JPH0466909B2 - - Google Patents
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- JPH0466909B2 JPH0466909B2 JP59011484A JP1148484A JPH0466909B2 JP H0466909 B2 JPH0466909 B2 JP H0466909B2 JP 59011484 A JP59011484 A JP 59011484A JP 1148484 A JP1148484 A JP 1148484A JP H0466909 B2 JPH0466909 B2 JP H0466909B2
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- JP
- Japan
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- polyetherketone
- weight
- coating
- resin
- pfa
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D171/00—Coating compositions based on polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹
脂とパーフルオロアルコキシ樹脂もしくはテトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合樹脂からなる被覆用樹脂組成物に関する。さ
らに詳しくは、良好な外観を有し、ピンホールが
なく、撥水性、基材との密着性が良好な被膜が得
られる被覆用樹脂組成物に関する。 熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹脂は特開
昭54−90296などの記載にみられるごとく高い耐
熱性、耐燃性、機械的、電気的性質、耐薬品性を
有することが知られている。これらのすぐれた諸
性質を生かして特に電線やケーブル絶縁被覆とし
ての利用が示唆されているが、電線やケーブルの
被覆に留らず、各種導電体の絶縁被覆や耐食性の
付与等により、その利用範囲が拡大することで、
電気、機械等各種産業の一層の発展が期待され
る。 本発明者らは絶縁性の付与、耐食性の付与等該
ポリエーテルケトンのすぐれた特性を付与させる
べく金属基材、特に鋼、アルミニウム、銅等への
ポリエーテルケトンによる被覆を目的に検討を行
い、良好な被膜を形成させる方法を見いだし、先
に特許出願を行つた。 すなわち、特定の粒径を有するポリエーテルケ
トンを基材表面に付着させ、特定温度で溶融させ
た後、冷却し、強固な塗膜を形成させる方法(特
開昭85−127768、特願昭58−6351)、溶融させた
ポリエーテルケトンを基材表面に融着させた後、
冷却することにより強固な被膜を形成させる方法
(特願昭58−83289)などである。 前記方法により得られたポリエーテルケトン被
膜はポリエーテルケトンの高い耐熱性、耐燃性、
機械的、電気的性質、耐薬品性、耐熱水性を有し
ており、金属基材等に高い絶縁性、耐食性、耐熱
水性等を付与し、有用な製品の開発が進められ、
産業の発達に貢献しつつある。 とりわけ、200℃以上の熱水、スチーム下でも
化学的劣化を起さないすぐれた耐熱水、耐スチー
ム性は原子力、原油採堀、化学機器等の分野でそ
の適用が大いに期待されているが、該ポリエーテ
ルケトンは撥水性(水をはじく性質)が低いた
め、例えば熱水のレベル計などに適用された場
合、熱水浸漬面の検出に誤差を生じたり、また湯
あかがつきやすいなどの問題があり、多くの熱水
関連用途で撥水性の向上が強く要望されている。 本発明者は上記状況に鑑み、鋭意研究の結果ポ
リエーテルケトンの耐熱水性、耐スチーム性等の
すぐれた性質を損なわず撥水性が向上し、基材と
の良好な密着性と美麗な外観を有し、ピンホール
のない被膜を得ることができる組成物を見い出
し、本発明に達した。 本発明は熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹
脂50〜99重量%、パーフルオロアルコキシ樹脂も
しくはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合樹脂50〜1重量%からなる被覆
用樹脂組成物である。 本発明に使用される熱可塑性芳香族ポリエーテ
ルケトンは反復単位 を単独で、または他の反復単位と一緒に含み、か
つ固有粘度が0.3ないし2.6、好ましくは0.5ないし
