JPH0465047B2 - - Google Patents
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Description
の少なくとも一種と、γ−アミノ酪酸及びその誘
導体より選ばれた少なくとも一種とを配合してな
る皮膚老化防止効果(荒肌改善効果、角質改善効
果、角質層のターンオーバーを速くする効果、美
肌効果等)に優れた皮膚化粧料に関する。 (従来技術) 老化皮膚とは、乾燥して滑らかさのない荒れた
肌で、角質細胞の剥離現象が認められ、結合組織
はコラーゲン/エラスチン比が高く、しわが多
い。また、老化皮膚は細胞代謝の低下により角質
層のターンオーバーが遅く、従つて皮膚に老化防
止効果が付与発現するとターンオーバーが速くな
ると言われ、種々の皮膚細胞賦活成分や血行促進
成分を配合した皮膚化粧料が提案されている。 しかし、従来より提案された皮膚化粧料のいず
れもが、例えば、しつとりとした肌にする、滑ら
かな肌にする等の皮膚表面の改善に資することは
できても、積極的に老化皮膚防止効果を期待する
程に優れた皮膚化粧料を得ることは困難であつ
た。 皮膚老化防止効果を期待するためには、皮膚細
胞賦活作用又は血行促進作用を有する成分を皮膚
化粧料に配合することが、適当なる技術的条件で
あつても、それだけの技術的要素のみで、期待す
る程度の老化防止効果が発現するものではない。 即ち、皮膚細胞は、真皮層に存在する皮膚毛細
血管より滲出する皮膚細胞賦活成分や皮膚細胞の
栄養素を取り込んで、正常な細胞代謝を営んでい
る。 しかし、真皮にあつては、その構成成分、特に
構造性糖蛋白とともに、線維性蛋白の間隙を埋め
ている酸性ムコ多糖類、例えば、ヒアルロン酸、
デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヘパラン
硫酸等の成分から構成される真皮の基質成分、或
いは表皮にあつては、基底細胞、有棘細胞、顆粒
細胞そして角質細胞の間隙を埋めているリンパ液
や脂肪類及び酸性ムコ多糖類等から構成されてい
る間充物質層を皮膚細胞賦活成分等が泳動し、真
皮では線維芽細胞等、表皮では基底細胞や有棘細
胞等に到達し、該成分がそれぞれの細胞内に円滑
に取り込まれて初めて、期待せる老化防止効果が
発現するのである。 然るに、老化皮膚は、表皮細胞層が菲薄化して
いると共に、表皮細胞層中の基質及び間充物質を
構成する成分であるリンパ液や酸性ムコ多糖類等
の成分の存在量が減少し、そのため末梢血管から
滲出してくる皮膚細胞賦活成分や皮膚細胞の栄養
素は基質成分層や間充物質層を充分泳動し得ず、
細胞の該成分の取り込みが充分行われず、従つて
老化防止効果が期待する程度に発現しない。 かかる皮膚毛細血管と皮膚細胞との間に介在す
る基質成分や間充物質の構成を正常化して、皮膚
細胞賦活成分や皮膚細胞の栄養素等が皮膚細胞に
円滑に取り込まれるような成分を配合してなる皮
膚化粧料の提案は未だ皆無である。 (発明の開示) そこで、本発明者は、叙上の考え方に基づき、
基質成分及び間充物質の正常化に資する酸性ムコ
多糖類について、鋭意研究を重ねた結果、通常化
粧料に配合される酸性ムコ多糖類及びそれらの塩
は、平均分子量が数万から数100万という高分子
であつて、それらのものは殆ど経皮吸収されず、
本発明が目的とせる皮膚老化防止効果は得られな
かつたが、後記特定の低分子量酸性ムコ多糖類及
びその塩の少なくとも一種と、γ−アミノ酪酸及
びその誘導体の少なくとも一種とを併用配合して
なる皮膚化粧料は、本発明が目的とする皮膚細胞
を賦活し、老化皮膚のターンオーバーを速め、荒
肌改善効果、角質改善効果に著効を呈すると共に
皮膚に湿潤性(しつとり感)、柔軟性(滑らか
感)、弾力性(張り)及び艶を付与し得る美肌効
果をも発現することを確認して本発明を完成する
に至つた。 (発明の目的) 即ち、本発明の目的は、荒肌改善効果、角質改
善効果、角質層のターンオーバーを速くする効
果、美肌効果等の皮膚老化防止効果に優れた皮膚
化粧料を提供することにある。 (発明の構成) 本発明は、低分子量酸性ムコ多糖類及びその塩
の少なくとも一種と、γ−アミノ酪酸及びその誘
