JPH0477829B2 - - Google Patents
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- JPH0477829B2 JPH0477829B2 JP9726584A JP9726584A JPH0477829B2 JP H0477829 B2 JPH0477829 B2 JP H0477829B2 JP 9726584 A JP9726584 A JP 9726584A JP 9726584 A JP9726584 A JP 9726584A JP H0477829 B2 JPH0477829 B2 JP H0477829B2
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- oil passage
- pressure
- valve
- gear
- creep
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Links
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Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はクリープ防止手段を備える車輌用流体
継手付自動変速機に関し、特に作動油が高温の時
に車輌の発進を円滑に行ない得るようなクリープ
防止手段を備える車輌用自動変速機に関する。
継手付自動変速機に関し、特に作動油が高温の時
に車輌の発進を円滑に行ない得るようなクリープ
防止手段を備える車輌用自動変速機に関する。
自動変速機を備える車輌に於ては、変速レバー
を前進位置にセツトしたまま停車したときに、自
動変速機に用いられているトルクコンバータ等の
流体継手の引摺りトルクのために運転者の意志に
反して車輌が前進しようとする所謂クリープ現象
が見られる。このクリープ力はアイドル運転時の
エンジンにトルク負荷をかけることとなるため、
燃料経済の観点から好ましくなく、かかる時には
自動的に変速機を中立状態にし、エンジンとタイ
ヤとの間の動力伝達を断ち、その分だけエンジン
のスロツトル弁の開度を絞つて経済性を確保する
ことが好ましい。またこのような目的で用いられ
るクリープ防止装置はエンジンアイドル運転時の
振動をも低減させることが知られており、特に
FF車に於てはその効果が顕著である。
を前進位置にセツトしたまま停車したときに、自
動変速機に用いられているトルクコンバータ等の
流体継手の引摺りトルクのために運転者の意志に
反して車輌が前進しようとする所謂クリープ現象
が見られる。このクリープ力はアイドル運転時の
エンジンにトルク負荷をかけることとなるため、
燃料経済の観点から好ましくなく、かかる時には
自動的に変速機を中立状態にし、エンジンとタイ
ヤとの間の動力伝達を断ち、その分だけエンジン
のスロツトル弁の開度を絞つて経済性を確保する
ことが好ましい。またこのような目的で用いられ
るクリープ防止装置はエンジンアイドル運転時の
振動をも低減させることが知られており、特に
FF車に於てはその効果が顕著である。
クリープを防止するには、発進用の摩擦係合要
素、即ち第1速クラツチの伝達トルク容量を実質
的に0にすることにより達成されるが、次に発進
する時にスロツトルの踏込みに応じてこの容量を
回復しなければならない。特に急発進時にはこの
回復速度ができるだけ早いことが要求され、さも
ないとエンジンの回転数が増大した後に第1速ク
ラツチが係合することとなり、不快なシヨツクを
伴いクラツチの摩耗を早めることとなる。このよ
うにスロツトルの踏込みに応じて応答良く第1速
クラツチの内圧を上げるには、クリープ防止中に
も第1速クラツチ内の圧力を0にするのではな
く、第1速クラツチ内にあるリターンスプリング
に抗してクラツチを係合させる圧力(これをエン
ゲージ圧Peと呼ぶ)にできるだけ近くかつこれ
より低い圧力に設定するのが望ましいことが知ら
れている。何故なら、第1速クラツチはその油路
を含め種々の弾性体から構成されており、圧油は
これらの弾性体を次々に変形させながらクラツチ
の作動圧をエンゲージ圧Peにまで高めてゆき、
このような弾性体が油圧の立上がりを緩慢にし、
応答性を悪くすると考えられるからである。この
ような弾性体としては、ピストンの無効スストロ
ークや作動油に混入した空気などがある。
素、即ち第1速クラツチの伝達トルク容量を実質
的に0にすることにより達成されるが、次に発進
する時にスロツトルの踏込みに応じてこの容量を
回復しなければならない。特に急発進時にはこの
回復速度ができるだけ早いことが要求され、さも
ないとエンジンの回転数が増大した後に第1速ク
ラツチが係合することとなり、不快なシヨツクを
伴いクラツチの摩耗を早めることとなる。このよ
うにスロツトルの踏込みに応じて応答良く第1速
クラツチの内圧を上げるには、クリープ防止中に
も第1速クラツチ内の圧力を0にするのではな
く、第1速クラツチ内にあるリターンスプリング
に抗してクラツチを係合させる圧力(これをエン
ゲージ圧Peと呼ぶ)にできるだけ近くかつこれ
より低い圧力に設定するのが望ましいことが知ら
れている。何故なら、第1速クラツチはその油路
を含め種々の弾性体から構成されており、圧油は
これらの弾性体を次々に変形させながらクラツチ
の作動圧をエンゲージ圧Peにまで高めてゆき、
このような弾性体が油圧の立上がりを緩慢にし、
応答性を悪くすると考えられるからである。この
ような弾性体としては、ピストンの無効スストロ
ークや作動油に混入した空気などがある。
しかしながら第1速クラツチのリターンスプリ
ングの製作公差やこれを収納する部品の加工公差
を考えると、このエンゲージ圧Peにはかなりの
ばらつきが生じることが避けられず、従つてクリ
ープ防止中の第1速クラツチ圧力を上記したよう
に厳密に設定することが困難であり、これを寸法
精度の向上により可能にしようとすればコストが
高くなるという問題があつた。
ングの製作公差やこれを収納する部品の加工公差
を考えると、このエンゲージ圧Peにはかなりの
ばらつきが生じることが避けられず、従つてクリ
ープ防止中の第1速クラツチ圧力を上記したよう
に厳密に設定することが困難であり、これを寸法
精度の向上により可能にしようとすればコストが
高くなるという問題があつた。
このような従来技術の欠点に鑑み、本発明の主
な目的は、クリープ防止中に於ける第1速クラツ
チの作動油圧を調整し得るようにしたクリープ防
止手段を備える車輌用変速機を提供することにあ
る。
な目的は、クリープ防止中に於ける第1速クラツ
チの作動油圧を調整し得るようにしたクリープ防
止手段を備える車輌用変速機を提供することにあ
る。
このような目的は、本発明によれば、流体継手
