JPH0457923A - 六チタン酸カリウム多結晶繊維の製造方法 - Google Patents

六チタン酸カリウム多結晶繊維の製造方法

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JPH0457923A
JPH0457923A JP16779790A JP16779790A JPH0457923A JP H0457923 A JPH0457923 A JP H0457923A JP 16779790 A JP16779790 A JP 16779790A JP 16779790 A JP16779790 A JP 16779790A JP H0457923 A JPH0457923 A JP H0457923A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、六チタン酸カリウム多結晶繊維の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
六チタン酸カリウム繊維(K、T i、o。〕は耐摩耗
性、耐火・耐熱性、断熱性、補強性等を有する合成無機
繊維であり、各種分野においてアスベスト代替品として
有望視されている。
この繊維の代表的な製造法として溶融法と称される方法
が知られている。その製造法は、加熱により二酸化チタ
ン(TiO2)となるチタン化合物と、加熱により酸化
カリウムとなるカリウム化合物とを、TfOz/K2O
のモル比が約2となるように混合して出発原料とし、こ
れを加熱溶融する工程、その加熱溶融物を一方向に凝固
させ初生相繊維としてニチタン酸カリウム繊維(K t
 T i z Os)が束状に凝集した繊維塊を得る工
程、その繊維塊を水洗することによりK+イオンを溶出
させると共に、繊維同士の凝集を解く工程、その処理を
経て回収される水和チタン酸カリウム繊維を乾燥し、焼
成処理する工程からなる。
上記初生相繊維塊の水洗処理において、ニチタン酸カリ
ウム繊維は、K3イオンの溶出(脱カリウム)により、
目的とする六チタン酸カリウム相当の化学組成に変換さ
れるが、そこで回収される繊維の結晶構造は、六チタン
酸カリウムの結晶構造と異なって、その先駆体繊維であ
るニチタン酸カリウム繊維の結晶構造のなごりをとどめ
ている。
その結晶構造を変換するために上記水洗処理の後、焼成
処理が施され、その焼成処理により構造的にも完全な六
チタン酸カリウム繊維となる。
こうして得られた六チタン酸カリウム繊維は、直径約2
0〜50avx、長さ約100〜300 uIIOサイ
ズを有する多結晶繊維である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の製造法により得られる六チタン酸カリウム多
結晶繊維は、その表面に多数の筋状のシワが観察される
。第6図はその例として、六チタン酸カリウム多結晶繊
維を樹脂中に添加混合して形成された複合部材の断面を
示している。(F゛)は、マトリックス樹脂中に分散混
在する六チタン酸カリウム繊維(繊維径:約20〜50
μm)であり、各繊維のそれぞれに多数の筋状のシワが
存在している。この繊維のシワは結晶粒界に沿った線状
の亀裂である。
このような線状の亀裂が存在すると、例えばその繊維を
樹脂と混合し結着成形して自動車の制動装置を構成する
ディスクパッド等の摺動部材として使用する場合、摺動
面に存在する繊維が、相手材との摩擦により、線状亀裂
に沿って剥離し摺動面からの繊維脱落をはやめる原因と
なり、それと同時に、摺動面の摩耗粉塵中に、微細な繊
維片が混入する原因となり好ましくない。
また、上記繊維は、強度、可撓性等の点からも線状亀裂
のないことが望まれる。例えば金属やプラスチック等の
補強繊維として使用する場合の分散強化作用を十分に発
揮させるためにも、線状亀裂を有しない繊維が有利なこ
とは言うまでもない。
本発明は上記課題を解決するための改良された六チタン
酸カリウム繊維の製造方法を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明に係る
六チタン酸カリウム多結晶繊維の製造方法は、 加熱により二酸化チタン(TiOz)となるチタン化合
物と、加熱により酸化カリウム(K2O)となるカリウ
ム化合物とを、TiO2/K2Oのモル比が1.5〜2
.5となるように混合した混合物を加熱溶融する工程、 上記加熱溶融物を指向性凝固させてニチタン酸カリウム
繊維の束状集合体である繊維塊を得る工程、 上記繊維塊を洗液で処理してK+イオンを溶出させると
共に解繊することにより、四チタン酸カリウム組成と六
チタン酸カリウム組成の2種の水和チタン酸カリウムか
らなり、四チタン酸カリウム組成相/六チタン酸カリウ
ム組成相の量比(モル比)が0.0510.95〜0.
