JPH0452024Y2 - - Google Patents
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- JPH0452024Y2 JPH0452024Y2 JP10044887U JP10044887U JPH0452024Y2 JP H0452024 Y2 JPH0452024 Y2 JP H0452024Y2 JP 10044887 U JP10044887 U JP 10044887U JP 10044887 U JP10044887 U JP 10044887U JP H0452024 Y2 JPH0452024 Y2 JP H0452024Y2
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- Japan
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- needle
- injection
- plunger
- nozzle
- needle valve
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は射出成形機用のバルブノズルに係り、
特に射出操作時における圧力損失を低減すること
のできる射出成形機用バルブノズルに関するもの
である。
特に射出操作時における圧力損失を低減すること
のできる射出成形機用バルブノズルに関するもの
である。
(従来技術)
射出成形機において、加熱シリンダの先端部に
取り付けられるノズルとして、従来より、加熱シ
リンダの先端部に取り付けられるノズル本体の射
出樹脂通路の先端側部位に弁座を形成すると共
に、該ノズル本体の射出樹脂通路内に、該ノズル
本体の軸心方向に所定距離移動可能な状態で、先
端部にニードル弁部を備えたニードル弁部材を配
置し、該ニードル弁部材の該ノズル本体の先端側
への移動により、該ニードル弁部材のニードル弁
部を前記弁座に着座させて、樹脂材料の射出を阻
止するようにする一方、該ニードル弁部材の前記
ノズル本体の基端側への移動により、該ニードル
弁部を該弁座から離脱させて、樹脂材料の射出を
許容するようにしたバルブノズルが知られてい
る。
取り付けられるノズルとして、従来より、加熱シ
リンダの先端部に取り付けられるノズル本体の射
出樹脂通路の先端側部位に弁座を形成すると共
に、該ノズル本体の射出樹脂通路内に、該ノズル
本体の軸心方向に所定距離移動可能な状態で、先
端部にニードル弁部を備えたニードル弁部材を配
置し、該ニードル弁部材の該ノズル本体の先端側
への移動により、該ニードル弁部材のニードル弁
部を前記弁座に着座させて、樹脂材料の射出を阻
止するようにする一方、該ニードル弁部材の前記
ノズル本体の基端側への移動により、該ニードル
弁部を該弁座から離脱させて、樹脂材料の射出を
許容するようにしたバルブノズルが知られてい
る。
このようなバルブノズルによれば、ニードル弁
部材のニードル弁部をノズル本体の弁座に着座さ
せることにより、非射出操作時において、樹脂材
料がノズルから漏出することを阻止できるため、
樹脂材料の鼻たれ(drooling)や糸引きを防止で
きるといつた利点があるのである。
部材のニードル弁部をノズル本体の弁座に着座さ
せることにより、非射出操作時において、樹脂材
料がノズルから漏出することを阻止できるため、
樹脂材料の鼻たれ(drooling)や糸引きを防止で
きるといつた利点があるのである。
ところで、この種のバルブノズルは、従来、例
えば第3図に示されてなるように、ノズル本体2
の射出樹脂通路4内に配置されたニードル弁部材
6が、バネ部材8によつて常時その先端側に付勢
された構造を有しており、常には、かかるバネ部
材8の付勢力によつて、該ニードル弁部材6のニ
ードル弁部10が射出樹脂通路4の弁座12に着
座せしめられるようになつていた。そして、樹脂
材料の射出時において、樹脂圧が高められ、射出
樹脂通路4内の樹脂圧がバネ部材8の付勢力に打
ち勝つてニードル弁部材6を後退作動させたとき
だけ、ニードル弁部材6のニードル弁部10が弁
座12から離脱されるようになつていた。つま
り、樹脂材料の射出時において、射出樹脂通路4
内の樹脂圧がバネ部材8の付勢力に打ち勝つ大き
さ以上に高められたとき、樹脂材料の射出が許容
せしめられるようになつていたのである。
えば第3図に示されてなるように、ノズル本体2
の射出樹脂通路4内に配置されたニードル弁部材
6が、バネ部材8によつて常時その先端側に付勢
された構造を有しており、常には、かかるバネ部
材8の付勢力によつて、該ニードル弁部材6のニ
ードル弁部10が射出樹脂通路4の弁座12に着
座せしめられるようになつていた。そして、樹脂
材料の射出時において、樹脂圧が高められ、射出
樹脂通路4内の樹脂圧がバネ部材8の付勢力に打
ち勝つてニードル弁部材6を後退作動させたとき
だけ、ニードル弁部材6のニードル弁部10が弁
座12から離脱されるようになつていた。つま
り、樹脂材料の射出時において、射出樹脂通路4
内の樹脂圧がバネ部材8の付勢力に打ち勝つ大き
さ以上に高められたとき、樹脂材料の射出が許容
せしめられるようになつていたのである。
(問題点)
そしてそのために、従来のバルブノズルでは、
バネ部材8の付勢力に抗してニードル弁部材10
を後退作動させる分だけ、射出時における樹脂圧
が低下して、圧力損失が大きくなるといつた不具
合があつた。
バネ部材8の付勢力に抗してニードル弁部材10
を後退作動させる分だけ、射出時における樹脂圧
が低下して、圧力損失が大きくなるといつた不具
合があつた。
一方、これに対して、前述の如き、バルブノズ
ルにおいて、ノズル本体の外部に設けた油圧シリ
ンダ乃至は空気圧シリンダにより、ニードル弁部
材をその軸心方向に強制的に移動させる構造を採
用することが考えられる。ノズル本体の外部に設
けたシリンダによつてニードル弁部材をその軸心
方向に強制的に移動させるようにすれば、ニード
ル弁部材を移動させるために樹脂圧が低下するこ
