分泌される。その
後、免疫抑制因子は、UV−照射細胞から抽出される。この抽出工程は、単にU
V−照射細胞を栄養培地から分離する工程であってよい。しかしながら、公知の
いずれの分離技術も本発明方法において採用され得る。該免疫抑制因子は、投与
前にこの分野で周知の方法により濃縮されてもよい。その後、治療的に有効な量
の該免疫抑制因子か、哺乳動物に投与される。好ましい一実施態様において、該
免疫抑制因子の治療学的に有効な量は、特定同種抗原に対する特定の免疫応答を
抑制するために必要な免疫抑制因子の量として、対象患者の担当医(または動物
の場合には動物医)により決定される。しかしながら、最も好ましくは、治療的
有効量は、特異的同種抗原に関連する特定の病理の発生を防止する量である。該
免疫抑制因子の投与は、−回または分割された投与量として投与されつる。該免
疫抑制因子は、好ましくは注射により、例えば腹腔内的、皮下的、筋肉内的、ま
たは管内的に投与される。しかしながら、該免疫抑制因子は、最も好ましくは静
脈内注射または注入により投与される。
対象哺乳動物は、その後に免疫耐性を考慮している特定の同種抗原により感作さ
れる。好ましい一実施態様によると、皮膚移植片から誘導される上皮細胞は同種
抗原を含み、対象哺乳動物を感作して、一般に同種移植片と称される後に移植さ
れた皮膚移植片に対する免疫耐性を生しさせるために使用される。第2の好まし
い実MfL態様によると、対象哺乳動物の感作に膵臓細胞が使用される。
この態様において、上皮細胞または膵臓細胞(同種抗原)は、後に移植される移
植片(同種異種片)と実質的に同等な抗原性プロフィールを有してもよい。
本発明の方法は、免疫関連病理の治療または発症防止に向けられている。一実施
態様において該免疫関連病理は、移植片対宿主疾患または宿主対移植片疾患、例
えば移植片拒絶である。
他の実施態様において、免疫関連病理は、特定同種抗原に対するDTH応答であ
る。更に池の実施態様において、免疫関連病理は、特定抗原に対するCH3応答
である。一般的に、免疫関連病理は、特定同種抗原に対する特異的免疫応答の抑
制が利益をもたらすような病理学的状態である。
同種異系の組織適合性抗原に対する免疫応答は、あらかじめUV−照射に曝露さ
れたマウスに同種異系の膵臓細胞を注射することにより抑制され得る。該抑制は
、UV−照射マウスの膵臓中に見出された抗原特異的抑制T細胞により媒介され
る。先に解答されていない疑問は、動物の上方表面皮膚の照射が、とのように膵
臓の抗原特異性抑制細胞の誘発に導くかという点である。本発明における知見は
、UV−照射ケラチノサイトから放出される可溶性因子が、抗原特異性抑制細胞
の誘発に関与していることを示唆している。UV−照射ケラチノサイト由来の培
養上澄の正常マウスへの注射は、全身UV照射の効果に類似し、同種抗原に対す
る遅延型過敏症の誘発を抑制した。更には、これらのマウス由来の肺臓細胞は、
混合リンパ球応答において同種抗原に対して応答不能であった。抗原特異的抑制
T細胞(L)’tl+2−=、照射耐性)が、抑制上澄を注射されたマウスの肺
臓中に見出された。抑制的サイトカインの産生は、ケラチノサイトのインドメタ
シン処理によって阻害されず、プロスタグランジン類か関与しないことが示唆さ
れる。シクロへキシミドによる蛋白質合成の阻害又はUV−照射ケラチノサイト
由来の上澄のトリプシンによる処理は、すべての抑制活性を除き、該活性物質が
蛋白質であることが示唆された。この抑制的サイトカインにより誘発された同種
抗原に対する免疫応答の抑制か、UV照射への曝露後に見出される抑制に類似す
ることから、これらの知見は、UV−照射による全身的抑制の誘発が、UV−照
射ケラチノサイトによる抑制性物質の放出に帰因するという概念を支持している
。加つるに、これらのデータは、この因子(UV照射により誘発される糖蛋白質
)による抗原−特異性抑制をも示唆し、同種移植片拒絶の新規抑制方法を提供す
るであろう。
以下の例は、本発明を更に記述するために含められ、また別途特定的に示されな
い限り本発明を制限することを意図するものではない。
特異的病原−非含有の雌C3H/HeN Cr (MTV−)およびBALB/
AnNマウスは、NC[−Frederick Cancer Re5earc
hFacility’、動物生産部門(Frederick SMD、 )から
供給された。該動物を、実験動物取扱い指針(The GuideFor Th
e Care And Llse of Laborotory Animal
s )(DHHS発行番号(NIH)78−23)にある指針に従い、米国実験
動物管理認定協会(American As5ociation forthe
Accreditation of Laboratory Animal
Care )に完全に認定された設備において、研究動物管理および使用委員会
(Institution Animal Care and Llse Co
mm1ttee )の認可のもとに使用した。
UV−照射に対するマウスの曝露
マウスの背部柔毛を電気バリカンで刈り取って除去した。次いで、マウスを6個
のFS−40サンランプ(Westinghouse、 Bloomfield
、 NJ )の列から供給されるUVB (280nm 〜320nm)照射に
3時間曝露した。
これらのランプから輻射される放射光の約70%はUVBの範囲にある。光源の
放射強度は、UVB 320フイルタおよびA127石英回折格子(Inter
nationalLight、 Inc、、 Newburyport、 MA
)を備えたPT17ICUVB検出器を用い、TL−700放射測定器で測定
して平均10 w/m’であった。かごの蓋の遮蔽のため、動物が受けた入射投
与量は、約4.5 w/m2であった。受けたUVの全投与量は、約40 kJ
/ m”であった。照射の間、マウスの耳をテープでおおい、UV照射による障
害を防止した。
上皮細胞培養物のインビトロにおけるUV−照射上皮細胞懸濁物を、マウスの耳
および胴部の皮膚から調製した。柔毛を除去し、皮膚を取出してI mm”細片
にきざんだ。これらを0.75%トリプシン/EDTA中に37℃にて浮遊させ
た。60分後に鉗子で梳いて真皮から真皮を分離した。上皮を切断して細片とし
、0.25%トリプシン/EDTA中で30分間攪拌した。得られた細胞懸濁物
を、ナイロン網を通してろ過し、計数後、5%ウシ胎仔血清、2mMグルタミン
および1%非必須アミノ酸類を加えた最少必須培地(MEM) (Gibco
Labo−ratories、 Grand l5land、 NY )中に、
lXl0@細胞/mlて再懸濁した。5mlの細胞懸濁物を、100mm組織培
養皿に入れた。24時間後に、非付着細胞を除去し、PBS中に再懸濁した単層
を、UVA又はUVBのいずれかにて200 J/m2て照射した。UVB照射
の光源は、出力1.43 w/m”の単一のFS−40サンランプであり、電球
と標的との間の距離は20cmであった。このランプは、313t+mおよび3
65nmにピークをもって270nmから39 ’Onmまての連続スペクトル
を放射する。このランプによる放射エネルギーの約70%はUVB領域であった
。U V B照射の光源は、混入するUVBを除去するための光学フィルタ(H
−1)を備えたDermal ight2001 (Dermalight S
ystems、 5tudio C1ty、 CA)であった。このランプから
放射される照射光の実質的に全部(99,5%)が0ptronics 742
分光放射測定器(Optronic Laboratories Inc、、
0rlando、 PL、)にて測定されたとおりUVAの範囲であった。この
ランプの出力は、電球と標的との間20cmにおいて56 w/m”であった。
照射直後に、細胞をPBSにより3回洗浄し、血清非含11rMEM中に再懸濁
した。18〜24時間後に、培養物から上fi (UVB−3N*たはUVA−
3N)を取出し、0.22ミクロンフィルタを通した。ある実験においては、ケ
ラチノサイト株PAM2121”l 9)を使用した。該細胞をlXl0@細胞
/mlに調節し、5mlの細胞懸濁物を100mmの組織培養皿に塗布した。こ
れらの細胞に、24時間後に前述したと同様に照射を行なった。
該細胞を血清非含存MEム4に再懸濁し、18〜24時間後に上澄を得た。対照
上澄(NR−SN)は、同様の方法で処理し、UV照射には曝露していない細胞
から得らマウスに、0.5 mlのUVA、−3N、UVB−3NまたはNR−
3Nを尾部静脈を通して注射した。5日後に、該動物をそった胴部皮膚上におい
てトリニトロクロロベンゼン(TNCB、アセトン中の3%w/v溶液100u
l)またはジニトロフルオロベンゼン(DNFB、アセトン中の0.3%V/V
溶液50ul)の成上適用によって感作させた。6日後に、該マウスに対して各
耳部表面に5ulのTNCBI%溶液またはDNFBo、2%溶液を適用するこ
とによって攻撃した。各耳介の厚さを、攻撃直前および24時間後にスプリング
負荷マイクロメータ(Swiss Precision Instrument
s、Los Angeles、OA、) により測定した。背景応答は、感作さ
れずに攻撃された動物で見られる腫張の測定により決定された。特異的腫張は、
実験群に見られた腫張から背景腫張を差し引くことにより計算された。1群あた
り5匹のマウスであった。
UV−照射細胞由来の上澄のDTHに対する効果マウスに、0.5 mlのUV
B−3N、UVA−8NまたはNR−3Nを尾部静脈を通して注射した。5日後
に、これらのマウスを同系のC3HRffl細胞を用いて各側腹部に2.5X1
0’個の細胞を注射することにより感作させた。6日後に、これらのマウスを、
C3H牌臓細胞を用いて各後足装置に107個の細胞を注射することにより攻撃
した。生した装置の腫張を24時間後に測定した。
先と同様に背景腫張は、非感作マウスをC3Hて攻撃することにより測定され、
また特異的腫張は、実験群の内針腫張から背景腫張を差し引くことにより計算さ
れた。
1群あたり5匹のマウスであった。
別法として、BALB/C7ウスを、5hearer (20)により記述され
ているようにトリニトロフェノール特表千4−504574 (11)
(TNP)ハブテンで修飾された5X10’個の同系肺臓細胞を用いて感作させ
た。6日後に、これらのマウスを各々の後足肉旺に10’のTNP−接合肺臓細
胞を注射することによって攻撃した。24時間後に内置腫張を測定した。
抗体産生の測定
JerneおよびNordinのプラークアッセイ〔22〕のスライド修飾〔2
1〕を用いた。マウスに0.5 mlのUVB−SN、UVA−SNまたはNR
−3Nを注射し、5日後にヒツジエリスロサイト(SRBC)の1%溶液を静脈
