JPH0474027B2 - - Google Patents

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JPH0474027B2
JPH0474027B2 JP1323947A JP32394789A JPH0474027B2 JP H0474027 B2 JPH0474027 B2 JP H0474027B2 JP 1323947 A JP1323947 A JP 1323947A JP 32394789 A JP32394789 A JP 32394789A JP H0474027 B2 JPH0474027 B2 JP H0474027B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、医療用の自動点滴装置等に使用す
る輸液装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動点滴装置に使用する輸液装置とし
ては、輸液瓶より輸液チユーブを導出し、この輸
液チユーブの一部に点滴筒を設けると共にその下
流側に輸液チユーブに対ししごき作用を行う部材
を備えたポンプ部すなわち輸液ポンプを設けた構
成からなるものが知られている。
この種の輸液装置においては、患者の輸液管理
上、輸液の注入量を監視して常に適正な輸液を行
うことが重要である。通常、医師もしくは看護婦
により輸液装置の使用を行う場合、電源スイツチ
をオン動作した後、目的にあつた輸液流量、ある
いはその時使用していた輸液セツトの点滴数と分
量の換算率等を設定した後、輸液ポンプ動作を開
始する操作方法が採用される。
しかるに、この輸液装置に使用される輸液チユ
ーブは、一般にシリコーンゴム等の可撓弾性を有
する合成樹脂材料によつて成形されるが、前述し
たように輸液ポンプ部において連続的なしごき作
用を受けると経時的に復元力の劣化を生じ、一定
のポンプ運転状態では吐出量が次第に減少するた
め、輸液チユーブは頻繁に新しいものと変換する
必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したような、輸液チユーブの経時的な復元
力の劣化は、例えば輸液速度を100mm/hに設
定して24時間ポンプ運転した場合の輸液流量の変
化として、第7図に示すようになる。すなわち、
輸液流量の誤差率は約±8%にもなる。また、同
様に輸液速度を10mm/hと800mm/hにそれ
ぞれ設定して24時間ポンプ運転した場合の輸液流
量の変化を比較した場合、第8図に示すようにそ
れぞれ誤差率も異なり、特に輸液速度の遅い方が
輸液流量の誤差率も大きくなつて、経時的な復元
力の劣化も大となることが確認された。
そこで、従来の輸液装置においては、前述した
ような輸液チユーブの劣化を予想して、輸液チユ
ーブの使用初期の状態では輸液流量が規定流量よ
り若干上回るような輸液速度を設定して、ポンプ
運転を行うことにより、トータル的にほぼ目的の
輸液を達成することができるものである。そし
て、使用頻度に応じて輸液チユーブのポンプ動作
させる部分の位置をずらして使用したり、あるい
は新しい輸液チユーブと変換する必要がある。
しかるに、この種の輸液装置を多数使用する病
院等においては、前述した輸液流量の調整や、輸
液チユーブの配置変えおよび変換に要する手間が
増大する難点がある。
従つて、本発明の目的は、輸液ポンプ動作に基
づく輸液チユーブの経時的な復元力の劣化による
ポンプ吐出量の減少に対応して、輸液ポンプの駆
動速度を次第に増加させて輸液流量が常に一定流
量となるように補正制御を行うよう構成した輸液
装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る輸液装置は、輸液チユーブを順次
押圧閉塞して送液を行うよう構成したポンプ機構
部と、このポンプ機構部を駆動制御する制御部と
を備える輸液装置において、 輸液速度に関する関数fと、輸液経過時間に関
する関数gとを設定し、ある基準時点からの輸液
速度と輸液経過時間とから次式 補正量(%)=f×g により補正量を演算し、前記ポンプ機構部の駆動