と、該流体継手の出力トルクを伝達するための歯
車列等からなる動力伝達手段と、前記動力伝達手
段の動力伝達能力を制御するための油圧作動式摩
擦係合手段と、前記摩擦係合手段の動力伝達容量
を可変制御するクリープ防止手段とを備える車輌
用自動変速機に於て、前記クリープ防止手段が、
前記摩擦係合手段に作動油圧を供給する管路に直
列接続されたクリープ防止弁からなり、かつ該ク
リープ防止弁が、入力油路と、出力油路と、出力
油路とスロツトル圧との間の差圧及びばね付勢力
に応動して前記入力油路と前記出力油路との間の
連通を開閉する弁体と、前記入力油路と前記出力
油路とを常時連通する絞り流路と、前記入力油路
と前記出力油路との間の連通を閉じ始める前記弁
体の運動により排出油路と前記出力油路とを連通
し得るフイードバツク油路とを具備し、前記クリ
ープ防止手段が前記摩擦係合手段の動力伝達容量
をクリープ防止するレベルまで低下させたとき前
記摩擦係合手段に保持されている作動油圧を調節
するために、前記ばねのばね力を調節するねじ手
段が設けられていることを特徴とする車輌用自動
変速機を提供することにより達成される。
と、該流体継手の出力トルクを伝達するための歯
車列等からなる動力伝達手段と、前記動力伝達手
段の動力伝達能力を制御するための油圧作動式摩
擦係合手段と、前記摩擦係合手段の動力伝達容量
を可変制御するクリープ防止手段とを備える車輌
用自動変速機に於て、前記クリープ防止手段が、
前記摩擦係合手段に作動油圧を供給する管路に直
列接続されたクリープ防止弁からなり、かつ該ク
リープ防止弁が、入力油路と、出力油路と、出力
油路とスロツトル圧との間の差圧及びばね付勢力
に応動して前記入力油路と前記出力油路との間の
連通を開閉する弁体と、前記入力油路と前記出力
油路とを常時連通する絞り流路と、前記入力油路
と前記出力油路との間の連通を閉じ始める前記弁
体の運動により排出油路と前記出力油路とを連通
し得るフイードバツク油路とを具備し、前記クリ
ープ防止手段が前記摩擦係合手段の動力伝達容量
をクリープ防止するレベルまで低下させたとき前
記摩擦係合手段に保持されている作動油圧を調節
するために、前記ばねのばね力を調節するねじ手
段が設けられていることを特徴とする車輌用自動
変速機を提供することにより達成される。
このようにクリープ防止中の第1速クラツチの
保持される油圧を調整可能にすることにより、多
少の寸法誤差のためにエンゲージ圧Peの設定値
に誤差が生じても、これに対応することが可能と
なり、このようなクリープ防止手段を備える車輌
用自動変速機の製作を容易にし、かつその製作コ
ストを低減することが可能となる。
保持される油圧を調整可能にすることにより、多
少の寸法誤差のためにエンゲージ圧Peの設定値
に誤差が生じても、これに対応することが可能と
なり、このようなクリープ防止手段を備える車輌
用自動変速機の製作を容易にし、かつその製作コ
ストを低減することが可能となる。
以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実
施例について詳細に説明する。
施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明が適用される前進4段後進1
段の自動車用自動変速機の概要を示している。エ
ンジン1の出力はそのクランク軸2から流体式ト
ルクコンバータ3を介して歯車変速機4及び差動
装置5を順次経て駆動車輪6,6′に伝達され、
これらを駆動する。
段の自動車用自動変速機の概要を示している。エ
ンジン1の出力はそのクランク軸2から流体式ト
ルクコンバータ3を介して歯車変速機4及び差動
装置5を順次経て駆動車輪6,6′に伝達され、
これらを駆動する。
トルクコンバータ3は、クランク軸1に連結し
たポンプ翼車2と、歯車変速機4の入力軸8に連
結されたタービン翼車3と、入力軸8上に相対回
転自在に支承されたステータ軸10に一方向クラ
ツチ11を介して連結されたステータ翼車12と
からなつている。クランク軸2からポンプ翼車7
に伝達されたトルクは流体力学的にタービン翼車
9に伝達され、この間にトルクの増幅作用が行な
われる。公知のようにステータ翼車12がその際
発生する反力を負担する。
たポンプ翼車2と、歯車変速機4の入力軸8に連
結されたタービン翼車3と、入力軸8上に相対回
転自在に支承されたステータ軸10に一方向クラ
ツチ11を介して連結されたステータ翼車12と
からなつている。クランク軸2からポンプ翼車7
に伝達されたトルクは流体力学的にタービン翼車
9に伝達され、この間にトルクの増幅作用が行な
われる。公知のようにステータ翼車12がその際
発生する反力を負担する。
ポンプ翼車7には更に第2図の油圧ポンプ36
を駆動するためのポンプ駆動歯車13が設けられ
ており、またステータ軸10の右端には第2図の
レギユレータ弁38を制御するステータアーム1
0aが固設されている。
を駆動するためのポンプ駆動歯車13が設けられ
ており、またステータ軸10の右端には第2図の
レギユレータ弁38を制御するステータアーム1
0aが固設されている。
歯車変速機4の互いに平行をなす入出力軸8,
18間には、最も低速側の第1速歯車列G1、第
2速歯車列G2、第3速歯車列G3及び最も高速側
の第4速歯車列G4並びに後進歯車列Grが並列に
設けられている。
18間には、最も低速側の第1速歯車列G1、第
2速歯車列G2、第3速歯車列G3及び最も高速側
の第4速歯車列G4並びに後進歯車列Grが並列に
設けられている。
第1歯車列G1は、第1速クラツチ14を介し
て入力軸8に連結可能な駆動歯車15と、該歯車
15に歯合しかつ出力軸18に一方向クラツチ1
7を介して連結可能な被動歯車16とからなつて
いる。
て入力軸8に連結可能な駆動歯車15と、該歯車
15に歯合しかつ出力軸18に一方向クラツチ1
7を介して連結可能な被動歯車16とからなつて
いる。
第2速歯車列G2は、入力軸8に第2速クラツ
チ22を介して連結可能な駆動歯車21と、出力
軸18に固設されかつ駆動歯車21と歯合する被
動歯車23とからなつている。
チ22を介して連結可能な駆動歯車21と、出力
軸18に固設されかつ駆動歯車21と歯合する被
動歯車23とからなつている。
第3速歯列G3は、入力軸8に固説された駆動
歯車24と、該駆動歯車24と歯合しかつ第3速
クラツチ26を介して出力軸18に連結可能な被
動歯車25とからなつている。
歯車24と、該駆動歯車24と歯合しかつ第3速
クラツチ26を介して出力軸18に連結可能な被
動歯車25とからなつている。
第4速歯車列G4は、第4速クラツチ28を介
して入力軸8に連結可能な駆動歯車27と、該駆
動歯車27と歯合する被動歯車29と、出力軸1
8に固設されたリバースハブ31と、前記被動歯
