JPH0459245B2 - - Google Patents
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- JPH0459245B2 JPH0459245B2 JP59503016A JP50301684A JPH0459245B2 JP H0459245 B2 JPH0459245 B2 JP H0459245B2 JP 59503016 A JP59503016 A JP 59503016A JP 50301684 A JP50301684 A JP 50301684A JP H0459245 B2 JPH0459245 B2 JP H0459245B2
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Description
Fig.1はこの発明の最も簡単な状態のプロセス
の流れ図であり、以後このプロセスを“本発明の
基本プロセス”または単に“基本プロセス”とい
う。 Fig.2は本発明の好ましい具体例の流れ図であ
り、以後この具体例を“本発明の変形プロセス”
または単に“変形プロセス”という。 Fig.3は実施例に関するデータのグラフ、詳し
く言えば以下に詳述する実施例で使用した酸の固
型分含量と時間との関係を示すグラフである。 〓発明の好ましい具体例 以下は本発明の好ましい具体例の詳細な説明で
ある。特に指示がないかぎり、%の数値はすべて
重量をベースとするものである。 安定化プロセスの供給酸はP2O5濃度が25−33
%で、かつ総固型含量が1〜8%の希薄湿式法リ
ン酸である。この酸は安定化プロセスに入る前に
は精製処理されない。供給酸の代表的な分析を表
1に示す。 表 1 代表的な未精製希薄湿式酸 成 分 % P2O5 25−35 Fe2O3 1.1−1.9 Al2O30.8−1.6 MgO 0.4−0.7 F 1.5−4.0 SO4 1.0−3.5 炭素 0.1−0.2 固型分 1−8 本発明の安定化プロセスの各工程は以下のとお
りである: (1) 未精製希酸の、P2O545−55%の中間濃度酸
への第1の濃縮。 この濃縮は好ましくは通常のスチーム加熱多
段蒸発器で代表的には82.2−87.8℃(180°−190
〓)でかつ約5cm(2インチ)の水銀絶対圧で
操作して行われる。蒸発は高温に耐える内張り
が蒸発装置で使用されている場合には、高温で
行うことができる。多段式装置の代わりに一段
式蒸発器を用いることもできる。蒸発器からの
流出酸は、それ以上処理しない場合には商業用
の酸の品質に等しいものであり、後−沈澱のレ
ベルが高いものである(表3参照)。 (2) 前記中間濃度の湿式酸(P2O545−55%)の
結晶化ゾーンへの移送(結晶化ゾーンでは、バ
ツチ操作では好ましくは8−24時間、または連
続操作では好ましくは16−28時間保持され
る。)。 結晶化ゾーンは製品貯蔵タンクまたは他の貯
蔵容器で構成することができ、攪拌はしてもし
なくでもよい。沈澱した固型分のスラリーから
なる貯蔵タンクの下層流は貯蔵タンク内で過度
に固型分が沈積しないように循環される。結晶
化工程は中間濃度酸と同一の温度で行うことが
できるが、通常はより低い温度、例えば通常の
酸貯蔵温度である60−71℃(140−160〓)で行
われる。場合によつては沈澱を促進し、固型分
の除去をすみやかにするために冷却を行つても
よい。 (3) 遠心分離による酸の、懸濁固型分含量2.0%
未満までへの精製。 遠心分離は多数の商業上入手可能な任意の遠
心分離機を用いて行われる。遠心分離工程の固
型分の処理は固型分を通常の高固型分含量酸貯
蔵システムまたはアタツクシステムへ移して行
われる。 (4) 通常のスチーム加熱蒸発器における少なくと
もP2O5含量58%までへの酸の第二の濃縮。 このようにして濃縮された安定化された酸はこ
の時点で貯蔵および/または出荷に備えられる。
その典型的な後−沈澱特性は表7−9,11および
13(例5−9)に示されている。 この発明の基本プロセスを更に説明するために
Fig.1を参照する。P2O5濃度約30%の希湿式酸を
ライン1によつて蒸発トレイン2へ供給し、そこ
で酸は、まずP2O5含量が約54%まで濃縮される。
この酸は次にライン3によつて結晶化タンクへ移
される。結晶化タンク4は、タンク下層流固型分
を結晶化タンクの上部へ戻して過度の固型分沈澱
を防ぐように下層流循環ライン5を備えているこ
とが好ましい。結晶化された酸は次ににライン6
を経て精製のためノズル遠心分離機へ供給され
る。遠心分離機の濃縮物はライン8から放出され
高固型分含量酸貯蔵システムまたはアタツクシス
テムに戻される。精製された酸は次にライン9に
よつて蒸発トレイン10へ供給され、そこで酸は
P2O5含量58−63%まで濃縮される。生成した安
定化された酸は出荷に適したものであり、ライン
11によつて出荷のための製品貯蔵タンク12へ
移送される。 実物スケールのプラント操作で本発明者等は、
多段蒸発器で最初に濃縮された酸の固型分含量が
約3.5%を越えると、前述の基本プロセスの変形
法が改善された効率で実施されることを見出し
た。この固型分濃度以上では、蒸発器のスケール
付着が過度となる。更に固型分の制御は、安定化
されていない酸を主題の安定化された酸と同時に
製造する場合に、安定化されていない商業用酸が
定められた固型分の規準を充たすために必要であ
る。従つて、このような事情でP2O5濃度が40−
42%に達したときに多段蒸発プロセスを中断し、
酸を遠心分離工程用の固型分ボウル遠心分離機へ
移送することは一層有効である。この工程はここ
では“中間段階の遠心分離”という。遠心分離さ
れた酸は、次に多段蒸発器へ戻され、そこで濃度
がP2O5約54%まで上げられる。次いで酸は前記
したプロセスへと進められる。この変形法は
Fig.2に示されている。本発明者等は40−42%P2
O5濃度のリン酸中に存在する固型分の殆どは非
リン酸塩固型分であり、従つてP2O5の損失はこ
の濃度での遠心分離時に最小にできることを見出
した。この濃度以上ではリン酸塩固型分が沈澱を
開始し、P2O5の損失が遠心分離時に増大する。
更に、酸の粘度はP2O5濃度が増大すると共に増
大し、40−42%P2O5濃度以上では遠心分離が一
層困難になる。この発明の変形プロセスにより製
造される安定化された酸は後−沈澱に関しては基
本プロセスで製造された酸と同じ高品位のもので
ある。 変形プロセスを更に説明するためにFig.2を参
照する。約P2O530%濃度の希湿式酸がライン1
3によつて蒸発トレイン14へ供給され、そこで
酸がまず約P2O541%まで濃縮される。酸は次に
ライン15によつて中間段階の遠心分離工程用の
固型分ボウル遠心分離機16へと移送される。遠
心分離機からの濃縮物はライン17を経て放出さ
れ、アタツクシステムへ戻される。中間段階の遠
心分離工程からの精製された酸は、次にライン1
8によつて蒸発トレイン19へ供給され、そこで
酸はこの発明の第二の濃縮工程に委ねられ、P2
O5含量が約54%まで高められる。P2O554%の酸
は次いでライン20によつて結晶化タンク21へ
移送される。タンク21は、下層流の固型分を結
晶化タンクの上部へ戻して過度の固型分の沈澱を
妨ぐように下層流循環ライン22を備えているこ
とが好ましい。結晶化された酸は、次にライン2
3を経て精製用の遠心分離機24へ供給される。
遠心分離機での濃縮物はライン25およびライン
26を経て中間段階の遠心分離工程の導入ライン
15へ、またはライン25およびライン27を経
て高固型分生成物貯蔵タンクへと放出される。精
製された酸は、次にライン28により蒸発トレイ
ン29へ供給され、そこで酸はP2O5含量約58−
63%まで濃縮される。得られた安定化された酸は
出荷に適したものであり、ライン30によつて出
荷のため製品貯蔵タンク31へと移送される。 基本プロセスも、また変形プロセスも他のリン
酸製品の製造を妨げないことは重要である。従つ
て代表的液な安定化されていない商業用リン酸
は、酸がP2O5濃度45−55%まで蒸発された濃縮
工程に続いてただちに抜出される。更に、代表的
な安定化されていない精製商業用湿式リン酸は最
