JPH0455377A - 無機多孔体の製造方法 - Google Patents

無機多孔体の製造方法

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JPH0455377A
JPH0455377A JP16772890A JP16772890A JPH0455377A JP H0455377 A JPH0455377 A JP H0455377A JP 16772890 A JP16772890 A JP 16772890A JP 16772890 A JP16772890 A JP 16772890A JP H0455377 A JPH0455377 A JP H0455377A
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inorganic
pillar material
porous body
state
inorganic porous
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JP16772890A
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English (en)
Inventor
Koichi Takahama
孝一 高濱
Masaru Yokoyama
勝 横山
Takashi Kishimoto
隆 岸本
Hiroshi Yokogawa
弘 横川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、無機多孔体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
膨潤性層状化合物に溶媒を含ませて膨潤状態にし、その
層間にピラー材を挿入することによって、前記層間に大
きな空隙を形成し、この空隙を利用して優れた断熱材や
触媒性能を有する機能材料を得る方法が知られている(
特公昭61−10130号公報、特開昭60−1378
12号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、これらの方法によって得られる無機層状多孔体
の細孔面積(比容積)は、せいぜい、0゜8 cc /
 g以下であり、無機層状化合物が本来持っている潜在
的な機能を十分に引き出しているとは言い難い。
発明者らが見出したところによれば、これは、せっかく
層間にピラー材を挿入しても、乾燥段階で溶媒が気化す
る際に層間粒子の表面エネルギーを奪うため、ピラーを
構成する粒子間や、無機層状化合物間に凝集が住したり
して膨潤性層状化合物の膨潤状態の層間隔をそのまま保
持することができず、多孔体の構造が変化してしまうた
めである。
このため、たとえば、無機層状多孔体の多孔構造を利用
して、この無機層状多孔体から空気と同等またはそれよ
りも低い熱伝導率の断熱材を得ようとしても、固体部分
からの熱の漏れが支配的となり、目的とする物性を有す
る断熱材を得るには至っていなかった。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって
、乾燥の際に層間に含有されている溶媒が気化する際に
生じる、ピラーを構成する粒子同士および無機層状化合
物同士の凝集を少なくすることができ、極めて大きい細
孔容積を有する無機多孔体を製造する方法を提供するこ
とを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するために、この発明にかかる無機多孔
体の製造方法は、膨潤状態にある膨潤性層状化合物の吸
収している溶媒を液体二酸化炭素または臨界状態の二酸
化炭素で抽出することにより乾燥することを特徴とする
この発明にかかる無機多孔体の製造方法は、前記膨潤状
態にある膨潤性層状化合物の層間にピラー材が挿入され
ていてもよい。
さらに、この発明にかかる無機多孔体の製造方法は、前
記ピラー材として、陽イオン性無機化合物およびアルコ
ラートのうちから選ばれる少なくとも1つの化合物で表
面を修飾されている無機ピラー材が用いられてもよい。
また、この発明にかかる無機多孔体の製造方法は、前記
膨潤状態にある膨潤性層状化合物の層間に挿入されてい
るピラー材が有機ピラー材であり、乾燥の際に前記有機
ピラー材の層間からの除去を同時に行うようにしてもよ
い。
〔作   用〕
膨潤状態にある層状化合物を乾燥して無機多孔体を得る
にあたり、前記層状化合物が吸収している溶媒を液体状
態または臨界状態の二酸化炭素で抽出することにより乾
燥すると、層状化合物粒子および必要に応じて使用する
