JPH047215Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH047215Y2 JPH047215Y2 JP1985160511U JP16051185U JPH047215Y2 JP H047215 Y2 JPH047215 Y2 JP H047215Y2 JP 1985160511 U JP1985160511 U JP 1985160511U JP 16051185 U JP16051185 U JP 16051185U JP H047215 Y2 JPH047215 Y2 JP H047215Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- layer
- line
- phosphorescent
- luminescent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 33
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 12
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 11
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 5
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 46
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 7
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 229910052984 zinc sulfide Inorganic materials 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010029216 Nervousness Diseases 0.000 description 1
- NYZGMENMNUBUFC-UHFFFAOYSA-N P.[S-2].[Zn+2] Chemical compound P.[S-2].[Zn+2] NYZGMENMNUBUFC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006087 Silane Coupling Agent Substances 0.000 description 1
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000003760 hair shine Effects 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 238000004020 luminiscence type Methods 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 239000012071 phase Substances 0.000 description 1
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 1
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 1
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 1
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 239000006097 ultraviolet radiation absorber Substances 0.000 description 1
- 239000012463 white pigment Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車の安全運行を確保するため等
に道路端やトンネル内等に設置される視線誘導体
に関する。 〔従来の技術〕 従来、上記種類の視線誘導体は、光反射式のも
のがほとんどであつた。光反射式の視線誘導体
は、例えば、第6図に例示したように、異方向を
向く多数の反射面を集合させてなる反射板1を支
持杆2で支持してなる。このような視線誘導体A
は、例えば、第5図に例示したように道路Rに沿
つて設置したガードレールGに並べて設置され
る。これによると、夜間等の暗時に道路Rを走行
する自動車から照射された光が各視線誘導体A…
の反射板1…に当たつて反射するので、運転者は
光が当たつている範囲にある多数の反射板1…の
それぞれからの反射光によつて視線が誘導され、
道路Rのカーブ状況等を知ることになる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、上記したような光反射式の視線誘導体
Aは、反射光の輝度が比較的高いのでその視認が
