JPH0451034B2 - - Google Patents
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- JPH0451034B2 JPH0451034B2 JP59042183A JP4218384A JPH0451034B2 JP H0451034 B2 JPH0451034 B2 JP H0451034B2 JP 59042183 A JP59042183 A JP 59042183A JP 4218384 A JP4218384 A JP 4218384A JP H0451034 B2 JPH0451034 B2 JP H0451034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone rubber
- absorbing material
- water
- acoustic
- acoustic impedance
- Prior art date
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、水中において音響を反射することな
く吸収する吸収材に関し、特に音響インピーダン
スが水と等しいシリコーンゴムからなることを特
徴とする上記の音響無反射吸収材に関する。 [発明の技術的背景] 超音波診断装置などにおいては、超音波トラン
スジユーサにより電気信号を超音波に変換してそ
の超音波を生体内に発射するとともに、生体内か
ら反射してきた超音波を再び電気信号に変換し
て、生体内からの情報を得ている。このようなト
ランスジユーサのうち、乳線診断用トランスジユ
ーサなどは、第1図概念図に示すように、水槽中
にトランスジユーサ1を配置して、同じく水槽中
の被験体2に向けて超音波3を発射しつつ、その
発射方向3と直角の方向4にトランスジユーサを
移動させながら超音波の送受を行うものである。
水温は通常、被験者に不快感を与えないため、お
よび測定を一定条件で行うために、通常25〜40
℃、特に38℃付近の一定温度に設定される。 [背景技術の問題点] このような水槽中の超音波検診の場合、水槽5
が十分に大きければ問題がないが、そうでないと
きは、被験体からの反射音波だけでなく、水槽の
内壁からの反射音波も生ずるので、これが雑音の
原因となる。さらに超音波による検診を行う場合
には使用される水槽の大きさに限界があり、壁面
の反射があるので前述の雑音の問題が発生する。 このため、水槽の内壁には音響吸収材を装着し
て、水槽内壁による散乱音波を防止している。 しかし、従来市販の音響吸収材は、第2図の水
槽内壁近傍の部分拡大図(第1図の破線で囲んだ
部分)に示すように、水6の中から水−音響吸収
材の境界面7を通つて音響吸収材8を透過した音
波9の吸収減衰率はたしかに大きいが、境界面7
から直接水中に反射する音波10が非常に大きい
ため、雑音を生ずるという問題は解決されていな
い。因に、水槽の内壁面7′(音響吸収材−水槽
内壁の境界面)における反射波9′も問題になる
が、これは再び音響吸収材8の層を通るので減衰
して小さくなる。これに比べると前述の水−音響
吸収材の境界面7による反射音波10の影響が特
に大きな問題であつて、その対策がこの種のトラ
ンスジユーサを用いるうえで課題となつている。 [発明の目的] 本発明は、上記のような課題を解決するため
に、シリコーンゴム中に配合する充填剤の種類と
量を制御することにより、測定温度における音響
インピーダンスが水に等しい加硫シリコーンゴム
を得て、これを音響吸収材として用いることによ
り、水−音響吸収材の境界面における音波の反射
率を極度に低減させ、水槽内壁による音波の散乱
を防止するものである。 [発明の概要] 音響インピーダンスzは、次式のごとく、その
材料の中の音速v[m/s](音速vは物質による
固有である)と材料の密度ρ[Kg/m3]との積で
示される。 z=v×ρ 水の音響インピーダンスznは20〜40℃で1.48〜
1.52×106[Kg/m2・s]と温度の上昇とともに上
昇する一方、一般の高分子材料の音響インピーダ
ンスは温度の上昇とともに低下するので、水と高
分子音響吸収材の音響インピーダンスをすべての
使用温度範囲で一致させることは困難である。ま
たポリスチレン、ナイロン樹脂のようなプラスチ
ツクおよびブチルゴム、フツ素ゴムのような一般
の有機ゴムにおける音速vは1500〜1900m/s
と、水中の音速vnよりはるかに速いので、これ
らをベースに用いて水に近い音響インピーダンス
