JPH0478333A - クラッチフェーシング - Google Patents
クラッチフェーシングInfo
- Publication number
- JPH0478333A JPH0478333A JP2189161A JP18916190A JPH0478333A JP H0478333 A JPH0478333 A JP H0478333A JP 2189161 A JP2189161 A JP 2189161A JP 18916190 A JP18916190 A JP 18916190A JP H0478333 A JPH0478333 A JP H0478333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon
- fibers
- inorganic
- sintered body
- carbonaceous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車等の変速機として用いられるクラッチ
フェーシングに関する。
フェーシングに関する。
[従来の技術]
自動車などでは、エンジンと変速機との間のトルクの伝
達の断続をおこなうクラッチデスクの部品として乾式用
のクラッチフェーシングが使用されている。このクラッ
チフェーシングは、アスベスト、ガラス繊維などの無機
繊維を、または無機N維にアラミド繊維などの有機繊維
を混合した基材繊維に、ゴム材、加硫剤、摩擦調整剤、
結合剤の熱硬化性樹脂を混合して成形したものが知られ
ている。またアスベストは人体に害を及ぼすとして他の
摩擦材の開発がおこなわれている。たとえばスチール繊
維i維を基材とした摩擦材があるが、スチールは一般に
比重が大で摩擦材の重量増となり、また要求される慣性
モーメントが得られない。また錆の発生を伴い相手材に
凝着し摩擦特性が悪化する。この他前記のスチール繊維
の欠点を持たない有機の天然繊維や合成Ili維を基材
繊維とした摩擦材が提案されているが、耐熱性、強度な
どの点で充分満足できる状態に至っていない。また耐熱
性のガラス繊維等も検討されているが結合剤との密着性
が充分でなく所望の物性を満足するものでない。
達の断続をおこなうクラッチデスクの部品として乾式用
のクラッチフェーシングが使用されている。このクラッ
チフェーシングは、アスベスト、ガラス繊維などの無機
繊維を、または無機N維にアラミド繊維などの有機繊維
を混合した基材繊維に、ゴム材、加硫剤、摩擦調整剤、
結合剤の熱硬化性樹脂を混合して成形したものが知られ
ている。またアスベストは人体に害を及ぼすとして他の
摩擦材の開発がおこなわれている。たとえばスチール繊
維i維を基材とした摩擦材があるが、スチールは一般に
比重が大で摩擦材の重量増となり、また要求される慣性
モーメントが得られない。また錆の発生を伴い相手材に
凝着し摩擦特性が悪化する。この他前記のスチール繊維
の欠点を持たない有機の天然繊維や合成Ili維を基材
繊維とした摩擦材が提案されているが、耐熱性、強度な
どの点で充分満足できる状態に至っていない。また耐熱
性のガラス繊維等も検討されているが結合剤との密着性
が充分でなく所望の物性を満足するものでない。
[発明が解決しようとする課題]
上記の問題を解決するために、無機質充填剤をフェノー
ル樹脂で固めて形成したものに代り炭素I維/炭素の複
合材(以下C/C材という)を用いた場合には耐熱性な
どが向上する。ところがこのC/C材を用いてクラッチ
フェーシングを形成する場合には、先ず炭素繊維を所定
の形状に積層し、これにフェノール樹脂を含浸させ、そ
れを硬化させた後、加熱して炭化して炭素/炭素複合材
の成形体を得る。この成形体に樹脂の含浸、炭化を数回
繰返し、CvD処理により高密度化して黒鉛化して作製
している。しかしこのC/C材は炭素l!維と炭素との
界面での接着、密着が充分でなくそれ自体が脆くなり、
また炭化時に揮発性物質が発生するために気孔が残りポ
ーラスとなりやすい、そのため摩擦時にエツジ部ができ
摩耗して摩耗量が増大し安定性に欠けるという問題があ
る。
ル樹脂で固めて形成したものに代り炭素I維/炭素の複
合材(以下C/C材という)を用いた場合には耐熱性な
どが向上する。ところがこのC/C材を用いてクラッチ
フェーシングを形成する場合には、先ず炭素繊維を所定
の形状に積層し、これにフェノール樹脂を含浸させ、そ
れを硬化させた後、加熱して炭化して炭素/炭素複合材
の成形体を得る。この成形体に樹脂の含浸、炭化を数回
繰返し、CvD処理により高密度化して黒鉛化して作製
している。しかしこのC/C材は炭素l!維と炭素との
界面での接着、密着が充分でなくそれ自体が脆くなり、
また炭化時に揮発性物質が発生するために気孔が残りポ
ーラスとなりやすい、そのため摩擦時にエツジ部ができ
摩耗して摩耗量が増大し安定性に欠けるという問題があ
る。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、耐摩耗性
に優れた特殊炭素繊維強化炭素焼結体により耐久性およ
び安定性に優れたクラッチフェーシングを提供すること
を目的とする。
に優れた特殊炭素繊維強化炭素焼結体により耐久性およ
び安定性に優れたクラッチフェーシングを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明のクラッチフェーシングは、炭素マトリックス中
に炭素繊維あるいは炭素tiI&維と無機微小体が一体
的に埋設された組織を有し、該炭素マトリックスは偏光
顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一に密集したモ
ザイク構造をもち、該炭素l!維と該炭素マトリックス
との間の界面で剥離している界面の割合が全界面に対し
て10%以下であり、かつ密度が1.65以上である炭
素繊維強化炭素焼結体で構成したことを特徴とする。
に炭素繊維あるいは炭素tiI&維と無機微小体が一体
的に埋設された組織を有し、該炭素マトリックスは偏光
顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一に密集したモ
ザイク構造をもち、該炭素l!維と該炭素マトリックス
との間の界面で剥離している界面の割合が全界面に対し
て10%以下であり、かつ密度が1.65以上である炭
素繊維強化炭素焼結体で構成したことを特徴とする。
