JPH047234Y2 - - Google Patents
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- JPH047234Y2 JPH047234Y2 JP1986097396U JP9739686U JPH047234Y2 JP H047234 Y2 JPH047234 Y2 JP H047234Y2 JP 1986097396 U JP1986097396 U JP 1986097396U JP 9739686 U JP9739686 U JP 9739686U JP H047234 Y2 JPH047234 Y2 JP H047234Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- sheet
- roller
- microorganisms
- vegetation board
- Prior art date
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、土木工事などによつて人工的に造成
された切土法面等の緑化工事に使用される植生板
に関するものである。 (従来の技術) 従来より、農業の分野においては、植物の成育
に寄与する土壌微生物を利用した植物の栽培技術
が知られており、とりわけマメ科植物と根粒菌と
の共生的関係を利用し、根粒菌を吸着した植物種
子を播種したり、根粒菌の培養液を耕作地に直接
散布する方法が実用に供されている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記方法には以下に示す種々の
問題点がある。 即ち、土壌微生物を地盤にむらなく均一密度で
散布することは困難である。 また、土壌微生物の死滅を防ぐために、その取
り扱いには熟練した専門技術を必要とし、一般商
品として需要者が簡易に利用できないうえ、土壌
微生物を長期間保存する場合、密封状態を維持す
る必要上、保管が面倒である。 さらに、土壌微生物は環境条件の変化に弱いた
め、通常、土壌と混合攪拌されて水分、温度、
光、空気などの諸条件が適正に保持されていなけ
ればならないことから、特に、土木工事等によつ
て造成された切土法面などのように、気象条件の
変化を直接受け易く、しかも、環境条件が劣悪な
土壌に施工された場合、土壌微生物が死滅して所
期の効果が得られない。 また、土壌微生物の散布と施肥とを同時に行つ
た場合、土壌微生物が高濃度肥料に接触して死滅
する。 さらに、数種類の土壌微生物を同一地盤に散布
すると、これらは移動可能な状態にあるため、も
しもこれら土壌微生物が競争関係にあるものであ
れば、所期の微生物性状と異なる性状を帯びるよ
うになり、所望の効果が得られない。 本考案は以上の点を改善し、土壌微生物を効果
的に、かつ、簡易に植生地盤に施工し得る植生板
を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するためになされた
もので、繊維質シートに、植物に栄養源を供給す
る土壌微生物を均一分散した固定剤を転写したも
のである。 (実施例) 以下、本考案を一実施例である図面に基づいて
説明する。
された切土法面等の緑化工事に使用される植生板
に関するものである。 (従来の技術) 従来より、農業の分野においては、植物の成育
に寄与する土壌微生物を利用した植物の栽培技術
が知られており、とりわけマメ科植物と根粒菌と
の共生的関係を利用し、根粒菌を吸着した植物種
子を播種したり、根粒菌の培養液を耕作地に直接
散布する方法が実用に供されている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記方法には以下に示す種々の
問題点がある。 即ち、土壌微生物を地盤にむらなく均一密度で
散布することは困難である。 また、土壌微生物の死滅を防ぐために、その取
り扱いには熟練した専門技術を必要とし、一般商
品として需要者が簡易に利用できないうえ、土壌
微生物を長期間保存する場合、密封状態を維持す
る必要上、保管が面倒である。 さらに、土壌微生物は環境条件の変化に弱いた
め、通常、土壌と混合攪拌されて水分、温度、
光、空気などの諸条件が適正に保持されていなけ
ればならないことから、特に、土木工事等によつ
て造成された切土法面などのように、気象条件の
変化を直接受け易く、しかも、環境条件が劣悪な
土壌に施工された場合、土壌微生物が死滅して所
