JPH0465119B2 - - Google Patents
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- JPH0465119B2 JPH0465119B2 JP61181875A JP18187586A JPH0465119B2 JP H0465119 B2 JPH0465119 B2 JP H0465119B2 JP 61181875 A JP61181875 A JP 61181875A JP 18187586 A JP18187586 A JP 18187586A JP H0465119 B2 JPH0465119 B2 JP H0465119B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- grease
- tricalcium phosphate
- present
- lubricating
- Prior art date
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Description
産業上の利用分野
本発明は、潤滑用グリース組成物に関するもの
である。 特に、本発明は、耐熱性、極圧性、および機械
的安定性のすぐれた潤滑用グリース組成物に関す
るものである。 従来技術 従来、潤滑グリース組成物の極圧特性を改良す
る目的で、油不溶性リン化合物と油溶性硫黄化合
物とを併用したグリース組成物は公知である(特
開昭54−34304)。 しかしながら、油不溶性リン酸化合物単独を使
用した場合には所望の極圧性の向上は達成されな
かつた。 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 従来、滴点が高く、耐熱性にすぐれしかも常温
から高温における機械的安定性、耐荷重性や耐摩
耗性がすぐれた潤滑用グリース組成物が要望され
ていた。 グリースの増ちよう剤には石けん型の増ちよう
剤と非石けん型の増ちよう剤とがあり、非石けん
型無機増ちよう剤としては従来、ベントン(ベン
トナイト)、シリカゲル等が使用されてきた。本
発明者は鉱油または合成潤滑油にリン酸三カルシ
ウムを加えて撹拌後、三本ロール、コロイドミル
等で混練捏和するとちよう度の優れたグリースに
なることを見出し、本発明に至つたものである。 本発明は、鉱油または合成潤滑油にリン酸三カ
ルシウムを配合したグリース組成物がきわめてす
ぐれた性質を有することを見出したことにもとづ
くものである。 すなわち、本発明は、 鉱油または合成潤滑油と、上記鉱油または合成
潤滑油に対して2ないし40重量%の式Ca3(PO4)2
で表わされるリン酸三カルシウムとを混練捏和し
てなることを特徴とする潤滑用グリース組成物で
ある。 本発明によるリン酸三カルシウムグリースは高
滴点をもち、高温における酸化安定性にすぐれ、
同時に耐摩耗性、耐荷重性にもきわめてすぐれて
いるものである。 また、リン酸三カルシウムは鉱油及び各種の合
成潤滑油に対し、親和性に富み、グリースが容易
に製造できること、価格が安いことなど多くの利
点を有している。 本発明のグリースに用いる基油としては、通常
の潤滑油の粘度範囲(100℃、2〜40cst)のもの
であればすべて使用できる。 例えば、ナフテン基、パラフイン基及び混合基
油等鉱物潤滑油、α−オレフインポリマー系合成
油、セバシン酸ジオクチルの如き二塩基酸のジエ
ステル、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール等のポリオールエステル、シリコーン
油、ポリエーテル系合成油等があげられる。 リン酸三カルシウムを増ちよう剤として使用す
る場合には、鉱油または合成潤滑油に対して2な
いし40重量%、好ましくは5ないし30重量%、さ
らに好ましくは、10ないし25重量%で使用する。 リン酸三カルシウムの配合量が2重量%以下の
場合には、滴点の上昇および例えばせん断安定
性、耐荷重性、耐摩耗性などの機械的安定性の改
良の効果が得られない。 また、40重量%以上の場合には粘稠になりすぎ
て使用が困難である。 また、酸化防止剤や極圧剤がなくとも酸化安定
性や耐荷重性にすぐれるが、通常グリースに使用
されている各種添加剤例えば酸化防止剤、極圧
剤、防錆剤、粘着剤と容易に適合する。 リン酸三カルシウムをより効率的に基油中に分
散させるにはアルキルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ポリオキシエチレンドデシルアミン等
の界面活性剤であらかじめ表面処理しておくか、
これらの界面活性剤を少量添加すればよい。 また、ベントングリースのようにアセトン、プ
ロピレンカーボネートなどの分散剤を用いてもよ
い。リン酸三カルシウムは基油にそのまゝ稠度を
調整する必要量を加えて3本のロールミルまたは
コロイドミル、更に適当な方法で混練捏和して処
理することによりなめらかなグリース状を呈す
る。 実施例 次に実施例を掲げて本発明を説明するが、これ
に限定されるものではない。 第1表に示す配合割合にてリン酸三カルシウム
と基油とをグリース釜に添加して常温で5分間攪
拌した後、三本ロールミルで混練捏和して仕上げ
処理し、グリースを作つた。 実施例に示す鉱油は、粘度15cst(100℃)であ
り、ポリα−オレフインは20cst(100℃)、シリコ
ーン油は35cst(100℃)、ポリオールエステル油は
4.30cst(100℃)である。 各実施例のグリースの稠度、滴点、油分離
(150℃、24h)及び四球式EP試験などは第1表に
示した。
である。 特に、本発明は、耐熱性、極圧性、および機械
的安定性のすぐれた潤滑用グリース組成物に関す
るものである。 従来技術 従来、潤滑グリース組成物の極圧特性を改良す
る目的で、油不溶性リン化合物と油溶性硫黄化合
