JPH0470338B2 - - Google Patents
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- JPH0470338B2 JPH0470338B2 JP62232023A JP23202387A JPH0470338B2 JP H0470338 B2 JPH0470338 B2 JP H0470338B2 JP 62232023 A JP62232023 A JP 62232023A JP 23202387 A JP23202387 A JP 23202387A JP H0470338 B2 JPH0470338 B2 JP H0470338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- treatment
- water droplets
- contact angle
- ozone
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Landscapes
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、疎水性材料の表面処理方法に係り、
さらに詳細には、水の濡れ性を向上させて、水滴
を水膜化するのに好適な、濡れ性向上処理方法に
関するものである。
さらに詳細には、水の濡れ性を向上させて、水滴
を水膜化するのに好適な、濡れ性向上処理方法に
関するものである。
従来、疎水性材料表面における濡れ性向上のた
めの処理方法としては、コロナ放電処理方法、フ
レーム処理方法、クロム酸混液処理方法、紫外線
−オゾン処理(UV−O3処理)方法等が知られて
いる。
めの処理方法としては、コロナ放電処理方法、フ
レーム処理方法、クロム酸混液処理方法、紫外線
−オゾン処理(UV−O3処理)方法等が知られて
いる。
また、プラスチツク材料自体の濡れ性向上のた
めの手法としては、無機質フイラーや界面活性剤
の配合による方法が知られている。
めの手法としては、無機質フイラーや界面活性剤
の配合による方法が知られている。
なお、材料表面の処理に関する従来技術は、例
えば昭和43年10月20日近代編集社発行の永田宏二
著「接着技術」P.65〜P.71、さらには昭和62年3
月20日株式会社スリーボンドテクニカルニユース
編集委員会発行の「スリーボンドテクニカルニユ
ース」No.17に記載されている。
えば昭和43年10月20日近代編集社発行の永田宏二
著「接着技術」P.65〜P.71、さらには昭和62年3
月20日株式会社スリーボンドテクニカルニユース
編集委員会発行の「スリーボンドテクニカルニユ
ース」No.17に記載されている。
しかし、無機質フイラーや界面活性剤の添加
は、材料の特性を著しく低下させる上に、成型条
件も厳しくなることが多く、コストアツプの要因
ともなる。
は、材料の特性を著しく低下させる上に、成型条
件も厳しくなることが多く、コストアツプの要因
ともなる。
一方、フレーム処理方法やクロム酸混液処理方
法は、その取扱いが困難で、大量生産に適してい
るとは言えない。また、コロナ放電処理方法は、
ワーク上における水滴の接触角(すなわち、表面
張力によつてワーク上に水滴が付着している場合
に、ワーク接触面との間に形成される水滴端面の
迎角)低減効果の持続性に問題があつた。さら
に、紫外線−オゾン処理を含めて、前記した4つ
の材料表面処理方法、すなわちコロナ放電処理方
法、フレーム処理方法、クロム酸混液処理方法、
紫外線−オゾン処理方法によれば、接触角低減効
果は得られるものの、完全なものではなく、例え
ばポリプロピレンの接触角を未処理の状態の90度
前後から50度前後にまで低減することはできて
も、0度として水滴を水膜化することはできな
い。
法は、その取扱いが困難で、大量生産に適してい
るとは言えない。また、コロナ放電処理方法は、
ワーク上における水滴の接触角(すなわち、表面
張力によつてワーク上に水滴が付着している場合
に、ワーク接触面との間に形成される水滴端面の
迎角)低減効果の持続性に問題があつた。さら
に、紫外線−オゾン処理を含めて、前記した4つ
の材料表面処理方法、すなわちコロナ放電処理方
法、フレーム処理方法、クロム酸混液処理方法、
紫外線−オゾン処理方法によれば、接触角低減効
果は得られるものの、完全なものではなく、例え
