JPH0459800A - 高純度ネコインターフェロンの製造方法 - Google Patents

高純度ネコインターフェロンの製造方法

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JPH0459800A
JPH0459800A JP17329990A JP17329990A JPH0459800A JP H0459800 A JPH0459800 A JP H0459800A JP 17329990 A JP17329990 A JP 17329990A JP 17329990 A JP17329990 A JP 17329990A JP H0459800 A JPH0459800 A JP H0459800A
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昌弘 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蛋白質の一次構造がネコの遺伝情報由来であ
るインターフェロンを遺伝子組換え核多角体病ウィルス
を利用して量産し、以って医薬品(抗ウィルス剤)とす
ることを目的とした、組換えカイコ核多角体ウィルスお
よびカイコ幼虫を利用して生産したネコインターフェロ
ン(以下、FeIFNと略す)を高純度で製造する方法
に関する。
[従来の技術] インターフェロンは、抗ウィルス作用を示す蛋白質を主
成分とする生理活性物質でIFNと略記される。
遺伝子操作技術の進歩によりヒトのIFNのみならず、
ウシ、ウマ、イヌなどの動物のIFNも大量生産が可能
となり、その結果、ウィルス病や腫瘍などの治療薬とし
てのIFNの用途開発研究が行なわれているものもある
ネコについても、α、β、γ各タイプのrFNが報告さ
れている(文献1)。
ネコには、ネコエイズ、ネコ白血病、ネコウィルス性鼻
気管炎、ネコカリキウイルス病、ネコ伝染性腹膜炎はじ
め多数のウィルス病が知られている。
そこで、ヒトのαIFNやウシのβIFNを経口投与し
、ネコ白血病ウィルス感染ネコの延命を図った事例が報
告されている。経口ではなく、体内注射を行なえば、よ
り顕著な効果が期待されるものの、異種IFHに対する
中和抗体の生産が起こることが懸念される。同種IFN
、つまりネコのIFNが容易に入手可能となれば、ネコ
の抗ウィルス剤、抗腫瘍剤としての用途が開かれると期
待される。
本発明者らは、以前にFeIFNを遺伝子操作技術によ
り生産する方法、すなわちFeIFNをコードするDN
Aをクローニングし、サルのC081細胞、チャイニー
ズハムスターのCHO細胞、大腸菌などを利用して生産
する方法を開発した(文献2)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、実用に供する程度の高純度のFeIFN
を大量に生産するという方法は未だ確立されていない。
本発明の目的は、遺伝子操作技術を利用し、FeIFN
をさらに高純度に、かつ大量生産する方法を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる状況に鑑み、創意工夫をなし、カ
イコ核多角体病ウィルスのDNAをFeIFNの蛋白を
コードするDNAで組換えた組換え体ウィルスを単離し
、この組換え体ウィルスをカイコ生体中で増殖させてF
eIFNを生産することに成功し、さらにFeIFNを
高純度で精製する方法を確立し、かくして本発明を完成
させるに至った。
すなわち本発明は、FeIFNの蛋白質をコードするD
NAを外来遺伝子として遺伝子組換えされた組換えカイ
コ核多角体病ウィルスを、カイコ生体中で増殖させてF
eIFNを生産させた後、生産されたFeIFNを含む
溶液を、ブルー色素を結合させた担体に接触させ、次い
で該担体への吸着物を溶出剤で溶出させることを特徴と
する高純度ネコインターフェロンの製造方法を提供する
ものである。
以下、本発明に関し逐次詳細に説明する。
本発明の組換えカイコ核多角体病ウィルスは、例えば文
献2に記載のE、coil  (pFeIFNl)(微
工研条寄第1633号)から抽出したプラスミドからF
e1FNの蛋白質をコードするDNAを切り出して、カ
イコのクローニングベクター(文献3)に連結して作製
した組換え体プラスミドとカイコ核多角体病ウィルスD
NAとを、カイコ樹立細胞にコ・トランスフェクション
することにより容易に作製することができる。従って、
本発明の組換え体ウィルスは、in v’iv”o的な
方法で作製することができる。
すなわち、FeIFNの蛋白質をコードするDNAを含