容易であるものの、自動車から照射された光が当
たつているときのみ輝くだけであり、光が当たつ
ていない箇所にあるものは全く輝かない。 道路を走行中の自動車は、ヘツドライトの照射
方向を水平前方に向けると対向車や先行車の走行
の邪魔になる場合があり、そのときは、その照射
方向を斜め下向きにする。そのようにした場合に
は、照射範囲が特に狭くなる。従つて、上記した
従来の視線誘導体A…を並べて設置してある道路
Rでヘツドライトの照射方向を斜め下向きにして
自動車を走行させる場合には、狭い範囲にある反
射板1…によつて道路Rのカーブ状況等を判断し
なければならず、運転者にとつてはその判断に神
経を使つて疲労しやすく、やゝもすると判断の甘
さから事故を引き起こすことにもなりかねない。 本考案は以上の事情を改善するためになされた
もので、一旦光が照射されると光照射がやまつた
後の一定時間内は放光する蓄光式の視線誘導体を
提供することによつて、広範囲にある視線誘導体
から出る光を、走行中の自動車の運転者が視認で
きるようにして、道路のカーブ状況等を容易かつ
的確に判断できるようにすることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本考案の視線誘導体
は、光照射によつて蓄光し光照射をやめた後の一
定時間内に放光する蓄光顔料の個々の粒子にシリ
カコーテイングを施して紫外線吸収性を持つ合成
樹脂層中に混在してなる蓄光層と、光反射面を持
つ基材層とを積層した放光部を有する点に要旨を
有する。 〔作用〕 周知のように、蓄光顔料とは、太陽の自然光線
や螢光灯等の人工光線を吸収蓄積し、光の照射を
やめた後は暗所で光を徐々に放出して一定時間発
光する螢光体のことである。このような蓄光顔料
の蓄光性・放光性は、光照射によつて励起状態と
なつた螢光体が照射停止によつて安定状態に戻る
ことによる。従つて、上記構成の視線誘導体は、
蓄光層に含まれている蓄光顔料の特質により蓄積
した光を暗所において放出する。 ところで、蓄光顔料としては硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Cu)が公知であり、このZnS:Cuは紫外
線、水、空気の影響を受けて科学変化を起こし黒
化する性質を持ち、耐候性の点で問題を抱えてい
る。しかし、本考案の視線誘導体では、上記蓄光
顔料の個々の粒子にシリカコーテイングを施し、
しかも、蓄光顔料を含む蓄光層を紫外線吸収性を
持つ合成樹脂層によつて形成しているので、蓄光
顔料の個々の粒子のそれぞれが紫外線、水、空気
の影響から保護され、黒化の進行が防止される。
即ち、蓄光顔料の個々の粒子を包むシリカコーテ
イングの層によつて蓄光顔料に対する水や空気の
影響が遮断され、蓄光層を形成する合成樹脂層が
紫外線を吸収して蓄光顔料の紫外線劣化が防止さ
れる。また、上記蓄光層は反射面を持つ基材層と
積層されているので、放光時の光の輝きが反射面
からの反射光によつて高められる。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 第1図は本考案の視線誘導体の放光部10の具
体構成を示したもので、11は基材層、12は反
射層、13は蓄光層、14は透明な表面保護層で
あり、これらはこの順に積層されている。 基材層11には鉄板、合成樹脂板、合成樹脂フ
イルム等が採用される。反射層13は基材層11
の表面に接着等の適宜手段によつて積層されてお
り、一般的には白色の合成樹脂層によつて形成さ
れる。即ち、白色顔料を混入したポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)ペレツトを溶融後、基材層11の
表面に積層してなる。反射層12を白色にするこ
とにより、光の反射度が高まり、後述する蓄光層
13からの放光の視認性が向上する。蓄光層13
もPVCよりなり、この層13には蓄光顔料15
が混入されているのでその表面は粗である。蓄光
層13に混入されている蓄光顔料15はその個々
の粒子がシリカコーテイングされている必要があ
る。蓄光顔料15の個々の粒子径は5〜25ミクロ
ンであることが好ましい。この程度の粒子径であ
ると、蓄光顔料15の個々の粒子を均一に薄膜コ
ーテイングすることが可能であり、そのようにす
ることによつて、蓄光層13に混在させても蓄光
層13の強度低下が避けられる。また、必要コー
テイング材料を少なく抑えることができるので、
経済性の面でも好ましい。透明層14は蓄光層1
3の表面が粗であるから必要であり、放光部10
の表面を平滑にすることに役立ち、PVCにより
形成されている。 第2図は本考案の視線誘導体Aを例示してい
る。同図において、20は放光部10を保持した
枠体であつて、この枠体20が従来例で説明した
反射板1の上に取り付けられている。 このような視線誘導体Aを道路端に多数並べて
設置しておくと、夜間等の暗時に道路を走行する
自動車から照射された光がその光の照射範囲にあ
る各視線誘導体A…の放光部10…に当たつて蓄
光され、その自動車が通り過ぎた後は放光部10