ばポリプロピレンの接触角を未処理の状態の90度
前後から50度前後にまで低減することはできて
も、0度として水滴を水膜化することはできな
い。
他方、材料表面を粗面処理することにより、水
の濡れ性を向上させることも知られているが、こ
れは、材料平滑面での接触角が90度以下の材料に
限られており、例えばポリプロピレンのように、
疎水性の高い材料では、面粗さを大きくするにし
たがつて接触角が増加し、濡れ性は逆に低下して
しまう。
の濡れ性を向上させることも知られているが、こ
れは、材料平滑面での接触角が90度以下の材料に
限られており、例えばポリプロピレンのように、
疎水性の高い材料では、面粗さを大きくするにし
たがつて接触角が増加し、濡れ性は逆に低下して
しまう。
このように、従来技術にあつては、材料自体の
特性を損なうことなく、また生産性を損なうこと
なく、材料表面における水滴形成を迎えて水膜化
することはできなかつた。
特性を損なうことなく、また生産性を損なうこと
なく、材料表面における水滴形成を迎えて水膜化
することはできなかつた。
本発明の目的は、材料の組成を変えることな
く、また生産性をも損なうことなく、簡単な方法
によつて疎水性材質の表面に付着する水の水膜化
をはかり、飛散水や流水、さらには結露水が水滴
化するのを防止することにある。
く、また生産性をも損なうことなく、簡単な方法
によつて疎水性材質の表面に付着する水の水膜化
をはかり、飛散水や流水、さらには結露水が水滴
化するのを防止することにある。
前記目的は、疎水性材料からなるモールド樹脂
の表面に、射出成形用金型面にあらかじめ形成し
た粗面を転写することにより、そのモールド樹脂
の表面に、水滴を水膜化する水膜形成用の粗面処
理をほどこし、その後前記モールド樹脂の粗面に
紫外線−オゾン処理およびコロナ放電処理のいず
れか一方による接触角低減処理をほどこすことに
よつて達成される。
の表面に、射出成形用金型面にあらかじめ形成し
た粗面を転写することにより、そのモールド樹脂
の表面に、水滴を水膜化する水膜形成用の粗面処
理をほどこし、その後前記モールド樹脂の粗面に
紫外線−オゾン処理およびコロナ放電処理のいず
れか一方による接触角低減処理をほどこすことに
よつて達成される。
疎水性の高い材料表面の面粗さを大きくする、
つまり荒らしてゆくにしたがつて、水滴の接触角
は大きくなる。これと同時に、固体表面上を進ん
でいく水滴のひきずられる側の示す接触角、すな
わち後退接触角も増大し、この後退接触角の増加
により、水滴は転がりにくくなる。つまり、材料
傾斜面に付着した水滴が大きくなつても転がり落
ちにくくなり、付着水滴の重量が大きくなる。
つまり荒らしてゆくにしたがつて、水滴の接触角
は大きくなる。これと同時に、固体表面上を進ん
でいく水滴のひきずられる側の示す接触角、すな
わち後退接触角も増大し、この後退接触角の増加
により、水滴は転がりにくくなる。つまり、材料
傾斜面に付着した水滴が大きくなつても転がり落
ちにくくなり、付着水滴の重量が大きくなる。
しかし、前記した粗面化処理方法を採用した場
合、材料は、その表面形状が変つただけであり、
材料の疎水性は相変らず高いため、水をはじいて
しまい、このように、粗面化単独処理のみでは、
水滴を水膜化することができない。
合、材料は、その表面形状が変つただけであり、
材料の疎水性は相変らず高いため、水をはじいて
しまい、このように、粗面化単独処理のみでは、
水滴を水膜化することができない。
また、疎水性の高い材料表面の親水化処理とし
て、例えば紫外線−オゾン処理をおこなつた場
合、水滴の接触角は低減され、同時に後退接触角
も低下するため、前記した粗面化処理とは逆に、
水滴は転がり易くなる。
て、例えば紫外線−オゾン処理をおこなつた場
合、水滴の接触角は低減され、同時に後退接触角
も低下するため、前記した粗面化処理とは逆に、
水滴は転がり易くなる。
したがつて、傾斜面における水滴は、比較的小
さな水滴の段階でも転がり落ちてしまうので、そ
の付着水量を低減することができるが、親水化単
独処理では、疎水性の高い材料の接触角を0度に
することはできず、ひいては水滴を水膜化するこ
ともできない。
さな水滴の段階でも転がり落ちてしまうので、そ
の付着水量を低減することができるが、親水化単
独処理では、疎水性の高い材料の接触角を0度に