車29と前記リバースハブ31とを選択的に連結
するリバースセレクタ30とからなつている。
して入力軸8に連結可能な駆動歯車27と、該駆
動歯車27と歯合する被動歯車29と、出力軸1
8に固設されたリバースハブ31と、前記被動歯
車29と前記リバースハブ31とを選択的に連結
するリバースセレクタ30とからなつている。
更に後進歯車列Grは、第4速歯車列G4の駆動
歯車27と一体的に設けられた駆動歯車32と、
該駆動歯車32と歯合するアイドル歯車33と、
該アイドル歯車33と歯合しかつ前記リバースセ
レクタ30を介して前記リバースハブ31と連結
可能にされた被動歯車34とからなつている。
歯車27と一体的に設けられた駆動歯車32と、
該駆動歯車32と歯合するアイドル歯車33と、
該アイドル歯車33と歯合しかつ前記リバースセ
レクタ30を介して前記リバースハブ31と連結
可能にされた被動歯車34とからなつている。
前記リバースセレクタ30は、前記被動歯車2
9,34の中間に設けられ、該リバースセレクタ
30を第1図の左側の前進位置または右側の後進
位置にシフトすることにより、被動歯車29,3
4のいずれかをリバースハブ31を介して出力軸
18に選択的に連結することができる。また一方
向クラツチ17は、エンジン1から出力軸18に
向けて伝達される駆動トルクのみを伝達し、反対
方向のトルクは伝達しない。
9,34の中間に設けられ、該リバースセレクタ
30を第1図の左側の前進位置または右側の後進
位置にシフトすることにより、被動歯車29,3
4のいずれかをリバースハブ31を介して出力軸
18に選択的に連結することができる。また一方
向クラツチ17は、エンジン1から出力軸18に
向けて伝達される駆動トルクのみを伝達し、反対
方向のトルクは伝達しない。
従つてリバースセレクタ30が図示されている
ように前進位置に保持されている時、第1速クラ
ツチ14のみを接続すれば、駆動歯車15が入力
軸8に連結されて第1速歯車列G1が確立し、こ
の歯車列G1を介して入力軸8から出力軸18に
トルクが伝達される。次に第1速クラツチ14を
接続したままで第2速クラツチ22を接続すれば
駆動歯車21が入力軸8に連結されて第2速歯車
列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸8
から出力軸18にトルクが伝達される。この際、
第1速クラツチ14も係合されたままでいるが、
一方向クラツチ17の働きにより第1速歯車列
G1はトルクを伝達することなく第2速歯車列G2
が確立される。
ように前進位置に保持されている時、第1速クラ
ツチ14のみを接続すれば、駆動歯車15が入力
軸8に連結されて第1速歯車列G1が確立し、こ
の歯車列G1を介して入力軸8から出力軸18に
トルクが伝達される。次に第1速クラツチ14を
接続したままで第2速クラツチ22を接続すれば
駆動歯車21が入力軸8に連結されて第2速歯車
列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸8
から出力軸18にトルクが伝達される。この際、
第1速クラツチ14も係合されたままでいるが、
一方向クラツチ17の働きにより第1速歯車列
G1はトルクを伝達することなく第2速歯車列G2
が確立される。
第3速及び第4速に於ても上記と同様にして、
第1速クラツチ14は係合されたままでいるが、
一方向クラツチ17の働きにより第1速歯車列
G1はトルクを伝達しない。即ち第2速クラツチ
22を解除して第3速クラツチ26を接続すれ
ば、被動歯車25が出力軸18に連結されて第3
速歯車列G3が確立される。また第3速クラツチ
26を解除して第4速クラツチ28を接続すれ
ば、駆動歯車27が入力軸8に連結されて第4速
歯車列G4が確立する。
第1速クラツチ14は係合されたままでいるが、
一方向クラツチ17の働きにより第1速歯車列
G1はトルクを伝達しない。即ち第2速クラツチ
22を解除して第3速クラツチ26を接続すれ
ば、被動歯車25が出力軸18に連結されて第3
速歯車列G3が確立される。また第3速クラツチ
26を解除して第4速クラツチ28を接続すれ
ば、駆動歯車27が入力軸8に連結されて第4速
歯車列G4が確立する。
更にリバースセレクタ30を第1図に於ける右
方向に移動して第4速クラツチ28のみを接続す
れば、駆動歯車32が入力軸8に連結され、被動
歯車34が出力軸18に連結され後進歯車列Gr
が確立し、この歯車列Grを介して入力軸8から
出力軸18に後進トルクが伝達される。
方向に移動して第4速クラツチ28のみを接続す
れば、駆動歯車32が入力軸8に連結され、被動
歯車34が出力軸18に連結され後進歯車列Gr
が確立し、この歯車列Grを介して入力軸8から
出力軸18に後進トルクが伝達される。
出力軸18に伝達されたトルクは、該出力軸の
端部に設けられた出力歯車19から差動装置5の
大径歯車20に伝達される。
端部に設けられた出力歯車19から差動装置5の
大径歯車20に伝達される。
第2図は本発明に基づくクリープ防止手段を備
える車輌用自動変速機の油圧回路を単純化して示
している。油圧ポンプ36は油タンク35から作
動油を吸い上げて作動油路37に圧送する。この
圧油の一部はレギユレータ弁38を介してトルク
コンバータ3に供給され、レギユレータ弁38が
前記ステータアーム10aにより制御されること
から、キヤビテーシヨンを防止するべくトルクコ
ンバータ3の負荷に応じてその内部を加圧するこ
ととなる。またこの圧油は前記レギユレータ38
の働きにより所定圧力に調圧されて作動油路37
にライン油圧Plとして供給される。ライン油圧Pl
はスロツトル弁41ととマニユアル弁39とガバ
ナ弁42とに供給されている。
える車輌用自動変速機の油圧回路を単純化して示
している。油圧ポンプ36は油タンク35から作
動油を吸い上げて作動油路37に圧送する。この
圧油の一部はレギユレータ弁38を介してトルク
コンバータ3に供給され、レギユレータ弁38が
前記ステータアーム10aにより制御されること
から、キヤビテーシヨンを防止するべくトルクコ
ンバータ3の負荷に応じてその内部を加圧するこ
ととなる。またこの圧油は前記レギユレータ38
の働きにより所定圧力に調圧されて作動油路37
にライン油圧Plとして供給される。ライン油圧Pl
はスロツトル弁41ととマニユアル弁39とガバ
ナ弁42とに供給されている。
スロツトル弁41は、公知形式のものであつ
て、スロツトル開度に比例したスロツトル圧を出
力油路46に出力する。ガバナ弁42は、同じく
公知形式のものであつて、差動装置5の大径歯車
20の回転速度に応じた油圧、即ち車速に比例し
たガバナ圧を出力油路47に出力する。これらス
ロツトル圧及びガバナ圧はそれぞれ第1−2速シ
フト弁43、第2−3速シフト弁48及び第3−