4510.55である水和チタン酸カリウム混相繊維を
得る工程、 上記水和チタン酸カリウム混相繊維を乾燥し、焼成処理
することにより四チタン酸カリウム相と六チタン酸カリ
ウム相とからなる混相繊維を得る工程、 上記混相繊維を洗液で処理することにより四チタン酸カ
リウム相からK+イオンを溶出させて六チタン酸カリウ
ム組成の水和チタン酸カリウムに組成変換し、乾燥後、
焼成処理に付して該水和チタン酸カリウムを六チタン酸
カリウムに構造変換させる工程、からなる。
本発明により得られる六チタン酸カリウム繊維は、直径
約20〜50μ麟、長さ約100〜300μ−の繊維サ
イズを有する多結晶繊維である。
本発明は、上記のように初生相繊維にチタン酸カリウム
繊維)の塊状物の洗液によるK+イオン溶出(脱カリウ
ム)および解繊の処理工程において、ニチタン酸カリウ
ム繊維が完全に六チタン酸カリウム組成となるまで脱カ
リウムを進める従来の製造法と異なって、脱カリウムを
中間段階で一旦停止し、一部を四チタン酸カリウム組成
にとどめることにより、四チタン酸カリウム組成と六チ
タン酸カリウム組成の2種の水和チタン酸カリウムから
なる混相繊維となし、これを焼成処理した後、あらため
て脱カリウム処理と焼成処理を行うことにより、混相繊
維中の四チタン酸カリウム相を六チタン酸カリウム相に
変換させることとしている。
このように二段階の脱カリウム処理と焼成処理を経由す
る本発明方法により得られる六チタン酸カリウム多結晶
繊維は、従来法のそれと異なってシワ(線状亀裂)がな
く、健全な繊維形態を有している。この繊維形態の相違
を生じる機構は未だ十分に解明されていないが、初生相
繊維である二チタン酸カリウム繊維(Ties三角両錐
の連鎖が積層した層状構造)から、−段階の脱カリウム
と焼成処理によって最終製品である六チタン酸カリウム
繊維(T i O,八面体の連鎖により形成されたトン
ネル構造)へ組成変換と構造変換を行なわせる従来の製
造法では、ニチタン酸カリウムの層状構造から六チタン
酸カリウムのトンネル構造への構造変換過程で、繊維(
多結晶体である)を形成している結晶と結晶との界面に
、構造変化に伴う軸方向の歪みが大きく作用するのに対
し、二段階の脱カリウム処理と焼成処理を行う本発明の
繊維変換工程においては、六チタン酸カリウム結晶と四
チタン酸カリウム結晶(T i O,八面体の稜と角を
共通する連鎖が積層した層状構造)の混相繊維を中間段
階として経由していることにより、構造変換に伴う結晶
粒界面の歪みが少なく、その歪緩和の効果として線状亀
裂の発生が回避されるものと考えれらる。
以下、本発明方法を工程順に詳しく説明する。
出発原料を構成する加熱により二酸化チタンとなるチタ
ン化合物としては、精製酸化チタン、合成ルチル、チタ
ンスラグ、天然ルチルサンドや天然アナターゼサンド等
、各種のチタン化合物が用いられる。
チタン化合物に配合されるカリウム化合物は代表的には
炭酸カリウム(K、CO,)であり、そのほか、加熱溶
融工程でに、Oとなるカリウム化合物、例えば水酸化物
、硝酸塩などを使用することもできる。
チタン化合物とカリウム化合物の混合割合を、T i 
o z/ K t Oモル比テ1.5〜2.5 (7)
範囲に限定したのは、加熱溶融物の冷却凝固過程におい
て、初生相二チタン酸カリウム繊維の効率良い生成・成
長を行わせるためである。また、ニチタン酸カリウム繊
維を初生相繊維として形成させることとしたのは、この
ものが結晶構造上、繊維塊の脱カリウムと解繊を比較的
容易に行うことができるからである。より好ましいモル
比は、1.8〜2.2である。
チタン化合物とカリウム化合物の混合物を、溶解ルツボ
に装入し、融点以上の温度に加熱して溶解したのち、一
方向または多方向に指向性凝固させる冷却処理により、
ニチタン酸カリウム繊維[K t T i z Os 
]の集束繊維塊を得る。
ついで、上記繊維塊を洗液による処理に付し、解繊とK
+イオンの溶出(脱カリウム)とを行うことにより四チ
タン酸カリウム組成と六チタン酸カリウム組成の2種の
水和チタン酸カリウムからなる混相繊維を回収する。
その混相繊維の2相の量比〔四チタン酸カリウム組成相
/六チタン酸カリウム組成相のモル比〕は、0.051
0.95〜0.4510.55であることを要する。
二相の量比の下限を0.0510.95としたのは、四
チタン酸カリウム組成相の占める割合がそれより少ない