することはできず、ひいては水滴を水膜化するこ
ともできない。
これに対し、材料表面の粗面化処理と親水化処
理とを組み合わせることにより、始めて水滴の水
膜化現象が生じる。
理とを組み合わせることにより、始めて水滴の水
膜化現象が生じる。
これをさらに詳述すると、既述のごとく、平滑
面に対する紫外線−オゾン単独処理によれば、接
触角低減効果によつて水滴が広がり、傾斜面での
付着水滴量も減少するが、一定の大きさになる
と、水滴は転がり落ちてしまう。
面に対する紫外線−オゾン単独処理によれば、接
触角低減効果によつて水滴が広がり、傾斜面での
付着水滴量も減少するが、一定の大きさになる
と、水滴は転がり落ちてしまう。
しかし、処理面が粗面であれば、その後退接触
角増加作用により、水滴には、その場に留まろう
とする力が働き、近傍の水滴と結合し合う現象が
生じ、飛散水や結露水の量が増すにつれて、水滴
はさらに結合し合い、最終的には、水膜が形成さ
れる。そして、一度水膜が形成されると、完全に
乾燥しない限り、水滴の状態と比較して、水膜の
厚さが極めて薄い状態で表面張力がつり合うた
め、付着する水の総量は、一面に水滴が付着した
状態よりも著しく減少する。つまり、材料表面に
おける粗面処理の効果と、親水化処理の効果とが
つり合つた時に、始めて水滴が水膜化する現象が
生じ、付着水量を大巾に低減することが可能とな
る。この原理を第4図および第5図にもとづいて
説明する。
角増加作用により、水滴には、その場に留まろう
とする力が働き、近傍の水滴と結合し合う現象が
生じ、飛散水や結露水の量が増すにつれて、水滴
はさらに結合し合い、最終的には、水膜が形成さ
れる。そして、一度水膜が形成されると、完全に
乾燥しない限り、水滴の状態と比較して、水膜の
厚さが極めて薄い状態で表面張力がつり合うた
め、付着する水の総量は、一面に水滴が付着した
状態よりも著しく減少する。つまり、材料表面に
おける粗面処理の効果と、親水化処理の効果とが
つり合つた時に、始めて水滴が水膜化する現象が
生じ、付着水量を大巾に低減することが可能とな
る。この原理を第4図および第5図にもとづいて
説明する。
第4図および第5図において、符号aはプラス
チツク板、bはプラスチツク板aの親水化表面処
理層、cは水膜、dは水滴、d′は水滴跡を示し、
第5図に示すように、プラスチツク板aの表面を
粗面化処理しただけの場合、当該プラスチツク板
aの表面に付着した水滴dは、或る一定の大きさ
に生長すると転がり落ち、再び水滴dが付着す
る。
チツク板、bはプラスチツク板aの親水化表面処
理層、cは水膜、dは水滴、d′は水滴跡を示し、
第5図に示すように、プラスチツク板aの表面を
粗面化処理しただけの場合、当該プラスチツク板
aの表面に付着した水滴dは、或る一定の大きさ
に生長すると転がり落ち、再び水滴dが付着す
る。
これに対し、第4図に示すように、プラスチツ
ク板aの表面を粗面化処理した後、紫外線−オゾ
ン処理等の親水化処理をほどこした場合は、水滴
dの成長過程において、隣り合う水滴同士が結合
し合い、水膜化して、それ以上水滴dは付着せ
ず、プラスチツク板aに対する水の付着総重量
は、非常に少ない状態で安定化する。
ク板aの表面を粗面化処理した後、紫外線−オゾ
ン処理等の親水化処理をほどこした場合は、水滴
dの成長過程において、隣り合う水滴同士が結合
し合い、水膜化して、それ以上水滴dは付着せ
ず、プラスチツク板aに対する水の付着総重量
は、非常に少ない状態で安定化する。
すなわち、本発明方法によつて表面処理された
材料は、水の流れ性向上や結露防止、さらには乾
燥効率向上化に大きな効果を奏するものであつ
て、全自動食器洗浄器の食器収納槽や蓋に利用し
て好適である以外に、例えば冷却器や熱交換器に
利用した場合にも、蒸発の速い特性を活かすこと
ができる。
材料は、水の流れ性向上や結露防止、さらには乾
燥効率向上化に大きな効果を奏するものであつ
て、全自動食器洗浄器の食器収納槽や蓋に利用し
て好適である以外に、例えば冷却器や熱交換器に
利用した場合にも、蒸発の速い特性を活かすこと
ができる。
また、本発明によれば、接触角低減処理方法と
して、既述のごとく、大量生産性に適していない
フレーム処理方法やクロム酸混液処理方法を採用
することなく、紫外線−オゾン処理方法およびコ
ロナ放電処理方法のいずれか一方の処理方法を採
用したことに加えて、さらに、疎水性材料からな