終の遠心分離工程後に抜出される。このようにし
て3種の製品すべてが同時に製造される。 変形プロセスにおける中間段階の遠心分離は、
好ましくは工業上よく知られている型の遠心分離
機である固型分ボウル遠心分離機(Solid bowl
centrifuge)を用いて行われる。他の型の遠心分
離機も使用できるが、この時点で処理する酸中に
存在する固体粒子が比較的粗い場合には固型分ボ
ウル遠心分離機が適している。P2O540−42%の
酸は直接蒸発器から中間段階の遠心分離工程へ移
される。更に、遠心分離機からの精製された酸の
貯蔵は蒸発トレインへ再び導入する前には不要で
ある。遠心分離機からの濃縮物は好ましくはアタ
ツクシステムに戻される。 結晶化工程は、通常のリン酸生成物貯蔵タンク
で、または結晶化工程用に特別に建造されたタン
クで行われる。好ましくは、この目的に使用され
る生成物貯蔵タンクはセンターコーン、レーキお
よび下層流循環ラインを備えたものである。連続
的に処理される酸の適当な結晶化は、バツチ処理
する結晶化よりも長時間を要する。条件がプラグ
フローに近づくにつれて、保持間が減少する。一
般にバツチ式操作では8〜24時間が好ましく、一
方連続式では16〜48時間が好ましい。 基本プロセスにおける第二の遠心分離工程はノ
ズル遠心分離機を用いて行うことが好ましい。他
の型の遠心分離機も用いられるが、この時点のプ
ロセスに存在する比較的微細な固型分を処理する
にはノズル遠心分離機がすぐれている。 ノズル遠心分離機からの濃縮物(この時点でプ
ロセスフローの約35%)は取引者自体へ出荷する
ため高固型分酸貯蔵システムへと送られる。中間
段階の遠心分離が実施される場合には、高固型分
酸の出荷の過剰分はボウル遠心分離機への供給ラ
インによつてプロセスに戻すことができる。遠心
分離機の上層の酸溶液(プロセスフローの約65
%)は第二の濃縮工程へ進められる。酸は直接蒸
発器へ送る必要はない。すなわち、酸は一定時間
貯蔵してもよい。しかしながら、安定プロセスが
完了していないので最終的には酸は後−沈澱を開
始するであろう。 第二の濃縮工程は、高品質の真に安定化された
酸の製造に必須の工程である。本発明者等は安定
化を達成するためにはP2O5を最小で58%の濃度
まで蒸発する必要のあることを見出した。そうす
ることによつて製造された酸生成物は、貯蔵また
は出荷の28日後の固型分が2.0%未満となる。定
性的には、安定化された酸生成物は、そのような
酸を処理する装置においてフラツジの形成は無視
しうる程度である。通常の安定化されていない商
業用のリン酸は28日の期間を越えると、酸の固型
分含量が55を越える範囲まで後−沈澱を生ずる。
これによつて90718Kg(100米トン)の鉄道車輌中
に1814.4−2268Kg(4000−5000ボンド)のスラツ
ジが生成することになる。そのような酸を取扱う
装置は極めて費用のかかるクリーニングを必要と
する。更に、スラツジを移送する関連の輸送コス
トがある。本発明により製造される酸の改善され
た後−沈澱特性は実質的に湿式酸の出荷に関連し
たコストを節約する。スラツジ処理のコストを最
小にするか、場合によつては不要にする。 本発明により製造される安定化された酸は更に
他の長所、すなわち通常の商業用湿式酸よりも
P2O5含量が高いという長所を有している。従つ
て、液体のポリリン酸アンモニウム肥料を製造す
る処理を行う場合には、同様の処理を商業用の酸
について行つた場合よりも、本発明の安定化され
た酸では高い濃度のポリリン酸塩を得ることがで
きる。高いリン酸塩濃度は金属イオンを封鎖する
作用をし、従つてしばしば通常の商業用リン酸で
製造される液体肥料で生ずる望ましくない固型分
の沈積を防ぐか、または減少させる。 後−沈澱に関連したリン酸安定化の本発明によ
る基本プロセスおよび変形プロセスは共に商業用
のリン酸(P2O5含量約52−55%)を製造する既
存の殆どのプラントによく適合するものである。
例えば、希薄供給酸の精製は基本プロセスまたは
変形プロセスのいずれについても不要である。更
に、ケイ酸アルミニウム、酸化剤またはその他の
添加剤を、所望の結果を得るために加える必要は
なく、また多くの場合に付加的な装置を用意する
必要はない。 下記の例により本発明のプロセスを説明する
が、これらの例により発明の範囲が限定されるも
のではない。下記の例1から9はFig.1に示した
安定化プロセスの一部または全部を模倣する実験
室バツチ試験である。例1から7の実験室試験は
表2に示す組成の共通する供給酸を用いて行つ
た。例8および9の実験室試験は、それぞれ表10
および12に示す鉄と固型分含量の高い酸供給物を
用いて行つた。 表 2 酸組成 成 分 重量% P2O5 29 Fe2O3 1.1 Al2O3 0.77 MgO 0.37 F 1.9 SO4 2.0 総固型分1.37 これらの試験で製造されたすべての試料は28日
間貯蔵した。試料の温度は最初の4日間は60−
65.6℃(140−150〓)に保ち、後の24日間は21−
23.9℃(70−75〓)で放置した。凝縮器を備えた
実験室用ステンレススチール製の蒸発器と真空シ
ステムを酸の蒸発に用いた。結晶化工程は1〜4
のポリエチレン製ビーカで実施した。精製は実
験室用のベンチトツプ遠心分離機を用いて行つ
た。バツチ試料のサイズは約3であつた。 例−1(比較例) Fig.1の基本プロセスを、第一の濃縮工程によ
つて追跡した。蒸発条件は85℃(185〓)、5cm
(2インチ)の水銀絶対圧であつた。この条件は
多くの商業用の酸が受ける全処理にほぼ等価なも
のである。製造された酸の最終P2O5含量は54.7%
であつた。製造される酸を一定時間毎にサンプリ
ングして分析した。この例は代表的な安定化され
ていない商業用湿式リン酸の後−沈澱特性を明瞭
に示している。これらの値を下記の表3および
Fig.3 (酸1)に示す。 表 3 例1−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 固型分 (日) (%) 0 3.1 1 4.0 4 6.1 7 6.8 14 8.1 21 8.2 28 8.8 例−2(比較例) Fig.1に示した基本プロセスを例1と同様にし
て、また同じく制御した条件下で、但し第二の濃
縮工程は実施せずに遂行した。製造された酸の
P2O5濃度は54.8%、結晶保持時間は24時間、結晶
化工程からの酸流の固型分含量は3.5%であり、
次の遠心分離工程によつて1.0%まで減少した。
この酸の後−沈澱特性を表4およびFig.3 (酸
)に示す。これらはこの発明のプロセスの第二
の濃縮工程の臨界を示している。製造された精製
商業用リン酸は後−沈澱に関しては通常の商業用
の酸よりすぐれているが、11日後にはなお3%以
上の固型分が沈澱した。 表 4 例2−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分含量 (日) (%) 0 1.0 7 2.3 14 3.3 28 3.4 例−3(比較例) Fig.1に示した基本プロセスを、最終濃縮工程
のP2O5濃度が57%に達した時に中断したこと以
外すべて追跡した。蒸発条件は両方の濃縮工程と
も85℃(185〓)で5cm(2インチ)の水銀絶対
圧であつた。例2と同様に、製造された酸は後−
沈澱に関して通常の商業用酸よりすぐれていた
が、25日後なお3%以上の固型分が沈澱した。こ
の例は、真に安定化される湿式酸は最小58%の
P2O5濃度まで濃縮されねばならなぬという本発
明者等の知見を支持するものである。 この例の結晶化保持時間は24時間であつた。結
晶化工程からの酸流の固型分含量は3.5%であつ
た。固型分含量は、酸が第二の濃縮工程に入るに
先立つ遠心分離工程によつて1.0%に減少した。
酸の後−沈澱特性を表5およびFig.3(酸)に示
す。 表 5 例3−酸の後−沈澱特性 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 2.3 14 2.9 28 3.1 例−4(比較例) Fig.1に示し、先に述べた基本プロセスを、結
晶化保持時間を本発明で規定した8時間の代わり