の吸収材を得ることが不可能である。これに対
し、vが970〜980m/sと他のプラスチツクや有
機ゴムに比べて非常に低い音速を与えるポリジメ
チルシロキサンをベースポリマーに選び、これに
シリカを充填剤として配合することにより、水と
等しい音響インピーダンスのものを得ることがで
きる。 本発明者らは、このような材料を用いて音波の
反射について調査した結果、水と音響吸収材の音
響インピーダンスの差が±0.03×106[Kg/m2・
s]以内、すなわち使用温度に応じて音響吸収材
の音響インピーダンスが20℃のとき1.45〜1.51×
106[Kg/m2・s]、または40℃のとき1.49〜1.55×
106[Kg/m2・s]の範囲のものであれば、本発明
の目的である音波の反射の少ない水中音響吸収材
を得ることができることを見出して。本発明をな
すに至つた。 すなわち本発明は、20〜40℃の間のひとつの温
度における音響インピーダンスが1.45〜1.55×106
[Kg/m2・s]である充填剤入シリコーンゴムか
らなることを特徴とする水中音響無反射吸収材で
ある。 このようなシリコーンゴムは、有機基の大部分
ないし全部がメチル基であるポリジオルガノシロ
キサイをベースポリマーとし、無機質充填剤を配
合して、適当な方法で硬化(加硫)することによ
り、ゴム状弾性体を形成する。すなわち、ミラブ
ル型シリコーンゴムは、ケイ素原子に結合する少
量のビニル基と残余のメチル基をもち平均重合度
が1000を超えるポリジオルガノシロキサンを、有
機過酸化物の作用により、またはポリオルガノハ
イドロジエンシロキサンと白金系触媒の存在下に
反応することにより硬化する。また、液状シリコ
ーンゴムは、分子末端に反応基をもつ平均重合度
が100〜1000のポリジオルガノシロキサンを、架
橋剤および触媒の存在下で常温ないし加熱によつ
て硬化するもので、その硬化機構により付加型お
よび縮合型に大別される。本発明おいては、これ
らのシリコーンゴムのいずれのタイプのものも使
用可能である。 シリコーンゴムに充填して音響インピーダンス
を調整するための充填剤としては、煙霧質シリ
カ、沈澱シリカ、粉砕石英、溶融シリカなどのシ
リカのほか、ケイ藻土、炭酸カルシウムなどが挙
げられるが、加硫したシリコーンゴムに必要な機
械的性質と水中における安定した特性を付与する
ためには微粉末シリカが好ましく、その中でも、
所望する音響インピーダンスを得るのに必要な充
填量を得るために、平均粒径0.5〜20μmの微粉末
シリカが適している。これより小さい粒径のもの
では、所望する音響インピーダンスを得るために
必要な量を配合することができず、これより大き
い粒径のものはゴムの表面が荒れ、また十分な機
械的強度が得られない。このような微粉末シリカ
としては、粉砕石英、溶融シリカのものなどが挙
げられる。シリコーンゴム中に配合す微粉末シリ
カの配合量は、シリコーンゴム中53〜65重量%が
適しており、これはポリジメチルシロキサンおよ
び上記の粒径の微粉末シリカのそれぞれの比重か
ら換算して、ほぼ30〜42容量%となる。 前述のベースポリマーと充填剤とは、必要に応
じて加工助剤その他の添加剤とともに第一段階の
混練をしておき、次に硬化機構に応じて架橋剤、
触媒などを配合して十分に混和し、シート状に成
形して、常温ないし必要な温度の加熱によりゴム
状弾性体を得ることができる。その混和に際し
て、架橋剤または触媒は、その一方を第一段階の
混練の際に加えておくこともある。またシート
は、上記のように所望の寸法に直接成形、加硫し
てもよいが、加硫後所望の寸法に切取つてもよ
く、そのようにして得られたシリコーンゴムシー
トを音響吸収材8として水槽5の内壁に装着する
ことにより、本発明の目的を達することができ
る。 [発明の実施例] 以下、本発明を実施例によつて説明する。実施
例および比較例中、部はいずれも重量部を表わ
す。また反射波の大きさは、完全反射体である金
属板と比較したdB値で表わす。 実施例 1 ケイ素原子に結合した有機基のうち0.1モル%
がビニル基で残余がメチル基である平均重合度
5500のポリジオルガノシロキサン100部に、平均
粒径3μmの粉砕石英160部を二本ロールによつて
十分に混練して、ベースコンハウンドを得た。こ
のベースコンパウンド100部をとり、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキ
サン0.3部を添加してさらに混練し、深さ10mmの
金型に入れて170℃で30分間プレス成形し、さら
に200℃で4時間加熱することにより、加硫シリ