むプラスミドpFeIFN1を含有する大腸菌形質転換
体(微工研条寄第1633号)から、例えば文献4のよ
うな一般的な方法により抽出したプラスミドpFerF
N1からFe1FNの蛋白質をコードするDNA部分を
、例えばpBMO30(文献3)などのカイコのクロー
ニングベクターの発現調節部分の下流に連結するという
一般的な遺伝子操作に従って組換え体プラスミドを作製
することができる。この組換え体プラスミドとカイコ核
多角体病ウィルスDNA (文献3)とを、文献3のよ
うな方法でカイコ樹立細胞、例えばBM−N株(文献3
)にコ嗜トランスフフェクションした後、培養を続け、
培養液中に出現した非組換え体(野生型)と組換え体の
ウィルスの中から限界希釈法、もしくはプラーク法など
の一般的な方法によって組換え体ウィルスをクローニン
グすることができる。組換え体ウィルスは多角体の形成
能がないことから、野生型ウィルスと容易に区別できる
FeIFNの生産は、前記の組換えカイコ核多角体ウィ
ルスをカイコ生体中で増殖させることにより行なう。前
記の組換え体ウィルスを含む培養液をカイコ幼虫に注射
して、クワの葉または合成飼料を与えて飼育する。飼育
後、体液を採取し、その上清からFeIFNを回収する
体液中に存在する組換えカイコ核多角体病ウィルスはp
H1〜4で、4℃で1日保存することによって失活させ
ることができる。
本発明で使用するブルー色素を結合した担体(以下、ブ
ルー担体と略す)としては、次のものが使用される。
ブルー色素は一般名をCIリアクティブルー2といい、
例えばCI BA−GE IGY社から“シバクロンブ
ルーF3GA”または“シバクロンブルー3GA”とい
う商品名で市販されている青色色素などが挙げられる。
実際のクロマトグラフィーに用いるブルー担体としては
、′ブルー〇セファロースCL−6B”(Pbarma
cia社)、′ブルーーセファロース6フアーストフロ
ー″ (Phatmacia社)、“マドレックスゲル
・ブルーA″ (Amicon社)、および“アフィゲ
ル畳ブルー (Biorad社)などの商品名で市販さ
れているブルーアガロースゲル、または“ブルー・トリ
スアクリル−M″ (LKB社)、“ブルーセルロース
ゲル″′ (チッソ社)などの商品名で市販されている
ブルーセルロースゲルなどが適当であり、容易に入手す
ることができる。
ブルー担体によるFeIFNの精製操作は次のように行
なう。
すなわち、まずFeIFNを含む溶液をブルー担体に接
触吸着させる。吸着は、バッチ法、カラム法どちらでも
可能であるが、カラム法の方が吸着効率が高い。
溶離は、溶出剤のpH値、イオン強度、疎水度によって
決定される。例えば、高イオン強度下ではpH6〜8で
FeIFNは溶出される。このイオン強度は、リン酸、
酢酸、クエン酸、ホウ酸、トリス・塩酸などの緩衝液の
濃度を上げたり、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウムのような中性塩の添加(0,2M〜1.0M
)により増加させることができる。また、溶出剤中にエ
チレングリコール、プロピレングリコールなどの疎水的
相互作用を弱める溶剤を含む場合、pH5〜8での溶出
が可能になる。
溶出剤の組成や濃度、液量は特に限定されるものではな
く、それぞれ材料とした粗FeIFN中に含まれる夾雑
蛋白質を除去するのに有効で、pHを保持するのに必要
な濃度、吸着されたFeIFNを実質的に回収するのに
必要な量が用いられる。
このようにしてFeIFNをブルー担体に吸着・溶離さ
せることにより、粗FeIFN中に混在していた夾雑蛋
白質を除去して、選択的にFeIFNを精製分離するこ
とができる。
また、本発明方法は、他のアフィニティークロマトグラ
フィーと組合わせて使用することもできる。他のアフィ
ニティ−クロマトグラフィーとしては、銅をキレート結
合させた担体(以下、銅キレート担体と略す)を用いる
方法が好ましく用いられる。また、これらを連続しt使
用しても・よい。
銅キレート担体としては、アガロース、セルロース、ポ
リアクリルアミドゲルなどに、例えばビスカルボキシメ
チルイミノ基[−(CH2C00)l) 2 ]などの
キレート能を有する交換基が結合した担体を硫酸銅など
の銅塩の溶液で処理した担体が挙げられる。好ましくは
、“キレ−ティングセファロース” (Pharmae
ia社製)などの不溶性多糖類系担体に銅をキレートさ
せた担体が用いられる。
また、銅キレート担体からの溶離は、通常、リン酸、酢
酸、クエン酸などの酸性緩衝液で行ない、pH5以下が