ピラー材を構成する粒子の表面エネルギーが奪われない
かまたは奪われにくい。表面エネルギーの低下が全くな
いかまたはほとんどないので、凝集が起こりにくいので
ある。このため、層状化合物粒子の溶媒中の状態をうま
く保持したような形で乾燥され、粒子間にカードハウス
構造(たとえば、層状化合物粒子が互いにまちまちの向
きで隣合うような構造)のような隙間がうまく形成され
たり、層状化合物の層間の溶媒の凝縮および前記ピラー
材の凝集を阻止し十分に広い層間距離が保たれたりする
膨潤性層状化合物の層間にピラー材を挿入しない状態で
通常の加熱による乾燥を行うと、膨潤によって一旦開い
た層間隔が再び狭くなるが、乾燥を液体状態または臨界
状態の二酸化炭素を用いて行えば、前記のカードハウス
構造のような空隙が粒子間に生じるため、層間隔が狭い
にもかかわらず細孔容積の大きな多孔体を得ることがで
きるのである。
膨潤状態にある膨潤性層状化合物の層間にピラー材が挿
入されていると、層間が押し拡げられるので、十分に広
い層間距離を有する無機多孔体が得られる。
無機ピラー材が膨潤性層状化合物の層間にあると、無機
ピラー材が支柱となって一層広い層間距離が確保され、
しかも、無機ピラー材の表面が陽イオン性無機化合物や
アルコラートで修飾されていると、同とラー材が層状化
合物の層間に固定されやすくなる。
有機ピラー材は、最終的には層間から除くのであるが、
液体状態または臨界状態の二酸化炭素を用いて乾燥する
際に、有機ピラー材を液体状態または臨界状態にある二
酸化炭素に抽出させ、流体と共に流出させるように乾燥
を行うと、層間から有機ピラー材を除けるのである。こ
のため、焼成など有機ピラー材除去のための工程を設け
ずに、乾燥時に有機ピラー材の除去ができる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明を、その実施例を表す図面を参照しな
がら、詳しく説明する。
第2図(b)は、従来の製造方法により得られた無機層
状多孔性粒子A′の構造を示している。図にみるように
、この無機層状多孔性粒子A′は、無機層状化合物の層
1および1間にピラー材4によって形成された空隙2′
を有する。しかし、この無機層状多孔性粒子A′では、
乾燥段階で前記凝集・凝縮が起こるために、J’ilに
うねりが生じており、このため、Fiilおよび1間の
間隙がピラー材4および4間で狭(なっているとともに
、層1とピラー材4との接触面積も大きくなっており、
この接触面積の増加で固体間伝熱量が増すようにもなっ
ている。
第2図(a)は、この発明にかかる無機多孔体の製造方
法の1実施例によって得られた無機層状多孔性粒子Aの
構造を示している。この無機層状多孔性粒子Aでは、乾
燥時に凝集・凝縮が生じないために、前記従来の無機層
状多孔性粒子A′の構造と異なり、層1にうねりが生じ
ておらず、このため、層1および1間の間隙2は、ピラ
ー材4および4間でも狭くなっておらず、しかも、層1
とピラー材4の間の接触面積が従来のものに比べ小さく
なっている。そのため、層1とピラー材4との間の固体
間伝熱量が小さくなっている。
膨潤性層状化合物としては、Na−モンモリロナイト、
Ca−モンモリロナイト、3−八面体型合成スメクタイ
ト(たとえば、合成サボナイト、Na−ヘクトライト、
Li−ヘクトライト、Na−テニオライト、Li−テニ
オライト等)、酸性白土、合成雲母等が挙げられるが、
この発明では、膨潤性層状化合物でありさえすれば、こ
れらに限られるものではない。なお、Ca−モンモリロ
ナイト、酸性白土等のような難膨潤性の層状化合物を用
いる場合には、l11潤時に混線等により、強い剪断力
を加える必要がある。
3−八面体型合成スメクタイトは、上記両モンモリロナ
イトのような天然品と異なり、合成品であるがため、鉄
分等の不純物が極めて少なく、得られた無機多孔体が透
明性を有する(半透明)ことになる。たとえば、3−八
面体型合成サボナイト(以下、「合成サボナイト」とい
う)は、3層構造で、中央にいわゆるMg八面体が位置
し、その表裏にいわゆるSt四面体が位置している構成
のものである。合成サボナイトは、非常に小さい粒子で
あり、たとえば、Na−モンモリロナイトや合成雲母に
比べて1/10〜1/20の大きさである。そのため、
粒子間でもカードハウス構造の狭い空隙が十分にでき、
たとえば、断熱性が非常によい無機多孔体が得られる。
膨潤性層状化合物の層間に挿入される無機ピラー材とし
ては、コロイド状無機化合物、アルコラート(以下、ピ
ラー材用のアルコラートを「アルコラートI」という)
の加水分解物などが用いられる。
コロイド状無機化合物としては、特に限定されないが、
熱的に安定な酸化物や、加熱することにより膨張するも
