JPH0451263Y2 - - Google Patents

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JPH0451263Y2
JPH0451263Y2 JP16141687U JP16141687U JPH0451263Y2 JP H0451263 Y2 JPH0451263 Y2 JP H0451263Y2 JP 16141687 U JP16141687 U JP 16141687U JP 16141687 U JP16141687 U JP 16141687U JP H0451263 Y2 JPH0451263 Y2 JP H0451263Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液圧を一定に保持する調圧装置に
係り、詳しくは複数個の調圧手段を直列に接続し
て液圧を漸減しつつ余液を排出する液体の調圧装
置に関するものである。
〔従来の技術〕 液圧回路の被調圧部の調圧を行うために、調圧
弁が使用される。一般的な調圧弁(例:実開昭57
−33359号公報、実開昭60−67471号公報及び実開
昭61−66274号公報)では、被調圧部へ接続され
る入口と余液を放出する余液口との間に弁座が設
けられ、入口側の液圧を受ける球状又は円錐状の
弁体を圧縮コイルばねにより弁座に押圧してい
る。そして、入口側の液圧が所定値を越えると、
弁体が圧縮コイルばねに抗して弁座から離れ、入
口の液体を余液口の方へ流し、被調圧部の液圧を
低下させるようになつている。
従来の調圧装置では、このような1個の調圧弁
を単独で被調圧部へ接続し、被調圧部の調圧を行
つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
したがつて、1個の調圧弁から成る従来の調圧
装置を特に超高圧の調圧に使用する場合、次のよ
うな問題点が生じている。
(1) 超高圧の液体が調圧弁の入口から余液口へ弁
座及び弁体を抜けて一気に大気圧まで下るの
で、弁座及び弁体が大きな圧力差を受けて、摩
耗が促進され、調圧弁の寿命が低下する。
(2) 弁座及び弁体の摩耗を抑制するために、超硬
合金等、高価な材料を使用しなければならず、
コストが上昇する。
(3) 弁座と弁体との間隙から高圧液がジエツト流
状態で噴出するため、ジエツト流が当たる部位
の摩耗が速く、寿命が短くなる。また、これを
抑制するために高価な硬い材料が必要となる。
(4) 超高圧に対抗して弁体を弁座に押圧するのに
必要なばねが大型化する。
そこで、この出願人は昭和62年9月26日付け特
許願において、複数個の調圧手段を直列に接続し
て液圧を漸減しつつ余液を排出する液体の調圧装
置を提示した。その調圧装置の実施例では、各調
圧手段はそれらの中心線が互いに平行となるよう
に配設され、液体は調圧装置の入口から余液口ま
で屈曲しながら流れている。
この考案は、その先の特許願の改良に係り、各
調圧手段の弁体の作動が安定化し、かつ余液口へ
の液体の流れが円滑である液体の調圧装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による液体の調圧装置は、軸方向へ一
列に並んでボデー内に形成され最上流側の圧力室
が被調圧部へ接続されている複数個の圧力室と、
上流側の圧力室と下流側の圧力室との境界及び最
下流側の圧力室と余液口との境界にそれぞれ配設
される弁座と、各弁座にそれぞれ就座可能であり
弁座に対して上流側の圧力室の液圧を受ける弁体
と、各弁体を各弁座へ押圧するばねとを有してな
る。
〔作用〕
各弁座及び弁体は、上流側の圧力室と下流側の
圧力室との差圧、又は最下流側の圧力室と余液口
との差圧を受ける。そして、差圧が、各ばねの設
定荷重を越えると、弁体が弁座から離れ、上流側
の圧力室から下流側の圧力室へ、又は最下流側の
圧力室から余液口へ液体が流れる。こうして、被
調圧部の液圧は、順次、減少して、余液口へ導か
れる。
最上流側の圧力室から最下流側の圧力室まで、
軸方向へ一列に並んで配列されているので、調圧
装置内における液体の流れがほぼ直線的となる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
図面は調圧装置の構造を示す縦断面図である。
ボデー10内には、軸方向へ一列に並んで複数個
(図示の実施例では3個)の圧力室12a,12
b,12cが形成され、入口14は、液圧回路の
被調圧部、例えばポンプの吐出口側へ接続される
