JPH0452101A - ゴキブリ忌避性化粧板、およびその製造方法 - Google Patents

ゴキブリ忌避性化粧板、およびその製造方法

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JPH0452101A
JPH0452101A JP2163862A JP16386290A JPH0452101A JP H0452101 A JPH0452101 A JP H0452101A JP 2163862 A JP2163862 A JP 2163862A JP 16386290 A JP16386290 A JP 16386290A JP H0452101 A JPH0452101 A JP H0452101A
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cockroach
phenylphenol
repellent
veneer
compound
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Koichi Nishimoto
孝一 西本
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C本発明の技術分野〕 本発明は、ゴキブリ忌避性化粧板と、その製造方法に関
し、更に詳しくは、建物の床板や壁板なとゴキブリが這
い廻りそうな箇所に使用することによって、ゴキブリの
侵入を長期間に亙って阻止することができる化粧板、並
びにそのような化粧板を効率的に製造することができる
方法に関するものである。
〔従来の技術、および解決すべき技術的課題〕周知のと
おり、ゴキブリは全世界的に分布する屋内害虫であって
、「小児まひウィルス、コクサラキーウィルスや黄熱病
ウィルスのような種々のウィルス・・・・ヒトの病気に
関係がある原生動物やカビのほかに、チフス、らい、食
中毒、ペストのような病気を起させる細菌・・・・条虫
類がゴキブリによって伝搬される」と云われており(講
談社刊[世界科学大事典(6巻)166〜167ページ
参照)、夜間、人の住む建物屋内に侵入し、ところ構わ
ず這い廻って病原を撒き散らすので、世上、その有効な
撃退手段を求める声が非常に大きい。
このような事情から、屋内へのゴキブリの侵入を阻止す
る方策は、従来から色々と提案されてきているが、生命
力の旺盛なゴキブリを一時的にならば兎も角、人畜に何
ら害を与えることなく、長期間に亙ってゴキブリを屋内
に寄せ付けずにおけるような有効な手段は未だ満足でき
るものか見当たらない。ちなみに、従来のゴキブリ撃退
の対策について見てみると、 i、殺虫剤をゴキブリの通り道に塗布したり、ゴキブリ
に散布したりする化学方式、 五、ゴキブリの神経に障害を与える波長の超音波を発振
させる物理的方式、 蚤、ゴキブリを誘引する臭いやフェロモンを罠に仕掛け
てゴキブリを捕集して処分する捕獲法、が広く採用され
ている。しかしながら、iの殺虫剤を用いる化学方式は
一時的な効果は期待できるもの\、人畜に無害で長期に
亙って効力を有する殺虫剤が存在せず、しかもゴキブリ
の死骸が屋内に散乱して汚くなるという弊害が伴い、ま
た、五の超音波発振方式の撃退方法も、ゴキブリが超音
波に耐性ができて無反応になって平気で超音波発振器の
上を歩行するようになってしまい、さらに、正のゴキブ
リ捕獲法も、捕集したゴキブリを一々処分廃棄しなけれ
ばならず、衛生的に好ましくないのに加え、ゴキブリが
罠に習熟して、その捕集力が減退してしまう、といった
欠点が避けられなかった。
本発明は、屋内へのゴキブリ侵入防止する従来の技術が
前述のような情況であったことに鑑みて為されたもので