に3時間に限定した他はそのまま追跡した蒸発条
件は2つの濃縮工程とも85℃(185〓)、5cm(2
インチ)水銀絶対圧とした。結晶化工程から酸流
は固型分3.6%を含んでいた。固型分含量は遠心
分離工程で0.1%未満に減少した。製造した酸の
最終P2O5濃度は59.5%であつた。この例は結晶化
保持時間の臨界を示すものである。生成した酸は
後−沈澱速度が例1の酸より低かつたが、25日後
には3%以上沈澱した。結果を表6およびFig.3
(酸)に示す。 表 6 例4−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 1 0.1 4 0.1 7 0.2 14 0.5 21 2.0 28 3.3 例−5(実施例) Fig.1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)
5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶化保持
時間9時間で結晶化工程からの酸流は固型分4.4
%を含んでいた。固型分含有量は遠心分離工程で
0.1%未満に減少した。生成した酸の最終P2O5含
量は59.9%であり、酸生成物は表7およびFig.3
(酸V)に示すように低い後−沈澱特性を有して
いた。この例は本発明の基本プロセスを採用する
ときに得られる結果を示すものである。 表 7 例5−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 1 0.2 4 0.2 7 0.2 14 0.7 21 0.9 28 1.5 例−6(実施例) Fig.1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)、
5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶化保持
時間20時間で結晶化工程からの酸は固型分4.2%
を含有していた。固型分含量は遠心分離工程で
0.1%未満に減少した。生成酸の最終P2O5含量は
59.2%であり、生成酸は表8およびFig.3(酸)
に示す低い後−沈澱特性を有していた。この例
は、本発明の基本プロセスを採用したときに得ら
れる結果を更に説明するものである。 表 8 例6−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 4 0.7 7 0.9 14 1.2 21 1.1 28 1.1 例−7(実施例) Fig.1に示した基本プロセスをそのまま追跡し
た。蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185
〓)、5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶
化時間24時間で、結晶化工程からの酸流の固型分
含量は3.5%であつた。固型分含量は遠心分離工
程により1。0%に減少した。本例の酸生成物の
P2O5含量は58.5%であつた。 この例は、本発明のプロセスに従つて安定化さ
れた酸を製造するためには遠心分離工程で固型分
含量をゼロ近くまで減少させる必要のないことを
示すものである。生成した酸の後−沈澱特性を表
9およびFig.3(酸)に示す。 表 9 例7−酸の後−沈澱特性 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 1.2 14 1.2 28 1.5 例−8(実施例) 例1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)
および5cm(2インチ)絶対圧とした。供給酸の
組成を下記の表10に示す。 表 10 酸組成 成 分 重量% P2O5 26.7 Fe2O3 1.39 Al2O3 0.8 MgO 0.4 F 1.83 SO4 1.77 総固型分 0.5 この例の結晶化保持時間は24時間とした。結晶
化工程からの酸流の固型分含量は4.2%であつた。
固型分含量はその後の遠心分離工程によつて1.1
%に減少した。最終安定化生成物のP2O5含量は
58.6%であつた。結果を下記の表11およびFig.3
(酸)に示す。これらの結果は鉄含量の高い供
給酸から何ら特別の処理を行うことなく本発明の
プロセスによつてすぐれた品質のリン酸が得られ
ることを示している。28日の期間の最終日におけ
る固型分含量が初期の固型分含量よりも少ないこ
とは、安定化の良好な酸で生じる再溶解現象によ
るものであり、懸濁している固型分が溶解して、
貯蔵されている酸あるいは出荷されている酸の固
型分が減少するのである。 表 11 例8−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.1 14 0.4 28 0.7 例−9(比較例9A,実施例9B) この例では、P2O525.8%と固型分5.0%を含む
未精製の高固型分含有供給酸を本発明の異なる工
程で処理して、第一に本プロセスの高固型分含量
供給酸の安定化能、第二に本プロセスの工程の臨
界性を説明するものである。供給酸の組成を下記
の表12に示す。 表 12 酸組成 成 分 重量% P2O5 25.8 Fe2O3 1.1 Al2O3 0.8 MgO 0.3 F 2.3 SO4 3.65 総固型分 5.0 サンプルA(比較例)は第二の濃縮工程を実施
せずにFig.1に示すプロセスで処理した。実施し
た単一の濃縮工程における蒸発条件は85℃(185
〓)、5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。濃縮
工程でP2O5含量は55%に達した。次いで酸を結
晶化工程へ進めて、そこで24時間保持した。結晶
化工程からの酸流の固型分含量は13.8%であつ
た。結晶化工程に続いて遠心分離工程へ進めて、
固型分含量を1.5%に減少させた。酸生成物の後
−沈澱特性を下記の表13およびFig.3(酸−A)
に示す。酸生成物は僅かの11日後に3%以上沈澱
した。 サンプルB(実施例)はFig.1に示した本発明プ
ロセスの全工程により処理した。各濃縮工程の蒸
発条件は85℃(185〓)、5cm(2インチ)水銀絶
対圧とした。結晶化保持時間は24時間で、結晶化
工程からの酸流は固型分13.8%を含んでいた。固
型分含量は遠心分離工程で1.5%に減少した。生
成した酸の最終P2O5含量は59%であつた。この
例の酸生成物は、固型分含量のより低い供給酸か
ら得られる安定化された酸に比べて後−沈澱特性
が低かつた。後−沈澱データを下記の表13および
Fig.3(酸−B)に示す。 表 13 例9−酸−Aおよび−Bの後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) −A −B 0 1.5 1.5 14 3.6 1.0 28 4.8 1.6 例−10(実施例) 下記の装置を使用してフルスケールプラント試
験を実施した。 蒸発器:蒸発器トレインは、スチーム加熱多段
蒸発器システムであり、1日あたり54%P2O5生
成酸としてP2O5を約2177244Kg(2400トン)生産
する規模のものである。各段は垂直多管式熱交換
器を備えている。加熱と蒸発は、大気脚凝縮器と
ジエツトエゼクターとを備えた各々の熱交換器で
真空下(5cm(2インチ)の水銀絶対圧)で行つ
た。最終段の蒸発温度は85℃(185〓)であつた。 遠心分離機:固型分ボウル遠心分離機を変形プ
ロセスの中間段階の遠心分離工程で使用した。こ
の遠心分離機は2つの主要素、すなわちボウルと
そのボウル内に緊密に適合しているコンベヤとか
らなる、ボウルは高速で回転して固型分粒子に重
力の約千倍の沈澱力を及ぼし、懸濁液から十分に
分離させる。コンベヤはボウルより僅かに遅い速
度で回転する。固型分はコンベヤによつて遠心分
離機から取出される。精製された酸はボウル内に
設けられたオーバフローを調整する堰を通して取
出される。ノズル遠心分離機は第二の濃縮工程の
直前で酸の固型分含量を減らすために用いられ
る。ノズル遠心分離機はその時点における酸中の
微細で軽い固型分を除去するのに有効であること