1.8である。他の反復単位としては などを25重量%未満含み得るが25重量%以上含有
した重合体は該ポリエーテルケトンの前記特性が
失なわれ好ましくない。また、固有粘度は溶液
100cm3当り重合体0.1gを含む、密度1.84g/cm2の
濃硫酸中の重合体溶液について25℃で測定した固
有粘度のことである。 固有粘度の測定には溶媒流出時間が約2分であ
る粘度計を用いて行つた。この固有粘度は重合体
の分子量と一義的に対応する値である。 本発明にかかる熱可塑性芳香族ポリエーテルケ
トンの固有粘度は0.3ないし2.6、好ましくは0.5な
いし1.8であるが、固有粘度が0.3未満では分子量
の低さ故に、耐熱性が低く脆い被膜しか得られな
い。また固有粘度が2.6を超えると溶融粘度が高
いために溶融流動性が不十分であり、被膜の膜厚
が均一になりにくく良好な被膜が得られない。固
有粘度が0.3から2.6の範囲のものが良好な流動性
と強靭な被膜性能を与えるが、より良好な表面外
観と密着強度、強靭な被膜を得るには0.5から1.8
が好ましい。固有粘度が0.3から2.6の範囲のもの
は差動熱量計により融点330〜335℃を示し、良好
な熱安定性と熱可塑性を有する。 本発明に使用されるバーフルオロアルコキシ樹
脂(以下PFAと称す)は一般式 で示される。但し、Rfはフルオロアルキル基で、
−O−Rfはパーフルオロアルコキシ基である。 PFAは融点は302〜310℃であり、融点以上で
溶融流動性を示し、高い耐熱性と耐化学薬品性を
有し、連続使用温度が260℃であり通常の酸、ア
ルカリ、酸化還元剤、ハロゲンや有機溶剤によつ
てほとんど影響を受けない。 アメリカのデユポン社および三井フロロケミカ
ルからテフロンPFAの商品名で販売されている。 本発明に使用されるテトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂(以下
FEPと称す)は一般式 で示される4ふつ化エチレンと6ふつ化プロピレ
ンの共重合体で、融点は250〜290℃であり、融点
以上で溶融流動性を示し、高い耐熱性と耐化学薬
品性を有し、連続使用温度が200℃である。 アメリカのデユポン社からテフロンFEP、ダ
イキン工業からネオフロンなどの商品名で販売さ
れている。市販されているFEPの内、6ふつ化
プロピレン含量が16〜25重量%のものが物性と溶
融流動性のバランスがよく、本発明において好ま
しく使用される。 PFAもしくはFEPを該ポリエーテルケトンへ
配合する量は、ポリエーテルケトンを該PFAも
しくはFEPの合計量に対して、ポリエーテルケ
トン50〜99重量%、PFAもしくはFEP50〜1重
量%が適当であり、ポリエーテルケトンが99重量
%を超え、PFAもしくはFEPが1重量%未満の
場合には、目的とする撥水性の向上が不十分であ
り、またポリエーテルケトンが50重量%未満で
PFAもしくはFEPが50重量%を越える場合には、
該樹脂の分散が不十分であり、また基材との密着
性が不十分であるため、良好な被膜が得られな
い。 ポリエーテルケトンが50〜99重量%、PFAも
しくはFEPが50〜1重量%の組成の時に耐熱性、
耐熱水性、撥水性、基材との密着性、外観が良好
でピンホールのない良好な被膜が得られるが、ポ
リエーテルケトンが60〜97重量%、PFAもしく
はFEPが40〜3重量%の組成の時に、上記特性
がよりすぐれた被膜が得られるため好ましい。 また、ポリエーテルケトンが50〜99重量%であ
つてもPFA、FEP以外のフツ素樹脂を用いた組
成物では目的とする良好な被膜が得られない。 即ち、ポリテトラフルオロエチレンでは、融点
が約330℃であるが、融点以上でも溶融流動性を
示さず、ポリエーテルケトンとの組成物において
も分散性が不十分で、基材上に形成させた被膜の
表面凹凸が激しく、均一な表面外観が得られな
い。また流動性不足のため被膜にピンホールを生
じ基材の耐食性付与という点からは良好な性質が
得られない。 また、PFA、FEP以外の溶融流動性を示すフ
ツ素樹脂、例えばポリクロロトリフルオロエチレ
ン、ポリフツ化ビニル、ポリフツ化ビニリデン、
エチレン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合樹
脂などを用いた場合には撥水性が不十分であり、
目的とする良好な被膜が得られない。 本発明の組成物の配合手段は特に限定されな
い。ポリエーテルケトンとPFAもしくはFEPの
粉体を乳鉢、ヘンシエルミキサー、ボールミル、
リボンブレンダーなどを利用して混合する方法、
該混合物を溶融混練し、分散性を向上させた後、
粒状化もしくは粉砕等により粉状化する方法、ポ
