JPH0451259Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0451259Y2 JPH0451259Y2 JP1988070998U JP7099888U JPH0451259Y2 JP H0451259 Y2 JPH0451259 Y2 JP H0451259Y2 JP 1988070998 U JP1988070998 U JP 1988070998U JP 7099888 U JP7099888 U JP 7099888U JP H0451259 Y2 JPH0451259 Y2 JP H0451259Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealed space
- tip
- pressure
- lip member
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、コンプレツサ等の機器のシヤフト外
周を密封するリツプシールの改良に関する。
周を密封するリツプシールの改良に関する。
この種のリツプシールの典型的な従来例が、例
えば特公昭30−3106号公報に開示されている。
えば特公昭30−3106号公報に開示されている。
このリツプシールは、第3図に示すように、弾
性体からなるリツプ部材101の先端部102を
除く部分の背面に金属補強体103を添着するこ
とによつて、耐圧性を向上させたものである。
性体からなるリツプ部材101の先端部102を
除く部分の背面に金属補強体103を添着するこ
とによつて、耐圧性を向上させたものである。
しかしながら、上記従来のリツプシールによる
と、第4図にその使用状態を示すように、密封空
間A側へテーパ状に突出したリツプ部材101の
先端部102は、シヤフト105の外周面との圧
接及び密封空間Aの圧力Pによつて湾曲形状に変
形し、その内周が引つ張り応力を受けるので、と
くにシヤフト105に径方向の軸振れがあると、
リツプ部材101の大気B側の面をテーパ状に延
びる金属補強体103の内径端部104との間に
剥離102aを生じやすく、シヤフト105の外
周面との摺動面106の幅が増大(ベタ当たり)
しやすいものであることが否めない。
と、第4図にその使用状態を示すように、密封空
間A側へテーパ状に突出したリツプ部材101の
先端部102は、シヤフト105の外周面との圧
接及び密封空間Aの圧力Pによつて湾曲形状に変
形し、その内周が引つ張り応力を受けるので、と
くにシヤフト105に径方向の軸振れがあると、
リツプ部材101の大気B側の面をテーパ状に延
びる金属補強体103の内径端部104との間に
剥離102aを生じやすく、シヤフト105の外
周面との摺動面106の幅が増大(ベタ当たり)
しやすいものであることが否めない。
また、この構造において、リツプ部材101の
耐圧性を高めるために、金属補強体103の内径
端部104を、前記摺動面106近傍まで延設す
ることが有効であるが、この場合、金属補強体1
03の内径端部104はリツプ部材101の先端
部102の内周に存在するものであるため、僅か
な軸振れによつても金属補強体103の内径端部
104がシヤフト105の外周面と干渉してしま
うことになり、前記内径端部104を延設するに
よつて耐圧性を向上させることは、事実上困難で
ある。
耐圧性を高めるために、金属補強体103の内径
端部104を、前記摺動面106近傍まで延設す
ることが有効であるが、この場合、金属補強体1
03の内径端部104はリツプ部材101の先端
部102の内周に存在するものであるため、僅か
な軸振れによつても金属補強体103の内径端部
104がシヤフト105の外周面と干渉してしま
うことになり、前記内径端部104を延設するに
よつて耐圧性を向上させることは、事実上困難で
ある。
したがつて、密封空間Aの圧力Pが上昇した場
合、リツプ部材101の先端部102が変形して
シヤフト105とベタ当たりし、過大な負荷によ
る摺動発熱の増大や、これによる材質の劣化、異
常摩耗といつた不具合が起こるおそれがある。
合、リツプ部材101の先端部102が変形して