期の効果が得られない。 また、土壌微生物の散布と施肥とを同時に行つ
た場合、土壌微生物が高濃度肥料に接触して死滅
する。 さらに、数種類の土壌微生物を同一地盤に散布
すると、これらは移動可能な状態にあるため、も
しもこれら土壌微生物が競争関係にあるものであ
れば、所期の微生物性状と異なる性状を帯びるよ
うになり、所望の効果が得られない。 本考案は以上の点を改善し、土壌微生物を効果
的に、かつ、簡易に植生地盤に施工し得る植生板
を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するためになされた
もので、繊維質シートに、植物に栄養源を供給す
る土壌微生物を均一分散した固定剤を転写したも
のである。 (実施例) 以下、本考案を一実施例である図面に基づいて
説明する。
第1a図は本考案にかかる植生板Aを示し、1
は水分解性シートで、この水分解性シート1は、
パルプ2と、叩解されてフイブリル化されたピー
トモス、バークの植物性有機質土壌改良材3とを
混合し、その混合液を抄き込んで乾燥してなるも
のである。なお、この水分解性シート1、および
その製造方法については本出願人によつて特開昭
61−25423号公報に開示されている。 4は水分解性シート1に転写されている混合物
で、この混合物4は固定剤5の土壌微生物6およ
び吸着媒体7を混入したものである。
は水分解性シートで、この水分解性シート1は、
パルプ2と、叩解されてフイブリル化されたピー
トモス、バークの植物性有機質土壌改良材3とを
混合し、その混合液を抄き込んで乾燥してなるも
のである。なお、この水分解性シート1、および
その製造方法については本出願人によつて特開昭
61−25423号公報に開示されている。 4は水分解性シート1に転写されている混合物
で、この混合物4は固定剤5の土壌微生物6およ
び吸着媒体7を混入したものである。
【固定剤 5】
固定剤5としては、土壌微生物の生命活動に障
害とならない水溶性の物質で、水分解性シート1
の繊維層に浸透、固化して接着性を有するか、又
は表層において造膜性を有すると共に、固化して
も水分との接触により容易に溶解するものが使用
されている。具体的には、ニカワ、ゼラチン、カ
ゼイン、デンプン、変性デンプン、デンプン誘導
体、繊維素誘導体、アルギン、パラフイン系乳
剤、合成ゴム乳剤、また、合成品としては、ケイ
素樹脂、フツソ樹脂、尿素樹脂、スチレンマレイ
ン酸共重合体、ポリ酢酸ビニール、ポリビニルア
ルコール、酢酸ビニルマレイン酸共重合体、ポリ
アクリルアミド、アミン系重合物、コロイド状ケ
イ酸、が使用される。
害とならない水溶性の物質で、水分解性シート1
の繊維層に浸透、固化して接着性を有するか、又
は表層において造膜性を有すると共に、固化して
も水分との接触により容易に溶解するものが使用
されている。具体的には、ニカワ、ゼラチン、カ
ゼイン、デンプン、変性デンプン、デンプン誘導
体、繊維素誘導体、アルギン、パラフイン系乳
剤、合成ゴム乳剤、また、合成品としては、ケイ
素樹脂、フツソ樹脂、尿素樹脂、スチレンマレイ
ン酸共重合体、ポリ酢酸ビニール、ポリビニルア
ルコール、酢酸ビニルマレイン酸共重合体、ポリ
アクリルアミド、アミン系重合物、コロイド状ケ
イ酸、が使用される。
【土壌微生物 6】
土壌微生物6としては、植物に栄養源を供給す
るもので、その供給する栄養源によつて次のもの
が使用されている。 窒素供給微生物〔窒素固定菌(アゾトバク
タ、クロストリジウム)、硝酸菌(亜硝酸生成
細菌:ニトロゾモナス、硝酸生成細菌:ニトロ
バクタ)、接合菌類、エンドゴン類の糸状菌、
らん藻(ネンジュモ目、スチゴネマ目)〕、 共生微生物〔根粒菌、内生菌、外生菌〕、 分解性微生物(セルラーゼ菌(トルコデル
マ、バチルス、セルロモナス)〕、 腐植酸供給微生物〔不完全菌類(アルテナリ
ア、ペリシリウム、モリニア目)、放線菌〕、 種子の発芽、幼根の生育に寄与する微生物
〔トリコデルマ菌(アスペルギルス、ペニシリ
ウム、シユードモナス)、不完全菌類モリニア
目〕、 ビタミン供給微生物〔シユードモナスなどの
不完全菌、ミコバクテリア〕、 植物ホルモン供給微生物〔真菌植物、放線
菌、土壌アメーバ〕。
るもので、その供給する栄養源によつて次のもの
が使用されている。 窒素供給微生物〔窒素固定菌(アゾトバク
タ、クロストリジウム)、硝酸菌(亜硝酸生成
細菌:ニトロゾモナス、硝酸生成細菌:ニトロ
バクタ)、接合菌類、エンドゴン類の糸状菌、