速度を一定時間経過毎に設定して指令する手段を
設け、 輸液チユーブの経時的な復元力の劣化による輸
液吐出量の減少に対応して前記ポンプ機構部の駆
動速度を増大して輸液流量を補正するよう構成す
ることを特徴とする。
前記の輸液速度において、輸液速度に関する関
数fを次式 f=(a−輸液速度)÷b+c 但し、a,b,cは係数 により設定し、 輸液経過時間に関する関数gを次式 g=(輸液流量が10mm/hのときの経過時
間tにおける誤差)×(−1) により設定することができる。
また、輸液経過時間をマニユアル入力し得る輸
液経過時間入力装置を設け、ある基準時点からマ
ニユアル設定した時点まで一定の輸液速度制御を
行い、前記マニユアル設定した時点以降より輸液
速度と輸液経過時間とから補正量を演算し、ポン
プ機構部の駆動速度を一定時間経過毎に設定し、
輸液チユーブの経時的な復元力の劣化による輸液
吐出量の減少に対応して前記ポンプ機構部の駆動
速度を増大して輸液流量を補正するよう構成する
こともできる。
さらに、前記基準時点は、輸液チユーブをセツ
トしポンプ機構部を始動した時を基準時点とすれ
ば好適である。
〔作用〕
本発明に係る輸液装置によれば、輸液チユーブ
の経時的な復元力の劣化による輸液吐出量の減少
に対応してポンプ機構部の駆動速度を増大して輸
液流量を補正する手段を設けることにより、輸液
の開始から終了に至るまで、常に一定の輸液吐出
量を保持することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る輸液装置の実施例につき添
付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る輸液装置のポンプ機構
部と制御系とをそれぞれ示す概略構成図である。
第1図において、輸液装置のポンプ機構部は、弾
性を有する輸液チユーブ10と、この輸液チユー
ブ10の一側部においてその押圧閉塞と開放とを
順次行う複数の蠕動フインガ部材12と、このフ
インガ部材12と対向して輸液チユーブ10の他
側部を固定するばね14により保持された押え板
16とを備える。また、前記フインガ部材12
は、ホルダに保持されると共に各フインガ部材1
2にはそれぞれ長穴が穿設されて、これら長穴内
に偏心カムをそれぞれ位置決めし、これらの偏心
カムに回転軸18を挿通配置することにより、所
要の蠕動を起生するよう構成される。この場合、
回転軸18に固定される偏心カムは、それぞれ隣
接する上流側偏心カムに対し360゜/カム数の遅れ
角度をもつように構成配置することにより、偏心
カムの回転運動をフインガ部材12の直線運動に
変換して輸液チユーブ10内の液体を押圧しなが
ら送液することができる。従つて、前記回転軸1
8の一端部には、カツプリング20を介してモー
タ22(一般にパルスモータが使用される)の駆
動軸24に結合する。なお、このように構成され
るポンプ機構部の輸液チユーブ10には、その上
流側に点滴筒26が設けられ、さらにその上流側
には適宜輸液瓶(図示せず)が接続される。そし
て、前記モータ22には、回転軸18の回転数を
検出するための検出器28が設けられる。
次に、本実施例における輸液装置の制御系は、
第1図に示すように、前記ポンプ機構部のフイン
ガ部材12を作動させるためのモータ22を駆動
するモータ駆動回路30が設けられ、このモータ
駆動回路30は後述する制御部32によつて制御
されるよう構成される。なお、この制御部32に
は、前記モータ22に設けた回転数検出器28に
より検出される信号を、一定時間における回転軸
18の回転数として検出する検出回路34を接続
配置し、得られた回転数より輸液ポンプの輸液速
度を換算して前記モータ駆動回路30に出力する
回転数のフイードバツク制御を行うよう構成す
る。
第2図は、前述した輸液装置の制御系を構成す
る制御部32の詳細を示すものである。すなわ
ち、第2図において、制御部32は、CPU36
と、ROM38と、RAM40と、カウンタ・タ
イマ回路42とを備え、これらはI/Oポート4
4に対し相互にバス接続されている。しかるに、
このI/Oポート44には、前記モータ駆動回路
30と検出回路34と外部操作機46とがそれぞ