シヤフト105とベタ当たりし、過大な負荷によ
る摺動発熱の増大や、これによる材質の劣化、異
常摩耗といつた不具合が起こるおそれがある。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、リツプ部材の耐
圧性を向上させて、長期間安定した密封性を維持
することにある。
ので、その目的とするところは、リツプ部材の耐
圧性を向上させて、長期間安定した密封性を維持
することにある。
上記技術的課題は、本考案によつて有効に解決
することができる。
することができる。
すなわち本考案のリツプシールは、密封液と接
するリツプ部材に、先端部を除く密封空間側の面
を被うように金属製補強環が接着され、前記先端
部の密封液と接する面が、径方向に対する密封空
間の圧力を互いに相殺するテーパ状の外向き受圧
面及びその内径の内向き受圧面からなることを特
徴とするものである。
するリツプ部材に、先端部を除く密封空間側の面
を被うように金属製補強環が接着され、前記先端
部の密封液と接する面が、径方向に対する密封空
間の圧力を互いに相殺するテーパ状の外向き受圧
面及びその内径の内向き受圧面からなることを特
徴とするものである。
本考案の構成によれば、密封液と接するリツプ
部材の密封空間側の面は、金属製補強環の存在に
より、密封空間の圧力を受けないため、該リツプ
部材は密封空間が高圧であつても大気側にはほと
んど撓まず、また、該リツプ部材の先端部に作用
する密封空間の圧力は、密封液と接する外向き受
圧面及び内向き受圧面によつて、径方向にバラン
スされることから、高圧条件下であつても、前記
先端部はシヤフトにベタ当りしない。
部材の密封空間側の面は、金属製補強環の存在に
より、密封空間の圧力を受けないため、該リツプ
部材は密封空間が高圧であつても大気側にはほと
んど撓まず、また、該リツプ部材の先端部に作用
する密封空間の圧力は、密封液と接する外向き受
圧面及び内向き受圧面によつて、径方向にバラン
スされることから、高圧条件下であつても、前記
先端部はシヤフトにベタ当りしない。
[実施例]
以下、本考案を図示の典型的な実施例に基いて
説明する。
説明する。
第1図に示す第一の実施例のリツプシールは、
密封空間Aの密封液である冷媒液(ガス)及び冷
凍機油と接するゴム材製リツプ部材2と、大気B
側のPTFE等の合成樹脂製のリツプ部材3と、こ
の合成樹脂製リツプ部材3を大気B側から支承す
るバツクアツプリング4と、両リツプ部材2,3
及びバツクアツプリング4の外径部をカシメ固定
している金属ケース1とを有する。
密封空間Aの密封液である冷媒液(ガス)及び冷
凍機油と接するゴム材製リツプ部材2と、大気B
側のPTFE等の合成樹脂製のリツプ部材3と、こ
の合成樹脂製リツプ部材3を大気B側から支承す
るバツクアツプリング4と、両リツプ部材2,3
及びバツクアツプリング4の外径部をカシメ固定
している金属ケース1とを有する。
そして、金属ケース1がハウジング7の軸孔内
周面8にOリング5を介して気密的に装着され、
軸孔内周面8の段差部と、この軸孔内周面8の溝
に嵌着したスナツプリング6との間に固定される
と共に、密封空間A側へ屈曲して延びるゴム材製
リツプ部材2の先端部2′の内径摺動面10が、
ハウジング7の軸孔に挿通したシヤフト9の外周
面と摺接し、密封空間Aすなわちコンプレツサ内
の密封液が大気B側へ漏れるのを阻止するもので
ある。
周面8にOリング5を介して気密的に装着され、
軸孔内周面8の段差部と、この軸孔内周面8の溝
に嵌着したスナツプリング6との間に固定される
と共に、密封空間A側へ屈曲して延びるゴム材製
リツプ部材2の先端部2′の内径摺動面10が、
ハウジング7の軸孔に挿通したシヤフト9の外周
面と摺接し、密封空間Aすなわちコンプレツサ内
の密封液が大気B側へ漏れるのを阻止するもので
ある。
密封空間A側にあつて密封液と接するゴム材製
リツプ部材2の密封空間A側の面2cには、該リ
ツプ部材2と対応して屈曲した断面形状を呈する
金属製補強環11が接着されている。そしてこの
リツプ部材2の先端部2′は、前記金属製補強環
