JPH0475698B2 - - Google Patents

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JPH0475698B2
JPH0475698B2 JP59024213A JP2421384A JPH0475698B2 JP H0475698 B2 JPH0475698 B2 JP H0475698B2 JP 59024213 A JP59024213 A JP 59024213A JP 2421384 A JP2421384 A JP 2421384A JP H0475698 B2 JPH0475698 B2 JP H0475698B2
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JP
Japan
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signal
phase
value
vector
carrier
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Application number
JP59024213A
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English (en)
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JPS59156052A (ja
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Hyuuzu Yooku Seodoru
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Westinghouse Electric Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS59156052A publication Critical patent/JPS59156052A/ja
Publication of JPH0475698B2 publication Critical patent/JPH0475698B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2335Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using temporal properties of the received signal
    • H04L27/2337Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using temporal properties of the received signal using digital techniques to measure the time between zero-crossings
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
    • H04L7/046Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal using a dotting sequence

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は位相変調キヤリヤを利用する通信装置
用の改良型復調器に係わり、特に基準ベクトル、
キヤリヤ検知信号、及びビツト同期パラメータを
発生するための改良された装置を含む復調器に係
わる。 コヒーレント位相シフト・キーイング・デジタ
ル変調方式が電力会社の電力線搬送通信装置に特
に好適であることは公知である。この通信装置の
基本的な目的は電力会社の中央施設と消費者施設
との間で一次及び二次配電線を介して情報を伝送
することにあり、この情報としては遠隔メータ読
取指令、測定データ、負荷削減指令、負荷状態情
報など、自動化配電方式に有用な各種データが考
えられる。 データは送信端において所定のメツセージフオ
ーマツトの二進データ・ビツト列に変換される。
デジタル形式に変換された情報をベースバンド・
データと呼ぶ。 メツセージをそのソースから行先に送信するに
は、複数のあらかじめ設定された相対位相のうち
該当のベースバンド・データの論理状態に応じた
位相をキヤリヤの位相とすることによりベースバ
ンド・データでキヤリヤ信号を変調する。次いで
この変調キヤリヤ信号を電力線に供し、行先に伝
送する。 コヒーレント位相シフト・キーイング変調を利
用する電力線通信装置はジヨン・アール・ボイキ
ン(John.R.Boykin)に付与され、本願発明の譲
受人に譲渡された米国特許第4311964号に開示さ
れている。この米国特許に記載されている送信機
においては、バイポーラ・データ・ビツトは同一
ビツト・インターバルで、または所定のデータ転
送レートを規定するデータシンボル時間でキヤリ
ヤ上に位相符号化し、キヤリヤ信号周波数と一体
的関係となるようにキヤリヤ信号と同期化する。 上記米国特許に記載の装置はキヤリヤの位相を
変調したベースバンド・デジタル・データが論理
1か論理0であるかに応じて180°だけずれた2つ
の位相状態のいずれか1つを取るようにする位相
反転キーイングを利用する。上記特許に開示され
ている受信装置では変調キヤリヤをハード・リミ
ツトすることによつて方形波キヤリヤ信号を形成
する。セグメントに分割されたハード・リミツ
ト・キヤリヤ信号の極性は、サンプリング速度と
キヤリヤ周波数との比が整数とならないように設
定されたサンプリング・パルス・レートでサンプ
ルされる。このサンプリング・プロセスにより、
復調器は方形波キヤリヤ信号のゼロ交差の相対位
置を検知することができる。この情報は復調器内
で形成される座標系に対する入来キヤリヤ信号の
現時セグメントの位相状態を表わす位相角ベクト
ル信号を形成するのに利用される。 位相角ベクトル信号は基準ベクトル信号を形成
するのに利用される。次いで位相角ベクトル及び
基準ベクトル信号が位相検知器に供給され、その
結果、前記位相検知器は入来キヤリヤ信号の所与
のセグメントが許容位相状態のうちどの位相状態
を取つたかを示す信号出力を供給する。次いで、
この位相情報を利用して送信機に最初に入力され
たベースバンド・デジタル・データを再構成す
る。この公知装置は入来キヤリヤ信号周波数の2
倍の周波数で中間ベクトル信号を形成することに
より基準ベクトル信号を発生させる。二重周波数
ベクトルとも呼ばれるこの中間ベクトル信号を拡
張した時間にわたつてデジタル積分して基準ベク
トル信号を形成する。次いで基準ベクトル信号及
び位相角ベクトル信号が位相検知器に供給される
と該検知器は入来キヤリヤ信号が公称位相を取つ
たか反転位相を取つたか、即ち、ベースバンド・
デジタル・データが論理1か論理0かを示す信号
出力を発生する。即ち、入来キヤリヤから得られ
る位相角ベクトル信号が内部形成座標系に対して
45°であると検知され、位相が225°の位相角ベク
トル信号が続くとすれば(位相反転、または論理
1から論理0へのベースバンド・デジタル・デー
タの変化を示す)、入来キヤリヤ信号の周波数の
2倍の周波数で発生する中間ベクトル信号の位相
は上記位相角信号のどちらについても45°である。 この装置は概して満足すべき機能を果たすが、
どちらかと言えば複雑である。また、状況によつ
ては耐雑音性が充分でなく、キヤリヤ検知信号の
無用なドロツプ・アウトが起こるおそれがある。 キヤリヤ周波数よりもはるかに低いデータ転送
レートの装置にサンプリング方式を採用する上記
のような公知デジタル復調器の場合、各ベースバ
ンド・データ信号、またはビツトがいくつかのキ
ヤリヤ・セグメントにまたがるから、ビツト・フ
レーミングが必要である。1データ信号はこの米
国特許の装置では4セグメントにまたがる。どの
キヤリヤ・セグメントでデータ信号が始まるかを
検知する必要がある。例えば、処理中のキヤリ
ヤ・セグメントが実際に(次の3セグメントをも
含む)新しいデータ記号の第1セグメントである
か、3個の先行セグメントをも含むデータ記号の
最終セグメントであるか、1個または2個の先行
及び後続セグメントにもまたがるデータ記号の中
間セグメントであるかが不確かである。ビツト・
フレーミングまたは同期化のプロセスは上記米国
特許の場合、受信機によりキヤリヤ信号が正しく
検知された後に初めて行なわれる。従つて、正し
いビツト・フレーミングがメツセージ前文の伝達
中に達成されるように充分早い時点にキヤリヤ検