導体より選ばれた少なくとも一種とを配合したこ
とを特徴とした皮膚化粧料である。 (構成の具体的な説明) 本発明に用いる酸性ムコ多糖類、即ちヒアルロ
ン酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヘ
パラン硫酸等は公知の物質であつて、軟骨、関
節、眼球、皮膚その他の結合組織に基質成分とな
つて、蛋白質と結合して動物体内に広く分布して
いる。 本発明に用いる低分子量酸性ムコ多糖類及びそ
の塩は、下記の如くして得ることができる。 (1) 低分子量ヒアルロン酸及びその塩 平均分子量100万の市販されているヒアルロン
酸ナトリウム5gを、0.02Nの塩酸水溶液に分散
溶解し、PH=2〜3に調製して充分に撹拌しつつ
温浴中で65℃に加温した。この加温処理の時間を
各々120分から200分に変えることにより、平均分
子量が1000〜9000のヒアルロン酸を得ることがで
きる。 次いで、N−苛性ソーダで中和した後、該溶液
を室温まで冷却し、エタノール3倍容を加えて得
られる沈澱物を遠心分離する。沈澱物をエタノー
ルで洗浄した後、乾かして低部分子ヒアルロン酸
塩の粉末を得た。また、この低分子ヒアルロン酸
ナトリウム塩を酸で処理して、遊離のヒアルロン
酸とし、次にこれを他の塩基性物質で処理して、
例えば、カリウム塩、トリエタノールアミノ塩、
L−アルギニン塩等の塩類を調製した。 (2) 低分子量コンドロイチン硫酸及びその塩等 平均分子量4万の市販されているコンドロイチ
ン硫酸ナトリウム5gを、50mlの水に溶かし、ア
ンバーライトIR−120(H型)のレンジカラムに
通して得られる流出液を充分に撹拌しつつ、温浴
中で75℃に加温した。この加温処理の時間を各々
120分から200分に変えることにより、平均分子量
2000〜9000のコンドロイチン硫酸を得ることがで
きる。次いで、N−苛性ソーダで中和する。該溶
液を室温まで冷却後、エタノール3倍容を加えて
得られる沈澱物を遠心分離し、エタノールで洗滌
した後、乾燥してコンドロイチン硫酸ナトリウム
塩の粉末を得た。更に、コンドロイチン硫酸ナト
リウムを酸で処理して遊離のコンドロイチン硫酸
とし、、次にこれを他の塩基性物質で処理して、
例えば、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、
L−アルギニン塩等の類を調製した。 また、低分子量デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸
等についても、上記コンドロイチン硫酸の例と同
様の処理により、遊離状或いはその塩類として調
製した。 尚、各処理時間により得られた酸性ムコ多糖類
の平均分子量の測定方法は、ソモギー−ネルソン
(Somgyi−Nelson)法を用いた。 更に、本発明が目的としている荒肌改善効果、
美肌効果等の皮膚老化予防効果をより一層発揮さ
せるため、併用する血行促進剤についてスクリー
ニングしたところ、γ−アミノ酪酸及びその誘導
体が最も本発明の目的として期待せる効果を示し
た。 本発明に用いるγ−アミノ酪酸は公知の物質で
あつて、植物界に広く遊離の形で存在し、動物で
は脳内に多く、脳の代謝に重要な役割を果たし、
脳血管障害の後遺症の改善、筋萎縮症の改善に用
いられている。また、該物質の皮膚に対する作用
としては皮膚末梢血管拡張作用により皮膚作用を
亢進し、皮膚の疲労やたるみを治癒せしめ、老化
やしわを防止する作用があると言われている。 また、γ−アミノ酪酸の誘導体として、N−メ
チル−γ−アミノ酪酸又はN−ジメチル−γ−ア
ミノ酪酸及びそれらのメチルエステル、エチルエ
ステル、プロピルエステル、ブチルエステル等、
またN−ジメチル−γ−アミノ酪酸の2−エチル
ヘキシルエステル、オクチルエステル、オレイル
エステル、ラウリルエステル、ヘキサデシルエス
テル、ステアリルエステル等が知られているが、
これらγ−アミノ酪酸及びその誘導体のいづれも
が本発明の皮膚化粧料に適用することができる。 本発明は、皮膚化粧料中に配合せる上記構成物
質の相乗効果を最大限に発揮させる配合割合に関
して、種々探究した結果、(1)低分子量の酸性ムコ
