JPH0459924A - 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法 - Google Patents

強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法

Info

Publication number
JPH0459924A
JPH0459924A JP16981390A JP16981390A JPH0459924A JP H0459924 A JPH0459924 A JP H0459924A JP 16981390 A JP16981390 A JP 16981390A JP 16981390 A JP16981390 A JP 16981390A JP H0459924 A JPH0459924 A JP H0459924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution treatment
maraging steel
ductility
toughness
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16981390A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Matsuzaki
明博 松崎
Yoshiyuki Saito
斉藤 良行
Osamu Tanigawa
谷川 治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP16981390A priority Critical patent/JPH0459924A/ja
Publication of JPH0459924A publication Critical patent/JPH0459924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、高強度でかつ優れた靭性や延性を必要とす
るロケットモーターケース、圧力容器、ローラ類、シャ
フト類等の構造部材に適用されるマルエージング鋼の製
造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 現在実用化されているマルエージング鋼の中心的な鋼種
はCOを含有するマルエージング鋼(Fe −]88%
Ni−Co−Mo−Ti−A/)である、しかしこの鋼
は高価なCoを含有するために鋼のコストが著しく高く
、その用途はかなり限定されているのが現状である。そ
こで高価なCOを含有しないマルエージング鋼として2
0%Ni系(特公昭39−19885号公報)および2
5%Ni系(特公昭39.19886号公報)等のFe
Ni−Ti系マルエージング鋼が開発されている。
Fe−Ni−Ti系マルエージング鋼は熱間加工による
成形加工後、800〜950 ’Cのオーステナイ1温
度域に加熱後冷却する溶体化処理を施して、合金元素の
固溶、オーステナイト粒の微細化を図るとともに、その
後の冷却によりマルテンサイト組織を得ている。そして
この際必要によっては深冷処理が施され、その後260
〜650 ℃の温度域で0.5〜24時間の時効処理に
よってN、i、Ti等の金属間化合物を析出させ硬化を
図るものである。
またFe  Ni−Ti系マルエージング鋼では基本成
分以外にB(硼素)とNbを複合添加し、未再結晶溶体
化処理による強靭化を図る技術(特開昭64−4783
4号公報)が知られている。未再結晶域溶体化処理とは
、溶体化処理において未再結晶域のオーステナイト即ち
まだ転位密度の高いオーステナイトから冷却しマルテン
サイト組織を得る熱処理手法である。これによりマルテ
ンサイトの下部組繊が微細化され強靭化が実現される。
通常のマルエージング鋼ではこのような未再結晶域のオ
ーステナイト温度域は非常に狭く、工業的には適用でき
ない。しかし硼素とNbを添加するとオーステナイトの
再結晶温度が上昇し、未再結晶温度域が拡大されるため
工業的な適用が可能となるものである。
さらに未再結晶温度域の拡大のためにはBとNbとの複
合添加でなくともBの単独添加あるいはBとMOやTa
等との複合添加によっても可能であることも公知となっ
ている(CAMP、  I S I J Vol。
2 (1989)−1806、(702) l 。
しかし硼素を含有するFe−Ni−Ti系マルエージン
グ鋼では、熱間圧延条件によっては熱間圧延中あるいは
その後の溶体化処理時に硼素の化合物を析出し、そのた
めに所朋の特性が得られないことが本発明者らの研究に
より明らかとなった。
硼素を含有するFe−Ni−Ti系マルエージング鋼で
は、熱間加工中に生成する(あるいはその後の熱処理過
程での生成の核となる)析出物はその後の800〜95
0°Cの通常の溶体化処理では完全には固溶しないため
、破壊靭性が低下する。また】000°C以上の高温溶
体化後に徐冷すると冷却中にオーステナイト粒界に析出
物を生成し、これがその後の800〜950°Cでの溶
体化処理時の再結晶を抑制するため結晶粒が微細化され
ず、延性やンヤルビー吸収エネルギー値が低くなる。
そこで硼素を含有するFe−Ni−Ti系マルエージン
グ鋼において強靭性に優れた鋼を安定して製造できる手
法の開発が強く望まれていた。
〈発明が解決しようとする!Is> そこで本発明は従来の強度あるいはそれ以上の強度を確
保し、さらに引張延性、シャルピー衝撃値、破壊靭性と
もバランスのとれた機械的特性を有するマルエージング
鋼を得るための製造方法を提供することを目的とするも
のである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、重量%で、 C:0.05%以下、 Si : 0.2%以下、Mn
 : 0.2%以下、 p:0.05%以下、S:0.
05%以下、 Ni : 16.5%以上26.0%以下、Ti : 
1.0%以上2.5%以下、B : 0.0005%以
上0.0020%以下を基本組成として含有する熱間成
形したマルエージング鋼に再結晶溶体化処理、未再結晶
溶体化処理および時効熱処理を施すマルエージング鋼の
製造方法において、1000〜1300℃の温度範囲に
1分以上加熱したのちに20℃/分以上の冷却速度で冷
却し、さらに800〜950°Cの温度範囲に1分以上