11の先端縁11′から密封空間Aへ露出して、
シヤフト9の径方向変位に対する追随性が確保さ
れると共に、金属製補強環11の先端縁11′と
摺動面10の間の接液部分には、密封空間Aの圧
力を内径方向へ偏つた方向に受ける外径側のテー
パ状の外向き受圧面2aと、密封空間Aの圧力を
外径方向へ偏つた方向に受けて前記外向き受圧面
2aへの圧力とバランスさせる内径側の逆テーパ
状の内向き受圧面2bが形成されている。
リツプ部材2の密封空間A側の面2cには、該リ
ツプ部材2と対応して屈曲した断面形状を呈する
金属製補強環11が接着されている。そしてこの
リツプ部材2の先端部2′は、前記金属製補強環
11の先端縁11′から密封空間Aへ露出して、
シヤフト9の径方向変位に対する追随性が確保さ
れると共に、金属製補強環11の先端縁11′と
摺動面10の間の接液部分には、密封空間Aの圧
力を内径方向へ偏つた方向に受ける外径側のテー
パ状の外向き受圧面2aと、密封空間Aの圧力を
外径方向へ偏つた方向に受けて前記外向き受圧面
2aへの圧力とバランスさせる内径側の逆テーパ
状の内向き受圧面2bが形成されている。
上述のリツプシールは、ゴム材製リツプ部材2
の密封空間A側の面2cに金属製補強環11が被
着されているため、密封空間Aの圧力によつて該
リツプ部材2が全体的に大気B側へ大きく撓んで
しまうことがない。しかも前記金属性補強環11
から露出した先端部2′の外向き受圧面2aと、
その内径の内向き受圧面2bに作用する密封空間
Aの圧力Pa,Pbは径方向に対して均衡するため、
密封空間Aが高圧となつても、これに伴つて先端
部2′が内径側へ強く押圧されてシヤフト9の外
周面にベタ当たりすることがない。
の密封空間A側の面2cに金属製補強環11が被
着されているため、密封空間Aの圧力によつて該
リツプ部材2が全体的に大気B側へ大きく撓んで
しまうことがない。しかも前記金属性補強環11
から露出した先端部2′の外向き受圧面2aと、
その内径の内向き受圧面2bに作用する密封空間
Aの圧力Pa,Pbは径方向に対して均衡するため、
密封空間Aが高圧となつても、これに伴つて先端
部2′が内径側へ強く押圧されてシヤフト9の外
周面にベタ当たりすることがない。
したがつて、高圧条件でも、ゴム材製リツプ部
材2の先端部2′内径の摺動面10とシヤフト9
の外周面の摺動負荷による発熱の増大及び摩耗量
の増大を防止することができ、前記先端部2′が
外周側からの圧力Paによつて金属製補強環11
の先端縁11′から剥離することもない。
材2の先端部2′内径の摺動面10とシヤフト9
の外周面の摺動負荷による発熱の増大及び摩耗量
の増大を防止することができ、前記先端部2′が
外周側からの圧力Paによつて金属製補強環11
の先端縁11′から剥離することもない。
なお、金属製補強環11の先端縁11′は、ゴ
ム材製リツプ部材2の外周側に存在するので、こ
の補強環11がシヤフト9の外周面と干渉するよ
うなこともない。
ム材製リツプ部材2の外周側に存在するので、こ
の補強環11がシヤフト9の外周面と干渉するよ
うなこともない。
つぎに、第2図に示す第二の実施例のリツプシ
ールは、ゴム材製リツプ部材2に、金属製補強環
11の先端縁11′の内周に沿つて延びる円周状
の凹部12を設けることによつて、摺動面10を
有する先端部2′を、内径側へ分岐するごとく形
成したもので、前記凹部12によつて形成された
外向き受圧面2aとその内径側の内向き受圧面2
bによつて径方向の圧力バランスがなされる構成
となつており、上記第一の実施例と同様の効果が
得られる。また、密封空間Aの圧力による金属製
補強環11の先端縁11′とゴム材製リツプ部材
2の剥離が一層生じにくい構造となる。
ールは、ゴム材製リツプ部材2に、金属製補強環
11の先端縁11′の内周に沿つて延びる円周状
の凹部12を設けることによつて、摺動面10を
有する先端部2′を、内径側へ分岐するごとく形
成したもので、前記凹部12によつて形成された
外向き受圧面2aとその内径側の内向き受圧面2
bによつて径方向の圧力バランスがなされる構成
となつており、上記第一の実施例と同様の効果が
得られる。また、密封空間Aの圧力による金属製