4速シフト弁50の各端にこれらシフト弁の弁体
の運動を制御するべく供給されている。
て、スロツトル開度に比例したスロツトル圧を出
力油路46に出力する。ガバナ弁42は、同じく
公知形式のものであつて、差動装置5の大径歯車
20の回転速度に応じた油圧、即ち車速に比例し
たガバナ圧を出力油路47に出力する。これらス
ロツトル圧及びガバナ圧はそれぞれ第1−2速シ
フト弁43、第2−3速シフト弁48及び第3−
4速シフト弁50の各端にこれらシフト弁の弁体
の運動を制御するべく供給されている。
作動油路37からマニユアル弁39を介して作
動油路40に供給されたライン油圧は、所定の変
速シフトパターンに基づき、スロツトル圧及びガ
バナ圧に応じて第1速クラツチ14、第2速クラ
ツチ22、第3速クラツチ26、第4速クラツチ
28、或いはリバースセレクタ30のアクチユエ
ータに選択的に供給される。一般的に、車輌の発
進時には油路40のライン油圧は油路45及び1
4aを経て第1速クラツチ14にのみ出力され、
第1速の歯車列G1のみを確立している。
動油路40に供給されたライン油圧は、所定の変
速シフトパターンに基づき、スロツトル圧及びガ
バナ圧に応じて第1速クラツチ14、第2速クラ
ツチ22、第3速クラツチ26、第4速クラツチ
28、或いはリバースセレクタ30のアクチユエ
ータに選択的に供給される。一般的に、車輌の発
進時には油路40のライン油圧は油路45及び1
4aを経て第1速クラツチ14にのみ出力され、
第1速の歯車列G1のみを確立している。
車輌が一定速度に達すると、ライン油圧は、第
1速クラツチ14にばかりでなく、第1−2速シ
フト弁43を通過して第2−3速シフト弁48及
び油路22aを介して第2速クラツチ22にも供
給され、第2速歯車列G2が確立される。更に車
速が増大すると、第2−3速シフト弁48もシフ
トされ、第2速クラツチ22の油圧が排出油路4
9から排除され、かつライン油圧Plが第3−4速
シフト弁50及び油路26aを介して第3速クラ
ツチ26に供給され、第3速歯車列G3が確立さ
れる。更に車速が増大すると、第3−4速シフト
弁50もシフトし、第3速クラツチ26の油圧が
排出油路51から排出されかつライン油圧Plが油
路28aから第4速クラツチ28に供給され、第
4速歯車列G4が確立する。このような車輌用自
動変速機の油圧回路は公知であつて、その詳細な
説明を省略する。
1速クラツチ14にばかりでなく、第1−2速シ
フト弁43を通過して第2−3速シフト弁48及
び油路22aを介して第2速クラツチ22にも供
給され、第2速歯車列G2が確立される。更に車
速が増大すると、第2−3速シフト弁48もシフ
トされ、第2速クラツチ22の油圧が排出油路4
9から排除され、かつライン油圧Plが第3−4速
シフト弁50及び油路26aを介して第3速クラ
ツチ26に供給され、第3速歯車列G3が確立さ
れる。更に車速が増大すると、第3−4速シフト
弁50もシフトし、第3速クラツチ26の油圧が
排出油路51から排出されかつライン油圧Plが油
路28aから第4速クラツチ28に供給され、第
4速歯車列G4が確立する。このような車輌用自
動変速機の油圧回路は公知であつて、その詳細な
説明を省略する。
油路45と油路14aとの間にはクリープ防止
弁52が接続されている。このクリープ防止弁5
2の弁体53は、その上端の受圧面積がその下端
の受圧面積よりも大きくされている。また該弁体
53の中間部は更に小径にされており、その外周
に環状空室62を郭定し、該空室は小孔55を介
して弁体53の下側に郭定された作動室61に連
通している。弁体53の上端にはばね室60が郭
定されており、該ばね室60内に受容されたばね
58により、弁体53が常時下向きに付勢されて
いる。ばね58の上端は調節ねじ65に当接して
おり、該調節ねじ65を螺進螺退させることによ
りばね58のばね力を調節し得るようになつてい
る。65aは、ばね58を任意の調節位置に固定
するためのロツクナツトであり、65bは、調節
ねじ65を保護するための着脱可能なダストブー
ツである。
弁52が接続されている。このクリープ防止弁5
2の弁体53は、その上端の受圧面積がその下端
の受圧面積よりも大きくされている。また該弁体
53の中間部は更に小径にされており、その外周
に環状空室62を郭定し、該空室は小孔55を介
して弁体53の下側に郭定された作動室61に連
通している。弁体53の上端にはばね室60が郭
定されており、該ばね室60内に受容されたばね
58により、弁体53が常時下向きに付勢されて
いる。ばね58の上端は調節ねじ65に当接して
おり、該調節ねじ65を螺進螺退させることによ
りばね58のばね力を調節し得るようになつてい
る。65aは、ばね58を任意の調節位置に固定
するためのロツクナツトであり、65bは、調節
ねじ65を保護するための着脱可能なダストブー
ツである。
クリープ防止弁52の入力油路45からバイパ
ス油路69が分岐し、フイルタ64及び絞り弁5
4を介してクリープ防止弁52の出力油路14a
に常時連通されている。またクリープ防止弁52
のばねね室60は後記する切換弁70の出力油路
59に常時連通している。また出力油路14aか
らはフイードバツク油路67が分岐し、ソレノイ
ド弁56及び油路66を介してクリープ防止弁5
2の排出路63に、弁体53により開閉可能に連
通している。
ス油路69が分岐し、フイルタ64及び絞り弁5
4を介してクリープ防止弁52の出力油路14a
に常時連通されている。またクリープ防止弁52
のばねね室60は後記する切換弁70の出力油路
59に常時連通している。また出力油路14aか
らはフイードバツク油路67が分岐し、ソレノイ
ド弁56及び油路66を介してクリープ防止弁5
2の排出路63に、弁体53により開閉可能に連
通している。
前記ソレノイド弁56はアンド回路80を介し
て、ブレーキセンサ81、車速センサ82及び水
温センサ83に接続されている。これらセンサ8
1〜83はクリープ防止機能を発生する条件を定
めるものであつて、ブレーサセンサ81はブレー
キペダルが踏まれた時にハイレベル信号を出力す
る、例えばブレーキ灯スイツチであつて良く、車
速センサ82は、車速が基準値以下の時にハイレ
ベル信号を出力する、例えばスピードメータケー
ブルで駆動されるマグネツトとリードスイツチと
からなるものであつても良く、水温センサ83
は、エンジンの水温が基準値以上のときハイレベ
ル信号を出力する、例えばサーモフエライトとリ
ードスイツチとからなるものであつて良い。いず
れにしても、ブレーキペダルが踏まれており、か
つ車速が基準値以下であつてしかもエンジンの水
温が基準値以上のとき、アンド回路80の出力は
ハイレベルとなり、ソレノイド弁56が励磁さ
れ、プランジヤ57が第2図に示されている上側