とを良好に回避できるのであり、従つて、ニード
ル弁部材の移動に起因して圧力損失が増加するこ
とを良好に防止することができるのである。
ルにおいて、ノズル本体の外部に設けた油圧シリ
ンダ乃至は空気圧シリンダにより、ニードル弁部
材をその軸心方向に強制的に移動させる構造を採
用することが考えられる。ノズル本体の外部に設
けたシリンダによつてニードル弁部材をその軸心
方向に強制的に移動させるようにすれば、ニード
ル弁部材を移動させるために樹脂圧が低下するこ
とを良好に回避できるのであり、従つて、ニード
ル弁部材の移動に起因して圧力損失が増加するこ
とを良好に防止することができるのである。
しかしながら、この場合には、その構造上、ノ
ズル本体の外部にヒータ手段を配設することが難
しいことから、樹脂温度が低下して、射出時にお
ける樹脂材料の流動抵抗が大きくなるといつた問
題があるのであり、また、特に、空気圧シリンダ
を採用する場合には、空気圧を高めることに限界
があるため、樹脂圧に抗してニードル弁部材を移
動させる必要上、シリンダが著しく大形化すると
いつた問題があるのである。
ズル本体の外部にヒータ手段を配設することが難
しいことから、樹脂温度が低下して、射出時にお
ける樹脂材料の流動抵抗が大きくなるといつた問
題があるのであり、また、特に、空気圧シリンダ
を採用する場合には、空気圧を高めることに限界
があるため、樹脂圧に抗してニードル弁部材を移
動させる必要上、シリンダが著しく大形化すると
いつた問題があるのである。
(解決手段)
ここにおいて、本考案は、このような事情に鑑
みて為されたものであり、その要旨とするところ
は、前述の如き、加熱シリンダの先端部に取り付
けられるノズル本体の射出樹脂通路の先端側部位
に弁座を形成すると共に、該ノズル本体の射出樹
脂通路内に、該ノズル本体の軸心方向に所定距離
移動可能な状態で、先端部にニードル弁部を備え
たニードル弁部材を配置し、該ニードル弁部材の
該ノズル本体の先端側への移動により、該ニード
ル弁部材のニードル弁部を前記弁座に着座させ
て、樹脂材料の射出を阻止するようにする一方、
該ニードル弁部材の前記ノズル本体の基端側への
移動により、該ニードル弁部を該弁座から離脱さ
せて、樹脂材料の射出を許容するようにした射出
成形機用バルブノズルにおいて、前記ニードル弁
部材を、樹脂通路となる所定深さの有底穴を有す
る有底筒部と、該有底筒部の底壁から該有底筒部
と同軸的に延び出させられた、先端部に前記ニー
ドル弁部を備えた所定長さのニードル部と、前記
有底筒部の底壁を内外に貫通する状態で形成され
た、1または複数の樹脂通孔とを備えたニードル
プランジヤにて構成する一方、該ニードルプラン
ジヤを、前記ノズル本体の射出樹脂通路内に、前
記有底筒部が該射出樹脂通路と摺動可能に嵌合す
る状態で、且つ、前記ニードル部のニードル弁部
が前記射出樹脂通路の弁座に着座する前進端位置
と、該有底筒部の基端側の環状端面が該射出樹脂
通路の基端側部位に形成された環状段付面に当接
する後退端位置との間で移動可能な状態で配設せ
しめると共に、該ニードルプランジヤの後退端位
置において、該有底筒部の環状端面が少なくとも
その環状の内周縁部で該射出樹脂通路の環状段付
面と当接するようになして、射出時における樹脂
材料の流れが該有底筒部の環状端面に当たること
を防止するように為し、更に、該ニードルプラン
ジヤの有底筒部と前記ノズル本体の内壁との間
に、第一の空気室への圧縮空気の供給によつて該
ニードルプランジヤをその先端部に移動せしめる
と共に、第二の空気室への圧縮空気の供給によつ
て該ニードルプランジヤをその基端部に移動せし
める空気圧ピストン機構を設け、該空気圧ピスト
ン機構の第一および第二の空気室に圧縮空気を選
択的に供給することにより、該ニードルプランジ
ヤを前記前進端位置と前記後退端位置とに選択的
に移動させ得るようにしたことにある。
みて為されたものであり、その要旨とするところ
は、前述の如き、加熱シリンダの先端部に取り付
けられるノズル本体の射出樹脂通路の先端側部位
に弁座を形成すると共に、該ノズル本体の射出樹
脂通路内に、該ノズル本体の軸心方向に所定距離
移動可能な状態で、先端部にニードル弁部を備え
たニードル弁部材を配置し、該ニードル弁部材の
該ノズル本体の先端側への移動により、該ニード
ル弁部材のニードル弁部を前記弁座に着座させ
て、樹脂材料の射出を阻止するようにする一方、
該ニードル弁部材の前記ノズル本体の基端側への
移動により、該ニードル弁部を該弁座から離脱さ
せて、樹脂材料の射出を許容するようにした射出
成形機用バルブノズルにおいて、前記ニードル弁
部材を、樹脂通路となる所定深さの有底穴を有す
る有底筒部と、該有底筒部の底壁から該有底筒部
と同軸的に延び出させられた、先端部に前記ニー
ドル弁部を備えた所定長さのニードル部と、前記
有底筒部の底壁を内外に貫通する状態で形成され
た、1または複数の樹脂通孔とを備えたニードル
プランジヤにて構成する一方、該ニードルプラン
ジヤを、前記ノズル本体の射出樹脂通路内に、前
記有底筒部が該射出樹脂通路と摺動可能に嵌合す
る状態で、且つ、前記ニードル部のニードル弁部
が前記射出樹脂通路の弁座に着座する前進端位置
と、該有底筒部の基端側の環状端面が該射出樹脂
通路の基端側部位に形成された環状段付面に当接
する後退端位置との間で移動可能な状態で配設せ
しめると共に、該ニードルプランジヤの後退端位
置において、該有底筒部の環状端面が少なくとも
その環状の内周縁部で該射出樹脂通路の環状段付
面と当接するようになして、射出時における樹脂
材料の流れが該有底筒部の環状端面に当たること
を防止するように為し、更に、該ニードルプラン
ジヤの有底筒部と前記ノズル本体の内壁との間
に、第一の空気室への圧縮空気の供給によつて該
ニードルプランジヤをその先端部に移動せしめる
と共に、第二の空気室への圧縮空気の供給によつ
て該ニードルプランジヤをその基端部に移動せし
める空気圧ピストン機構を設け、該空気圧ピスト
ン機構の第一および第二の空気室に圧縮空気を選