らん藻(ネンジュモ目、スチゴネマ目)〕、 共生微生物〔根粒菌、内生菌、外生菌〕、 分解性微生物(セルラーゼ菌(トルコデル
マ、バチルス、セルロモナス)〕、 腐植酸供給微生物〔不完全菌類(アルテナリ
ア、ペリシリウム、モリニア目)、放線菌〕、 種子の発芽、幼根の生育に寄与する微生物
〔トリコデルマ菌(アスペルギルス、ペニシリ
ウム、シユードモナス)、不完全菌類モリニア
目〕、 ビタミン供給微生物〔シユードモナスなどの
不完全菌、ミコバクテリア〕、 植物ホルモン供給微生物〔真菌植物、放線
菌、土壌アメーバ〕。
【吸着媒体 7】
吸着媒体7としては、表面に前記土壌微生物6
を吸着可能な微小凹凸を有するものが使用され、
例えば、炭素(炭化繊維)、珪酸塩、炭酸塩、ク
レー、雲母などが使用される。
を吸着可能な微小凹凸を有するものが使用され、
例えば、炭素(炭化繊維)、珪酸塩、炭酸塩、ク
レー、雲母などが使用される。
以下、植生板Aの製造方法を第2図を従つて説
明する。 第2図は植生板Aの製造装置を示し、11は水
分解性シート1を送り出すシートロール、19は
シートロール11から送り出され、製品となつた
植生板Aを巻き取るシートロールである。 そして、シートロール11,19の間には、矢
印方向に回転駆動する駆動ローラ13,18が配
置され、特に駆動ローラ18は軟質材料で形成さ
れている。 前記駆動ローラ13の下方には、これに水分解
性シート1を介して圧接するグラビアローラ14
が配置してあり、該グラビアローラ14は水分解
性シート1を介して駆動ローラ13に従動回転す
るようにしてある。また、グラビアローラ14
は、外表面に所定間隔をもつて浅目の凹所15が
形成されているとともに、下方に設けた水槽21
の微生物混合液22と接触するようにしてある。 なお、微生物混合液22は、前記固定剤5に土
壌微生物6、吸着媒体7を混入したものである。 グラビアローラ14の外表面には、駆動ローラ
13との接触部手前側で掻き取り板20が圧接し
ており、グラビアローラ14の外周面であつて、
前記凹所15以外の部分に付着している微生物混
合液22を掻き取り、余分な微生物混合液22が
水分解性シート1に付着しないようにしてある。 いま一つの駆動ローラ18の下方には、これに
圧接するパンチローラ16が配置してあり、その
表面には適宜間隔で突起17が設けてあり、駆動
ローラ18とパンチローラ16との間を搬送され
るシート1に孔を開けるようにしてある。 なお、12はガイドローラで、該ガイドローラ
12は駆動ローラ13の上方に配置され、駆動ロ
ーラ13とグラビアローラ14との間に搬送され
るシート1をガイドするようにしてある。 以下、前記製造装置による植生板Aの製造プロ
セスについて説明する。 まず、シートロール11からくり出されたシー
ト1は、ガイドローラ12を介して駆動ローラ1
3とグラビアローラ14との接触部に搬送され
る。 ここで、微生物混合液22は、グラビアローラ
14の表面凹所15に汲み取られるとともに、掻
き取り板20によつて凹所15以外の部分に付着
している余分なものが取り除かれ、シート1に斑
点状に転写される。 微生物混合液22を転写されたシート1は、引
き続き駆動ローラ18とパンチローラ16との間
に送られ、パンチローラ16の突起17によつて
所定間隔に孔8(第5a図から第5c図参照)が
あけられて植生板Aが製造され、その後、この植
生板Aはシートローラ19に巻き取られる。 なお、前記凹所15は実質的に浅いものである
から、凹所15に汲み取られ、シート1に転写さ
れる微生物混合液の量は僅かである。このため、
シートSの引張強度が低下して破れ易くなるとい
うことはない、また、シートローラ19に巻き取
られるまでの間に十分乾燥するものであるが、微
生物混合液22の転写量を多くした場合、適宜、
送風機、フアンなどの乾燥手段を設けて乾燥させ
るようにしてもよい。 このようにして製造された植生板Aは、その一
部を拡大した第1a図に示すように、シート1の
表面には微生物混合液22が固化した混合物4が
付着しており、土壌微生物6は固定剤5によつて
移動不可能な状態で保持され、その多くは吸着媒
体7の表面凹凸部に吸着されて保護されている。 したがつて、複数種類の土壌微生物6を使用
し、しかも、これらの土壌微生物6が競争関係に
あつても、これらは混じり合うことがないので、
所期の性状を維持することができる。
明する。 第2図は植生板Aの製造装置を示し、11は水
分解性シート1を送り出すシートロール、19は