知が行なわれねばならない。また、キヤリヤ検知
及びビツト・フレーミングを逐次実行する結果、
計算が二重になり8ビツト演算を採用する公知マ
イクロプロセツサ方式の装置ではこの8ビツト演
算の精度に限界があるため大きい誤差伝播を生ず
るおそれがある。 本発明の目的はビツト・フレーミングとキヤリ
ヤ検知の同時実行を可能にして公知技術の上記問
題点を克服する復調装置を提供することにある。 この目的を達成するため、本発明はN個の許容
位相状態のいずれかを取ることによりデジタル・
データにより変調された位相シフト・キーイン
グ・キヤリヤ信号の復調装置において、入来位相
変調キヤリヤ信号の位相を表わす第1信号を形成
する手段、入来キヤリヤ信号から位相基準信号を
形成する基準手段、前記第1信号と前記位相基準
信号との位相差を表わす出力信号を形成する位相
検知手段、及び前記出力信号から変調デジタル・
データを再現する手段から成り、前記基準手段
が、i=0ないしN−1に対して θi=θo+(i×360°/N)、 −360°/2N<φ<360°/2N として位相値がθi+φである前記第1信号を前記
位相検知手段の出力に応答して位相値がθo+φ
の中間基準信号に変換する手段と、前記位相基準
信号の既往値と前記中間基準信号とを所定の比率
で加算した基準信号の平均である更新位相基準信
号を形成する位相基準信号更新手段とを含むこと
を特徴とする復調装置を提供する。 本発明はまた、N個の許容位相状態のいずれか
を取ることによりデジタル・データにより変調さ
れた位相シフト・キーイング・キヤリヤ信号の復
調装置において、入来位相変調キヤリヤ信号の位
相を表わす第1信号を求める手段、入来キヤリヤ
信号から位相基準信号を形成する基準手段、前記
第1信号と前記位相基準信号との位相差を表わす
出力信号(MGCP)を形成する位相検知手段、
及び前記出力信号から変調デジタル・データを再
現する手段から成り、前記基準手段がi=0ない
しN−1に対して θi=θo+(i×360°/N) として位相値がθi+φである前記第1信号をその
値がθo+φの中間基準信号に変換する手段を含
むと共に、前記位相基準信号の既往値にも前記中
間基準信号にも依存する更新位相基準信号を形成
するデジタル積分器をも含むことを特徴とする復
調装置を提供する。 本発明はまた、二進ベースバンド・データ記号
により等間隔に変調されている位相シフト・キー
イング・キヤリヤ信号の復調装置において、Kが
整数であるとして、各セグメントが1/Kデータ記
号インターバルに相当する時間にまたがる入来キ
ヤリヤ信号セグメントの位相を表わす位相角信号
を形成する手段、1個のベースバンド・データ記
号と共に変調されているK個のキヤリヤ・セグメ
ントに対応するK個の位相角信号群を形成するた
め前記位相角信号を処理して同期信号を発生する
第1手段、前記K個の位相角信号群を処理するこ
とにより前記対応するK個のキヤリヤ・セグメン
トにまたがつて変調されているベースバンド・デ
ータ記号を求める第2手段、前記第1処理手段が
前記位相角信号の和とK個のセグメントのうち、
処理中のセグメントに先行するキヤリヤ・セグメ
ントに対応して発生した前記基準信号の既往値と
に応じた基準信号を形成すると共に、前記基準信
号と前記K個の位相角信号群とを比較することに
より前記変調ベースバンド・データ記号を示す出
力を発生する手段から成ることを特徴とする復調
装置を提供する。 以下、添付図面を参照した実施例の説明から本
発明が更に明らかになるであろう。 本発明ではキヤリヤにN個の相対位相状態のい
ずれかを取らせることにより正弦波キヤリヤで表
わした二進データ記号を検波するコヒーレント位
相復調器が提供される。キヤリヤを受信機におい
てハード・リミツトすることにより、バイポーラ
位相符号化データを有する方形波キヤリヤ信号を
形成する。ハード・リミツトされたキヤリヤ信号
の極性をサンプリングして極性信号群を形成す
る。 ゼロ交差検出器は極性サンプル信号群における
極性サンプルの移行相対位置及び移行方向(即
ち、正から負、または負から正)を、これらの移
行を対応のサンプル・カウントに関連させること
によつて検知する。復調装置は1キヤリヤ周波数
サイクルの種々の相対位相角を表わすベクトル成
分値表を記憶している。検知されたゼロ交差のサ
ンプル・カウントがこの成分値表に対する指標と
して作用し、記憶値の1つを読出させる。成分値
表は具体的には同相分I及び直角位相分Qを表わ
す2群の記憶デジタル値を含む。即ち、I及びQ
成分信号は直角位相分の二進表現として2つのベ
クトル探索表から選択することができる。従つ
て、選択されたI及びQ値は入来キヤリヤ信号の
相対位相を表わす位相角ベクトル信号を構成す
る。 この位相角ベクトル信号を、対応メツセージの
公称キヤリヤ信号位相を表わす基準ベクトル信号
と比較することにより、キヤリヤ信号がこの時点
でN個の許容位相装置のうちどの状態を表わして
いるかを検知する。次いで位相角ベクトル信号、
及び基準ベクトル信号の特定既往値を採用して基
準ベクトル信号の更新値を形成する。 理論的には入来キヤリヤ信号がN個の相対θo、
θ1、θ2、θN−1のいずれかを取るが、実際には
入来信号の位相が正確にθo、θ1、θ2、θN−1に
等しくはなく、理論値に対してφの偏差を含むで
あろう。復調器の目的は入来信号の位相がどの理
論値を示すかを検知し、この位相値を最初のベー
スバンド・デジタル・データに対応するデジタ
ル・データに変換することにある。このため、復
調器は任意の基準位相角θoを有する基準ベクト
ルに対して入来キヤリヤ信号をテストする。この
基準ベクトル信号はデジタル積分プロセスにおい
ていくつかの先行入来信号+現時入来信号の平均
をとることにより構成される。 本発明の装置はi=0ないしN−1に対応して
N個の相対位相角θiを取ることのできるキヤリヤ
信号を有する位相変調装置のための基準ベクトル
信号形成装置を提供する。信号は理論的には上記
の値のいずれかと正確に一致する位相角を呈する
はずであるが、入来信号の実際の位相角はθi+φ
である。本発明は入来キヤリヤ信号のベクトル角
をθi+φからθo+φに置き換える手段を提供す
る。置き換えられた信号を基準ベクトル信号の既
往値と結合することにより安定な基準ベクトル信
号を形成する。これは本発明の重要な構成要件で
ある。 位相反転方式とも呼ばれるN=2の二進位相変
調方式に本発明の装置を使用することが好まし
い。この装置はもし入来キヤリヤ信号の位相角が
既往の基準ベクトルの位相角から90°以上ずれて
いる場合、更新基準ベクトルを形成する前に入来
信号位相角を180°置き換える。従つて、上記米国
特許第4311964号の二重周波数ベクトルを形成す
るのに必要な装置は不要となる。これにより装置
の複雑さが軽減され、マイクロプロセツサ装置の
処理負担も軽減される。 ゼロ交差情報を得るため、キヤリヤ信号の1セ
グメント、即ち、“チツプ”にわたつて所定数の
極性サンプルが取出される所定の長さの時間にわ
たつてキヤリヤ信号を観察する。チツプごとに得
られる位相角ベクトル信号Vはマルチポジシヨ
ン・レジスタに遂次環状に記憶される。Vレジス
タのポジシヨン数は各ベースバンド・データ記憶
インターバルを構成するキヤリヤ・セグメント数
に等しい。各ベクトルVが計算されるとVレジス
タに記憶されている先行キヤリヤ・セグメントの
V値と累算されてベクトル和信号VBを形成す
る。各VB値を形成するため累算されるV値の数
はデータ信号インターバルごとのキヤリヤ・セグ
メント数に等しい。このベクトル和信号VBのは
θi+φに等しい値を取る。 処理中のキヤリヤ・セグメントがN個の位相状
態のうちどの状態を表わすかを試験的に検知する
ため、位相検知器においてベクトル和VBと基準
ベクトルVRの既往値とが比較される。この位相
検知器の出力信号MGCPは先に述べたベクトル
信号V記憶用リング・レジスタと同様のポジシヨ
ンを有する別のリング・レジスタに記憶される。 次いでベクトル和信号VBと試験ビツト信号
MGCPの符号から中間基準ベクトル信号V2を得
る。この中間ベクトル信号は基準ベクトル信号
VRの成分として利用され、VRが位相θi+φを取
れば位相θo+φを取るベクトルとして定義され
る。次いで基準ベクトルVRの更新値を形成する
が、このVR更新値は1データ記号インターバル
にわたつて平均化されたものであり、VRの特定
の既往値及び現時V2値に依存する。VR値は他の
リング・レジスタと同様のポジシヨンを有する別
のリング・レジスタに順次記憶される。更新プロ
セスに使用されるVRの特定既往値は直前のVR
値ではなく、処理されるキヤリヤ・セグメントの
サイズとデータ記号インターバルの長さとの関係