、長期に亙ってゴキブリの屋内侵入を防止することがで
きて、しかも人畜に無害な建築構造物を築造することが
できる効力持続タイプの耐ゴキブリ化粧板を提供するこ
とを技術的課題とするものである。
また、本発明の他の技術的課題は、ゴキブリの死骸か屋
内に散乱することがないように、ゴキブリの屋内への侵
入を水際排除的に阻止して、決して屋内に寄せ付けるこ
とがない建築構造物を築造することができるゴキブリ忌
避性化粧板を提供するにある。
さらに、本発明の他の技術的課題は、効力持続性に冨ん
だゴキブリ忌避性化粧板を効率的に製造することが出来
る合理的方法を提供するにある。
〔課題解決のために採用した手段〕
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手
段を、添付図面(第1図)を参照して説明すれば、次の
とおりである。
即ち、本発明は、建物の床、壁、天井材などの建材とし
て使用される化粧板、つまり基板1の表面に突板2を張
り合わせ、この突板2の表面に塗膜3を層着せしめた従
来周知の化粧板の前記突板2および塗膜3に、ピレスロ
イド系化合物を有効成分とする殺虫剤とフェニルフェノ
ール系化合物を有効成分とする防虫剤とを配合して定着
させるという薬剤含有手段を採用することにより、ゴキ
ブリに対するピレスロイド系化合物の化学的な不快刺激
性とフェニルフェノール系化合物の忌避性とを相乗的に
作用させてゴキブリ棲息域たる屋内の化学的環境に変化
を与え、長期に亘りゴキブリの化学受容器官に働き掛け
て、ゴキブリの屋内侵入を抑制できるようにした点に要
旨が存する。
また、本発明は、基板1に突板2を張り合わせるにあた
り、前記突板2にピレスロイド系化合物を有効成分とす
る殺虫剤とフェニルフェノール系化合物を有効成分とす
る防虫剤とを含有した処理液を含浸させて、含浸された
処理液の溶媒を揮散させた後、この処理済突板2を基板
1に接着して接合板Fとし、この接合板Fに接着された
突板2の表面に、ピレスロイド系化合物を有効成分とす
る殺虫剤とフェニルフェノール系化合物を有効成分とす
る防虫剤とを添加して調製した仕上塗料を塗布して表面
仕上するという薬液含浸処理手段と耐ゴキブリ含存塗装
仕上手段とを採用することにより上記ゴキブリ忌避性化
粧板を工業的に量産できる方法を確立した点に製法上の
要旨か存する。
なお、本発明において、目的とする化粧板を製造するた
めに採択される木材、および接合方法は、従来の化粧板
と殆ど変わりかない。
要約的に云うと、本発明において最も特徴的な事項は、
化粧板を構成する突板2を構成する木材の細胞膜の微細
空隙と塗膜3、要すれば基板1を形成する単板1aの木
材細胞膜微細空隙内にもピレスロイド系化合物をゴキブ
リ殺傷性物質として、またフェニルフェノール系化合物
をゴキブリ忌避性物質として、含有させ、其処に沈着さ
せて長期に亙り徐放させるようにした点にある。
しかして、ピレスロイド系化合物としては、例えば(1
)下記構造式のサイフェノスリン:(2)下記構造式の
ペルメトリン のごとき合成ピレスロイド系化合物を用いることができ
、 また、フェニルフェノール化合物としては、例えば、(
1)下記構造式のO−フェニルフェノール(2)下記構
造式のp−フェニルフェノールのごときフェニルフェノ
ール系防虫剤を用いることができる。
以下、本発明の作用効果を実施例を挙げて更に詳しく説
明する。
〔実施例の〕
i、浸漬処理液の調製 仁 サイフェノスリン        1.5w%(住
友化学工業株式会社1:GOKILA)IT )口、 
p−フェニルフェノール    4.5w%(!研香料
工11式会社璽:Mに・+111)ハ、  スパン 8
0(メタクリル酸メチルエステル)       0.
