JPH0469346B2 - - Google Patents

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JPH0469346B2
JPH0469346B2 JP58069302A JP6930283A JPH0469346B2 JP H0469346 B2 JPH0469346 B2 JP H0469346B2 JP 58069302 A JP58069302 A JP 58069302A JP 6930283 A JP6930283 A JP 6930283A JP H0469346 B2 JPH0469346 B2 JP H0469346B2
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cea
sol
tumor
cytoplasm
breast cancer
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JP58069302A
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Sutefuan Barutosu Detsuzee
Fuitsutsupatoritsuku Denisu
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BARUTOSU PATENTO DEV ANDO HOORUJINGU CO Ltd
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BARUTOSU PATENTO DEV ANDO HOORUJINGU CO Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/575Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • G01N33/57515Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer of the breast
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/575Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • G01N33/57565Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer involving carcinoembryonic antigen [CEA]

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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は癌胚抗原(CEA)を測定することに
よつて癌の治療方針に役立てることができる試験
法に関する癌胚抗原(以下CEAと略記する)は
腫瘍マーカー群のうち基礎研究の点からも臨床上
の使用の点からも最も広く研究されている物質で
ある。しかしながら、腫瘍スクリーニングにこれ
を使用するについては充分な理由がない。とはい
え、治療管理および腫瘍再発の早期発見を目的と
して初期治療後継続的にCEAをモニターするこ
とは多くの腫瘍において価値がある。 CEAについての情報は、1980年11月にケルン
で開催された「癌胚抗原及びその他の腫瘍マーカ
ー」と題するシンポジウムの論文集に編集されて
いる。 CEAは特に乳癌に有益である。第1図および
第2図にその関連性を示す。 第1図は、腫瘍の進行がCEA値に反映してい
る転移性乳癌患者の血清中のCEA値を示す。本
患者は1977年に拡散性進行伝達性の乳癌を再発し
たのでサイクロフオスフアミド,メソトレキセー
ト及び5−フルオロウラシルを併用する化学療法
を導入したところ継続的な緩解が得られた。 1979年3月に化学療法を中止した。血清中の
CEA値は1.8nm/mlで正常範囲であつた。8ケ月