本発明のクラッチフェーシングは、炭素N維強化炭素焼
結体で構成されている。
結体で構成されている。
この炭素繊維強化炭素焼結体を構成する炭素繊維は、焼
結体の強度を確保するもので、偏光顕微鏡で見て、異方
性を示すものでも等方性を示すものでもよい。炭素繊維
は、切断された短I雑でも、長繊維でもよい。また、炭
素繊維はマトリックス中に一定方向に配向しているもの
でも逆にランダムに配向しているものでもよい。炭素繊
維強化炭素焼結体中の炭素繊維の配合割合は2〜50重
口%、より好ましくは10〜40重量%がよい。
結体の強度を確保するもので、偏光顕微鏡で見て、異方
性を示すものでも等方性を示すものでもよい。炭素繊維
は、切断された短I雑でも、長繊維でもよい。また、炭
素繊維はマトリックス中に一定方向に配向しているもの
でも逆にランダムに配向しているものでもよい。炭素繊
維強化炭素焼結体中の炭素繊維の配合割合は2〜50重
口%、より好ましくは10〜40重量%がよい。
炭素繊維強化炭素焼結体の構成部分となりうる無機微小
体としては、微小な金属、セラミックスで構成できる。
体としては、微小な金属、セラミックスで構成できる。
これら無機微小体の形状は、粉末状、ウィスカ等の繊維
状、箔片等でもよい。無機微小体の炭素繊維強化炭素焼
結体の配合割合は3〜30重量%、より好ましくは5〜
10重量%がよい。
状、箔片等でもよい。無機微小体の炭素繊維強化炭素焼
結体の配合割合は3〜30重量%、より好ましくは5〜
10重量%がよい。
炭素繊維強化炭素焼結体の構成部分である炭素マトリッ
クスは、偏光顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一
に密集したモザイク構造をもつ。
クスは、偏光顕微鏡で見て光学的異方性の微粒子が均一
に密集したモザイク構造をもつ。
偏光顕微鏡で見て光学的異方性をもつとは、炭素が一定
方向に規則的に配列した組織をもつものと考えられる。
方向に規則的に配列した組織をもつものと考えられる。
すなわち、この炭素マトリックスは、光学的異方性をも
つ炭素粒子が密集した状態で押し固められた状態にある
。均一に密集したとは、炭素粒子が流動していず、流れ
線等の模様が無いことを意味する。偏光顕微鏡下でモザ
イク状に観察される炭素粒子の大きさは30μm程度が
好ましい。
つ炭素粒子が密集した状態で押し固められた状態にある
。均一に密集したとは、炭素粒子が流動していず、流れ
線等の模様が無いことを意味する。偏光顕微鏡下でモザ
イク状に観察される炭素粒子の大きさは30μm程度が
好ましい。
本発明の炭素繊維強化炭素焼結体を構成する炭素繊維と
炭素マトリックスとの間の界面の剥離面積は、全界面面
積に対する剥離している界面面積を10%以下にする必
要かめる。炭素マトリックスと炭素繊維とが剥離してい
ると炭素auiの補強効果が充分に発揮されない。この
ため界面の剥離面積は全界面の10%以下より好ましく
は3%にするのがよい。
炭素マトリックスとの間の界面の剥離面積は、全界面面
積に対する剥離している界面面積を10%以下にする必
要かめる。炭素マトリックスと炭素繊維とが剥離してい
ると炭素auiの補強効果が充分に発揮されない。この
ため界面の剥離面積は全界面の10%以下より好ましく
は3%にするのがよい。
この炭素繊維と炭素マトリックスとの剥離は走査型電子
顕微鏡(以下、SEMという)で観察測定できる。
顕微鏡(以下、SEMという)で観察測定できる。
また、この炭素繊維強化炭素焼結体の気孔率は10%以
下であるのが好ましい。この焼結体の気孔は偏光顕微鏡
で観察すると黒い点として観察される。従って気孔は観
察している面積に占める黒い点の面積により気孔率が計
騨できる。
下であるのが好ましい。この焼結体の気孔は偏光顕微鏡
で観察すると黒い点として観察される。従って気孔は観
察している面積に占める黒い点の面積により気孔率が計
騨できる。
本発明にかかる炭素繊強化炭素焼結体の密度が1.65
以上とは、炭素マトリックスの緻密性、気孔が少なくか
つ炭素繊維と炭素マトリックスとの界面が剥離していな
いなどが総合された特性である。したがって、これらマ
トリックスの緻密性か欠けたり気孔率が高すぎたり、繊
維とマトリックスとの間の剥離が多いと、比重は1.6
5以下となる。
以上とは、炭素マトリックスの緻密性、気孔が少なくか
つ炭素繊維と炭素マトリックスとの界面が剥離していな
いなどが総合された特性である。したがって、これらマ
トリックスの緻密性か欠けたり気孔率が高すぎたり、繊
維とマトリックスとの間の剥離が多いと、比重は1.6
5以下となる。
この炭素l!維強化炭素焼結体は、構成する炭素繊維の
配合割合、無機微小体の材質および配合割合、炭素繊維
と炭素マトリックスとの間の剥離面積の割合、気孔率が
直接機械的強度に影響する。
配合割合、無機微小体の材質および配合割合、炭素繊維
と炭素マトリックスとの間の剥離面積の割合、気孔率が
直接機械的強度に影響する。
この炭素繊維強化炭素焼結体の機械的特性を曲げ強度で
規定すると、この焼結体の曲げ強度は600 K’j
/ ci以上であるのが好ましい。
規定すると、この焼結体の曲げ強度は600 K’j
/ ci以上であるのが好ましい。
本発明の炭素41i強化炭素焼結体としては、未炭化炭
素質繊維をあるいは未炭化炭素質繊維と無機微小体とを
埋設した自己焼結性を有する炭素質粉末からなる複合体
を焼結して得られる焼結体が採用できる。
素質繊維をあるいは未炭化炭素質繊維と無機微小体とを
埋設した自己焼結性を有する炭素質粉末からなる複合体
を焼結して得られる焼結体が採用できる。
ここで、未炭化炭素質繊維とは、通常の炭化処理の施さ
れていない状態の炭素質inをいう。換言すれば、さら
に熱処理をすることにより、炭化する余地を有する炭素
質繊維をいう。具体的には、原料にピッチを使用した場
合には、紡糸したままの繊維または紡糸したll1Nを
550’Cを超えない温度で不融化したMARをいう。
れていない状態の炭素質inをいう。換言すれば、さら
に熱処理をすることにより、炭化する余地を有する炭素
質繊維をいう。具体的には、原料にピッチを使用した場
合には、紡糸したままの繊維または紡糸したll1Nを
550’Cを超えない温度で不融化したMARをいう。
PAN(ボlノアクリロニトリル)系、レーヨン系など
の高分子系の繊維では分解工程を終え、黒鉛化処理前の