によつて決定されるもつと古い値である。好まし
い実施例では、各データ記号インターバルは4キ
ヤリヤ・セグメントにまたがる。従つて、更新
VR値の計算に利用されるVR既往値は4セグメ
ント前に記憶されたVR値である。従つて、二重
周波数ベクトルを必要とせずに基準ベクトル信号
の更新値が得られる。 復調装置はキヤリヤに実際に存在するかどうか
に関係なく入来信号を連続的に処理する。キヤリ
ヤが存在しなければVR形成のために加算される
個々の量が本質的にランダムな位相角を有するベ
クトル信号を形成する。このランダム・ベクトル
の加算から中間位相及び極めて小さい絶対値を有
するベクトル和が得られる。加算ベクトル信号の
絶対値が増大すれば、合計の個々の成分がもはや
ランダムではなく、所期の信号が存在することを
意味する。従つて基準ベクトル信号の絶対値はキ
ヤリヤ存在の表示として即ち、キヤリヤ検知信号
の形成に利用される。また、この信号の絶対値は
適正ビツト・フレーミングの表示信号として、即
ち、キヤリヤ・セグメントが実際にベースバン
ド・データ・ビツトを構成するキヤリヤ・セグメ
ントと一致するように集合または累算されつつあ
ることを指示するのに利用される。 各キヤリヤ・セグメントに対応する基準ベクト
ル信号VRの絶対値が計算され、上記リング・レ
ジスタと同様4ポジシヨンを有するリング・レジ
スタに逐次記憶される。また、この絶対値が所定
限界値と比較されてキヤリヤ信号の存在を表示す
る信号、即ち、キヤリヤ検知信号が形成される。
復調装置はこの第1セグメントの記憶VR絶対値
が前記限界値を超えた場合このことを示す表示信
号をVR絶対値リング・レジスタから得ることが
できる。この表示信号は連携のリング・レジスタ
から対応の位相検知器出力値を選択すると共に、
この値の符号を送信ベースバンド・データ信号の
試験的表示信号として記憶するための同期信号と
しても利用される。この表示信号が得られれば、
キヤリヤ検知動作と同時に行なわれるビツト・フ
レーミング動作が正しく達成されたことを意味す
る。 即ち、4つの別々の加算が行なわれると、ビツ
ト・フレーミング・プロセスが適正なキヤリヤ・
セグメント集合に対応する加算を選択し、その出
力を利用してデータ信号の試験値を形成する。キ
ヤリヤ検知及びビツト・フレーミング動作を同時
に実行できるように考慮することにより、公知技
術において時々見られた計算の重複と同時的な誤
差伝播を解消する装置が提供される。これも本発
明の重要な構成要件と考えられる。 試験的ベースバンド・データ記号として記憶さ
れている位相検知出力信号に対して、データ信号
のあいまい性を除き、この位相検知器出力信号が
N個の位相状態のうちどの状態を表わすかを検知
する処理が施されるが、この相関性は上記米国特
許第4311964号に例示されている公知技術と同じ
態様で行なわれる。 A 好ましい実施例の概説 図面、特に第1図には電力線キヤリヤ入力13
と複合論理回路34及び制御論理回路35を含む
制御回路との間に設けた受信機12を含む通信端
末装置10を示した。受信機12は入力15を有
するコヒーレント位相復調器14を含む。復調器
14の説明に先立ち、受信機12及び位相復調器
14によつて処理される通信信号の特性を説明し
て本発明の理解を容易にしたい。受信機12は上
記米国特許第4311964号に記載されているものと
ほぼ同じであるが改良型の位相復調器14を含
む。 通信端末装置10は電力線18の少なくとも1
本と信号送受できるように設けたカプラー16に
接続される。この電力線は多くの場合電力会社が
50または60Hz電力を、通信端末装置10を具備す
る消費者施設に供給するために使用するものであ
る。カプラー16は電力線18を介して伝送さ
れ、かつ受信機12によつて受信される電力線キ
ヤリヤ20に応答する。キヤリヤ20は位相復調
器14によつて回復されるデジタル・データによ
り位相変調されている。 公知のように、電力線通信装置におけるキヤリ
ヤ20の伝送はキヤリヤと60Hz電力を結合するだ
けでなく、種々の妨害信号やノイズをも結合す
る。また、使用されるキヤリヤ周波数における
種々のかつランダムな減衰及びインピーダンス特
性も例えば配電トランスや力率補正コンデンサの
ような連携の配電装置により配電線18に導入さ
れるおそれがある。 位相復調器14は二進データが単一の正弦キヤ
リヤ信号またはトーン中に位相変化を発生させる
ようにするコヒーレント位相シフト・キーイング
(CPSK)キヤリヤ通信装置において動作させる
ためのものである。第1図に参照番号22で示す
キヤリヤ波形は、電力線18におけるキヤリヤ2
0の調整された形であり、端末装置10によつて
受信される送信データを形成するバイポーラベー
スバンド・データ・ビツト・メツセージ記号によ
り位相反転変調されている。各データ記号はキヤ
リヤ周波数の0(即ち、公称)位相または180°位
相反転として符号化される。ここに述べる方式は
2通りの許容キヤリヤ位相状態だけを利用する
が、本発明はこれに制限されるものではなく、4
通りの許容位相状態を利用する直角CPSK方式ま
たはその他の状態数を利用する方式にも本発明を
応用することができる。 同数のキヤリヤ・サイクル数を含んで所定のデ
ータ・ボーレートを規定する一定のベースバン
ド・データ記号インターバルが得られるようにデ
ータ記号をキヤリヤ周波数と同期させる。ボーレ
ートはキヤリヤと同期させるが、データ・ボーレ
ートもキヤリヤ周波数も電力周波数またはその他
の同期周波数または本発明の復調器14を動作さ
せるための信号ソースと同期させたり、一定の調
波または低調波周波数関係とする必要はない。例
えば好ましいキヤリヤ周波数範囲は約9〜15KHz
であり、ここに述べるキヤリヤ信号周波数の一例
は12.5KHzである。 受信機12及び位相復調器14の一般的な機能
は電力線18のキヤリヤ信号20中に存在するキ
ヤリヤ波形22を検知し、位相基準に対するキヤ
リヤの位相を求め、各データ記号の開示及び完結
との同期を提供し、各キヤリヤ・データ記号の伝
達極性または二進論理状態を相関させることにあ
る。これらの機能を果たすため、受信機12は50
または60Hz電力の送電に伴なう典型的なノイズ及
び電力線18の外部ノイズの存在下でキヤリヤ2
2の周波数を弁別できるように構成されている。
先ず60Hz電力周波数を阻止し、関連のキヤリヤ周
波数を通過させるため高域フイルタ24を設け
る。信号調整装置26が更に受信信号をフイルタ
し、調整し、増幅する。回路26はキヤリヤ周波
数以下の周波数を阻止する高域フイルタ及びスプ
リアス・ノイズ・パルスを除くためのダイオー
ド・クリツパを含むのが普通である。回路26に
はこのほかに、好ましい実施例の場合中心周波数
12.5KHzで約400Hzのバンドパス帯域幅を有する
帯域フイルタも含まれる。従つて、回路26の出
力は最初電力線18に伝送または注入されたのと
ほぼ同じ正弦キヤリヤ及び所期信号と周波数の近
い他の各種信号を含む。ゼロ基準軸27が正弦キ
ヤリヤ波形22の正負半サイクルを規定する。 再構成されたキヤリヤ波形22がハード・リミ
ター回路28に送られ、約5ボルトDCと地電位
の間で増幅されかつハード・リミツトされる。こ
うして復調器入力15に送られる方形波ハード・
リミツト・キヤリヤ信号列30が形成される。信
号30の時々刻刻における高低状態はキヤリヤ波
形22の正及び負サイクルに対応する。キヤリヤ
信号周波数及び最初にキヤリヤ信号20を変調す
る位相反転キーイング・データ情報の全てが信号
30中に維持されている。高低電圧レベル間の信
号30の移行は正負半サイクル間を通過してゼロ
軸27と交差するキヤリヤ正弦波22に対応す
る。 B 位相復調器14の概説 第2図に示す位相復調器14はセグメント別に
ハード・リミツト・キヤリヤ信号30を処理する
が、先ず極性サンプラー38が発振器40から各
サンプル・パルスを受信するごとに信号30の極
性を弁別し、論理1及び0の形で極性サンプル信
号列43を形成する。極性サンプル信号43が組
合わされ、信号発生器44によつて記憶され、こ
の信号発生器44が入来キヤリヤ信号30と位相
は同じであるが周波数がこれよりもはるかに低い
像信号を形成する。 この像信号の相対位相は正から負、または負か
ら正への像信号移行を感知するゼロ交差検知器4
6によつて弁別される。移行に関する情報を利用
して発生器60が位相角ベクトル信号Vを形成す
る。以上に述べた復調器14の構成素子は上記米
国特許第4311964号に記載されているものと構成
及び動作において類似している。これらの構成素
子の改良例は本願発明の譲受人に譲渡された1983
年2月9日付米国特許出願第465231号(W.