シートロール11から送り出され、製品となつた
植生板Aを巻き取るシートロールである。 そして、シートロール11,19の間には、矢
印方向に回転駆動する駆動ローラ13,18が配
置され、特に駆動ローラ18は軟質材料で形成さ
れている。 前記駆動ローラ13の下方には、これに水分解
性シート1を介して圧接するグラビアローラ14
が配置してあり、該グラビアローラ14は水分解
性シート1を介して駆動ローラ13に従動回転す
るようにしてある。また、グラビアローラ14
は、外表面に所定間隔をもつて浅目の凹所15が
形成されているとともに、下方に設けた水槽21
の微生物混合液22と接触するようにしてある。 なお、微生物混合液22は、前記固定剤5に土
壌微生物6、吸着媒体7を混入したものである。 グラビアローラ14の外表面には、駆動ローラ
13との接触部手前側で掻き取り板20が圧接し
ており、グラビアローラ14の外周面であつて、
前記凹所15以外の部分に付着している微生物混
合液22を掻き取り、余分な微生物混合液22が
水分解性シート1に付着しないようにしてある。 いま一つの駆動ローラ18の下方には、これに
圧接するパンチローラ16が配置してあり、その
表面には適宜間隔で突起17が設けてあり、駆動
ローラ18とパンチローラ16との間を搬送され
るシート1に孔を開けるようにしてある。 なお、12はガイドローラで、該ガイドローラ
12は駆動ローラ13の上方に配置され、駆動ロ
ーラ13とグラビアローラ14との間に搬送され
るシート1をガイドするようにしてある。 以下、前記製造装置による植生板Aの製造プロ
セスについて説明する。 まず、シートロール11からくり出されたシー
ト1は、ガイドローラ12を介して駆動ローラ1
3とグラビアローラ14との接触部に搬送され
る。 ここで、微生物混合液22は、グラビアローラ
14の表面凹所15に汲み取られるとともに、掻
き取り板20によつて凹所15以外の部分に付着
している余分なものが取り除かれ、シート1に斑
点状に転写される。 微生物混合液22を転写されたシート1は、引
き続き駆動ローラ18とパンチローラ16との間
に送られ、パンチローラ16の突起17によつて
所定間隔に孔8(第5a図から第5c図参照)が
あけられて植生板Aが製造され、その後、この植
生板Aはシートローラ19に巻き取られる。 なお、前記凹所15は実質的に浅いものである
から、凹所15に汲み取られ、シート1に転写さ
れる微生物混合液の量は僅かである。このため、
シートSの引張強度が低下して破れ易くなるとい
うことはない、また、シートローラ19に巻き取
られるまでの間に十分乾燥するものであるが、微
生物混合液22の転写量を多くした場合、適宜、
送風機、フアンなどの乾燥手段を設けて乾燥させ
るようにしてもよい。 このようにして製造された植生板Aは、その一
部を拡大した第1a図に示すように、シート1の
表面には微生物混合液22が固化した混合物4が
付着しており、土壌微生物6は固定剤5によつて
移動不可能な状態で保持され、その多くは吸着媒
体7の表面凹凸部に吸着されて保護されている。 したがつて、複数種類の土壌微生物6を使用
し、しかも、これらの土壌微生物6が競争関係に
あつても、これらは混じり合うことがないので、
所期の性状を維持することができる。
次に、植生板Aの使用方法について説明する。
植生板Aは、第5a図に示すように、植生地盤
に敷設されて適宜手段によつて固定されたのち、
その上に植物種子31、及び肥料32を吹付工法
等によつて一様に散布する。このとき、土壌微生
物6は固定剤5によつて保護されているため、直
接肥料32と接触して、濃度障害を生じることが
ない。 その後、植生板Aは、空気中の水蒸気や雨水等
を含み徐々に分解し、土壌改良材として機能す
る。一方、植物種子31は発芽、発根すると、そ
の根33は前記分解した植生板Aを貫通して土中
に侵入し、根33に付着した土壌微生物6によつ
て植物34に栄養源が供給される。なお、植生板
Aは保水性や土壌微生物6の吸着量を大きくする
ために坪量の大きい繊維層とした場合でも、孔8
の存在によつて、植物34の発芽、発根は可能で
ある。 そして、例えば、土壌微生物6が根粒菌であれ
ば、土壌微生物6(根粒菌)は植物34から無窒
素化合物、塩類、および水分の供給を受け、他
方、土壌微生物6は空気中の窒素を固定して窒素
化合物を植物34に供給し、共生活動が営まれ
る。 また、土壌微生物6は吸着媒体7の表面凹部に