後半に再発し1日2回タモキシフエン10mgを使
用する抗エストロゲン療法を導入したにもかかわ
らず、CEA値は上昇し続けた。複数の骨に転移
がおこつた。放射線照射を行なうと同時にアドリ
ブラスチンを体表面積1gmにつき30mg静注する
単一化学療法に切り換えたところ、完全な臨床的
緩解が生じた。図中CT4の段階で、腫瘍細胞を再
び実質的に除き血清中のCEA値が正常域にもど
ることを期待して、アドリブラスチン療法に加え
て化学療法期の第1日目にピンクリスチン2mgを
投与し、またマイトマイシンC8gmを毎日連続5
時間注入する治療を追加した。しかしながらこれ
は誤りであることがわかつた。重大な白血球減少
症が発現ししかもこの症状が指数的に進行したか
らである。この症状はゲスタゲン大量療法(毎日
10回メドロキシプロゲステロンアセテート100mg
を経口投与)を行つたにもかかわらず影響をうけ
なかつた。ただアドリブラスチンを50mg静注す
る化学療法を再開した(CT5及び7)後だけは
その進行が停止、部分的軽快が得られた。 この乳癌症例においては、CEA測定によつて
再発を認識することができるばかりでなく、化学
療法ならびにホルモン療法をコントロールするこ
とができる。 第2図も同じく転移性乳癌患者におけるCEA
値の推移を示す。図中の時間は局所領域性転移に
相当し、併用化学療法(CMF)による完全な緩
解の開始および維持に相当する。この乳癌症例で
はCEA値と化学的状況に何ら因果関係がないの
でCEA値を継続して測定することは全く無意味
であるという結論を本図より導くことができる。 第3図はこの問題をさらに詳解するものであ
る。再発や腫瘍進行が生じる乳癌症例においての
み血清又は血しょうCEA血が有意に上昇する。
つまり、再発の早期発見にCEA値測定が意義が
あるのはこれらの症例においてのみである。 前記シンポジウムにおいて多くの著者がそれぞ
れ異なる方法により到達した結論は、臨床診断上
決定できる転移期には乳癌の全症状のうちおよそ
43%が明らかに病理学的カツトオフ値を超えたに
すぎないというものであつた。この病理学的カツ
トオフ値は製造者によつて変動する。例えば、ア
ボツト−EIA−CEA試験法では、血清1mlにつ
きCEA5.0mgである。ホフマン・ラ・ロシユ社の
CEA試験法においては血清1ml中CEA2.5ngであ
る。同上シンポジウムの著者等によつてさらに組
織中CEA陽性値と血清中CEA陽性値との間に不
一致があることも認識された。乳癌症例のうちそ
の70〜90%の組織に種々の方法、例えは、組織化
学的な方法でCEAを検出することができる。一
方、かなり少ないパーセントの転移性乳癌におい
ては、腫瘍の少ない状態にくらべて病理学的カツ
トオフ値以下又は以上のいずれかにおいて測定可
能な程度にCEA値の増加がみられるにすぎない。
この不一致は乳癌にCEA陰性のものとCEAを産
生するものとが存在するという点で合意が得られ
た。さらにCEAを産生する乳癌には単純にCEA
を産生するものとCEAを産生すると同時にこれ
を分泌するものとがあり、これらを区別しなけれ
ばならない。この推察は分離培養された乳癌細胞
を免疫螢光分析したところ、CEAを分泌したも
のと分泌しなかつたものがあつたというD.ステ
フアン・バルトスおよびH.ボジヤーの研究によ
つて実証された。 他の型の腫瘍、例えば気管支癌にも同様の問題
が存在し、乳癌の症例にもとづく上記の事実はさ
らに普遍化することができる。 費用節減のため、初期治療の段階でどの乳癌の
場合にCEA値をモニターするのが有益であるか、
どの場合に再発の早期発見が可能であるか、ある
いは又継続管理及び情報収集のためのCEA測定
はどの場合に役に立つかについて予測することが
望ましくかつ必要である。 患者の観点からは、継続管理期にCEAを継続
的にモニターすることによつて、進行が存在しな
いこと、腫瘍の成長が排除されるので生体内侵襲
性診断薬、例えば、ステインテイグラフイー
(atintigraphy)なしですませることができると
いう診断が得られるかどうかを事前に知ることは
重要である。組織CEA値の知識によつてのみそ