リエーテルケトンとPFAもしくはFEP粉体を
別々に基材表面に付着させ、基材上で混合物を得
る方法などいずれの方法も適用可能である。 該組成物から基材上に被膜を形成させる方法と
しては、粉体吹付法、静電塗装、流動浸漬などの
粉体塗装、圧縮成形、押出成形、射出成形など任
意の方法が適用されるが、該組成物の形状は選択
される被膜形成方法に応じて、粉状、粒状、板状
等が適用される。 なお、本発明組成物に対して、本発明の目的を
そこなわない範囲で、酸化防止剤および熱安定
剤、紫外吸収剤、滑剤、離型剤、染料、顔料など
の着色剤、難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤などの
通常の添加剤もしくは適当な補強剤、充填剤を1
種以上配合することができる。 以下、実施例により本発明を説明するが、これ
らは単なる例示であり、本発明はこれに限定され
るものではない。 実施例 1〜3 反復単位 を有し、かつ固有粘度が0.8であり、粉体として
平均粒径が100ミクロンの熱可塑性芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂とパーフルオロアルコキシ樹脂
(三井フロロケミカル製テフロンPFA MP−10、
平均粒径39ミクロン)を表1に示した割合でヘン
シユルミキサーにてパウダーブレンドを行つた。 鋼板(JIS規格S45C)の表面を平均凹凸深さ5
〜10ミクロン、凹凸周期10〜20ミクロンにサンド
ブラストし、前記ポリエーテルケトンとパーフル
オロアルコキシ樹脂の混合物を用いて、GEMA
社製静電スプレー装置(CH−9015型)により
60KVの印加電圧により、前記鋼板のサンドブラ
スト面に粉体噴出量300g/分にて吹付塗装した。
その後380℃で20分間加熱し、溶融、焼付を行つ
た後、加熱炉から取り出し、大気中にて放冷し室
温まで冷却させた。 かくして得られた被膜について、表面状態の観
察、ピンホール、密着強度、耐熱水性、撥水性を
調べた。結果を表1に示す。 ピンホールテストは放電式ピンホールテスター
(TRC−20型サンコウ電子研究所製)で行つた。 密着強度は180゜塗膜剥離試験(剥離速度50mm/
分)による剥離強度で、耐熱水性は200℃熱水100
時間後の剥離強度で評価した。 撥水性は被膜表面に静かに水を滴下した時の接
触角で評価した。接触角が大きいほど、撥水性が
良好であることを意味する。 比較例 1 実施例1において、パーフルオロアルコキシ樹
脂を配合しないで、ポリエーテルケトン単独の樹
脂パウダーを使用する以外は実施例1と同様の条
件で塗装を行つた。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1においてポリエーテルケトンとパーフ
ルオロアルコキシ樹脂の配合量がそれぞれ40重量
%と60重量%であること以外は実施例1と同様の
条件で塗装を行つた。結果を表1に示す。 実施例 4 実施例1においてパーフルオロアルコキシ樹脂
のかわりに、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合樹脂(デユポン製テフロ
ンFEP粉体)を使用し、ポリエーテルケトンと
FEPの配合量がそれぞれ80重量%と20重量%の
混合物を用いる以外は、実施例1と同様の条件で
塗装を行つた。結果を表1に示す。 比較例 3 実施例4においてポリエーテルケトンとテトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合樹脂の配合量がそれぞれ40重量%と60重量%
であること以外は実施例4と同様の条件で塗装を
行つた。結果を表1に示す。 比較例 4 実施例4において、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂のかわり
に、ポリフツ化ビニリデン(呉羽化学製KFポリ
マー粉体、PVdFと略す)を用いる以外は実施例
4と同様の条件で塗装を行つた。結果を表1に示
す。 比較例 5 実施例4において、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂のかわり
に、ポリテトラフルオロエチレン(ICI製、フル
オンL169粉体、PTFEと略す)用いる以外は実
施例4と同様の条件で塗装を行つた。結果を表1
に示す。 表1から明らかるように、実施例1〜4の組成
物を用いた被膜は外観が良好で、ピンホールがな
く、基材との密着性および耐熱水性が良好であ
る。また接触角が大きく撥水性がすぐれているこ
とがわかる。 ポリエーテルケトン単体では撥水性が低く(比