るモールド樹脂の表面に対し、水膜形成用の粗面
処理として、射出成形用金型面にあらかじめ形成
した粗面をモールド樹脂の表面に転写するように
したものであつて、これによれば、射出成形用金
型面に一度粗面を形成してしまえば、その後は、
樹脂材料のモールド成形即樹脂表面の粗面処理と
なり、既に製品化されたモールド成形品の1つ1
つにその都度、例えばサンドブラスト等の粗面処
理をほどこす必要がなくなり、この点でもこの種
成形品の生産性を向上させることができる。
して、既述のごとく、大量生産性に適していない
フレーム処理方法やクロム酸混液処理方法を採用
することなく、紫外線−オゾン処理方法およびコ
ロナ放電処理方法のいずれか一方の処理方法を採
用したことに加えて、さらに、疎水性材料からな
るモールド樹脂の表面に対し、水膜形成用の粗面
処理として、射出成形用金型面にあらかじめ形成
した粗面をモールド樹脂の表面に転写するように
したものであつて、これによれば、射出成形用金
型面に一度粗面を形成してしまえば、その後は、
樹脂材料のモールド成形即樹脂表面の粗面処理と
なり、既に製品化されたモールド成形品の1つ1
つにその都度、例えばサンドブラスト等の粗面処
理をほどこす必要がなくなり、この点でもこの種
成形品の生産性を向上させることができる。
以下、本発明を、第1図〜第3図の一実施例に
もとづいて説明する。
もとづいて説明する。
まず、ポリプロピレン(日泉化学−215H)を
材料として用い、射出成形によつて、平滑面
(Rmax=2μm)を有する成形品を得、室温にお
ける接触角を測定したところ、90度〜94度であつ
た。
材料として用い、射出成形によつて、平滑面
(Rmax=2μm)を有する成形品を得、室温にお
ける接触角を測定したところ、90度〜94度であつ
た。
次に、この平滑面を、紫外線−オゾン処理した
ところ、その接触角は、74度〜78度で減少した。
なお、この時に用いた紫外線ランプの強度は、波
長が253.7nmにおいて10mW/cm2、at10mmであ
り、波長が184.9nmにおいて1.5mW/cm2,at10mm
であり、オゾンの濃度は約20ppm、雰囲気温度は
20℃で、20分間処理をおこなつた。ちなみに、同
条件で100分間処理をおこなつた場合でも、その
接触角は、約70度までしか減少しなかつた。
ところ、その接触角は、74度〜78度で減少した。
なお、この時に用いた紫外線ランプの強度は、波
長が253.7nmにおいて10mW/cm2、at10mmであ
り、波長が184.9nmにおいて1.5mW/cm2,at10mm
であり、オゾンの濃度は約20ppm、雰囲気温度は
20℃で、20分間処理をおこなつた。ちなみに、同
条件で100分間処理をおこなつた場合でも、その
接触角は、約70度までしか減少しなかつた。
次いで、前記射出成形用金型の表面をサンドブ
ラスト処理し、粗面(Rmax=20μm)の成形品
を作成して、この接触角を測定したところ、その
値は、124〜130度にまで増加した。また、この測
定面を垂直に固定し、その面に付着したまま下に
転がり落ちない最大の水滴重量を測定したとこ
ろ、平滑面(Rmax=2μm)では約15mgだつたも
のが、粗面(Rmax=20μm)では、約45mgと3
倍になつた。つまり、材料表面を粗面化すること
により、より大きな水滴が付着したまま留まるこ
とを裏付けるものである。
ラスト処理し、粗面(Rmax=20μm)の成形品
を作成して、この接触角を測定したところ、その
値は、124〜130度にまで増加した。また、この測
定面を垂直に固定し、その面に付着したまま下に
転がり落ちない最大の水滴重量を測定したとこ
ろ、平滑面(Rmax=2μm)では約15mgだつたも
のが、粗面(Rmax=20μm)では、約45mgと3
倍になつた。つまり、材料表面を粗面化すること
により、より大きな水滴が付着したまま留まるこ
とを裏付けるものである。
なお、前記した3種類の試料(すなわち、材料
の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しの場合
と、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理有
りの場合、さらには材料の表面が粗面で、紫外線
−オゾン処理無しの場合)にあつては、いずれの