への光の照射がやまるので、蓄光された光がその
後徐々に放光される。従つて、夜間等の暗時にお
いて、先行車のヘツドライトによつて照らされた
視線誘導体Aは、その先行車が通過した後で一定
時間内(約10秒間)は放光し続け、後続車の運転
者はその光を見て道路のカーブ状況等を的確に判
断することができる。この場合に、先行車によつ
て光が照射される範囲はその先行車の走行によつ
て連続的にその走行方向へ移行するので、後続車
の運転者は極めて広い範囲にある視線誘導体Aか
らの放光を即時に視認できる。従つて、道路状況
を的確に判断できるようになり、走行の安全性が
高まる。第2図の視線誘導体Aのように、放光部
10と反射板1とを兼備したものでは、後続車の
運転車は、上記した放光部20からの放光を広範
囲で視認しつつ、同時に、反射板1からの反射光
をも視認しながら走行することになるので、道路
のカーブ状況等を一層的確に判断できる。 第2図では反射板1と放光部10とを兼備した
の視線誘導体Aを説明したが、この点は、第3図
のように放光部10を枠体20に保持させ、これ
のみを支持杆2に支持させたものでもよい。ま
た、第4図のように放光部10をテープ状に成形
してガードレールG等に線状に貼り付けておいて
もよい。 上記した実施例はいずれも道路交通上の安全性
を確保するための視線誘導体に関するものである
が、本考案の視線誘導体はその他の用途にも同様
に使用できる。例えば、金網フエンスの張線、横
糸或いは縦糸として使用すると、蓄光顔料15が
混在されている蓄光層13に光が吸収蓄積され、
蓄積された光が徐々に放出される。そのため、夜
間においても金網フエンスの存在が明確に視認で
きる。 ところで、蓄光顔料15は紫外線、水及び空気
中の酸素の影響によつてその蓄光・発光特性を劣
化させるが、上述のように蓄光顔料15の個々の
粒子がシリカコーテイングされていると、そのコ
ーテイング層によつて水と酸素の影響が遮断され
る。また、合成樹脂層は紫外線吸収能を有するよ
うに構成されているので、蓄光顔料15の紫外線
劣化が防止される。このような作用を果たす合成
樹脂層としては、PVCやポリメチルメタクリレ
ート(MMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)等があり、紫外線吸収能を樹脂
自身が持つものもあるが、それらの合成樹脂層中
に紫外線吸収材を混入して紫外線吸収能をより完
全に発揮されることが望まれる。 蓄光顔料をシリカコーテイングするための方法
として、気相エツチング法、液相反応法、エマル
ジヨン反応法等、種々のものを採用できる。 蓄光顔料15を蓄光層13に混在させる場合、
蓄光顔料15と蓄光層13との密着性が乏しい
と、蓄光顔料15の脱落等の問題を生じる。この
ような問題に対処するためには、例えば、蓄光顔
料15のシリカコーテイングの上に、さらにシラ
ンカツプリング剤をコーテイングすることが望ま
れる。このようにしておくと、蓄光顔料15のシ
ランカツプリングコーテイング層と蓄光層13と
の相溶性が改善され、両者の密着性が高められる
ことが実験により確認されている。 次に、シリカコーテイングしていない蓄光顔料
を蓄光層に混在させた放光層(比較品)の輝度と
シリカコーテイングした蓄光顔料を蓄光層に混在
させた放光層(本考案の視線誘導体に用いられる
放光層:考案品)の輝度とを、紫外線カーボンア
ークウエザーメーターで測定して比較した結果を
示す。なお、この比較実験は、蓄光層をPVCと
し、蓄光顔料を40%、紫外線吸収剤をPVCに対
して0.3%混入した場合についてのものである。
に道路端やトンネル内等に設置される視線誘導体
に関する。 〔従来の技術〕 従来、上記種類の視線誘導体は、光反射式のも
のがほとんどであつた。光反射式の視線誘導体
は、例えば、第6図に例示したように、異方向を
向く多数の反射面を集合させてなる反射板1を支
持杆2で支持してなる。このような視線誘導体A
は、例えば、第5図に例示したように道路Rに沿
つて設置したガードレールGに並べて設置され
る。これによると、夜間等の暗時に道路Rを走行
する自動車から照射された光が各視線誘導体A…
の反射板1…に当たつて反射するので、運転者は
光が当たつている範囲にある多数の反射板1…の
それぞれからの反射光によつて視線が誘導され、
道路Rのカーブ状況等を知ることになる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、上記したような光反射式の視線誘導体
Aは、反射光の輝度が比較的高いのでその視認が
容易であるものの、自動車から照射された光が当
たつているときのみ輝くだけであり、光が当たつ
ていない箇所にあるものは全く輝かない。 道路を走行中の自動車は、ヘツドライトの照射
方向を水平前方に向けると対向車や先行車の走行
の邪魔になる場合があり、そのときは、その照射
方向を斜め下向きにする。そのようにした場合に
は、照射範囲が特に狭くなる。従つて、上記した
従来の視線誘導体A…を並べて設置してある道路
Rでヘツドライトの照射方向を斜め下向きにして