れ接続される。また、前記制御部32は、クロツ
ク発振器48を内蔵し、このクロツク発振器48
から出力されるクロツク信号を、CPU36とカ
ウンタ・タイマ回路42とに入力し、さらにこの
カウンタ・タイマ回路42を介して前記モータ駆
動回路30と検出回路34に対し制御信号として
供給するよう構成する。
次に、前述した構成からなる制御部32の動作
につき説明する。まず、従来技術において説明し
たように、輸液速度と輸液流量の経時的に生じる
誤差の変化特性から、誤差のない常に一定の輸液
流量を保持するため、輸液流量を経時的に増加さ
せることができる補正量の特性を適宜演算より求
めると、例えば第3図に示すように、それぞれ設
定時の輸液速度に応じて異なる経時的に増加する
補正量についての特性曲線が得られる。そこで、
このような設定時の輸液速度に応じた経時的な補
正量のデータは、適宜ROM38にそれぞれ異な
る輸液速度についてのデータテーブルとして記憶
させておく。
しかるに、第3図に示す補正量(%)は、次式
に示すように、輸液速度fと経過時間gの関数と
して表すことができる。
補正量(%)=f(輸液速度)×g(経過時間)
……(1) そこで、前記輸液速度の関数f(輸液速度)は、
例えば次式で示すように設定することができる。
f(輸液速度)=(a−輸液速度)÷b+c 但し、a,b,cは係数であつて、例えばa=
800、b=4510、c=0.825と設定することができ
る。
また、前記経過時間の関数g(経過時間)は、
例えば次式で示すように設定することができる。
g(経過時間)=(輸液流量が10mm/hのとき
の経過時間tにおける誤差)×(−1) 新たな輸液チユーブをセツトして輸液ポンプ動
作を開始(この時を基準時点とする)するに際
し、外部操作機46を介して輸液速度を設定すれ
ば、ROM38に記憶された補正量に関するデー
タの中から、設定された輸液速度に対応する補正
量のデータが読み出されてRAM40に書き込ま
れる。このようにして設定された輸液速度とその
補正量に関するデータは、輸液ポンプの始動と同
時に演算処理が行われ、逐次I/Oポート44か
ら補正された輸液速度指令がモータ駆動回路30
に出力され、モータ22を駆動する。この時、実
際に駆動するモータ22の回転速度は、回転数検
出器28および検出回路34を介して制御部32
に入力され、前記輸液速度指令に対するフイード
バツク信号として処理される。しかるに、この輸
液速度指令は、輸液ポンプの継続的運転に対して
一定時間経過毎に前記フイードバツク信号と共に
補正演算処理が行われて、輸液速度指令の内容が
更新される。この場合の演算処理のプログラム
は、、第4図のフローチヤートに示す通りである。
また、第5図は、輸液ポンプの運転に関し、それ
ぞれ設定時間を計測するためのプログラムを示す
フローチヤートである。
従つて、本実施例においては、前述したプログ
ラムにより輸液ポンプの始動から一定時間毎に輸
液経過時間と輸液速度とから補正量の演算を行
い、次いでこの補正量に基づいて輸液ポンプに対
する輸液速度を演算し、得られた結果をI/Oポ
ート44から出力してモータ駆動回路30に輸液
速度指令として供給し、輸液ポンプのモータ22
の駆動制御を行う。
このようにして輸液ポンプの補正制御を行つた
輸液装置の輸液流量とその誤差率について測定し
た結果、第6図に示すように輸液流量がほぼ一定
でかつ誤差率もほぼ0%となる極めて優れた経時
的特性を有することが確認された。
なお、以上の実施例は、本発明装置の一実施例
を示すものであつて、例えば本発明に適用される
ポンプ機構部としては、前述した蠕動フインガ部
材を使用するものに代えて、回転ローラ部材を使
用するものでもよい。また、制御部における補正
制御動作は、輸液チユーブをセツトして輸液ポン
プ動作を開始する基準時点のみではなく、例えば
輸液経過時間をマニユアル入力する輸液経過時間
入力装置を設けて、予め基準時点よりマニユアル
設定した時点まで一定の輸液速度制御を行い、マ
ニユアル設定した時点以降より補正制御動作を行
うように設定することも可能である。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明に