注射(iv)することにより免疫した。免疫から5日後にマウスの#臓を取出し
、直接プラーク形成細胞の数を5RBCまたはウマエリスロサイト(HRBC)
を指示細胞として用いて測定した。
統計解析
実験および対照群の間の統計的に有意な差を決定するために、分散の一方向分析
を用いた多項比較法(mu I t i −ple comparison p
rocedure)を使用した(23)。
0.05未満の確率は、有意なものと考えた。
代表的な実験を示す;各実験は、同様な結果をもって少なくとも2回反復した。
例I
UVB−照射上皮細胞由来の上澄注射後のCH3は抑制しないDTH抑制
始原上皮細胞培養物を、C3Hマウスの背部皮膚および耳から調製した。該培養
物を、200 J/m2のU V B照射に曝露し、24時間後にこれらの培養
物の上澄を正常マウスに注射した。5日後、マウスの半数をTNCBにより感作
させ、残る半数にBa1b/c牌臓細胞を注射した。6日後にマウスを、各々の
抗原を用いて攻撃し、24時間後にCH3およびDTH応答を測定した。実験全
身のUVB照射(UVB)への曝露は、非照射対照(NR,P<0.001)と
比較してCH3(パネルA)およびDTH(パネルB)の両者を抑制した。UV
B−3Nの注射も、DTHを抑制した(第1図A)。期待に反して、UVB−3
Nの注射は、CHSに対して有意な効果を持たなかった(第1図A)。対照上澄
(NR−SN)の注射は、CH3またはDTHに対する抑制効果をもたなかった
。
ケラチノサイト株、Pam 21.2も可能性ある免疫抑制上澄の供給源として
用いた。これらの上澄の注射のCH3およびDTH発生に対する効果か第2図(
AおよびB)に示されている。前述したと同様に、この実験についての対照は、
マウスの40 mJ/ m”のUVB照射からなる。全身U V B照射(LT
VB)後におけるCH3およびDTHの有意な抑制(P<0.001)か、非照
射動物(NR)にて生じる免疫応答と比へた場合に見られた。
UVB−3NをB A L B / C7ウスに注射し、続いてTNCBで感作
させた場合、抑制効果は無かった(第2[1WA)、しかしながら、同じUVB
−SNをBALB/Cマウスに注射し、続いてC3H牌臓細胞を注射した場合に
は、同種抗原に対するDTHは有意に抑制された(P<o、ool)(第2図B
参照)。非照射Pam 2 + 2細胞(NR−3N)由来の上澄の注射は、何
ら抑制効果を有していなかった。この実験は、他の2種類の接触抗原であるジニ
トロフルオロベンゼンおよびオキサシフオンを用いて反復された。両者の場合に
おいて、UVB照射されたPam 212細胞により生成されたUVB−3Nは
、CH3に対して効果を示さなかった。
上述のデータは、UVB−照射上皮細胞由来の免疫抑制因子か、DTHを抑制す
るが、CH3は抑制しないことを示している。UVB−3Nの注射の異なる抗原
に対するDTHへの効果も試験された。TNP−接合同系肺臓細胞を抗原として
使用した。UVB−照射および非照射Pam 212細胞由来の上澄をBa1b
/cマウスに注射しに要約しである。非照射対照(NR)に比べて、UVB−S
Nの注射およびマウスの全身UVB−照射(UVB)は、両者ともにTNP修飾
牌臓膵臓に対するDTHの有意な(P<0.001)抑制を生じた。このデータ
は、使用する抗原にかかわらずUVBに曝露された上皮細胞が生成する上澄は、
DTHを抑制するが、CH3を抑制しないことを示している。
schwarzらにより出版された結果とは反対に、UVB−照射上皮細胞から
放出された上澄は、CH8を抑制出来なかった。Schwarzら〔15〕にお
いては、使用されたUVB−照射の光源は、Osram Vitalux を球
で310nmおよび390nmにピークを育した300nmと600nmとの間
の連続スペクトルを放射する。本発明において使用したFS−40ランプは、3
12nmおよび365nmにピークを存する約270nmから390nmまでの
連続スペクトルを育する。従って、Schwartzらは、彼らの抑制因子の生
成において、かなりな量のUVAを使用していたと思われ、ここに示したように
細胞のUVA−照射は、CH3を選択的に抑制する因子を生成し、一方UVB−
照射は、DTHを選択的に抑制する因子を生成する。
分離したPam 2 + 2培養物を200 J/+n2のUVBまたはUVA
照射のいずれかで照射した。24時間後、非照射培養物からの対照上澄0.5m
lに加えて各上澄0.5 mlを、マウスの種々の群に注射した。5日後に半数
のマウスをDNFBにより感作させ、残る半数は同系肺臓細胞を注射した。感作
後6時間後に、該マウスを適当な抗原で攻撃し、1日後に発生したDTHおよび
CH3反応を測定した。この実験の結果を表1に要約しである。
表 1
無 3 + 1 O
NR16+ 4 13 0 −
CH5NR−SN 14+6 11 15 N5UVA−SN 9 + 2 6
54 0.002UVB−SN 12+3 9 31 NS無 3 +3 O
NR31+5 28 0
DTHNR−SN 29+7 26 8 N5UVA−SN 25+5 22
21 N5UVB−3N 19 + 3 16 43 0.002fi、7ウス
に、200J/m’のUVA (UVA−SN)またはUVB (UVB−8N
)照射に曝露したPam212培養物由来の上澄0.5ml、または非照射細胞
(NR−3N)由来の上澄0.5mlを注射した。これらのマウスにおける応答
を対照動物(NR)の応答と比較した。CH8実験においてはマウスをDNFB
で感作し、DTH実験においてはマウスに同種膵臓細胞を注射した。
b、単位−c+nX 10−”; 1群あたり5匹のマウス。
C1非感作対照マウスで得られた背景腫張を実験群で得た腫張から差引いた。
d、cl−(実験群の特異的腫張/対照群の腫張)〕×e、P値は、一方向AN
OVA : NSにより決定した。
=NR対照と有意には異ならない(P>0.05)。
前述のように、非2照射細胞(NR−3N)由来の上澄の注射は、CH3応答の
強度に対して有意な効果をもたなかった(正常マウス(NR)をNR−3Nに対
して比較、P>0.5 ’)、UVB−照射Pam 212細胞(UVB−3N
)由来の上澄の注射は、CHS抑制の最小水準を生じたが、他方これら2群の間
(NR対UVB−SN、P>0.05)には有意な差は無かった。しかしながら
、UVA−照射細胞(UVA−3N)由来の上澄をマウスに注射した場合、CH
3応答の有意な抑制かあった( NR対0VA−3N、P<0.002)。
DTHを測定した場合には、逆の状況が観察された。
非照射細胞(NR−SN)由来の上澄またはUVA−照射細胞(UVA−3N)
由来の上澄を注射した得に見出されるDTH応答は、対照(NR対NR−3Nお
よびNR対UVA−8N、P>0.05)から区別されなかった。しかしなから
、先に示したように、UVB−照射Pam 212細胞(UVA−SN)由来上
澄の注射は、同種抗原に対するDTH応答の有意な抑制を生じた(NR対UVB
−3N、P<0.002) 。こtvデータハ、UV−照射ケラチノサイトから
は少なくとも2種類の因子が放出され、1つはUVA照射が引金となってCHS
を抑制するもので、第2は、UVB照射が引金となってDTHを抑制するもので
ある。
例3
抗体産生に対するUVB−3Nの効果
マウスに、例2と同様に調製したUVB−SNを注射するか、または40kJ/
m”のUVB−照射を行なった。
5日後に、5RBCの1%溶液0.1 mlを尾部静脈を通して注射した。この
免疫後5日目に、それらの肺臓細胞を取出し、抗体形成細胞の数を測定した。こ
の実験の結果を表2に要約しである。
+ HRBCO
+ 5RBC+144±90
UVB + 5RBC1052+ 42LIVB−5N −SI?BC]081
f 78NR−SN + 5RBC1317± 681. 7ウスに対して、
40kJ/m”のUV照射(UVB)を行なうか、またはUVB−照射始原上皮
細胞培養物(UVB−3N)由来の上澄もしくは非照射対照(NR−3N)由来
の上澄を注射した。次いで、これらのマウスにヒツジエリスロサイトを注射した
。プラーク形成細胞(PEC)の数を、5RBCを指示細胞に用いて測定した。
ヒツジエリスロサイトで免疫した正常マウス細胞(+5RBC)の応答を、UV
Bに曝露されるが、上皮細胞培養物由来の上澄を注射されたマウスで得られた応
答と比較した。背景応答は、マウスにウマエリスロサイトを注射しく十HRBC
) 、抗−3RBCプラーク数を測定することにより決定した。
b、1群あたり2匹のマウスを用いた。各肺臓は、それぞれ3薄片でアッセイさ
れた。データは、6薄片の平均値を表している。
UVB−照射の全身曝露、またはUVB−3N抑制上澄の注射のいずれによって
も抗体形成に対しては有意な効果か無かった。このことは、UVB照射への全身
曝露により誘発される抑制と同様に、免疫抑制因子により誘発される抑制か選択
的であることを示している。
例4−9についての材料および方法
マウス
病原非含有雌C3H/HEN (MTV−)BALB/特表千4−504574
(13)
CおよびC57BL/67ウスは、National CancerInsti
tute、Frederick Cancer Re5earch Facil
ityAnimal Production Areaから得られた。該マウス
は、実験動物取扱い指針(DHH3発行番号(NIH)78−23)にある指針
に従い、認定された動物設備であるAAALAC内にて、研究動物管理および使
用委員会の認可のもとに使用した。
マウスのUVB−照射処理
マウスを、6個のFS−40サンランプ(Westing −house、 B
loomf 1eld、 N J )の列から供給されるUVB(280−32
0)に曝露した。FS−40バルブの出カスベクトルは、マウスを照射するため
に用いた方法と共に例1−3の材料および方法中に詳細に記述されている。UV
Bの同種移植片拒絶に対する効果受容体B A L B / cマウスをθ8目
に4kJ/m2で照射した。照射の間、それらの耳を損傷防止のためにテープで
おおった。5日後に、マウスを、5X10”個のC3H牌臓細胞の皮下注射によ
り抗原に感作させた。1週間後に、C3H心臓断片を1Cleinら(25)の
方法に従って受容体マウスの耳に移植した。各移植片の生存を、鼓動組織の視覚
的検査により評価した。移植片は、最初に58目(この時は100%生存した)
に調べ、その後2−3日毎1こ調べられた。
移植片対宿主疾患(GVHD)の誘発
GVHDを、Korngfldおよび5prent (26)の方法を使用して
誘発させた。致死的X−線照射(850ラツド)したBALB/C7ウスを、5
XIO’個のT細胞−放血C3H骨髄細胞(ATBM、抗Tby 1.2クロー
