JPH0466045A - 油脂組成物及び複合菓子用焼菓子類の製造方法 - Google Patents
油脂組成物及び複合菓子用焼菓子類の製造方法Info
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- JPH0466045A JPH0466045A JP2179841A JP17984190A JPH0466045A JP H0466045 A JPH0466045 A JP H0466045A JP 2179841 A JP2179841 A JP 2179841A JP 17984190 A JP17984190 A JP 17984190A JP H0466045 A JPH0466045 A JP H0466045A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
に通した油脂組成物及びこの油脂組成物を使用した複合
菓子用の焼菓子類の製造方法に関するものであり、更に
詳しくは、ビスケット、クツキー等の焼菓子類とチョコ
レート、クリーム類等を組合わせ使用した複合菓子が流
通過程や保存中に白色化する現象を防止しうる、焼菓子
用練り込み油脂に適した油脂組成物及びこの油脂組成物
を使用して前記白色化を防止してなる複合菓子用の焼菓
子類を製造する方法に関するものである。
ら、ビスケット、クツキー等の焼菓子類に、チョコレー
ト、クリーム類等をコーティングしたり、サンド挿入し
たり、或いはチョコレートに焼菓子を埋設したりした複
合菓子が製造されている。このような複合菓子は、製造
後の流通過程、或いは保存中に焼菓子部分の表面が白い
粉をふいた状態、斑点、まだら状態に変色したり、全体
的に白色化する現象がしばしば発生し、製品の外観を悪
くするのみならず、チョコレートの軟化も同時に起こる
ため商品価値が著しく低下してしまう。
クリーム類をコーティングしないビスケソト単独で従来
から認められているビスケットブルーム、所謂ファツト
ブルーム現象とも基本的に異なり、このような複合菓子
類における表面状態の変化の発生メカニズムは必ずしも
十分に解明されてはいないが、一応下記のようなもので
あると推定される。
物中の油脂は、焼成時には完全に融解しており、冷却過
程を経て固体油脂の結晶化が起こる。そして、冷却に従
って固体油脂の結晶化は温度の低い表面部分から順に発
生し内部に進行して行くが、ビスケット、クツキー等の
焼成後の冷却工程は、実際にはかなりの徐冷条件で行わ
れることから、練り込み油脂は固体油脂と液状油脂とが
分離している固液分離状態でビスケット、クツキー等の
表面、及び内部に存在している。そこにチョコレート、
クリーム等を接触させると、もともと液状油脂の多いビ
スケット、クツキー側から液状油脂の少ないチョコレー
ト、クリーム側に液状油脂が移行する、所謂「マイグレ
ーション」現象が起こる。このとき、練り込み油脂の固
体脂含量が低い場合は、液状油脂が多いために移行によ
りビスケット、クツキー表面にデンプン粒が全体的に・
露出され、それにより外見上つやがなくなり、全体的に
白く見える。他方、練り込み油脂の固体脂含量が高い場
合には、固液分離状態で存在し、移行によりビスケット
、クツキー表面では液状油脂の存在部分のデンプン粒が
露出されるが、固体油脂の存在部分はそのままのため、
外観上白い粉をふいた状態、斑点、又は、まだら状態に
観察される。又、上記何れの場合でもマイグレーション
により残った高融点油脂の結晶粗大化によるファントブ
ルーム現象も同時に発生し、ビスケット、クツキー等の
表面状態の変色に関与する。又、チョコレート、クリー
ム側からみた場合、ビスヶ、7ト、クツキー側から液状
油脂が移行してくるために、これらのチョコレート、ク
リーム等が軟化してしまう。
コレート、クリーム等との複合菓子に見られるこれらの
変化は、焼菓子中の油脂における固体油脂の存在状態に
影響され、液状油脂の移行と、高融点油脂部の結晶粗大
化によって引き起こされると考えられる。
て、特公昭61−47491号には「油脂の構成脂肪酸
中のトランス酸含有量が30%以上であり、特定のSF
Iを有しかつ該油脂のSFI値とチョコレート中の油脂
のSFI値との差が20℃で35以下である油脂を菓子
類の練り込み油脂として使用する方法」、特開昭63−
126457号には「トリグリセリドを構成する3個の
脂肪酸残基のうち、少なくとも1個が炭素数20〜24
の飽和脂肪酸である二飽和−不飽和型混酸基トリグリセ
リドを10重量%以上含有する油脂からなる焼菓子用油
脂のマイグレーション抑制剤を0.5〜100重量%含
有する油脂を複合焼菓子類に使用する方法」、又、特開
昭64−60325号には「必須の油脂成分として魚油
硬化油を20重置%以上と、特定のSFIを有する植物