場合においても、水滴は水膜化せず、連続的に材
料垂直面に霧状水を噴霧していつた場合、水滴
は、それぞれ或る一定の大きさに生長すると落下
し、その跡に再び水滴が付着するというサイクル
が繰り返しおこなわれた。
の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しの場合
と、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理有
りの場合、さらには材料の表面が粗面で、紫外線
−オゾン処理無しの場合)にあつては、いずれの
場合においても、水滴は水膜化せず、連続的に材
料垂直面に霧状水を噴霧していつた場合、水滴
は、それぞれ或る一定の大きさに生長すると落下
し、その跡に再び水滴が付着するというサイクル
が繰り返しおこなわれた。
これに対し、第1図に示すように、粗面
(Rmax=20μm)加工した(なお、第1図中、符
号2は粗面を示している)ポリプロピレン板(日
泉化学−215H)1に対し、前記と同条件の紫外
線−オゾン処理をほどこした場合(第1図中、符
号3は紫外線−オゾン処理層を示している)、初
期的に付着する噴霧水は水滴化し、その接触角
は、110度〜115度と、平滑面に対して増加してい
るが、水滴の生長過程において、隣り合う水滴同
士が接触し合う挙動を示し、これがさらに進む
と、最終的には、全面が薄い水膜となる。そし
て、この水膜は、極めて薄い状態で安定化し、さ
らに噴霧水や飛散水が付着するような状況におい
ても、水膜厚が増加することはなかつた。
(Rmax=20μm)加工した(なお、第1図中、符
号2は粗面を示している)ポリプロピレン板(日
泉化学−215H)1に対し、前記と同条件の紫外
線−オゾン処理をほどこした場合(第1図中、符
号3は紫外線−オゾン処理層を示している)、初
期的に付着する噴霧水は水滴化し、その接触角
は、110度〜115度と、平滑面に対して増加してい
るが、水滴の生長過程において、隣り合う水滴同
士が接触し合う挙動を示し、これがさらに進む
と、最終的には、全面が薄い水膜となる。そし
て、この水膜は、極めて薄い状態で安定化し、さ
らに噴霧水や飛散水が付着するような状況におい
ても、水膜厚が増加することはなかつた。
しかして、垂直に立てた前記各試料(すなわ
ち、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無
しの場合と、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾ
ン処理有りの場合と、材料の表面が粗面で、紫外
線−オゾン処理無しの場合、さらには材料の表面
が粗面で、紫外線−オゾン処理有りの場合)に対
し、同一条件で蒸留水を噴霧した場合の最大付着
水量を測定した結果、材料の表面が粗面で、紫外
線−オゾン処理無しの場合を100%とすると、材
料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しの場
合で約85%、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾ
ン処理有りの場合で約75%であるのに対し、材料
の表面が粗面で、紫外線−オゾン処理有りの場合
(すなわち、薄い水膜が形成された場合)には、
約40%と著しく付着水量の低下が認められた。
ち、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無
しの場合と、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾ
ン処理有りの場合と、材料の表面が粗面で、紫外
線−オゾン処理無しの場合、さらには材料の表面
が粗面で、紫外線−オゾン処理有りの場合)に対
し、同一条件で蒸留水を噴霧した場合の最大付着
水量を測定した結果、材料の表面が粗面で、紫外
線−オゾン処理無しの場合を100%とすると、材
料の表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しの場
合で約85%、材料の表面が平滑で、紫外線−オゾ
ン処理有りの場合で約75%であるのに対し、材料
の表面が粗面で、紫外線−オゾン処理有りの場合
(すなわち、薄い水膜が形成された場合)には、
約40%と著しく付着水量の低下が認められた。