ン30− HI 2 、Becton Dickinson、Mountain
View 。
CA、補体添加)および5X10’個のC3H牌臓細胞で再構成した。肺臓細胞
を、正常C3Hマウス、40kJ/m”UVB曝露したC3H7ウス、UVBに
曝露されUVB曝露後5日目ローXlO’個のBALB/c牌臓細胞で膵臓され
たC3Hマウス、および5X10’B A L B / c細胞により感作され
たC3Hマウスから得た。肺臓細胞および同種異系T−細胞−放血骨髄(ATB
IJ)を、尾部静脈を通して受容体マウスに注射した。該受容体B A L B
/ cマウスを、オートクレーブ処理した餌、床、および抗生物質添加水によ
り維持した。該動物を毎日発症率および死亡率について検査した。
腫瘍移植片拒絶に対するUVBの効果
C3H7ウスを、40kJ/m”のUVB−照射に曝露し、5日後に5XI07
個のマイトマイシン処理(50ug/ml) B I 6黒色腫細胞(27)の
皮下注射によって感作させた。1週間後、これらのマウスを2X]06個の■I
ABLE B16細胞により攻撃した。同時に、正常c57BL/6マウスの1
群を同じ数のB16細胞により攻撃した。加うるに、BALB/cマウスをUV
Bに曝露し、5X10”個のマイトマイシンC−処理UV2237細胞(C3H
マウス中に生成された進行性UV−誘発腫瘍(28))により感作した。感作か
ら1週間後に、該マウスを2810”個の生存UV2237細胞により攻撃した
。対照として、正常のC3Hマウスに2百万のUV2237細胞を注射した。
混合リンパ球培養物
肺臓細胞を、UVBに曝露され、BALB/C細胞により感作されたC3Hマウ
ス、またはBALB/c細胞により感作された非照射のマウスから取出し、単一
細胞懸濁物を調製した。エリスロサイトを塩化アンモニウムにて分離し、該細胞
を洗浄し、RPMT1640培地(31)中に再懸濁した。一般に、2X10’
個のガンマ−照射(5000ラツド)刺激細胞を、96穴丸底マイクロタイター
プレート中で培養した。該細胞を37°Cにて5日間培養し、その最後の6時間
において]uCi/穴のトリチル化チミジン(I CN Radiochemi
cals。
Irvine、CA )を添加した。応答細胞による放射性同位体の取込みを、
細胞のグラスファイバフィルタへの回収および引続く液体シンチレーション計数
により測定した。
モノクローナル抗体および補体処理によるリンパ球サブセットの除去
特異的モノクローナル抗体類および補体によるリンパ球サブセット除去に使用し
た方法は、記述がある(29.30)。使用した抗体は、抗−Th)1.2 (
クローン30− Hl 2 、 Becton Dickinson、Moun
tain View、 CA)、抗−Lyt−1およびL y t −2(Ne
w EnglandNuclear、Boston、 MA) 、抗−L3T4
a (クロー:/GK−15)、ならびに抗−IJ’ (クローンWF8c。
12.8)であった。抗L3T4aおよび抗1−Jkは、M。
D、 Anderson Ho5opital、Houstone、TXのDe
pt、 ofImmunologyから得た。
図4は、与えられたUV投与量と生じた抑制との関係を示す。種々の投与量のU
VBに曝露され、次いで同種抗原で感作されたC3Hマウスから取出された肺臓
細胞の増殖を測定した。この増殖を、UVBに曝露されず、同種抗原に感作され
たC3Hマウスから単離された肺臓細胞の場合に観察された応答と比較した。図
4に示したデータは、与えたUVB投与量が減少するに従って生じた抑制が低減
することを示している。このことは、抑制の程度とUVBへの曝露との間に直接
的関係かあることを示している。これらのデータに基き、UVBへの40kJ/
m”の曝露を、続く実験において使用した。
例5
同移異系心臓移植片拒絶に対するUVR曝露の効果受容体BALB/cマウスは
、4種の処理のうち1種を受けた。第1群は、正常対照、第2群は、UVBに対
する曝露、第3群は、UVBに対する曝露およびC3H牌臓細胞による感作、な
らびに第4群は、C3H牌臓細胞により感作された非照射対照であった。感作か
ら7日後、新生C3H心臓断片(同種移植片)を、BALB/Cマウスの左耳に
移植した。表3中に示されるように、UVBに曝露され同種抗原に感作されたマ
ウスにおいて、移植片生存の有意な延長が見られた(P<0.001、Wi 1
coxonランクサム試験)。
受容体の処理 心臓移植片の生存。
MTS(日) 範囲
対照 55−7
UVB 5 5−7
UVB+ C3H肺臓細胞 +4” 7−28C3H牌臓細胞 55−7
*各移植片の生存は、10倍の立体顕微鏡を用いた組織鼓動の視覚的試験により
評価した。移植片は、5日目に最初に評価され、その後は2−3日毎に評価され
た。
対照B A L B / c心臓断片は、各右耳に移植された:〉日のMSTを
測定した。各群10匹のマウスであった。
”P <、001 、 Wilcoxonランクサム試験。
受容体のUVB曝露のみ、あるいは同種抗原による感作のみでは、同種移植片の
生存は、正常対照に比べて延長されなかった。この実験の追加的対照として、B
ALB/Cの心臓をこれらのマウスの右耳に移植した。これらの移植片の生存時
間中央値(MST)は、60日間より長C57BL/6マウスをUVB1:曝露
し、BALB/CまたはC3H牌臓細胞のいずれかにて感作させた。感作から7
日後、BALB/c心臓断片(同種移植片)を一方の耳に移植し、C3H心臓断
片を他方の耳に移植した。同種移植片の生存を、正常動物中に移植された心臓断
片の平均生存時間(MST)と比較した。この実験の結果は、表゛Aに要約され
ているように、同種移植片が、UV−照射動物を感作するために使用した抗原に
対して同種異系的である場合にのみ生存時間か延長されることを示している。
表 4
BALB/c C3H
UVB+BALB/c 14(14−21) ’ 5 (5−7)UVB+C3
H7(5−7) 14(7−21)’無 5(5−7) 5(5−7)
1受容体C57BL/6マウスは、UVB照射に曝露され、B A L B /
cまたはC3H牌臓細胞のいずれかにより感作された。1週間後、感作に続い
てC3H心臓断片が左耳に移植され、またBALB/c心臓断片か右耳に移植さ
れた。各群は5匹のマウスを含んだ。
l′P <、001 対正常対照。
同種抗原に対する免疫応答の他の尺度は、腫瘍同種移植片拒絶の能力である。U
VBおよび同種抗原感作が腫瘍同種移植片拒絶に対して有する効果を、以下の実
験により測定した。マウスは、4群、すなわち正常対照、UVB−照射のみ、U
VB−照射および同種抗原にょる感作、ならびに同種抗原による感作のみに分け
られた。
次いで、これらのマウスを同種異系腫瘍で攻撃した。表5に示したように、同種
異系腫瘍は、すべて正常マウスにより拒絶された。
UVB” 感作” UVB ” 感作
015d −0/10’
+ 015 + −0/10
B16 015 − UV2237 0/10+ 816 415 + UV2
237 6/1011マウスは、そられた背部皮膚に40kJ/m”のUVBを
受けた。
’5X10’のマイトマイシンC−処理B16細胞、照射後5日。
”5X10”のマイトマイシンC−処理UV2237細胞、照射後5日。
’5X10’のマイトマイシンC−処理UV2237細胞、照射後5日。
IP<、01対非照射感作マウス、カイ平方試験(chi−square te
st) : B 16を注射された正常C57BL/6対照マウスの100%、
およびUV2237を注射された正常C3H対照マウスの80%において腫瘍は
進行した。
UVBによる処理のみ、または同種抗原にょる感作のみでは、腫瘍拒絶において
何ら効果がながった。しがしながら、マウスを第1HUVBに曝露し、次いて腫
瘍同種抗原で感作させると、腫瘍拒絶が、同種異系マウスにおける腫瘍成長によ
り明らかなように抑制される。これらの結果が、抗原不在変異種の選択による可
能性を調べるために、腫瘍を切断して正常マウスに移植した。
B16は、C57BL/6において急速に成長したが、C3Hマウス中では拒絶
された。同様に、U V 22327は、正常C3Hマウス中では成長したか、
正常BALB/Cマウス中では拒絶された。
例8
UVBおよび同種抗原性感作のGVHDに対する効果UVBおよび同種抗原性感
作が、致死的GVHDを伴うマウスの生存に影響する能力を試験した。GVHD
を、致死的にX−線照射されたB A L B / cマウスに、T細細胞供与
体のUVB処理および引続く同種抗原性感作が、移植片の対宿主反応を阻止する
であろう抑制状態を誘発するであろうかという点に向けられている。供与体マウ
スは、4種の処理、正常対照、UVBのみ、UVBと同種抗原性感作、および感
作のみを受けた。感作後7日目に、これらのマウス由来の膵臓細胞に同種異系T
細胞除去骨髄(ATBM)を加えてB A L B / cマウスに注射した。
図5に示されるように、BALB/cマウスがATBMのみによって再構成され
た場合には、90日以上のMSTが観察された。正常肺臓細胞をATBMと共に
注射した場合に、12日のMSTをもったGVHDの誘発を生じた。UVB曝露
のみのマウス(UVBN臓細胞)または抗原感作のみのマウス(感作UVB牌臓
膵臓)由来の膵臓細胞の使用は、MSTを変化させなかった。しかしながら、U
VBに曝露され、次いてBALB/C細胞て感作されたC3Hマウスから膵臓細
胞を得た場合(感作UVB牌臓膵臓)には、 MSTの有意な延長か観察された
。
骨髄移植の主な問題点は、GVHDの誘発である。
GVHD低減方法は、一般に、供与者と受容者との間の組織適合性、免疫抑制剤
の使用および移植片からのT細胞除去を含んている(24)。本発明の方法の使
用は、UVB−照射抗原−感作マウス由来の膵臓細胞か、主要な組織適合性の障
壁を越えて異なる受容体に移された場合に、免疫抑制剤無して生存の有意な延長
を達成する。
本発明の方法は、GVHD発症低減の他の方法をもたらす。
本発明者は、先に、抗原特異性抑制細胞(多分子−リンパ球)が、紫外−照射同
種抗原感作マウスの肺臓に存在することを示した(31)。これらの抑制細胞の
同一性を確立するために、UV−処理抗原感作マウス由来の細胞を、第1の混合
リンパ球反応物(MLR)に添加する前に抗−Th5!1.2に補体を加えたも
ので処理した。表6に表したデータに示されるように、抑制細胞母集団からのT
細胞の除去は、抑制効果を消去した。
培養m胞” CPM+SEM″′ %e P6抑制
C3)1 4.176±1571
C3)1+BALB/c 99.444±7130 0C3H+BALB/c+
UVB 20.251:t: 1288 80 <、001C3)1+BALB
/c+NR102,703±9017 0C3H+BALB/c+aThy1.