位置、即ち開位置をとることとなり、上記条件の
いずれか一つでも満されていないときには、ソレ
ノイド弁56が消磁されプランジヤ57は下側位
置、即ち閉位置をとる。
て、ブレーキセンサ81、車速センサ82及び水
温センサ83に接続されている。これらセンサ8
1〜83はクリープ防止機能を発生する条件を定
めるものであつて、ブレーサセンサ81はブレー
キペダルが踏まれた時にハイレベル信号を出力す
る、例えばブレーキ灯スイツチであつて良く、車
速センサ82は、車速が基準値以下の時にハイレ
ベル信号を出力する、例えばスピードメータケー
ブルで駆動されるマグネツトとリードスイツチと
からなるものであつても良く、水温センサ83
は、エンジンの水温が基準値以上のときハイレベ
ル信号を出力する、例えばサーモフエライトとリ
ードスイツチとからなるものであつて良い。いず
れにしても、ブレーキペダルが踏まれており、か
つ車速が基準値以下であつてしかもエンジンの水
温が基準値以上のとき、アンド回路80の出力は
ハイレベルとなり、ソレノイド弁56が励磁さ
れ、プランジヤ57が第2図に示されている上側
位置、即ち開位置をとることとなり、上記条件の
いずれか一つでも満されていないときには、ソレ
ノイド弁56が消磁されプランジヤ57は下側位
置、即ち閉位置をとる。
切換弁70の弁体71は、ばね72により図面
に於ける左方向に常時付勢されている。弁体71
の右側は排出油路78と連通するばね室77をな
し、弁体71の左側は絞り弁73と逆止弁74と
の並列回路を介してスロツトル圧を供給する管路
46に連通する作動室76をなしている。また弁
体71の中央部は小径にされており、その外周に
環状空室71aが郭定されている。
に於ける左方向に常時付勢されている。弁体71
の右側は排出油路78と連通するばね室77をな
し、弁体71の左側は絞り弁73と逆止弁74と
の並列回路を介してスロツトル圧を供給する管路
46に連通する作動室76をなしている。また弁
体71の中央部は小径にされており、その外周に
環状空室71aが郭定されている。
従つて管路46からスロツトル圧が供給されな
い場合には、弁体71がばね72の付勢力より左
側位置に保持されるため、油路59は環状空室7
1a及び分岐油路79を介して油路46と完全に
連通している。
い場合には、弁体71がばね72の付勢力より左
側位置に保持されるため、油路59は環状空室7
1a及び分岐油路79を介して油路46と完全に
連通している。
油路46からスロツトル圧が供給された場合
は、第4図に示されているように弁体71が右動
しスロツトル圧が油路46及び逆止弁75を経て
油路59に供給されるようになるが、同時に油路
45から供給されるライン油圧も環状空室71a
を経て油路59に供給されるようになる。油路4
5から供給されるライン油圧Plは、油路46から
供給されるスロツトル圧よりも高いために、油路
45から供給されるライン油圧Plは逆止弁75を
閉じることとなる。従つて、スロツトル圧をほと
んど消費することなく油路45のライン油圧Plを
油路59に伝達することができる。即ち切換弁7
0は、油路46よりのスロツトル圧の立上りに際
しては、油路46から供給されるスロツトル圧を
パイロツト信号として、油路45のライン油圧Pl
を油路59に出力する働きがある。
は、第4図に示されているように弁体71が右動
しスロツトル圧が油路46及び逆止弁75を経て
油路59に供給されるようになるが、同時に油路
45から供給されるライン油圧も環状空室71a
を経て油路59に供給されるようになる。油路4
5から供給されるライン油圧Plは、油路46から
供給されるスロツトル圧よりも高いために、油路
45から供給されるライン油圧Plは逆止弁75を
閉じることとなる。従つて、スロツトル圧をほと
んど消費することなく油路45のライン油圧Plを
油路59に伝達することができる。即ち切換弁7
0は、油路46よりのスロツトル圧の立上りに際
しては、油路46から供給されるスロツトル圧を
パイロツト信号として、油路45のライン油圧Pl
を油路59に出力する働きがある。
次に油路46からスロツトル圧が失われた場合
には、作動室76内の作動油が、絞り弁73のみ
を経て徐々に排出されるため、弁体77が徐々に
左動し、最終的には油路45と油路59との連通
が断たれることとなる。
には、作動室76内の作動油が、絞り弁73のみ
を経て徐々に排出されるため、弁体77が徐々に
左動し、最終的には油路45と油路59との連通
が断たれることとなる。
次に本発明に基づくクリープ防止手段を備える
車輌用変速機の作動要領を、特にそのクリープ防
止弁52について説明する。
車輌用変速機の作動要領を、特にそのクリープ防
止弁52について説明する。
先ず、ブレーキペダルが踏まれ、車速が基準値
以下であつて、エンジンの水温が基準値以上であ
る場合、即ちクリープ防止状態が発生するのが望
ましい条件にあつては、ソレノイド弁56が励磁
され、プランジヤ57が上側位置、即ち開位置に
ある。
以下であつて、エンジンの水温が基準値以上であ
る場合、即ちクリープ防止状態が発生するのが望
ましい条件にあつては、ソレノイド弁56が励磁
され、プランジヤ57が上側位置、即ち開位置に
ある。
この場合、油路46にスロツトル圧が発生して
いなければ、クリープ防止弁52のばね室60内
の圧力が低いことから、油路45から供給される
ライン油圧Plが、直接及びまたは油路69を経て
弁体53の下端に作用することから、弁体53が
上向きに移動する。しかしながらある程度弁体5
3が上動したとき、この場合油路14aに連通す
る油路66が、排出油路63と連通するようにな
り、その時入力油路45は弁体53により閉塞さ
れ、弁体53の下端に加わるライン油圧は油路6
9の絞り弁54、環状空室62及び小孔55を経
て供給されるのみであるため、弁体53は第3図
に示されている位置で釣り合い状態となる。即ち
弁体53が第3図に示されている位置より上動す
ると、油路67,66及び排出油路63を経て作
動油が排出されるため、環状空室62及び作動室
61の圧力が降下するため、弁体53が下動し、
第3図の釣り合い位置に復元する。逆に弁体53
が第3図に示されている位置よりも下側にあつた
場合には、油路45からライン油圧Plが直接供給
されるようになるため、環状空室62及び作動室
61の圧力が急速に高まり、同じく第3図に示さ
れている釣り合い位置に復元する。この際油路1
4aに保持される油圧Pacは、第1速クラツチ1
4を係合させるには至らないような圧力値に設定
されるため、第1速クラツチ14は切離された状
態にあり、クリープ防止状態が実現する。
いなければ、クリープ防止弁52のばね室60内
の圧力が低いことから、油路45から供給される
ライン油圧Plが、直接及びまたは油路69を経て