較例1)、PFAもしくはFEPの配合量が多すぎる
場合は、分散性がわるいとともに基材との密着性
が劣る(比較例2、3)。また、PFAもしくは
FEP以外のフツ素樹脂では、撥水性が低かつた
り(比較例4)、ピンホールが多かつたり(比較
例5)で目的とする良好な被膜が得られないこと
がわかる。
脂とパーフルオロアルコキシ樹脂もしくはテトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合樹脂からなる被覆用樹脂組成物に関する。さ
らに詳しくは、良好な外観を有し、ピンホールが
なく、撥水性、基材との密着性が良好な被膜が得
られる被覆用樹脂組成物に関する。 熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹脂は特開
昭54−90296などの記載にみられるごとく高い耐
熱性、耐燃性、機械的、電気的性質、耐薬品性を
有することが知られている。これらのすぐれた諸
性質を生かして特に電線やケーブル絶縁被覆とし
ての利用が示唆されているが、電線やケーブルの
被覆に留らず、各種導電体の絶縁被覆や耐食性の
付与等により、その利用範囲が拡大することで、
電気、機械等各種産業の一層の発展が期待され
る。 本発明者らは絶縁性の付与、耐食性の付与等該
ポリエーテルケトンのすぐれた特性を付与させる
べく金属基材、特に鋼、アルミニウム、銅等への
ポリエーテルケトンによる被覆を目的に検討を行
い、良好な被膜を形成させる方法を見いだし、先
に特許出願を行つた。 すなわち、特定の粒径を有するポリエーテルケ
トンを基材表面に付着させ、特定温度で溶融させ
た後、冷却し、強固な塗膜を形成させる方法(特
開昭85−127768、特願昭58−6351)、溶融させた
ポリエーテルケトンを基材表面に融着させた後、
冷却することにより強固な被膜を形成させる方法
(特願昭58−83289)などである。 前記方法により得られたポリエーテルケトン被
膜はポリエーテルケトンの高い耐熱性、耐燃性、
機械的、電気的性質、耐薬品性、耐熱水性を有し
ており、金属基材等に高い絶縁性、耐食性、耐熱
水性等を付与し、有用な製品の開発が進められ、
産業の発達に貢献しつつある。 とりわけ、200℃以上の熱水、スチーム下でも
化学的劣化を起さないすぐれた耐熱水、耐スチー
ム性は原子力、原油採堀、化学機器等の分野でそ
の適用が大いに期待されているが、該ポリエーテ
ルケトンは撥水性(水をはじく性質)が低いた
め、例えば熱水のレベル計などに適用された場
合、熱水浸漬面の検出に誤差を生じたり、また湯
あかがつきやすいなどの問題があり、多くの熱水
関連用途で撥水性の向上が強く要望されている。 本発明者は上記状況に鑑み、鋭意研究の結果ポ
リエーテルケトンの耐熱水性、耐スチーム性等の
すぐれた性質を損なわず撥水性が向上し、基材と
の良好な密着性と美麗な外観を有し、ピンホール
のない被膜を得ることができる組成物を見い出
し、本発明に達した。 本発明は熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹
脂50〜99重量%、パーフルオロアルコキシ樹脂も
しくはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合樹脂50〜1重量%からなる被覆
用樹脂組成物である。 本発明に使用される熱可塑性芳香族ポリエーテ
ルケトンは反復単位 を単独で、または他の反復単位と一緒に含み、か
つ固有粘度が0.3ないし2.6、好ましくは0.5ないし
1.8である。他の反復単位としては などを25重量%未満含み得るが25重量%以上含有
した重合体は該ポリエーテルケトンの前記特性が
失なわれ好ましくない。また、固有粘度は溶液
100cm3当り重合体0.1gを含む、密度1.84g/cm2の
濃硫酸中の重合体溶液について25℃で測定した固
有粘度のことである。 固有粘度の測定には溶媒流出時間が約2分であ
る粘度計を用いて行つた。この固有粘度は重合体
の分子量と一義的に対応する値である。 本発明にかかる熱可塑性芳香族ポリエーテルケ
トンの固有粘度は0.3ないし2.6、好ましくは0.5な
いし1.8であるが、固有粘度が0.3未満では分子量
の低さ故に、耐熱性が低く脆い被膜しか得られな
い。また固有粘度が2.6を超えると溶融粘度が高
いために溶融流動性が不十分であり、被膜の膜厚
が均一になりにくく良好な被膜が得られない。固
有粘度が0.3から2.6の範囲のものが良好な流動性
と強靭な被膜性能を与えるが、より良好な表面外
観と密着強度、強靭な被膜を得るには0.5から1.8
が好ましい。固有粘度が0.3から2.6の範囲のもの