2UVB 167.249±26.073 0C3H+BALB/c+aLyt
1.]UVB 135.026±15.323 0C3)f+BALB/c+a
Lyt2.ILIVB 20.237±3192 80 <、001C3H+B
ALB/c+alJ KUVB 102,529±7303 0C3H+BAL
B/c+aL3T4UVB 112.043±4687 0CH3+BALB/
c+a1gGUV 55.358±318 45 <、002’2X10’のC
3H細胞に加え、2X10’マイトマイシンC−処理BALB/c細胞を、UV
−処理またはNR対照マウス由来の2X10’ナイロンウール精製牌臓細胞と共
に培養した。
1三つ組培養からの平均値上SEM0
’ (1−(CPM C3H十BALB/c+UVB細胞/、CPM C3H+
BALB/c))x100dP値は両側5tudent を試験(two ta
iled 5tudent’st test)により決定した: C3H+BA
LB/c対C3H十BALB/c+UVB細胞。
加うるに、Lyt l ” [J’″およびL3T4a”細胞の除去は、抑制効
果を除いたが、t、yt 2″″またはIg′″細胞の除去は効果か無かった。
これらのデータは、UV−照射マウスの同種抗原感作により誘発される抑制細胞
か、事実、T細胞であることを示している。
マウスのUV照射への曝露および引続く同種異系細胞の注射は、同種抗原に対す
る免疫応答の抑制を生じた。
遅延過敏症(DTH)の誘発、およびUV−照射同種抗原感作マウス由来の肺臓
細胞の混合リンパ球反応物(MLR)における同種抗原に対する増殖能力は、両
者共に抑制された。該抑制は特異的であって、UV照射後のC3HマウスのBA
LB/c細胞による感作は、C3HマウスのB A L B / c抗原に対す
る応答を抑制するが、これらのマウスの他の同種抗原、例えばC57B1/6
(B6)に対する応答は抑制されなかった。これらのマウスの膵臓中に、抗原特
異性のThy 1.2+、Lytl+、2−抑制細胞が見出された。該抑制細胞
の誘発には2種類の信号が必要とされ、該マウスは、UV照射に曝露され、かつ
同種抗原に感作されなければならない。UV照射への曝露のみ、あるいは単に抗
原性感作では、抑制誘発に充分でない。同種移植片拒絶もまた、UVに曝露され
同種抗原で感作されたマウスにおいて抑制された(32)。同種異系心臓断片を
拒絶する能力は、受容体マウスをUV照射処理することによって有意に抑制され
た。ここにおいても抑制は特異的であって、BALB/cマウスのUV曝露およ
びC3H牌臓細胞の注射は、C3H心臓断片の生存を延長したが、B6心臓断片
では延長されなかった。B6心臓の生存は、非照射正常対照において見られる生
存と同様てあった。加うるに、UV曝露および同種抗原感作マウス由来の肺臓細
胞の、致死的な移植片対宿主疾患をX−線照射同種異系マウスに誘発する能力を
、有意に抑制した(32)。これらのデータは、器官移植の拒絶反応を抑制する
ためにUV曝露を使用することかできることを示している。抑制を誘発させるた
めにUV曝露を同種抗原感作と組合せて使用することの主な利点は、得られる抑
制細胞の抗原特異性にある。
興味あるか完全には理解されていないUV照射に誘発される抑制に関する疑問は
、とのようにして抑制T細胞が誘発されるか、という点にある。明らかなことで
あるか、UV照射の透過力は、膵臓を直接に照射するには不充分である(33)
。一つの仮説は、UV照射上皮細胞から可溶性の光生成物が放出され、これが抑
制細胞の発生を導くとするものである。この仮説は、多くの最近の研究により支
持されている。DeFaboおよびNoonan(10)は、皮膚のUV−照射
が、抑制細胞の誘発に役割を演じるであろうウロ力イン酸の異性化(trans
からcisへ)を生じることを示唆した。Rossら(34)は、正常マウスへ
のcis−ウロカイン酸の注射が抗原特異性抑制細胞を誘発し得ることを示した
。Swartz (8)は、UV−照射マウス由来の血清の正常動物への注射か
、接触抗原に対する応答能力を有意に抑制することを見出した。
Robertsonらの実験(13)は、!L−1の静脈注射がUVの効果に類
似し、CHSの抑制を生しることを示した。この効果は、インドメタシンにより
打負かされ、プロスタグラ〉ジンの役割の可能性を示唆している。UV照射後に
、マウスの血清中にIL−1か放出されることから、Gahringら(14)
は、UV曝露から生じる重傷の光毒性かIL−1の循環系への放出を招き、CH
Sの制御低下の原因となることを示唆した。UV−照射上皮細胞からのサイトカ
イン類の放出の直接的証拠は、上皮細胞培養物のインビトロにおける照射が、可
溶性媒介因子の培養上澄への放出を招くことを示したSwar t zら(35
,36)による。培養物上澄のマウスへの注射は、全身 UV−照射の効果に類
似し、CH3の発生を抑制する。更には、抑制上澄から単離された40キロダル
トン分子は、胸腺細胞増殖を刺激するIL−]の能力を阻害した。上皮細胞培養
物へのインドメタシンの添加は、抑制上澄の生成に影響を与えず、Robert
sonら(13)により記述されたものとは異なった機構を示唆している。
この例において向けられた疑問は、同種抗原感作されたUV−照射ケラチノサイ
ト由来の上澄の注射が、同種抗原−特異的Tを誘発し得るかという点である。こ
こにおいてデータは、UV−照射ケラチノサイト由来の可溶生成物か、全身のU
V−照射への曝露の効果に類似し、同種抗原に対するDTHおよびM L Rを
抑制することを示している。抗原特異的抑制T細胞が、UV−照射ケラチノサイ
ト由来の上澄を注射した動物の膵臓に見出された。これらのデータは、UV−照
射ケラチノサイトから放出される抑制サイトカインか、UV−照射に曝露後に抗
原特異的抑制T細胞の誘発において役割を演しることを示唆している。更に、こ
れらのデータは、tJV−照射ケラチノサイトから放出される因子の使用か器官
移植の拒絶の新たな取組方法を提供することを示唆している。
例10に対する材料および方法
特異的病原−非含有の雌C3H/HeN、 B A L B/ c、およびC5
7B1/6vウスは、Animal ProductionArea、 Fre
derick Cancer Re5earch Facility、 Fre
deri−ck、 MDから入手した。該動物を、実験動物取扱い指針(DHH
3発行番号(NIH)78−23)に従って取扱い、これらの使用は研究動物管
理および使用委員会の認可のもとに使用した。
UV−照射に対するマウスの曝露
使用した方法は、他に詳細な記述がある(6)。マウスの背部皮膚をそって6個
のFS−40サンランプ(Westinghouse、 Bloomfjeld
、 NJ)により供給されるUVB (280nm 〜320nm)に曝露した
。3時間の曝露でのマウスへの全投与量は、40kJ/m”であった。
上皮m胞培養物のインビトロにおけるUV−照射上皮細胞培養物の照射のために
5WartZら(35)の方法を使用した。500万個のPam212細胞(N
ationalCancer In5tituteの、5tuart Yusp
a博士から提供された)を100mmの組織培養皿のウシ胎仔性血清lO%を加
えた最少必須培地(MEM)に入れ、−夜培養した。
培地を除去し、細胞をリン酸緩衝食塩水(PBS)に再懸濁した。次いて単層を
200J/m”のUVB照射に曝露させた。照射の光源は、出力が1.43W/
m2の単一のFS−40fサンライトバルブ(Westinghouse 、
Bloom−field SN、 J、 )で、バルブと標的間距離は20cm
であった。照射後に、細胞をPBSにて3回洗浄し、血清非含有MEM中に再懸
濁させた。24時間後に上澄を取出し、0.2マイクロ−Mフィルタを通した。
蛋白質濃度を、Bradford アッセイ(Bio−Rad、Rockvil
le Center、 NY)にて測定した。約5〜10マイクログラムの蛋白
質を各マウスに注射した。対照上澄を、同様の方法で処理し、UV−照射に曝露
していないParn212細胞から得た。
エンドトキシン夾雑量は、Limulu3アメーバ様細胞溶解産物アッセイ(C
ape Cod As5ociates、 Woods Ho1e、 MA)に
より測定して検出限界(0,125ng/ml)未満であった。
UV−照射上皮細胞由来の上澄の同種抗原に対するDTHへの効果
C3HまたはBALB/cvウスにUV−照射Paw212細胞由来の上澄0.
5 ml、または対照上澄0.5 mlをi、v、(静脈内的)に注射した。5
日後に、マウスを5X10”個の同種異系膵臓細胞の皮下注射により免疫した。
6日後に、該マウスを107個の同種異系膵臓細胞を各後足装置に注射すること
により攻撃した。内針腫張を24時rrII後に技術者用マイクロメータ(Sv
j 5sPrecision Instrument 、LosAngeles
、 CA)により測定した。背景応答は、非免疫マウスにおいて得られる肉旺腫
張から計算した。特異的内針腫張は、免疫マウスで見られた応答から背景応答を
差引いて決定された。
DTH応答が抑制されたマウスから肺臓を取出した。
単一細胞懸濁物を調製し、10”細胞を同系の受容体マウスの尾部静脈に注射し
た。細胞移入後ただちにこれらのマウスを、5X10’個の同種異系膵臓細胞で
免疫した。6日後に、該マウスを上述したように攻撃した。同種異系膵臓細胞に
対する免疫応答を、24時間後に動物の内針腫張の測定により決定した。
UV−照射細胞由来の上澄の混合リンパ球応答(MLR)に対する効果
C3Hマウスに、UV−照射Pam212細胞由来の上澄の0.5m1(5−1
0マイクログラムの蛋白質)をi、 V。
にて注射した。5日後に該マウスを5X] 0’個のB6牌臓細胞の皮下注射に
より免疫し、7日後にそれらの肺臓を取出し、単一細胞懸濁物を調製した。応答
細胞を、RP M I培地(1)中に再懸濁し、2X10’個の応答細胞を同数
のガンマ−照射(5000ラツド)B6刺激細胞と混合し、96大丸底マイクロ
タイタープレートにて5日間培養した。培養の最後の18時間にトリチウム化チ
ミジン(I CN Radiochemicals、Irvine、 CA)の
1マイクロCiを各ウェルに加えた。新たに合成されたDNAへの放射性同位体
の取込みを、自動試料回収装置で細胞を回収し、液体シンチレーション計数によ
り測定した。
T細胞の除去
ある実験においては、Tリンパ球およびT細胞のサブセットを、前述したように
(32)、モノクローナル抗体および補体を用いて除去した。
Pam212細胞を前述のようにUV照射で処理した。
曝露後ただちに、10マイクログラム/mlのインドメタシンまたは10マイク
ログラム/mlのシクロへキシミドを培養物に添加した(Sigma Chem
ical Co、、 St、 Louis、MO)。24時間後に、上澄を回収
し、低分子量阻害物質をPBSに対して透析することにより除去した。
(5pectrophore透析チユーブ、6−8000分子量除去、Fish
er 5cientific 、 Houston 、 TX) 、該上澄を、
上述したようにBALB/C牌臓細胞に膵臓作したC3HマUV−照射または対
照ケラ千ノサイト由来の上澄(100μg全蛋白質)を、ConA結合アガロー
ス(0,5ml充填ゲル、Sigma Chemical Co、)に加えた。
上澄およびConA−アガロースを、4°にて30分間混合し、次いて1mlの
シリンジに入れた。非結合物質を、51+11のPBSにて溶出させた。結合物
質を、5mlのIMα−メチル−D−グルコシド、次いで51I]lのIM α
−メチル−D−マンノシドを加えて溶出させた。結合および非結合物質の両者を
、限外口過により濃縮し、IOμgをC3Hマウスに注射した。5日後、該動物
を上述したように同種抗原により感作させ、MLRの抑制をとの分画が抑制活性