5w%二、 トーエゾール#9(溶剤)      9
3.5wX上記成分より成る処理液に、天然木 楢板材
(厚さ1.7mm、縦30ao、輻30口)を、3秒間
浸漬して、当該処理液を検板材中に16±Ig10fは
と含浸せしめ、乾燥して溶剤を揮散せしめ、このように
ゴキブリ忌避剤を含浸させた楢板材を本実施例の突板2
として用いる。なお、本実施例における突板2(楢板材
を処理したもの)を一部切り取って木口断面と繊維方向
の断面を電子顕微鏡写真を撮って観察したところ、木口
断面で見ても(第9図)、繊維方向断面で見ても(第1
0図)、上記薬剤か細胞壁間内に固形樹脂成分に固定さ
れた状態で定着されていることが明証された。
一方、ラワン木をロータリーレースで1.35mm厚に
剥いて得た四枚のラワン単板1a−1b−1c−1d接
合面にグルースプレッダ−(gLue 5prader
)で接着剤を塗布して、各単板1a・Ib1cidの木
理が直交するように組み合わせて重み重ねたうえ、常温
下で加圧(プレス圧 10kg/aIr: 20分間)
し、さらに熱間加圧(プレス温度120°C1ブレス圧
9kg/ai、プレス時間4分4秒間)して合板を作製
し、これを本実施例■の基板1として用いる。
そして、ゴキブリ忌避剤の含浸処理を施した上記楢の突
板2と上記基板lとをエポキシ系接着剤によって接着せ
しめ接合板Fとする。この場合における接着は、熱間プ
レス(プレス温度110〜115°C、プレス圧7kg
/c!l、プレス時間60秒間)により処理した。
このようにして得た接合板Fの突板2面には、次の配合
から成る淡褐色のゴキブリ忌避塗料を塗布し、表面に塗
膜3を形成する。
■、ゴキブリ忌避塗料液の配合 イ、 紫外線硬化型ウレタン樹脂液 98.00 wl
T口、 サイフェノスリン       0.05WX
ハ、 p−フェニルフェノール    0.15w%か
くして、塗膜3を形成した接合板Fの塗膜3面に紫外線
を5分間照射すると、塗膜3は硬化すると共に、楢の木
肌か美しく際立ち本実施例のゴキブリ忌避性化粧板(以
下、実施例品のと称す)が得られた。こうして得られた
化粧板は、縦30国、横30an、厚さ7.5mmのサ
イズであるので、床材として使用可能である。
〔実施例■〕
i、浸漬処理液の調製 (三光化学株式会社I) 11、   スパン 80(メタクリル酸メチルエステ
ル)       0.5w%二、  l−−エゾール
#9(溶剤)      93.5w%上記成分より成
る処理液に、天然木・桜板材(厚さ0.2mm、縦30
口、幅30■)を、5秒間浸漬して、当該処理液を桜板
材中に18±1 g/IIfはと含浸せしめ、乾燥して
溶剤を揮散せしめ、こうしてゴキブリ忌避剤を含浸させ
た桜板材を本実施例■の突板2として用いる。
次に、ラワン木をロータリーレースで1.20mm厚に
剥いて得た四枚のラワン単板1a・1b・IC・1dの
うち、一番上層に配される単板1aも、上記ゴキブリ忌
避処理液中に2秒間浸漬して当該単板1a中に22±1
 glrdはど含浸せしめ、乾燥させて溶剤を揮散せし
める。
そして、上記ゴキブリ忌避処理をしたラワン単板1a、
および他のラワン単板1b・IC・1dの接合面にグル
ースプレッダ−(gLue sp?Iader)で接着
剤を塗布して、各単板1a・1b・1c・1dの木理が
直交するように組み合わせて重み重ねたうえ、常温下で
加圧(プレス圧 10kg/aIr: 20分間)し、
さらに熱間加圧(プレス温度120°C、プレス圧9k
g/all、プレス時間4分4秒間)して合板を作製し
、これを本実施例■の基板1として用いる。
次に、この基板lの表面に、次のゴキブリ忌避塗布液を
調製して、面積当たり20〜50g/ボはと噴霧法によ
り塗布し、乾燥して溶剤を揮散させた。
五、ゴキブリ忌避塗布液の配合 仁 ペルメトリン          1.0wX0 
o−フェニルフェノール    4.OwXハ、  ス