E.50360)に記載されている。発生器60の位相
角ベクトル信号を複数のキヤリヤ・セグメントに
わたつて発生器62が累算して合計ベクトル信号
VBを形成する。合計ベクトル信号が基準ベクト
ル信号VRと共に位相検知器76に供給され、検
知器76が位相検知器出力信号を形成する。 各キヤリヤ・セグメントごとの位相検知器76
からの出力が、このキヤリヤ・セグメントに対応
する合計ベクトル信号と共に信号発生器78によ
つて利用され、その結果、発生器78は基準ベク
トル信号の更新値を形成する。次いで基準ベクト
ル信号の絶対値が絶対値回路80によつて求めら
れ、同時に行なわれるキヤリヤ検知及びビツト同
期、またはビツト・フレーミングのための入力と
して利用され、これらの動作はビツト・フレーム
発生器86及びキヤリヤ検知器66によつて行な
われる。次いでビツト・フレーム発生器86の出
力が位相検知器の出力に供給され、復調されたデ
ータ・ビツトの試験値がレジスタ87に記憶され
る。データ・メツセージ前文の時間中に抽出され
た情報を利用するデータ・ビツト符号相関器92
が前記データ・ビツト試験値に基づいて演算し、
データ・ビツト極性のあいまい性を分析すること
により復調器出力線33に再構成二進データ信号
32を形成する。信号32の二進1及び0は送信
機によつてキヤリヤを最初に変調したのと同じ二
進データ情報を表わす。利用例の1つとして、こ
のデータ信号32は負荷管理端末装置に関する
1978年12月19日付米国特許出願第4130874号に記
載されているような単数または複数の機能を持つ
ことのできる第1図の論理回路34及び35に供
給される。 C 第2図に示す位相復調器において 処理されかつ形成される信号の説明 第3図グラフAはキヤリヤ信号を位相変調する
ための送信機への入力として使用される二進ベー
スバンド・データ信号36の論理状態を示すタイ
ム・グラフである。各キヤリヤ・データ伝送メツ
セージの頭には、同期データ・ビツトとして作用
する合計9個の交互に現れるデータ・ビツト0及
びデータ・ビツト1を含む11個のデータ・ビツト
の時点T0及びT1間に示す前文が含まれる。前
記9個の交互に現れるデータ・ビツトに極性表示
データ・ビツトを形成する2個の連続データ・ビ
ツト1が続く。時点T2においてプリアンブルが
終ると同時にデータ伝送のメツセージ情報データ
部分が始まる。メツセージ全長は40〜200デー
タ・ビツト程度が普通である。 ベースバンド・データ信号36は図示しない送
信機で発生し、キヤリヤ信号を位相変調するのに
利用される。第3図グラフBは第2図のハード・
リミツト・キヤリヤ信号30における時点T0及
びT1間の1キヤリヤ・データ信号インターバル
を拡大して示す。長さ一定の各キヤリヤ・データ
信号インターバルはもしベースバンド・データ・
ビツトの二進状態が先行のデータ信号の二進状態
から変化した場合にキヤリヤ信号の位相反転が起
こる時点に始まり、かつ終る。前文の所期部分に
詳しくは後述するように位相復調器14における
同期を確立するため上記交互に現れる極性デー
タ・ビツトを含んでいる。 好ましい構成では各データ信号インターバル内
に4個の前記キヤリヤ・セグメントが含まれ、時
点T0,T0−1,T0−2,T0−3及びT1
によつて区切られる。キヤリヤ・セグメントは実
際には極性サンプリングが行なわれ、所定数の極
性サンプルが復調器14中に記憶された後に復調
器14によつて形成される。第3図グラフCには
グラフBに示した4個のキヤリヤ・セグメントの
1つを更に拡大して示してあり、サンプル・パル
ス発振器40から発生するサンプリング・パルス
37によつて形成される8個のサンプルの時点を
含んでいる。第3図に示すサンプリング・プロセ
スは米国特許第4311964号に詳しく記載されてい
るプロセスである。上記米国特許出願(W.
E.50360)に記載されているようなサンプリン
グ・プロセスを採用してもよい。 第3図グラフCから明らかなように、51/8キ
ヤリヤ・サイクルのインターバルでサンプリン
グ・パルスが発生する。各サンプル・パルスは波
形中の、先行サンプルよりも1/8サイクル遅れた
時点に現れる。サンプルは対応するサンプリン
グ・パルスの時点におけるキヤリヤ信号の極性を
決定する。負のキヤリヤ信号極性は0によつて、
正のキヤリヤ極性は1によつてそれぞれ表示され
る。従つて、第2図に示す極性サンプラー38の
出力は一連の二進論理1及び0から成る極性信号
43である。極性信号43はそれぞれが像周波数
信号の1サイクルから成る、1キヤリヤ・セグメ
ントに対応する8個の信号群として形成され、像
周波数信号発生器44を介して8ビツト二進デー
タ・レジスタに記憶される。詳しくは後述するよ
うに、それぞれ8個から成る極性サンプル信号群
を利用することにより対応のキヤリヤ信号セグメ
ントの位相角を表わすベクトル信号Vを形成す
る。極座標方式でベクトル信号を処理する場合の
ような角情報を位相復調器に記憶させる必要を避
けるため、全てのベクトル信号を変調器14によ
り直交座標としてI成分値及びQ成分値の形で処
理する。 入来キヤリヤ信号が復調器14内の任意の基準
に対して0〜360°のいかなる位相角で到来しても
よいことは言うまでもない。しかし、復調器14
はこの信号を限られた個数の位相値を取るものと
して処理する。ここに述べる好ましい実施例の場
合、復調器14は入来キヤリヤ信号サンプルを8
通りの位相角のいずれか1つを取るものとして処
理する。 本発明の理解を容易にするため、位相角ベクト
ル発生器60によつて形成されるベクトル信号の
極座標表現を第4図に示した。第4図ではI成分
値を水平軸に、Q成分を垂直軸に示してある。第
4図からも明らかなように、8個のベクトルを図
示してある。各ベクトルは0〜7の番号を与えら
れており、対応のI及びQ成分値を含む。例え
ば、第4図右側水平軸に沿つたベクトルはI及び
Q座標値がそれぞれ4及び0のベクトル#6であ
る。成分値は詳しくは後述するベクトル探索表に
記憶されている。このような理論上の動作条件の
下では入来キヤリヤ信号は所与の変調ベースバン
ド・データ・ビツト論理状態に対応して第4図図
示ベクトルの1つだけに相当する値を示す。例え
ばベースバンド・データ論理1は所与のメツセー
ジ中で必ず成分値が3、3のベクトル#5によつ
て表現することができる。ここに述べる好ましい
実施例は位相反転キーイング通信装置に組込まれ
るから、ベースバンド・データ論理0ならば入来
キヤリヤ信号がベースバンド論理1の位相角から
180°ずれた位相角を取る。従つて、この例の場
合、ベースバント論理0と共に変調された入来キ
ヤリヤ信号の位相は第4図左下方象限の、成分値
が−3、−3のベクトル#1によつて表わされる。 再び第3図から明らかなように、各ベースバン
ド・データ・ビツトは4キヤリヤ・セグメントに
相当するインターバルを占める。従つて、復調器
14においては4キヤリヤ・セグメントずつを1
グループとしてデータ処理される。4キヤリヤ・
セグメントの位相角ベクトル信号値が第2図の合
計ベクトル発生器62において累算され、合計ベ
クトル信号VBが形成される。 第2図に示すベクトル発生器62による合計ベ
クトル信号VBの構成を第6図のベクトル図に図
解した。第6図から明らかなように、入来キヤリ
ヤ信号の3つの連続セグメントがそれぞれ成分値
3、3を有する3個の位相角ベクトル信号V1,
V2,V3を形成すると仮定している。即ち、これ
らの位相角ベクトル信号のそれぞれは第4図に示
すベクトル#5に等しい。ここではベースバン
ド・データの論理状態が変化して入来キヤリヤ信
号の位相が反転すると仮定する。従つて、次のキ
ヤリヤ・セグメントは成分値−3、−3を有する
第6図のベクトルV4によつて示されるような位
相角ベクトル信号形成することになる。ベクトル
信号V1,V2,V3V4を累算すれば第6図に示す
ような成分値6、6を有する合計ベクトル信号
VBの値となる。即ち、 V1 3, 3 V2 3, 3 V3 3, 3 + V4 −3,−3 VB 6, 6 第6図の位相角ベクトル信号V4の発生後、ベ
ースバンド・データの論理状態が3連続キヤリ
ヤ・セグメントにわたつて変化せず、その結果第
7図に示すような成分値−3、−3の位相角ベク
トル信号V1′,V2′,及びV3′が発生すると仮定す
る。次いで、ベースバンド・データの論理状態が
もう一度変化し、その結果、入来キヤリヤ信号の
位相がもう一度反転すると仮定する。従つて、発
生する位相角ベクトル信号Vの次の値は第7図に
示すような、成分値3、3のベクトルV4′によつ
て表わされる。ベクトルV1′,V2′,V3′及び
V4′の合計によつて第7図に示すような、成分値
−6、−6のベクトルVB′が形成される。 第2図で示したように、位相検知器76は入力
として合計ベクトル信号VB及び基準ベクトル信
号VRを受信する。この基準ベクトル信号はキヤ
リヤ信号の公称位相を表わし、位相角θoを持つ
として示される。次に本発明が基準ベクトル信号
VRを発生させる方法を説明する。 理論上の条件下では、第6図及び第7図に関連
して上述した例においてベクトルVの連続値によ
り交番ベースバンド・データ・ビツトに対応して