自動車を走行させる場合には、狭い範囲にある反
射板1…によつて道路Rのカーブ状況等を判断し
なければならず、運転者にとつてはその判断に神
経を使つて疲労しやすく、やゝもすると判断の甘
さから事故を引き起こすことにもなりかねない。 本考案は以上の事情を改善するためになされた
もので、一旦光が照射されると光照射がやまつた
後の一定時間内は放光する蓄光式の視線誘導体を
提供することによつて、広範囲にある視線誘導体
から出る光を、走行中の自動車の運転者が視認で
きるようにして、道路のカーブ状況等を容易かつ
的確に判断できるようにすることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本考案の視線誘導体
は、光照射によつて蓄光し光照射をやめた後の一
定時間内に放光する蓄光顔料の個々の粒子にシリ
カコーテイングを施して紫外線吸収性を持つ合成
樹脂層中に混在してなる蓄光層と、光反射面を持
つ基材層とを積層した放光部を有する点に要旨を
有する。 〔作用〕 周知のように、蓄光顔料とは、太陽の自然光線
や螢光灯等の人工光線を吸収蓄積し、光の照射を
やめた後は暗所で光を徐々に放出して一定時間発
光する螢光体のことである。このような蓄光顔料
の蓄光性・放光性は、光照射によつて励起状態と
なつた螢光体が照射停止によつて安定状態に戻る
ことによる。従つて、上記構成の視線誘導体は、
蓄光層に含まれている蓄光顔料の特質により蓄積
した光を暗所において放出する。 ところで、蓄光顔料としては硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Cu)が公知であり、このZnS:Cuは紫外
線、水、空気の影響を受けて科学変化を起こし黒
化する性質を持ち、耐候性の点で問題を抱えてい
る。しかし、本考案の視線誘導体では、上記蓄光
顔料の個々の粒子にシリカコーテイングを施し、
しかも、蓄光顔料を含む蓄光層を紫外線吸収性を
持つ合成樹脂層によつて形成しているので、蓄光
顔料の個々の粒子のそれぞれが紫外線、水、空気
の影響から保護され、黒化の進行が防止される。
即ち、蓄光顔料の個々の粒子を包むシリカコーテ
イングの層によつて蓄光顔料に対する水や空気の
影響が遮断され、蓄光層を形成する合成樹脂層が
紫外線を吸収して蓄光顔料の紫外線劣化が防止さ
れる。また、上記蓄光層は反射面を持つ基材層と
積層されているので、放光時の光の輝きが反射面
からの反射光によつて高められる。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 第1図は本考案の視線誘導体の放光部10の具
体構成を示したもので、11は基材層、12は反
射層、13は蓄光層、14は透明な表面保護層で
あり、これらはこの順に積層されている。 基材層11には鉄板、合成樹脂板、合成樹脂フ
イルム等が採用される。反射層13は基材層11
の表面に接着等の適宜手段によつて積層されてお
り、一般的には白色の合成樹脂層によつて形成さ
れる。即ち、白色顔料を混入したポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)ペレツトを溶融後、基材層11の
表面に積層してなる。反射層12を白色にするこ
とにより、光の反射度が高まり、後述する蓄光層
13からの放光の視認性が向上する。蓄光層13
もPVCよりなり、この層13には蓄光顔料15
が混入されているのでその表面は粗である。蓄光
層13に混入されている蓄光顔料15はその個々
の粒子がシリカコーテイングされている必要があ
る。蓄光顔料15の個々の粒子径は5〜25ミクロ
ンであることが好ましい。この程度の粒子径であ
ると、蓄光顔料15の個々の粒子を均一に薄膜コ
ーテイングすることが可能であり、そのようにす
ることによつて、蓄光層13に混在させても蓄光
層13の強度低下が避けられる。また、必要コー
テイング材料を少なく抑えることができるので、
経済性の面でも好ましい。透明層14は蓄光層1
3の表面が粗であるから必要であり、放光部10
の表面を平滑にすることに役立ち、PVCにより
形成されている。 第2図は本考案の視線誘導体Aを例示してい
る。同図において、20は放光部10を保持した
枠体であつて、この枠体20が従来例で説明した
反射板1の上に取り付けられている。 このような視線誘導体Aを道路端に多数並べて
設置しておくと、夜間等の暗時に道路を走行する
自動車から照射された光がその光の照射範囲にあ
る各視線誘導体A…の放光部10…に当たつて蓄
光され、その自動車が通り過ぎた後は放光部10
への光の照射がやまるので、蓄光された光がその
後徐々に放光される。従つて、夜間等の暗時にお
いて、先行車のヘツドライトによつて照らされた
視線誘導体Aは、その先行車が通過した後で一定
時間内(約10秒間)は放光し続け、後続車の運転
者はその光を見て道路のカーブ状況等を的確に判
断することができる。この場合に、先行車によつ
て光が照射される範囲はその先行車の走行によつ
て連続的にその走行方向へ移行するので、後続車
の運転者は極めて広い範囲にある視線誘導体Aか