が見出された。操作時には、結晶化タンクからの
酸を、フイード中に存在するサイズの大きすぎる
粒子を保持するロータリーストレーナーを用いて
ノズル遠心分離機へポンプで送り込む。遠心分離
機に入つた後、酸はフイードインペラーによつて
高速状態にされ、次いで分離室に入り、そこで重
力の数千倍の遠心力によつて固型分はローターの
周面に向つて迅速に沈降し、ローター中に固定さ
れたノズル開口部を通つて連続的に排出される。
これが遠心分離機の下層流であり、約16%の固型
分含量を有し、この時点におけるプロセス流の約
35%を構成する。2%未満の固型分を含むオーバ
ーフロー流が残りの65%を構成する。各遠心分離
機では100−150gpmの供給酸を処理することがで
きる。 晶出器:晶出器はレーキ、センターコーンおよ
び下層流循環ラインを備えた通常の4082322.5Kg
(4500米トン)リン酸貯蔵タンクである。下層流
循環ラインはタンク底部の溶液を結晶化タンクの
上部へ戻す手段を備えたものである。タンクはゴ
ム張り製である。 この例ではFig.2の流れ図に従つて362874Kg
(400米トン)(P2O5として)の安定化された酸が
製造された。 Fig.2に従つて、30%P2O5の湿式法希酸が蒸発
器および中間段階の遠心分離工程を通り、ライン
20へと処理が進められた。この時点で酸はP2
O554%濃度に達した。製造作業は、次いで酸を
生成物貯蔵タンクへ送り48時間の結晶化工程へと
継続された。このタンクからの酸流の分析では
P2O5濃度54.4%で固型分含量4.4%であつた。次
いで酸をノズル遠心分離機を用いて遠心分離し
た。この工程で固型分含量は1.2%に減少した。
次いで最終工程は酸を単一のスチーム加熱蒸発器
へ供給することからなり、ここで酸はP2O558.6%
まで濃縮された。最終の安定化された生成物の固
型分含量は1.0%であつた。この生成酸の18.93
(5ガロン)の試料を室温で貯蔵した。この試料
の固型分含量を翌月にわたつて調べたところ表14
およびFig.3(酸X)に示すようにすぐれた安定性
を示した。この例はフルスケールプラント操作に
おいて本発明のプロセスで得られる結果を示すも
のである。 表 14 例10−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 0.7 14 1.0 28 1.1
の流れ図であり、以後このプロセスを“本発明の
基本プロセス”または単に“基本プロセス”とい
う。 Fig.2は本発明の好ましい具体例の流れ図であ
り、以後この具体例を“本発明の変形プロセス”
または単に“変形プロセス”という。 Fig.3は実施例に関するデータのグラフ、詳し
く言えば以下に詳述する実施例で使用した酸の固
型分含量と時間との関係を示すグラフである。 〓発明の好ましい具体例 以下は本発明の好ましい具体例の詳細な説明で
ある。特に指示がないかぎり、%の数値はすべて
重量をベースとするものである。 安定化プロセスの供給酸はP2O5濃度が25−33
%で、かつ総固型含量が1〜8%の希薄湿式法リ
ン酸である。この酸は安定化プロセスに入る前に
は精製処理されない。供給酸の代表的な分析を表
1に示す。 表 1 代表的な未精製希薄湿式酸 成 分 % P2O5 25−35 Fe2O3 1.1−1.9 Al2O30.8−1.6 MgO 0.4−0.7 F 1.5−4.0 SO4 1.0−3.5 炭素 0.1−0.2 固型分 1−8 本発明の安定化プロセスの各工程は以下のとお
りである: (1) 未精製希酸の、P2O545−55%の中間濃度酸
への第1の濃縮。 この濃縮は好ましくは通常のスチーム加熱多
段蒸発器で代表的には82.2−87.8℃(180°−190
〓)でかつ約5cm(2インチ)の水銀絶対圧で
操作して行われる。蒸発は高温に耐える内張り
が蒸発装置で使用されている場合には、高温で
行うことができる。多段式装置の代わりに一段
式蒸発器を用いることもできる。蒸発器からの
流出酸は、それ以上処理しない場合には商業用
の酸の品質に等しいものであり、後−沈澱のレ
ベルが高いものである(表3参照)。 (2) 前記中間濃度の湿式酸(P2O545−55%)の
結晶化ゾーンへの移送(結晶化ゾーンでは、バ
ツチ操作では好ましくは8−24時間、または連
続操作では好ましくは16−28時間保持され
る。)。 結晶化ゾーンは製品貯蔵タンクまたは他の貯
蔵容器で構成することができ、攪拌はしてもし
なくでもよい。沈澱した固型分のスラリーから
なる貯蔵タンクの下層流は貯蔵タンク内で過度
に固型分が沈積しないように循環される。結晶
化工程は中間濃度酸と同一の温度で行うことが
できるが、通常はより低い温度、例えば通常の
酸貯蔵温度である60−71℃(140−160〓)で行
われる。場合によつては沈澱を促進し、固型分
の除去をすみやかにするために冷却を行つても
よい。 (3) 遠心分離による酸の、懸濁固型分含量2.0%
未満までへの精製。 遠心分離は多数の商業上入手可能な任意の遠
心分離機を用いて行われる。遠心分離工程の固
型分の処理は固型分を通常の高固型分含量酸貯
蔵システムまたはアタツクシステムへ移して行
われる。 (4) 通常のスチーム加熱蒸発器における少なくと
もP2O5含量58%までへの酸の第二の濃縮。 このようにして濃縮された安定化された酸はこ
の時点で貯蔵および/または出荷に備えられる。
その典型的な後−沈澱特性は表7−9,11および
13(例5−9)に示されている。 この発明の基本プロセスを更に説明するために
Fig.1を参照する。P2O5濃度約30%の希湿式酸を
ライン1によつて蒸発トレイン2へ供給し、そこ
で酸は、まずP2O5含量が約54%まで濃縮される。
この酸は次にライン3によつて結晶化タンクへ移
される。結晶化タンク4は、タンク下層流固型分
を結晶化タンクの上部へ戻して過度の固型分沈澱
を防ぐように下層流循環ライン5を備えているこ
とが好ましい。結晶化された酸は次ににライン6
を経て精製のためノズル遠心分離機へ供給され
る。遠心分離機の濃縮物はライン8から放出され
高固型分含量酸貯蔵システムまたはアタツクシス
テムに戻される。精製された酸は次にライン9に
よつて蒸発トレイン10へ供給され、そこで酸は
P2O5含量58−63%まで濃縮される。生成した安
定化された酸は出荷に適したものであり、ライン
11によつて出荷のための製品貯蔵タンク12へ
移送される。 実物スケールのプラント操作で本発明者等は、
多段蒸発器で最初に濃縮された酸の固型分含量が
約3.5%を越えると、前述の基本プロセスの変形
法が改善された効率で実施されることを見出し
た。この固型分濃度以上では、蒸発器のスケール
付着が過度となる。更に固型分の制御は、安定化
されていない酸を主題の安定化された酸と同時に
製造する場合に、安定化されていない商業用酸が
定められた固型分の規準を充たすために必要であ
る。従つて、このような事情でP2O5濃度が40−
42%に達したときに多段蒸発プロセスを中断し、
酸を遠心分離工程用の固型分ボウル遠心分離機へ
移送することは一層有効である。この工程はここ
では“中間段階の遠心分離”という。遠心分離さ
れた酸は、次に多段蒸発器へ戻され、そこで濃度
がP2O5約54%まで上げられる。次いで酸は前記
したプロセスへと進められる。この変形法は
Fig.2に示されている。本発明者等は40−42%P2
O5濃度のリン酸中に存在する固型分の殆どは非
リン酸塩固型分であり、従つてP2O5の損失はこ
の濃度での遠心分離時に最小にできることを見出
した。この濃度以上ではリン酸塩固型分が沈澱を
開始し、P2O5の損失が遠心分離時に増大する。
更に、酸の粘度はP2O5濃度が増大すると共に増
大し、40−42%P2O5濃度以上では遠心分離が一
層困難になる。この発明の変形プロセスにより製
造される安定化された酸は後−沈澱に関しては基
本プロセスで製造された酸と同じ高品位のもので
ある。 変形プロセスを更に説明するためにFig.2を参
照する。約P2O530%濃度の希湿式酸がライン1
3によつて蒸発トレイン14へ供給され、そこで
酸がまず約P2O541%まで濃縮される。酸は次に
ライン15によつて中間段階の遠心分離工程用の