繊維をいう。この種の炭素質1iftとしては、例えば
、石炭系または石油系の原料ピッチを紡糸して得たピッ
チ繊維またはこれを不融化して得た不融化繊維なとがあ
る。
の高分子系の繊維では分解工程を終え、黒鉛化処理前の
繊維をいう。この種の炭素質1iftとしては、例えば
、石炭系または石油系の原料ピッチを紡糸して得たピッ
チ繊維またはこれを不融化して得た不融化繊維なとがあ
る。
この原料ピッチの紡糸および不融化は常法に従っておこ
なえばよく、条件などは特に限定されない。通常、ピッ
チm14ftは、原料ピッチを紡糸機に供給し、300
〜400’C程度に加熱した状態で不活性ガスによる加
圧下にノズルから押出して得ることができる。また、こ
のようなピッチIIをさらに酸化性雰囲気中150〜5
00℃程度で0゜5〜5時間程度保持して不融化繊維と
することができる。なあ、この原料ピッチは、光学的等
方性のものでも、光学的異方性のものでもよい。
なえばよく、条件などは特に限定されない。通常、ピッ
チm14ftは、原料ピッチを紡糸機に供給し、300
〜400’C程度に加熱した状態で不活性ガスによる加
圧下にノズルから押出して得ることができる。また、こ
のようなピッチIIをさらに酸化性雰囲気中150〜5
00℃程度で0゜5〜5時間程度保持して不融化繊維と
することができる。なあ、この原料ピッチは、光学的等
方性のものでも、光学的異方性のものでもよい。
未炭化炭素質繊維の繊維長さは、短繊維、長繊維に特に
限定されるものではない。しかし、短繊維の場合には0
.01〜50簡のものを使用することができる。特に、
0.03〜10mのものが混合のしやすさ、アスペクト
比の関係から好ましい。長すぎては繊維同士が絡みあい
分散性が低下し、ひいては製品特性の等方性に劣り、ま
た0゜011MIより短くては製品の強度が急激に低下
して好ましくない。また、繊維径としては、5〜25μ
m程度のものが好ましい。ざらに、これらの繊維からな
る不織布またはコーティング布として使用することもで
きる。
限定されるものではない。しかし、短繊維の場合には0
.01〜50簡のものを使用することができる。特に、
0.03〜10mのものが混合のしやすさ、アスペクト
比の関係から好ましい。長すぎては繊維同士が絡みあい
分散性が低下し、ひいては製品特性の等方性に劣り、ま
た0゜011MIより短くては製品の強度が急激に低下
して好ましくない。また、繊維径としては、5〜25μ
m程度のものが好ましい。ざらに、これらの繊維からな
る不織布またはコーティング布として使用することもで
きる。
未炭化炭素質繊維は、ざらにタール、ピッチ、有機高分
子などの粘結成分を含有する材料で表面処理し、結合材
とのなじみ性を向上させることが好ましい。この表面処
理は、炭素質繊維100重量部に100〜1000重量
部程度の粘結置部含有材料を加えて攪拌し、有機溶媒に
より洗浄後、乾燥して行うことができる。
子などの粘結成分を含有する材料で表面処理し、結合材
とのなじみ性を向上させることが好ましい。この表面処
理は、炭素質繊維100重量部に100〜1000重量
部程度の粘結置部含有材料を加えて攪拌し、有機溶媒に
より洗浄後、乾燥して行うことができる。
この表面処理に使用するタール、ピッチは、石炭系およ
び石油系のいずれであってもよい。ピッチを使用する場
合には、攪拌時に140〜170°C程度の加熱が必要
となるので、処理材としては、タールの方がより好まし
く、また後続の炭化および黒鉛化工程での炭化歩留りの
点からは、石炭系のものがより好ましい。
び石油系のいずれであってもよい。ピッチを使用する場
合には、攪拌時に140〜170°C程度の加熱が必要
となるので、処理材としては、タールの方がより好まし
く、また後続の炭化および黒鉛化工程での炭化歩留りの
点からは、石炭系のものがより好ましい。
この表面処理に使用する有機高分子として、フェノール
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなどを挙
げることができる。
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなどを挙
げることができる。
上記の表面処理の洗浄で使用する有機溶媒としては、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒を使用することが
できる。有機溶媒は未炭化炭素質繊維と粘結成分含有材
料との混合物100重量部に対して100〜1000重
量部程度を加え置部拌洗浄する。この洗浄により、揮発
成分が多く含まれる軽質油分が除去される。洗浄を終え
た未炭化炭素質allは、たとえば、窒素、アルゴンな
どの非酸化性雰囲気中で、加熱および/または減圧など
の条件下に乾燥処理される。乾燥処理は、これらの方法
に限定されるものではない。
ルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒を使用することが
できる。有機溶媒は未炭化炭素質繊維と粘結成分含有材
料との混合物100重量部に対して100〜1000重
量部程度を加え置部拌洗浄する。この洗浄により、揮発
成分が多く含まれる軽質油分が除去される。洗浄を終え
た未炭化炭素質allは、たとえば、窒素、アルゴンな
どの非酸化性雰囲気中で、加熱および/または減圧など
の条件下に乾燥処理される。乾燥処理は、これらの方法
に限定されるものではない。
さらに、乾燥を終え表面処理された未炭化炭素質繊維は
、必要に応じて分散処理される。すなわち、乾燥させた
繊維が、塊状化または凝集していることがあるので、こ
のような場合には、通常の粉体ミル、アトマイザ−、バ
ルバライザーなどの任意の手段により分散をおこなう。
、必要に応じて分散処理される。すなわち、乾燥させた
繊維が、塊状化または凝集していることがあるので、こ
のような場合には、通常の粉体ミル、アトマイザ−、バ
ルバライザーなどの任意の手段により分散をおこなう。
無機微小体は未炭化炭素質繊維とともに、本発明の炭素
繊維強化炭素焼結体の原料となる。この無機微小体は、
摩擦材の摩擦係数μを安定したものとしたり、比較的高
い値の摩擦係数μであっても高耐摩耗性、高耐焼付き特
性を付与したりするために、添加するものである。この
無機微小体は、融点1000℃以上で炭素と反応しない
もの、より好ましくはざらにHV1000以上のものが
よい。