択的に供給することにより、該ニードルプランジ
ヤを前記前進端位置と前記後退端位置とに選択的
に移動させ得るようにしたことにある。
(作用・効果)
かかる本考案に従うバルブノズルによれば、空
気圧ピストン機構の第一および第二の空気室への
圧縮空気の選択的な供給により、ニードル弁部材
としてのニードルプランジヤを、樹脂材料の射出
を阻止する位置(前進端位置)と、許容する位置
(後退端位置)とに選択的に移動させることがで
きることから、空気圧ピストン機構にてニードル
プランジヤをその前進端位置に移動させることに
より、非射出時における樹脂材料の鼻たれや糸引
きを防止することができるのであり、また空気圧
ピストン機構にてニードルプランジヤをその後退
端位置に移動させることにより、ニードルプラン
ジヤを移動させることに起因する射出時の圧力損
失の増加を良好に防止することができるのであ
る。そして、本考案では、そのような空気圧ピス
トン機構がノズル本体内に設けられていることか
ら、ノズル本体の外周部にバンドヒータ等のヒー
タ手段を容易に配設することができるのであり、
それ故、樹脂温度が低下して、樹脂材料の流動抵
抗が大きくなることを良好に回避することができ
るのである。
気圧ピストン機構の第一および第二の空気室への
圧縮空気の選択的な供給により、ニードル弁部材
としてのニードルプランジヤを、樹脂材料の射出
を阻止する位置(前進端位置)と、許容する位置
(後退端位置)とに選択的に移動させることがで
きることから、空気圧ピストン機構にてニードル
プランジヤをその前進端位置に移動させることに
より、非射出時における樹脂材料の鼻たれや糸引
きを防止することができるのであり、また空気圧
ピストン機構にてニードルプランジヤをその後退
端位置に移動させることにより、ニードルプラン
ジヤを移動させることに起因する射出時の圧力損
失の増加を良好に防止することができるのであ
る。そして、本考案では、そのような空気圧ピス
トン機構がノズル本体内に設けられていることか
ら、ノズル本体の外周部にバンドヒータ等のヒー
タ手段を容易に配設することができるのであり、
それ故、樹脂温度が低下して、樹脂材料の流動抵
抗が大きくなることを良好に回避することができ
るのである。
また、本考案に従うバルブノズルによれば、ニ
ードルプランジヤが後退端位置に移動した状態に
おいて、そのニードルプランジヤの基端側の環状
端面が射出樹脂通路に形成された環状段付面に当
接して、射出時における樹脂材料の流れがその環
状端面に当たらないようにされているため、ニー
ドルプランジヤを後退端位置に保持するための力
が小さくて済むのであり、従つて、空気圧ピスト
ン機構、ひいてはノズル全体の大形化を招くこと
なく、空気圧ピストン機構によつてニードルプラ
ンジヤをその後退端位置に安定して保持すること
ができるのである。そしてそれ故、ノズル全体の
大きさをコンパクトに保ちつつ、射出操作を安定
して行なうことができるのである。
ードルプランジヤが後退端位置に移動した状態に
おいて、そのニードルプランジヤの基端側の環状
端面が射出樹脂通路に形成された環状段付面に当
接して、射出時における樹脂材料の流れがその環
状端面に当たらないようにされているため、ニー
ドルプランジヤを後退端位置に保持するための力
が小さくて済むのであり、従つて、空気圧ピスト
ン機構、ひいてはノズル全体の大形化を招くこと
なく、空気圧ピストン機構によつてニードルプラ
ンジヤをその後退端位置に安定して保持すること
ができるのである。そしてそれ故、ノズル全体の
大きさをコンパクトに保ちつつ、射出操作を安定
して行なうことができるのである。
すなわち、射出時における樹脂圧は圧縮空気の
空気圧に比べて著しく大きいため、射出時におけ
る樹脂材料の流れがニードルプランジヤの基端側
の環状端面に当たるようになつていると、その環
状端面に樹脂材料の流れが当たることに起因し
て、ニードルプランジヤを前進作動させる方向の
力が著しく大きくなつてしまうのであり、従つて
空気圧ピストン機構、ひいてはノズル全体を極め
て大きくしない限り、空気圧ピストン機構によつ
て作用せしめられるニードルプランジヤの後退作
動方向への力に拘わらず、ニードルプランジヤが
その後退端位置から前進端位置へ移動させられて
しまうのである。そして、該ニードルプランジヤ
の前進端位置への移動によつて樹脂材料の射出が
阻止され、樹脂材料の流れが無くなると、空気圧
ピストン機構による後退作動方向への力によつて
ニードルプランジヤが再び後退端位置に移動せし
められるのであり、そのような作動の繰り返し
(ハンチング)によつて、射出操作が著しく不安
定になるのである。
空気圧に比べて著しく大きいため、射出時におけ
る樹脂材料の流れがニードルプランジヤの基端側
の環状端面に当たるようになつていると、その環
状端面に樹脂材料の流れが当たることに起因し
て、ニードルプランジヤを前進作動させる方向の
力が著しく大きくなつてしまうのであり、従つて
空気圧ピストン機構、ひいてはノズル全体を極め
て大きくしない限り、空気圧ピストン機構によつ
て作用せしめられるニードルプランジヤの後退作
動方向への力に拘わらず、ニードルプランジヤが
その後退端位置から前進端位置へ移動させられて
しまうのである。そして、該ニードルプランジヤ
の前進端位置への移動によつて樹脂材料の射出が
阻止され、樹脂材料の流れが無くなると、空気圧
ピストン機構による後退作動方向への力によつて
ニードルプランジヤが再び後退端位置に移動せし
められるのであり、そのような作動の繰り返し
(ハンチング)によつて、射出操作が著しく不安
定になるのである。
これに対し、本考案では、前述のように、ニー
ドルプランジヤが後退端位置に移動した状態にお
いて、ニードルプランジヤの基端側の環状端面に
対して樹脂材料の流れが当たらないようにされて
いるため、かかる樹脂材料の流れによつてニード
ルプランジヤを前進作動させる方向の力が著しく
大きくなるようなことがないのであり、従つて比
較的コンパクトな空気圧ピストン機構によつてニ
ードルプランジヤをその後退端位置に安定して保