固型分ボウル遠心分離機16へと移送される。遠
心分離機からの濃縮物はライン17を経て放出さ
れ、アタツクシステムへ戻される。中間段階の遠
心分離工程からの精製された酸は、次にライン1
8によつて蒸発トレイン19へ供給され、そこで
酸はこの発明の第二の濃縮工程に委ねられ、P2
O5含量が約54%まで高められる。P2O554%の酸
は次いでライン20によつて結晶化タンク21へ
移送される。タンク21は、下層流の固型分を結
晶化タンクの上部へ戻して過度の固型分の沈澱を
妨ぐように下層流循環ライン22を備えているこ
とが好ましい。結晶化された酸は、次にライン2
3を経て精製用の遠心分離機24へ供給される。
遠心分離機での濃縮物はライン25およびライン
26を経て中間段階の遠心分離工程の導入ライン
15へ、またはライン25およびライン27を経
て高固型分生成物貯蔵タンクへと放出される。精
製された酸は、次にライン28により蒸発トレイ
ン29へ供給され、そこで酸はP2O5含量約58−
63%まで濃縮される。得られた安定化された酸は
出荷に適したものであり、ライン30によつて出
荷のため製品貯蔵タンク31へと移送される。 基本プロセスも、また変形プロセスも他のリン
酸製品の製造を妨げないことは重要である。従つ
て代表的液な安定化されていない商業用リン酸
は、酸がP2O5濃度45−55%まで蒸発された濃縮
工程に続いてただちに抜出される。更に、代表的
な安定化されていない精製商業用湿式リン酸は最
終の遠心分離工程後に抜出される。このようにし
て3種の製品すべてが同時に製造される。 変形プロセスにおける中間段階の遠心分離は、
好ましくは工業上よく知られている型の遠心分離
機である固型分ボウル遠心分離機(Solid bowl
centrifuge)を用いて行われる。他の型の遠心分
離機も使用できるが、この時点で処理する酸中に
存在する固体粒子が比較的粗い場合には固型分ボ
ウル遠心分離機が適している。P2O540−42%の
酸は直接蒸発器から中間段階の遠心分離工程へ移
される。更に、遠心分離機からの精製された酸の
貯蔵は蒸発トレインへ再び導入する前には不要で
ある。遠心分離機からの濃縮物は好ましくはアタ
ツクシステムに戻される。 結晶化工程は、通常のリン酸生成物貯蔵タンク
で、または結晶化工程用に特別に建造されたタン
クで行われる。好ましくは、この目的に使用され
る生成物貯蔵タンクはセンターコーン、レーキお
よび下層流循環ラインを備えたものである。連続
的に処理される酸の適当な結晶化は、バツチ処理
する結晶化よりも長時間を要する。条件がプラグ
フローに近づくにつれて、保持間が減少する。一
般にバツチ式操作では8〜24時間が好ましく、一
方連続式では16〜48時間が好ましい。 基本プロセスにおける第二の遠心分離工程はノ
ズル遠心分離機を用いて行うことが好ましい。他
の型の遠心分離機も用いられるが、この時点のプ
ロセスに存在する比較的微細な固型分を処理する
にはノズル遠心分離機がすぐれている。 ノズル遠心分離機からの濃縮物(この時点でプ
ロセスフローの約35%)は取引者自体へ出荷する
ため高固型分酸貯蔵システムへと送られる。中間
段階の遠心分離が実施される場合には、高固型分
酸の出荷の過剰分はボウル遠心分離機への供給ラ
インによつてプロセスに戻すことができる。遠心
分離機の上層の酸溶液(プロセスフローの約65
%)は第二の濃縮工程へ進められる。酸は直接蒸
発器へ送る必要はない。すなわち、酸は一定時間
貯蔵してもよい。しかしながら、安定プロセスが
完了していないので最終的には酸は後−沈澱を開
始するであろう。 第二の濃縮工程は、高品質の真に安定化された
酸の製造に必須の工程である。本発明者等は安定
化を達成するためにはP2O5を最小で58%の濃度
まで蒸発する必要のあることを見出した。そうす
ることによつて製造された酸生成物は、貯蔵また
は出荷の28日後の固型分が2.0%未満となる。定
性的には、安定化された酸生成物は、そのような
酸を処理する装置においてフラツジの形成は無視
しうる程度である。通常の安定化されていない商
業用のリン酸は28日の期間を越えると、酸の固型
分含量が55を越える範囲まで後−沈澱を生ずる。
これによつて90718Kg(100米トン)の鉄道車輌中
に1814.4−2268Kg(4000−5000ボンド)のスラツ
ジが生成することになる。そのような酸を取扱う
装置は極めて費用のかかるクリーニングを必要と
する。更に、スラツジを移送する関連の輸送コス
トがある。本発明により製造される酸の改善され
た後−沈澱特性は実質的に湿式酸の出荷に関連し
たコストを節約する。スラツジ処理のコストを最
小にするか、場合によつては不要にする。 本発明により製造される安定化された酸は更に
他の長所、すなわち通常の商業用湿式酸よりも
P2O5含量が高いという長所を有している。従つ
て、液体のポリリン酸アンモニウム肥料を製造す
る処理を行う場合には、同様の処理を商業用の酸
について行つた場合よりも、本発明の安定化され
た酸では高い濃度のポリリン酸塩を得ることがで
きる。高いリン酸塩濃度は金属イオンを封鎖する
作用をし、従つてしばしば通常の商業用リン酸で
製造される液体肥料で生ずる望ましくない固型分
の沈積を防ぐか、または減少させる。 後−沈澱に関連したリン酸安定化の本発明によ
る基本プロセスおよび変形プロセスは共に商業用
のリン酸(P2O5含量約52−55%)を製造する既
存の殆どのプラントによく適合するものである。
例えば、希薄供給酸の精製は基本プロセスまたは
変形プロセスのいずれについても不要である。更
に、ケイ酸アルミニウム、酸化剤またはその他の
添加剤を、所望の結果を得るために加える必要は
なく、また多くの場合に付加的な装置を用意する
必要はない。 下記の例により本発明のプロセスを説明する
が、これらの例により発明の範囲が限定されるも
のではない。下記の例1から9はFig.1に示した
安定化プロセスの一部または全部を模倣する実験
室バツチ試験である。例1から7の実験室試験は
表2に示す組成の共通する供給酸を用いて行つ
た。例8および9の実験室試験は、それぞれ表10
および12に示す鉄と固型分含量の高い酸供給物を
用いて行つた。 表 2 酸組成 成 分 重量% P2O5 29 Fe2O3 1.1 Al2O3 0.77 MgO 0.37 F 1.9 SO4 2.0 総固型分1.37 これらの試験で製造されたすべての試料は28日
間貯蔵した。試料の温度は最初の4日間は60−
65.6℃(140−150〓)に保ち、後の24日間は21−
23.9℃(70−75〓)で放置した。凝縮器を備えた
実験室用ステンレススチール製の蒸発器と真空シ
ステムを酸の蒸発に用いた。結晶化工程は1〜4
のポリエチレン製ビーカで実施した。精製は実
験室用のベンチトツプ遠心分離機を用いて行つ
た。バツチ試料のサイズは約3であつた。 例−1(比較例) Fig.1の基本プロセスを、第一の濃縮工程によ
つて追跡した。蒸発条件は85℃(185〓)、5cm
(2インチ)の水銀絶対圧であつた。この条件は
多くの商業用の酸が受ける全処理にほぼ等価なも
のである。製造された酸の最終P2O5含量は54.7%
であつた。製造される酸を一定時間毎にサンプリ
ングして分析した。この例は代表的な安定化され
ていない商業用湿式リン酸の後−沈澱特性を明瞭
に示している。これらの値を下記の表3および
Fig.3 (酸1)に示す。 表 3 例1−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 固型分 (日) (%) 0 3.1 1 4.0 4 6.1 7 6.8 14 8.1 21 8.2 28 8.8 例−2(比較例) Fig.1に示した基本プロセスを例1と同様にし
て、また同じく制御した条件下で、但し第二の濃
縮工程は実施せずに遂行した。製造された酸の
P2O5濃度は54.8%、結晶保持時間は24時間、結晶
化工程からの酸流の固型分含量は3.5%であり、
次の遠心分離工程によつて1.0%まで減少した。
この酸の後−沈澱特性を表4およびFig.3 (酸
)に示す。これらはこの発明のプロセスの第二
の濃縮工程の臨界を示している。製造された精製