繊維強化炭素焼結体の原料となる。この無機微小体は、
摩擦材の摩擦係数μを安定したものとしたり、比較的高
い値の摩擦係数μであっても高耐摩耗性、高耐焼付き特
性を付与したりするために、添加するものである。この
無機微小体は、融点1000℃以上で炭素と反応しない
もの、より好ましくはざらにHV1000以上のものが
よい。
かかる無機物として、無機酸化物、無機炭化物、無機窒
化物などを挙げることができる。無機酸化物として、た
とえばAf1203、TiO2、ZrO2、MgOなど
を挙げることができる。無機炭化物として、たとえばT
i C,TaC,zrcなどを挙げることができる。
化物などを挙げることができる。無機酸化物として、た
とえばAf1203、TiO2、ZrO2、MgOなど
を挙げることができる。無機炭化物として、たとえばT
i C,TaC,zrcなどを挙げることができる。
無機窒化物として、たとえばBN、丁+ N、Cr2N
、TaN、A、l)N、ZrNなどを挙げることができ
る。さらに、Fe、Mn、Mo、N i、Nb、S +
、V、Ti、Wなどの無機物も使用することができる。
、TaN、A、l)N、ZrNなどを挙げることができ
る。さらに、Fe、Mn、Mo、N i、Nb、S +
、V、Ti、Wなどの無機物も使用することができる。
なお、これらの無機物は、金属の状態で添加することも
可能である。また、無機微小体としては、微粒子状のも
のの他ウィスカ、セラミックス繊維が含まれる。
可能である。また、無機微小体としては、微粒子状のも
のの他ウィスカ、セラミックス繊維が含まれる。
前記したように無機微小体のうちから、適切なものを選
択することによって、摩擦材の摩擦係数μ、耐摩耗特性
、耐焼付き特性などを好適な特性に管理することかでき
る。
択することによって、摩擦材の摩擦係数μ、耐摩耗特性
、耐焼付き特性などを好適な特性に管理することかでき
る。
無機微小体として無機粉末を使用した場合は、マトリッ
クス材とのなじみ性、分散性およびできあがった焼結体
の強度と耐摩耗性を考慮して、粒径0.1〜5μmのも
のが好ましく、より好ましくは0.2〜4μmである。
クス材とのなじみ性、分散性およびできあがった焼結体
の強度と耐摩耗性を考慮して、粒径0.1〜5μmのも
のが好ましく、より好ましくは0.2〜4μmである。
また、無機微小体として無機繊維を使用した場合は、マ
トリックス材とのなじみ性、分散性、できあがった焼結
体の強度と耐摩耗性および繊維の離脱を考慮して、直径
0.7〜40μm、長さ0゜01〜Bmmのものが好ま
しく、より好ましくは直径1〜15μm、長さ0.05
〜3mmである。
トリックス材とのなじみ性、分散性、できあがった焼結
体の強度と耐摩耗性および繊維の離脱を考慮して、直径
0.7〜40μm、長さ0゜01〜Bmmのものが好ま
しく、より好ましくは直径1〜15μm、長さ0.05
〜3mmである。
炭素質粉末は、本発明の炭素繊維強化炭素焼結体の結合
材を構成するものである。この炭素質粉末は自己焼結性
を有し、未炭化、または完全に炭化されていないもので
ある。この自己焼結性炭素質粉末としては、石油系およ
び石炭系のいずれであってもよく、具体的には、メソカ
ーボンマイクロビーズ、バルクメソフェーズ粉砕品、低
温か焼コークス粉砕品などを挙げることができる。これ
らの中では、粒径および組成の均一性、安定性などの観
点から、石油系および石炭系のメソカーボンマイクロビ
ーズが好ましく、炭化歩留りの観点から石炭系のものか
より好ましい。自己焼結性炭素質粉末としては、粒径3
0μm以下、β−レジン量3〜50%程度のものが好ま
しい。なお、このβ−レジン量は、より好ましくは6〜
30%、ざらに好ましくは8〜25%である。
材を構成するものである。この炭素質粉末は自己焼結性
を有し、未炭化、または完全に炭化されていないもので
ある。この自己焼結性炭素質粉末としては、石油系およ
び石炭系のいずれであってもよく、具体的には、メソカ
ーボンマイクロビーズ、バルクメソフェーズ粉砕品、低
温か焼コークス粉砕品などを挙げることができる。これ
らの中では、粒径および組成の均一性、安定性などの観
点から、石油系および石炭系のメソカーボンマイクロビ
ーズが好ましく、炭化歩留りの観点から石炭系のものか
より好ましい。自己焼結性炭素質粉末としては、粒径3
0μm以下、β−レジン量3〜50%程度のものが好ま
しい。なお、このβ−レジン量は、より好ましくは6〜
30%、ざらに好ましくは8〜25%である。
本発明の焼結体は、たとえば未炭化炭素質4i1i維と
、無機粉末または無機l!維と、自己焼結性炭素質粉末
とを乾式で混合し、次に混合物を加圧成形および焼成と
いう簡単な工程で製造できる。そして必要に応じて機械
加工して完成品とされる。
、無機粉末または無機l!維と、自己焼結性炭素質粉末
とを乾式で混合し、次に混合物を加圧成形および焼成と
いう簡単な工程で製造できる。そして必要に応じて機械
加工して完成品とされる。
未炭化炭素質繊維と、無機粉末または無機繊維と、自己
焼結性炭素質粉末とは、混合、成形されて複合体を構成
する。このときの混合手段は特に限定されないが、強度
および耐摩耗性を等方向にするためには、前記した原料
を均一に混合することが好ましい。また、自己焼結性炭
素質粉−末と未炭化炭素質繊維との配合割合は、前者1
00重間部に対して、後者2〜70重量部程置部あり、
より好ましくは前者100重量部に対して後者10〜5
0重量部程度置部る。また、無機微小体の添加量は、全
体を100重量%とじたとき3〜30重量%が好ましく
、より好ましくは5〜10重量%である。
焼結性炭素質粉末とは、混合、成形されて複合体を構成
する。このときの混合手段は特に限定されないが、強度
および耐摩耗性を等方向にするためには、前記した原料
を均一に混合することが好ましい。また、自己焼結性炭
素質粉−末と未炭化炭素質繊維との配合割合は、前者1
00重間部に対して、後者2〜70重量部程置部あり、
より好ましくは前者100重量部に対して後者10〜5
0重量部程度置部る。また、無機微小体の添加量は、全
体を100重量%とじたとき3〜30重量%が好ましく
、より好ましくは5〜10重量%である。
本発明にかかる焼結体の成形は、常法によって行うこと
ができ、通常1〜10 ton / ctA程度の加圧
下で所定の形状に成形すればよい。または、CIP法、
HIP法、ホットプレス法などによって成形を行っても