コーンゴムシートを得た。このシリコーンゴム中
の充填剤の量は重量比で61.5%,38℃における密
度は1.60であつた。 このシリコーンゴムの38℃における音響インピ
ーダンスを測定したところ、1.51×106[Kg/m2・
s]であつた。 このシリコーンゴムを水槽5の内壁に装着して
音響吸収材7とした。この水槽に水6を満たし、
トランスジユーサ1をその中に置き、温度を38℃
に設定して周波数5MHzの超音波を発生せしめ、
その反射波の大きさを測定したところ、−50dBで
あつた。 実施例 2 両末端のケイ素原子に結合した水酸基をもち、
25℃における粘度が10000CPのポリジメチルシロ
キサン100部に、平均粒径1μmの粉砕石英130部を
配合して十分に混合してベースコンパウンドを得
た。このベースコンパウンド100部をビーカーに
とつて、架橋剤としてエチルシリケートの部分縮
合物1.1部、触媒として水酸化ジメチルスズモノ
オレエート0.1部を添加して混合し、ガラスの真
空容器中で脱泡したものを深さ10mmの金型に注入
し、1昼夜室温で放置して取出し、さらに2昼夜
放置して完全に硬化させてシリコーンゴムシート
を得た。充填剤の重量比は56.5%,25℃における
密度は1.50であつた。 このシリコーンゴムを用いて、実施例1と同様
の実験を行つたところ、25℃において、音響イン
ピーダンスは1.50×106[Kg/m2・s]、反射波の
大きさは−38dBであつた。 比較例 1 実施例1で用いたものと同様のポリジオルガノ
シロキサン100部に、ポリジメチルシロキサンで
焼付処理を行つて疎水化した平均粒径25μmの煙
霧質シリカ47部、平均粒径15μmのケイ藻土24部、
平均粒径1μmの粉砕石英40部、および両末端がメ
トキシ基で閉塞された平均重合度18のポリメチル
フエニルシロキサン4部を配合して混練し、ベー
スコンパウンドを得た。このベースコンパウンド
を、実施例1と同様の方法で加硫して、加硫ゴム
シートを得た。このシリコーンゴム中の充填剤の
量は重量比で48.4%,38℃における密度は1.39で
あつた。 このシリコーンゴムを用いて実施例1と同様の
実験を行つたところ、38℃における音響インピー
ダンスは1.37×106[Kg/m2・s]、反射波の大き
さは−23dBであつた。 実施例 3 平均粒径2μmの粉砕石英を用い、その配合量を
第1表のように変化させたほかは実施例1と同様
にして、シリコーンゴムシートA〜Eを得た。た
だし、AおよびEは比較例試料である。これらの
試料について、25℃,35℃および40℃における密
度、音響インピーダンス、および反射波の大きさ
をそれぞれ測定した。試料CおよびDについて
は、さらに38℃においても上記特性の測定を行つ
た。これらの結果を第1表に示す。第1表から明
らかなように、試料Bは25℃、Cは35℃および38
℃、Dは35〜40℃において、反射防止剤として用
いるのに適している。
く吸収する吸収材に関し、特に音響インピーダン
スが水と等しいシリコーンゴムからなることを特
徴とする上記の音響無反射吸収材に関する。 [発明の技術的背景] 超音波診断装置などにおいては、超音波トラン
スジユーサにより電気信号を超音波に変換してそ
の超音波を生体内に発射するとともに、生体内か
ら反射してきた超音波を再び電気信号に変換し
て、生体内からの情報を得ている。このようなト
ランスジユーサのうち、乳線診断用トランスジユ
ーサなどは、第1図概念図に示すように、水槽中
にトランスジユーサ1を配置して、同じく水槽中
の被験体2に向けて超音波3を発射しつつ、その
発射方向3と直角の方向4にトランスジユーサを
移動させながら超音波の送受を行うものである。
水温は通常、被験者に不快感を与えないため、お
よび測定を一定条件で行うために、通常25〜40
℃、特に38℃付近の一定温度に設定される。 [背景技術の問題点] このような水槽中の超音波検診の場合、水槽5
が十分に大きければ問題がないが、そうでないと
きは、被験体からの反射音波だけでなく、水槽の
内壁からの反射音波も生ずるので、これが雑音の
原因となる。さらに超音波による検診を行う場合
には使用される水槽の大きさに限界があり、壁面
の反射があるので前述の雑音の問題が発生する。 このため、水槽の内壁には音響吸収材を装着し
て、水槽内壁による散乱音波を防止している。 しかし、従来市販の音響吸収材は、第2図の水
槽内壁近傍の部分拡大図(第1図の破線で囲んだ
部分)に示すように、水6の中から水−音響吸収
材の境界面7を通つて音響吸収材8を透過した音