のような診断が可能であることは明らかである。 血清CEA値を周期的に分析してもこのような
診断をすることは不可能であろう。多発性リンパ
筋症や又初期腫瘍の場合には術後血清CEA値が
確実に下降するが、これは組織CEA値が陽性で
あることおよびCEAが分泌されていることを示
し、従つてCEAの測定は腫瘍マーカーとみなす
ことができる。しかしこの方法は腫瘍が小さい場
合には適用できないのでこの方法を機械的に使用
することはすすめられない。 D.ステフアン・バルトス−H.ボジヤーによる
方法は生体の自己由来腫瘍細胞を分離してCEA
分泌を測定すると同時に膜CEAを測定し腫瘍細
胞中におけるCEAの分布パターンを決定して理
想状態に近似化することからなる。しかしながら
この集積された腫瘍生化学的免疫学的手段では常
に相当な量の試料を用いなければならない。 乳癌における治療コントロールや治療計画を行
なうために再発を早期発見するべく継続的な
CEA測定が早急に望まれる症例は20〜25%にの
ぼる。乳癌のうちさらに15〜20%の症例では実験
室的要件の制限内でCEA測定が可能であり、こ
れを行なうことが望ましい。さらに10%の症例で
は、CEAの測定は科学的探求を行なうための付
加的な情報収集に役立つ。残りの症例(約50%)
についてはCEAの測定は全く無意味である。 従つて乳癌症例において、可能ならばその初期
治療期に腫瘍マーカーとしてのCEA値にもとづ
いて確実に診断を行なうことが早期に望まれてい
る。 組織CEAが陽性であるか陰性であるかの判断
は病理学的方法によつて行なうことができる。こ
れは記録されたパラフイン切片で簡単に行なうこ
とができる。この方法を用いて組織CEA陰性乳
癌を選別することができるがこの方法では病気の
進行中にCEAの増加の程度を測定することは不
可能である。CEA測定が情報収集のためにのみ
適しているのかあるいは再発の早期発見を可能に
してそのような再発における治療の指針を与える
のかどうかを決定することは不可能である。 本発明は、継続的にCEAを測定することが再
発の早期発見及び/又は治療の監視及び/又は治
療指針に役立つかどうかを予見する手段として腫
瘍のゾル様細胞質又は組織のCEA量を測定する
ことを特徴とする癌種における腫瘍マーカーとし
てのCEAの有効性を予見する方法を提供するも
のである。 具体的には本発明は、腫瘍の初期治療または再
発の分析期において、腫瘍マーカーとして血清中
に含まれる癌胚抗原(CEA)のレベルを監視す
ることが治療の指針として有効か否かを試験する
方法であつて、 患者から腫瘍の一部を切除し; 切除した腫瘍の一部からゾル様細胞質を得て; ゾル様細胞質中のCEA含量を定量的に分析し、
これによりゾル様細胞質中の全タンパク含量当り
のCEA含量を求め;そして このCEA含量が、経験的に得られたゾル様細
胞質中の全タンパク含量当りのCEA含量の分布
パターンのカツトオフ値よりも大きいかどうかを
決定することを特徴とする腫瘍マーカーとしての
CEAの有効性の試験方法を提供する。 本発明の一態様によれば、ホルモンレセプター
分析と平行してゾル様細胞質又は組織のCEA量
を測定するが、ゾル様細胞質のCEA量を測定す
る方が好ましい。癌種は通常乳癌である。 本発明は初期治療期あるいは再発分析期におい
て乳癌の腫瘍マーカーとしてのCEAの有効性を
早期に予見する方法であるともいえる。すなわ
ち、必らず行われるホルモンレセプター分析、好
ましくはゾル様細胞質を用いるものと平行して、
あるいは同様な組織CEAの定量法を補助手段と
してゾル様細胞質又は組織のCEA量を求め、こ
のそれぞれの値および同じタイプの腫瘍でその分
析パターン(特定の試薬メーカーの方法に関する
すべての症例における)をもつ多くの症例につい
て実験的に求められたゾル様細胞質又は組織
CEA量のカツトオフ値にもとづいて、かつ、各
患者の個々のケースに関連する乳癌のCEA活性
曲線について腫瘍と同一作用の発現及び程度に対
する実験室的一般知識を考慮し、各腫瘍症例にお
いて継続的にCEAを測定することが再発の早期
発見及び/又は治療の監視ならびに治療指針に役