を保持するか示すために用いた。ConAカラムからの分画を、Laemml
iにより記述された方法に従って還元および非還元条件下にて更に5DS−PA
GEにより分析した(42)。蛋白質を銀染色により可視化した(Bjo−Ra
d 5Rockvill Centre 、 NY)。
TL−1生物アツセイ
IL−1活性を、記述されているように(25)IL−1依存性ネズミヘルパー
細胞系D10.G4.1゜1の増殖により測定した。該細胞を、96六マイクロ
タイタ一皿の2.5 ug /mlのCon−A(Sigma Chemica
l Co、 、 St。
Louis 、 MO)中に、UV−照射または対照ケラチノサイト由来の上澄
の種々の希釈物と共に入れた。加うるに、種々の量のネズミ71 L −1(G
enzyme Carp、 Boston。
MA)を標準曲線の作成に使用した。48時間の培養後、1μCi/穴のトリチ
ウム化チミジンを加え、24時間後に細胞をグラスファイバーフィルタ上に集め
、取込まれた放射活性を上述のように測定した。
統計分析
両側5tutent を−試験を、実験および対照群の間の統計的に存意な差を
決定するすために用いた。DTHを免疫応答性の尺度として用いる実験において
、1群あたり5匹のマウスであった。MLR応答測定の実験においては、一般に
1群あたり2−3匹のマウスであった。各個体動物の応答を測定し、データを蓄
積した。各実験は、少なくとも2回反復した。
結果
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄の、同種抗原に対する免疫応答への効果。
この研究室からの先の報告は、マウスの感作に先行するUV照射か、同種抗原に
対するDTHの誘発を抑制することを示した(3]、32)。
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄の注射が、全身UV照射の効果に類似し、
DTHを抑制するかを決定するために研究された。マウスに抑制上澄を注射する
か、または40kJ/m”のUV照射に曝露させた。対照マウスは、そったが、
照射せず、あるいは非照射Pam212細胞由来の上澄を注射した。5日後に、
該マウスを同種抗原で感作した。次いで、同種抗原に対するDTHを7日後に測
定した。表7に表したデータは、UV−照射上皮細胞由来の上澄を注射したマウ
スが、同種異系細胞に対してほとんどまたは全く応答を示さないことを示してい
る。
表 7
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄のDTHに対する効果
無 2±3O
NR42±7400
Exp、I LIV 19±II 17 58 .001Pam SN 32±
9 30 25 NSUV−Pam SN 19±4 17 58 .001無
13±5O
NR41±628
EXI)、2 UV 26±4 13 54 0.001UVへし929 SN
33±6 20 29 N5UV−J774.lSN 35±4 22 21
NS無 3±3O
NR21±3180
Exp、3 UV 9±5 6 67 .001Pam SN 29±6 26
0 NSUV−Pam SN 4±4 1 95 .0020マウスに、UV
−照射Pam2 + 2細胞由来の5N(UV−3N) 、非照射対照細胞由来
のSN (PAM−3N)を1.v、にて注射し、または40kJ/m”のUV
照射を行なった。実験(Exp、 ) 1および2においては、C3Hマウスを
B A L B / c肺臓細胞て感作させた。
実験3においては、B A L B / cマウスをC3H牌臓細胞で感作させ
た。1群あたり5匹のマウスであった。
b単位:cmXlo−”
ζ%抑制= (1−(実験特異的内針腫張/対照特異的内針腫張))X100
’PWは、両側5tudent を試験により決定、実験対NR(非照射対照マ
ウス);N5=P>、01゜先にUVに曝露したマウスにおいて観察される応答
は、非照射対照マウス(NR)にて観察されるものに比べて有意に小さかった。
同様に、UV−照射Pam212細胞由来の上澄を注射したマウスに見られる応
答は、有意に抑制され、その一方、非照射Pam212細胞由来の上澄の注射は
、DTHの有意な抑制を生じなかった。Pam2121M胞系は、B A L
B / cに由来することに注意すべきである。外来組織適合性抗原の静脈内的
導入は、DTHを抑制することから、実験1において観察される抑制は、UV−
照射Pam2 + 2細胞による上澄中へのH−2抗原の放出に帰因する人工物
の可能性がある。この可能性を調べるために、UV−照射Pam212細胞由来
の上澄を、BALB/cマウスに注射した(実験3、表7)。次いで、これらの
マウスをC3H牌臓細胞で免疫した。BALB/cマウスのC3H抗原に対する
DTH応答も抑制され、このことは、該効果か照射Pam212細胞による培地
中への同種抗原の放出に帰因するものではないことを示唆している。また、これ
らのデータは、上澄による抑制誘発は、H−2限定的ではないことを示している
。
DTH応答が抑制されたマウスの膵臓中の抑制細胞の存在を評価した。表8に示
されるように、UV−照射Pam212細胞由来の上澄を注射したマウス(UV
Pam212 SN)からの肺臓細胞の移入は、正常受容体動物におけるDTH
の誘発を阻害し得た。
表 8
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄を注射したマウスの膵臓中に抗原−特異的
抑制細胞が存在する無 無 14±50
無 BALB/c 57±13 43
Pam 212 SN BALB/c 57±13 43 0UV Pam 2
12 SN BALB/c 35±5本’215]無 無 17±50
無 B632±7 15
Pam212 SN B6 38±8 21 0UV Pam 212 SN
B6 36±71906供与体マウスは、非照射対照Pam212細胞またはU
V−照射ケラチノサイト由来の上澄(10マイクログラムの蛋白質)の注射を受
けた。5日後に、すべての供与体マウスに5X10”のBALB/c牌臓細胞を
膵臓した。感作後7日目に供与体マウスのDTHを測定し、lXl0”の供与体
膵臓細胞を2群の受容体マウスに移入した。一つの群は、BALB/C牌臓細胞
で膵臓され、第2の群は、B6牌臓細胞によった;受容体マウスの感作抗原に対
するDTHを7日後に測定した。背景応答は、感作されずに抗原により攻撃され
たマウスにより測定された。
1表7の脚注参照。
” * P<0.Oo + 両側5tudent t−試験 対対照。
対照上澄(Pam212 SN)を注射されたマウス由来の肺臓細胞の注射は、
受容体動物の免疫応答を有意に抑制しなかった。抑制の特異性も試験した。UV
−照射ケラチノサイト由来の上澄を注射され、BALB/c細胞て感作されたC
3Hマウス由来の肺臓細胞を、正常C3Hマウス中に移入した。次いて受容体を
感作し、B6牌臓細胞で攻撃した。一方、抑制上澄を注射され、BALB/c細
胞で感作されたマウス由来の抑制細胞の移送は、受容体かB A L B /
c細胞で感作された場合にDTHを抑制し、これらの細胞は、B6に対するDT
H応答の強度に何ら影響を与えず、抑制細胞の特異性を示した。
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄の注射の、処理マウス由来の肺臓細胞がM
LRを生じる能力に対する効果も試験した。C3Hマウスに、UV−照射ケラチ
ノサイト由来の上澄(10マイクログラムの蛋白質)を注射するか、あるいはU
V−照射に曝露した。5日後に、すべてマウスにB6稗臓細胞を注射した。この
ことは、先の研究が、MLRを抑制するためにはマウスを第1にUV−照射に曝
露し、次いで同種抗原に感作させなければならないことを示していたので行なわ
れた。UV−照射への曝露のみでは抑制は誘発されないであろう(6〕。
7日後に、これらのマウスの肺臓細胞をMLRにおける応答細胞として使用した
。表9に示されているように、UV−照射ケラチノサイト由来の上澄を注射した
マウスからの肺臓細胞は、同種抗原に応答して増殖することがない。
表 9
UV−韮情(ケライツサイト由紗−H登を注射されたマウスからの暦曝鞠1脱に
)同種抗原に対するj窄前vノの欠如
γCPM
実験l 実験2
処理 3目 51 3日 5日
NR6ZQ!’L1+41)M 代部f1312 60182=’%571 4
24R9±513’a[IR(’Yt、::i、−1738” 71)4!lf
7:I” 3202F+:’C1356” 1320Gf44’?’r“肺臓細
胞を、非照射対照(NR) 、46 J /m2ノUV照射に曝露されたマウス
(UV) 、非照射対照培養物由来の上澄を注射されたマウス(Pam SN)
、またはUV−照射ケラチノサイト由来の上澄(10μgの蛋白質)を注射さ
れたマウスから得た。すべてのマウスを、UV曝露後、またはケラチノサイトー
誘導上澄の注射後、5日目に同種抗原について感作させた。細胞をガンマ−照射
同種異系刺激剤と共に3〜5日間培養した。データは、ΔCPMとして表されて
いる;応答細胞の背景応答は、単独で培養したものを差引いた。
零P<0.001、両側5tudent を−試験 対NR対照対照(同種抗原
により免疫された正常マウス、NR)にみられる応答と比較して、感作に先行す
るUV−照射への曝露、またはUV−照射ケラ千ノサイト由来の上澄の注射は、
増殖的応答の有意な抑制を生じた。非照射ケラチノサイト由来の上澄の注射は、
何ら抑制効果を有さなかった(P>0.05)。細胞は、3または5日の培養後
に回収された。培養期間の持続とは関係なく、マウスのUV照射への曝露または
UV照照射ケラソノサイト由来上澄の注射は、増殖的応答の有意な抑制をもたら
した(P<0.001)。従って、応答の動力学における単純な変位は、観察さ
れる増殖抑制を説明できない。3日培養物の増強された応答は、同種抗原を注射
されたマウスから単離された細胞であるという事実により説明できる。
しかしながら、3日培養後は、正常細胞が同種抗原に対して増殖しないため(デ
ータ示さず)、我々は、抑制の特異性を測定すべく更なる実験においては5日培
養の使用を選択した。
抑制の特異性を試験するために、抑制上澄を注射し、B6細胞て感作したマウス
から肺臓細胞を得た。前述と同様に、これらの細胞をガンマ−照射B6刺激細胞
と共に培養した場合に、はとんと、または全(増殖が起こらなかった(表10)
。
![10
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄の注射により誘発された抑制の特異性
恥 細胞 3188±867 315F!2±2519 よ■陀±1149十%
細胞 四θ±832 61428±7100 7(F754士田15[JV
PW 212
訓+噛胞 2749±4沁 シ花±材四〇 訂448+57241マウスは、U
V−照射ケラチノサイト由来の上澄(UV Pam212 SN)または対照細
胞由来の上a (Pam212 SN)を注射され、次いてB6またはBALB
/c牌臓細胞で膵臓された。それらの肺臓細胞の増殖的応答を、正常対照細胞細
胞と比較した。
”P<0.001 両側5tudent を−試験同じ細胞を、B6刺激細胞で
はなく、BALB/c刺激細胞と共に培養した場合に、それらは正常対照細胞の
ものとは区別できないMLRを生じた(EXll、2)。これらの知見は、マウ
スのUV曝露により誘発された抑制と同iに、UV−照射Pam212細胞由来
の上澄の注射により誘発される抑制が、引続いて動物の感作に使用した抗原に対
して特異的であることを示している。
T−細胞がMLR抑制の原因となるか否かを決定するために、抑制上澄を注射さ
れ、かつB6により感作されたC3Hマウス由来の肺臓細胞を、抗−TM 1.