波9の吸収減衰率はたしかに大きいが、境界面7
から直接水中に反射する音波10が非常に大きい
ため、雑音を生ずるという問題は解決されていな
い。因に、水槽の内壁面7′(音響吸収材−水槽
内壁の境界面)における反射波9′も問題になる
が、これは再び音響吸収材8の層を通るので減衰
して小さくなる。これに比べると前述の水−音響
吸収材の境界面7による反射音波10の影響が特
に大きな問題であつて、その対策がこの種のトラ
ンスジユーサを用いるうえで課題となつている。 [発明の目的] 本発明は、上記のような課題を解決するため
に、シリコーンゴム中に配合する充填剤の種類と
量を制御することにより、測定温度における音響
インピーダンスが水に等しい加硫シリコーンゴム
を得て、これを音響吸収材として用いることによ
り、水−音響吸収材の境界面における音波の反射
率を極度に低減させ、水槽内壁による音波の散乱
を防止するものである。 [発明の概要] 音響インピーダンスzは、次式のごとく、その
材料の中の音速v[m/s](音速vは物質による
固有である)と材料の密度ρ[Kg/m3]との積で
示される。 z=v×ρ 水の音響インピーダンスznは20〜40℃で1.48〜
1.52×106[Kg/m2・s]と温度の上昇とともに上
昇する一方、一般の高分子材料の音響インピーダ
ンスは温度の上昇とともに低下するので、水と高
分子音響吸収材の音響インピーダンスをすべての
使用温度範囲で一致させることは困難である。ま
たポリスチレン、ナイロン樹脂のようなプラスチ
ツクおよびブチルゴム、フツ素ゴムのような一般
の有機ゴムにおける音速vは1500〜1900m/s
と、水中の音速vnよりはるかに速いので、これ
らをベースに用いて水に近い音響インピーダンス
の吸収材を得ることが不可能である。これに対
し、vが970〜980m/sと他のプラスチツクや有
機ゴムに比べて非常に低い音速を与えるポリジメ
チルシロキサンをベースポリマーに選び、これに
シリカを充填剤として配合することにより、水と
等しい音響インピーダンスのものを得ることがで
きる。 本発明者らは、このような材料を用いて音波の
反射について調査した結果、水と音響吸収材の音
響インピーダンスの差が±0.03×106[Kg/m2・
s]以内、すなわち使用温度に応じて音響吸収材
の音響インピーダンスが20℃のとき1.45〜1.51×
106[Kg/m2・s]、または40℃のとき1.49〜1.55×
106[Kg/m2・s]の範囲のものであれば、本発明
の目的である音波の反射の少ない水中音響吸収材
を得ることができることを見出して。本発明をな
すに至つた。 すなわち本発明は、20〜40℃の間のひとつの温
度における音響インピーダンスが1.45〜1.55×106
[Kg/m2・s]である充填剤入シリコーンゴムか
らなることを特徴とする水中音響無反射吸収材で
ある。 このようなシリコーンゴムは、有機基の大部分
ないし全部がメチル基であるポリジオルガノシロ
キサイをベースポリマーとし、無機質充填剤を配
合して、適当な方法で硬化(加硫)することによ
り、ゴム状弾性体を形成する。すなわち、ミラブ
ル型シリコーンゴムは、ケイ素原子に結合する少
量のビニル基と残余のメチル基をもち平均重合度
が1000を超えるポリジオルガノシロキサンを、有
機過酸化物の作用により、またはポリオルガノハ
イドロジエンシロキサンと白金系触媒の存在下に
反応することにより硬化する。また、液状シリコ
ーンゴムは、分子末端に反応基をもつ平均重合度
が100〜1000のポリジオルガノシロキサンを、架
橋剤および触媒の存在下で常温ないし加熱によつ
て硬化するもので、その硬化機構により付加型お
よび縮合型に大別される。本発明おいては、これ
らのシリコーンゴムのいずれのタイプのものも使
用可能である。 シリコーンゴムに充填して音響インピーダンス
を調整するための充填剤としては、煙霧質シリ
カ、沈澱シリカ、粉砕石英、溶融シリカなどのシ
リカのほか、ケイ藻土、炭酸カルシウムなどが挙
げられるが、加硫したシリコーンゴムに必要な機
械的性質と水中における安定した特性を付与する
ためには微粉末シリカが好ましく、その中でも、
所望する音響インピーダンスを得るのに必要な充
填量を得るために、平均粒径0.5〜20μmの微粉末
シリカが適している。これより小さい粒径のもの
では、所望する音響インピーダンスを得るために
必要な量を配合することができず、これより大き
い粒径のものはゴムの表面が荒れ、また十分な機
械的強度が得られない。このような微粉末シリカ
としては、粉砕石英、溶融シリカのものなどが挙