保持されているため、土壌微生物6の生存期間が
長く、良好な繁殖条件が維持されるとともに、土
壌微生物6は生存に必要な栄養源を土壌改良材3
などから安定的に得ることができる結果、植物3
4の生育に長期間寄与することができる。 同時に、土中に棲息するその他の微生物も、土
壌改良剤3の表面凹凸部に侵入し、良好な条件の
もとで繁殖することができるため、植物34の成
育に好適な条件が形成される。 前記実施例では、駆動ローラ13の下方に、こ
れに圧接してグラビアローラ14を設け、該グラ
ビアローラ14の表面凹所15で微生物混合液2
2を汲み取り、シート1に転写するものとした
が、これに限らず、第3図に示すように、駆動ロ
ーラ13の下方に、該駆動ローラ13に圧接する
凸版ローラ24と、さらにその下方に凸版ローラ
24と微小間隔をもつて対向し、水槽21内の微
生物混合液22と接触する供給ローラ23とを設
けると共に、供給ローラ23に掻き取り板20を
微小間隔をもつて対向させるようにしてもよい。 この場合、供給ローラ23の表面に付着した微
生物混合液22は、掻き取り板20によつて所望
の厚さに調整され、上方の凸版ローラ24との対
向部に至ると、ここで凸版ローラ24の表面に形
成されている凸部25に接触し、その表面に付着
する。凸版ローラ24に保持された微生物混合液
22は、駆動ローラ13との接触部に搬送され、
両ローラによつて挾持搬送されているシート1に
転写される。 また、転写された微生物混合液22は、第1b
図に示すように、シート1に浸透している(な
お、第1b図では吸着媒体7は図示していない)。 前記実施例では、シート1に微生物混合液22
を所定のピツチで斑点状に転写するものとした
が、これに限らず、第4図に示すように、表面の
平滑な供給ローラ23を直接駆動ローラ13に圧
接し、シート1の全面の微生物混合液22を転写
するようにしてもよいし、供給ローラ23を軸方
向に分割すると共に、これらを所定のピツチで配
置し、シート1に微生物混合液22をライン状に
転写するようにしてもよい。 このように、シート1に微生物混合液22を転
写するローラとして、グラビアローラ14、凸版
ローラ24、表面が平滑なローラ23などが使用
可能であるが、これらの型式は、微生物混合液2
2の粘度や塗布量によつて決定され、特に、低粘
度の微生物混合液22を使用する場合、グラビア
ローラ14が適している。 前記実施例では、シート1はパルプ2に有機質
土壌改良材3を抄き込んだものとしたが、これに
限らず、従来公知の紙などの水分解性シート、
布、不織布などを使用するようにしてもよい。 また、前記実施例では、植生地盤に敷設した植
生板Aの上に植物種子31を播種するものとした
が、これに限らず、第5b図に示すように、土壌
に播種した種子31の上に植生板Aを敷設するよ
うにしてもよいし、土壌微生物6として嫌気性の
ものを使用する場合、第5c図に示すように、植
生板Aの上に一定厚の土壌を覆土し、土壌微生物
の土中への拡散を促すようにしてもよい。 さらに、前記実施例では、吸着媒体7を使用す
るものとしたが、第1b図,第1c図に示すよう
に、これらは混合しなくてもよい。 (考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
植生板によれば、あらかじめ土壌微生物を転写し
た植生板を土壌に敷設することができるため、均
一密度で土壌に微生物を供給することができる。 また、土壌微生物は固定剤に保持され、外部環
境に直接さらされることがないため、死滅するこ
とがなく、長期に亘つて保存することができると
ともに、土壌に施された高濃度肥料と直接接触す
ることがないため、濃度障害を起して死滅するこ
とがない。 さらに、ユーザは直接土壌微生物を取り扱う必
要がないため専門的な技術を要せず、一般商品と
して利用価値が大になる。 そして、土壌微生物を含む液体の微生物濃度を
調整することによつて、植生板に所望量の微生物
を介在することができる。 また、土壌微生物は固定剤によつて移動不可能
に保持されているため、目的に応じて数種類の土
壌微生物を混入しても、これらの間で競争関係を
生じて異なる性状に変化することはない。
に敷設されて適宜手段によつて固定されたのち、
その上に植物種子31、及び肥料32を吹付工法
等によつて一様に散布する。このとき、土壌微生
物6は固定剤5によつて保護されているため、直
接肥料32と接触して、濃度障害を生じることが
ない。 その後、植生板Aは、空気中の水蒸気や雨水等