第2図は第1図に示すポリプロピレン板1(す
なわち、材料表面が粗面で、紫外線−オゾン処理
有りの場合のポリプロピレン板)を、食器収納槽
および蓋に用いた全自動食器洗浄器の縦断面図で
あり、第2図中、符号4が食器収納槽、5が蓋、
6はアームノズル、7はヒータ、8は通気パイプ
である。
なわち、材料表面が粗面で、紫外線−オゾン処理
有りの場合のポリプロピレン板)を、食器収納槽
および蓋に用いた全自動食器洗浄器の縦断面図で
あり、第2図中、符号4が食器収納槽、5が蓋、
6はアームノズル、7はヒータ、8は通気パイプ
である。
そして、第2図には符号4で示す食器収納槽4
と蓋5とを、下記のポリプロピレン板、すなわち
材料表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しのポ
リプロピレン板で成形した全自動食器洗浄器を
得、これと前記第2図に示す全自動食器洗浄器と
の槽内温度を、ヒーターによつて60℃まで昇温
し、約80%RHの雰囲気内において、乾燥時間の
比較をおこなつた結果が第3図に示されている。
すなわち、第3図は第2図に示す全自動食器洗浄
器の乾燥時間と付着水重量比との関係を、従来形
全自動食器洗浄器のそれと比較して示す乾燥時間
−付着水重量比特性線図である。
と蓋5とを、下記のポリプロピレン板、すなわち
材料表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無しのポ
リプロピレン板で成形した全自動食器洗浄器を
得、これと前記第2図に示す全自動食器洗浄器と
の槽内温度を、ヒーターによつて60℃まで昇温
し、約80%RHの雰囲気内において、乾燥時間の
比較をおこなつた結果が第3図に示されている。
すなわち、第3図は第2図に示す全自動食器洗浄
器の乾燥時間と付着水重量比との関係を、従来形
全自動食器洗浄器のそれと比較して示す乾燥時間
−付着水重量比特性線図である。
第3図から明らかなように、食器収納槽と蓋と
して、材料表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無
しのポリプロピレン板を用いた場合(第3図の符
号10。つまり、水膜が形成されていない場合)
は、初期付着量が多いことに加えて、蒸発が進む
にしたがつて、水滴が小さくなり、その表面積も
小さくなるため、蒸発速度が低下し、乾燥時間を
多く必要とする。
して、材料表面が平滑で、紫外線−オゾン処理無
しのポリプロピレン板を用いた場合(第3図の符
号10。つまり、水膜が形成されていない場合)
は、初期付着量が多いことに加えて、蒸発が進む
にしたがつて、水滴が小さくなり、その表面積も
小さくなるため、蒸発速度が低下し、乾燥時間を
多く必要とする。
これに対し、第2図に示すように、食器収納槽
4と蓋5として、第1図のポリプロピレン板1を
用いた場合(第3図の符号9。つまり、水膜が形
成されている場合)は、食器収納槽内が完全に乾
燥するまでの時間を、第3図に符号10で示す従
来に比べて、約20分短縮することができた。
4と蓋5として、第1図のポリプロピレン板1を
用いた場合(第3図の符号9。つまり、水膜が形
成されている場合)は、食器収納槽内が完全に乾
燥するまでの時間を、第3図に符号10で示す従
来に比べて、約20分短縮することができた。
なお、本発明は、材料の極表層のみに濡れ性向
上処理をほどこすものであつて、実験結果におい
ても、材料自体の特性におよぼす影響はほとんど
みられず、実用上、特に問題は生じなかつた。
上処理をほどこすものであつて、実験結果におい
ても、材料自体の特性におよぼす影響はほとんど
みられず、実用上、特に問題は生じなかつた。
また、前記実施例においては、紫外線−オゾン
処理によつて材料表面を親水化処理した場合につ
いて例示したが、実験によれば、コロナ放電によ
つて材料表面を処理した場合にも、前記と全く同
様、良好な結果を得ることができた。
処理によつて材料表面を親水化処理した場合につ
いて例示したが、実験によれば、コロナ放電によ
つて材料表面を処理した場合にも、前記と全く同
様、良好な結果を得ることができた。
本発明の以上のごときであり、図示実施例の説
明からも明らかなように、本発明によれば、材料
の組成を変えることなく、また生産性をも損なう
ことなく、簡単な方法によつて疎水性材質の表面
に付着する水の水膜化をはかり、飛散水や流水、