げられる。シリコーンゴム中に配合す微粉末シリ
カの配合量は、シリコーンゴム中53〜65重量%が
適しており、これはポリジメチルシロキサンおよ
び上記の粒径の微粉末シリカのそれぞれの比重か
ら換算して、ほぼ30〜42容量%となる。 前述のベースポリマーと充填剤とは、必要に応
じて加工助剤その他の添加剤とともに第一段階の
混練をしておき、次に硬化機構に応じて架橋剤、
触媒などを配合して十分に混和し、シート状に成
形して、常温ないし必要な温度の加熱によりゴム
状弾性体を得ることができる。その混和に際し
て、架橋剤または触媒は、その一方を第一段階の
混練の際に加えておくこともある。またシート
は、上記のように所望の寸法に直接成形、加硫し
てもよいが、加硫後所望の寸法に切取つてもよ
く、そのようにして得られたシリコーンゴムシー
トを音響吸収材8として水槽5の内壁に装着する
ことにより、本発明の目的を達することができ
る。 [発明の実施例] 以下、本発明を実施例によつて説明する。実施
例および比較例中、部はいずれも重量部を表わ
す。また反射波の大きさは、完全反射体である金
属板と比較したdB値で表わす。 実施例 1 ケイ素原子に結合した有機基のうち0.1モル%
がビニル基で残余がメチル基である平均重合度
5500のポリジオルガノシロキサン100部に、平均
粒径3μmの粉砕石英160部を二本ロールによつて
十分に混練して、ベースコンハウンドを得た。こ
のベースコンパウンド100部をとり、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキ
サン0.3部を添加してさらに混練し、深さ10mmの
金型に入れて170℃で30分間プレス成形し、さら
に200℃で4時間加熱することにより、加硫シリ
コーンゴムシートを得た。このシリコーンゴム中
の充填剤の量は重量比で61.5%,38℃における密
度は1.60であつた。 このシリコーンゴムの38℃における音響インピ
ーダンスを測定したところ、1.51×106[Kg/m2・
s]であつた。 このシリコーンゴムを水槽5の内壁に装着して
音響吸収材7とした。この水槽に水6を満たし、
トランスジユーサ1をその中に置き、温度を38℃
に設定して周波数5MHzの超音波を発生せしめ、
その反射波の大きさを測定したところ、−50dBで
あつた。 実施例 2 両末端のケイ素原子に結合した水酸基をもち、
25℃における粘度が10000CPのポリジメチルシロ
キサン100部に、平均粒径1μmの粉砕石英130部を
配合して十分に混合してベースコンパウンドを得
た。このベースコンパウンド100部をビーカーに
とつて、架橋剤としてエチルシリケートの部分縮
合物1.1部、触媒として水酸化ジメチルスズモノ
オレエート0.1部を添加して混合し、ガラスの真
空容器中で脱泡したものを深さ10mmの金型に注入
し、1昼夜室温で放置して取出し、さらに2昼夜
放置して完全に硬化させてシリコーンゴムシート
を得た。充填剤の重量比は56.5%,25℃における
密度は1.50であつた。 このシリコーンゴムを用いて、実施例1と同様
の実験を行つたところ、25℃において、音響イン
ピーダンスは1.50×106[Kg/m2・s]、反射波の
大きさは−38dBであつた。 比較例 1 実施例1で用いたものと同様のポリジオルガノ
シロキサン100部に、ポリジメチルシロキサンで
焼付処理を行つて疎水化した平均粒径25μmの煙
霧質シリカ47部、平均粒径15μmのケイ藻土24部、
平均粒径1μmの粉砕石英40部、および両末端がメ
トキシ基で閉塞された平均重合度18のポリメチル
フエニルシロキサン4部を配合して混練し、ベー
スコンパウンドを得た。このベースコンパウンド
を、実施例1と同様の方法で加硫して、加硫ゴム
シートを得た。このシリコーンゴム中の充填剤の
量は重量比で48.4%,38℃における密度は1.39で
あつた。 このシリコーンゴムを用いて実施例1と同様の
実験を行つたところ、38℃における音響インピー
ダンスは1.37×106[Kg/m2・s]、反射波の大き
さは−23dBであつた。 実施例 3 平均粒径2μmの粉砕石英を用い、その配合量を
第1表のように変化させたほかは実施例1と同様
にして、シリコーンゴムシートA〜Eを得た。た
だし、AおよびEは比較例試料である。これらの
試料について、25℃,35℃および40℃における密
度、音響インピーダンス、および反射波の大きさ
をそれぞれ測定した。試料CおよびDについて
は、さらに38℃においても上記特性の測定を行つ
た。これらの結果を第1表に示す。第1表から明