弁体53の下端に作用することから、弁体53が
上向きに移動する。しかしながらある程度弁体5
3が上動したとき、この場合油路14aに連通す
る油路66が、排出油路63と連通するようにな
り、その時入力油路45は弁体53により閉塞さ
れ、弁体53の下端に加わるライン油圧は油路6
9の絞り弁54、環状空室62及び小孔55を経
て供給されるのみであるため、弁体53は第3図
に示されている位置で釣り合い状態となる。即ち
弁体53が第3図に示されている位置より上動す
ると、油路67,66及び排出油路63を経て作
動油が排出されるため、環状空室62及び作動室
61の圧力が降下するため、弁体53が下動し、
第3図の釣り合い位置に復元する。逆に弁体53
が第3図に示されている位置よりも下側にあつた
場合には、油路45からライン油圧Plが直接供給
されるようになるため、環状空室62及び作動室
61の圧力が急速に高まり、同じく第3図に示さ
れている釣り合い位置に復元する。この際油路1
4aに保持される油圧Pacは、第1速クラツチ1
4を係合させるには至らないような圧力値に設定
されるため、第1速クラツチ14は切離された状
態にあり、クリープ防止状態が実現する。
この油圧Pacは、弁体53の下端の受圧面積、
ライン油圧及びばね58のばね力等によつて定ま
る。実際調節ねじ65を螺進させることにより、
コイルばね58を圧縮させれば油圧Pacは高まり、
逆に調節ねじ65を螺退させればばね力が弱まり
油路14a内の油圧Pacが低くなる。
ライン油圧及びばね58のばね力等によつて定ま
る。実際調節ねじ65を螺進させることにより、
コイルばね58を圧縮させれば油圧Pacは高まり、
逆に調節ねじ65を螺退させればばね力が弱まり
油路14a内の油圧Pacが低くなる。
油路46にスロツトル圧が発生した場合には、
前記したように油路45から切換弁70を経て油
路59にもライン油圧Plが供給されるためライン
油圧Plが制御ポート68からばね室60内にも導
入され、弁体53の上下端の受圧面積の差及びば
ね58のばね力の作用により、弁体53は迅速に
下降する。この場合には、入力油路45が出力油
路14aと完全に連通することとなるため、クリ
ープ回復状態が実現する。
前記したように油路45から切換弁70を経て油
路59にもライン油圧Plが供給されるためライン
油圧Plが制御ポート68からばね室60内にも導
入され、弁体53の上下端の受圧面積の差及びば
ね58のばね力の作用により、弁体53は迅速に
下降する。この場合には、入力油路45が出力油
路14aと完全に連通することとなるため、クリ
ープ回復状態が実現する。
次に、ソレノイド弁56が消磁され、プランジ
ヤ57が下側位置、即ち閉位置にある場合につい
て考える。
ヤ57が下側位置、即ち閉位置にある場合につい
て考える。
油路46にスロツトル圧が発生していない場合
には、前記したように油路59の圧力が低いた
め、油路45から供給されるライン油圧Plがクリ
ープ防止弁の入力油路45から直接、またはバイ
パス油路69を経て、環状空室62及び小孔55
を経て作動室61に供給され、弁体53の下端に
作用することとなるため、弁体53は上向きに移
動し、第3図に示された上側位置をとる。この状
態にあつては、入力油路45は弁体53により閉
塞されるため、ライン油圧はバイパス油路69の
絞り弁54、環状空室62及び小孔55を経て作
動室61に供給される。しかしながら、前記と異
なり、油14aの油圧が油路67を経て排される
ことがないため、第1速クラツチ14には、エン
ゲージ圧Peより高いライン油圧Plが供給される。
従つて、クリープ回復状態が実現する。
には、前記したように油路59の圧力が低いた
め、油路45から供給されるライン油圧Plがクリ
ープ防止弁の入力油路45から直接、またはバイ
パス油路69を経て、環状空室62及び小孔55
を経て作動室61に供給され、弁体53の下端に
作用することとなるため、弁体53は上向きに移
動し、第3図に示された上側位置をとる。この状
態にあつては、入力油路45は弁体53により閉
塞されるため、ライン油圧はバイパス油路69の
絞り弁54、環状空室62及び小孔55を経て作
動室61に供給される。しかしながら、前記と異
なり、油14aの油圧が油路67を経て排される
ことがないため、第1速クラツチ14には、エン
ゲージ圧Peより高いライン油圧Plが供給される。
従つて、クリープ回復状態が実現する。
油路46にスロツトル圧が発生した場合には、
前記したように油路59から制御ポート68を経
てばね室60にライン油圧Plが供給されるように
なるため、弁体53の上下端の受圧面積の差及び
ばね58のばね力の作用により、弁体53は迅速
に下降する。この場合にも、入力油路45は常時
出力油路14aと連通しているため、継続してク
リープ回復状態が持続する。
前記したように油路59から制御ポート68を経
てばね室60にライン油圧Plが供給されるように
なるため、弁体53の上下端の受圧面積の差及び
ばね58のばね力の作用により、弁体53は迅速
に下降する。この場合にも、入力油路45は常時
出力油路14aと連通しているため、継続してク
リープ回復状態が持続する。
上記したようにソレノイド弁56が励磁された
ときに、スロツトルを踏み込むことによりスロツ
トル圧が増大する際、前記した切換弁70の働き
により、スロツトルペダルを踏み込んでいく初期
の段階では、クリープ防止弁52のばね室60は
スロツトル開度に比例して加圧され、第1速クラ
ツチ14の作動圧も、徐々に増大し、最終的にラ
イン油圧Plまで高められる。この際、ライン油圧
で直接クリープ防止弁の弁体53を下動させるこ
とによりクリープ回復動行を行なうため、急発進
時の応答性を良好に保つことができる。逆にスロ
ツトルペダルを急に放した場合、直ちにクリープ
が除去されるとエンジン及びトランスミツシヨン
のマウントラバーが蓄えたエネルギを一度に放出
して大きなシヨツクを伴うことになるため、クリ
ープを除去するのは多少時間をおいてエンジンの
回転速度が十分にさがつてから行なうのが望まし
い。前記したように、切換弁70が第4図の開位
置から第2図の閉位置に移行する際、作動室76
の油圧が絞り弁73のみを経て油路46に戻され
るため、クリープ回復動作が緩慢に行なわれるこ
とから上記した不都合が回避される。
ときに、スロツトルを踏み込むことによりスロツ
トル圧が増大する際、前記した切換弁70の働き
により、スロツトルペダルを踏み込んでいく初期
の段階では、クリープ防止弁52のばね室60は
スロツトル開度に比例して加圧され、第1速クラ
ツチ14の作動圧も、徐々に増大し、最終的にラ
イン油圧Plまで高められる。この際、ライン油圧
で直接クリープ防止弁の弁体53を下動させるこ
とによりクリープ回復動行を行なうため、急発進