持することができるのであり、それ故、ノズルを
大形化することなく、射出操作を安定して行なう
ことが可能となるのである。
ドルプランジヤが後退端位置に移動した状態にお
いて、ニードルプランジヤの基端側の環状端面に
対して樹脂材料の流れが当たらないようにされて
いるため、かかる樹脂材料の流れによつてニード
ルプランジヤを前進作動させる方向の力が著しく
大きくなるようなことがないのであり、従つて比
較的コンパクトな空気圧ピストン機構によつてニ
ードルプランジヤをその後退端位置に安定して保
持することができるのであり、それ故、ノズルを
大形化することなく、射出操作を安定して行なう
ことが可能となるのである。
(実施例)
以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面を基づいて詳細に説
明する。
ために、その一実施例を図面を基づいて詳細に説
明する。
先ず、第1図は、本考案に従う射出成形機用バ
ルブノズルの一例を示すものであるが、そこに示
されているように、本実施例のバルブノズルは、
長手筒状のノズル本体20内に、同じく長手状を
成すニードル弁部材としてのニードルプランジヤ
22が、長手方向に所定距離移動可能に収容され
た構造を有している。そして、ノズル本体20の
基端部外周面に設けられた取付ネジ部24におい
て、射出成形機の加熱シリンダの先端に取り付け
られるようになつている。
ルブノズルの一例を示すものであるが、そこに示
されているように、本実施例のバルブノズルは、
長手筒状のノズル本体20内に、同じく長手状を
成すニードル弁部材としてのニードルプランジヤ
22が、長手方向に所定距離移動可能に収容され
た構造を有している。そして、ノズル本体20の
基端部外周面に設けられた取付ネジ部24におい
て、射出成形機の加熱シリンダの先端に取り付け
られるようになつている。
ここにおいて、ノズル本体20は、基端部に上
記取付ネジ部24を有すると共に、先端部に雌ネ
ジ部25を備えた比較的大径の長手筒状のノズル
基部26と、基端部に形成された雄ネジ部27に
おいて該ノズル基部26の雌ネジ部25に螺着さ
れて、比較的小径の長手筒状のノズルヘツド28
とから成つており、それらを軸心方向に貫通する
状態で射出樹脂通路としての貫通孔30が形成さ
れている。そして、ここでは、かかるノズル本体
20の貫通孔30が、ノズル本体20の基端側、
すなわち射出樹脂通路の上流側から、順に、テー
パ部32、小径部34、大径部36、中径部38
および小径のランド部40とされ、前記加熱シリ
ンダ内で加熱、流動化された樹脂材料が、該加熱
シリンダ内の射出スクリユ乃至は射出プランジヤ
の前進作動に伴い、かかるテーパ部32、小径部
34、大径部36および中径部38内を順次導か
れてノズル本体20の先端のランド部40に導か
れ、このランド部40から外部に射出せしめられ
るようになつている。
記取付ネジ部24を有すると共に、先端部に雌ネ
ジ部25を備えた比較的大径の長手筒状のノズル
基部26と、基端部に形成された雄ネジ部27に
おいて該ノズル基部26の雌ネジ部25に螺着さ
れて、比較的小径の長手筒状のノズルヘツド28
とから成つており、それらを軸心方向に貫通する
状態で射出樹脂通路としての貫通孔30が形成さ
れている。そして、ここでは、かかるノズル本体
20の貫通孔30が、ノズル本体20の基端側、
すなわち射出樹脂通路の上流側から、順に、テー
パ部32、小径部34、大径部36、中径部38
および小径のランド部40とされ、前記加熱シリ
ンダ内で加熱、流動化された樹脂材料が、該加熱
シリンダ内の射出スクリユ乃至は射出プランジヤ
の前進作動に伴い、かかるテーパ部32、小径部
34、大径部36および中径部38内を順次導か
れてノズル本体20の先端のランド部40に導か
れ、このランド部40から外部に射出せしめられ
るようになつている。
なお、図示されているように、ここでは、貫通
孔30のテーパ部32、小径部34および大径部
36がノズル基部26側に、また中径部38およ
びランド部40がノズルヘツド28側に形成され
ている。また、貫通孔30の大径部36と中径部
38、および中径部38とランド部40とは、そ
れぞれ、テーパ部44,46によつて連続的に接
続されているが、小径部34と大径部36との間
には、環状の段付面42が形成されている。さら
に、図示されているように、ここでは、ノズルヘ
ツド28の外周面、ノズル基部26の軸心方向中
央部の外周面、およびノズル基部26の先端部の
雌ネジ形成部48の外周面に対して、それぞれ、
ノズル本体20を加熱するためのヒータ手段であ
るバンドヒータ50a,50bおよび50cが配
設されている。
孔30のテーパ部32、小径部34および大径部
36がノズル基部26側に、また中径部38およ
びランド部40がノズルヘツド28側に形成され
ている。また、貫通孔30の大径部36と中径部
38、および中径部38とランド部40とは、そ
れぞれ、テーパ部44,46によつて連続的に接
続されているが、小径部34と大径部36との間
には、環状の段付面42が形成されている。さら
に、図示されているように、ここでは、ノズルヘ
ツド28の外周面、ノズル基部26の軸心方向中
央部の外周面、およびノズル基部26の先端部の
雌ネジ形成部48の外周面に対して、それぞれ、
ノズル本体20を加熱するためのヒータ手段であ
るバンドヒータ50a,50bおよび50cが配
設されている。
一方、前記ニードルプランジヤ22は、図示さ
れているように、所定深さの有底穴51を有す
る、略有底円筒状の有底筒部としてのプランジヤ
本体52と、該プランジヤ本体52の底壁から該
プランジヤ本体52と同軸的に延び出させられ
た、先端部に円錐状のニードル弁部54を備えた
所定長さのニードル部56と、プランジヤ本体5
2の底壁を内外に貫通する状態で放射状に形成さ
れた3つの樹脂通孔58(図には、1つの樹脂通
孔58のみが図示されている)とを備えた構造と
されている。そして、ここでは、このような構造
のニードルプランジヤ22が、ニードル部56を