物とを併用したグリース組成物は公知である(特
開昭54−34304)。 しかしながら、油不溶性リン酸化合物単独を使
用した場合には所望の極圧性の向上は達成されな
かつた。 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 従来、滴点が高く、耐熱性にすぐれしかも常温
から高温における機械的安定性、耐荷重性や耐摩
耗性がすぐれた潤滑用グリース組成物が要望され
ていた。 グリースの増ちよう剤には石けん型の増ちよう
剤と非石けん型の増ちよう剤とがあり、非石けん
型無機増ちよう剤としては従来、ベントン(ベン
トナイト)、シリカゲル等が使用されてきた。本
発明者は鉱油または合成潤滑油にリン酸三カルシ
ウムを加えて撹拌後、三本ロール、コロイドミル
等で混練捏和するとちよう度の優れたグリースに
なることを見出し、本発明に至つたものである。 本発明は、鉱油または合成潤滑油にリン酸三カ
ルシウムを配合したグリース組成物がきわめてす
ぐれた性質を有することを見出したことにもとづ
くものである。 すなわち、本発明は、 鉱油または合成潤滑油と、上記鉱油または合成
潤滑油に対して2ないし40重量%の式Ca3(PO4)2
で表わされるリン酸三カルシウムとを混練捏和し
てなることを特徴とする潤滑用グリース組成物で
ある。 本発明によるリン酸三カルシウムグリースは高
滴点をもち、高温における酸化安定性にすぐれ、
同時に耐摩耗性、耐荷重性にもきわめてすぐれて
いるものである。 また、リン酸三カルシウムは鉱油及び各種の合
成潤滑油に対し、親和性に富み、グリースが容易
に製造できること、価格が安いことなど多くの利
点を有している。 本発明のグリースに用いる基油としては、通常
の潤滑油の粘度範囲(100℃、2〜40cst)のもの
であればすべて使用できる。 例えば、ナフテン基、パラフイン基及び混合基
油等鉱物潤滑油、α−オレフインポリマー系合成
油、セバシン酸ジオクチルの如き二塩基酸のジエ
ステル、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール等のポリオールエステル、シリコーン
油、ポリエーテル系合成油等があげられる。 リン酸三カルシウムを増ちよう剤として使用す
る場合には、鉱油または合成潤滑油に対して2な
いし40重量%、好ましくは5ないし30重量%、さ
らに好ましくは、10ないし25重量%で使用する。 リン酸三カルシウムの配合量が2重量%以下の
場合には、滴点の上昇および例えばせん断安定
性、耐荷重性、耐摩耗性などの機械的安定性の改
良の効果が得られない。 また、40重量%以上の場合には粘稠になりすぎ
て使用が困難である。 また、酸化防止剤や極圧剤がなくとも酸化安定
性や耐荷重性にすぐれるが、通常グリースに使用
されている各種添加剤例えば酸化防止剤、極圧
剤、防錆剤、粘着剤と容易に適合する。 リン酸三カルシウムをより効率的に基油中に分
散させるにはアルキルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ポリオキシエチレンドデシルアミン等
の界面活性剤であらかじめ表面処理しておくか、
これらの界面活性剤を少量添加すればよい。 また、ベントングリースのようにアセトン、プ
ロピレンカーボネートなどの分散剤を用いてもよ
い。リン酸三カルシウムは基油にそのまゝ稠度を
調整する必要量を加えて3本のロールミルまたは
コロイドミル、更に適当な方法で混練捏和して処
理することによりなめらかなグリース状を呈す
る。 実施例 次に実施例を掲げて本発明を説明するが、これ
に限定されるものではない。 第1表に示す配合割合にてリン酸三カルシウム
と基油とをグリース釜に添加して常温で5分間攪
拌した後、三本ロールミルで混練捏和して仕上げ
処理し、グリースを作つた。 実施例に示す鉱油は、粘度15cst(100℃)であ
り、ポリα−オレフインは20cst(100℃)、シリコ
ーン油は35cst(100℃)、ポリオールエステル油は
4.30cst(100℃)である。 各実施例のグリースの稠度、滴点、油分離
(150℃、24h)及び四球式EP試験などは第1表に
示した。
【表】
【表】
第1表の性状測定法は次のようである。
ちよう度:JIS K 2220
滴 点: 〃 〃
油分離: 〃 〃
四球式EP試験:ASTM D2596
シエルロール(機械的安定性):ASTM D1831
比較例
実施例3と同じ鉱油75gに二硫化モリブデン25
gを加えて実施例3と同じようにして三本ロール
ミルで混練捏和した。このものは流動状でグリー
スにはならず、グリース規格のちよう度番号000
号(445−475)にも入らず、ちよう度測定不可で
あつた。 第1表より、増ちよう剤にリン酸三カルシウム
を使用した場合、耐高温性、耐荷重性、耐摩耗性
のすぐれたグリースが得られることがわかつた。 発明の効果 本発明の効果を示せば次のようである。 (1) 本発明のリン酸三カルシウムグリースは、滴
点が260℃以上であり、耐熱性にすぐれ、また
油分離性も少ない。 (2) 本発明のリン酸三カルシウムグリースは、機
械的安定性(例えばせん断安定性、耐荷重性、
耐摩耗性)にすぐれている。
gを加えて実施例3と同じようにして三本ロール
ミルで混練捏和した。このものは流動状でグリー
スにはならず、グリース規格のちよう度番号000
号(445−475)にも入らず、ちよう度測定不可で
あつた。 第1表より、増ちよう剤にリン酸三カルシウム
を使用した場合、耐高温性、耐荷重性、耐摩耗性
のすぐれたグリースが得られることがわかつた。 発明の効果 本発明の効果を示せば次のようである。 (1) 本発明のリン酸三カルシウムグリースは、滴
点が260℃以上であり、耐熱性にすぐれ、また
油分離性も少ない。 (2) 本発明のリン酸三カルシウムグリースは、機
械的安定性(例えばせん断安定性、耐荷重性、
耐摩耗性)にすぐれている。
