JPH0461109B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0461109B2 JPH0461109B2 JP59051355A JP5135584A JPH0461109B2 JP H0461109 B2 JPH0461109 B2 JP H0461109B2 JP 59051355 A JP59051355 A JP 59051355A JP 5135584 A JP5135584 A JP 5135584A JP H0461109 B2 JPH0461109 B2 JP H0461109B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- fiber
- corona
- fibers
- filter
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
本発明は、絶縁性高分子物質から成るエレクト
レツト化繊維の製造方法に関するものである。 従来より、エレクトロニクス産業、医療分野等
で空気中の塵埃濃度を極めて低く保つクリーンル
ームを実現するため特殊な除塵フイルターが開発
されている。これはフイルターを構成する繊維自
身を帯電させて作られるもので、例えば特公昭56
−47299号公報に記載される様なフイルムをスプ
リツト化した帯電繊維(エレクトレツト化繊維)
より作製する方法が挙げられる。しかしこのフイ
ルターといえども帯電が長期間に亘り保証され得
るものでなくフイルター寿命にまだ問題があつ
た。 本発明は在来のエレクトレツト化繊維に付随す
る欠点を解消すべく鋭意検討の結果見い出された
ものである。 即ち、本発明は絶縁性高分子物質を溶融紡糸
し、得られた未延伸糸を1.5倍〜10倍延伸し、そ
の延伸糸を5℃〜50℃の温度で更に1.0倍〜5倍
の延伸比で延伸しつつコロナ要素を用いて荷電処
理を施すことを要旨とするエレクトレツト化繊維
の製造方法である。 本発明において使用する絶縁性高分子物質は特
に限定を設けるものでないが、好ましくはポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の高い電気絶縁抵抗を
有するものが挙げられる。本発明ではこの高分子
物質を溶融紡糸し、その未延伸糸に延伸を掛けた
後、更に緊張状態下でその延伸糸にコロナ要素を
用いて荷電処理することが必要である。かかる操
作を行なうことにより長期間に亘り安定なエレク
トレツト化繊維が得られる。これは、延伸後に緊
張状態下でコロナ要素による電荷の注入という処
理を施すことで電荷が効率よく材料内部にトラツ
プされ、以つて高度に分極した状態が形成される
ものと推察している。 以下図面により本発明方法を説明する。 第1図は本発明に係るエレクトレツト化繊維の
製造手段を例示するものである。未延伸糸1はガ
イド2を経てフイードローラ4により一定速度で
送り出される。フイードローラ4から出た糸は50
〜150℃、好ましくは100〜130℃に維持されたプ
レート5上を摺動し、ドローローラ6によりフイ
ードローラ4よりも速い速度で引張られる。延伸
された糸は、更にドローローラ8によりプレート
7上で引き伸ばされ、同時にコロナ電極9からコ
ロナ荷電処理により電荷の注入が施される。その
際プレート7は5〜50℃好ましくは20〜30℃に維
持され、コロナ電極により5〜20KVの高電圧が
印加されている。尚、上記のコロナ電荷付与には
通常の方法装置が採用できる。本発明ではプレー
ト7が接地電極(アース)の役目を果している。
また未延伸における延伸倍率は特に制限を設ける
ものではないが、プレート5上で1.5〜10倍、プ
レート7上で1.0〜5倍が好ましい。また、プレ
ート7上の糸には常に0.38/デニール以上の張力
が掛けられていることが望ましい。さらに紡糸繊
維のデニールについても制限を設けるものではな
い。 この様に作製したエレクトレツト化繊維3は、
半永久的な帯電状態が維持され、気中の塵埃をク
ーロン力や誘起力により効率よく捕集することが
できるものである。対象となる塵埃はタバコ煙粒
子、花粉、砂塵等の0.1〜1μm程度の粒径のもの
で、居室や車内の空気の浄化、防塵マスクのフイ
ルター、家具などに付着した埃を取るための材料
等に特に適するものである。このエレクトレツト
化繊維を用いれば長期間安定に、高い除塵効率を
保証し得る除塵フイルターが有利に作製される。 以下本発明の実施例を記載するが、本発明はか
かる実施例の記載によつて何等限定をうけるもの
でない。尚、実施例中の除塵効率は通過速度10
cm/secにおいて大気塵の0.5〜1.0μ粒子について
光散乱計数法を用いて求めた。 実施例 1 絶縁性高分子物質としてポリプロピレンを使つ
た。これを通常の方法で溶融紡糸し、18デニール
の未延伸糸に形成し、これを115℃のプレート5
上を摺動させ乍ら3倍の延伸倍率をかけ、さらに
30℃のプレート7上を摺動させ1.05倍の延伸倍率
をかけ乍らコロナ荷電処理した。荷電処理時の印
加電圧は13KVであつた。 この様にして作製したエレクトレツト化繊維を
用いてフイルターを作製した。このフイルターの