油脂20%以上とを含有した油脂組成物であって、該油
脂組成物のSFIが20℃で30〜55%、30℃で1
0〜30%、40℃で5%以下である焼菓子用練り込み
油脂組成物」等が提案されている。
を多(し、微細な油脂の結晶構造を作り出すことで油脂
の移行を防止することを目的としているが、これらは白
化等の防止に関して必ずしも満足する結果が得られてい
ないのが現状である。
、クリーム類等を込み合わせた複合菓子類を製造するに
あたって、油脂移行(マイグレーション)により発生す
る焼菓子類の白い粉をふいた状態、斑点、まだら状態、
又、白化する現象を防止すべく検討する中で、菓子類の
練り込み油脂の結晶が焼成により完全融解し、その後の
放冷過程で結晶化する際の焼菓子における油脂の結晶状
態が解決の要点になるとの考えに基づき鋭意研究を重ね
た結果、特定のS、F、C,を有し、且つ結晶化の速い
油脂を使用することより、これらの複合菓子における焼
菓子の白化等の現象防止の問題を解決し得るとの知見を
得、本発明を完成するに至ったものである。
80℃で油脂を完全に融解した後30℃に移して24時
間後のS、F、C,が15%以上であり、且つ、30℃
に移して60分後のS、F、C,が前記24時間後のS
、F。
て、この油脂組成物を、チョコレート又はクリーム類を
コーティングし、サンド挿入し、又はこれらのチョコレ
ート、クリーム類に埋設することにより複合菓子を製造
する際の焼菓子類を製造するにあたって、練り込み油脂
として用いるものである。
造するには、大豆油、綿実油、ハイエルシン菜種油、低
エルシン菜種油、パーム油、ヤシ油、落花生油、コーン
油、ホホバ油、クヘア油、魚油、牛脂、豚脂、乳脂等の
動植物油、或いはその硬化油が使用できるが、これらの
油脂は、30℃では結晶化速度が遅いため固液分離を起
こし呂いため、これらの油脂単独又はこれらの混合油1
0〜95ffi量部に、例えば構成脂肪酸として炭素数
20〜24の飽和脂肪酸を10〜60%、炭素数8〜1
4の飽和脂肪酸を10〜80%含有し、且つ、両者の脂
肪酸をトリグリセリド−分子中に少なくとも一個以上含
むトリグリセリドを含む油等を5〜90M量部混合し、
油脂組成物のS、F、C,を調整すればよい。このよう
なS、F、C,i馬用の油脂としては、例えば炭素数2
0〜24の飽和酸を含有する油脂(例えば)λイニルシ
ン菜種油の極度硬化油)と炭素数8〜14の飽和酸を含
有する油脂(例えばヤシ油)との1=1の混合物を、ア
ルカリ触媒或いは酵素によりエステル交換し、常法によ
り水洗、脱色、脱臭操作を行って得ることができる。
リン、ショートニング等の状態で使用される。この場合
に使用される乳化剤は、食品分野で一般的に用いられる
グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセロ
ール脂肪酸エステル、ポリグリセロール縮合リシノール
酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、レシチン等の乳化剤
を単独で、又は2種以上混合したものを使用することが
できる。
限定されるものではない。
も重量に対するものである。
C,i)の ハイエルシン菜種油の極度硬化油(脂肪酸組成:パルミ
チン酸6.9%、ステアリン酸36.0%、アラキシン
酸9.8%、ベヘン酸47.2%)5ONに対し、ヤシ
油(脂肪酸組成二カプリル! 6.9%、カプリン酸5
.7%、ラウリンr!!!45.3%、ミリスチン酸1
7.9%、バルミチン酸4.9%、ステアリン酸12.
9%)50部を加え、ナトリウムメチラート (対油0
.1%)を触媒として80℃、30分間エステル交換反
応を行い、エステル交換油を得た。このものを常法によ
り、水洗、脱色、脱臭を行いS、F、C,m馬用の油脂
とした。
パーム油25%、及び上記参考例で作成したS、F、C
,fi整馬用エステル交換油20%混合し、乳化剤とし
てレシチンを0.2%添加して油脂組成物を作成した。
24%、60分後のS、F、C,は19.9%(24時
間後のS、F、C,の82.9%)であった。
5重量部、上白tli40部、全卵5部、塩0.5部及
び水18部からなる配合で直径35fi、重量4.0g
の円形ビスケットを製造し、これを直径400、重量約
12gの円形を呈しカカオ脂を38%含有するチョコレ
ートに該ビスケットの表面が埋もれない程度に埋設して
複合菓子を製造した。この複合菓子を25℃での一定温
度、並びに32℃と20℃に2サイクル7回のサイクル
でテストを実施した結果、60日、及び120サイクル
経過後もビスケット表面部分の白色化又は斑点等の現象
は認められなかった。
良好であった。
のパーム油20%、前記参考例で作成したエステル交換
油20%とを混合し、これに乳化剤としてレシチン0.