多糖類及びその塩、(2)γ−アミノ酪酸及びその誘
導体のそれぞれの配合量の比率(重量比)(1):(2)
=1:0.01〜1:1である場合が好ましく、本発
明の目的とする優れた効果が認められた。即ち、
この(2)の血行促進剤が真皮に存在する皮膚末梢毛
細血管の血行を促進し、血液中に含まれている皮
膚細胞賦活成分や皮膚の栄養素の組織内滲出を活
発にし、更に、(1)が表皮細胞中に存在する基質成
分の構成比を改善することにより、皮膚細胞の皮
膚細胞賦活成分等の取り込みを円滑に行わしめ、
皮膚の新陳代謝を促進し、また(1)の優れた抱水能
力が皮膚に適度の水分の付与と保留に貢献し、し
つとりとして滑らか、そしてはりのある美肌効果
を発現するという効能を発揮し得たのである。 又、当該化粧料の低分子量酸性ムコ多糖類及び
その塩とγ−アミノ酪酸及びその誘導体の配合割
合は、総量を基準として、(1)は0.05〜2.0wt%、
(2)は0.01〜2.0wt%あればよく、各々の配合量の
下限未満では、本発明の目的とする効果に充分で
はなく、一方、上限を越えても、その増加に見合
つた効果の向上は望めないものである。本発明の
皮膚化粧料は、スキンクリーム、スキンローシヨ
ン、スキンミルク、スキンパツク、皮膚美容液等
に適用される。 尚、本発明の皮膚化粧料には上記構成成分の他
に、色素、香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、抗
酸化剤等を本発明の目的を達成する範囲で適宜配
合することができる。 (実施例) 以下、実施例及び比較例に基づき本発明を詳細
に説明する。 尚、荒肌改善効果試験、角質改善効果試験、角
質層のターンオーバー測定試験、官能テスト(美
肌効果試験)は下記の通りである。 (1) 荒肌改善効果試験 下脚に荒れ肌を有する中高年被試験者20名を対
象として4週間連続塗布効果を調べた。被試験者
の左側下脚試験部位に1日1回約1gの試料を塗
布し、試験開始前及び終了後の皮膚の状態を下記
の判定基準により判定した。右側下脚は試料を塗
布せず対照とした。 皮膚乾燥度の判定基準 −:正常 ±:軽微乾燥、落屑なし +:乾燥、落屑軽度 ++:乾燥、落屑中等度 +++:乾燥、落屑顕著 試験前後の試験部位と対照部位の判定結果を比
較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合
(例えば、+→−、++→±)を有効、1段階改善
された場合をやや有効、変化がなかつた場合を無
効とした。試験結果は有効、やや有効となつた被
験者の人数で示した。 (2) 角質改善(角質細胞の抗剥離性増大)効果試
験 前述の荒肌改善効果試験開始前及び終了後の被
験者皮膚にスコツチテープ(ニチバンメンデイン
グテープ)を接着し、これを剥離した時テープに
付着した角質細胞の状態を走査型電子顕微鏡によ
つて詳細に調べ、下記の基準によつて皮膚角質細
胞抗剥離性を解析し、角質改善効果を求めた。 角質改善効果(角質細胞抗剥離性増大)の判定
基準 評価点1:スケールを認めず 2:小スケール点在 3:小〜中スケール顕著 4:大スケール顕著 評価は4週間連続塗布後の試験部位の評価点と
対照部位のそれとの差が2点以上の場合を有効、
1点の場合をやや有効、0点の場合を無効とし
た。判定結果は有効、やや有効となつた被験者の
人数で示した。 (3) 角質層のターンオーバー測定試験 蛍光色素のダンシルクロライドを白色ワセリン
中に5g重量%配合した軟膏を作り、被験者20名
の前腕部の皮膚に24時間閉塞貼付し、角質層にダ
ンシルクロライドを浸透結合させる。その後同じ
部位に1日2回(朝・夕)試験試料を塗布し、毎
日ダンシルクロライドの蛍光を調べ、その蛍光が
消滅するまでの日数を皮膚角質層のターンオーバ
ーとした。 判定結果は被験者の日数の平均値で示した。
尚、通常の皮膚角質層のターンオーバーは14〜16
日であるが、老化した皮膚においては18日前後に
のびる。それに対して老化防止効果が現れると12
日前後にまで短縮される。 (4) 官能テスト(美肌効果試験) 荒れ肌、小皺、乾燥肌等を訴える女子被験者
(35〜55才)20人に試料を1日2回(朝・夕)連
続3ケ月後の効果を評価した。試験結果は、皮膚