形成される合計ベクトルVBも第4図のベクトル
#5またはベクトル#1の位相に等しい位相角を
示す。第8図は(この例のため座標値25、25を持
つと仮定する)現時基準ベクトルVRと共に、第
6図に関連して述べた合計ベクトルVBを示す。
基準ベクトルVRの現時値と合計ベクトルVBは
全く同じθoを取るから、基準ベクトル発生器7
8は位相及び絶対値がベクトルVBに等しい中間
基準ベクトルV2′を形成する。 再び第8図において、左下象限には(第7図に
関連して述べたように発生する)第2合計ベクト
ルVB′を示した。ここでも基準ベクトルVRが第
8図右上象限に示すように位相角θoを取るとす
れば、基準ベクトル発生器78は絶対値が合計ベ
クトルVB′に等しいが位相角が180°だけずれた中
間ベクトルV2を形成する。換言すると、基準ベ
クトル発生器78はもし合計ベクトルが基準ベク
トルVRの既往値に近い位相角を取るなら合計ベ
クトルVBに等しい位相の中間基準ベクトルV2を
形成し、合計ベクトルVBが基準ベクトルVRの
既往値とは著しく異なる位相角を取れば合計ベク
トルVBから反転した位相を有する中間基準ベク
トルV2を形成する。 次いで、基準信号更新装置が中間基準ベクトル
V2を利用することにより、VRの既往値にも依存
する基準ベクトルVRの更新値を形成する。好ま
しい実施例の場合、基準ベクトルVRの更新値は
VRの既往値の3/4+中間基準ベクトルV2の値に
等しい。 上記例においては合計ベクトル信号VBは既存
の基準信号VRに等しいか、またはこれから180°
だけずれた。実際にはノイズなどの要因によつて
入来キヤリヤ信号が流動し、その結果VRまたは
VR+180°から第8A図に示すような差角φだけ
ずれた位相角を有するそれぞれVB″またはVB
のような合計ベクトルとなる。 このような条件下ではVB″に対してもVBに
対しても本発明は位相角がθo+φの中間基準ベ
クトル信号V2を形成する。デジタル積分の結果、
差角φが均分されるか、または新しい位相角を有
する新しい基準ベクトルが形成される。 好ましい実施例ではVBの位相がVRの位相の
90°以内なら中間基準ベクトル信号12は合計ベク
トル信号VBに等しい位相角を取り、VBとVRの
位相差が90°以上ならVBから180°ずれた位相を取
る。 位相反転変調方式で動作する復調器との関連で
基準ベクトルVR発生装置を説明するが、本発明
はこれに制限されない。即ち、N=正整数とし
て、キヤリヤ信号の許容位相値がN個である位相
シフト・キーイング方式の装置にも応用できる。
本例では、基準ベクトル発生器78は位相値がθi
+φ[ただしi=0〜N−1に対してθi=θo+(i
×360°/N)、−360°/2N<φ<360°/2N]の信
号をその値がθo+φの中間基準信号V2に変換す
る。このことは合計ベクトルVBがθ1+φを取
る第8A図からも明らかである。ただし、 θ1+φ=θo×(i+360/N)+φ =θo×(1+360/2)+φ =θo+180°+φ 基準ベクトル発生器78はベクトルVBを位
相値θo+φの中間基準ベクトルV2に変換する。 次いで合計ベクトルVBが基準ベクトルVRの
現時値(I,Q)と共に第2図に示す位相検知器
76に供給される。具体的には位相検知器76が
ベクトル信号VB及びVRの4象限乗算を行なう
ことにより両者の位相差の余弦関数に比例する出
力を形成する。この出力信号MGCPは他の4ポ
ジシヨン・レジスタ87にリング状に逐次記憶さ
れる。レジスタ87の記憶値は合計ベクトルVB
の位相角が基準ベクトルVRに極めて近いかまた
は基準ベクトルVRの位相角からほぼ180°ずれて
いるかに応じて比較的大きい正の数か比較的大き
い負の数であるのが普通である。即ち、位相検知
器出力の符号は当該セグメントに対応してキヤリ
ヤ信号に重ねて変調されている値がベースバン
ド・データ1かベースバンド・データ0かを示す
因子である。リング・レジスタ84に記憶されて
いるMGCPの適正値はビツト・フレーム発生器
86によつて形成される別の表示値INDEX1を
利用することにより前記リング・レジスタ8の出
力として提供される。この値の符号は試験ビツト
としてデータ・ビツト符号相関器に伝送される。
求積方式の実施例なら、VB及びVR間の角度の
正弦関数に比例する第2信号を180°以下の位相ず
れを検知するためにも利用される。 この時点では試験ビツト値から4キヤリヤ・セ
グメントを単位とする入来キヤリヤ信号の位相が
基準ベクトルVRの位相とほぼ整列するか基準ベ
クトルVRとほぼ180°位相がずれているかを知る
ことができる。しかし、この値がベースバンド・
データ1かデータ0かを知ることはできない。こ
のあいまい性を解くにはデータ・メツセージ前文
の最後の2ビツトに含まれている情報を利用す
る。なぜなら、前文中の9個の交替に現れるベー
スバンド・データ・ビツト1及びデータ0に続い
て2個の連続データ・ビツト1が伝送されるから
である。前文の2個の連続する極性表示データ・
ビツトの符号が同一なら、これに対応する2個の
MGCP信号の極性を求める。もしMGCP符号ビ
ツトが0なら、データ・ビツト符号相関器92は
現時メツセージがレジスタ87からデータ出力ブ
ロツク96に移動するのに伴なつてMGCP信号
の反転出力を提供する。MGCP符号ビツトが1
である場合、データ・ビツト符号相関器92はこ
のメツセージに対応してレジスタ87の出力を反
転させない。即ち、復調器出力データ信号は変調
キヤリヤと重ねて送信されるベースバンド・デジ
タル・データ・ビツトに対応する。 D 第12図の回路図 第9図、第10図及び第11図は第2のブロツ
ク・ダイヤグラムに示したコヒーレント位相復調
器14の各部を示す詳細なブロツク・ダイヤグラ
ムである。第9図、第10図及び第11図のブロ
ツク・ダイヤグラムはモトローラ・セミコンダク
タ・プロダクツ・インコーポレーシヨンから市販
されている6800シリーズのマイクロコンピユー
タ・システムを含む第12図図示のマイクロプロ
セツサ方式装置を使用する本発明の一実施例に対
応する。このマイクロコンピユータ・システムの
詳細はモトローラ・セミコンダクタ・プロダク
ツ・インコーポレーシヨンから発行されているマ
イクロプロセツサ・データ・マニアル及び
MC6801レフエランス・マニアルMC6801RMAD
に記載されている。CPU装置110は公知の構
成を有し、上記出版物によれば以下に述べるよう
なキヤリヤ復調の信号処理を行なう。読取専用メ
モリ(ROM)112にはここに述べる演算を実
行するためシーケンスをプログラムされた演算命
令を記憶しているプログラム・メモリを設ける。
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)14を設
け、このメモリ14は復調器14の信号処理に利
用される二進データ・メモリとして複数の8ビツ
ト・アドレス可能読書きメモリ・レジスタを含
む。 水晶制御タイマー発振モジユール116はサン
プリング・パルス37を提供するプログラム可能
な除算器を含む。サンプリング・パルス37はデ
ータ入出力ポート118を介してCPU110の
マスク不能割り込みNM1入力120に選択的に
供給される。タイマーモジユール116はまた
CPU110の動作を時定するタイミング制御信
号を提供する。 ハード・リミツトされたキヤリヤ信号30は受
信機12の前端からCPU110のデータ入出力
ポート118の1つに供給される。第9図、第1
0図及び第11図に関連して述べた段階及び動作
はいずれも別々のハードウエア論理回路素子によ
つて形成することができる。 第9図、第10図及び第11図の説明ではいく
つかのメモリ・レジスタに言及するがこれらは
RAM114に設けられるものであり、以下に説
明する。 E ベクトル信号の発生 第9図において、サンプル・パルス37はサン
プル・パルス発振器40から極性サンプラー38
に供給され、サンプラー38は後述するように一
連の極性表示ビツト43を形成する。極性サンプ
リング・プロセスの詳細な説明は上記米国特許第
4311964号または米国特許出願(W.E.50360)に
記載されている。サンプル・パルス37はサンプ
リング・パルス・カウンタ52にも供給され、こ
のカウンタはカウンタ7からカウンタ0まで逆カ
ウントする。極性サンプル表示ビツト43が8ビツ
ト・シフト・レジスタ49に逐次記憶されると、
レジスタ49は像周波数信号の1サイクルを表わ
す8ビツト極性信号、即ち、チツプを形成する。
8番目の極性サンプル・ビツト43がサンプル・パ
ルス・カウンタ52の出力Csの値で表わされる
ようにチツプ・レジスタ49に記憶されると、チ
ツプ・カウンタ53のカウントが増し、極性移行
検知器47から成るゼロ交差検知器46がチツプ
に作用する。極性移行検知器47は49に記憶さ
れている8ビツト・チツプ信号中のどのビツトが
0から1または1から0の移行を描くかを検知す
る。 極性移行のビツト位置を利用することにより表
示信号を形成し、第9図に示すような位相角ベク
トル発生器60を構成する2つの探索表58,5
9の形式を取るコンピユータ・メモリにこの表示
信号を供給する。探索表58,59は復調器14