よい。成形は、常温でまたは不活性雰囲気下500’C
程度までの加熱下に行うことができる。
ができ、通常1〜10 ton / ctA程度の加圧
下で所定の形状に成形すればよい。または、CIP法、
HIP法、ホットプレス法などによって成形を行っても
よい。成形は、常温でまたは不活性雰囲気下500’C
程度までの加熱下に行うことができる。
成形体は、焼結されて本発明にかかる焼結体となる。な
お、ここで焼結とは、常圧で700〜2000℃程度の
温度で焼成して未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭素
質粉末を炭化固結させることをいう。なお、必要に応じ
てこの炭化された複合体を黒鉛化炉で焼結温度以上に加
熱して黒鉛化させてもよい。炭化の条件は、特に限定さ
れないが、通常非酸化性雰囲気中0.1〜b 間程度の昇温速度で常温から1500℃程度の温度まで
n温し、0.5〜10時間程時間待すればよい。なお、
焼結時においてもより高温で焼結することにより複合体
の一部は炭化の後、黒鉛化する。
お、ここで焼結とは、常圧で700〜2000℃程度の
温度で焼成して未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭素
質粉末を炭化固結させることをいう。なお、必要に応じ
てこの炭化された複合体を黒鉛化炉で焼結温度以上に加
熱して黒鉛化させてもよい。炭化の条件は、特に限定さ
れないが、通常非酸化性雰囲気中0.1〜b 間程度の昇温速度で常温から1500℃程度の温度まで
n温し、0.5〜10時間程時間待すればよい。なお、
焼結時においてもより高温で焼結することにより複合体
の一部は炭化の後、黒鉛化する。
また、黒鉛化の条件も、特に限定されず、非酸化性雰囲
気中で焼結時の温度から0.1〜b程度の温度まで昇温
し、0.5〜10時間程時間待すればよい。黒鉛化を行
った場合には、黒鉛結晶が製品の密度、強度および耐摩
耗性などをさらに向上させる。
気中で焼結時の温度から0.1〜b程度の温度まで昇温
し、0.5〜10時間程時間待すればよい。黒鉛化を行
った場合には、黒鉛結晶が製品の密度、強度および耐摩
耗性などをさらに向上させる。
この特殊な炭素繊維強化炭素焼結体は、焼結前の複合体
を未炭化炭素質繊維および無R粉末または無機繊維とを
埋設した自己焼結性を有する未炭化炭素質粉末で構成し
たものである。したがって、複合体を焼結する場合、強
化材としての炭素質繊維が未炭化、または完全に炭化さ
れていないものであるため、この未炭化炭素質繊維と自
己焼結性を有する未炭化炭素質繊維とは、炭化される際
に同程度の物理的性質(強度、収縮率など)をもつ。
を未炭化炭素質繊維および無R粉末または無機繊維とを
埋設した自己焼結性を有する未炭化炭素質粉末で構成し
たものである。したがって、複合体を焼結する場合、強
化材としての炭素質繊維が未炭化、または完全に炭化さ
れていないものであるため、この未炭化炭素質繊維と自
己焼結性を有する未炭化炭素質繊維とは、炭化される際
に同程度の物理的性質(強度、収縮率など)をもつ。
このため、これら炭素質繊維と炭素質粉末との界面密着
性が向上し、高強度および優れた耐摩耗性を得ることが
できる。要するに、複合体を焼結する場合、未炭化同士
の炭素質繊維と炭素質粉末とが同程度に収縮して結合す
るので、これらの界面密着性が高まり、摩擦材の強度お
よび耐摩耗性が向上する。
性が向上し、高強度および優れた耐摩耗性を得ることが
できる。要するに、複合体を焼結する場合、未炭化同士
の炭素質繊維と炭素質粉末とが同程度に収縮して結合す
るので、これらの界面密着性が高まり、摩擦材の強度お
よび耐摩耗性が向上する。
また、無機粉末または無機繊維を添加した炭素繊維強化
炭素焼結体で作られた部品は、相手材との間に機械的な
抵抗力が働き、これにより摩擦係数μが高く、安定した
ものとなる。すなわち、添加された無機粉末または無機
繊維が、相手材に対して機械的な抵抗力を及ぼすので、
摩擦材の摩擦係数μが高く、安定したものとなる。
炭素焼結体で作られた部品は、相手材との間に機械的な
抵抗力が働き、これにより摩擦係数μが高く、安定した
ものとなる。すなわち、添加された無機粉末または無機
繊維が、相手材に対して機械的な抵抗力を及ぼすので、
摩擦材の摩擦係数μが高く、安定したものとなる。
たとえば、無機粉末を添加した場合には、粉末状である
ため荷重の増加に伴い炭素マトリックス部から離脱しや
すくなり、この無機粉末の離脱と炭素マトリックス部の
凝着とがつり合うことにより、荷重の変動に対して摩擦
係数μが安定したものとなる。また、無機繊維を添加し
た場合には、荷重が増加しても繊維状であるため炭素マ
トリックス部から離脱しにくく、このため摩擦係数μが
高い値となる。
ため荷重の増加に伴い炭素マトリックス部から離脱しや
すくなり、この無機粉末の離脱と炭素マトリックス部の
凝着とがつり合うことにより、荷重の変動に対して摩擦
係数μが安定したものとなる。また、無機繊維を添加し
た場合には、荷重が増加しても繊維状であるため炭素マ
トリックス部から離脱しにくく、このため摩擦係数μが
高い値となる。
また、前記したように結合材としての自己焼結性炭素質
粉末は、液状炭素質材料からなる従来の結合材の使用を
不要とする。したがって、液状結合材の使用により発生
する気孔を充填するために、含浸、焼成を繰返す必要が
ない。本発明にかかる特殊炭素繊維強化炭素焼結体は、
前記したように乾式混合、加圧成形、焼成という簡単な
工程などで、安価に製造することができる。
粉末は、液状炭素質材料からなる従来の結合材の使用を
不要とする。したがって、液状結合材の使用により発生
する気孔を充填するために、含浸、焼成を繰返す必要が
ない。本発明にかかる特殊炭素繊維強化炭素焼結体は、
前記したように乾式混合、加圧成形、焼成という簡単な
工程などで、安価に製造することができる。
なお、適切な無機粉末または無機繊維を選択することに
よって、炭素繊維強化炭素焼結体で作られた製品の摩擦
係数μを、その用途に応じた好適な値に管理することが
できる。無機粉末を無機炭化物とした場合、摩擦係数μ
を0.15〜0.35の範囲に管理することができ、無
機粉末を無機窒化物とした場合、摩擦係数μを0.1〜
0.35の範囲に管理することができ、そして無機粉末
を無機酸化物とした場合、摩擦係数μを0.25〜0.