を含み徐々に分解し、土壌改良材として機能す
る。一方、植物種子31は発芽、発根すると、そ
の根33は前記分解した植生板Aを貫通して土中
に侵入し、根33に付着した土壌微生物6によつ
て植物34に栄養源が供給される。なお、植生板
Aは保水性や土壌微生物6の吸着量を大きくする
ために坪量の大きい繊維層とした場合でも、孔8
の存在によつて、植物34の発芽、発根は可能で
ある。 そして、例えば、土壌微生物6が根粒菌であれ
ば、土壌微生物6(根粒菌)は植物34から無窒
素化合物、塩類、および水分の供給を受け、他
方、土壌微生物6は空気中の窒素を固定して窒素
化合物を植物34に供給し、共生活動が営まれ
る。 また、土壌微生物6は吸着媒体7の表面凹部に
保持されているため、土壌微生物6の生存期間が
長く、良好な繁殖条件が維持されるとともに、土
壌微生物6は生存に必要な栄養源を土壌改良材3
などから安定的に得ることができる結果、植物3
4の生育に長期間寄与することができる。 同時に、土中に棲息するその他の微生物も、土
壌改良剤3の表面凹凸部に侵入し、良好な条件の
もとで繁殖することができるため、植物34の成
育に好適な条件が形成される。 前記実施例では、駆動ローラ13の下方に、こ
れに圧接してグラビアローラ14を設け、該グラ
ビアローラ14の表面凹所15で微生物混合液2
2を汲み取り、シート1に転写するものとした
が、これに限らず、第3図に示すように、駆動ロ
ーラ13の下方に、該駆動ローラ13に圧接する
凸版ローラ24と、さらにその下方に凸版ローラ
24と微小間隔をもつて対向し、水槽21内の微
生物混合液22と接触する供給ローラ23とを設
けると共に、供給ローラ23に掻き取り板20を
微小間隔をもつて対向させるようにしてもよい。 この場合、供給ローラ23の表面に付着した微
生物混合液22は、掻き取り板20によつて所望
の厚さに調整され、上方の凸版ローラ24との対
向部に至ると、ここで凸版ローラ24の表面に形
成されている凸部25に接触し、その表面に付着
する。凸版ローラ24に保持された微生物混合液
22は、駆動ローラ13との接触部に搬送され、
両ローラによつて挾持搬送されているシート1に
転写される。 また、転写された微生物混合液22は、第1b
図に示すように、シート1に浸透している(な
お、第1b図では吸着媒体7は図示していない)。 前記実施例では、シート1に微生物混合液22
を所定のピツチで斑点状に転写するものとした
が、これに限らず、第4図に示すように、表面の
平滑な供給ローラ23を直接駆動ローラ13に圧
接し、シート1の全面の微生物混合液22を転写
するようにしてもよいし、供給ローラ23を軸方
向に分割すると共に、これらを所定のピツチで配
置し、シート1に微生物混合液22をライン状に
転写するようにしてもよい。 このように、シート1に微生物混合液22を転
写するローラとして、グラビアローラ14、凸版
ローラ24、表面が平滑なローラ23などが使用
可能であるが、これらの型式は、微生物混合液2
2の粘度や塗布量によつて決定され、特に、低粘
度の微生物混合液22を使用する場合、グラビア
ローラ14が適している。 前記実施例では、シート1はパルプ2に有機質
土壌改良材3を抄き込んだものとしたが、これに
限らず、従来公知の紙などの水分解性シート、
布、不織布などを使用するようにしてもよい。 また、前記実施例では、植生地盤に敷設した植
生板Aの上に植物種子31を播種するものとした
が、これに限らず、第5b図に示すように、土壌
に播種した種子31の上に植生板Aを敷設するよ
うにしてもよいし、土壌微生物6として嫌気性の
ものを使用する場合、第5c図に示すように、植
生板Aの上に一定厚の土壌を覆土し、土壌微生物
の土中への拡散を促すようにしてもよい。 さらに、前記実施例では、吸着媒体7を使用す
るものとしたが、第1b図,第1c図に示すよう
に、これらは混合しなくてもよい。 (考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
植生板によれば、あらかじめ土壌微生物を転写し
た植生板を土壌に敷設することができるため、均
一密度で土壌に微生物を供給することができる。 また、土壌微生物は固定剤に保持され、外部環
境に直接さらされることがないため、死滅するこ
とがなく、長期に亘つて保存することができると
ともに、土壌に施された高濃度肥料と直接接触す
ることがないため、濃度障害を起して死滅するこ