と、四チタン酸カリウムを混在させることによる線状亀
裂の防止効果が不十分となるからであり、他方二相量比
の上限を0.4510.55としたのは、それを越える
と、四チタン酸カリウム相で微細な線状亀裂が発生し、
その亀裂がそのまへ最終繊維に残存することとなり、こ
の場合も線状亀裂を防止できなくなるからである。
上記解繊・脱カリウムのための洗液としては、水(常温
)、熱水(例えば、50〜80°C)、または酸液(例
えば、0.05〜0.3%の硫酸水溶液、0.05〜0
.3%の塩酸、0.1〜1%の酢酸水溶液)等が使用さ
れるが、通常は水で十分である。その洗液処理における
洗液の使用量や処理時間等を加減し、K゛イオン溶出量
を制御することにより、得られる混相繊維の二相の量比
を所望の値に調節することができる0例えば、水を洗液
とする場合、繊維塊を約60〜150倍量(重量比)の
水に浸漬し、攪拌下に所定時間(例えば3〜10時間)
処理することにより前記所定の二相量比を有する混相繊
維を回収することができる。
上記洗液による処理を経て回収される混相繊維を構成し
ている四チタン酸カリウム組成相と六チタン酸カリウム
組成相は、構造的にはその先駆体である初生相二チタン
酸カリウムの結晶構造のなごりをとどめている。そこで
、これを乾燥(例えば風乾)し、適当な温度、好ましく
は、約800〜1050“Cで焼成することにより、構
造的にも四チタン酸カリウム相と六チタン酸カリウム相
の2相からなる混相繊維に変換せしめる。
第2図は、上記洗液による処理と焼成処理とを経て得ら
れた混相繊維のX線回折結果を示している(供試繊維は
後記実施例1の(I[)参照)。図中、4Tは四チタン
酸カリウム相、6Tは六チタン酸カリウム相を示してい
る。この混相繊維を構成する四チタン酸カリウム相/六
チタン酸カリウム相の量比(モル比)は約0.310.
7である(化学分析による)。
焼成処理された上記混相繊維を、更に洗液による処理(
二次溶出処理)に付し、洗液のに′濃度の測定等による
脱カリウム量調節下に、四チタン酸カリウム相からK+
イオンを溶出することにより、四チタン酸カリウム相を
六チタン酸カリウム組成の水和チタン酸カリウム(構造
的には四チタン酸カリウムの層状構造のなごりをとどめ
ている)に変換する。この二次溶出処理の洗液は、水、
熱水などであってもよいが、脱カリウム促進のためには
酸溶液を使用するのが好ましい。その場合の酸溶液とし
ては、例えば約0.02〜0.2%の硫酸水溶液、約0
.1〜1%の酢酸水溶液等が好適である。
二次溶出処理後、洗液から回収した解繊を乾燥(例えば
、風乾)し、温度ニア00〜1000°C1好ましくは
約800°C前後で焼成処理(二次焼成)することによ
り六チタン酸カリウム組成の水和チタン酸カリウム相を
、四チタン酸カリウムの層状構造から六チタン酸カリウ
ムのトンネル構造に変換する。
上記混相繊維の二次溶出処理および二次焼成処理工程に
おいて、その混相繊維中に六チタン酸カリウムとして存
在している相には組成および構造上の変化はな(、四チ
タン酸カリウム相のみ六チタン酸カリウム相への組成お
よび構造変換が生じ、これにより、最終繊維として六チ
タン酸カリウム単相の多結晶繊維が得られる。
第5図は上記工程を経て得られる本発明の六チタン酸カ
リウム多結晶繊維(供試繊維は、後記実施例1による)
を樹脂に配合して結着成形した複合材料を示している(
倍率x100)。マトリックス樹脂中に混在する繊維(
F)は、第6図に示した従来の繊維(F”)に観察され
るような線状亀裂は皆無である。
〔実施例〕
各実施例で使用したチタン化合物は天然ルチルサンド(
オーストラリア産、純度95.6%)であり、カリウム
化合物は炭酸カリウムCKtCO2,純度99.5%)
である。
実蓋■土 CI)出発原料配合 TiO2/K2Oモル比:  2.0゜(I[)加熱溶
融および冷却凝固処理 出発原料混合物を白金ルツボに入れ、1100°Cで1
時間を要して加熱溶解したのち、その溶解物を金属製冷
却皿に流し込み、冷却皿の底面から上方に向かう一方向
の指向性凝固により、初生相二チタン酸カリウム繊維の
束状集合体である繊維塊を得た。
(I[[)−次洗液処理および焼成処理上記繊維塊を1
20倍量の水中に浸漬し、約6時間を要して解繊・脱カ
リウム処理を行った。
洗液から回収した繊維を乾燥後、1000°Cで3時間
焼成処理した。
得られた繊維は、直径約20〜50μ曽・長さ約100