のを使用することが好ましい。このような化合物として
は、たとえば、S i O2、Sbx Os 、Fex
 Os 、Alx Ox 、Ti1t、zro!等が挙
げられる。これらは、単独で、あるいは、複数種併せて
用いることができる。このようなコロイド状無機化合物
の粒径についても、この発明では、特に限定されないが
、50〜150人程度の粒径であることが好ましい。
アルコラートIとしては、たとえば、5i(OC! H
s)i 、S i (OCHs)4、Ge  (QCs
 H?)41.Ge  (QC! Hz)+などを用い
ることができるが、これら以外のものを使用することも
できる。
以上のような無機ピラー材は、そのままで、膨潤性層状
化合物の層間に挿入されてもよいが、その表面が陽イオ
ン性無機化合物、前記アルコラートIとは別のアルコラ
ート(以下、ピラー材の修飾に用いるアルコラートを「
アルコラート’II Jと言う)、および、エステルの
うちの少なくとも1つで修飾されてから、前記層間に挿
入されるようにしてもよい。
無機ピラー材の表面を修飾するために用いられる陽イオ
ン性無機化合物としては、チタン系化合物、ジルコニウ
ム系化合物、ハフニウム系化合物、鉄系化合物、銅系化
合物、クロム系化合物、ニッケル系化合物、亜鉛系化合
物、アルミニウム系化合物、マンガン系化合物、リン系
化合物、ホウ素系化合物等が挙げられ、たとえば、T 
i Cl mのような金属塩化物、Zr0C1,のよう
な金属オキシ塩化物、その他硝酸塩化合物等があるが、
これ以外のものを用いることもできる。また、アルコラ
ート■としては、T i  (OR) 4 、Z r 
 (OR)、 、PO(OR)、 、B (OR)1等
を用いることができ、具体的には、たとえば、Ti(Q
Cs Ht )、 、Zr (QCs Ht )、 、
PO(QCHl )s 、PO(OCt Hs )* 
、B (QCHl )、 、B (oc、H,)4等が
あるが、これら以外のものを使用することもできる。な
お、これらは、単独で、あるいは、複数種併せて用いる
ことができる。
また、この発明では、水溶性高分子化合物、第4級アン
モニウム塩、高級脂肪酸、両性界面活性剤およびコリン
化合物の中から選ばれた少なくとも1つからなる有機ピ
ラー材を単独であるいは無機ピラー材とともに、前記膨
潤性層状化合物の層1および1間に挿入することもでき
る。
水溶性高分子化合物としては、種々のものが考えられる
が、たとえば、ポリビニルアルコール、ポリエチレング
リコール、ポリエチレンオキサイド、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン等が挙げられる。
また、第4級アンモニウム塩および高級脂肪酸としては
、種々のものが考えられるが、その中でも、オクタデシ
ル基、ヘキサデシル基、テトラデシル基およびドデシル
基等の基を有するものが、特に好ましい。このような第
4級アンモニウム塩としては、オクタデシルトリメチル
アンモニウム塩、ジオクタデシルジメチルアンモニウム
塩、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩、ジオクタ
デシルジメチルアンモニウム塩、テトラデシルトリメチ
ルアンモニウム塩、ジオクタデシルジメチルアンモニウ
ム塩等が、また、高級脂肪酸としては、バルミチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等がある。
コリン化合物も、種々のものが考えられるが、たとえば
、 (HOCH,C)(、N (CHI )、)” 0H−
Cs H14c l N O。
Ci HI4N OC4Hs O4、 Cs Hl 4 N OC−Ht Ot、Cs Hl 
4 N OC−Ht * Otが好ましいものとして挙
げられる。
また、両性界面活性剤としても、種々のものが考えられ
るが、その中でも、陽イオン部が脂肪族アミン型で、か
つ、陰イオン部がカルボキシル基、硫酸エステル基、ス
ルホン基およびリン酸エステル基の中から選ばれた少な
くとも1つの基を有するものが好ましい。
有機とラー材としては、この発明では、膨潤性層状化合
物の層間に挿入可能なものであれば、上記以外のものを
使用することもできる。
つぎに、この発明にかかる無機多孔体の製造方法につい
て、その1実施例を表した模式に基づいて詳しく説明す
る。
膨潤性粘土鉱物のような物質は、第3図に示すように、
膨潤性無機層状化合物A、の集まりでできている。主材
たるこの化合物A1を水などの溶媒と混合、さらには、
必要に応じて混練して、第4図にみるように、r@1お
よび1間に溶媒3を含ませて、あらかじめ膨潤させてお