2モノクローナル抗体および補体と共に処理した。残る細胞は、正常C3H牌臓
細胞およびガンマ−照射BALB/C刺激細胞の培養物に添加した。第6図に示
されるこの実験のデータは、UV−照射Pam2 + 2細胞由来上澄を注射さ
れたマウスの膵臓中にTが生成することを示している。
一方において補体処理細胞(CS H十86 +UV)の添加は、対照(C3H
十86)に比べて有意なMLR(P<0.001)の抑制を生じるが、Tリンパ
球の除去は、抑制効果を完全に消去した。加えて、T細胞のLyt 1+サブセ
ツトの除去も、抑制の完全な消去を生じた。い=12+細胞の除去は、MLRの
抑制に何ら影響しなかった。抑制細胞の20Gyのガンマ照射は、抑制効果をあ
る程度低減したか、それてもなお対照とは有意な差異(P<0.001)があっ
た。抑制の特異性に関して言えば、最初に抑制上澄を注射され、B6細胞により
感作されたマウス由来の肺臓細胞の添加は、B A L B / c肺臓細胞を
刺激因子として使用した場合に(34528±4868CPM、C3H+B6)
、UV−照射Pam212細胞由来の上澄が注射された場合(3]983±45
24CPM、C3H+B6 UVB)と比較して抑制効果がなかった。従って、
Thy 1 +Lyt 1 +、2−1照射抵抗性、抗原−特異的抑制細胞か、
UV−照射ケラチノサイト由来の上澄をマウスに注射した後に誘発される。
該抑制物質のいくつかの特徴が、第7図に示されている。この実験においては、
2種類の方法を使用した。パネル八においては、Pam212細胞をUVに曝露
し、次いてプロスタグランジン合成酵素阻害剤、インドメタシン、または蛋白質
合成を干渉するシクロへキシミドのいずれかにより処理した。24時間後に、す
べての上澄を集め、低分子量阻害剤を除去するために透析し、マウスに注射した
。蛋白質合成の阻害は、UV−照射細胞の抑制サイトカイン生成能力と干渉する
が、一方、プロスタグランジン合成の阻害は干渉しないことに注意したい。
透析は、UV−照射ケラ千ノサイト由来の上澄のMLR誘発を抑制する能力に何
ら影響しなかった。パネルBにおいては、UV−照射ケラ千ノサイト由来の上澄
を集め、加熱し、煮沸するか、あるいは10マイクログラム/mlのトリプシン
により処理した。対照(非照射細胞由来の培地または上澄を注射したマウス)と
比較して、UV−曝露ケラチノサイト由来の上澄の注射は、MLRの発生を抑制
した。上澄の煮沸またはそのトリプシン処理は、抑制効果を完全に除いた。56
°Cにおいて30分間または1時間曝露した場合は、該上澄のMLR抑制能力に
対して影響しなかった。これらのデータからの結論は、UV−照射ケラチノサイ
トから放出される抑制的サイトカインは、非−ブロスタグランジン様であり、非
−透析蛋白質であることである。
興味あるが完全に解答されていないUV照射に誘発される抑制に関する質問は、
マウス背部皮膚のUV照射への曝露が、とのようにして膵臓性抗原−特異的抑制
T細胞の出現により特徴付けられるものである免疫応答の全身的抑制を生じるか
、ということである。明らかに、UV−照射は、肺臓までは侵入せず〔33〕、
従って肺臓のT細胞の直接的照射は不可能である。種々の理論が提案されている
が、今日まてのほとんとの実験的証拠は、UV−誘発可溶性抑制因子が関与する
という概念を支持している。しかしながら、文献をふり返ると、UV−照射によ
る抑制誘発における可溶性因子の正確な役割は明確でない。Swartz C8
)は、UV−照射動物の血漿を正常受容体に移すと、それらの接触アレルゲンに
対する応答能力が有意に抑制されることを見出した。またHarri−ott−
5mithおよびHallidayもUV−照射マウスの血清中に抑制因子が存
在することを記述している
〔9〕。
DeFaboおよびNoonanは、皮膚中のUV−照射の光受容体がウロカニ
ン酸であろうことを示唆している。彼等は、UVによるtrans−ウロカニン
酸のcis−ウロカニン酸への異性化が、全身的抑制の誘発に重要であることを
示唆している。この仮説を支持するデータは、Rossら〔3〕およびNoon
anら〔12〕の実験によるもので、cis −ウロカニン酸の注射が、単純ヘ
ルペスウィルスに対するDTHを抑制でき、また肺臓性抗原提示細胞機能の損傷
を招くことを示した。別の仮説は、Robertsonら〔13〕の研究に由来
するもので、ここでは組換えインターロイキン−1(IL−1)のマウスへの注
射が、接触アレル抑制細胞が見出された。IL−1による抑制は、プロスタグラ
ンジン合成酵素阻害剤であるインドメタシンの投与が、抑制効果を消去したこと
から、プロスタグランジンの放出に依存するものと思われる。これらの著者らは
、UV曝露により生じる炎症が、全身的抑制の誘発において役割を演じるIL−
1およびプロスタグランジン類等の放出を生じることを示唆している。Gahr
ingら〔14〕による研究は、UV−照射マウスの血清中の増大したIL−1
濃度が、この仮説を支持することを示した。しかしながら、Harriott−
3mithおよびHalliday (9:]は、彼らの研究において、CHS
を抑制した血清試料中にIL−1の存在を実証することができなかったことに注
意すべきである。Swartzは、彼の抑制物質が1〜10キロダルトンの分子
量を有し、cis−ウロカニン酸ではないことを示唆することを見出した〔38
〕。最終的にSwartZら〔35,36〕は、始原上皮細胞培養物および/ま
たはケラチノサイト細胞系のインビトロにおけるUV−処理が、抑制的サイトカ
イン類の上澄への放出を生しることを示した。該上澄のマウスへの注射は、全身
UV照射の効果に類似し、動物の接触アレルゲンへの応答能力を抑制する。この
研究におけるインドメタシンの使用は、抑制因子の産生を消去しない点に注意す
ることは興味ある。これらのデータは、UV−照射による免疫応答の全身的抑制
における可溶性抑制因子の役割を支持するものではあるが、U V曝露後の免疫
応答の全身的抑制の原因となる因子の正確な性質は、これらの研究からは完全に
定義することかできない。
UV照射の限定的侵入か、その第1義的効果を主に皮膚に制限することから、U
V−処理上皮細胞による可溶性抑制因子の放出は、U V−照射による免疫応答
の全身的抑制を説明するためには魅力ある仮説である。本発明は、同種抗原に対
する免疫応答の抗原特異的な様式での抑制のための特異的UV照射の使用に関す
る。UV−照射ケラ千ノサイト由来のサイトカイン類の同種抗原特異的抑制T細
胞の誘発能力を、ここに記述されるように試験した。これらのデータは、以下を
示している= (1)同種抗原に対するDTHは、UVB−照射ケラチノサイト
から放出される因子により抑制され得る; (2)該因子の抑制活性は、H−2
制限的ではない; (3)抑制細胞が誘発される。(4)該抑制細胞は、抑制的
サイトカインの注射を受けたマウスを感作するために用いた抗原に対して特異的
である;および(5)該抑制細胞はT細胞である。この因子の注射により誘発さ
れる免疫抑制は、マウスをUV照射に曝露した後に見られるものに極めて類似し
ているため〔6,32〕、これらの知見は、UVB−照射に続くインビボのDT
H全身抑制が、UVB−照射ケラチノサイトによる抑制的サイトカインの放出の
結果であるという仮説を支持している。
該抑制物質の正体は、現在のところ完全には定義されていない。活性が、インド
メタシン処理によっても消去されず、また透析後にも活性が残るという事実は、
この因子か、プロスタグランジンまたはウロカニン酸ではないことを示唆してい
る。加うるに、HPLC分析は、抑制上澄中にcis−ウロカニン酸の存在を示
すことができなかった。細胞のシクロヘキシミド処理および/または上澄のトリ
プシン処理による全抑制活性の除去は、該抑ロースビーズに結合し、このことは
、それか糖蛋白質であることを示唆している。これらのデータは、UV−照射ケ
ラチノサイトから放出される抑制的サイトカインが、同種抗原特異的抑制T細胞
の誘発において役割を演じることを示唆している。更に、これらのデータは、U
V−照射ケラチノサイトから放出される因子の使用が、器官移植拒絶反応抑制の
ための新規な方法を提供することを示唆している。UV照射(100mJ/m2
〜300 mJ/m2)への曝露が、ケラチノサイトにょるIL−1産生を調節
することか示されている事実〔39,4o〕、およびIL−1のi、 v、注射
が、インビボにおいてCH3の誘導を抑制することが示されたという事実は、I
L−1を有力な候補にする。しかしながら、予備的な研究は、UV−照射細胞お
よび対照非照射細胞の両者に由来する上澄のIL−]依存性細胞系D10.C;
、4の増殖を支持する能力が同等であることを示唆した。免疫応答は、非照射細
胞由来の上澄によっては抑制されないことから、IL−1は明らかに関与しない
。ここに記述された因子が5WartZらによって記述されたものと類似するか
否かということが、知るべきこととして残されている。予備的研究は、そうては
ないことを示唆している。UVB−照射ケラチノサイトから放出された因子によ
って、CH3は抑制されなかった。細胞のUVA処理後にのみ、CH8を抑制し
得る因子が生成する。該UVA−誘発因子はCHSを抑制するが、DTHを抑制
せず、またUVB−誘発因子はDTHを抑制するがCH3を抑制しない。従って
、異なった2種類の抑制サイトカインが、細胞照射に用いた光の波長に応じてケ
ラチノサイトから放出されるものと思われる。
UV−照射ケラ千ノサイト由来の上澄の抑制誘発に要すす。C3Hマウスに、U
V−照射および非照射ケラチノサイト由来の種々の濃度の上澄を注射し、5日後
にB6細胞で感作させた。1週間後にそれらの膵臓を取出し、同種抗原に応答す
る増殖の測定を行なった。対照応答(34,456cpm=100%)を、培地
を注射し、同種抗原で免疫されたマウスから単離した膵臓細胞の増殖測定により
決定した。非照射細胞由来の上澄の注射は、抑制効果をもたなかったが、UV−
照射ケラチノサイト由来の上澄の注射量の増大に従って抑制の程度が増大した。
これらのデータから、我々は、応答の50%の抑制を生ずるために必要な抑制物
質の量が7〜10μg蛋白質の間であることを決定した。従って、引続くすべて
の実験において、少なくとも10μgの蛋白質が注射された。
UV−照射ケラチノサイト培養物由来の上澄中に存在するTL−1の測定
Pam212は、本質的にTL−1を産生ずる。
Robertsonら(20)により発行されたデータは、IL−1のiv(静
脈内的)注射が接触性過敏症反応の誘発を抑制し得ることを示し、またUV曝露
がTL−]mRNAの発現およびケラチノサイトによるIL−1放出を調節する
ことから(27,28)、我々のUV−照射Pam212細胞によるIL−1の
過剰生産か、我々の観察した抑制の原因となっている可能性がある。この疑問に
向けて、我々は、ケラチノサイトをUV−照射に曝露した後の培地に放出される
IL−1の量を測定した。該ケラチノサイトを前述したようにUV−照射に曝露
し、18時間後に上澄を集め、IL−1依存性D10.G4.l、Tヘルパー細
胞系を加えた。対照上澄は、同様の方法で処の200J/m”のUV照射への曝
露は、IL−1の放出について有意な増大を生じなかった。UV−照射Parn
212細胞由来の上澄を用いて培養したDIO,G4.l細胞の増殖は、非照射
対照ケラ千ノサイト由来の上澄を用いた場合に見られるものと同等であった。対
照非照射ケラチノサイト細胞由来の上澄の注射は、免疫応答の誘発を抑制せず、
その一方UV−照射細胞由来の注射は抑制したことから、ケラチノサイトによる
IL−1の放出は、観察された抑制の原因とならないものと結論した。
抑制物質のConA−アガロースカラムへの結合UV−照射および対照非照射ケ