〜300μ−の多結晶形態を有し、このものは、X線回
折により四チタン酸カリウム相と六チタン酸カリウム相
とからなる2相混相繊維であり(第2図)、化学分析に
よるT i OtとKgの比から、四チタン酸カリウム
相/六チタン酸カリウム相のモル比は0.3010.7
0である。
〔V〕二次洗液処理および焼成処理 上記混相繊維を50倍量の硫酸水溶液(濃度0.1%)
に浸漬し1時間を要して脱カリウム処理したのち、洗液
から回収し、120°Cで乾燥後、800℃×1時間の
焼成処理を施した。
得られた繊維の形態を第1図に示す(倍率×100)。
この繊維は、直径約20〜50μ鋼、長さ約100〜3
00μmの多結晶繊維であり、X線回折は、六チタン酸
カリウム単相の繊維であることを示す(第3図)。繊維
には線状亀裂は全く観察されない。
実W (I)出発原料配合 実施例1と同じ (II)加熱溶融および冷却凝固処理 実施例1と同じ [I[1)−次溶出処理および焼成処理解繊環を、15
0倍量の水に浸漬し、7時間処理後、洗液から回収し、
乾燥(120℃)したのち、1050℃で1時間を要し
て焼成処理した。
得られた繊維は、四チタン酸カリウム相/六チタン酸カ
リウム相のモル比0.1010.90の二相混相繊維(
X線回折および化学分析による)である。
繊維径約20〜50μm、長さ約100〜300μ論。
(IV)二次溶出処理および焼成処理 上記混相繊維を50倍量の硫酸水溶液(濃度0.05%
)に浸漬し1時間を要してK+イオンを溶出したのち、
乾燥し、焼成処理(850℃×1時間)を施した。
得られた繊維は前記実施例1のそれと同じく六チタン酸
カリウム単相の多結晶繊維であり、線状亀裂は存在しな
い、繊維サイズは、直径約20〜50μm、長さ約10
0〜300μ−である。
1隻貫主 (1)出発原料配合 実施例1と同じ 〔■〕加熱溶融および冷却凝固処理 実施例1と同じ (I[[)−次溶出処理および焼成処理解繊環を、70
倍量の水に浸漬し、7時間処理後、洗液から回収し、乾
燥(120℃)したのち、950℃で3時間を要して焼
成処理した。
得られた繊維は、四チタン酸カリウム相/六チタン酸カ
リウム相のモル比0.4210.58の二相混相繊維(
X線回折および化学分析)である。繊維径約20〜50
μ園、長さ約ioo〜300μm。
(IV)二次溶出処理および焼成処理 上記混相繊維を50倍量の硫酸水溶液(1度0.15%
)に浸漬し1時間を要してに°イオンを溶出したのち、
乾燥し、焼成処理(800°C×1時間)を施した。
得られた繊維は前記実施例1のそれと同じく六チタン酸
カリウム単相の多結晶繊維であり、線状亀裂は存在しな
い。繊維サイズは、直径約20〜50μ顧、長さ 約1
00〜300μ−である。
〔比較例〕
CI)出発原料配合 実施例1と同じ 〔■〕加熱溶融および冷却凝固処理 実施例1と同じ (I[)洗液による処理および焼成処理繊維塊を、17
0倍量の水に浸漬し、24時間処理後、洗液から回収し
、乾燥(110℃×4時間)したのち、1000℃で4
時間を要して焼成処理した。
得られた繊維は、六チタン酸カリウム単相の多結晶繊維
である。繊維径:約20〜50〃■、長さ約100〜3
00μm。このものには多数の線状亀裂が観察される。
〔参考例〕
Aニー゛スバ   び 前記実施例1で得た六チタン酸カリウム多結晶繊維を基
材繊維としてディスクパッド(バッドA)を製作し、ダ
イナモチストによる摩擦特性測定結果を、従来の六チタ
ン酸カリウム多結晶繊維(前記比較例により製造)を使
用したディスクパッド(バッドB)、およびアスベスト
繊維を使用したディスクパッド(パッドC)と比較した
供試fコノ3ワ辷−ト 基材繊維、結合剤(フェノール樹脂)、および摩擦調整
剤(硫酸バリウム)の混合物(繊維/フェノール樹脂/
硫酸バリウム=30/20150.重量比)を予備成形
(温度:常温、加圧カニ 300kgf/d、加圧時間
:1分)したのち、金型による結着成形(温度170℃
、加圧力150kgf/d、加圧時間5分)を行い、成
形後180°CX3時間の熱処理を施して製作。
星豊跋駿条性 ディスク摩擦面:Fe12ねすみ鋳鉄、面圧:10kg
f/C4,11!擦速度ニアm/秒。
第4図〔!〕に摩擦係数測定結果を、同図〔■〕に摩耗
率(cd/kgm)を示す。各図中、aは供試バッドA
、bは供試バッドB、cは供試バッドCの測定結果であ
る。発明例の繊維を使用した供試バッドAは、従来のチ