パン 80(メタクリ酸メチルエステル)’     
  0.5w%ミ トーエゾール#9(溶剤)    
  94.5wXそして、ゴキブリ忌避処理液iで処理
したサクシの突板2と、最上層のラワン単板1aをゴキ
ブリ忌避処理液iで処理し、かつ、ゴキブリ忌避塗布液
iを塗布した基板1とをエポキシ系接着剤で接着せしめ
接合板Fとする。この場合における接着は、熱間プレス
(プレス温度110〜115°C、プレス圧7kg/c
i、プレス時間60秒間)により処理した。
このようにして得た接合板Fの突板2面には、次の配合
から成る淡褐色のゴキブリ忌避塗料を塗布し、表面に塗
膜3を形成する。
i、ゴキブリ忌避塗料液の配合 イ、 紫外線硬化型ウレタン樹脂液 98.00 wX
o、  ヘにメト!J ン0−05 wXハ、 0−フ
ェニルフェノール    0.15w%か(して、塗膜
3を形成した接合板Fの塗膜3面に紫外線を5分間照射
すると、塗膜3は硬化すると共に、サクシ特有の木肌が
美しく際立ち、本実施例のゴキブリ忌避性化粧板(以下
、実施例品■と称す)が得られた。こうして得られた化
粧板は、縦30 an、横30 an、厚さ7.5mm
のサイズになっているので、床材として使用可能である
〔実  験〕
本発明者は、上記実施例品の実用上の効能を検証するた
めに、これらの実施品についてゴキブリ忌避試実験を行
うこと\した。実験室レベルでの試験から、直ちに実用
化に進展することを懸念したからである。
ところで、実用規模での試験を行う場合、実験場所の確
保と共に、広範囲にわたるゴキブリの生息状態をどのよ
うに把握すべきかということが問題となる。現在、ゴキ
ブリを対象とした生息調査方法としては、 i、ゴキブリによる水や餌の消費量を測定する方法、 n、粘着トラップ法、 伍 バタートラップ法、 汁、ローチスポット法、 などといった方法か汎用されている。
しかして、粘着トラップ法は、静的な生息状態の把握と
いう点および簡便さに特徴があり、バタートラップ法は
、粘着トラップ法と同じく静的な生息状態を観察するも
のであり、簡便さでは粘着トラップ法にや1劣るもの一
1記号放逐法等を前提とした試供上の再利用か可能であ
るという利点がある。ローチスポット法は、これら粘着
トラップ法やバタートラップ法と異なって、動的な生息
状態の把握を第一の特徴とし、また、実験コロニーに直
接的な影響を与えないという点て優れていると考えられ
る。
それでは、本発明者の完成したゴキブリ忌避性化粧板の
実用性を評価する方法として、何れの手法が最も適切で
あるかということは、非常に難しい問題である。
そこで、本発明者は、実験結果の客観性を高めるために
も゛、また、信頼性を得るためにも、状況の許す限り、
種々の手法による実験を繰り返し行う以外に適当な評価
方法はないと考え、このような観点から、上記実施例品
■を相当量試作して、これを市販住宅と同型式の家屋に
適用し、上述の4法の他に、光フアイバー式センサーに
よる連続計数の試験も併せ実行した。
したかって、本実験を通じて得られた知見は、本発明品
(実施例品■)の実用上のゴキブリ忌避性の実効性を示
すと共に、今後のゴキブリ忌避施工の一端をも示唆した
ものと云える。
i、平成元年6月6日 9oゴキブリ成虫 300匹ク
ロりキブリ幼虫   300匹 A、実験施設 実験施設としては、市販住宅と同型の木造平屋の家屋を
新築して用いた。
処理区は、各実験家屋におけるキッチン部分(3,5m
)とし、これらキッチン部分の各々に上記実施例品のを
フローリング(床板)として敷き詰めた。これに比較す
べき対照区は、洗面所部分(3,5m:以下、対照区−
1と称す)とし、一部の実験にはリビング部分(18,
2rd:以下、対照区−2と称す)も使用した。
B、供試虫 供試虫としては、実験室内で継代飼育されたクロゴキブ
リ(麻布大系)を使用した。上記実験家屋への放生は、
次の日程で3回に分けて行い、合計1200匹を使用し