前記中径部38内に突入せしめられた状態で、且
つプランジヤ本体52において前記大径部36に
摺動可能に嵌合せしめられた状態で、ニードル部
56の先端のニードル弁部54が前記ランド部4
0の開口縁部に当接する前進端位置と、プランジ
ヤ本体52の基端側の環状端面60が前記環状段
付面42に当接する後退端位置との間で、軸心方
向に所定距離移動可能にノズル本体20の貫通孔
30内に配設されており、これにより、ニードル
プランジヤ22がその前進端位置に移動せしめら
れた状態において、樹脂材料の射出が阻止される
ようになつていると共に、ニードルプランジヤ2
2がその後退端位置に移動せしめられた状態にお
いて、樹脂材料の射出が許容されるようになつて
いる。
れているように、所定深さの有底穴51を有す
る、略有底円筒状の有底筒部としてのプランジヤ
本体52と、該プランジヤ本体52の底壁から該
プランジヤ本体52と同軸的に延び出させられ
た、先端部に円錐状のニードル弁部54を備えた
所定長さのニードル部56と、プランジヤ本体5
2の底壁を内外に貫通する状態で放射状に形成さ
れた3つの樹脂通孔58(図には、1つの樹脂通
孔58のみが図示されている)とを備えた構造と
されている。そして、ここでは、このような構造
のニードルプランジヤ22が、ニードル部56を
前記中径部38内に突入せしめられた状態で、且
つプランジヤ本体52において前記大径部36に
摺動可能に嵌合せしめられた状態で、ニードル部
56の先端のニードル弁部54が前記ランド部4
0の開口縁部に当接する前進端位置と、プランジ
ヤ本体52の基端側の環状端面60が前記環状段
付面42に当接する後退端位置との間で、軸心方
向に所定距離移動可能にノズル本体20の貫通孔
30内に配設されており、これにより、ニードル
プランジヤ22がその前進端位置に移動せしめら
れた状態において、樹脂材料の射出が阻止される
ようになつていると共に、ニードルプランジヤ2
2がその後退端位置に移動せしめられた状態にお
いて、樹脂材料の射出が許容されるようになつて
いる。
上述の説明から明らかなように、本実施例で
は、ニードル弁部54が着座するランド部40の
開口縁部が弁座62とされているのであり、ニー
ドルプランジヤ22が後退端位置に移動せしめら
れて、ニードル弁部54がその弁座62から離脱
せしめられると、前記テーパ部32から貫通孔3
0内に導入された樹脂材料がランド部40を通じ
て射出せしめられるようになつているのである。
そして、第1図から明らかなように、ここでは、
かかるランド部40を通じて射出される樹脂材料
が、前記小径部34を通じてプランジヤ本体52
の有底穴51内に導かれ、更にかかる有底穴51
から樹脂通孔58を通じて貫通孔30の中径部3
8に導かれて、ランド部40に導かれるようにな
つているのである。
は、ニードル弁部54が着座するランド部40の
開口縁部が弁座62とされているのであり、ニー
ドルプランジヤ22が後退端位置に移動せしめら
れて、ニードル弁部54がその弁座62から離脱
せしめられると、前記テーパ部32から貫通孔3
0内に導入された樹脂材料がランド部40を通じ
て射出せしめられるようになつているのである。
そして、第1図から明らかなように、ここでは、
かかるランド部40を通じて射出される樹脂材料
が、前記小径部34を通じてプランジヤ本体52
の有底穴51内に導かれ、更にかかる有底穴51
から樹脂通孔58を通じて貫通孔30の中径部3
8に導かれて、ランド部40に導かれるようにな
つているのである。
そして、ここにおいて、本実施例では、第1図
に示されているように、プランジヤ本体52の有
底穴51の直径:Aが該有底穴51に樹脂材料を
導く小径部34の直径:Bよりも若干大きくされ
て、プランジヤ本体52の基端側の環状端面60
が貫通孔30の環状段付面42に対してその全面
で当接せしめられるようになつているのであり、
これにより、射出時における樹脂材料の流れがプ
ランジヤ本体52の環状端面60に当たらないよ
うにされているのである。
に示されているように、プランジヤ本体52の有
底穴51の直径:Aが該有底穴51に樹脂材料を
導く小径部34の直径:Bよりも若干大きくされ
て、プランジヤ本体52の基端側の環状端面60
が貫通孔30の環状段付面42に対してその全面
で当接せしめられるようになつているのであり、
これにより、射出時における樹脂材料の流れがプ
ランジヤ本体52の環状端面60に当たらないよ
うにされているのである。
ところで、前記ノズル基部26は、第1図に示
されているように、基端側のシリンダ部材63と
先端側のジヨイント部材65とが、それぞれその
先端側に形成された雌ネジ部67と基端側に形成
された雄ネジ部69とにおいて螺着された構造を
有しており、これにより、それらシリンダ部材6
3とジヨイント部材65との間に位置して、大径
部36の軸心方向中間部に開口する状態で、所定
深さおよび幅の環状溝64が形成されている。一
方、ニードルプランジヤ22のプランジヤ本体5
2の軸心方向中間部の外周面には、該環状溝64
の底壁66の直径と略同径の外径を有するピスト
ン部68が一体に形成されている。そして、図示
されているように、かかるプランジヤ本体52の
ピストン部68が前記環状溝64の底壁66に摺
動可能に嵌合されており、これにより、環状溝6
4内の環状空間が、ノズル本体20の基端側の第
一の空気室70とノズル本体20の先端側の第二
の空気室72とに2分されている。
されているように、基端側のシリンダ部材63と
先端側のジヨイント部材65とが、それぞれその
先端側に形成された雌ネジ部67と基端側に形成
された雄ネジ部69とにおいて螺着された構造を
有しており、これにより、それらシリンダ部材6
3とジヨイント部材65との間に位置して、大径
部36の軸心方向中間部に開口する状態で、所定
深さおよび幅の環状溝64が形成されている。一
方、ニードルプランジヤ22のプランジヤ本体5
2の軸心方向中間部の外周面には、該環状溝64
の底壁66の直径と略同径の外径を有するピスト