好ましい。しかし、高イオン強度下では、さらに高いp
Hでの溶液が可能となる。
[実 施 例] 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 (1)  抗ウイルス活性測定法 ウィルスはVesicular Stomatitis
 Virus、感受性細胞はネコFC9(文献1)を用
い、CPE法に従って抗ウィルス活性を測定した。スタ
ンダードリファレンスとして、NIHのヒトの天然型α
rFN換算したHu I FNαを用いた。
形質転換大腸菌E、coli (pFeIFNl)(微
工研条寄第1633号)から文献4の方法で抽出したプ
ラスミドpFeIFN1 20μgを制限酵素S f 
aNl、HincIIで完全分解し、得られた複数のD
NA断片をアガロースゲル電気泳動で分け、約750b
pのDNA断片をエレクトロエリューションで取り出し
、約2μgを回収した。こうして、FeIFNをコード
するDNAを含む5faN1−HinclI断片を得た
クローニングベクターpBMO30(文献3)5μgを
制限酵素Bgln、SmaIで完全分解し、上記の5f
aN1−HincII断片とT4DNAリガーゼでライ
ゲーションした。この反応液をコンピテント化したE、
coli  HBIOI(全酒造製)と混合し、形質転
換を行なった。100μg / mlのアンピシリンを
含むLBプレート上に生育するコロニーの中から、アル
カリミニスクリーン法で抽出したプラスミドのHind
I[[での制限分析により、クローニングベクターpB
M030に約750bpのDNA断片が組み込まれてい
るプラスミドを得た。そのプラスミドのFeIFNをコ
ードするDNAの開始コドンを含む約100baseの
DNAシーケンスを行なって、pBMO30にFeIF
NをコードするDNAが組み込まれているプラスミドを
得た。この組換え体プラスミドをpBmFeIFNlと
した。pBmFeIFNlの作製法を第1図に示す。
(3)FeIFNをコードするDNAで組換えられ文献
3の方法で組換え体ウィルスを作製した。
すなわち、50mM  HEPESバッフy−pH7,
1,0,28M  NaC1,0,7mMNa2HPO
4,0,7mM  NaH2PO4からなる2、5ml
の溶液に、2.5mlのDNA混合液(0,25M  
CaCl2、カイコ核多角体病ウィルスBmNPV  
Ta株(文献3)のDNA混合液g、組換え体プラスミ
ドpBmFelFN1のDNA混合液gを含む)を滴下
し、生じた懸濁液の0.5mlを5mlの10%FBS
を添加したTC−10培地(文献5)中、25aIrの
フラスコで平面培養した約3X105個のBM−N細胞
(文献3)の培養基に加え、カイコ細胞にDNAを導入
した。20日間後、新鮮な培地と交換し、さらに5日間
培養後、培養液を回収した。その培養液を遠心して清澄
化した上清を希釈して、平面に培養したBM−N細胞の
培養基に添加して7日間培養後、顕微鏡観察によりウィ
ルス感染が見られ、かつ多角体が形成していない培養基
を選択した(限界希釈法)。限界希釈法を2回繰り返す
ことによって組換え体ウィルスをクローニングし、ここ
で作製したFeIFNをコードするDNAを含む組換え
体ウィルスをBmFe I FNIとした。
BmFeIFNlは、European Co11ec
tion ofAnimal Ce1l Cuture
sにブダペスト条約に基づき寄託されている(Acce
ssion No、 V89062701)。
(4)組換え体ウィルス液の調製 75cofのフラスコ底面で、15m1の10%FBS
を含むTC−10培地中で平面培養した約3×106の
BM−N細胞に、前記(3)でクローニングした組換え
体ウィルスを含むBM−N細胞の培養液50μlをBM
−N細胞に添加して、27℃で5日間培養後、培養液を
3.OOOrpmで5分間遠心分離して遠心上清を組換
え体ウィルス液として得た。それぞれのウィルス液を1
0−7希釈し、その1mlをBM−N細胞の培養基に添
加して27℃で7日間培養を続けると、顕微鏡観察によ
って培養基のBM−N細胞にウィルス感染が認められた
(5)カイコ生体中でのFeIFNの生産5令1日目の
カイコ幼虫に、(4)で得た組換え体ウィルスのウィル
ス液をそれぞれ50μl/頭注射し、25℃で4日間、
市販の合成飼料(ビタミルク販売株式会社)を与えて飼
育後、尾脚を切り、体液を氷冷したエッペンドルフ・チ
ューブに採取し、遠心し、上清を得、抗ウィルス活性を
調べた。
7.7X107単位/ml(体液)のFeIFNが生産
されていた。
(6)  組換えカイコ核多角体病ウィルスの失活0.