の全ての位相値の基本となる任意の座標系を構成
する。各探索表58,59は第5図に示すベクト
ル成分の加重値を表わす8つの量を含み、第5図
の上部に並ぶベクトル7〜0は極性移行検知器4
7から発生する表示信号の値に対応する。第5図
はまは(縦軸に)I及びQ値探索表58,59の
対応位置に記憶される対応の加重ベクトル成分値
を示す。例えば、チツプレジスタ49のビツト7
が0、ビツト6が1(即ち移行を示す)なら、ベ
クトル探索表58,59に表示値6が供給され、
その結果、I値4及びQ値0が発生する。同様
に、ベクトル探索表58,59に表示値1が供給
されるとI値−3及びQ値−3が発生する。 1チツプにおける全ての移行に対応して位相角
ベクトル発生器60の端作表58,59から抽出
される値の合計は従つて2つの成分ベクトル信号
値V(I,Q)から成り、逐次リング状に4ポジ
シヨン・メモリ・レジスタ61に記憶される。 このチツプに対応するベクトル信号Vの値が記
憶されるレジスタ61の特定ポジシヨンはチツ
プ・カウンタ53の出力Ccによつて求められる。
尚、位相角ベクトル信号Vのそれぞれの値は所定
のキヤリヤ周波数サイクル数の、例えば41サイク
ルのキヤリヤ信号セグメントの相対位相角を表わ
す。 処理中のキヤリヤ信号セグメントに対応する位
相角ベクトル信号Vの値は合計ベクトル発生器6
2に供給され、この発生器62において、4ポジ
シヨン・レジスタ61の他の3ポジシヨンに記憶
されている先行3キヤリヤ・セグメントに対応す
る位相角ベクトルVの値に、ベクトル累算器79
によつて加算される。合計信号は別の2つの成分
ベクトルVB(I,Q)から成り、合計ベクト
ル・メモリ・レジスタ63に記憶される。 第10図から明らかなように、合計ベクトル信
号VBは基準ベクトルVRと共に位相検知器76
に供給される。位相検知器76は2個のベクトル
信号入力の4象限乗算を行ない、個々の入力乗算
によりその出力に両ベクトルのI成分と両成分の
Q成分の積の合計に相当する信号MGCPが形成
されるようにする。位相検知器76の出力はもし
両入力ベクトルの相対位相差が小さければ大きい
正の数となり、両入力ベクトルの位相差が180°に
近ければ比較的大きい負の数となる。MGCPの
絶対値が探索表58,59に記憶されているベク
トル成分値に対応する加重値の選択に応じて異な
ることはいうまでもない。従つてMGCPの符号
は両入力ベクトルVB及びVRの位相が近似であ
るか180°近くずれているかを示す。次いで位相検
知器出力信号MGCPはレジスタ89における適
正メモリ・ポジシヨンを弁別するための表示値と
してチツプ・カウンタ出力Ccを利用する4ポジ
シヨン・リング・メモリ・レジスタ84に逐次記
憶される。 位相検知器76の出力MGCPは基準ベクトル
VRの更新値成分にも利用される。基準ベクトル
VRが形成される特殊な態様は以下に述べる重要
な構成要件を構成する。 第10図から明らかなように、位相検知器76
の出力MGCPは符号検知器104に供給される。
MGCPの符号が負なら、符号検知器104が合
計ベクトル信号VBによつて入力を供給される位
相インバータ106を作動させる。位相インバー
タ106の出力が中間基準ベクトル信号V2(I,
Q)を構成する。従つて、位相検知器76の出力
MGCPの符号が正なら、即ち、ベクトル信号VB
の位相が基準ベクトル信号VRの現時点値に極め
て近ければ、ベクトル信号V2の位相はベクトル
信号VBに等しい。しかし、MGCPが負なら、ベ
クトル信号V2は合計ベクトル信号、VBの位相反
転値に等しい。 中間基準ベクトルV2は基準信号更新装置10
8の1つの入力へ供給される。好ましい実施例の
この基準信号更新装置108はが基準ベクトル
VRの更新値を形成する。ただしVRnew=3/4
VRold+V2。このVR値はチツプカウンタ値Cc
に等しい表示値を利用する4ポジシヨン・リン
グ・レジスタ110に記憶される。尚、更新プロ
セスに利用されるVRoldの値はすぐ先行のVR値
ではなく、データ記号インターバルと復調器によ
つて処理されるキヤリヤ・セグメントの長さとの
関係によつて設定される他の値である。好ましい
実施例では、データ記号インターバルは4キヤリ
ヤ・セグメントにまたがる。VRoldとして選択
されるVRの特定値は処理される4番目、即ち、
最終のVR値である。動作に際してはVRの更新
値を収納するのと同じリング・レジスタ110の
セルから基準信号更新装置108への入力として
VRoldの値が選択される。このセルはチツプ・
カウンタCcの値によつて決定される。 F ビツト同期 ビツト・フレーミングまたはビツト同期を第1
3図を参照して更に詳細に説明する。第13図の
下方に並ぶ数字はチツプ、またはキヤリヤ・セグ
メント、入来キヤリヤ信号の数を表わす。第3図
に関連して既に述べたように、各ベースバンド・
データ記号は好ましい実施例の場合4チツプにま
たがる。ビツト同期動作の目的はどのビツトがデ
ータ記号インターバルの開始を表わすかを弁別す
ることにある。 第13図から明らかなように、一度に4チツプ
ずつ、種々の形で集合することができる。例えば
グルーピングAはデータ記号インターバルがチツ
プ#1で始まると仮定している。即ち、データ記
号インターバルがチツプ#1、#チツプ2、チツ
プ#3及びチツプ#4から成るというのがグルー
ピングAの想定である。グルーピングAはチツプ
#5が第2データ記号インターバルの第1チツ
プ、チツプ#9が第3データ記号インターバルの
第1チツプ、以下同様に仮定している。これに対
してグルーピングBはチツプ#1が先行データ記
号インターバルの最終チツプ、チツプ#2が現デ
ータ記号インターバルの第1チツプを表わすと仮
定する。同様にグルーピングBはチツプ#6が第
2データ記号インターバルの第1チツプ、チツプ
#10が第3データ記号インターバルの第1チツ
プ、などと仮定している。またグルーピングCは
チツプ#3が第1データ記号インターバルの第1
チツプであると想定し、グルーピングDはチツプ
#4がデータ記号インターバルの第1チツプであ
ると想定している。そこでこれらのグルーピング
A,B,C,Dのいずれが正しいかを弁別しなけ
ればならない。 第10図に関連して述べたように、ビツト同軸
とキヤリヤ検知は同時に行なわれる。プロセスは
ベクトル絶対値発生器80の作用下にある現時点
基準ベクトル値VRと共に開始される。発生器8
0の出力は信号SSTRである。次いでこの信号値
はチツプ・カウンタ53の現在値Ccに従つて4
ポジシヨン・リング・レジスタ112に逐次記憶
される。 レジスタ112に記憶されている4個のSSTR値
の任意の1つがコンパレータ69に供給され、レ
ジスタ113に記憶されている所定の限界値と比
較される。もしこの任意のSSTR値が限界値より
大きければ、キヤリヤ信号の存在を意味し、コン
パレータ69の出力にキヤリヤ検知信号CDが形
成される。 上記任意のSSRT値は表示値INDEX1によりレ
ジスタ112から抽出される。この表示値は
SSTRが最初に限界値を超えるキヤリヤ・セグメ
ントに対応するチツプ・カウンタ53の値Ccと
して規定される。第10図から明らかなように、
限界値を超えるSSTR値がなければ(即ち、コン
パレータ69の出力が負なら)レジスタ112に
記憶されているSSTR値のうちどの値が最大であ
るかを弁別するコンパレータ回路116によりレ
ジスタ112の内部が分析される。コンパレータ
116はこの最大SSTR値に対応する表示信号を
出力し、この表示信号はゲート118の制御下に
INDEX1としてレジスタ120に記憶される。 それぞれの新しいメツセージについてレジスタ
120の記憶値がキヤリヤ・セグメントごとに第
1キヤリヤ・セグメントまで、かつこの第1キヤ
リヤ・セグメントを含めて更新され、その結果、
限界値以上のSSTR値が形成される。同じく限界
値以上のSSTR値を形成する後続のセグメントは
キヤリヤ検知信号CDに制御されるゲート118
の作用下にレジスタ120に記憶されている
INDEX1の値を変化させることを阻止される。 レジスタ120に記憶されている表示値は任意
のMGCP値を抽出してその符号ビツトを試験ビ
ツト・レジスタ87に記憶させるのに利用され
る。符号ビツトは正の数なら0、負の数なら1と
なる。次いでレジスタ87の内容がデータ・ビツ
ト符号相関器92にされる。
【表】
【表】
【表】 交互に現われるベースバンド・データ・ビツト
1及びデータ・ビツト0と共に変調された典型的
な入来キヤリヤ信号の変調器によつて形成される
信号値の例を示す表を参照してキヤリヤ検知器
66とビツト・フレーム発生器86の同時動作を
補足説明する。多重ポジシヨン・レジスタ61,
84及び110に関して、特定チツプ番号に対応
する記憶値はチツプ番号のすぐ下の下線を施して
ある値である。 上述のサンプリング・プロセスの結果、相対位
相角ベクトル信号Vが第4図に示すベクトル#6
と全く同じ値を取ることが判明したとする。即
ち、表に示す入来キヤリング信号の位相角ベク
トル信号のI成分値が4、Q成分値が0であると
する。従つてVベクトル・メモリ・レジスタ61
の第1位置に記憶されている値は表のチツプ