除塵性能、通気性能を測定し第1表に示した。 尚、比較としてコロナ要素による電荷の注入を
施さず延伸のみで作製したフイルターを準備し、
その性能を測定した。その結果も第1表に併記す
る。
レツト化繊維の製造方法に関するものである。 従来より、エレクトロニクス産業、医療分野等
で空気中の塵埃濃度を極めて低く保つクリーンル
ームを実現するため特殊な除塵フイルターが開発
されている。これはフイルターを構成する繊維自
身を帯電させて作られるもので、例えば特公昭56
−47299号公報に記載される様なフイルムをスプ
リツト化した帯電繊維(エレクトレツト化繊維)
より作製する方法が挙げられる。しかしこのフイ
ルターといえども帯電が長期間に亘り保証され得
るものでなくフイルター寿命にまだ問題があつ
た。 本発明は在来のエレクトレツト化繊維に付随す
る欠点を解消すべく鋭意検討の結果見い出された
ものである。 即ち、本発明は絶縁性高分子物質を溶融紡糸
し、得られた未延伸糸を1.5倍〜10倍延伸し、そ
の延伸糸を5℃〜50℃の温度で更に1.0倍〜5倍
の延伸比で延伸しつつコロナ要素を用いて荷電処
理を施すことを要旨とするエレクトレツト化繊維
の製造方法である。 本発明において使用する絶縁性高分子物質は特
に限定を設けるものでないが、好ましくはポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の高い電気絶縁抵抗を
有するものが挙げられる。本発明ではこの高分子
物質を溶融紡糸し、その未延伸糸に延伸を掛けた
後、更に緊張状態下でその延伸糸にコロナ要素を
用いて荷電処理することが必要である。かかる操
作を行なうことにより長期間に亘り安定なエレク
トレツト化繊維が得られる。これは、延伸後に緊
張状態下でコロナ要素による電荷の注入という処
理を施すことで電荷が効率よく材料内部にトラツ
プされ、以つて高度に分極した状態が形成される
ものと推察している。 以下図面により本発明方法を説明する。 第1図は本発明に係るエレクトレツト化繊維の
製造手段を例示するものである。未延伸糸1はガ
イド2を経てフイードローラ4により一定速度で
送り出される。フイードローラ4から出た糸は50
〜150℃、好ましくは100〜130℃に維持されたプ
レート5上を摺動し、ドローローラ6によりフイ
ードローラ4よりも速い速度で引張られる。延伸
された糸は、更にドローローラ8によりプレート
7上で引き伸ばされ、同時にコロナ電極9からコ
ロナ荷電処理により電荷の注入が施される。その
際プレート7は5〜50℃好ましくは20〜30℃に維
持され、コロナ電極により5〜20KVの高電圧が
印加されている。尚、上記のコロナ電荷付与には
通常の方法装置が採用できる。本発明ではプレー
ト7が接地電極(アース)の役目を果している。
また未延伸における延伸倍率は特に制限を設ける
ものではないが、プレート5上で1.5〜10倍、プ
レート7上で1.0〜5倍が好ましい。また、プレ
ート7上の糸には常に0.38/デニール以上の張力
が掛けられていることが望ましい。さらに紡糸繊
維のデニールについても制限を設けるものではな
い。 この様に作製したエレクトレツト化繊維3は、
半永久的な帯電状態が維持され、気中の塵埃をク
ーロン力や誘起力により効率よく捕集することが
できるものである。対象となる塵埃はタバコ煙粒
子、花粉、砂塵等の0.1〜1μm程度の粒径のもの
で、居室や車内の空気の浄化、防塵マスクのフイ
ルター、家具などに付着した埃を取るための材料
等に特に適するものである。このエレクトレツト
化繊維を用いれば長期間安定に、高い除塵効率を
保証し得る除塵フイルターが有利に作製される。 以下本発明の実施例を記載するが、本発明はか
かる実施例の記載によつて何等限定をうけるもの
でない。尚、実施例中の除塵効率は通過速度10
cm/secにおいて大気塵の0.5〜1.0μ粒子について
光散乱計数法を用いて求めた。 実施例 1 絶縁性高分子物質としてポリプロピレンを使つ
た。これを通常の方法で溶融紡糸し、18デニール
の未延伸糸に形成し、これを115℃のプレート5
上を摺動させ乍ら3倍の延伸倍率をかけ、さらに
30℃のプレート7上を摺動させ1.05倍の延伸倍率
をかけ乍らコロナ荷電処理した。荷電処理時の印
加電圧は13KVであつた。 この様にして作製したエレクトレツト化繊維を
用いてフイルターを作製した。このフイルターの
除塵性能、通気性能を測定し第1表に示した。 尚、比較としてコロナ要素による電荷の注入を
施さず延伸のみで作製したフイルターを準備し、
その性能を測定した。その結果も第1表に併記す
る。
【表】
実施例 2
実施例1と延伸倍率をプレート5上で3.5倍、
プレート7上で1.02倍とする他はすべて同一の条
件でエレクトレツト化繊維を作製した。 その結果を第2表に示す。
プレート7上で1.02倍とする他はすべて同一の条
件でエレクトレツト化繊維を作製した。 その結果を第2表に示す。
【表】
実施例 3
9デニールのポリプロピレン未延伸糸を115℃
のプレート5上に摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率