く。溶媒としては、一般に水が用いられるが、これ以外
の極性溶媒、たとえば、メタノール、エタノール、DM
F、DMSO、アセトン等を単独で、あるいは、複数種
併せて用いるようにしても構わない。また、これらの少
なくとも1つと水との混合溶媒でもよい。
つぎに、無機ピラー材として、たとえば、アルコラート
の重合物を使用する場合には、アルコラート−にエタノ
ール、イソプロパツール等の溶媒を加えて溶解し、これ
に水と塩酸等の反応触媒(加水分解触媒)を加えて混合
し、加水分解反応させる。この加水分解反応は、特に限
定されないが、70℃前後の温度で行うことが好ましい
。また、このような無機ピラー材の加水分解反応がある
程度進行し、核41が成長した段階(第5図(C1参照
)で、この反応液中にアルコラート■または陽イオン性
無機化合物を加え、これらの化合物を前記核の表面に付
加反応させれば、第5図(b)にみるように、その表面
がプラスの電荷を帯びた反応物42が得られる。このよ
うにしてできた無機ピラー材42に、必要に応じて、水
溶性高分子化合物、第4級アンモニウム塩等からなる有
機ピラー材51が併用されている。
無機ピラー材として、コロイド状無機化合物を使用する
場合には、第5図(C)のように、そのままで使用して
もよいし、あるいは、このコロイド状無機化合物の分散
液中に、前記金属アルコラート■または陽イオン性無機
化合物を加え、これらの化合物を先の場合と同様に、前
記無機ピラー材からなる核41の表面に付加反応させて
、同様に反応物を得てもよい。
また、修飾しない核41に有機ピラー材51を併用した
場合は、第5図(a)のようになる。
以上のような各成分が配合された混合液をあらかじめ膨
潤させておいた前記膨潤性層状化合物と混合して、層状
化合物の層1および1間に挿入(インターカーレーショ
ン)する。混合時の温度は、この発明では、特に限定さ
れないが、60〜70℃前後であることが好ましい。
なお、水溶性高分子化合物や第4級アンモニウム塩が有
機ピラー材として配合された場合には、第6図(a)お
よび(b)にみるように、この有機ピラー材5が屓1お
よび1間を押し拡げて保持し、それとともに、無機ピラ
ー材4の動きを鈍(して、この層1および1間にとどめ
る働きをする。有機ピラー材を加えない場合は、第6図
(C)のようになる。とどめられた無機ピラー材4は、
それによって層lおよび1間を押し拡げたまま保持する
。また、この無機ピラー材がその表面を修飾された反応
物4′である場合には、第6図(b)にみるように、そ
の表面の正電荷が層1の表面のマイナス部分と電気的に
結合するため、無機ピラー材4′は広くなっている層1
および1間に保持固定されるようになる。
また、第7図にみるように、膨潤性層状化合物のN1お
よび1間に有機ピラー材5を挿入しておき、無機ピラー
材は挿入しないものを用いて無機多孔体を作ることもで
きる。
以上のような反応溶液を遠心分離して試料をゲル状態化
したのち、ヘラ等でたとえば板状に配向させる。この板
状体など配向されたものを液体状あるいは臨界状態の二
酸化炭素(炭酸)〔第1図において、右上がりのハツチ
ングを付した領域(その境界線上の点も含む)Rが液体
状態あるいは臨界状態(臨界点CP)である〕で乾燥す
る。たとえば、液体二酸化炭素または臨界状態の二酸化
炭素を流して膨潤状態の層状化合物の溶媒を抽出、乾燥
するのである。液体状態の二酸化炭素を作るための方法
としては、たとえば、液化炭酸ガスボンベを直接利用し
たり、−度気化させ、ポンプで圧縮して再び液化させて
使用したりする(第1図参照)。この状態にある液体お
よび流体を系から脱出させることにより乾燥が終わる。
なお、膨潤に用いた溶媒が液体状態または臨界状態の二
酸化炭素に抽出されないかあるいは抽出されにくい溶媒
である場合には、必要に応じて、そのような溶媒を前述
の状態の二酸化炭素と相溶性のある溶媒に置換し、この
溶媒を前述の状態の二酸化炭素で系から抽出、乾燥する
ことができる。たとえば、水で膨潤させた場合には、こ
の水をエタノールなどで置換し、このエタノールを液体
状態または臨界状態の二酸化炭素で抽出、乾燥するので
ある上述のようにして得られた無機多孔体は、多孔性構
造が乾燥前のままに保持されており、そのため、従来の
熱風乾燥、あるいは、凍結乾燥のものに比べて、細孔容
積(比容積)が極めて大きく、極めて断熱性に富む。
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。
一実施例1− アルコラートIであるS i  (QCs Hs ) 
4  (平井化学薬品■製)にエタノール(半井化学薬
品■製特級試薬)を加え、十分に混合して溶液とした。