は差動熱量計により融点330〜335℃を示し、良好
な熱安定性と熱可塑性を有する。 本発明に使用されるバーフルオロアルコキシ樹
脂(以下PFAと称す)は一般式 で示される。但し、Rfはフルオロアルキル基で、
−O−Rfはパーフルオロアルコキシ基である。 PFAは融点は302〜310℃であり、融点以上で
溶融流動性を示し、高い耐熱性と耐化学薬品性を
有し、連続使用温度が260℃であり通常の酸、ア
ルカリ、酸化還元剤、ハロゲンや有機溶剤によつ
てほとんど影響を受けない。 アメリカのデユポン社および三井フロロケミカ
ルからテフロンPFAの商品名で販売されている。 本発明に使用されるテトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂(以下
FEPと称す)は一般式 で示される4ふつ化エチレンと6ふつ化プロピレ
ンの共重合体で、融点は250〜290℃であり、融点
以上で溶融流動性を示し、高い耐熱性と耐化学薬
品性を有し、連続使用温度が200℃である。 アメリカのデユポン社からテフロンFEP、ダ
イキン工業からネオフロンなどの商品名で販売さ
れている。市販されているFEPの内、6ふつ化
プロピレン含量が16〜25重量%のものが物性と溶
融流動性のバランスがよく、本発明において好ま
しく使用される。 PFAもしくはFEPを該ポリエーテルケトンへ
配合する量は、ポリエーテルケトンを該PFAも
しくはFEPの合計量に対して、ポリエーテルケ
トン50〜99重量%、PFAもしくはFEP50〜1重
量%が適当であり、ポリエーテルケトンが99重量
%を超え、PFAもしくはFEPが1重量%未満の
場合には、目的とする撥水性の向上が不十分であ
り、またポリエーテルケトンが50重量%未満で
PFAもしくはFEPが50重量%を越える場合には、
該樹脂の分散が不十分であり、また基材との密着
性が不十分であるため、良好な被膜が得られな
い。 ポリエーテルケトンが50〜99重量%、PFAも
しくはFEPが50〜1重量%の組成の時に耐熱性、
耐熱水性、撥水性、基材との密着性、外観が良好
でピンホールのない良好な被膜が得られるが、ポ
リエーテルケトンが60〜97重量%、PFAもしく
はFEPが40〜3重量%の組成の時に、上記特性
がよりすぐれた被膜が得られるため好ましい。 また、ポリエーテルケトンが50〜99重量%であ
つてもPFA、FEP以外のフツ素樹脂を用いた組
成物では目的とする良好な被膜が得られない。 即ち、ポリテトラフルオロエチレンでは、融点
が約330℃であるが、融点以上でも溶融流動性を
示さず、ポリエーテルケトンとの組成物において
も分散性が不十分で、基材上に形成させた被膜の
表面凹凸が激しく、均一な表面外観が得られな
い。また流動性不足のため被膜にピンホールを生
じ基材の耐食性付与という点からは良好な性質が
得られない。 また、PFA、FEP以外の溶融流動性を示すフ
ツ素樹脂、例えばポリクロロトリフルオロエチレ
ン、ポリフツ化ビニル、ポリフツ化ビニリデン、
エチレン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合樹
脂などを用いた場合には撥水性が不十分であり、
目的とする良好な被膜が得られない。 本発明の組成物の配合手段は特に限定されな
い。ポリエーテルケトンとPFAもしくはFEPの
粉体を乳鉢、ヘンシエルミキサー、ボールミル、
リボンブレンダーなどを利用して混合する方法、
該混合物を溶融混練し、分散性を向上させた後、
粒状化もしくは粉砕等により粉状化する方法、ポ
リエーテルケトンとPFAもしくはFEP粉体を
別々に基材表面に付着させ、基材上で混合物を得
る方法などいずれの方法も適用可能である。 該組成物から基材上に被膜を形成させる方法と
しては、粉体吹付法、静電塗装、流動浸漬などの
粉体塗装、圧縮成形、押出成形、射出成形など任
意の方法が適用されるが、該組成物の形状は選択
される被膜形成方法に応じて、粉状、粒状、板状
等が適用される。 なお、本発明組成物に対して、本発明の目的を
そこなわない範囲で、酸化防止剤および熱安定
剤、紫外吸収剤、滑剤、離型剤、染料、顔料など
の着色剤、難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤などの
通常の添加剤もしくは適当な補強剤、充填剤を1
種以上配合することができる。 以下、実施例により本発明を説明するが、これ
らは単なる例示であり、本発明はこれに限定され
るものではない。 実施例 1〜3 反復単位 を有し、かつ固有粘度が0.8であり、粉体として
平均粒径が100ミクロンの熱可塑性芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂とパーフルオロアルコキシ樹脂