た。
合   計1.200匹 なお、実験中に死亡か確認された個体は297匹、実験
終了時に生存か確認された個体は505匹であり、残り
398匹は行方不明(原因としては、間隙等への侵入に
よる不確認、実験場所からの逃亡、死亡後の分解等か考
えられる)になった。
したがって、供試虫の回収率は死亡個体も含め66.8
%、生存個体のみでは42.1%であった。
C9実験方法 ゴキブリ忌避性の実験は、次の日程で行った。
i、水の消費量の比較 平成元年6月6日〜同年8月10日まで。
■、txの消費量の比較 平成元年6月6日〜同年7月19日まで。
正、ローチスポット法(ゴキブリ捕獲計数)平成元年6
月1o日〜同年7月23日まで。
、iv、バタートラップ法(ゴキブリ捕獲計数)平成元
年7月18日〜同年7月23日まで。
■、粘着トラップ法(ゴキブリ捕獲計数)肴、センサー
計測法(ゴキブリ通過計数)(a)  ゴキブリによる
水の消費量の測定水の消費量の比較のためには、脱脂綿
を入れたカップに、給水ビンを固定した装置を用いた。
実施は処理区と対照区−1とに、各々1ポイントずつと
した。た望し、後述の水を用いたセンサーでの試験中は
センサー内の水の消費量の測定を行い、正規の測定ポイ
ントには水を設置しなかった。データのまとめに当たっ
ては、出来る限り蒸散による誤差を排除し、供試虫の実
際の水の消費量を反映するよう2階部分にブランクとな
る水を設置し、次式を用いて換算した。
水(餌)の消費量=EO−(B@−B)XEI/Bl−
EE、:試験区の初期重量 E:試験区の重量B、ニブ
ランクの初期重量 B ニブランクの重量 (b)  餌の消費量の測定 餌の消費量の測定には、ネズミ飼育用の固形飼料(CB
2日本夕レア株式会社製)を用いた。餌はシャーレ中に
適量を入れ、水の消費量の比較を実施したポイントに隣
接して設置した。また水の場合と同様、餌を用いたセン
サーでの試験中は、センサー内の餌の消費量の測定を行
い、正規の測定ポイントには餌を設置しなかった。
餌の場合には、気中の水分の吸排出により重量変動が生
ずるため、ブランクとなるものを2階部分に設置し、水
の場合と同様の式を用いて換算した。なお、水および餌
の消費量の比較のポイント数を各1としたのは、短期間
における連続計量の場合、測定ポイントか多いと、小量
消費の場合の計量か困難となると考えたためである。
(C)ローチスポット数の測定 ローチスポットの計数では、直径18.5anの円形ろ
紙を床面に設置し、ろ紙上に生じたスポット数を47日
間計数した。(a)(b)の実験と異なり、測定ポイン
トの増加か実験系に影響を及ぼすとは考え難いので、処
理区および対照区−1に加え、対照区−2での実験も実
施した。
「ろ紙」の設置数は、処理区が7、対照区−1が6、対
照区−2が5とした。
(山 バタートラップによる捕獲計数 バタートラップによる捕獲計数には、直径9an、高さ
6cmの腰高シャーレの内側にバターを均等に塗布した
ものを使用した。そして、シャーレ内には餌を適量置き
、処理区と対照区−1に各9個のトラップを設置し8日
間計数した。計数は1日毎とし、捕獲した供試虫は計数
後放生した。なお、このバタートラップによる捕獲計数
を実施している間は、餌の消費量の測定試験は中止した
(e)  光フアイバー式センサーによる計数光フアイ
バー式センサーは、光フアイバー式光電センサー(立石
電気的株式会社:品番E3XR−CF2)の電流出力を
、SX使用のパーソナルコンピューター(キャノン株式
会社二品番■−8)のジョイステイク端子部分にインタ
フェース(株式会社トータルシステム研究所:商品名「
マイセンサー」)を介して接続したものを使用した。検
知部は、光軸距離を5anに設定し、光軸と床面の距離
が1mmとなるようにアルミ製のアングルを用いて固定
し、供試虫が水あるいは餌を摂取しに来て、光軸を横切
った場合にカウントするように設置した。