ン部68が一体に形成されている。そして、図示
されているように、かかるプランジヤ本体52の
ピストン部68が前記環状溝64の底壁66に摺
動可能に嵌合されており、これにより、環状溝6
4内の環状空間が、ノズル本体20の基端側の第
一の空気室70とノズル本体20の先端側の第二
の空気室72とに2分されている。
第一の空気室70は、シリンダ部材63に形成
された、ノズル本体20の基端側へ延びる通孔7
4を通じて、また第二の空気室72は、ジヨイン
ト部材65に形成された、ノズル本体20の先端
側へ延びる通孔76を通じて、それぞれ、前記バ
ンドヒータ50bの軸心方向の両側部分に開口せ
しめられたポート78,80に接続されている。
また、それらポート78,80は、電磁切換弁8
2を介して空気圧源83に接続されている。そし
て、これにより、電磁切換弁82の切換作動に応
じて、第一の空気室70および第二の空気室72
に対して空気圧源83からの圧縮空気が選択的に
供給されるようになつており、第一の空気室70
への圧縮空気の供給によつて、ニードルプランジ
ヤ22を前進作動させる方向の力が、また第二の
空気室72への圧縮空気の供給によつて、ニード
ルプランジヤ22を後退作動させる方向の力が、
それぞれプランジヤ本体52のピストン部68に
作用せしめられるようになつている。
された、ノズル本体20の基端側へ延びる通孔7
4を通じて、また第二の空気室72は、ジヨイン
ト部材65に形成された、ノズル本体20の先端
側へ延びる通孔76を通じて、それぞれ、前記バ
ンドヒータ50bの軸心方向の両側部分に開口せ
しめられたポート78,80に接続されている。
また、それらポート78,80は、電磁切換弁8
2を介して空気圧源83に接続されている。そし
て、これにより、電磁切換弁82の切換作動に応
じて、第一の空気室70および第二の空気室72
に対して空気圧源83からの圧縮空気が選択的に
供給されるようになつており、第一の空気室70
への圧縮空気の供給によつて、ニードルプランジ
ヤ22を前進作動させる方向の力が、また第二の
空気室72への圧縮空気の供給によつて、ニード
ルプランジヤ22を後退作動させる方向の力が、
それぞれプランジヤ本体52のピストン部68に
作用せしめられるようになつている。
つまり、本実施例では、ノズル本体20のノズ
ル基部26に形成された前記環状溝64と、該環
状溝64を第一の空気室70と第二の空気室72
とに分割するプランジヤ本体52のピストン部6
8とから、空気圧ピストン機構が構成されている
のである。
ル基部26に形成された前記環状溝64と、該環
状溝64を第一の空気室70と第二の空気室72
とに分割するプランジヤ本体52のピストン部6
8とから、空気圧ピストン機構が構成されている
のである。
そして、本実施例では、かかる空気圧ピストン
機構の第一の空気室70に臨むピストン部68の
受圧面84の面積、および第二の空気室72に臨
むピストン部68の受圧面86の面積が、それぞ
れ、ニードルプランジヤ22に作用される樹脂圧
に抗してニードルプランジヤ22を移動させ得る
大きさに設定されているのであり、これにより、
それら第一の空気室70および第二の空気室72
への圧縮空気の選択的な供給によつて、ニードル
プランジヤ22を前記前進端位置および後退端位
置に選択的に移動させ得るようになつているので
ある。
機構の第一の空気室70に臨むピストン部68の
受圧面84の面積、および第二の空気室72に臨
むピストン部68の受圧面86の面積が、それぞ
れ、ニードルプランジヤ22に作用される樹脂圧
に抗してニードルプランジヤ22を移動させ得る
大きさに設定されているのであり、これにより、
それら第一の空気室70および第二の空気室72
への圧縮空気の選択的な供給によつて、ニードル
プランジヤ22を前記前進端位置および後退端位
置に選択的に移動させ得るようになつているので
ある。
なお、第1図から明らかなように、本実施例で
は、第一の空気室70に臨むピストン部68の受
圧面84の面積が、第二の空気室72に臨むピス
トン部68の受圧面86の面積に比べて、若干大
きくされている。また、図示されているように、
バンドヒータ50bは、シリンダ部材63の外周
面に配設されている。さらに、図中、88は、ピ
ストン部68の外周面に配設されたピストンリン
グであり、90,92は、それぞれ、前記環状溝
64を軸心方向で挟む部位において、ノズル基部
26の側壁を内外に貫通する状態で形成された、
漏出空気、ガス、樹脂等の逃がし穴である。
は、第一の空気室70に臨むピストン部68の受
圧面84の面積が、第二の空気室72に臨むピス
トン部68の受圧面86の面積に比べて、若干大
きくされている。また、図示されているように、
バンドヒータ50bは、シリンダ部材63の外周
面に配設されている。さらに、図中、88は、ピ
ストン部68の外周面に配設されたピストンリン
グであり、90,92は、それぞれ、前記環状溝
64を軸心方向で挟む部位において、ノズル基部
26の側壁を内外に貫通する状態で形成された、
漏出空気、ガス、樹脂等の逃がし穴である。
従つて、このような構造のバルブノズルによれ
ば、非射出時において、第一の空気室70に圧縮
空気を供給して、ニードルプランジヤ22をその
前進位置に移動させることにより、樹脂材料の鼻
たれや糸引きを良好に防止することができるので
あり、また射出時において、第二の空気室72に
圧縮空気を供給して、ニードルプランジヤ22を
その後退位置に移動させることにより、ニードル
プランジヤ22を移動させることに起因して射出
時の圧力損失が増大することを、良好に防止する
ことができるのである。さらに、本実施例のバル
ブノズルによれば、前述のように、ノズル本体2
0の略全面を覆う状態でバンドヒータ(50a乃
至50c)を配設できるため、樹脂温度が低下し
て樹脂材料の流動抵抗が大きくなることを良好に
防止できるのであり、これによつても圧力損失が
大きくなることを良好に防止できるのである。
ば、非射出時において、第一の空気室70に圧縮
空気を供給して、ニードルプランジヤ22をその