加熱後冷却することからなる2回の再結晶溶体化処理を
行うことを特徴とする強度、靭性および延性に優れたマ
ルエージング鋼の製造方法である。
〈作 用〉 まず本発明の成分限定理由について説明する。
C,Si、 Mn、 P、 Sはマルエージング鋼では
靭性を低下させるために極力低く抑える必要があり、そ
れぞれの上限を0.05.0.2.0.2.0.05.
0,05%とした。
NiはFe−Ni−Ti系マlレエージング鋼において
は靭性に優れるマルテンサイト母相を形成しかつN1d
iの析出により強化に寄与する元素である。
そのためには16.5%以上が必要であるが、26%を
超えると深冷処理によっても完全なマルテンサイト組織
とはならないため上限は26%とした。
TiはNiと同様に析出硬化元素であるが1.0%未満
ではその効果が少なく、また2、5%を超えると脆化す
るため上限は2.5%とした。
Bは未再結晶域溶体化処理に有効な元素であり、そのた
めには0.0005%以上が必要である。しかし0.0
020%を超えると脆化をもたらすため上限は0、00
20%とした。
なお本発明の効果には影響を与えない範囲においてこれ
ら以外の元素MO1Nb、 AZ等を添加してもよい。
次に溶体化熱処理条件の限定理由は次の通りである。
まず熱間加工中に析出した(あるいはその後の溶体化処
理時の析出の核となる)析出物の完全固溶を図るために
は1000°C以上で1分以上の加熱が必要である。ま
た加熱温度が7300℃を超えると鋼材表面性状の悪化
を招くとともに熱処理コストが嵩むため上限は1300
’Cとした。
また加熱後の冷却速度が20℃/分よりも小さいと冷却
中にオーステナイト粒界上に析出が生し、後述の低温域
での溶体化処理時にオーステナイトの再結晶が著しく抑
制されるためオーステナイト結晶粒が微細化されず、引
張延性やシャルピー吸収エネルギーが低下する。そのた
め高温溶体化後は20℃/分以上の冷却速度が必要であ
る。
ところで析出物の固溶のために行った上記の高温溶体化
後は結晶粒が粗大化しているためこのままでは引張延性
、シャルピー衝V特性が低い、そこでさらに結晶粒を細
かくするために800〜950゛Cの温度範囲で1分以
上の溶体化処理を行う必要がある。オーステナイト相を
再結晶させ細粒化させるためには800°C以上で1分
以上加熱する必要がある。また950℃を超えると逆に
オーステナイト粒が粗大化し過ぎるため上限は950°
Cとした。
以上の高温および低温の2回にわたる再結晶溶体化処理
を施すことにより、従来よりも格段に破壊靭性、延性、
シャルピー衝撃特性に優れるFe −Ni−Ti系マル
エージング鋼を得ることが可能となる。
〈実施例〉 表1に示す鋼を溶製後熱間加工により厚さ20mの鋼板
とした。A鋼は本発明の基本組成に該当する鋼である。
またB−D鋼はさらにMOlNb、 AIを添加した綱
である。またEおよびF綱はそれぞれ硼素が本発明の対
象外の組成である。さらに表2に示す熱処理を施した後
にり1張特性、シャルピー吸収エネルギーおよび平面歪
み破壊靭性を調べた。
引張特性および破壊靭性は室温で測定した。またシャル
ピー吸収エネルギーは0°CでのVノツチフルサイズ試
験片を用いて測定した。測定結果を表2に合わせて示す
本発明によるものはいずれも引張特性、シャルピー衝撃
特性および破壊靭性が良好であることは明らかである。
Nn4鯛は高温溶体化後の冷却速度が本発明の下限を下
回るものであるが、延性、靭性が低くなっている0階5
鯛は従来の熱処理条件即ち高温溶体化を適用していない
鋼であるが、本発明鋼に比べて延性、シャルピー吸収エ
ネルギーおよび破壊靭性が低いことは明らかである。阻
6鋼は細粒化溶体化処理を省いたものであるが、随4綱
と同様に延性、シャルピー吸収エネルギーが低くなって
いる。胤7.8.9mはそれぞれFIo、Nb、 A7
を添加した鋼に本発明の熱処理を施した鋼であるが、い
ずれも引張特性、シャルピー衝撃特性および破壊靭性は
良好である。Nα10鋼は本発明法によるものであるが
、未再結晶域溶体化処理を省略したものである1強度、
靭性がやや低いものの、従来法や比較法に比べると格段
に優れており、本発明法の効果が未再結晶域溶体化処理
の存無に依らないことは明らかである0階11および1
2鋼は硼素含有量が本発明を逸脱した鋼であるが、本発
明の熱処理条件を適用しても効果は認められない。
〈発明の効果〉 本発明の熱処理により、従来よりも格段に破壊靭性、引
張延性およびツヤルビー衝撃特性に優れたFe−Ni−
Ti系マルエージング鋼の提供が可能となり、構造物の
軽量化および信較性の向上を実現することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重量%で、 C:0.05%以下、Si:0.2%以下、Mn:0.
    2%以下、P:0.05%以下、S:0.05%以下、 Ni:16.5%以上26.0%以下、 Ti:1.0%以上2.5%以下、 B:0.0005%以上0.0020%以下を基本組成
    として含有する熱間成形したマルエージング鋼に再結晶
    溶体化処理、未再結晶溶体化処理および時効熱処理を施
    すマルエージング鋼の製造方法において、1000〜1
    300℃の温度範囲に1分以上加熱したのちに20℃/
    分以上の冷却速度で冷却し、さらに800〜950℃の
    温度範囲に1分以上加熱後冷却することからなる2回の
    再結晶溶体化処理を行うことを特徴とする強度、靭性お
    よび延性に優れたマルエージング鋼の製造方法。
JP16981390A 1990-06-29 1990-06-29 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法 Pending JPH0459924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16981390A JPH0459924A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16981390A JPH0459924A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0459924A true JPH0459924A (ja) 1992-02-26