5の範囲に管理することができる。
よって、炭素繊維強化炭素焼結体で作られた製品の摩擦
係数μを、その用途に応じた好適な値に管理することが
できる。無機粉末を無機炭化物とした場合、摩擦係数μ
を0.15〜0.35の範囲に管理することができ、無
機粉末を無機窒化物とした場合、摩擦係数μを0.1〜
0.35の範囲に管理することができ、そして無機粉末
を無機酸化物とした場合、摩擦係数μを0.25〜0.
5の範囲に管理することができる。
なお、添加する無機粉末または無機IIIによってクラ
ッチフェーシングの摩擦係数μが大きく変化するのは、
摩擦に伴う発熱により、無機粉末または無機繊維の状態
が変化するためと考えられている。たとえば、酸化物は
耐熱性が高いため、摩擦時にもその粒子とか繊維の形状
を残し、このため、高い摩擦係数μを示すものと考えら
れている。
ッチフェーシングの摩擦係数μが大きく変化するのは、
摩擦に伴う発熱により、無機粉末または無機繊維の状態
が変化するためと考えられている。たとえば、酸化物は
耐熱性が高いため、摩擦時にもその粒子とか繊維の形状
を残し、このため、高い摩擦係数μを示すものと考えら
れている。
さらに、未炭化炭素質繊維をタール、ピッチ、有機高分
子などの粘結成分を含有する材料により表面処理した場
合には、炭素質繊維の界面の濡れ性が高まり、これによ
り結合材としての炭素質粉末とのなじみ性が高まるので
、これら炭素質繊維と炭素質粉末との界面密着性がさら
に向上する。
子などの粘結成分を含有する材料により表面処理した場
合には、炭素質繊維の界面の濡れ性が高まり、これによ
り結合材としての炭素質粉末とのなじみ性が高まるので
、これら炭素質繊維と炭素質粉末との界面密着性がさら
に向上する。
[実施例コ
以下、実施例により具体的にを説明する。
このクラッチフェーシングは以下のようにして作製した
。
。
No、1は次のようにして作製した。石炭系の光学的等
方性ピッチから常法により紡糸して得られた、糸径15
μm、糸長さが3#の不融化m維からなる未膨化炭素質
N雑を用意する。この未炭化炭素質繊維を強化材として
この未炭化炭素質繊!100重量部に、中心粒径7μm
のコールタール系メソカーホンミクロビーズからなる自
己焼結性炭素粉末900重量部を加えた後、均一に混合
し、得られた混合物を外径224馴内径150m厚さ3
.5Mの中空円板状に2tOn/crtiの成形圧力で
クラッチフェーシングの成形体とした。
方性ピッチから常法により紡糸して得られた、糸径15
μm、糸長さが3#の不融化m維からなる未膨化炭素質
N雑を用意する。この未炭化炭素質繊維を強化材として
この未炭化炭素質繊!100重量部に、中心粒径7μm
のコールタール系メソカーホンミクロビーズからなる自
己焼結性炭素粉末900重量部を加えた後、均一に混合
し、得られた混合物を外径224馴内径150m厚さ3
.5Mの中空円板状に2tOn/crtiの成形圧力で
クラッチフェーシングの成形体とした。
次に、この複合体を非酸化性雰囲気中、150℃/時間
の昇温速度で1000’Cまで昇温し、同温度で1時間
保持して焼結し、未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭
素質粉末を炭化固結させた。
の昇温速度で1000’Cまで昇温し、同温度で1時間
保持して焼結し、未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭
素質粉末を炭化固結させた。
そして、さらに非酸化性雰囲気中、500℃/時間の昇
温速度で2800℃まで昇温させて20分間保持した。
温速度で2800℃まで昇温させて20分間保持した。
なあ、この炭素繊維強化炭素焼結体の一部を用いて偏光
顕微鏡による表面観察、SEMによるマトリックスと界
面状態の観察、密度および曲げ強度を測定した。偏光顕
微鏡による観察では、マトリックスが焼結した炭素粒子
が互いに密着し個々の粒子か異なる色模様に輝くモザイ
ク状に観察され、繊維はこのマトリックス中に点在した
一様の色をもつ島状に観察された。これら黒い点の面積
は、全体の面積を100面積%としたとき約3面積%で
あった。SEMで観察したマトリックスと強化繊維の界
面状態は両者が一体的に結合された状態か観察され、マ
トリックスと強化繊維とが剥離している状態は観察され
なかった。又、この炭素繊維強化炭素焼結体の密度は1
.809/cm’曲げ強度は9.3Ki/wvn2であ
った。
顕微鏡による表面観察、SEMによるマトリックスと界
面状態の観察、密度および曲げ強度を測定した。偏光顕
微鏡による観察では、マトリックスが焼結した炭素粒子
が互いに密着し個々の粒子か異なる色模様に輝くモザイ
ク状に観察され、繊維はこのマトリックス中に点在した
一様の色をもつ島状に観察された。これら黒い点の面積
は、全体の面積を100面積%としたとき約3面積%で
あった。SEMで観察したマトリックスと強化繊維の界
面状態は両者が一体的に結合された状態か観察され、マ
トリックスと強化繊維とが剥離している状態は観察され
なかった。又、この炭素繊維強化炭素焼結体の密度は1
.809/cm’曲げ強度は9.3Ki/wvn2であ
った。
N002の摩擦材は次のようにして作製した。
石炭系の光学的等方性ピッチを紡糸機に供給し、340
℃に加熱した状態で不活性ガスによる加圧下にノズルか
ら押出して得られたピッチ繊維を、さらに酸化性雰囲気
中で350’Cで2時間保持して不融化し、繊維径15
μm、繊維長さが0.5mの不融化未膨化炭素繊維を作
製した。この強化材としての不融止木炭化炭素繊維30
重量%と、自己焼結性炭素質粉末としての中心粒径7μ
mのコールタール系メソカーボンマイクロビーズ70重
量%とを混合したちの95%に対し、粒径4゜04m(
京セラ■製)のアルミナを5重量%加えた混合物をNo
、1と同様に成形した。
℃に加熱した状態で不活性ガスによる加圧下にノズルか
ら押出して得られたピッチ繊維を、さらに酸化性雰囲気
中で350’Cで2時間保持して不融化し、繊維径15
μm、繊維長さが0.5mの不融化未膨化炭素繊維を作
製した。この強化材としての不融止木炭化炭素繊維30
重量%と、自己焼結性炭素質粉末としての中心粒径7μ