前進位置に移動させることにより、樹脂材料の鼻
たれや糸引きを良好に防止することができるので
あり、また射出時において、第二の空気室72に
圧縮空気を供給して、ニードルプランジヤ22を
その後退位置に移動させることにより、ニードル
プランジヤ22を移動させることに起因して射出
時の圧力損失が増大することを、良好に防止する
ことができるのである。さらに、本実施例のバル
ブノズルによれば、前述のように、ノズル本体2
0の略全面を覆う状態でバンドヒータ(50a乃
至50c)を配設できるため、樹脂温度が低下し
て樹脂材料の流動抵抗が大きくなることを良好に
防止できるのであり、これによつても圧力損失が
大きくなることを良好に防止できるのである。
因に、第2図のaは、インラインスクリユ式射
出成形機の加熱シリンダに本実施例のバルブノズ
ルを取り付けて、それぞれ、6−ナイロンを最高
射出速度の20、40、60、80および99%で射出した
場合の圧力損失を、射出シリンダの油圧によつて
測定した結果を示すものであり、また第2図のb
は、第3図に示す従来のバルブノズルを用いて、
同様の条件で圧力損失を測定した結果を示すもの
であるが、それらの比較から、本実施例のバルブ
ノズルを採用することによつて、射出時の圧力損
失を従来に比べて大幅に低減できることが、明瞭
に認識できるのである。
出成形機の加熱シリンダに本実施例のバルブノズ
ルを取り付けて、それぞれ、6−ナイロンを最高
射出速度の20、40、60、80および99%で射出した
場合の圧力損失を、射出シリンダの油圧によつて
測定した結果を示すものであり、また第2図のb
は、第3図に示す従来のバルブノズルを用いて、
同様の条件で圧力損失を測定した結果を示すもの
であるが、それらの比較から、本実施例のバルブ
ノズルを採用することによつて、射出時の圧力損
失を従来に比べて大幅に低減できることが、明瞭
に認識できるのである。
また、本実施例のバルブノズルによれば、前述
のように、ニードルプランジヤ22がその後退端
位置に移動した状態において、プランジヤ本体5
2の環状端面60がその全面で貫通孔30の環状
段付面42に当接され、射出時における樹脂材料
の流れがその環状端面60に当たらないようにさ
れているため、ニードルプランジヤ22を後退位
置に保持するための力が小さくて済むのであり、
従つて、第二の空気室72に臨むピストン部68
の受圧面86の面積をそれ程大きくすることな
く、ニードルプランジヤ22をその後退端位置に
安定して保持することができるのである。そして
それ故、空気圧ピストン機構、ひいてはノズル本
体20を充分コンパクトに保ちつつ、射出操作を
安定して行なうことができるのである。
のように、ニードルプランジヤ22がその後退端
位置に移動した状態において、プランジヤ本体5
2の環状端面60がその全面で貫通孔30の環状
段付面42に当接され、射出時における樹脂材料
の流れがその環状端面60に当たらないようにさ
れているため、ニードルプランジヤ22を後退位
置に保持するための力が小さくて済むのであり、
従つて、第二の空気室72に臨むピストン部68
の受圧面86の面積をそれ程大きくすることな
く、ニードルプランジヤ22をその後退端位置に
安定して保持することができるのである。そして
それ故、空気圧ピストン機構、ひいてはノズル本
体20を充分コンパクトに保ちつつ、射出操作を
安定して行なうことができるのである。
以上、本考案の一実施例を詳細に説明したが、
これは文字通りの例示であり、本考案がかかる具
体例に限定して解釈されるべきものでないこと
は、勿論である。
これは文字通りの例示であり、本考案がかかる具
体例に限定して解釈されるべきものでないこと
は、勿論である。
例えば、前記実施例では、ニードルプランジヤ
22の有底穴51の直径:Aが貫通孔30の小径
部34の直径:Bよりも大きくされることによつ
て、ニードルプランジヤ22の基端側の環状端面
60に対して射出時の樹脂材料の流れが当たらな
いようにされていたが、ニードルプランジヤ22
が後退端位置に移動された状態において、射出時
の樹脂材料の流れが環状端面60に当たらないよ
うになつていれば、有底穴51の直径:Aを小径
部34の直径:Bと等しくすることも可能であ
り、更には環状端面60の環状の内周縁部分だけ
を貫通孔30の環状段付面42に当接させるよう
にすることも可能である。
22の有底穴51の直径:Aが貫通孔30の小径
部34の直径:Bよりも大きくされることによつ
て、ニードルプランジヤ22の基端側の環状端面
60に対して射出時の樹脂材料の流れが当たらな
いようにされていたが、ニードルプランジヤ22
が後退端位置に移動された状態において、射出時
の樹脂材料の流れが環状端面60に当たらないよ
うになつていれば、有底穴51の直径:Aを小径
部34の直径:Bと等しくすることも可能であ
り、更には環状端面60の環状の内周縁部分だけ
を貫通孔30の環状段付面42に当接させるよう
にすることも可能である。
また、前記実施例では、ニードルプランジヤ2
2のプランジヤ本体52の底壁部に対して、複数
(具体的には、3つ)の樹脂通孔58が形成され
ているものとして述べたが、樹脂通孔の数は必ず
しも複数である必要はない。
2のプランジヤ本体52の底壁部に対して、複数
(具体的には、3つ)の樹脂通孔58が形成され
ているものとして述べたが、樹脂通孔の数は必ず
しも複数である必要はない。
その他、ノズル本体20やニードルプランジヤ
22、あるいは空気圧ピストン機構の構造等、そ
の具体例を一々列挙することは割愛するが、本考
案が、その趣旨を逸脱しない範囲内において、当
業者の有する知識に基づいて、種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
22、あるいは空気圧ピストン機構の構造等、そ
の具体例を一々列挙することは割愛するが、本考
案が、その趣旨を逸脱しない範囲内において、当
業者の有する知識に基づいて、種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