タン酸カリウム繊維を用いた供試バッドBおよびアスベ
スト繊維を使用した供試バッドCに比し、摩耗率が低く
耐久性にすぐれていることがわかる。
B:    ブースチ り   よび 前記実施例1で得た六チタン酸カリウム多結晶繊維を補
強材とする繊維強化プラスチツク板(供試板A)、およ
び比較例で得た従来の六チタン酸カリウム多結晶繊維を
補強材とする繊維強化プラスチツク板(供試板B)を製
作し、曲げ試験を行い、第1表に示す結果を得た。
゛ −ス ・ 繊維とフェノール樹脂の混合物(繊維/樹脂−90/1
0.重量比)を金型による結着成形(温度:170℃、
加圧カニ150kgf /c4.加圧時間:5分)に付
し、成形後熱処理(180°CX3時間)して得た板状
成形品 血l居翌 JIS D 4311 r自動車用クラッチフェーシン
グ」の曲げ試験方法に準拠。テストピース幅:15+g
a。
スパン距離: 40腫、クロスヘツドスピード:0.5
腫/分。
第   1   表 曲げ強さ 供試板A(発明例)     6kgf/m”供試板B
(比較例)      4kgf/閣2上記試験結果か
ら本発明による繊維を使用した強化プラスチックは従来
の繊維を使用したものに比し著しく高い曲げ強度を有し
ていることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、六チタン酸カリウム繊維を、従来の繊
維のような線状亀裂のない健全な形態を有する多結晶繊
維として製造することができる。
本発明により製造される六チタン酸カリウム多結晶繊維
は、摩擦材料、耐熱材料、断熱材料、耐食材料、その他
各種の構造部材の構成材料として有用であり、例えば自
動車等の制動装置の摺動部材構成繊維として使用した場
合は、繊維形態が安定で微細片化・剥離脱落を生じにく
いこと等により、その摺動面に改良された摩擦特性をも
たらすと共に、摺動面から生じる粉塵中の微細繊維片の
混在が少なくなる等の効果が得られ、また本発明の繊維
を金属やプラスチック等の補強繊維として使用すること
により従来の繊維をしのぐ分散強化作用が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により得られる繊維を示す図面代用
顕微鏡写真(倍率X 100)、第2図、第3図は繊維
のX線回折図、第4図CI)[:II)はダイナモチス
トによる摩擦特性を示すグラフ、第5図、第6図は従来
の繊維の断面を示す図面代用顕微鏡写真 (倍率X 100)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱により二酸化チタン(TiO_2)となるチ
    タン化合物と、加熱により酸化カリウム(K_2O)と
    なるカリウム化合物とを、TiO_2/K_2Oのモル
    比が1.5〜2.5となるように混合した混合物を加熱
    溶融する工程、 上記加熱溶融物を指向性凝固させて二チタン酸カリウム
    繊維の束状集合体である繊維塊を得る工程、 上記繊維塊を洗液で処理してK^+イオンを溶出させる
    と共に解繊することにより、四チタン酸カリウム組成と
    六チタン酸カリウム組成の2種の水和チタン酸カリウム
    からなり、四チタン酸カリウム組成相/六チタン酸カリ
    ウム組成相の量比(モル比)が0.05/0.95〜0
    .45/0.55である水和チタン酸カリウム混相繊維
    を得る工程、 上記水和チタン酸カリウム混相繊維を乾燥し、焼成処理
    することにより四チタン酸カリウム相と六チタン酸カリ
    ウム相とからなる混相繊維を得る工程、 上記混相繊維を洗液で処理することにより四チタン酸カ
    リウム相からK^+イオンを溶出させて六チタン酸カリ
    ウム組成の水和チタン酸カリウムに組成変換し、乾燥後
    、焼成処理に付して該水和チタン酸カリウムを六チタン
    酸カリウムに構造変換させる工程からなる六チタン酸カ
    リウム多結晶繊維の製造方法。
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JPH05105447A (ja) * 1991-10-18 1993-04-27 Kubota Corp 六チタン酸カリウム繊維の製造方法
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