水あるいは餌は、上面12an X 12an、高さ9
anのポリエステル製ケースにより囲い、供試虫が検知
部を通らずに後面から回り込まないように工夫した。
データーの収集は、2時間毎の累積カウント数をデータ
ーレコーダー(三洋電気株式会社:品番PCH−DR2
)に記録するように設定した。実際の実験は、処理区と
対照区−1に各1個ずつセンサーを配置し、水を摂取し
に来る供試虫の92時間の計数、餌を摂取しに来る供試
虫の472時間の計数を実施した。
(f+  粘着トラップによる捕獲計数粘着トラップに
よる捕獲計数は、他の実験に支障が生じないよう、全実
験の最終日に行った。
トラップは、処理区、対照区−1、対照区−2に各工5
個ずつ設置し、午後6時から翌日午前10時までの16
時間設置した。
(e)  忌避率の計算 各実験の結果については、次式を用いて忌避率を計算し
た。
D、結果と考察 (11+  水の消費量の比較 第2図は、上記(a)の実験での水の消費量を64日間
の累積で示したものである。この実験結果によれば、処
理区は対照区に比べて消費量が低く、最終の累積を基に
計算した忌避率は、約74.8%であった。また、処理
区においては、41日目付近からは殆ど水の消費か進ま
ず、処理区の忌避性発現により供試虫の水の摂取行動が
抑制されていると推認される。
(b)  餌の消費量の比較 第3図は、上記Q))の実験での餌の消費量を42日間
の累積で示したものである。この実験結果によれば、処
理区は対照区に比べ消費量が低く、最終の累積を基に計
算した忌避率は82.9%であり、水の場合と同様処理
区には強い忌避性が認められた。
fCl  ローチスポット数の比較 第4図は、上記(C)の実験における「ろ紙」−枚当り
の平均ローチスポット数を8日間の累積で示したもので
ある。この実験結果ても、処理区は対照区−1、対照区
−2に較へてスポット数が少なく、最終の累積では、処
理区は対照区−1に対して約78.1%、対照区−2に
対して約88.1の高い忌避率を示した。
(d)バタートラップによる捕獲計数 第5図は、上記(d)の実験におけるバタートラップに
捕獲された供試虫の実施日毎の合計を示したものである
。この実験結果においても、処理区の対照区に対する忌
避率が何れもも高く、最高で80%、最低で12.5%
であり、実施期間全体で比較した場合の忌避率は、約5
8.6%であった。
この結果は、単独では評価し得る値であると考えられる
が、前3つの試験に比較した場合には忌避率は低下して
いる。このことは、餌を摂取に来る供試虫が逃亡出来な
いという装置の形式と、実験初日の処理区の捕獲数か高
いことが原因となっているものと推認することができる
(e)  光フアイバー式センサーによる計数第6図は
、上記実験(e)での水を摂取のために往来する供試虫
の92時間の計数、第7図は餌を摂取しに来る供試虫の
472時間の計数の結果を示したものである。これら何
れの実験においても、供試虫の明確な日周行動か記録さ
れた。供試虫の活動は午後4時位から開始され、午後6
〜10時位にピークか認められる。
その後、午前2時まで活動が持続するか、処理区では、
午前4時位からはり活動は停止してしまう。これ対し、
対照区ではピーク時に比較して、活動量は低下するもの
の、活動が停止している期間は処理区に比較して短い。
カウント数全般においては、処理区は対照区に対してカ
ウント数が低く、水を用いた92時間の計数では、27
63ニア515(忌避率約63.2%)、餌を用いた4
72時間の計数では、9709・36143(忌避率約
73.1%)であった。この実験からも、処理区の供試
虫に対する忌避性は高いと推測できるが、水を摂取しに
来る供試虫の初期カウント数は高く、バタートラップに
よる試験と同様の傾向を認めることかできる。
げ)粘着トラップによる捕獲計数 第8図は、上記実験げ)における実験各区での捕獲数の
合計を示したものである。処理区は何れの対照区に対し