この溶液に2Nの塩酸を5−程度加え、70℃に加熱し
て加水分解反応を行い、無機ピラー材の核を作った。
つぎに、この溶液に、陽イオン性無機化合物であるTi
Cj!4 (平井化学薬品■製)の4モル/l水溶液を
添加して十分に混合し、反応を行わせて、反応物が分散
された反応液を得た。この反応液を、あらかじめ水で膨
潤させておいた膨潤性層状化合物であるNa−モンモリ
ロナイト(クニミネ工業■製りニピアF)の0.8重量
%水溶液と混合し、60℃で1.5時間、挿入反応を行
った。
反応後、エタノールにより、数回、洗浄、遠心分離を繰
り返し、ヘラで板状に配向させ、液体状の二酸化炭素(
20℃、150atm)を流して48時間乾燥した。
なお、各成分の配合比は、モル比で5i(QC、Hi、
:エタノール:2N塩酸: T i Cj! 4=17
=18:65:1.7であり、Na−モンモリロナイト
とS i Otの配合比は、重量比で1:0.6であっ
た。
一実施例2− 無機ビラ−材として陽イオン性無機化合物であるTiC
j!a(平井化学薬品■製)を用い、その4モル/1水
溶液を、あらかじめ水で膨潤させておいた膨潤性層状化
合物であるNa−モンモリロナイト (クニミネ工業■
製、商品名クニピアF)の0.8重量%水溶液に混合し
、60℃で1.5時間、挿入反応を行った。これ以外は
実施例1と同様にして無機多孔体試料を得た。
一実施例3− 無機ピラー材としてコロイド状無機化合物であルチタニ
アージルコニアコートシリカソ゛ル(日産化学工業■製
、商品名スノーテックスTZK)を用いた。これ以外は
実施例1と同様にして無機多孔体試料を得た。
一実施例4− T i Cl 4の代わりにT i  (OCm Hv
 ) 4を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
無機多孔体試料を得た。
一実施例5− アルコラートIであるS i(OCt Hs ) 4 
 (平井化学薬品■製)にエタノール(半井化学薬品■
製特級試薬)を加え、十分に混合して溶液とした。この
溶液に2Nの塩酸を加え、70℃に加熱して加水分解反
応を行い、無機ピラー材の核を作った。
つぎに、この溶液に、陽イオン性無機化合物であるTi
CJ!a(平井化学薬品■製)の4モル/l水溶液を添
加して十分に混合し、反応を行って反応物が分散された
反応液を得た。
このようにして得られた反応液に、第4級アンモニウム
塩であるオクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド(日本油脂■製カチオンAB)を十分混合させて混合
液を得た。
得られた混合液と、あらかじめ水で膨潤させておいた膨
潤性層状化合物であるNa−モンモリロナイト (クニ
ミネ工業■製りニビアF)の0.8重量%水溶液とを混
合し、60℃で1.5時間、挿入反応を行った。
反応後、エタノールにより数回、洗浄、遠心分離を繰り
返し、液体状態の二酸化炭素(20℃、150atm)
を添加しながら、24時間抽出乾燥して無機多孔体試料
を得た。
なお、各成分の配合比は、モル比で5i(QCsHs)
4 :エタノール:2N塩酸: T i Cj! a=
11:18:65:1.1であり、Na−モンモリロナ
イト、5insおよびオクタデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライドの配合比は、重量比で1F0.6:1で
あった。
一実施例6一 実施例1において、液体状態の二酸化炭素で48時間乾
燥する代わりに、臨界状態の二酸化炭素〔温度31℃(
31,1℃)、72.8atm)で48時間乾燥するこ
と以外は実施例1と全く同様にして無機多孔体試料を得
た。
以上の実施例において、液体状態または臨界状態の二酸
化炭素での乾燥の際には、圧力機器■製の超臨界流体抽
出装置(2I!タイプ)を用いた。
−比較例1一 実施例1における挿入反応後、エタノールで洗浄するこ
となく、そのままの膨潤状態で、大気圧下、温度60℃
で12時間の条件により乾燥させて無機多孔体試料を得
た。
上記実施例および比較例で得られた板状の無機多孔体試
料について、比表面積、細孔容積、層間距離、みかけ密
度、および、熱伝導率を測定した。結果を第1表に示し
た。
なお、比表面積および細孔容積は窒素吸着法におけるB
ETの方法を、層間距離(層間間隔)はX線回折におけ
るd III測定により求めた。また、熱伝導率はAS
TM−C−518に準拠した熱流計法により測定した。
各々の測定器の商品名は以下のとおりである。
窒素吸着法:カンタクローム社製 商品名オートソーブ
6 X線回折:理学電機■製 熱伝導率;英弘楕機■製 商品名HC 第1表にみるように、実施例の無機多孔体は、比較例の