ラ千ノサイト由来の上澄を、ConAか結合したアガロースビーズに加えたく表
11)。
表1ル
クチンアフィニティ力うムトσ)flftilPtMiPliFj)培地 54
17:134 46786+3791 41369 −11?!IN 剥±12
0 39657±48533昭関 12W 出発物質 7525+383 29
833±8” 22308 47W 非結合 5217ゴ525 3!用9士駒
特 3低 17α グルコシド溶出液 55274:850 4Fr?R±57
74 43212 0INマンノシド溶出液 5208±1013 28815
−1−520” Z3Off7 43圏、If詰合 瞳±192 4fE57壮
7029 40342 2M グルコシド溶出液 3122±1843 429
86±6259 39864 4M マンノシド溶出液 4775寸981)(
6)ぢ上潮 工[F]幻 頷6 対照非照射(NR)ケラチノサイトおよびUV
−照射ケラチノサイト(UV)由来の上澄(loOIlgの蛋白質)をConA
アガロース(0,5ml充填ゲル)と混合し、4°にて30分間インキュベート
した。該ゲルを1. Q mlのシリンジに入れ、5mlのPBSを加えて非結
合物質を溶出した。結合物質を、5mlのIM α−メチル−D−グルコシド、
次いて5mlのIM α−メチル−D−マンノシドを加えて溶出させた。溶出画
分をPBSに対して透析し、限外ろ過により濃縮し、10μgの蛋白質をC3H
マウスに注射した。該マウスを同種抗原により感作した。MLRは、材料および
方法において記述したように測定された。
” P <0.001SStudentの両側を試験 対培地対照表11に見ら
れるように、通過物質(UV非結合)は、出発物質(UV SN)と比較してほ
とんと抑制活性を有さず、抑制物質のほとんどかConAに結合したことを示し
ている。α−D−グルコシルおよびα−D−マンノシル残基の両者ともにCon
Aに結合するので、結合物質を過剰量のα−メチル−D−グルコシドおよびα−
メチル−D−マンノシドにより競合的に溶出することを試みた。抑制活性は、マ
ンノシドによる溶出画分(UVマンノシド溶出液)中に見出されたか、グルコシ
ド(UVグルコシド溶出液)には見出されなかった。対照上澄をConA−アガ
ロースカラムで分画した場合には(NRマンノシド溶出液、NRグルコシド溶出
液)、有意な抑制非抑制画分との間に示される主な差異は、68kDaの分子量
の固有のバンドの出現である。このバンドは、抑制を誘発する画分(UVマンノ
シド溶出液)中にのみ存在し、何ら抑制活性を有していない他の両分(UVグル
コシド溶出液(レーン2) 、NRマンノシド溶出液(レーン3)およびNRグ
ルコシド溶出液(レーン4))には存在しないことから、これらのデータは、抑
制物質の分子量が68kDaであることを示唆している。物質を非還元条件下で
電気原電した場合にも、同様な移動パターンが観察された。
UV−照射細胞および対照非照射細胞の両者に由来する上澄の、IL−1依存性
細胞系D10.G4.lの増殖を支持する能力は同等であることから、UV−照
射ケラチノサイトによるIL−1の過剰生産が、我々の記述した抑制の原因であ
るとは考えられない。ここに記述した抑制因子は、コンカナバリン−Aアガロー
スカラムに結合し、このことは糖蛋白質であることを示し、一方、IL−1はグ
リコジル化されておらず、更にはUV−照射ケラチノサイト由来の上澄の注射後
に観察されるDTH抑制か、IL−1の注射によるものではないことを示してい
る。
5DS−PAGE分析は、MLRの誘発を抑制する画分(UVマンノシド溶出液
物質)中に存在するが、非抑制画分(UVグルコシド溶出液、NRグルコシド溶
出液、およびNRマンノシド溶出液)にはない固有な68kDaバンドの存在を
示した。これらのデータは、68kDa蛋白質が、この免疫抑制の原因となるこ
とを示している。
該抑制物質の更なる精製および該68kDa蛋白質の活性試験か、この蛋白質を
より完全に定義するために行なわれるであろう。ケラナノサイト類または他の上
皮細胞等の免疫抑制糖蛋白質を産生可能であると信じられる他の細胞も、該68
kDa糖蛋白質の供給源として使用することができる。同様に、この免疫抑制糖
蛋白質は、ここにおいて粗製の細胞性UV−誘発細胞生成物について他の個所に
記述したように、望ましからぬ免疫応答を防止するために有用であることを証明
するであろう。
UV照射により誘発される免疫抑制と、温度的損傷により誘発されるものとの間
にはいくつかの類似点がある。
火傷後初期のマウスの肺臓中のT−J+ t、yti+2−Ts細胞の存在〔4
1〕ならびに、UV照射および抗原感作後のマウスの肺臓中の同様な細胞の存在
〔32〕は、それらの誘発において同様な機構が関与するという推測を導くであ
ろう。多分、損傷上皮細胞からの可溶性生成物の放出か、これら両者の系におい
て抑制細胞の誘発に関与している。
移植生物学の主要な目標点は、外来移植片に対する宿主の応答の、抗原特異的な
様式での抑制にある。多分、ここに示したデータに関する最も存意な局面は、U
V−照射ケラ千ノサイト由来の上澄または68kDa糖蛋白質を有する類似の調
製物を、同種抗原に対する免疫応答の抗原特異的様式での抑制に使用する能力で
ある。従って、この因子を抗原特異的抑制細胞の誘発および外米組織移植片の拒
絶反応の抑制のために使用することも可能てあろう。従って、UV−照射ケラチ
ノサイト由来の抑制サイトカイン類の注射は、同種移植片拒絶反応の特異的抑制
を誘発する新規な方法を提供する。
以下の文献は、本文中に引用したことから参考として関連個所に取入れる。
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補正書の翻訳文提出書 く特許娼184条ノ8)
Claims (123)
- 1.(a)哺乳動物にあらかじめ定めた波長範囲を有するUV−照射の所定量を 与え、前記量が選択的免疫抑制について有効であり;および、 (b)次いで前記哺乳動物を特定の同種抗原で感作すること、 を含んでなる特定同種抗原に対する哺乳動物の選択的免疫応答抑制方法。
- 2.前記同種抗原に対してDTHが選択的に抑制される請求項1に記載の方法。
- 3.前記同種抗原に対してCHSが選択的に抑制される請求項1に記載の方法。
- 4.選択的に抑制される免疫応答が、同種移植片の拒絶における原因因子である 請求項1に記載の方法。
- 5.前記投与工程が、全身皮上UV−照射である請求項1に記載の方法。
- 6.前記UV−照射が、約320nm未満の所定の波長を有するUV−照射であ る請求項5に記載の方法。
- 7.前記UV−照射が、約280nm〜約320nmの所定波長範囲を有するU VB−照射である請求項5に記載の方法。
- 8.前記UV−照射の量が、約10kJ/m2〜約100kJ/m2である請求 項7に記載の方法。
- 9.前記UV−照射の量が、約30kJ/m2〜約60kJ/m2である請求項 7に記載の方法。
- 10.前記感作工程が、前記特定同種抗原の非経口投与を含む請求項1に記載の 方法。
- 11.該非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内、または皮下的注射である請求 項10に記載の方法。
- 12.前記感作工程が、前記特定同種抗原の皮下注射を含む請求項1に記載の方 法。
- 13.前記感作工程が、同種抗原試料の皮上適用を含む請求項1に記載の方法。
- 14.(a)哺乳動物にあらかじめ定めた約4000未満の波長を有するUV− 照射の所定量を与え、前記量が免疫抑制的に有効であり;および、 (b)次いで前記哺乳動物を特定の同種抗原で感作すること、 を含んでなる特定同種抗原に対する哺乳動物のCHS応答の選択的抑制方法。
- 15.前記投与工程が、全身皮上UVA−照射である請求項14に記載の方法。
- 16.前記UV−照射の量が、約10kJ/m2〜約100kJ/m2である請 求項15に記載の方法。
- 17.前記UV−照射の量が、約40kJ/m2〜約60kJ/m2である請求 項15に記載の方法。
- 18.前記感作工程が、特定同種抗原の非経口投与を含む請求項14に記載の方 法。
- 19.該非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内または皮下的注射による請求項 18に記載の方法。
- 20.前記感作工程が、特定同種抗原の皮下注射を含む請求項14に記載の方法 。
- 21.前記感作工程が、特定同種抗原を保有する組織試料の皮上適用を含む請求 項14に記載の方法。
- 22.(a)哺乳動物にあらかじめ定めた約280〜約320nmの波長を有す るUVB−照射の有効量を投与し;および (b)次いで前記哺乳動物を特定同種抗原で感作すること、 を含んでなる特定同種抗原に対する哺乳動物のDTH応答の選択的抑制方法。
- 23.前記投与が、全身上皮的UVB−照射である請求項22に記載の方法。
- 24.前記UVB−照射の量が、約10kj/m2〜約100kJ/m2である 請求項23に記載の方法。
- 25.前記UVB−照射の量が、約40kJ/m2〜約60kJ/m2である請 求項23に記載の方法。
- 26.前記感作工程が、前記特定同種抗原の非経口的注射を含む請求項22に記 載の方法。
- 27.前記注射が、脈管内、腹腔内、筋肉内、または皮下的である請求項26に 記載の方法。
- 28.前記感作工程が、前記特定同種抗原の皮下的注射を含む請求項22に記載 の方法。
- 29.前記感作工程が、前記特定同種抗原を保有する試料の皮上適用を含む請求 項22に記載の方法。
- 30.(a)哺乳動物に有効量のUVB−照射を投与し;および、 (b)次いで前記哺乳動物を特定同種抗原で感作し、前記同種抗原が同種移植片 に対して同系であること、 を含んでなる哺乳動物における同種移植片に対する特異的免疫耐性の誘発方法。
- 31.前記同種移植片に対するDTHが選択的に抑制される請求項30に記載の 方法。
- 32.前記免疫耐性が、同種移植片拒絶の発症を阻止する請求項30に記載の方 法。
- 33.前記有効量のUVB−照射が、約10kJ/m2〜約100kJ/m2で あり、かつ皮上照射により投与される請求項30に記載の方法。
- 34.前記感作工程が、前記特定同種抗原の注射を含む請求項30に記載の方法 。
- 35.前記注射が、静脈内、腹腔内、筋肉内または皮下的である請求項34に記 載の方法。
- 36.前記感作工程が、前記特定同種抗原の皮下注射を含む請求項30に記載の 方法。
- 37.UVB−照射哺乳動物細胞から得られ、哺乳動物においてDTHを選択的 に抑制し、かつCHSに影響せず、熱または蛋白質分解的消化により不活性化さ れ、透析不能である免疫抑制因子。
- 38.UVA−照射哺乳動物細胞から得られ、哺乳動物においてCHSを選択的 に抑制し、かつDTHに影響しない免疫抑制因子。
- 39.約10J/m2〜約100J/m2のUVB−照射を受けた哺乳動物細胞 から得られる調製物であって、哺乳動物において同種移植片の宿主拒絶の防止に 使用可能な調製物。
- 40.(a)免疫抑制因子産生可能な哺乳動物細胞の細胞培養物に、所定波長を 有するUV−照射のある量を照射し、該量は、UV−照射細胞が免疫抑制因子を 産生するに充分な量であり; (b)前記UV−照射細胞培養物から免疫抑制因子を抽出し; (c)前記免疫抑制因子の有効量を哺乳動物に投与しおよび、 (d)次いで前記哺乳動物を特定同種抗原で感作する、ことを含んでなる哺乳動 物における特定同種抗原に対する免疫応答の選択的抑制方法。
- 41.前記哺乳動物細胞培養物が、哺乳動物上皮細胞培養物である請求項40に 記載の方法。
- 42.前記哺乳動物細胞培養物が、単一の体性細胞型の哺乳動物細胞培養物であ る請求項40に記載の方法。