2%を添加して油脂組成物を作成した。この油脂組成物
の30℃、24時間後のS、F、C,は15%、60分
後のS、F、C,は10.5%(24時間後のS、F、
C,の70%)であった。
菓子を製造し、テストした結果、60日、及び120サ
イクル経過後もビスケット表面分の白色化又は斑点等の
現象は認められず、且つ、ビスケット製造の際の練り込
み性も問題なく極めて良好であった。
したエステル交換油15%を混合し、これの84部に乳
化剤としてレシチンを0.2%、脱粉水16部を添加し
て油脂組成物を作成した。
60分後のS、F、C,は15%(24時間後のS、
F、 C,の75%)であった。
菓子を製造しテストした結果、60日、及び120サイ
クル経過後もビスケット表面分の白色化又は斑点等の現
象は認められず、且つ、ビスケット製造の際の練り込み
性も問題なく極めて良好であった。
パーム油20とを混合し乳化剤としてレシチン0.3%
添加して油脂組成物を作成した。この油脂組成物の30
℃、24時間後のS、F、C,は10.0%、60分後
のS。
%)であった。
トを実施した結果、7日及び14サイクル経過後、ビス
ケット表面部分に白色化現象が認められた。
考例で作成したエステル交換油10%とを混合し、乳化
剤としてレシチン0.2%を加えて油脂組成物を作成し
た。この油脂組成物の30’C124時間後のS、F、
C,は15%、60分後ノS、F、C,は6%(24時
間後のS、F、C,の40%)であった。
を製造しテストを実施した結果、17日、及び34サイ
クル経過後、ビスケット表面部分に白色化現象が認めら
れた。
考例で作成したエステル交換油脂10%とを混合し、乳
化剤としてレシチン0.2%を添加して油脂組成物を作
成した。
13%、60分後(7)S、F、C,は9.1%(24
時間後(7)S、F、C。
菓子を製造しテストを実施した結果、1゜日及び20サ
イクル経過後、ビスケット表面部分に白色化現象が認め
られた。
パーム油25%、参考例で作成したエステル交換油20
%とを混合し、乳化剤を加えて練り込み油脂を作成した
。この油脂の30 ”C24時間後(7)S、F、C,
は10.0%、60分後ノS、F、C,は2.2%(2
4時間後(7)S、F、C。
を製造しテストを実施した結果、17日、及び17サイ
クル経過後、ビスケット表面部分に白色化現象が認めら
れた。
バ−ム油25%、参考例で作成したエステル交換油脂2
0%とを混合し、乳化剤を添加して練り込み油脂を作成
した。
11%、60分後のS、F、C,は3.0%(24時間
後のS、F、C。
菓子を製造しテストを実施した結果、17日及び17サ
イクル経過後、ビスケット表面部分に白色化現象が認め
られた。
クリーム類等をコーティングし、ナンド挿入し、又はこ
れらに埋設されて複合菓子に使用される焼菓子類におい
て、この焼菓子からチョコレート等への液状油脂の移行
による焼菓子類の白化、斑点、変色を防止しうるととも
に、チョコレート、クリーム類等の軟化を防止すること
ができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)NMR法による測定で、80℃で油脂を完全に融解
した後30℃に移して24時間後のS.F.C.が15
%以上であり、且つ、30℃に移して60分後のS.F
.C.が前記24時間後のS.F.C.に対して70%
以上であることを特徴とする油脂組成物。 2)複合菓子に使用され、チョコレート又はクリーム類
をコーティングし、サンド挿入し、又はこれらのチョコ
レート、クリーム類に埋設等される焼菓子類を製造する
にあたって、練り込み油脂として請求項1記載の油脂組
成物を用いることを特徴とする複合菓子用焼菓子類の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2179841A JP2569911B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 油脂組成物及び複合菓子用焼菓子類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2179841A JP2569911B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 油脂組成物及び複合菓子用焼菓子類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0466045A true JPH0466045A (ja) | 1992-03-02 |
| JP2569911B2 JP2569911B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=16072838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2179841A Expired - Lifetime JP2569911B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 油脂組成物及び複合菓子用焼菓子類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569911B2 (ja) |
Cited By (7)
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-
1990
- 1990-07-06 JP JP2179841A patent/JP2569911B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| US20240315268A1 (en) * | 2021-01-27 | 2024-09-26 | Aak Ab (Publ) | A vegetable fat composition for edible applications |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2569911B2 (ja) | 1997-01-08 |
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