時の応答性を良好に保つことができる。逆にスロ
ツトルペダルを急に放した場合、直ちにクリープ
が除去されるとエンジン及びトランスミツシヨン
のマウントラバーが蓄えたエネルギを一度に放出
して大きなシヨツクを伴うことになるため、クリ
ープを除去するのは多少時間をおいてエンジンの
回転速度が十分にさがつてから行なうのが望まし
い。前記したように、切換弁70が第4図の開位
置から第2図の閉位置に移行する際、作動室76
の油圧が絞り弁73のみを経て油路46に戻され
るため、クリープ回復動作が緩慢に行なわれるこ
とから上記した不都合が回避される。
このように本発明によれば、クリープ防止動作
を行なうときにあつても、第1速クラツチ14に
はエンゲージ圧Peを下回る圧力Pacが常時供給さ
れているため、クリープ復活動作が迅速に行ない
得る。逆にスロツトルを戻してクリープ防止状態
に移行する際に、前記した切換弁70の働きによ
りクリープ防止動作が徐々に発生することとな
り、シヨツクを伴なうことがない。
を行なうときにあつても、第1速クラツチ14に
はエンゲージ圧Peを下回る圧力Pacが常時供給さ
れているため、クリープ復活動作が迅速に行ない
得る。逆にスロツトルを戻してクリープ防止状態
に移行する際に、前記した切換弁70の働きによ
りクリープ防止動作が徐々に発生することとな
り、シヨツクを伴なうことがない。
またソレノイド弁58が故障してプランジヤ5
7が下側位置に固持された場合には、常時クリー
プ復活状態が保持され、逆にソレノイド弁56の
故障によりプランジヤ57が上側位置に、即ち開
位置に固持された場合には、前記したように油路
46のスロツトル圧の変化に応じてクリープ防止
作用が得られることとなり、いずれにしても格別
の支障をきたすことがない。
7が下側位置に固持された場合には、常時クリー
プ復活状態が保持され、逆にソレノイド弁56の
故障によりプランジヤ57が上側位置に、即ち開
位置に固持された場合には、前記したように油路
46のスロツトル圧の変化に応じてクリープ防止
作用が得られることとなり、いずれにしても格別
の支障をきたすことがない。
更に本発明によれば、クリープ防止弁52と切
換弁70とを結ぶ油路59は一本のみで済むた
め、切換弁70は変速機の内部に、ソレノイドや
調節機構のついたクリープ防止弁52は変速機の
外表面にといつた具合に個別に設けることが容易
となる。
換弁70とを結ぶ油路59は一本のみで済むた
め、切換弁70は変速機の内部に、ソレノイドや
調節機構のついたクリープ防止弁52は変速機の
外表面にといつた具合に個別に設けることが容易
となる。
以上本発明を特定の実施例について説明した
が、他の実施例も種々可能である。例えば上記実
施例に於ては第1速クラツチ14の作動圧を全く
スロツトル油路には流さないものとしたが、スロ
ツトル圧を乱さない範囲の小流量を流すことは可
能であり、応答性はそれほど必要としない切換、
例えば第3−4速レンジの切換に用いることもで
きる。この場合切換弁70の弁体71の軸芯に例
えば直径0.5mm程度の小径を穿設することにより
容易に対応し得る。更にまたクリープ防止弁の形
式も、この実施例に示すように第1速クラツチを
油圧源から隔離するものに限定されず、同一出願
人による特願昭58−173610号明細書に示されてい
るような、第1速クラツチの作動油圧を供給する
油路を油圧タンクへバイパスさせる形式のものに
も本発明を等しく応用することができる。
が、他の実施例も種々可能である。例えば上記実
施例に於ては第1速クラツチ14の作動圧を全く
スロツトル油路には流さないものとしたが、スロ
ツトル圧を乱さない範囲の小流量を流すことは可
能であり、応答性はそれほど必要としない切換、
例えば第3−4速レンジの切換に用いることもで
きる。この場合切換弁70の弁体71の軸芯に例
えば直径0.5mm程度の小径を穿設することにより
容易に対応し得る。更にまたクリープ防止弁の形
式も、この実施例に示すように第1速クラツチを
油圧源から隔離するものに限定されず、同一出願
人による特願昭58−173610号明細書に示されてい
るような、第1速クラツチの作動油圧を供給する
油路を油圧タンクへバイパスさせる形式のものに
も本発明を等しく応用することができる。
このように、本発明によれば、簡単な構造をも
つて、製造公差を吸収するためのクリープ防止装
置の調節を行なうことが可能となる。
つて、製造公差を吸収するためのクリープ防止装
置の調節を行なうことが可能となる。
第1図は本発明に基づくクリープ防止手段を備
える車輌用自動変速機の動力伝達経路を示す油圧
スケルトン図である。第2図は本発明に基づくク
リープ防止手段を備える車輌用自動変速機の油圧
回路の概略を示す回路図である。第3図は弁体が
クリープ防止位置にある第2図のクリープ防止弁
を示す部分図である。第4図は閉位置にある第2
図の切換弁を示す部分図である。 1……エンジン、2……クランク軸、3……ト
ルクコンバータ、4……補助変速機、5……作動
装置、6,6′……車輪、7……ポンプ翼車、8
……入力軸、9……ロータ翼車、10……ステー
タ軸、11……一方向クラツチ、12……ステー
タ翼車、13……ポンプ駆動歯車、14……第1
速クラツチ、15……駆動歯車、16……被動歯
車、17……一方向クラツチ、18……出力軸、
19……出力歯車、20……大径歯車、21……
駆動歯車、22……第2速クラツチ、23……被
動歯車、24……駆動歯車、25……被動歯車、
26……第3速クラツチ、27……駆動歯車、2
8……第4速クラツチ、29……被動歯車、30
……リバースセレクタ、31……リバースハブ、
32……駆動歯車、33……アイドル歯車、34
……被動歯車、35……油タンク、26……油圧
ポンプ、37……油路、38……レギユレータ
弁、39……マニユアル弁、40……油路、41
……スロツトル弁、42……ガバナ弁、43……
第1−2速シフト弁、45,46,47……油
路、48……第2−3速シフト弁、49……排出
油路、50……第3−4速シフト弁、51……排
出油路、52……クリープ防止弁、53……弁
体、54……絞り弁、55……小孔、56……ソ
レノイド弁、57……プランジヤ、58……コイ
ルばね、59……油路、60……ばね室、61…
…作動室、62……環状室、63……排出油路、
64……フイルタ、65……調節ねじ、65a…
…ロツクナツト、65b……ダストブーツ、66
……バイパス油路、67……フイードバツク油
路、68……制御ポート、70……切換弁、71
……弁体、71a……環状室、72……コイルば
ね、73……絞り弁、74,75……逆止弁、7
6……作動室、77……ばね室、78……排出油
路、79……分岐油路、80……アンド回路、8
1……ブレーキセンサ、82……車速センサ、8
3……水温センサ。