補強環11の先端縁11′とゴム材製リツプ部材
2の剥離が一層生じにくい構造となる。
以上説明したとおり、本考案のリツプシールに
よれば、補強環をリツプ部材の密封空間側の面に
接着すると共に、シヤフトとの摺動面を有する先
端部を径方向に対して圧力均衡させたため、前記
先端部の内径の摺動面がシヤフト外周面にベタ当
りすることがなく、補強環がシヤフト外周面に干
渉したり、前記圧力によつてリツプ部材が補強環
から剥離してしまうこともない。したがつて耐圧
性が向上し、異常発熱が起こつてシール性が低下
するといつた不具合を解消することができ、高圧
条件でも長期間安定した性能を維持することがで
きる。
よれば、補強環をリツプ部材の密封空間側の面に
接着すると共に、シヤフトとの摺動面を有する先
端部を径方向に対して圧力均衡させたため、前記
先端部の内径の摺動面がシヤフト外周面にベタ当
りすることがなく、補強環がシヤフト外周面に干
渉したり、前記圧力によつてリツプ部材が補強環
から剥離してしまうこともない。したがつて耐圧
性が向上し、異常発熱が起こつてシール性が低下
するといつた不具合を解消することができ、高圧
条件でも長期間安定した性能を維持することがで
きる。
第1図は本考案の第一の実施例を示す使用状態
の半裁断面図、第2図は同第二の実施例を示す使
用状態の半裁断面図、第3図は従来例を示す部分
断面図、第4図は同従来例の使用時の不具合発生
状態を示す半裁断面図である。 1……金属ケース、2……密封液と接するリツ
プ部材、2′……先端部、2a……外向き受圧面、
2b……内向き受圧面、7……ハウジング、9…
…シヤフト、10……摺動面、11……金属製補
強環、A……密封空間。
の半裁断面図、第2図は同第二の実施例を示す使
用状態の半裁断面図、第3図は従来例を示す部分
断面図、第4図は同従来例の使用時の不具合発生
状態を示す半裁断面図である。 1……金属ケース、2……密封液と接するリツ
プ部材、2′……先端部、2a……外向き受圧面、
2b……内向き受圧面、7……ハウジング、9…
…シヤフト、10……摺動面、11……金属製補
強環、A……密封空間。
Claims (1)
- 密封空間側へ屈曲して延び先端部内周がシヤフ
ト外周面と摺接する1または複数のリツプ部材の
うち、密封液と接するリツプ部材に、先端部を除
く密封空間側の面を被うように金属製補強環が接
着され、前記先端部の密封液と接する面が、径方
向に対する密封空間の圧力を互いに相殺するテー
パ状の外向き受圧面及びその内径の内向き受圧面
からなることを特徴とするリツプシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988070998U JPH0451259Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988070998U JPH0451259Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174679U JPH01174679U (ja) | 1989-12-12 |
| JPH0451259Y2 true JPH0451259Y2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=31296212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988070998U Expired JPH0451259Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0451259Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988070998U patent/JPH0451259Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174679U (ja) | 1989-12-12 |
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