よれば、輸液チユーブを順次押圧閉塞して送液を
行うよう構成したポンプ機構部と、このポンプ機
構部を駆動制御する制御部とを備える輸液装置に
おいて、輸液チユーブの経時的な復元力の劣化に
よる輸液吐出量の減少に対応して前記ポンプ機構
部の駆動速度を増大して輸液流量を補正すること
により、輸液の開始から終了に至るまで、常に一
定の輸液吐出量を保持することができ、患者に対
する輸液管理を安全かつ簡便に達成することがで
きる。
以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明は前述した実施例に限定されることな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る輸液装置の一実施例を示
すポンプ機構部と制御系の概略構成図、第2図は
第1図に示す輸液装置の制御部における制御回路
の一実施例を示す要部結線図、第3図は第2図に
示す制御部において補正演算を行う場合に適用さ
れる補正量のデータ内容の一例を示す特性曲線
図、第4図は第2図に示す制御部において補正演
算を行う場合のプログラムの一例を示すフローチ
ヤート図、第5図は時間計測を行う場合のプログ
ラムの一例を示すフローチヤート図、第6図は本
発明に係る輸液装置によつて得られる補正制御さ
れた輸液流量の特性曲線図、第7図は本発明の輸
液装置に使用される輸液チユーブの経時的劣化特
性を示す特性曲線図、第8図は本発明の輸液装置
に使用される輸液チユーブのそれぞれ設定時の輸
液速度に対応する経時的劣化特性を示す特性曲線
図である。 10…輸液チユーブ、12…フインガ部材、1
4…ばね、16…押え板、18…回転軸、20…
カツプリング、22…モータ、24…駆動軸、2
6…点滴筒、28…回転数検出器、30…モータ
駆動回路、32…制御部、34…検出回路、36
…CPU、38…ROM、40…RAM、42…カ
ウンタ・タイマ回路、44…I/Oポート、46
…外部操作機、48…クロツク発振器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 輸液チユーブを順次押圧閉塞して送液を行う
    よう構成したポンプ機構部と、このポンプ機構部
    を駆動制御する制御部とを備える輸液装置におい
    て、 輸液速度に関する関数fと、輸液経過時間に関
    する関数gとを設定し、ある基準時点からの輸液
    速度と輸液経過時間とから次式 補正量(%)=f×g により補正量を演算し、前記ポンプ機構部の駆動
    速度を一定時間経過毎に設定して指令する手段を
    設け、 輸液チユーブの経時的な復元力の劣化による輸
    液吐出量の減少に対応して前記ポンプ機構部の駆
    動速度を増大して輸液流量を補正するよう構成す
    ることを特徴とする輸液装置。 2 輸液速度に関する関数fを次式 f=(a−輸液速度)÷b+c 但し、a,b,cは係数 により設定し、 輸液経過時間に関する関数gを次式 g=(輸液流量が10mm/hのときの経過時
    間tにおける誤差)×(−1) により設定してなる請求項1記載の輸液装置。 3 輸液経過時間をマニユアル入力し得る輸液経
    過時間入力装置を設け、ある基準時点からマニユ
    アル設定した時点まで一定の輸液速度制御を行
    い、前記マニユアル設定した時点以降より輸液速
    度と輸液経過時間とから補正量を演算し、ポンプ
    機構部の駆動速度を一定時間経過毎に設定し、輸
    液チユーブの経時的な復元力の劣化による輸液吐
    出量の減少に対応して前記ポンプ機構部の駆動速
    度を増大して輸液流量を補正するよう構成してな
    る請求項1記載の輸液装置。 4 輸液チユーブをセツトしポンプ機構部を始動
    した時を基準時点としてなる請求項1または3記
    載の輸液装置。
JP1323947A 1989-12-15 1989-12-15 輸液装置 Granted JPH03184559A (ja)

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