さらには結露水が水滴化するのを防止することが
できる。
明からも明らかなように、本発明によれば、材料
の組成を変えることなく、また生産性をも損なう
ことなく、簡単な方法によつて疎水性材質の表面
に付着する水の水膜化をはかり、飛散水や流水、
さらには結露水が水滴化するのを防止することが
できる。
すなわち、本発明方法によつて表面処理された
材料は、水の流れ性向上や結露防止、さらには乾
燥効率向上化に大きな効果を奏するものであつ
て、第2図に例示した全自動食器洗浄器の食器収
納槽4や蓋5に利用した好適である以外に、例え
ば冷却器や熱交換器に利用した場合にも、蒸発の
速い特性を活かすことができる。
材料は、水の流れ性向上や結露防止、さらには乾
燥効率向上化に大きな効果を奏するものであつ
て、第2図に例示した全自動食器洗浄器の食器収
納槽4や蓋5に利用した好適である以外に、例え
ば冷却器や熱交換器に利用した場合にも、蒸発の
速い特性を活かすことができる。
また、本発明によれば、接触角低減処理方法と
して、既述のごとく、大量生産性に適していない
フレーム処理方法やクロム酸混液処理方法を採用
することなく、紫外線−オゾン処理方法およびコ
ロナ放電処理方法のいずれか一方の処理方法を採
用したことに加えて、さらに、疎水性材料からな
るモールド樹脂の表面に対し、水膜形成用の粗面
処理として、射出成形用金型面にあらかじめ形成
した粗面をモールド樹脂の表面に転写するように
したものであつて、これによれば、射出成形用金
型面に一度粗面を形成してしまえば、その後は、
樹脂材料のモールド成形即樹脂表面の粗面処理と
なり、既に製品化されたモールド成形品の1つ1
つにその都度、例えばサンドブラスト等の粗面処
理をほどこす必要がなくなり、この点でもこの種
成形品の生産性を向上させることができる。
して、既述のごとく、大量生産性に適していない
フレーム処理方法やクロム酸混液処理方法を採用
することなく、紫外線−オゾン処理方法およびコ
ロナ放電処理方法のいずれか一方の処理方法を採
用したことに加えて、さらに、疎水性材料からな
るモールド樹脂の表面に対し、水膜形成用の粗面
処理として、射出成形用金型面にあらかじめ形成
した粗面をモールド樹脂の表面に転写するように
したものであつて、これによれば、射出成形用金
型面に一度粗面を形成してしまえば、その後は、
樹脂材料のモールド成形即樹脂表面の粗面処理と
なり、既に製品化されたモールド成形品の1つ1
つにその都度、例えばサンドブラスト等の粗面処
理をほどこす必要がなくなり、この点でもこの種
成形品の生産性を向上させることができる。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第
1図は材料表面に粗面処理をほどこした後、さら
に紫外線−オゾン処理(UV−O3処理)をほどこ
したポリプロピレン板の断面図、第2図は第1図
に示すポリプロピレン板を食器収納槽および蓋に
用いた全自動食器洗浄器の縦断面図、第3図は第
2図に示す全自動食器洗浄器の乾燥時間と付着水
重量比との関係を、従来形全自動食器洗浄器のそ
れと比較して示す乾燥時間−付着水重量比特性線
図、第4図は本発明方法によつて処理された材料
表面に水膜が形成される場合の原理説明図、第5
図は本発明方法を完全に実施することなく、途中
まで実施して得られた材料表面に水膜が形成され
ない場合の原理説明図である。 1……ポリプロピレン板、2……粗面、3……
紫外線−オゾン処理層。
1図は材料表面に粗面処理をほどこした後、さら
に紫外線−オゾン処理(UV−O3処理)をほどこ
したポリプロピレン板の断面図、第2図は第1図
に示すポリプロピレン板を食器収納槽および蓋に
用いた全自動食器洗浄器の縦断面図、第3図は第
2図に示す全自動食器洗浄器の乾燥時間と付着水
重量比との関係を、従来形全自動食器洗浄器のそ
れと比較して示す乾燥時間−付着水重量比特性線
図、第4図は本発明方法によつて処理された材料
表面に水膜が形成される場合の原理説明図、第5
図は本発明方法を完全に実施することなく、途中
まで実施して得られた材料表面に水膜が形成され
ない場合の原理説明図である。 1……ポリプロピレン板、2……粗面、3……
紫外線−オゾン処理層。
Claims (1)
- 疎水性材料からなるモールド樹脂の表面に、射
出成形用金型面にあらかじめ形成した粗面を転写