立つかどうか、もしそうであればどのような条件
でどの程度の信頼度であるかについて判断し、治
療後の結果について予測をたてる。 本発明はさらに乳癌患者それぞれについて
CEAを測定しあるいは継続的にCEAを測定する
ことを含む。すなわち、費用を節減しより多い情
報量で検索あるいは予知を行なうために、具体的
な症例において確実に再発を排除しあるいは腫瘍
の進行をとめることが前提条件であり、試験を行
なう人あるいは試験結果を評価し解釈する人はそ
の腫瘍についてのゾル様細胞質CEA量や組織
CEA量を知悉していなければならない。 本発明の一態様におては、結果についての判断
や術後のCEA基本値または再発/進行前の腫瘍
がない状態におけるCEA値をも測定し、このデ
ータを結果の解析にたずさわる人に供することが
できる。 本発明の他の態様においては腫瘍マーカーとし
てのCEAを使用することの適不適を決定するカ
ツトオフ値は費用および有効性の関係によつて選
択される可変域にある。 本発明はまた乳癌以外の腫瘍形態、好ましくは
例えば、気管支癌、卵巣癌、膀胱癌、腎臓癌等の
腫瘍マーカーとしてCEAの有効性を予見する方
法を提供する。すなわち、乳癌の場合と同様の操
作を行なう。 本発明は殊にゾル様細胞質又は組織CEA値に
ついて実験室又は雇用者から使用者あるいは患者
自身へのコミユニケーシヨンを提供するものであ
る。 従つて本発明の目的は初期治療期あるいは再発
分析期に腫瘍マーカーとしての血清CEAの有効
性を試験する方法において腫瘍のゾル様細胞質又
は組織においてCEA量を定量することを特徴と
する方法にある。 本発明の目的はさらにホルモンレセプター分析
用として腫瘍から得られるゾル様細胞質中の
CEA量を定量することを特徴とする前記方法を
提供することにある。 以下本発明をさらに具体的に説明するが、本発
明の組織CEA定量はホルモンレセプター分析と
総合して判断するのが望ましい。ホルモンレセプ
ター分析は予見的分析法として確立されており、
乳癌の場合には、高い成功率をもつてホルモン療
法が効果的であり得ることを示す。事実ナーゲル
は初期治療期には全乳癌患者についてホルモンレ
セプター分析を定期的に行なうべきであると述べ
ている。実験室のキヤパシテイが確立され始め米
国ではすでにホルモンレセプター分析率が50%を
超えている。このための組織が設立されようとし
ている程度である。ゾル様細胞質CEA測定とホ
ルモンレセプター分析を組み合わせるとかなり合
理的であり費用も節約できる。腫瘍組織を他の実
験室に送る必要はない。ごく少量の腫瘍組織で充
分であり、これは小さい腫瘍の場合に有利であ
る。ホルモンレセプター分析用のゾル様細胞質は
決まつて手順とし作製されるものである。さらに
ホルモンレセプター濃度を定量するためゾル様細
胞質の蛋白量を正確に求める必要がある。この方
法では少なからざる量の試料を使用しなければな
らない。従つてゾル様細胞質濃度をゾル様細胞質
蛋白1ミリグラムにつきナノグラムで同様に表わ
すこともできる。この新しい方法については以下
に説明する。 実施例 ゾル様細胞質CEA測定法: ゾル様細胞質CEAを測定するにはホルモンレ
セプター分析に使用できるものを用いるのが好ま
しい。急速冷凍あるいは一時的に冷凍保存されて
きた腫瘍組織から冷凍状態で脂肪及び結合組織を
除きデイスメンブレータ装置(B.ブラウン社製)
のステンレススチール製容器中で液体窒素により
まず−170℃まで冷却する。次いでスチールハン
マでこの組織を破砕し、スチールベアリングによ
りさらに粉砕する。こうして得られた急速冷凍腫
瘍組織粉末に対して0.15MのPBS(リン酸バツフ
ア生理食塩水)を2倍〜5倍量用いておだやかに
振とうしながら15〜20分間抽出する。最後に冷蔵
遠心分離機(ベツクマン型)を用い45分間
3000rpmで遠心分離して不溶細胞粒子を除く。上
澄液はゾル様細胞質分であり、このものはホルモ
ンレセプターを分析するのに使用される。 ゾル様細胞質CEAの定量はしばらくの間急速
冷凍状態(−21℃以下)に保存されたゾル様細胞
質について行なう。ゾル様脂肪質100μを