1ml当たり4X108TCID5oの組換えカイコ核
多角体病ウィルスBmFe I FNIを含むカイコ体
液を、0.IN塩酸でpH1,5にして4℃で1日保存
した。2N  NaOH溶液で中和し、その1 mlを
BM−N細胞の培養液に添加したがBM−N細胞はウィ
ルス感染しなかった。
塩酸によって組換え体ウィルスBmFelFN1を失活
させ、NaOH溶液によって中和したカイコ体液と粗F
eIFN溶液とした。
(7)ブルー色素を結合させた担体を用いたFeIFN
の精製 前記(6)項の3.8X106U/mlのFeIFN活
性を含み、FeIFN比活性が1.2X106U/mg
蛋白質である粗FeIFN溶液14.51を、“ブルー
セファロース(ファースト・フロータイブ)270m1
を含むカラムにかけ、続いてこのカラムを0.5M塩化
カリウムを含む50mM)リス・塩酸緩衝液(pH8)
1250mlで洗浄した後、1M塩化カリウムを含む5
0mMトリス・塩酸緩衝液(pH8)1.081および
1M塩化カリウム、40%エチレングリコールを含む5
0mM)リス・塩酸緩衝液(pH8)1,081でFe
IFNを溶出した。溶出されたFeIFNは4.2X1
07U/mlのFe1FN活性を含み、比活性1.lX
108U/■蛋白質であった。このときのFe1FN活
性回収率は82.4%で、比活性は92倍に上昇した。
(8)銅をキレート結合させた担体を用いたFeIFN
の精製 前記(7)項のブルー担体からのFeIFN溶出液1.
081を、銅をキレート結合させた“キレ−ティングセ
ファローズ”150 mlを含むカラムに直接かけ、0
.3M塩化ナトリウムを含む20mM酢酸緩衝液(pH
4,2)で洗浄後、0.3M塩化ナトリウムを含む20
mM酢酸緩衝液(pH3,9)750mlでFeIFN
を溶出した。溶出されたFeIFNは2.7X107U
/mlのFeIFN活性を含み、比活性1.4X108
U/■蛋白質であった。このときのFeIFN活性回収
率は45%で、比活性は1.3倍に上昇した。
[発明の効果コ 本発明によれば、ネコの抗ウィルス剤、抗腫瘍剤として
期待されるFeIFNを高純度で、かつ大量生産するこ
とができる。
[参考文献] (1)  J、 K、 Yamamotoら: Yet
、  1mmuno1.  and Immun。
pathol、 、  If、  1−19.  (1
986)。
(2)  A、Yanai ら:ヨーロッパ公開特許 
第322870号 (3)  T、Hotiuchiら: Agric、B
iol、Chem、 、  51. 1573−158
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 Manual、  (1982)  p86〜96.
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(5)  G、RlGardiner and HlS
to、ckdale :  1.  Inverteb
rate PathologF、  25. 363−
370.  (1975)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ネコインターフェロンをコードするDNAを
含む組換え体プラスミドpBmFeIFN1の作製例の
概略図である。 特許出願人  東 し 株 式 会 社第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ネコインターフェロンの蛋白質をコードするDN
    Aにより遺伝子組換えされた組換えカイコ核多角体病ウ
    ィルスを、カイコ生体中で増殖させてネコインターフェ
    ロンを生産させた後、生産されたネコインターフェロン
    を含む溶液を、ブルー色素を結合させた担体に接触させ
    、次いで該担体への吸着物を溶出剤で溶出させることを
    特徴とする高純度ネコインターフェロンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0322870A2 (en) * 1987-12-29 1989-07-05 Toray Industries, Inc. Synthetic plasmid, transformant, feline interferon gene and method for producing feline interferon

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0322870A2 (en) * 1987-12-29 1989-07-05 Toray Industries, Inc. Synthetic plasmid, transformant, feline interferon gene and method for producing feline interferon

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