- 43.前記照射工程が、約280nm〜約320nmの所定波長を有するUVB −照射に関連する請求項40に記載の方法。
- 44.前記照射工程が、約320nm〜約400nmの所定波長を有するUVA −照射に関連する請求項40に記載の方法。
- 45.該免疫抑制因子が、哺乳動物においてDTH応答を選択的に抑制する請求 項43に記載の方法。
- 46.該免疫抑制因子が、哺乳動物においてCHS応答を選択的に抑制する請求 項44に記載の方法。
- 47.前記照射細胞培養物由来の細胞を、工程(a)の後、ただちに非毒性栄養 培地中に懸濁する請求項40に記載の方法。
- 48.工程(b)が、非毒性栄養培地からの細胞の分離を含み、ここで前記非毒 性栄養培地は、免疫抑制因子を含有する請求項47に記載の方法。
- 49.前記照射工程が、約10J/m2〜約200J/m2のUV−照射量を含 む請求項43または44に記載の方法。
- 50.工程(d)が、前記特定同種抗原の非経口投与を含む請求項40に記載の 方法。
- 51.該非経口投与が、静脈内、腹腔内、皮下、または筋肉内的注射である請求 項50に記載の方法。
- 52.工程(d)が、前記特定同種抗原の皮下注射を含む請求項40に記載の方 法。
- 53.工程(c)が、前記免疫抑制因子の前記哺乳動物に対する非経口投与を含 む請求項40に記載の方法。
- 54.非経口投与が、脈管内、腹腔内、皮下、または筋肉内的注射である請求項 53に記載の方法。
- 55.工程(c)が、静脈内注射を含む請求項40に記載の方法。
- 56.(a)免疫抑制因子産生可能な哺乳動物細胞の細胞培養物に、照射細胞が 免疫抑制因子を産生するに充分な量のUVB−照射を行ない; (b)前記照射細胞により産生された免疫抑制因子を抽出し; (c)免疫抑制因子の有効量を哺乳動物に投与し;および、 (d)次いで該哺乳動物を特定同種抗原で感作する、ことを含んでなる哺乳動物 における特定同種抗原に対するDTH応答の選択的抑制方法。
- 57.前記細胞が、哺乳動物の上皮細胞である請求項56に記載の方法。
- 58.前記細胞が、単一細胞型の哺乳動物体性細胞である請求項56に記載の方 法。
- 59.前記照射工程が、約10J/m2〜約200J/m2のUVB−照射量を 含む請求項56に記載の方法。
- 60.照射細胞が、工程(a)の後ただちに非毒性栄養培地に懸濁される請求項 56に記載の方法。
- 61.免疫抑制因子の抽出が、照射細胞の該非毒性栄養培地からの分離を含み、 ここにおいて前記非毒性栄養培地が前記免疫抑制因子を含有する請求項60に記 載の方法。
- 62.該感作工程が、特定同種抗原の非経口投与を含んでなる請求項56に記載 の方法。
- 63.非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内、または皮下的注射を含んでなる 請求項62に記載の方法。
- 64.該感作工程が、特定抗原の皮下的注射を含んでなる請求項56に記載の方 法。
- 65.前記投与工程が、免疫抑制因子の非経口投与を含んでなる請求項56に記 載の方法。
- 66.前記非経口投与が、脈管内、腹腔内、皮下的または筋肉内注射を含む請求 項65に記載の方法。
- 67.前記投与が、静脈内注射を含んでなる請求項56に記載の方法。
- 68.(a)免疫抑制因子産生可能な哺乳動物細胞の細胞培養物に、照射細胞が 免疫抑制因子を産生するに充分な量のUVA−照射を行ない; (b)該照射細胞培養物から免疫抑制因子を抽出し;(c)免疫抑制因子の有効 量を哺乳動物に投与し;および、 (d)次いで該哺乳動物を特定同種抗原で感作することを含んでなる哺乳動物に おける特定同種抗原に対するCHS応答の選択的抑制方法。
- 69.前記照射工程が、哺乳動物上皮細胞培養物を含んでなる請求項68に記載 の方法。
- 70.前記照射工程が、単一細胞型の哺乳動物体性細胞培養物を含んでなる請求 項68に記載の方法。
- 71.前記照射工程が、約10J/m2〜約200J/m2のUVA−照射量を 含む請求項68に記載の方法。
- 72.該照射細胞培養物からの細胞が、工程(a)の後にただちに非毒性栄養培 地中に懸濁される請求項68に記載の方法。
- 73.前記抽出工程が、照射細胞の非毒性栄養培地からの分離を含み、該非毒性 栄養培地が免疫学的抑制因子を含有する請求項72に記載の方法。
- 74.前記感作工程が、特定同種抗原の非経口投与を含む請求項68に記載の方 法。
- 75.非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内または皮下的注射を含む請求項7 4に記載の方法。
- 76.前記感作工程が、特定同種抗原の皮下注射を含む請求項68に記載の方法 。
- 77.前記投与工程が、免疫抑制因子の非経口投与を含む請求項68に記載の方 法。
- 78.非経口投与が、脈管内、腹腔内、皮下的または筋肉内的注射を含む請求項 77に記載の方法。
- 79.前記投与工程が、免疫抑制因子の静脈注射を含む請求項68に記載の方法 。
- 80.哺乳動物において免疫応答を選択的に抑制する免疫抑制因子の製造方法で あって、 免疫抑制因子産生可能な複数の哺乳動物細胞に、UV−照射細胞が免疫抑制因子 の産生可能となる充分量の所定波長を有するUV−照射を得ない;および 前記免疫抑制因子を抽出する、 ことを含んでなる製造方法。
- 81.前記哺乳動物細胞が、インビトロにおいて照射を受ける請求項80に記載 の方法。
- 82.該哺乳動物細胞が、上皮細胞である請求項80に記載の方法。
- 83.UV−照射量が、約10J/m2〜約200J/m2である請求項81に 記載の方法。
- 84.UV−照射量が、約10J/m2〜約200J/m2である請求項82に 記載の方法。
- 85.UV−照射量が、約30kJ/m2〜約60kJ/m2である請求項82 に記載の方法。
- 86.UV−照射が、UVB−照射である請求項80に記載の方法。
- 87.UV−照射が、UVA−照射である請求項80に記載の方法。
- 88.哺乳動物細胞が、インビトロにおいて約10J/m2〜約200J/m2 の量をもってUVB−照射を受ける請求項80に記載の方法。
- 89.哺乳動物細胞が、インビトロにおいて約10J/m2〜約200J/m2 の量をもってUVA−照射を受ける請求項80に記載の方法。
- 90.哺乳動物においてDTH応答を選択的に抑制する免疫抑制因子の製造方法 であって、 免疫抑制因子産生可能な哺乳動物細胞の細胞培養物に約10J/m2〜約200 J/m2のUVB−照射を行なって前記細胞による免疫抑制因子の産生を誘発し ;および、 該免疫抑制因子を抽出する、 ことを含んでなる製造方法。
- 91.哺乳動物においてCHS応答を選択的に抑制する免疫抑制因子の製造方法 であって、 免疫抑制因子産生可能な哺乳動物細胞の細胞培養物に約10J/m2〜約200 J/m2のUVA−照射を行なって前記細胞による免疫抑制因子の産生を誘発し ;および 該免疫抑制因子を抽出する、 ことを含んでなる製造方法。
- 92.哺乳動物におけるGVHDの発病を低減する方法であって、 (a)期待される骨髄細胞供与体に、約280〜約320nmの所定波長を有す るUVB−照射の有効量を投与し; (b)次いで前記期待される供与体を、期待される骨髄細胞受容体の同種抗原に より感作させ;および(c)骨髄細胞を前記期待される供与体から期待される骨 髄細胞受容体に移植する、 ことを含んでなる方法。
- 93.前記投与工程が、全身の上皮UVB−照射を含む請求項92に記載の方法 。
- 94.投与される有効量が、約10kJ/m2〜約100kJ//m2である請 求項93に記載の方法。
- 95.投与される有効量が、約40kJ/m2〜約60KJ/m2である請求項 93に記載の方法。
- 96.前記感作工程が、該同種抗原の非経口投与を含む請求項92に記載の方法 。
- 97.該非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内または皮下的注射である請求項 96に記載の方法。
- 98.前記感作工程が、皮下注射である請求項92に記載の方法。
- 99.前記感作工程が、該期待される骨髄受容体の同種抗原を保有する試料の皮 上適用である請求項92に記載の方法。
- 100.UV照射に供された哺乳動物細胞から得られる哺乳動物の免疫応答を抑 制し得る糖蛋白質。
- 101.SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動にて約68キロダルトンの大 きさを有することにより更に定義される請求項100に記載の糖蛋白質。
- 102.UV照射がUVB照射である請求項100に記載の糖蛋白質。
- 103.コンカナバリンA−アガロースアフィニティ担体に結合され、前記担体 からアルファD−マンノピラノシドにより溶離されることにより更に定義される 請求項100に記載の糖蛋白質。
- 104.免疫応答がDTHである請求項100に記載の糖蛋白質。
- 105.該哺乳動物細胞がケラチノサイトである請求項100に記載の糖蛋白質 。
- 106.該哺乳動物細胞が、上皮細胞である請求項100に記載の糖蛋白質。
- 107.該哺乳動物細胞が、Pam212細胞である請求項100に記載の糖蛋 白質。
- 108.哺乳動物における特定同種抗原に対するDTH応答の選択的抑制方法で あって、 (a)UVB−照射量の照射を受けた哺乳動物細胞培養物から免疫抑制糖蛋白質 を得; (b)該糖蛋白質の有効量を哺乳動物に投与し;および、 (c)次いで該哺乳動物を特定同種抗原で感作させる、ことを含んでなる方法。
- 109.前記哺乳動物細胞が、上皮細胞である請求項108に記載の方法。
- 110.前記哺乳動物細胞が、単一細胞型の体性細胞である請求項108に記載 の方法。
- 111.前記哺乳動物細胞が、ケラチノサイトである請求項108に記載の方法 。
- 112.前記哺乳動物細胞が、Pam212細胞である請求項108に記載の方 法。
- 113.前記照射が、約10J/m2〜約200J/m2のUVB−照射量を含 む請求項108に記載の方法。
- 114.該感作工程が、該特定同種抗原の非経口投与を含んでなる請求項108 に記載の方法。
- 115.該非経口投与が、脈管内、腹腔内、筋肉内または皮下的注射を含む請求 項114に記載の方法。
- 116.前記投与工程が、該糖蛋白質の非経口投与を含んでなる請求項108に 記載の方法。
- 117.哺乳動物における免疫応答を選択的に抑制する免疫抑制糖蛋白質の製造 方法であって、 免疫抑制糖蛋白質産生可能な哺乳動物細胞に、インビトロにおいて免疫抑制糖蛋 白質産生の誘発に充分量のUVB−照射を行ない;および 前記免疫抑制糖蛋白質を抽出する、 ことを含んでなる方法。
- 118.該動物細胞が、上皮細胞である請求項117に記載の方法。
- 119.該哺乳動物細胞が、ケラチノサイトである請求項117に記載の方法。
- 120.該哺乳動物細胞が、Pam212細胞である請求項117に記載の方法 。
- 121.UVB−照射量が、約10J/m2〜約200J/m2である請求項1 17に記載の方法。
- 122.UVB−照射量が、約30kJ/m2〜約60kJ/m2である請求項 117に記載の方法。
- 123.哺乳動物におけるDTH応答を選択的に抑制する免疫抑制糖蛋白質の製 造方法であって、 免疫抑制糖蛋白質産生可能な哺乳動物上皮細胞培養物に、約10J/m2〜約2 00J/m2の量のUVB−照射を行なって免疫抑制糖蛋白質産生を誘発し;お よび、 該免疫抑制糖蛋白質を抽出する ことを含んでなる方法。
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