0.2mM酢酸ナトリウム200μと混合し水浴上15
分間70℃に加熱するとゾル様細胞質の蛋白成分が
沈殿する。しかしながら、CEAはほとんど定量
的に(98%以上)上澄液の方に残る。実験室用標
準遠心分離機を用いて1500Gで15分間遠心分離し
た後、本実施例ではアボツト−CEA−酵素免疫
法によつて上澄液中のCEAを測定する。ゾル様
細胞質CEA濃度が60ng/ml以上であれば、試料
をさらにPBSで1:10に希釈し再びCEAを定量
する。乳癌の場合にはさらに希釈する必要はなか
つた(N=311)。 ゾル様細胞質CEAを定量するため、ホルモン
レセプター分析により補正した蛋白フアクターを
使用する。ホルモンレセプター濃度を測定し
10-15/mo/ゾル様細胞質の蛋白質mgで表わす。
このため上記の如く作つたゾル様細胞質の総蛋白
量を適当な方法、例えばローリイの総蛋白定量法
により求める。さらに適当な標準免疫化学法、例
えばマンシーニによる放射免疫拡散法(分割抗原
−アルブミンプレート,ベーリングヴエルケ社,
マールブルグ)により得られたゾル様細胞質のア
ルブミン濃度を求める。ヒトアルブミンは肝に生
産され細胞内では生じない。あるフアクターを用
い上記二つの蛋白値にもとづいて各腫瘍試料の分
子内蛋白質量又はゾル様細胞質蛋白量を正確に求
めることができ、これは得られたゾル様細胞質に
つきmg/mlであらわすことができる。得られた
ゾル様細胞質で測定したゾル様細胞質CEA量は
nmCEA/mgゾル様細胞質蛋白として表わされ
る。このゾル様細胞質CEA値は相当する患者の
腫瘍マーカーとしてCEAが適当かどうかを決定
するのに用いられる。 この方法は組織CEAの定量を合理的にする。 第1表は上記方法にもとづく乳癌のゾル様細胞
質CEAの代表的分布(N=311)とCEA試薬を示
すものである。アボツト−CEA−EIA試薬は永
久腫瘍細胞培養液から単離したCEAを用いて作
る。これは得られた値の広範な標準化と安定性を
確実にする。これは又前記の治療予測が有効なも
のであるとみなすことができる前条件である(治
療法予測試験)。 もし出所の異なる試薬を使用したい場合、標準
CEA測定が存在しないときは同じような方法を
とる必要がある。まずゾル様細胞質CEA又は組
織CEAの定量を多数行ないこれにもとづいて特
定の型の腫瘍について組織CEA分布パターンの
代表的分布パターンを確立しなければならない。 第1表 アボツト−CEA−EIAにより求めた乳
癌のゾル様細胞質CEA分布パターン。 1 測定されたゾル様細胞質−CEAの最高値:
153nmCEA/mgゾル様細胞質蛋白。 2 831例の乳腫瘍患者について48ケ月に亘り合
計8456回CEAを定量した。患者のうち294例は
初期治療を受けた乳癌であつた。 3 ゾル様細胞質CEA量が20ng/mgゾル様細
胞質蛋白以上の乳腫瘍例においてCEA測定を
継続する指示が出された。進行及び治療管理を
別にすると、再発は早期に発見できる。 4 10〜20ng/mgゾル様細胞質蛋白を示す乳
腫瘍例の場合継続的にCEAを測定することは
相当する技術室の規定に従うならば有効であり
意義がある。治療及び進行のコントロールが可
能である。 5 ゾル様細胞質CEA量が5〜10ng/mgゾル
様細胞質蛋白を示す乳腫瘍例においては、相当
する技術室の規定に従うとCEA測定は情報収
集の目的のために有効である。 6 CEA量が5ng/mgゾル様細胞質蛋白以下
を示す乳癌では例ではCEA測定は全く無意味
である。 ゾル様細胞質−CEA測定の再現性 1978年から1981年にわたり、ゾリンゲンのセン
ト・ルーカス・クリニツクの患者については血清
試料だけでなく急速冷凍した腫瘍組織(充分な量
が確保できた場合)も記録された。これらの組織
はもともと抗原を作るという意図があつて46ケ月
間−70℃で保存されたものであつた。しかしなが
ら乳癌免疫学の研究が進み生体から分離された自
己由来の腫瘍細胞を使用する方法がもつと適切で
あることがわかつた。このために保存されていた
腫瘍試料を再びゾル様細胞質の製造に使用するこ
とになつた。こうして1980年11月から1981年12月