#1のすぐ下の下線を施した値で示すように4及
び0から成る。第9図のベクトル累算器79がレ
ジスタ61に含まれる全ての記憶値のベクトル合
計を形成する。これが処理すべき最初のチツプで
あるから、レジスタ61には1組の組しかなく、
レジスタ61の他の3ポジシヨンは0である。従
つて、第9図のベクトル累算器79の出力はチツ
プ#1のすぐ下に量VBとして表に示されてい
るように4、0に等しい。 復調器14の起動時における各基準ベクトル
VRの値は0、従つて、ベクトルVBとベクトル
VRを比較する位相検知器76の出力は未確定で
ある。ただし、本発明ではこのような状況下で位
相検知器76に正の出力を割当てる。この値は
“MGCPの符号”の項のチツプ#1のすぐ下に示
されている。従つて、第10図の符号検知器10
4の出力は位相インバータ106を非行動にし、
チツプ#1に対応するV2の値は正確にチツプ
#1のVB値と同じである。 基準ベクトルVRは複数のキヤリヤ・セグメン
トにわたつて中間基準ベクトルV2をデジタル積
分する、即ち、基準ベクトルVRの特定の既往値
と中間基準ベクトルV2とを所定の比率で加算す
ることによつて形成される。上述の実施例では基
準ベクトルVRの更新値はVRnew=3/4VRold+
V2と規定される。ただしVRoldは4つ先行する
チツプのVR値である。ここでもこれは処理され
る最初のチツプであるから4つ先行するチツプの
値は0である。表から明らかなように、チツプ
#1に対応する基準ベクトルVRの更新値は4、
0であり、表にレジスタ110と対応させて示
す下線を施した値で表わされる基準ベクトル・メ
モリ・レジスタ110の(基準チツプ・カウンタ
Ccの現在値で特定される)第1セルに記憶され
る。 次いでベクトル絶対値発生器80は最新VRベ
クトル信号値に等しい信号を発生し、これを信号
SSTRとして第10図の4ポジシヨン・レジスタ
112に記憶させる。表に示したベクトルはい
ずれも水平軸に沿つているから各ベクトルの絶対
値はI成分の絶対値に等しい。SSTRの最新値が
記憶される4ポジシヨン・レジスタ112の特定
位置もチツプ・カウンタ値Ccによつて決定され
る。同期表示信号INDEX1によつて決定される
SSTR値(即ち、SSTR INDEX1)がコンパレ
ータ69において限界値と比較され、キヤリヤ信
号の存在がチツプされる。SSTR INDEX1を表
に各チツプごとに示した。 前記限界値はメツセージ前文受信の際にできる
だけ早く積極的なビツト同期が達成されるように
設定される。上述実施例の場合、レジスタ113
に記憶される限界値は30である。チツプ#1以前
には同期表示信号INDEX1の値は未確定である
から、レジスタ112の記憶SSTR値のうちどの
値が最初のチツプに選択されるかは予見できな
い。説明の便宜上、レジスタ112の最大記憶値
がレジスタ112の出力SSTR INDEX1として
供給されると仮定する。表から明らかなよう
に、この値はチツプ#1に対しては4である。値
4は限界値30よりも小さいから、コンパレータ6
9はキヤリヤ検知信号CDを出力せず、従つてコ
ンパレータ116を作動させることにより、コン
パレータ116は記憶されている最大SSTR値を
特定するレジスタ112の表示値を選択する。チ
ツプ#1については、コンパレータ116が選択
するINDEX1値は1である。この値がゲート1
18を介して伝送され、レジスタ120に記憶さ
れる。このINDEX1値を利用することにより、
試験ビツト・レジスタ87に記憶させるための、
位相検知器出力メモリ・レジスタ87に記憶させ
るための、位相検知器出力メモリ・レジスタ84
からの出力が得られる。キヤリヤ検知信号CDが
存在しなければチツプ#1の以後の処理が停止さ
れる。 次のチツプ、即ち、チツプ#2が処理されると
再び値4、0を取る位相角ベクトル信号Vが発生
する。従つて、この値はチツプ・カウンタCcの
値によつて決定される位相角ベクトル・メモリ・
レジスタ61の第2ポジシヨンに記憶される。こ
の第2V値の記憶は表から明らかなように、チ
ツプ#2下方のレジスタ61、第2ポジシヨン中
の下線を施した量4、0で示されている。ベクト
ル累算器79は既にレジスタ61に記憶されてい
るベクトルを累算してVB値8、0を出力する。
このベクトル値はそれまでに計算されたベクトル
VR値4、0と共に位相角検知器76に供給され
る。現時点ベクトル信号VB及びVRの位相角は
全く同じであるから、位相角検知器76の出力の
符号は正である。従つて、ここでもベクトルVB
の値に等しい値の中間基準ベクトル信号V2が発
生する結果となる。 式VRnew=3/4VRold+V2に基づくVR更新値
の計算から値8、0が得られる。ここでも留意し
なければならないのはVRoldが直前のVR値では
なく、4チツプ前のVR値を意味するということ
である。即ち、VRoldはチツプ・カウンタCcの
値によつて特定されるレジスタ110の位置に既
に記憶されているVR値である。次いで更新値が
表にレジスタ110第2ポジシヨン中に下線を
施してある値8、0によつて示すように、VRレ
ジスタ110の第2ポジシヨン(C2=2である
から)に記憶される。既に述べた通り、SSTRは
VRの絶対値であり、表に示す例では全てのベ
クトルが水平(I)軸に沿つている。従つて、
SSTRレジスタ112の内容はレジスタ110中
の対応するI成分と全く同じである。INDEX1
の現在値によつて特定されるSSTRレジスタ11
2の値は4であり、(現時点チツプについいては
INDEX1は未だ更新されていない)、この値4は
限界値30以下であるから、ここでもコンパレータ
66はコンパレータ116及びゲート118を作
動させることによりレジスタ112に記憶されて
いる最大SSTR値を検出し、新しいINDEX1値を
形成する。チツプ#2の処理におけるこの時点に
おけるレジスタ112の最大記憶値は8であり、
この値はレジスタ112の第2ポジシヨンに記憶
されるから、INDEX1値は2にリセツトされる。
従つて、レジスタ84の第2値の符号はまた出力
として供給されてレジスタ87に記憶される。こ
こでもキヤリヤ検知信号CDが存在しなければ、
この時点におけるチツプ#2に関する信号処理が
停止される。 表から明らかなように、チツプ#3における
ベースバンド・データ・ビツトは論理1から論理
0に変化している。従つて、発生する位相角ベク
トル信号Vは先行値の位相から反転した位相の信
号となる。即ち、現在値は−4、0であり、表
のチツプ#3のすぐ下の下線を施した値から明ら
かなように、位相角ベクトル・メモリ・レジスタ
61の第3ポジシヨン(チツプ・カウンタCc=
3)に記憶される。レジスタ61に記憶されてい
る全てのベクトル値を合計するとVB値4、0が
得られる。この値はベクトル信号VRの既存値と
共に正の位相検知器出力を形成し、その結果ベク
トルVBに等しいV2値を形成する。更新VR値が
形成された結果、レジスタ110の第3ポジシヨ
ンに値4、0が記憶される。ここでもINDEX1
の現在値によつてレジスタ112から検索される
SSTR値は限界値30以下である。従つて、キヤリ
ヤ検知信号は発生せず、INDEX1の更新値がレ
ジスタ120に供給される。 連続する各チツプによつて形成する値に対する
同様の処理は第11チツプまで継続される。表か
ら明らかなように、先行チツプ#10によつて形成
されるINDEX1の値は限界値30よりも大きい
SSTR値をレジスタ112から出力させるような
値であつた。従つてキヤリヤ検知信号CDが発生
し、これがチツプ#11における更新INDEX1値
の発生を抑制する。従つて、チツプ#10及びチツ
プ#11に対応するINDEX1値は2のままである。
このことはチツプ・カウンタCcの対応値、即ち、
2がベースバンド・データ記号インターバルの最
終チツプであり、Ccが値3を取る各チツプが新
しいデータ記号インターバルの第1チツプを表わ
すことを意味する。再び第13図から明らかなよ
うに、グルーピングCはこの例の場合にビツト・
フレーミングまたはビツト同期を表わし、1ベー
スバンド・データ記号を構成する全てのチツプま
たはキヤリヤ・セグメントが単一グループにおい
て復調器14によつて処理される。従つて、ビツ
ト同期及びキヤリヤ検知動作が同時に行なわれた
ことも第13図から明らかである。 G データ・ビツト符号相関 以上の説明から明らかなように、(任意の
MGCP値の符号ビツトを表わす)値0または1
が試験ビツト・レジスタ122に記憶される。即
ち、レジスタ122中の0はベースバンド・デー
タの1つの論理状態を表わし、1つはベースバン
ド・データの他の論理状態を表わす。しかし、こ
の時点までは0または1が具体的に2つのベース
バンド論理状態を表わすかを特定することが不可
能であつた。このあいまい性を解くのがいわゆる
データ・ビツト符号相関であり、本発明では第3
図に示す11ビツト・メツセージプルアンブル中の
最後の2ビツトであり極生表示ビツトを利用する
ことに達成される。従つてデータ・ビツト符号相
関器の仕事はそれぞれがベースバンド論理状態1
を表わす前記2個のビツトの発生を認識し、この
2個の表示ビツトの2番目のビツトが発生した時