とともに、最上流側の圧力室12aへ連通してい
る。弁座16a,16b,16cは、それぞれ圧
力室12a,12b,12cの下流側の境界に配
設され、Oリング18a,18b,18cは、そ
れぞれ弁座16a,16b,16cの周部の環状
溝に嵌着され、周部における液漏れを防止してい
る。弁座16a,16bの軸方向位置を固定する
ため、ボデー10の圧力室12a側の開口から弁
座16b、スペーサ20、弁座16a及びスペー
サ22が順番に嵌挿され、弁座16bはボデー1
0内の段部に当接している。蓋24は、ボデー1
0の圧力室12a側の開口を覆うようにボデー1
0の圧力室12a側の端面に当てられ、ボルト2
6によりボデー10の圧力室12a側の端面に固
定される。Oリング28は、蓋24とのボデー1
0の接合面の環状溝に嵌着され、その接合部の液
密を保持し、通孔30は、スペーサ22に形成さ
れて圧力室12aと入口14とを互いに連通させ
ている。
円錐台状の弁体32a,32b,32cは、そ
れぞれ弁座16a,16b,16cの下流側に配
設されてそれらに就座可能となつている。弁体3
2a,32b,32cは互いに異なる材料から成
つてもよく、また、弁座16a,16b,16c
も互いに異なる材料から成つてもよい。貫通棒3
4は、弁座16a,16b,16cの孔の中心を
貫通して延び、貫通棒34の一端は蓋24を貫通
してボデー10の外部に達している。弁体32a
は、貫通棒34に固定され、貫通棒34と一体的
に運動し、弁体32b,32cは貫通棒34のボ
デー10内の端部に軸方向へ摺動自在に嵌装され
ている。Oリング35b,35cは、弁体32
b,32cの内周の環状溝に嵌着され、弁体32
b,32cの内周と貫通棒34の周部との間の液
密を保持する。Oリング36は、蓋24における
貫通棒34の貫通部に嵌着され、止め輪38によ
り抜けを阻止され、貫通部における液密を保持す
る。蓋24から外部に露出する貫通棒34の端部
には、ばね座40が嵌装されるとともに、ナツト
42が螺合され、圧縮コイルばね44は、貫通棒
34に嵌装された状態でばね座40とナツト42
との間に縮設され、貫通棒34をボデー10の外
部へ引き出す方向へ、すなわち弁体32aを弁座
16aへ押圧する方向へ付勢力を及ぼしている。
調節ねじ46は、ボデー10の反ナツト42側の
開口に螺合して、弁座16cの抜けを阻止し、調
節ねじ48は調節ねじ46の内孔に反弁座16c
側から螺合している。Oリング50,52は、そ
れぞれ調節ねじ46,48の先端外周の環状溝に
嵌着され、各外周部における液密を保持する。余
液口54は、調節ねじ48の内孔として形成され
る。圧縮コイルばね56bは、弁体32bと弁座
16cとの間に縮設され、弁体32bを弁座16
bへ押圧し、また、圧縮コイルばね56cは、弁
体32cと調節ねじ48の先端部の段部との間に
縮設され、弁体32cを弁座16cに押圧してい
る。ストツパ58は、貫通棒34の反ナツト42
側の端部に嵌着され、貫通棒34からの弁体32
cの抜けを防止している。
実施例の作用について説明する。
弁体32a,32b,32c及び弁座16a,
16b,16cは、上流側の圧力室としての圧力
室12a,12bと下流側の圧力室としての圧力
室12b,12cとの差圧、及び最下流側の圧力
室としての圧力室12cと余液口54との差圧を
それぞれ受ける。そして、各差圧が、圧縮コイル
ばね44,56b又は56cの設定荷重を越える
と、弁体32a,32b又は32cが弁座16
a,16b又は16cから離れ、圧力室12a,
12bから圧力室12b,12cへ、又は圧力室
12cから余液口54へ液体が流れる。こうし
て、入口14の液圧は、順次、減少して、入口1
4から余液口54へ導かれる。例えば、被調圧部
の調圧値を600Kg・f/cm2とすると、圧力室12
a,12b,12c及び余液口54の液圧をそれ
ぞれ600Kg・f/cm2、400Kg・f/cm2、200Kg・
f/cm2、0Kg・f/cm2に設定することが可能であ
る。なお、圧縮コイルばね44の設定荷重はナツ
ト42を回すことにより、また、圧縮コイルばね
56b,56cの設定荷重はそれぞれ調節ねじ4
6,48を回すことにより、調整することができ
る。したがつて、入口14における調圧値も、ナ
ツト42及び調節ねじ46,48の回転により所
定の範囲で調整することができる。
圧力室12a,12b,12cは軸方向へ一列
に並んで配列されているので、調圧装置内におけ
る液体の流れがほぼ直線的となり、弁体32a,