までにCEAの測定が2回できることとなり、同
一腫瘍試料からゾル様細胞質を作りこれについて
別々の日2日に別々の研究者によつてCEA測定
が行われた。 第2表に上記の如く平行して行なつた二つの実
験結果を示す。第2表に示す結果からわかるよう
に、ゾル様細胞質CEAの測定についてはすぐれ
た再現性が証明された。
【表】 次腫瘍ならびにリンパ節転移についてのゾル
様細胞質CEA測定: 乳癌の一次腫瘍およびリンパ節転移についてゾ
ル様細胞質CEAを測定した結果を第3表に示す。
【表】
【表】 上記第3表に示す結果からわかるように、一次
腫瘍のゾル様細胞質CEAとリンパ節転移のそれ
との間には容易に変動が生じ、これによつて臨床
上の関連性は転移性組織に帰することができる。
この結果はすでに報告されている観察とも一致す
る。 乳癌のリンパ節転移組織のCEA値は免疫病理
化学的に見ると一次腫瘍にくらべてもつと高い場
合が多い。この現象もすでにD.ステフアン・バ
ルトス及びH.ボジヤーによつて観察されたとこ
ろである。生体から分離された乳癌例における
CEAの分泌あるいは膜を含有するCEAの表出は
リンパ節転移細胞の場合には初期腫瘍細胞にくら
べて少ない。一方CEA分泌能をさらに分化する
徴候としてあるいは細胞性能の徴候としてとられ
るとこれから細胞のゾル様細胞質CEA量は高く
なる。 ホルモンレセプター分析の場合と同じように、
リンパ節転移ならびにレセプター分析の場合にも
ゾル様細胞質CEA測定は2回ずつ行ない決定を
行なうときにこれらの値を考慮するのがよい。 ゾリンゲンの乳腫瘍血清試料から患者の
CEA濃度との比較によるゾル様細胞質CEA値
の予測試験への変換: ゾル様細胞質測定の生データは上記1表に示さ
れている。 セロバツク腫瘍研究所およびバルトス・アイル
ランド・パテント・デベロプメント・アンド・ホ
ールデイング社の援助により、ゾリンゲンのセン
トルーカス・クリニツクにおける1978年2月から
1981年12月までの全乳癌患者ならびにダブリンに
ある複数の病院の乳癌患者から血清試料を採取し
た。これをロツトに小分けし−28℃で冷凍保存し
た。各乳癌患者から術前術後の血清試料を採取し
て凍結した。また化学療法やホルモンアジユバン
ト治療を行なつた場合にはさらに段階的に血清試
料を採取して凍結した。同様にして転移生乳癌患
者について治療開始前、完全緩解状態及びさらに
腫瘍が成長した状態について同様に検討した。こ
うして合計831例の治療患者(うち294例は初期治
療をうけた乳癌例)についてCEA測定を合計
8456回行ない、対応する臨床写真を付したデータ
が得られる。 このデータによつて非特異的CEA血清最高値
の変動限界を決定することができる。これらの変
動は腫瘍によつてひきおこされるものであり、こ
れらのデータは4年間にわたつた研究期間に記録
された。血清CEA値の非腫瘍特異的最高変動値
は術後の基本的CEA値あるいは広範転移性腫瘍
状態及び完全に腫瘍が緩解した状態で測定するこ
とができるCEA値にくらべて+2ng/mg血清
(アボツト−CEA−EIA)又は−1.5ng/mg血
清を示した。ゾル様細胞質CEA計算値および測
定された血清CEA変動値を、術前/術後又は術
後及び再発に続く広範な転移状態ならびに完全緩
解期に比較すると、アボツト−CEA−RIA試験
法やアボツト−CEA−EIA試験法あるいはホフ
マン・ラ・ロシユ社の類似のCEA−RIA試験法
を用いて乳癌症例について継続的にCEAを測定
することにより次のような結論が得られる。 1 20〜30ng/mgゾル様細胞質蛋白以上のゾ
ル様細胞質CEA量を示す腫瘍は再発の早期発
見に適している(ゾル様細胞質又は組織CEA
測定法によるカツトオフ値は20〜25%である)。 2 ゾル様細胞質CEA値が10〜20ng/mgゾル
様細胞質蛋白である腫瘍例(ゾル様細胞質
CEA又は組織CEA測定法による有意値又はカ
ツトオフ値は35%までである)においては、技
術室の規定に従う場合には病状の進行あるいは
治療管理ならびに治療法およびCEA測定によ
る治療法の変更が可能である。 技術室の規定によれば、古い血清試料は好ま