とがない。 さらに、ユーザは直接土壌微生物を取り扱う必
要がないため専門的な技術を要せず、一般商品と
して利用価値が大になる。 そして、土壌微生物を含む液体の微生物濃度を
調整することによつて、植生板に所望量の微生物
を介在することができる。 また、土壌微生物は固定剤によつて移動不可能
に保持されているため、目的に応じて数種類の土
壌微生物を混入しても、これらの間で競争関係を
生じて異なる性状に変化することはない。
第1a図から第1c図は本考案にかかる植生板
の一部断面図、第2図は植生板の製造方法を示す
図、第3図,第4図はその他の製造方法を示す
図、第5a図から第5c図は植生板の施工状況を
示す図である。 A……植生板、1……水分解性シート、2……
パルプ、3……土壌改良材、4……混合物、5…
…固定剤、6……土壌微生物、7……吸着媒体、
11,19……シートローラ、13,18……駆
動ローラ、14……グラビアローラ、16……パ
ンチローラ、22……微生物混合液、23……供
給ローラ、24……凸版ローラ。
の一部断面図、第2図は植生板の製造方法を示す
図、第3図,第4図はその他の製造方法を示す
図、第5a図から第5c図は植生板の施工状況を
示す図である。 A……植生板、1……水分解性シート、2……
パルプ、3……土壌改良材、4……混合物、5…
…固定剤、6……土壌微生物、7……吸着媒体、
11,19……シートローラ、13,18……駆
動ローラ、14……グラビアローラ、16……パ
ンチローラ、22……微生物混合液、23……供
給ローラ、24……凸版ローラ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 繊維質シートに、植物に栄養源を供給する土
壌微生物を均一分散した固定剤が転写されてい
ることを特徴とする植生板。 (2) 前記繊維質シートが、叩解されてフイブリル
化した植物性有機質土壌改良材とパルプとを抄
造してなるピートモス、バークのいずれかの有
機質植生シートであることを特徴とする前記実
用新案登録請求の範囲第1項記載の植生板。 (3) 前記土壌微生物が吸着媒体に吸着されている
ことを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲
第1項、第2項いずれか一つに記載の植生板。 (4) 前記土壌微生物が根粒菌であることを特徴と
する前記実用新案登録請求の範囲第1項から第
3項いずれか一つに記載の植生板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986097396U JPH047234Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986097396U JPH047234Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS635038U JPS635038U (ja) | 1988-01-13 |
| JPH047234Y2 true JPH047234Y2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=30964274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986097396U Expired JPH047234Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH047234Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4991816A (ja) * | 1972-12-31 | 1974-09-02 | ||
| JPS59150827A (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-29 | Takeo Kudo | 有効土壌細菌による法面緑化工法 |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP1986097396U patent/JPH047234Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS635038U (ja) | 1988-01-13 |
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