mのコールタール系メソカーボンマイクロビーズ70重
量%とを混合したちの95%に対し、粒径4゜04m(
京セラ■製)のアルミナを5重量%加えた混合物をNo
、1と同様に成形した。
次に、この複合体を非酸化性雰囲気中、150℃/時間
の速度で1000℃まで昇温し、同温度で1時間保持し
て焼結して未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭素質粉
末を炭化固結させた。そして、さらに非酸化性雰囲気中
、500’C/時間の昇温速度で2000℃まで昇温さ
せて20分間保持して焼結した。
の速度で1000℃まで昇温し、同温度で1時間保持し
て焼結して未炭化炭素質繊維および自己焼結性炭素質粉
末を炭化固結させた。そして、さらに非酸化性雰囲気中
、500’C/時間の昇温速度で2000℃まで昇温さ
せて20分間保持して焼結した。
なお、この炭素繊維強化炭素焼結体の一部を用いて実施
例N051と同様に、偏光顕微鏡による表面観察、SE
Mによりマトリックスと強化繊維の界面状態の観察、密
度および曲げ強度を測定した。偏光類m鏡による観察で
は、マトリックスが焼結した炭素粒子が互いに密着して
個々の粒子が異なる色模様に輝くモザイク状に観察され
、tlAMはこのマトリックス中に点在した一様の色も
つ島状に観察され、またアルミナ粒子は白い点状に観察
された、また、気孔を示す黒い点の面積は、全体の面積
を100面積%としたとき約3面積%であった。SEM
で観察したマド1ノツクスと強化繊雑の界面状態は両者
が一体的に結合された状態が観察され、マトリックスと
強化l!雑とが剥離している状態は観察されなかった。
例N051と同様に、偏光顕微鏡による表面観察、SE
Mによりマトリックスと強化繊維の界面状態の観察、密
度および曲げ強度を測定した。偏光類m鏡による観察で
は、マトリックスが焼結した炭素粒子が互いに密着して
個々の粒子が異なる色模様に輝くモザイク状に観察され
、tlAMはこのマトリックス中に点在した一様の色も
つ島状に観察され、またアルミナ粒子は白い点状に観察
された、また、気孔を示す黒い点の面積は、全体の面積
を100面積%としたとき約3面積%であった。SEM
で観察したマド1ノツクスと強化繊雑の界面状態は両者
が一体的に結合された状態が観察され、マトリックスと
強化l!雑とが剥離している状態は観察されなかった。
また、この炭素繊維強化炭素焼結体の密度は1.86g
/ca’ 、曲げ強度は8.0に9/rrvn”でめっ
た。
/ca’ 、曲げ強度は8.0に9/rrvn”でめっ
た。
N013は比較例としてガラス繊維35重量%、フェノ
ール樹脂12重量%(固形分として)、5BR12重量
%、フィラー(カーボンブラック、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、ケイソー土の混合物)25重量%、架橋剤
12重量%、真ちゅう線4重量%を混合して圧縮成形機
を用い3分間加圧成形(105℃ 100Kg/d)し
た後、加熱炉で150℃で6時間250’Cで3時間加
熱処理し摩擦面を研磨して摩擦材とした。
ール樹脂12重量%(固形分として)、5BR12重量
%、フィラー(カーボンブラック、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、ケイソー土の混合物)25重量%、架橋剤
12重量%、真ちゅう線4重量%を混合して圧縮成形機
を用い3分間加圧成形(105℃ 100Kg/d)し
た後、加熱炉で150℃で6時間250’Cで3時間加
熱処理し摩擦面を研磨して摩擦材とした。
(評価)
上記で形成したクラッチフェーシングについて平均摩擦
係数、最小摩擦係数、摩耗量、実車シャダーGおよび実
車すべりを調べた。結果を第1表に示す。
係数、最小摩擦係数、摩耗量、実車シャダーGおよび実
車すべりを調べた。結果を第1表に示す。
試験法は、摩擦係数、摩耗量は慣性ダイナモメターにて
イナーシv : 0.12Ngms−1、回転数250
Orpm、結合回数10000回、温度310℃で測定
した。シャダーおよびすべりはクラッチフェーシングを
実車テストにより判定した。なお、シャダーはクラッチ
適合時の車体全体の前後振動値である。
イナーシv : 0.12Ngms−1、回転数250
Orpm、結合回数10000回、温度310℃で測定
した。シャダーおよびすべりはクラッチフェーシングを
実車テストにより判定した。なお、シャダーはクラッチ
適合時の車体全体の前後振動値である。
第1表において平均摩擦係数と最小摩擦係数との差が小
さいこと(いずれも0.03〜0.04で差はない)が
摩擦係数が安定化する。また平均摩擦係数と最小摩擦係
数の値が大きいほどよくきく。すなわち、実施例N00
1〜2は比較例のNo、3よりも大きく、無機微小体を
添加したNo。
さいこと(いずれも0.03〜0.04で差はない)が
摩擦係数が安定化する。また平均摩擦係数と最小摩擦係
数の値が大きいほどよくきく。すなわち、実施例N00
1〜2は比較例のNo、3よりも大きく、無機微小体を
添加したNo。
2はなかでも大きな値を示した。摩耗量もN092は少
なくNo、3の比較例は最も多い。実車シャダーGは小
さいほうが摩擦係数が安定であることを示す。したがっ
てN011〜2はNo、3の比較例より小さく安定であ
ることを示している。
なくNo、3の比較例は最も多い。実車シャダーGは小
さいほうが摩擦係数が安定であることを示す。したがっ
てN011〜2はNo、3の比較例より小さく安定であ
ることを示している。
ざらに実車すべりはないほうが、クラッチのききがよい
ことを示す。したがって比較例に比べて実施例ではいず
れも優れた摩擦材で良好なりラッチ表1 (以下余白) フェーシングが形成できる。
ことを示す。したがって比較例に比べて実施例ではいず
れも優れた摩擦材で良好なりラッチ表1 (以下余白) フェーシングが形成できる。
[発明の効果]
本発明のクラッチフェーシングは、特殊な炭素繊維強化
炭素焼結体で作られている。この炭素繊維強化炭素焼結
体は、密度が高く高強度であり、摩耗量が少ない。かつ
摩擦係数は添加される無機微小体の種類量により所定の
範囲に安定して管理することができる。そのため摩擦係