える車輌用自動変速機の動力伝達経路を示す油圧
スケルトン図である。第2図は本発明に基づくク
リープ防止手段を備える車輌用自動変速機の油圧
回路の概略を示す回路図である。第3図は弁体が
クリープ防止位置にある第2図のクリープ防止弁
を示す部分図である。第4図は閉位置にある第2
図の切換弁を示す部分図である。 1……エンジン、2……クランク軸、3……ト
ルクコンバータ、4……補助変速機、5……作動
装置、6,6′……車輪、7……ポンプ翼車、8
……入力軸、9……ロータ翼車、10……ステー
タ軸、11……一方向クラツチ、12……ステー
タ翼車、13……ポンプ駆動歯車、14……第1
速クラツチ、15……駆動歯車、16……被動歯
車、17……一方向クラツチ、18……出力軸、
19……出力歯車、20……大径歯車、21……
駆動歯車、22……第2速クラツチ、23……被
動歯車、24……駆動歯車、25……被動歯車、
26……第3速クラツチ、27……駆動歯車、2
8……第4速クラツチ、29……被動歯車、30
……リバースセレクタ、31……リバースハブ、
32……駆動歯車、33……アイドル歯車、34
……被動歯車、35……油タンク、26……油圧
ポンプ、37……油路、38……レギユレータ
弁、39……マニユアル弁、40……油路、41
……スロツトル弁、42……ガバナ弁、43……
第1−2速シフト弁、45,46,47……油
路、48……第2−3速シフト弁、49……排出
油路、50……第3−4速シフト弁、51……排
出油路、52……クリープ防止弁、53……弁
体、54……絞り弁、55……小孔、56……ソ
レノイド弁、57……プランジヤ、58……コイ
ルばね、59……油路、60……ばね室、61…
…作動室、62……環状室、63……排出油路、
64……フイルタ、65……調節ねじ、65a…
…ロツクナツト、65b……ダストブーツ、66
……バイパス油路、67……フイードバツク油
路、68……制御ポート、70……切換弁、71
……弁体、71a……環状室、72……コイルば
ね、73……絞り弁、74,75……逆止弁、7
6……作動室、77……ばね室、78……排出油
路、79……分岐油路、80……アンド回路、8
1……ブレーキセンサ、82……車速センサ、8
3……水温センサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流体継手と、該流体継手の出力トルクを伝達
するための動力伝達手段と、前記動力伝達手段の
動力伝達能力を制御するための油圧作動式摩擦係
合手段と、前記摩擦係合手段の動力伝達容量を可
変制御するクリープ防止手段とを備える車輌用自
動変速機に於て、 前記クリープ防止手段が、前記摩擦係合手段に
作動油圧を供給する管路に直列接続されたクリー
プ防止弁からなり、かつ該クリープ防止弁が入力
油路と、出力油路と、出力油圧とスロツトル圧と
の間の差圧及びばね付勢力に応動して前記入力油
路と前記出力油路との間の連通を開閉する弁体
と、前記入力油路と前記出力油路とを常時連通す
る絞り流路と、前記入力油路と前記出力油路との
間の連通を閉じ始める前記弁体の運動により排出
油路と前記出力油路とを連通し得るフイードバツ
ク油路とを具備し、 前記クリープ防止手段が前記摩擦係合手段の動
力伝達容量をクリープを防止するレベルまで低下
させたときに前記摩擦係合手段に保持されている
作動油圧を調節するために、前記ばねのばね力を
調節するねじ手段が設けられていることを特徴と
する車輌用自動変速機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9726584A JPS60241557A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | クリ−プ防止手段を備える車輌用自動変速機 |
| DE19853504417 DE3504417A1 (de) | 1984-02-09 | 1985-02-08 | Vorrichtung zur verhinderung einer kriechbewegung von mit automatischen getrieben versehenen kraftfahrzeugen |
| GB08503196A GB2153932B (en) | 1984-02-09 | 1985-02-08 | Creep inhibiting device |
| FR8501837A FR2559435B1 (fr) | 1984-02-09 | 1985-02-08 | Dispositif de maintien a l'arret pour vehicule automobile muni d'une transmission automatique |
| US06/733,517 US4660442A (en) | 1984-05-14 | 1985-05-13 | Creep-inhibiting device for an automotive vehicle equipped with an automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9726584A JPS60241557A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | クリ−プ防止手段を備える車輌用自動変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60241557A JPS60241557A (ja) | 1985-11-30 |
| JPH0477829B2 true JPH0477829B2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=14187703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9726584A Granted JPS60241557A (ja) | 1984-02-09 | 1984-05-14 | クリ−プ防止手段を備える車輌用自動変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60241557A (ja) |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP9726584A patent/JPS60241557A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60241557A (ja) | 1985-11-30 |
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