第1図は、本考案に従うバルブノズルの一例を
示す断面図である。第2図のaは、第1図に示す
バルブノズルを用いた場合の圧力損失の測定結果
の一例を示すグラフであり、第2図のbは、従来
のバルブノズルを用いた場合の第2図のaに対応
する図である。第3図は、従来のバルブノズルの
一例を示す断面図である。 20……ノズル本体、22……ニードルプラン
ジヤ(ニードル弁部材)、26……ノズル基部、
28……ノズルヘツド、30……貫通孔(射出樹
脂通路)、42……環状段付面、50a,50b,
50c……バンドヒータ、51……有底穴、52
……プランジヤ本体(有底筒部)、54……ニー
ドル弁部、56……ニードル部、58……樹脂通
孔、60……環状端面、62……弁座、64……
環状溝、68……ピストン部、70……第一の空
気室、72……第二の空気室、82……電磁切換
弁。
示す断面図である。第2図のaは、第1図に示す
バルブノズルを用いた場合の圧力損失の測定結果
の一例を示すグラフであり、第2図のbは、従来
のバルブノズルを用いた場合の第2図のaに対応
する図である。第3図は、従来のバルブノズルの
一例を示す断面図である。 20……ノズル本体、22……ニードルプラン
ジヤ(ニードル弁部材)、26……ノズル基部、
28……ノズルヘツド、30……貫通孔(射出樹
脂通路)、42……環状段付面、50a,50b,
50c……バンドヒータ、51……有底穴、52
……プランジヤ本体(有底筒部)、54……ニー
ドル弁部、56……ニードル部、58……樹脂通
孔、60……環状端面、62……弁座、64……
環状溝、68……ピストン部、70……第一の空
気室、72……第二の空気室、82……電磁切換
弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 加熱シリンダの先端部に取り付けられるノズル
本体の射出樹脂通路の先端側部位に弁座を形成す
ると共に、該ノズル本体の射出樹脂通路内に、該
ノズル本体の軸心方向に所定距離移動可能な状態
で、先端部にニードル弁部を備えたニードル弁部
材を配置し、該ニードル弁部材の該ノズル本体の
先端側への移動により、該ニードル弁部材のニー
ドル弁部を前記弁座に着座させて、樹脂材料の射
出を阻止するようにする一方、該ニードル弁部材
の前記ノズル本体の基端側への移動により、該ニ
ードル弁部を該弁座から離脱させて、樹脂材料の
射出を許容するようにした射出成形機用バルブノ
ズルにおいて、 前記ニードル弁部材を、樹脂通路となる所定深
さの有底穴を有する有底筒部と、該有底筒部の底
壁から該有底筒部と同軸的に延び出させられた、
先端部に前記ニードル弁部を備えた所定長さのニ
ードル部と、前記有底筒部の底壁を内外に貫通す
る状態で形成された、1または複数の樹脂通孔と
を備えたニードルプランジヤにて構成する一方、 該ニードルプランジヤを、前記ノズル本体の射
出樹脂通路内に、前記有底筒部が該射出樹脂通路
と摺動可能に嵌合する状態で、且つ、前記ニード
ル部のニードル弁部が前記射出樹脂通路の弁座に
着座する前進端位置と、該有底筒部の基端側の環
状端面が該射出樹脂通路の基端側部位に形成され
た環状段付面に当接する後退端位置との間で移動
可能な状態で配設せしめると共に、該ニードルプ
ランジヤの後退端位置において、該有底筒部の環
状端面が少なくともその環状の内周縁部で該射出
樹脂通路の環状段付面と当接するようになして、
射出時における樹脂材料の流れが該有底筒部の環
状端面に当たることを防止するように為し、 更に、該ニードルプランジヤの有底筒部と前記
ノズル本体の内壁との間に、第一の空気室への圧
縮空気の供給によつて該ニードルプランジヤをそ
の先端側に移動せしめると共に、第二の空気室へ
の圧縮空気の供給によつて該ニードルプランジヤ
をその基端側に移動せしめる空気圧ピストン機構
を設け、該空気圧ピストン機構の第一および第二
の空気室に圧縮空気を選択的に供給することによ
り、該ニードルプランジヤを前記前進端位置と前
記後退端位置とに選択的に移動させ得るようにし
たことを特徴とする射出成形機用バルブノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10044887U JPH0452024Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10044887U JPH0452024Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS644616U JPS644616U (ja) | 1989-01-12 |
| JPH0452024Y2 true JPH0452024Y2 (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=31328527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10044887U Expired JPH0452024Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0452024Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19548687B4 (de) * | 1995-12-23 | 2004-01-08 | EWIKON Heißkanalsysteme GmbH & Co KG | Beheizte Nadelverschlußdüse |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP10044887U patent/JPH0452024Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS644616U (ja) | 1989-01-12 |
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