をかけ、さらに25℃のプレート7上を摺動させ、
1.04倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ荷電処理し
た。印加電圧は13.5KVであつた。得られたエレ
クトレツト化繊維の性能は第3表の如くであつ
た。
のプレート5上に摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率
をかけ、さらに25℃のプレート7上を摺動させ、
1.04倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ荷電処理し
た。印加電圧は13.5KVであつた。得られたエレ
クトレツト化繊維の性能は第3表の如くであつ
た。
【表】
実施例 4
4.5デニールのポリプロピレン未延伸糸を120℃
のプレート5上で摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率
をかけ、さらに30℃のプレート7上を摺動させ、
1.08倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ電荷処理し
た。印加電圧は14KVであつた。得られたエレク
トレツト化繊維の性能は第4表の如くであつた。
のプレート5上で摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率
をかけ、さらに30℃のプレート7上を摺動させ、
1.08倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ電荷処理し
た。印加電圧は14KVであつた。得られたエレク
トレツト化繊維の性能は第4表の如くであつた。
【表】
比較例 5
実施例2で延伸操作時にコロナ電荷処理をせ
ず、一旦不織布状物に作製した後荷電処理したフ
イルターを準備し、その性能を測定したところ除
塵効率は53.5%と低目であつた。
ず、一旦不織布状物に作製した後荷電処理したフ
イルターを準備し、その性能を測定したところ除
塵効率は53.5%と低目であつた。
第1図は本発明に係るエレクトレツト化繊維の
製造手段を示す工程図である。 1……未延伸糸、3……エレクトレツト化繊
維、4……フイードローラ、5……プレート、6
……ドローローラ、7……プレート、8……ドロ
ーローラ、9……コロナ電極。
製造手段を示す工程図である。 1……未延伸糸、3……エレクトレツト化繊
維、4……フイードローラ、5……プレート、6
……ドローローラ、7……プレート、8……ドロ
ーローラ、9……コロナ電極。
Claims (1)
- 1 絶縁性高分子物質を溶融紡糸し、得られた未
延伸糸を1.5倍〜10倍延伸し、その延伸糸を5℃
〜50℃の温度で更に1.0倍〜5倍の延伸比で延伸
しつつコロナ要素を用いて荷電処理を施すことを
特徴とするエレクトレツト化繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5135584A JPS60199970A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5135584A JPS60199970A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60199970A JPS60199970A (ja) | 1985-10-09 |
| JPH0461109B2 true JPH0461109B2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=12884619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5135584A Granted JPS60199970A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60199970A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62210922A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-17 | 東レ株式会社 | 茸の栽培方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4623438A (en) * | 1983-11-08 | 1986-11-18 | Celanese Corporation | Electret making process using corona discharge |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP5135584A patent/JPS60199970A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60199970A (ja) | 1985-10-09 |
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