の湿潤性、平滑性、弾力性の各項目に対して、皮
膚に潤いが生じた、皮膚が滑らかになつた、皮膚
に張りが生じたと回答した人数で示した。 比較例1〜14、実施例1〜7 〔二層型スキンローシヨン〕 下記の組成の如く二層型スキンローシヨン基剤
にヒアルロン酸(以下、HAと略記する)、ヒア
ルロン酸ナトリウム(以下同様に、HA−Na)、
コンドロイチン硫酸(Chs)、ヘパラン硫酸
(Hps)、コンドロイチン硫酸カリウム(Chs−
K)、コンドロイチン硫酸トリエタノールミン
(Chs−TEA)、デルマタン硫酸(Ds)、デルマタ
ン硫酸L−アルギニン(Ds−A)並びにγ−ア
ミノ酪酸(GABA),N−メチル−γ−アミノ酪
酸(M−GABA)、Nメチル−γ−アミノ酪酸エ
チルエステル(M−GABA−E)、N−ジメチル
−γ−アミノ酪酸(DM−GABA)、N−ジメチ
ル−γ−アミノ酪酸ステアリルエステル(DM−
GABA−S)等を第1表に記載の通りに配合し
て、各々スキンローシヨンを調製し、前記諸試験
を実施した。
ンクリームを調製し、諸試験を実施して結果を第
2表右欄に示した。
に、(B)成分の内、水溶性の物質は予め(C)成分中に
混合溶解せしめ、また、油溶性物質は(A)成分中に
混合せしめ、更に、(D)成分を(C)成分に混合溶解し
た水相成分と、(A)成分の油相成分をそれぞれ80℃
に加熱溶融し、撹拌しながら水相成分を油相成分
中に加え、乳化混合した後、更に撹拌しながら30
℃まで冷却して各々スキンクリーを調製した。 (3) 特性 第2表に示す如く、本発明の皮膚化粧料である
施例8〜12のスキンクリームは、比較例15〜21と
比較して諸特性の全てに亘つて優れていることは
明らかであり、配合特性に於いても異常は認めら
れなかつた。
機能を亢進し、皮膚の老化防止に顕著な効果を発
現する優れた皮膚化粧料を提供することは明らか
である。
Claims (1)
- 1 平均分子量1000〜9000のヒアルロン酸、平均
分子量2000〜9000のコンドロイチン硫酸、デルマ
タン硫酸及びヘパラン硫酸である低分子量酸性ム
コ多糖類及びその塩の少なくとも一種と、γ−ア
ミノ酪酸及びその誘導体より選ばれた少なくとも
一種とを配合したことを特徴とした皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29816086A JPS63150209A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29816086A JPS63150209A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 皮膚化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63150209A JPS63150209A (ja) | 1988-06-22 |
| JPH0465047B2 true JPH0465047B2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=17855973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29816086A Granted JPS63150209A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63150209A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5457675B2 (ja) * | 2006-10-17 | 2014-04-02 | 株式会社ヒアルロン酸研究所 | アトピー性皮膚炎の治療薬又は予防薬 |
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-
1986
- 1986-12-15 JP JP29816086A patent/JPS63150209A/ja active Granted
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