Claims (1)
- 1 鉱油または合成潤滑油と、上記鉱油または合
成潤滑油に対して2ないし40重量%の式Ca3
(PO4)2で表わされるリン酸三カルシウムとを混
練捏和してなることを特徴とする潤滑用グリース
組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18187586A JPS6339989A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 潤滑用グリ−ス組成物 |
| JP3015734A JPH0639590B2 (ja) | 1986-08-04 | 1991-01-17 | 潤滑グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18187586A JPS6339989A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 潤滑用グリ−ス組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3015734A Division JPH0639590B2 (ja) | 1986-08-04 | 1991-01-17 | 潤滑グリース組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6339989A JPS6339989A (ja) | 1988-02-20 |
| JPH0465119B2 true JPH0465119B2 (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=16108384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18187586A Granted JPS6339989A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 潤滑用グリ−ス組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6339989A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0714975A1 (en) | 1994-12-02 | 1996-06-05 | Showa Shell Sekiyu Kabushiki Kaisha | Lubricating grease composition |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4787992A (en) * | 1986-02-18 | 1988-11-29 | Amoco Corporation | Calcium soap thickened front-wheel drive grease |
| JPH0639590B2 (ja) * | 1986-08-04 | 1994-05-25 | 昭和シェル石油株式会社 | 潤滑グリース組成物 |
| JPH07197072A (ja) * | 1993-12-29 | 1995-08-01 | Showa Shell Sekiyu Kk | 等速ジョイント用グリース組成物 |
| JP5258170B2 (ja) | 2006-05-02 | 2013-08-07 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 潤滑グリース組成物 |
| JP5525149B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2014-06-18 | 昭和シェル石油株式会社 | 潤滑剤組成物 |
| JP5462451B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2014-04-02 | 昭和シェル石油株式会社 | 潤滑剤組成物 |
| JP5411450B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2014-02-12 | 昭和シェル石油株式会社 | 抗菌性潤滑剤組成物 |
| JP2009298890A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑剤組成物 |
| JP5411457B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2014-02-12 | 昭和シェル石油株式会社 | 潤滑剤組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5436255B2 (ja) * | 1972-08-24 | 1979-11-08 |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP18187586A patent/JPS6339989A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0714975A1 (en) | 1994-12-02 | 1996-06-05 | Showa Shell Sekiyu Kabushiki Kaisha | Lubricating grease composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6339989A (ja) | 1988-02-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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