ものに比べて、細孔容積および層間距離が大きく、みか
け密度および熱伝導率が小さがった。これは、乾燥方法
の違いにより上述のような現象が起こったためと考えら
れる。
なお、実施例および比較例で用いたクニピアFの比表面
積はIn−r/g、層間距離d0.は9.6人で、細孔
容積は非常に小さいものであった。
この発明の製造方法によれば、超臨界状態での乾燥に比
べてより低圧および/または低温でできるというメリッ
トがある。
なお、実施例の多孔体では、第8図にみるように、粒子
Aが凝集しないままで乾燥され、粒子A同士の間に多数
の空隙が形成される。ピラー材が挿入されない粒子A″
同士間でも、粒子A″間の空隙は同じように形成される
ので、熱伝導率が低くなるのである。
〔発明の効果〕
この発明にかかる無機多孔体の製造方法は、以上に述べ
たように、乾燥を液体状態または臨界状態の二酸化炭素
で行うため、この発明によれば、乾燥前の多孔性構造が
そのまま維持され、細孔容積が極めて大きく、十分に小
さい熱伝導率を有する多孔体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、二酸化炭素の圧力P−温度T−密度ρの関係
を表す状態図、第2図(alは、この発明にかかる無機
多孔体の製造方法の1実施例によって得られた無機多孔
体中の無機層状多孔性粒子Aの構造説明図、第2図(b
)は、従来の無機多孔体の製造方法により得られた無機
層状多孔体中の無機層状多孔性粒子A′の構造説明図、
第3図は、膨潤性層状化合物の模式的側面図、第4図は
、その膨潤にいたる状態の説明図、第5図(alは、コ
ロイド状無機化合物またはアルコラートを加水分解して
形成された無機ピラー材に有機ピラー材を配合した状態
の説明図、第5図山)は、無機ピラー材としてその表面
が修飾された反応物を使用しそれに有機ピラー材を配合
した状態の説明図、第5図10)は、コロイド状無機化
合物またはアルコラートIより形成された無機ピラー材
の存在状態の説明図、第6図(alは第5図Ta)の混
合物を膨潤性無機層状化合物の層間に挿入した状態の説
明図、第6図tb+は、第5図(blの混合物を膨潤性
無機層状化合物の層間に挿入した状態の説明図、第6図
(C)は、第5図(C)の混合物を膨潤性無機層状化合
物の層間に挿入した状態の説明曲、第7図は、膨潤性層
状化合物の層間に有機ピラー材が挿入された状態を示す
模式図、第8図は、この発明の製造方法により得られた
多孔体の1例をあられす模式図である。 A、A’・・・無機層状多孔体 A、・・・膨潤性無機
層状化合物 1・・・層 2.2′・・・空隙 3・・
・溶媒4・・・無機ピラー材 4′・・・修飾された無
機ピラー材 5・・・有機ピラー材 @ 1 図 代理人 弁理士  松 本 武 彦 (c) 第 3図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 膨潤状態にある膨潤性層状化合物を乾燥することに
    より無機多孔体を製造する方法において、前記膨潤性層
    状化合物の吸収している溶媒を液体二酸化炭素または臨
    界状態の二酸化炭素で抽出することにより乾燥すること
    を特徴とする無機多孔体の製造方法。 2 膨潤状態にある膨潤性層状化合物がその層間にピラ
    ー材の挿入されたものである請求項1記載の無機多孔体
    の製造方法。 3 ピラー材が、陽イオン性無機化合物およびアルコラ
    ートのうちから選ばれる少なくとも1つの化合物で表面
    を修飾されている無機ピラー材である請求項2記載の無
    機多孔体の製造方法。 4 ピラー材が有機ピラー材であり、乾燥の際に前記有
    機ピラー材の層間からの除去を同時に行う請求項2記載
    の無機多孔体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024133477A (ja) * 2017-12-29 2024-10-02 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ 合成フィロケイ酸塩を調製する方法

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JP2024133477A (ja) * 2017-12-29 2024-10-02 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ 合成フィロケイ酸塩を調製する方法

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