Family

ID=15893377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16981390A Pending JPH0459924A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0459924A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3990726B2 (ja) 優れた靭性及び溶接性を有する高強度二相鋼板
JP3990724B2 (ja) 優れた靭性および溶接性を有する高強度二次硬化鋼
US5900075A (en) Ultra high strength, secondary hardening steels with superior toughness and weldability
US4946516A (en) Process for producing high toughness, high strength steel having excellent resistance to stress corrosion cracking
US4938266A (en) Method of producing steel having a low yield ratio
US4534805A (en) Low alloy steel plate and process for production thereof
CN1989266B (zh) 声各向异性小的焊接性优异的高强度钢板及其制造方法
JPH08176659A (ja) 低降伏比高張力鋼の製造方法
JPH04285119A (ja) 低温靱性の優れた厚肉高張力鋼板の製造法
JPH02217425A (ja) 優れた成形性を有する高強度鋼板の製造方法
JPS58123823A (ja) 極細粒高強度熱延鋼板の製造方法
JPS605822A (ja) 低合金鋼板とその製法
JPH02285053A (ja) マルエージング鋼およびその製造方法
JP3426036B2 (ja) 強度及び靭性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼及びその製造方法
JPS6156235A (ja) 高靭性非調質鋼の製造方法
JPH0459924A (ja) 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法
JPH059576A (ja) 低温靱性に優れた非調質棒鋼の製造方法
JP2706159B2 (ja) 溶接性の良好な低降伏比高張力鋼の製造方法
JPS604884B2 (ja) 超強カマルエージ鋼の製造方法
JPH04165013A (ja) 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法
JPS60181229A (ja) 低降伏比高張力厚鋼板の製造法
JPH0459923A (ja) 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法
KR960005222B1 (ko) 니켈 절약형 고질소 오스테나이트계 석출경화형 스텐레스 냉연강판 제조방법
JPS6156268A (ja) 高靭性高張力鋼およびその製造法
JPH0459922A (ja) 強度、靭性および延性に優れたマルエージング鋼の製造方法