ても捕獲割合は低く、対照区−1に対して約78.1%
、対照区−2に対して約46.7%であり、対照区−2
に対する忌避率は相対的に低いと考えられた。これは、
当該試験か1回のみの試験であるため、バタートラップ
およびセンサーの試験の初期においてカウント数か高か
ったのと同様の傾向を示したものと考えられる。
今回の実験を総合的にみた場合、前述したところの動的
な評価方法と、静的な評価方法(トラップ法)では、静
的な評価法の方が当該床板にとっては厳しい評価結果と
なった。
しかしなから、水を摂取しに来る供試虫をセンサーを用
いて計数した試験においても、初期のカウント数は高く
、供試虫か環境に順応するまでの挙動の不安定な期間を
無視すれば、実施例品■の試験は更に良好な成績を収め
ているものと云えよう。今後この種の試験において、何
方の手法がより現実を反映しているかについては十分議
論されるべきであると考えられるか、何れにせよ実験初
期の供試虫の環境順応までのデーターを如何様に解釈す
るかか重要な要素となるものと考えられる。また、ロー
チスポットの測定以外の試験は餌もしくは水を誘引要素
として設置したが、全試験の内最もよい成績を収めたの
は誘引要素を設置しないローチスポット数の測定におけ
る対照区−2に対しての処理区の結果(忌避率88.1
%)であり、他の試験結果と併せて考えると、忌避性の
発現と誘引要素ならびに供試虫の日周行動の3つの間に
相関があることが示唆される。
そのような観点からは、短い間隔での連続した測定試験
が重要であると考えられるが、このたび本発明者が始め
て行った光フアイバー式センサーを用いる試験において
、供試虫の明確な日周行動か確認出来たことは予想外の
大きな成果であった。センサー自体の構造上では、検知
部分で停滞している供試虫か一匹で数カウントされてし
まうというような問題点かあるか、今後の改良評価によ
り生物のマクロ的な行動を捉えていくための有効な方法
の一つとなり得ると確信している。
評価方法に関しては、以上のようにさらに検討されなけ
ればならない問題があると考えられるが試験全般を通し
て、当該実施例品のは良好な成績を収め得たと確信する
。実験室レベルでの評価、実用規模での評価双方で、良
好な成績を得たことから、当該実施例品のつまり本発明
の床板は、ゴキブリ忌避を目的とした建築部材として非
常に有効であると云え、居住空間からのゴキブリ排除と
いう実用上の効能を確実に達成することができる。
また、木質材料を利用した薬剤徐放技術そのものも、製
剤技術の観点から興味深いものであり、今後、多方面へ
の応用が基体できると考えられる。
D、実施例品■の促進試験 上記実施例品のを5an角に切断し、これを60°Cの
恒温器に6力月間入れて置いて取り出し、そのゴキブリ
忌避性を検証したところ、次のような結果か得られた。
なお、実験は、直径10an深さl0anの円筒形シャ
ーレの底に石膏を敷き、その上に加温暴露試験に付した
上記実施例品■を一個入れ、其処へクロゴキブリ3匹を
放ったところ、24時間以内に全て死滅した。この実験
は、5回反復して行ったが、何れも同じ結果になった。
この実験結果からすれば、本発明を適用して得たゴキブ
リ忌避性化粧板は、少なくとも10年間はゴキブリ忌避
性を持続し得るものである。
〔本発明の効果〕
以上実施例を挙げて説明したとおり、本発明を適用して
作製したゴキブリ忌避性化粧板は、ピレスロイド系化合
物を有効成分とする殺虫剤とフェニルフェノール系化合
物を有効成分とする防虫剤とが巧みに含有させてあり、
これが非常な長期間に亙って徐放することにより、ゴキ
ブリの化学受容器官に影響を与えて本能的に寄り付かせ
なくなり、ゴキブリの屋内への侵入を水際的に阻止する
ことが出来るのであって、従来量も有効とされたゴキブ
リの殺傷を伴うゴキブリ捕集法のように死骸の後始末も
不要であるうえに、人畜には無害で健康衛生上も心配か