32b,32cの作動は安定化し、調圧装置内に
おける液体の流れも円滑となる。
〔考案の効果〕
このように、この考案によれば、弁座と、この
弁座に就座可能で上流側の圧力室の液圧を受ける
弁体と、及びこの弁体を弁座へ付勢するばねとを
含む調圧手段が直列に接続され、被調圧部の液体
は、各調圧手段において順次漸減しつつ余液口へ
導かれ、被調圧部の調圧が行われる。そして、各
弁座及び弁体は上流側の圧力室と下流側の圧力室
との差圧、又は最下流側の圧力室と余液口との差
圧がかかるので、負荷が小さくなり、摩耗の抑制
及び寿命の増大を図ることができるとともに、高
価な材料の使用を回避することができる。さら
に、弁体と弁座との間の間隙からのジエツト流が
弱まるので、高圧のジエツト流による摩耗が抑制
され、また、弁体の付勢用のばねに必要な付勢力
が減少して、ばねを小型にすることができる。
この考案では、最上流側の圧力室から最下流側
の圧力室まで、軸方向へ一列に並んで配列されて
いるので、調圧装置内における液体の流れがほぼ
直線的となり、この結果、各弁体の作動が安定化
し、かつ余液口への液体の流れが円滑となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例に係る液体の調圧装
置の構造を示す縦断面図である。 10……ボデー、12a,12b,12c……
圧力室、16a,16b,16c……弁座、32
a,32b,32c……弁体、44,56b,5
6c……圧縮コイルばね、54……余液口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸方向へ一列に並んでボデー10内に形成さ
    れ最上流側の圧力室12aが被調圧部へ接続さ
    れている複数個の圧力室12a,12b,12
    cと、上流側の圧力室12a,12bと下流側
    の圧力室12b,12cとの境界及び最下流側
    の圧力室12cと余液口54との境界にそれぞ
    れ配設される弁座16a,16b,16cと、
    各弁座16a,16b,16cにそれぞれ就座
    可能であり弁座16a,16b,16cに対し
    て上流側の圧力室12a,12b,12cの液
    圧を受ける弁体32a,32b,32cと、各
    弁体32a,32b,32cを各弁座16a,
    16b,16cへ押圧するばね44,56b,
    56cとを有してなることを特徴とする液体の
    調圧装置。 (2) 共通の貫通棒34が全部の弁座16a,16
    b,16cの中心を貫通して延びており、最上
    流側の弁体32aはこの貫通棒34と一体的に
    運動し、他の弁体32b,32cは前記貫通棒
    34に対して軸方向へ相対移動自在に嵌装さ
    れ、最上流側の弁体32a用のばね44は前記
    貫通棒34を介して最上流側の弁体32aを弁
    座16aへ押圧していることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の液体の調圧装
    置。 (3) 最上流側の弁体32a以外の弁体32b,3
    2c用のばね56b,56cは、そのばね56
    b,56cが付勢する弁体32b,32cと次
    段の弁座16b又はストツパ48との間に縮設
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項記載の液体の調圧装
    置。 (4) 最上流側の弁体32a用のばね44は、前記
    ボデー10の外部において前記貫通棒34に嵌
    装され前記貫通棒34に螺合するナツト42に
    より予荷重を調整されることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第2項記載の液体の調圧装
    置。 (5) 最上流側の弁体32a以外の弁体32b,3
    2c用のばね56b,56cの予荷重はそのば
    ね56b,56cが当接する弁座16b又はス
    トツパ48の軸方向位置により調整されること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第3項記
    載の液体の調圧装置。
JP16141687U 1987-10-23 1987-10-23 Expired JPH0451263Y2 (ja)

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