商業用リン酸は後−沈澱に関しては通常の商業用
の酸よりすぐれているが、11日後にはなお3%以
上の固型分が沈澱した。 表 4 例2−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分含量 (日) (%) 0 1.0 7 2.3 14 3.3 28 3.4 例−3(比較例) Fig.1に示した基本プロセスを、最終濃縮工程
のP2O5濃度が57%に達した時に中断したこと以
外すべて追跡した。蒸発条件は両方の濃縮工程と
も85℃(185〓)で5cm(2インチ)の水銀絶対
圧であつた。例2と同様に、製造された酸は後−
沈澱に関して通常の商業用酸よりすぐれていた
が、25日後なお3%以上の固型分が沈澱した。こ
の例は、真に安定化される湿式酸は最小58%の
P2O5濃度まで濃縮されねばならなぬという本発
明者等の知見を支持するものである。 この例の結晶化保持時間は24時間であつた。結
晶化工程からの酸流の固型分含量は3.5%であつ
た。固型分含量は、酸が第二の濃縮工程に入るに
先立つ遠心分離工程によつて1.0%に減少した。
酸の後−沈澱特性を表5およびFig.3(酸)に示
す。 表 5 例3−酸の後−沈澱特性 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 2.3 14 2.9 28 3.1 例−4(比較例) Fig.1に示し、先に述べた基本プロセスを、結
晶化保持時間を本発明で規定した8時間の代わり
に3時間に限定した他はそのまま追跡した蒸発条
件は2つの濃縮工程とも85℃(185〓)、5cm(2
インチ)水銀絶対圧とした。結晶化工程から酸流
は固型分3.6%を含んでいた。固型分含量は遠心
分離工程で0.1%未満に減少した。製造した酸の
最終P2O5濃度は59.5%であつた。この例は結晶化
保持時間の臨界を示すものである。生成した酸は
後−沈澱速度が例1の酸より低かつたが、25日後
には3%以上沈澱した。結果を表6およびFig.3
(酸)に示す。 表 6 例4−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 1 0.1 4 0.1 7 0.2 14 0.5 21 2.0 28 3.3 例−5(実施例) Fig.1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)
5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶化保持
時間9時間で結晶化工程からの酸流は固型分4.4
%を含んでいた。固型分含有量は遠心分離工程で
0.1%未満に減少した。生成した酸の最終P2O5含
量は59.9%であり、酸生成物は表7およびFig.3
(酸V)に示すように低い後−沈澱特性を有して
いた。この例は本発明の基本プロセスを採用する
ときに得られる結果を示すものである。 表 7 例5−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 1 0.2 4 0.2 7 0.2 14 0.7 21 0.9 28 1.5 例−6(実施例) Fig.1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)、
5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶化保持
時間20時間で結晶化工程からの酸は固型分4.2%
を含有していた。固型分含量は遠心分離工程で
0.1%未満に減少した。生成酸の最終P2O5含量は
59.2%であり、生成酸は表8およびFig.3(酸)
に示す低い後−沈澱特性を有していた。この例
は、本発明の基本プロセスを採用したときに得ら
れる結果を更に説明するものである。 表 8 例6−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 <0.1 4 0.7 7 0.9 14 1.2 21 1.1 28 1.1 例−7(実施例) Fig.1に示した基本プロセスをそのまま追跡し
た。蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185
〓)、5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。結晶
化時間24時間で、結晶化工程からの酸流の固型分
含量は3.5%であつた。固型分含量は遠心分離工
程により1。0%に減少した。本例の酸生成物の
P2O5含量は58.5%であつた。 この例は、本発明のプロセスに従つて安定化さ
れた酸を製造するためには遠心分離工程で固型分
含量をゼロ近くまで減少させる必要のないことを
示すものである。生成した酸の後−沈澱特性を表
9およびFig.3(酸)に示す。 表 9 例7−酸の後−沈澱特性 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 1.2 14 1.2 28 1.5 例−8(実施例) 例1に示した基本プロセスを完全に追跡した。
蒸発条件は2つの濃縮工程ともに85℃(185〓)
および5cm(2インチ)絶対圧とした。供給酸の
組成を下記の表10に示す。 表 10 酸組成 成 分 重量% P2O5 26.7 Fe2O3 1.39 Al2O3 0.8 MgO 0.4 F 1.83 SO4 1.77 総固型分 0.5 この例の結晶化保持時間は24時間とした。結晶
化工程からの酸流の固型分含量は4.2%であつた。
固型分含量はその後の遠心分離工程によつて1.1
%に減少した。最終安定化生成物のP2O5含量は
58.6%であつた。結果を下記の表11およびFig.3
(酸)に示す。これらの結果は鉄含量の高い供
給酸から何ら特別の処理を行うことなく本発明の
プロセスによつてすぐれた品質のリン酸が得られ
ることを示している。28日の期間の最終日におけ
る固型分含量が初期の固型分含量よりも少ないこ
とは、安定化の良好な酸で生じる再溶解現象によ
るものであり、懸濁している固型分が溶解して、
貯蔵されている酸あるいは出荷されている酸の固
型分が減少するのである。 表 11 例8−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.1 14 0.4 28 0.7 例−9(比較例9A,実施例9B) この例では、P2O525.8%と固型分5.0%を含む
未精製の高固型分含有供給酸を本発明の異なる工
程で処理して、第一に本プロセスの高固型分含量
供給酸の安定化能、第二に本プロセスの工程の臨
界性を説明するものである。供給酸の組成を下記
の表12に示す。 表 12 酸組成 成 分 重量% P2O5 25.8 Fe2O3 1.1 Al2O3 0.8 MgO 0.3 F 2.3 SO4 3.65 総固型分 5.0 サンプルA(比較例)は第二の濃縮工程を実施
せずにFig.1に示すプロセスで処理した。実施し
た単一の濃縮工程における蒸発条件は85℃(185
〓)、5cm(2インチ)水銀絶対圧とした。濃縮
工程でP2O5含量は55%に達した。次いで酸を結
晶化工程へ進めて、そこで24時間保持した。結晶
化工程からの酸流の固型分含量は13.8%であつ
た。結晶化工程に続いて遠心分離工程へ進めて、
固型分含量を1.5%に減少させた。酸生成物の後
−沈澱特性を下記の表13およびFig.3(酸−A)
に示す。酸生成物は僅かの11日後に3%以上沈澱
した。 サンプルB(実施例)はFig.1に示した本発明プ
ロセスの全工程により処理した。各濃縮工程の蒸
発条件は85℃(185〓)、5cm(2インチ)水銀絶
対圧とした。結晶化保持時間は24時間で、結晶化
工程からの酸流は固型分13.8%を含んでいた。固
型分含量は遠心分離工程で1.5%に減少した。生
成した酸の最終P2O5含量は59%であつた。この
例の酸生成物は、固型分含量のより低い供給酸か
ら得られる安定化された酸に比べて後−沈澱特性
が低かつた。後−沈澱データを下記の表13および