(三井フロロケミカル製テフロンPFA MP−10、
平均粒径39ミクロン)を表1に示した割合でヘン
シユルミキサーにてパウダーブレンドを行つた。 鋼板(JIS規格S45C)の表面を平均凹凸深さ5
〜10ミクロン、凹凸周期10〜20ミクロンにサンド
ブラストし、前記ポリエーテルケトンとパーフル
オロアルコキシ樹脂の混合物を用いて、GEMA
社製静電スプレー装置(CH−9015型)により
60KVの印加電圧により、前記鋼板のサンドブラ
スト面に粉体噴出量300g/分にて吹付塗装した。
その後380℃で20分間加熱し、溶融、焼付を行つ
た後、加熱炉から取り出し、大気中にて放冷し室
温まで冷却させた。 かくして得られた被膜について、表面状態の観
察、ピンホール、密着強度、耐熱水性、撥水性を
調べた。結果を表1に示す。 ピンホールテストは放電式ピンホールテスター
(TRC−20型サンコウ電子研究所製)で行つた。 密着強度は180゜塗膜剥離試験(剥離速度50mm/
分)による剥離強度で、耐熱水性は200℃熱水100
時間後の剥離強度で評価した。 撥水性は被膜表面に静かに水を滴下した時の接
触角で評価した。接触角が大きいほど、撥水性が
良好であることを意味する。 比較例 1 実施例1において、パーフルオロアルコキシ樹
脂を配合しないで、ポリエーテルケトン単独の樹
脂パウダーを使用する以外は実施例1と同様の条
件で塗装を行つた。結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1においてポリエーテルケトンとパーフ
ルオロアルコキシ樹脂の配合量がそれぞれ40重量
%と60重量%であること以外は実施例1と同様の
条件で塗装を行つた。結果を表1に示す。 実施例 4 実施例1においてパーフルオロアルコキシ樹脂
のかわりに、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合樹脂(デユポン製テフロ
ンFEP粉体)を使用し、ポリエーテルケトンと
FEPの配合量がそれぞれ80重量%と20重量%の
混合物を用いる以外は、実施例1と同様の条件で
塗装を行つた。結果を表1に示す。 比較例 3 実施例4においてポリエーテルケトンとテトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合樹脂の配合量がそれぞれ40重量%と60重量%
であること以外は実施例4と同様の条件で塗装を
行つた。結果を表1に示す。 比較例 4 実施例4において、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂のかわり
に、ポリフツ化ビニリデン(呉羽化学製KFポリ
マー粉体、PVdFと略す)を用いる以外は実施例
4と同様の条件で塗装を行つた。結果を表1に示
す。 比較例 5 実施例4において、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂のかわり
に、ポリテトラフルオロエチレン(ICI製、フル
オンL169粉体、PTFEと略す)用いる以外は実
施例4と同様の条件で塗装を行つた。結果を表1
に示す。 表1から明らかるように、実施例1〜4の組成
物を用いた被膜は外観が良好で、ピンホールがな
く、基材との密着性および耐熱水性が良好であ
る。また接触角が大きく撥水性がすぐれているこ
とがわかる。 ポリエーテルケトン単体では撥水性が低く(比
較例1)、PFAもしくはFEPの配合量が多すぎる
場合は、分散性がわるいとともに基材との密着性
が劣る(比較例2、3)。また、PFAもしくは
FEP以外のフツ素樹脂では、撥水性が低かつた
り(比較例4)、ピンホールが多かつたり(比較
例5)で目的とする良好な被膜が得られないこと
がわかる。
【表】
Claims (1)
- 1 熱可塑性芳香族ポリエーテルケトン樹脂50〜
99重量%、パーフルオロアルコキシ樹脂もしくは
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合樹脂50〜1重量%からなる被覆用樹脂
組成物。
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|---|---|---|---|
| JP59011484A JPS60155275A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 被覆用樹脂組成物 |
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