することにより、そのモールド樹脂の表面に、水
滴を水膜化する水膜形成用の粗面処理をほどこ
し、その後前記モールド樹脂の粗面に紫外線−オ
ゾン処理およびコロナ放電処理のいずれか一方に
よる接触角低減処理をほどこすことを特徴とする
濡れ性向上処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62232023A JPS6475539A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Treatment for improving wettability |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62232023A JPS6475539A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Treatment for improving wettability |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6475539A JPS6475539A (en) | 1989-03-22 |
| JPH0470338B2 true JPH0470338B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=16932750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62232023A Granted JPS6475539A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Treatment for improving wettability |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6475539A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4407839A1 (de) * | 1994-03-09 | 1995-09-14 | Eastman Kodak Co | Verfahren zur Beeinflußung des Benetzungswinkels der Düsenaustrittsfläche von Tintendruckköpfen |
| DE20004244U1 (de) * | 2000-03-09 | 2000-05-18 | Degussa-Hüls AG, 60311 Frankfurt | Geschirrkorb für eine Geschirrspülmaschine |
| CN1318485C (zh) * | 2004-02-24 | 2007-05-30 | 中国科学院化学研究所 | 改变聚合物材料表面浸润性的方法 |
| EP2086745A4 (en) * | 2006-10-25 | 2013-04-03 | Agency Science Tech & Res | CHANGE OF SURFACE TREATMENT CHARACTERISTICS OF A SUBSTRATE |
| JP6138098B2 (ja) * | 2014-10-29 | 2017-05-31 | リンナイ株式会社 | 食器洗浄機 |
| KR101720998B1 (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-11 | 한국생산기술연구원 | 솔더볼 제조장치 및 방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4932135A (ja) * | 1972-07-27 | 1974-03-23 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP62232023A patent/JPS6475539A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6475539A (en) | 1989-03-22 |
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