Fig.3(酸−B)に示す。 表 13 例9−酸−Aおよび−Bの後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) −A −B 0 1.5 1.5 14 3.6 1.0 28 4.8 1.6 例−10(実施例) 下記の装置を使用してフルスケールプラント試
験を実施した。 蒸発器:蒸発器トレインは、スチーム加熱多段
蒸発器システムであり、1日あたり54%P2O5生
成酸としてP2O5を約2177244Kg(2400トン)生産
する規模のものである。各段は垂直多管式熱交換
器を備えている。加熱と蒸発は、大気脚凝縮器と
ジエツトエゼクターとを備えた各々の熱交換器で
真空下(5cm(2インチ)の水銀絶対圧)で行つ
た。最終段の蒸発温度は85℃(185〓)であつた。 遠心分離機:固型分ボウル遠心分離機を変形プ
ロセスの中間段階の遠心分離工程で使用した。こ
の遠心分離機は2つの主要素、すなわちボウルと
そのボウル内に緊密に適合しているコンベヤとか
らなる、ボウルは高速で回転して固型分粒子に重
力の約千倍の沈澱力を及ぼし、懸濁液から十分に
分離させる。コンベヤはボウルより僅かに遅い速
度で回転する。固型分はコンベヤによつて遠心分
離機から取出される。精製された酸はボウル内に
設けられたオーバフローを調整する堰を通して取
出される。ノズル遠心分離機は第二の濃縮工程の
直前で酸の固型分含量を減らすために用いられ
る。ノズル遠心分離機はその時点における酸中の
微細で軽い固型分を除去するのに有効であること
が見出された。操作時には、結晶化タンクからの
酸を、フイード中に存在するサイズの大きすぎる
粒子を保持するロータリーストレーナーを用いて
ノズル遠心分離機へポンプで送り込む。遠心分離
機に入つた後、酸はフイードインペラーによつて
高速状態にされ、次いで分離室に入り、そこで重
力の数千倍の遠心力によつて固型分はローターの
周面に向つて迅速に沈降し、ローター中に固定さ
れたノズル開口部を通つて連続的に排出される。
これが遠心分離機の下層流であり、約16%の固型
分含量を有し、この時点におけるプロセス流の約
35%を構成する。2%未満の固型分を含むオーバ
ーフロー流が残りの65%を構成する。各遠心分離
機では100−150gpmの供給酸を処理することがで
きる。 晶出器:晶出器はレーキ、センターコーンおよ
び下層流循環ラインを備えた通常の4082322.5Kg
(4500米トン)リン酸貯蔵タンクである。下層流
循環ラインはタンク底部の溶液を結晶化タンクの
上部へ戻す手段を備えたものである。タンクはゴ
ム張り製である。 この例ではFig.2の流れ図に従つて362874Kg
(400米トン)(P2O5として)の安定化された酸が
製造された。 Fig.2に従つて、30%P2O5の湿式法希酸が蒸発
器および中間段階の遠心分離工程を通り、ライン
20へと処理が進められた。この時点で酸はP2
O554%濃度に達した。製造作業は、次いで酸を
生成物貯蔵タンクへ送り48時間の結晶化工程へと
継続された。このタンクからの酸流の分析では
P2O5濃度54.4%で固型分含量4.4%であつた。次
いで酸をノズル遠心分離機を用いて遠心分離し
た。この工程で固型分含量は1.2%に減少した。
次いで最終工程は酸を単一のスチーム加熱蒸発器
へ供給することからなり、ここで酸はP2O558.6%
まで濃縮された。最終の安定化された生成物の固
型分含量は1.0%であつた。この生成酸の18.93
(5ガロン)の試料を室温で貯蔵した。この試料
の固型分含量を翌月にわたつて調べたところ表14
およびFig.3(酸X)に示すようにすぐれた安定性
を示した。この例はフルスケールプラント操作に
おいて本発明のプロセスで得られる結果を示すも
のである。 表 14 例10−酸の後−沈澱データ 貯蔵時間 酸固型分 (日) (%) 0 1.0 7 0.7 14 1.0 28 1.1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 第一の蒸発ゾーンで溶液のP2O5含量が
45〜55%になるまで、Fe2O3のP2O5に対する重
量比が0.03よりも大きい未精製湿式法リン酸希
薄溶液を濃縮する工程、 (b) 濃縮した酸溶液を少なくとも8時間結晶化さ
せる工程、 (c) 結晶化させた酸溶液を遠心分離して総固型分
含量が2%未満になるまで精製する工程、およ
び (d) 前記の精製酸溶液を第二の蒸発ゾーンで、前
記精製酸溶液のP2O5含量が58〜63%になるま
で濃縮して、後−沈澱特性の低い湿式法リン酸
を得る工程からなる、Fe2O3のP2O5に対する重
量比が0.03よりも大きい未精製希薄湿式法リン
酸溶液から後−沈澱特性の低い湿式法リン酸を
製造する方法。 2 未精製希薄湿式法リン酸溶液の総固型分含量
が1〜8%である特許請求の範囲第1項に記載の
方法。 3 総固型分含量が2%を越える特許請求の範囲
第1項に記載の方法。 4 結晶化がバツチ式で24時間未満の時間で行わ
れる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5 結晶化が連続式で少なくとも16時間行われる
特許請求の範囲第1項の記載の方法。 6 製造される湿式法リン酸の低い後−沈澱特性
が、貯蔵および出荷のいずれかまたは両方に28日
目までの時間における酸中の総固型分の最大含量
2%として定量的に表わされる特許請求の範囲第
1項に記載の方法。 7 前記酸溶液のP2O5含量が40〜42%に達した
時、前記第一の蒸発ゾーンで濃縮される酸溶液を
遠心分離する中間工程を更に含む特許請求の範囲
第1項に記載の方法。 8 濃縮される酸溶液の総固型分含量が3.5%を
越える特許請求の範囲第7項に記載の方法。 9 (a) 第一の蒸発ゾーンで溶液のP2O5含量が
45〜55%になるまで、Fe2O3のP2O5に対する重
量比が0.03よりも大きい未精製希薄湿式法リン
酸溶液を濃縮する工程、 (b) (a)の濃縮酸溶液から第一のフラクシヨウンを
分離して商業用のリン酸を得る工程、 (c) (a)の濃縮酸溶液の第二のフラクシヨンを少な
くとも8時間かつ48時間未満の時間結晶化させ
る工程、 (d) (c)の結晶化させた酸溶液を遠心分離して総固
型分含量が2%未満になるまで精製する工程、 (e) (d)の精製酸溶液から第一のフラクシヨウンを
分離して精製商業用湿式法リン酸を得る工程、
および (f) (d)の精製酸溶液の第二のフラクシヨンを第二
の蒸発ゾーンで前記(d)の精製酸溶液の第二のフ
ラクシヨウンのP2O5含量が58〜63%になるま
で濃縮して、後−沈澱特性の低い安定化湿式法
リン酸を得る工程からなる、商業用湿式法リン
酸、精製商業用湿式法リン酸および後−沈澱特
性の低い安定化湿式法リン酸を同時に製造する
特許請求の範囲第1項に記載の方法。 10 商業用リン酸の固型分含量が3〜15%であ
る特許請求の範囲第9項の記載の方法。 11 (a)の濃縮酸溶液の前記第一のフラクシヨン
の分離および(a)の濃縮酸溶液の前記第二のフラク
シヨウンの結晶化を、(a)の濃縮酸溶液を少なくと
も8時間かつ48時間未満の時間結晶化させ、結晶
化下層流を結晶化母液から分離することによつて
同時に行い、結晶化下層流状態の商業用湿式法リ
ン酸と結晶化母液状態の結晶化酸溶液を得る特許
請求の範囲第9項に記載の方法。 〓発明の背景 1 発明の分野 この発明はリン酸の貯蔵および出荷時のおける
固体の後−沈澱(post−precipitation)に関連す
る湿式リン酸の安定化法に関するものである。 2 従来技術 合衆国で生産される殆どのリン酸は湿式法で製
造されている。この方法では微粉砕したリン灰土
が硫酸およびリサイクルされたリン酸希釈液によ
つてスラリーとされる。リン灰土と硫酸との化学
反応で製造される生成物はオルトリン酸(工業上
は、通常リン酸として、更に詳しく言えば、湿式
リン酸として知られている。)、セツコウおよび多
数のその他懸濁および溶解不純物である。製造さ
れるスラリーは、セツコウを主要成分とする固体
不純物を除去するために過される。得られる
液は、通常約25〜35重量%のP2O5と約1〜8重
量%の懸濁固型分を含んでいる。この湿式法の希
酸は貯蔵および最終的な出荷に先立つて、通常多
段階蒸発器でP2O5約52〜54%まで濃縮される。