の試験ビツト・レジスタ122の内容値を復調器
14の出力に論理1として割当てることである。 第11図から明らかなように、キヤリヤ検知器
信号CDが存在しないとインバータ124及びリ
セツト発生器126の作用によりプリアンブル状
態カウンタ128が初期値にリセツトされる。信
号CDが存在すると、プリアンブル状態カウンタ
に下記のような影響が現れる。試験ビツト・レジ
スタ87の内容が先行ビツト・レジスタ128の
内容と共に、出力が最終プルアンブルビツト検知
器134に接続しているコンパレータ132に供
給される。キヤリヤ検知信号CDが存在すると、
プルアンブル状態カウンタ128が最終プルアン
ブルビツト検知器に追加情報を供給する。検知器
134はコンパレータ132の出力に基づいて1
つのベースバンド論理状態から他のベースバンド
論理状態に移行するのを検知する。この移動が起
こると、最終プリアンブルビツト検知器134が
プルアンブル状態カウタン128のカウントを減
少させる。有効なメツセージプリアンブルなら、
一連の交互のベースバンド論理状態が現われるは
ずである。カウント減少プロセスはプリアンブル
状態カウンタ値がメツセージプリアンブルが実際
に受信されつつあることを立証するまで移行ごと
に断続され、これが立証されると最終プルアンブ
ルビツト検知器134が可能化される。極性表示
ビツトを構成する同じベースバンド論理状態の2
個の連続ビツトが現われるまでこのシーケンスが
最終プリアンブルビツト検知器134によつてモ
ニターされる。極性表示ビツトの2番目ビツトが
現われると、最終プリアンブルビツト検知器13
4が試験ビツト・レジスタ87の現在値に従つて
フリツプ・フロツプ138をセツトまたはリセツ
トする。このフリツプ・フロツプ138は試験ビ
ツト・レジスタ87の出力に作用するインバータ
140を制御し、第3図に示す2つの極性ビツト
表示信号の最後の表示信号が現われると同時に試
験ビツト・レジスタ87中に0値が現われると、
インバータが作動してこの時点に論理1出力を形
成する。フリツプ・フロツプ・レジスタ138の
内容は一定のままであり、従つて受信されるメツ
セージの全長にわたつてインバータ140を同じ
状態に維持する。 逆に第3図に示す極性表示ビツトの2番目のビ
ツトが現われると同時に試験ビツト・レジスタ8
7の内容が論理1になると、最終ビツトプリアン
ブル検知器134がフリツプ・フロツプ140を
作動させ、インバータは受信中のメツセージの全
長にわたつて非作動状態のままであり、従つてイ
ンバータ140及び復調器14の出力は試験ビツ
ト・レジスタ87の内容と同じである。この時点
で最終プリアンブルビツト検知器134はまたメ
ツセージ存在信号を出力することにより、本発明
の範囲外であるから図示しないがメツセージ複号
回路を作動させる。データ・ビツト符号相関動作
が完了すると、復調器14の出力は正確に、送信
局において搬送波を変調したベースバンド・デジ
タル・データを表わす。 要約すれば、本発明は簡単な基準ベクトル信号
発生装置及びキヤリヤ検知及びビツト・フレーミ
ングを同時的に行なう装置を利用することにより
公知のものよりも高性能の位相シフト・キーイン
グ復調器を提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の改良型コヒーレント位相復
調器を含む通信端末装置のブロツク・ダイヤグラ
ム。第2図は、第1図に示した復調器のブロツ
ク・ダイヤグラム。第3図グラフA,B及びC
は、第2図の復調器に利用されるベースバンド・
デジタル・データ信号、キヤリヤ信号、及びサン
プリング方法をそれぞれ示すグラフ。第4図は、
第2図の復調器の動作から発生するベクトル信号
Vの位相角を示すベクトル・ダイヤグラム。第5
図は、第4図に示す位相角ベクトル信号の成分を
示すグラフ。第6図は、4キヤリヤ信号セグメン
トにわたつて第2図の復調器によつて形成される
4つの代表的な位相角ベクトル信号及び対応の合
計ベクトル信号を示すベクトル・ダイヤグラム。
第7図は、第6図のセグメントに続く4キヤリ
ヤ・セグメントで形成される4個の位相角ベクト
ル信号及び対応の合計ベクトル信号を示すベクト
ル・ダイヤグラム。第8図は、第7図の合計ベク
トルから構成される中間基準ベクトル信号を示す
ベクトル・ダイヤグラム。第8A図は、他の合計
ベクトル信号及びこの合計ベクトル信号から構成
される中間基準ベクトル信号を示す第8図と同様
のベクトル・ダイヤグラム。第9図は、ゼロ交差
検知器及び位相角ベクトル信号発生器を示す第2
図の復調器の部分を詳細に示すブロツク・ダイヤ
グラム。第10図は、基準ベクトル信号発生器及
び同時的に動作するビツト・フレーム発生器及び
キヤリヤ検知器を示す第2図の復調器の部分を詳
細に示すブロツク・ダイヤグラム。第11図は、
データ・ビツト符号相関器を示す第2図の復調器
の一部を詳細に示すブロツク・ダイヤグラム。第
12図は、本発明の好ましい実施例の回路素子を
略示するブロツク・ダイヤグラム。第13図は、
ビツト・フレーミング動作を図示する説明図であ
る。 14……位相角復調器、24……ハイパスフイ
ルタ、26……信号調整器、28……ハードリミ
ツタ、38……極性サンプラ、44……像信号発
生器、46……零交差検知器、60……位相角ベ
クトル発生器、62……合算ベクトル発生器、6
6……キヤリヤ検知器、76……位相検知器、7
8……基準ベクトル発生器、92……データビツ
ト符号相関器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N個の許容位相状態のいずれかを取ることに
    よりデジタル・データにより変調された位相シフ
    ト・キーイング・キヤリヤ信号の復調装置におい
    て、入来位相変調キヤリヤ信号の位相を表わす第
    1信号を形成する手段、入来キヤリヤ信号から位
    相基準信号を形成する基準手段、前記第1信号と
    前記位相基準信号との位相差を表わす出力信号を
    形成する位相検知手段、及び前記出力信号から変
    調デジタル・データを再現する手段から成り、前
    記基準手段が、i=0ないしN−1に対して θi=θo+(i×360°/N)、 −360°/2N<φ<360°/2N として位相値がθi+φである前記第1信号を前記
    位相検知手段の出力に応答して位相値がθo+φ
    の中間基準信号に変換する手段と、前記位相基準
    信号の既往値と前記中間基準信号とを所定の比率
    で加算した基準信号の平均である更新位相基準信
    号を形成する位相基準信号更新手段とを含むこと
    を特徴とする復調装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、N=2であることと、前記第1信号の位相角
    が前記位相基準信号の90°以内なら前記中間基準
    信号が前記第1信号と同じ位相角を持つことと、
    前記第1信号と位相基準信号の位相差が90°以上
    の場合前記中間基準信号が前記第1信号から180°
    ずれた位相角を持つことを特徴とする装置。 3 特許請求の範囲第2項に記載の装置におい
    て、前記交換手段が入力が前記位相検知手段の出
    力に接続している符号検知器と、前記位相基準信
    号更新手段の入力、前記符号検知器の出力、及び
    前記第1信号形成手段の出力に接続し、前記位相
    検知器の出力に呼応して前記第1信号の位相を反
    転する位相反転器とから成ることを特徴とする装
    置。
JP59024213A 1983-02-09 1984-02-09 位相シフト・キーイング復調装置 Granted JPS59156052A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US465232 1983-02-09
US06/465,232 US4516079A (en) 1983-02-09 1983-02-09 Coherent phase shift keyed demodulator for power line communication systems

Publications (2)

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JPS59156052A JPS59156052A (ja) 1984-09-05
JPH0475698B2 true JPH0475698B2 (ja) 1992-12-01

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EP (1) EP0119008B1 (ja)
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AR (1) AR240601A1 (ja)
AU (1) AU568326B2 (ja)
BR (1) BR8400509A (ja)
CA (1) CA1214227A (ja)
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