ない、非常に理想的なゴキブリ排撃製品と云える。
また、本発明方法にあっては、取扱いが頗る容易テ、し
かも安全なピレスロイド系化合物とフェニルフェノール
系化合物とを対象とする突板や単板に含浸、塗布などの
簡単な加工処理を施すだけで、殆ど化粧板や合板の生産
ラインの変更を伴うことなく、卓効あるゴキブリ忌避性
化粧板を能率的に製造することか可能である。
このように本発明によれば、従来対策に困っていた屋内
害虫「ゴキブリ」を屋内から締め出すことが可能となる
のであり、健康衛生の面で頗る有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例界の構造を示す部分断面斜視説
明図、第2図はゴキブリの水消費量を64日間の累積で
示したグラフ、第3図はゴキブリの餌消費量を42日間
の累積で示したグラフ、第4図は「ろ紙」−枚当りの平
均ローチスポット数を8日間の累積で示したグラフ、第
5図はノくタートラップに捕獲された供試虫の実施B毎
の合計を示した棒グラフ、第6図は水を摂取のために来
た供試虫の92時間の計数を示したグラフ、第7図は餌
を摂取しに来た供試虫の472時間の計数の結果を示し
たグラフ、第8図は粘着トラップ法による実験各区での
ゴキブリ捕獲数の合計を示した棒グラフ、第9図は実施
例■における突板(検板材を処理したもの)の木口断面
を電子顕微鏡にて拡大して撮影した電子顕微鏡写真、第
1O図は同実施例■における突板の繊維方向断面を電子
顕微鏡で拡大して撮影した電子顕微鏡写真である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板1の表面に突板2を張り合わせ、この突板2
    の表面に塗膜3を層着せしめた化粧板において、前記突
    板2および塗膜3に、ピレスロイド系化合物を有効成分
    とする殺虫剤とフェニルフェノール系化合物を有効成分
    とする防虫剤とを混合して成るゴキブリ忌避剤を含有せ
    しめたことを特徴とするゴキブリ忌避性化粧板。
  2. (2)ゴキブリ忌避剤として、ピレスロイド系化合物を
    1重量部に対しフェニルフェノール系化合物を3重量部
    の割合で配合してある請求項(1)記載の、ゴキブリ忌
    避性化粧板。
  3. (3)ピレスロイド系化合物が、ペルメトリンまたはサ
    イフェノスリンである請求項(1)又は(2)記載の、
    ゴキブリ忌避性化粧板。
  4. (4)フェニルフェノール系化合物が、オルソ−フェニ
    ールフェノール、o−フェニルフェノール、またはp−
    フェニルフェノールである請求項(1)〜(3)の何れ
    か一つに記載の、ゴキブリ忌避性化粧板。
  5. (5)基板1に突板2を張り合わせるにあたり、前記突
    板2にピレスロイド系化合物を有効成分とする殺虫剤と
    フェニルフェノール系化合物を有効成分とする防虫剤と
    を含有した処理液を含浸させて当該溶媒成分を揮散させ
    た後、この処理済突板2を基板1に接着して接合板Fと
    し、この接合板Fに接着された突板2の表面に、ピレス
    ロイド系化合物を有効成分とする殺虫剤とフェニルフェ
    ノール系化合物を有効成分とする防虫剤とを添加して調
    製した仕上塗料を塗布して塗膜3を形成し表面仕上する
    ことを特徴としたゴキブリ忌避性化粧板の製造方法。
  6. (6)多数の単板を積層した合板を基板1として用いる
    場合において、この基板1における 少なくとも最上層の単板に、ピレスロイド系化合物を有
    効成分とする殺虫剤とフェニルフェノール系化合物を有
    効成分とする防虫剤とを含有した処理液を含浸させてい
    る請求項(5)記載の、ゴキブリ忌避性化粧板の製造方
    法。
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