らの放光を即時に視認できる。従つて、道路状況
を的確に判断できるようになり、走行の安全性が
高まる。第2図の視線誘導体Aのように、放光部
10と反射板1とを兼備したものでは、後続車の
運転車は、上記した放光部20からの放光を広範
囲で視認しつつ、同時に、反射板1からの反射光
をも視認しながら走行することになるので、道路
のカーブ状況等を一層的確に判断できる。 第2図では反射板1と放光部10とを兼備した
の視線誘導体Aを説明したが、この点は、第3図
のように放光部10を枠体20に保持させ、これ
のみを支持杆2に支持させたものでもよい。ま
た、第4図のように放光部10をテープ状に成形
してガードレールG等に線状に貼り付けておいて
もよい。 上記した実施例はいずれも道路交通上の安全性
を確保するための視線誘導体に関するものである
が、本考案の視線誘導体はその他の用途にも同様
に使用できる。例えば、金網フエンスの張線、横
糸或いは縦糸として使用すると、蓄光顔料15が
混在されている蓄光層13に光が吸収蓄積され、
蓄積された光が徐々に放出される。そのため、夜
間においても金網フエンスの存在が明確に視認で
きる。 ところで、蓄光顔料15は紫外線、水及び空気
中の酸素の影響によつてその蓄光・発光特性を劣
化させるが、上述のように蓄光顔料15の個々の
粒子がシリカコーテイングされていると、そのコ
ーテイング層によつて水と酸素の影響が遮断され
る。また、合成樹脂層は紫外線吸収能を有するよ
うに構成されているので、蓄光顔料15の紫外線
劣化が防止される。このような作用を果たす合成
樹脂層としては、PVCやポリメチルメタクリレ
ート(MMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)等があり、紫外線吸収能を樹脂
自身が持つものもあるが、それらの合成樹脂層中
に紫外線吸収材を混入して紫外線吸収能をより完
全に発揮されることが望まれる。 蓄光顔料をシリカコーテイングするための方法
として、気相エツチング法、液相反応法、エマル
ジヨン反応法等、種々のものを採用できる。 蓄光顔料15を蓄光層13に混在させる場合、
蓄光顔料15と蓄光層13との密着性が乏しい
と、蓄光顔料15の脱落等の問題を生じる。この
ような問題に対処するためには、例えば、蓄光顔
料15のシリカコーテイングの上に、さらにシラ
ンカツプリング剤をコーテイングすることが望ま
れる。このようにしておくと、蓄光顔料15のシ
ランカツプリングコーテイング層と蓄光層13と
の相溶性が改善され、両者の密着性が高められる
ことが実験により確認されている。 次に、シリカコーテイングしていない蓄光顔料
を蓄光層に混在させた放光層(比較品)の輝度と
シリカコーテイングした蓄光顔料を蓄光層に混在
させた放光層(本考案の視線誘導体に用いられる
放光層:考案品)の輝度とを、紫外線カーボンア
ークウエザーメーターで測定して比較した結果を
示す。なお、この比較実験は、蓄光層をPVCと
し、蓄光顔料を40%、紫外線吸収剤をPVCに対
して0.3%混入した場合についてのものである。
上記から明らかなように、本考案の視線誘導体
は、蓄光顔料の個々の粒子がシリカコーテイング
された状態で蓄光層に混在されているので、蓄光
顔料が水や空気中の酸素との接触から保護される
と共に、紫外線からも保護されてその黒化が防止
される。そのため、蓄光顔料の耐候性が改善さ
れ、その蓄光・放光特性が長期に亘つて持続され
る。従つて、本考案の視線誘導体を道路端やトン
ネル内に並べて設置しておけば、従来の反射板を
並べて設置した場合よりも自動車等の走行安全性
が高まる。また、金網フエンス等に使用すると、
夜間においても金網フエンスの存在が明確に視認
できる。
は、蓄光顔料の個々の粒子がシリカコーテイング
された状態で蓄光層に混在されているので、蓄光
顔料が水や空気中の酸素との接触から保護される
と共に、紫外線からも保護されてその黒化が防止
される。そのため、蓄光顔料の耐候性が改善さ
れ、その蓄光・放光特性が長期に亘つて持続され
る。従つて、本考案の視線誘導体を道路端やトン
ネル内に並べて設置しておけば、従来の反射板を
並べて設置した場合よりも自動車等の走行安全性
が高まる。また、金網フエンス等に使用すると、
夜間においても金網フエンスの存在が明確に視認
できる。
第1図は本考案の視線誘導体に用いられる放光
部の具体構成を示す断面図、第2図は同視線誘導
体の一例を示す斜視図、第3図は同視線誘導体の
他の例を示す斜視図、第4図は視線誘導体をテー
プ状とした場合の使用状態を示す部分側面図、第
5図は従来の視線誘導体の使用状態を例示した概
略斜視図、第6図は従来の視線誘導体を示す斜視
図である。 A……視線誘導体、10……放光部、11……
基材層、12……反射層、13……蓄光層、14
……表面保護層、15……蓄光顔料。
部の具体構成を示す断面図、第2図は同視線誘導
体の一例を示す斜視図、第3図は同視線誘導体の
他の例を示す斜視図、第4図は視線誘導体をテー
プ状とした場合の使用状態を示す部分側面図、第
5図は従来の視線誘導体の使用状態を例示した概