しくは−21℃で保存し、最後の血清試料は常に
一連の新しい試料に連続している。この方法は
毎日の測定による再現性(分析間再現性)に対
するその日毎の測定による再現性(分析内再現
性)の比較に基づくものである。同じ日に行わ
れた一連の測定の方が精度が高く従つてこの腫
瘍マーカーはより低い組織濃度まで使用できる
ことは明らかである。 3 ゾル様細胞質CEA値が5ngCEA/mgゾル
様細胞質蛋白を示す乳癌例(ゾル様細胞質又は
組織CEA測定法によるカツトオフ値が45%)
におけるCEAの測定は、技術室の規定が前記
の点について維持される場合には科学的研究な
らびに情報収集のために使用することができ
る。 4 ゾル様細胞質CEA値が5ngCEA/mgゾル
様細胞質蛋白以下を示す乳癌例(ゾル様細胞質
又は組織CEA測定法によるカツトオフ値が45
%以上のもの)におけるCEAの測定は病気の
最終段階で血清CEA値が検知可能なまでに増
加し上記カツトオフ値よりも高いパーセントを
示す場合であつても全く無意味である。 上記の如く、乳癌における抗CEA−抗体含有
免疫治療剤による治療方針の計画立案あるいは鑑
別には使用できないことに留意しなければならな
い。 CEA分泌能や膜に存在するCEA分子について
は何ら適切な治療指針を与えることができない。
これらは腫瘍細胞がリーチ(reach)されるもの
であり、従つて統計的確率を与えるにすぎない。
ゾル様細胞質CEA又は組織CEA測定によること
ができない場合には、抗CEA−抗体による免疫
療法を必要とするものである。正確に定量するに
は、自己由来の生体腫瘍細胞の分離と分析が必要
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は組織CEA陽性でかつCEAを分泌する
乳癌患者のCEAの血清値の推移を示す曲線であ
るCT1から7はそれぞれアドリブラスチン50m
gを使用した化学療法期である。第2図は組織
CEA陰性の乳癌患者の血清CEA値の推移を示す
曲線である。第3図は段階的な血しようCEA値
を示すグラフである。図中aは転移をした患者か
ら得られたものであり、bは病気が治癒した状態
の患者から得られたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 腫瘍の初期治療または再発の分析期におい
    て、腫瘍マーカーとして血清中に含まれる癌胚抗
    原(CEA)のレベルを監視することが治療の指
    針として有効か否かを試験する方法であつて、 患者から腫瘍の一部を切除し; 切除した腫瘍の一部からゾル様細胞質を得て; ゾル様細胞質中のCEA含量を定量的に分析し、
    これによりゾル様細胞質中の全タンパク含量当り
    のCEA含量を求め;そして このCEA含量が、経験的に得られたゾル様細
    胞質中の全タンパク含量当りのCEA含量の分布
    パターンのカツトオフ値よりも大きいかどうかを
    決定することを特徴とする腫瘍マーカーとしての
    CEAの有効性の試験方法。 2 ホルモンレセプター分析用の腫瘍から得られ
    るゾル様細胞質中のCEA量を定量することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の試験方法。 3 上記腫瘍が乳癌、気管支癌、卵巣癌、膀胱癌
    又は腎臓癌である特許請求の範囲第1項又は第2
    項のいずれかの項記載の試験方法。
JP58069302A 1982-04-21 1983-04-21 治療指針のための癌胚抗原試験法 Granted JPS58195153A (ja)

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DE3362653D1 (en) 1986-04-30
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EP0092223B1 (en) 1986-03-26

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