処理時、貯蔵時および出荷時に、湿式法酸に含ま
れている不純物が沈澱し、堅く、かさばつた沈積
物(スラツジ)を形成する。 このスラツジの形成は、後−沈澱として工業上
知られている。このスラツジは鉄およびアルミニ
ウムホスフエート化合物を高い割合で含んでい
る。スラツジの主要成分の1つは錯塩(Al,Fe)
3KH14(PO4)8・4H2Oである。このスラツジは除
去が難しく、かつ費用がかゝり、更にP2O5の価
値を実質的に失なわせる。 湿式リン酸の不純状態はよく知られており、固
型分の後−沈澱は認識された問題である。出荷品
級の酸の多くは出荷に先立つてスラツジ含量を減
少させるため沈澱させていくらか精製(clarify)
される。しかしながら、沈澱は長時間を要するた
めに問題を容易には、あるいは経済的には解決し
ない。例えば、54%P2O5として1日当り90718.5
Kg(100トン米トン)のP2O5を1ケ月間の単独沈
澱で処理するには、最小で2839050リツトル
(750000ガロン)の貯蔵容量を必要とする。固型
分は遠心分離することによつて、かなり短かい時
間で除去することができるが、遠心分離のみによ
つて精製された酸はなおかなりの後−沈澱性を有
するので、後−沈澱の問題は解決されない。 後−沈澱を最小にすることは、また化学的沈
澱、溶媒抽出およびイオン交換のような種々の酸
精製法によつて行うことができるが、これらの方
法は複雑であり費用を要する。 後−沈澱の問題を解決する1つの方法は、精製
と他の処理法とを組合せて後−沈澱が実質的に抑
制された酸を製造することであつた。そのような
酸は安定化された酸として工業上知られている。
固型分の後−沈澱に関連して安定化された湿式法
リン酸を製造するプロセスを開発するための研究
がかなり行われている。よく知られている安定化
法の1つは米国特許第4110422号、同4164550号、
同4248846号、同4279877号、同4293311号、同
4305915号および同4364912号に記載されているヒ
ル(Hill)プロセスである。 米国特許第4110422号は基本的なヒルプロセス
を記載をしており、約22−35%濃度の希リン酸を
精製するためにパーライトのようなケイ酸アルミ
ニウムを添加し、酸を約42−52%P2O5まで濃縮
し、濃縮物を結晶化ゾーンに移してそこで更に精
製を行い、次いで約63%P2O5濃度まで濃縮する
ことによつて安定化された湿式法リン酸を製造し
ている。 米国特許第4164550号は米国特許第4110422号と
同じプロセスをカバーしているが、プロセスに対
する供給酸のP2O5濃度範囲は36−46%である。
米国特許第4248846号は、晶出器下層流からの循
環流を酸トレインに混入させ、鉄アルミニウム含
量の高い処理岩石の場合には蒸発器に硫酸を添加
し、プロセスの1または2以上の流れを冷却する
ことによつて基体ヒルプロセスを改良したもので
ある。米国特許第4279877号は、鉄が第1鉄塩の
状態で存在する高鉄含量供給酸の条件に合うよう
にヒルプロセスを変更したものである。Fe2O3の
P2O5に対する重量比が0.04以上の場合には、過酸
化水素のような酸化剤を用いて第1鉄のすべてを
第2鉄の状態とする。この処理により最終酸製品
の後−沈澱が減少する。米国特許第4293311号も
またケイ酸アルミニウム添加容器に晶出器下層流
の循環流を混入せしめることによつて基本ヒルプ
ロセスを変更したものである。この特許ではFe2
O3のP2O5に対する重量比が約0.03〜0.04の場合に
は酸化剤は不要であるとしている。しかしながら
ケイ酸アルミニウムは必要である。米国特許第
4305915号は上記の特許によつて製造され、後−
沈澱性に関して望ましい特性を有する物質の組成
物をカバーするものである。その物質組成物はパ
ーライトまたはその類似ケイ酸アルミニウムの使
用を必要とするプロセスによつて製造される。 米国特許第4364912号はFe2O3のP2O5に対する
重量比を供給酸中で0.03より小さいと規定し、他
のすべての工程は基本ヒルプロセスのままとし
て、ケイ酸アルミニウムを使用せずに安定化され
た酸を製造する方法を開示している。 上記のプロセスはすべて初期に精製工程を必要
としている。多くのプロセスはケイ酸アルミニウ
ムを必要とし、若干のプロセスは酸化剤を必要と
している。初期の精製工程およびケイ酸アルミニ
ウムと酸化剤との添加の双方は安定化された酸の
製造費用をかなり高める。これらの工程の付加
は、また通常の商業用湿式法酸および精製商業用
湿式法リン酸のような安定化されていない品質の
リン酸を同時に製造するには障害となる。これら
の工程を必要としない安定化プロセスが経済的に
望ましいことは明らかである。この発明の目的は
そのようなプロセスを提供することにある。 この発明の他の目的は、実質的に後−沈澱の生
じない湿式法リン酸を提供することにある。 また、この発明の目的は、長期間にわたつて後
−沈澱が生じない湿式法リン酸を提供することに
ある。 この発明の他の目的は、高鉄含有酸供給物か
ら、ケイ酸アルミニウムを添加せずにまた酸化等
のような特別の処理を行うことなく後−沈澱特性
に関してすぐれた品質の酸を製造できる湿式法リ
ン酸の安定化法を提供することにある。 この発明の他の目的は、後−沈澱に関して安定
化された湿式法リン酸の安価な製造方法を提供す
ることにある。 更に本考案の他の目的は、上質の液体肥料を酸
から製造することのできるように通常の含量より
も高いP2O5含量の湿式法リン酸を提供すること
にある。 この発明の更に他の目的は、安定化されていな
い通常の商業用湿式法リン酸と安定化されていな
い商業用精製湿式法リン酸とを同時に製造する場
合に障害のない湿式法リン酸の安定化方法を提供
することにある。 これらの目的および他の目的が本発明のプロセ
スによつて達成されることは、以下の記載から当
業者に明らかになるであろう。 〓発明の概要 この発明は、実質的に湿式法リン酸の後−沈澱
が抑制されたプロセスを提供するものである。こ
のことは本発明の方法で製造される酸が通常の貯
蔵および/または出荷の28日目後の総固型分が実
質的に2.0%未満であることを意味する。従つて
移送中または貯蔵中に固型分は殆ど、または全く
沈澱しない。総固型分には懸濁している固型分と
沈澱した固型分が含まれる。 本発明のプロセスにおいては、通常の湿式法
過システムからの未精製希リン酸(P2O525〜35
%、総固型分1.0〜8.0%)が通常の湿式法蒸発器
に供給され、典型例としては82.2−87.8℃(180
−190〓)で約5cm(2インチ)の水銀絶対圧で
処理してP2O5含量45−55%まで濃縮される。こ
の中間濃度の酸が次に少なくとも8時間で48時間
を越えない時間結晶化ゾーンへ移される。結晶化
ゾーンは単に通常の湿式法酸生成物貯蔵タンクで
構成してよく、攪拌はしてもしなくてもよいが、
底部の沈澱固型分をいくらか再循環するものでな
ければならない。 結晶化ゾーンからの中間濃度(P2O545−55%)
の湿式法酸流出物は、次いで遠心分離行程に移さ
れ、そこで酸を遠心分離して総固型分含量を2.0
%未満に減少させる。遠心分離工程の固型分の処
理は固型分を通常の“高固型分含量酸”の貯蔵シ
ステムおよび/またはアタツクシステムへ移すこ
とによつて行われる。 精製ゾーンから回収されたオーバフロー流は、
次いで典型的な操作が82.2−87.8℃(180−190
〓)2.54〜7.6cm(1〜3インチ)水銀絶対圧で
行われる1または2以上の蒸発器で少なくとも58
%の最終P2O5濃度まで濃縮される。この安定化
された濃縮湿式法酸は次いで貯蔵または出荷に備
えられる。 同様に第一の濃縮工程を通る酸の固型分含量が
約3.5%を越えるときには、このプロセスの変形
法を実施できることが見出された。変形法は、酸
のP2O5濃度が40−42%に達した時に第一の濃縮
工程を中断し、酸を遠心分離工程を通して処理
し、次いで濃縮工程の残りを継続するものであ
る。その後の結晶化、遠心分離および第二の濃縮
工程は前述したように行われる。
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