略斜視図、第6図は従来の視線誘導体を示す斜視
図である。 A……視線誘導体、10……放光部、11……
基材層、12……反射層、13……蓄光層、14
……表面保護層、15……蓄光顔料。
Claims (1)
- 光照射によつて蓄光し光照射をやめた後の一定
時間内に放光する蓄光顔料の個々の粒子にシリカ
コーテイングを施してこれを紫外線吸収性を持つ
合成樹脂層中に混在してなる蓄光層と、光反射面
を持つ基材層とを積層した放光部を有する道路等
に使用される視線誘導体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985160511U JPH047215Y2 (ja) | 1985-10-19 | 1985-10-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985160511U JPH047215Y2 (ja) | 1985-10-19 | 1985-10-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6272311U JPS6272311U (ja) | 1987-05-09 |
| JPH047215Y2 true JPH047215Y2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=31085961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985160511U Expired JPH047215Y2 (ja) | 1985-10-19 | 1985-10-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH047215Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007133118A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Akita Denshi Systems:Kk | 光表示装置及び光学ペン |
| WO2021157013A1 (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-12 | 笹野 周作 | シート部材の製造方法及びシート部材 |
-
1985
- 1985-10-19 JP JP1985160511U patent/JPH047215Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6272311U (ja) | 1987-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3587415A (en) | Roadway surface marking,and marked road | |
| KR102199079B1 (ko) | 신호등 보조 신호장치 | |
| JPH047215Y2 (ja) | ||
| KR100297383B1 (ko) | 도로표지구용 축광반사지 | |
| US5435663A (en) | Road marking | |
| JPH108425A (ja) | トンネル内における視線誘導システム | |
| JP2001026914A (ja) | 自発光性視線誘導標 | |
| JPH1088531A (ja) | 蓄光性道路標示材 | |
| JP3578607B2 (ja) | 発光式情報表示装置 | |
| JPH0437434B2 (ja) | ||
| JPH0423277Y2 (ja) | ||
| CN222232710U (zh) | 一种多功能反光材料 | |
| CN219671148U (zh) | 一种主动发光的护栏贴 | |
| CN220958127U (zh) | 一种隧道增亮易清洁的涂装结构 | |
| JP2003043957A (ja) | Ledを用いた標識表示装置 | |
| CN212737381U (zh) | 一种紫外线激发发光并反射蓝光太阳膜 | |
| JPH09127891A (ja) | 反射材 | |
| US6976803B2 (en) | Stationary board for blocking lights of oncoming vehicles in medial strip and facilitating nighttime identification of medial strip | |
| JPH0134221Y2 (ja) | ||
| JP4681948B2 (ja) | 再帰反射性標識体 | |
| JP3869422B2 (ja) | 標識体及び標識体の設置構造 | |
| JPH10121424A (ja) | 道路標示シート | |
| JP2005273266A (ja) | 縁石鋲 | |
| KR20180002090A (ko) | 노면 주차장 | |
| JPH0320458Y2 (ja) |