らかなように、試料Bは25℃、Cは35℃および38
℃、Dは35〜40℃において、反射防止剤として用
いるのに適している。
【表】
[発明の効果]
本発明により、実用的な温度において水と等し
い音響インピーダンス1.46〜1.55×106[Kg/m2・
s]の値をもつシリコーンゴムを容易に得ること
ができる。これにより、水槽内壁などに散乱する
超音波の反射量を大幅に低減することができ、乳
線などの診断に用いる超音波装置の水槽内壁に用
いて有効である。
い音響インピーダンス1.46〜1.55×106[Kg/m2・
s]の値をもつシリコーンゴムを容易に得ること
ができる。これにより、水槽内壁などに散乱する
超音波の反射量を大幅に低減することができ、乳
線などの診断に用いる超音波装置の水槽内壁に用
いて有効である。
第1図は乳線診断用プローブのスキヤンの概念
図、第2図は音響吸収材が貼られた水槽内壁部の
断面図である。 1……超音波トランスジユーサ、2……被験
体、5……水槽、8……音響吸収材、9′,10
……反射音波。
図、第2図は音響吸収材が貼られた水槽内壁部の
断面図である。 1……超音波トランスジユーサ、2……被験
体、5……水槽、8……音響吸収材、9′,10
……反射音波。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 20〜40℃の間のひとつの温度における音響イ
ンピーダンスが、1.45〜1.55×106[Kg/m2・s]
である充填剤入シリコーンゴムからなることを特
徴とする水中音響無反射吸収材。 2 シリコーンゴムの充填剤として、平均粒径
0.5〜20μmのシリカがシリコーンゴム中53〜65重
量%充填されていることを特徴とする、特許請求
の範囲第1項記載の水中音響無反射吸収材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59042183A JPS60186894A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 水中音響無反射吸収材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59042183A JPS60186894A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 水中音響無反射吸収材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60186894A JPS60186894A (ja) | 1985-09-24 |
| JPH0451034B2 true JPH0451034B2 (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=12628882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59042183A Granted JPS60186894A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 水中音響無反射吸収材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60186894A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5573250A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-02 | Tokyo Shibaura Electric Co | Fantom for ultrasoniccwave diagnosis device performance test |
| JPS58216294A (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-15 | 松下電器産業株式会社 | 音響レンズ |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP59042183A patent/JPS60186894A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60186894A (ja) | 1985-09-24 |
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