数がああきく係合が速く安定する。またシャダーが小さ
く、すべりも発生しないためクラッチの繋がりをスムー
スにおこなうことができる。
炭素焼結体で作られている。この炭素繊維強化炭素焼結
体は、密度が高く高強度であり、摩耗量が少ない。かつ
摩擦係数は添加される無機微小体の種類量により所定の
範囲に安定して管理することができる。そのため摩擦係
数がああきく係合が速く安定する。またシャダーが小さ
く、すべりも発生しないためクラッチの繋がりをスムー
スにおこなうことができる。
また、炭素材料は比重が小さく腐蝕に対して抵抗性を有
するので、軽量で耐久性のよいクラッチフェーシングが
形成できる。
するので、軽量で耐久性のよいクラッチフェーシングが
形成できる。
特許出願人 トヨタ自動車株式会社
同 大阪瓦斯株式会社
Claims (2)
- (1)炭素マトリックス中に炭素繊維があるいは炭素繊
維と無機微小体とが一体的に埋設された組織を有し、該
炭素マトリックスは偏光顕微鏡で見て光学異方性の微粒
子が均一に密集したモザイク構造をもち、該炭素繊維と
該炭素マトリックスとの間の界面で剥離している界面の
割合が全界面に対して10%以下であり、かつ密度が1
.65以上である炭素繊維強化炭素焼結体で構成されて
いることを特徴とするクラッチフエーシング。 - (2)未炭化炭素質繊維を、あるいは未炭化炭素質繊維
と無機微小体とを埋設した自己焼結体を有する炭素質粉
末からなる複合体を焼結して得られる炭素繊維強化炭素
焼結体で構成されていることを特徴とするクラッチフエ
ーシング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2189161A JPH0478333A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | クラッチフェーシング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2189161A JPH0478333A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | クラッチフェーシング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0478333A true JPH0478333A (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=16236479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2189161A Pending JPH0478333A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | クラッチフェーシング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0478333A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5803210A (en) * | 1994-12-28 | 1998-09-08 | Nippon Oil Co., Ltd. | Disk brakes |
-
1990
- 1990-07-17 JP JP2189161A patent/JPH0478333A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5803210A (en) * | 1994-12-28 | 1998-09-08 | Nippon Oil Co., Ltd. | Disk brakes |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI338611B (en) | Manufacture of carbon/carbon composites by hot pressing | |
| CN1155539C (zh) | 纤维增强复合陶瓷及其生产方法 | |
| JP2004509792A (ja) | 繊維束で強化された複合材料及びセラミックスマトリクスを含んだ摩擦又は滑り体 | |
| US7575799B2 (en) | Carbon fiber containing ceramic particles | |
| US5202293A (en) | Carbon fiber reinforced carbon | |
| JPH03237062A (ja) | 摺動部材 | |
| EP0507564A2 (en) | Carbon composite material | |
| US5169718A (en) | Sliding member | |
| JPH0478333A (ja) | クラッチフェーシング | |
| JPH115850A (ja) | 湿式摩擦材及びその製造方法 | |
| JPH0718091A (ja) | 湿式摩擦材 | |
| JPH0478374A (ja) | 変速機のシフトフォーク | |
| JPH0476085A (ja) | 差動制限装置 | |
| EP0379328B1 (en) | Carbon fiber reinforced carbon | |
| JPH02275759A (ja) | 摺動部材 | |
| JPH07332414A (ja) | ブレーキ用摩擦材およびその製造方法 | |
| JPH0478332A (ja) | ブレーキ装置 | |
| JPH0476097A (ja) | ブッシュ | |
| JPH07115958B2 (ja) | 高摩擦係数を持つ炭素繊維強化炭素複合材料 | |
| JPH0477359A (ja) | 炭素繊維強化炭素焼結体 | |
| JPH0476086A (ja) | 湿式摩擦材 | |
| JPH0478320A (ja) | ブッシュ | |
| JP2635634B2 (ja) | 炭素繊維強化炭素材料の製造方法 | |
| JPH0475819A (ja) | 放電加工用複合電極 | |
| JPH0476256A (ja) | 内燃機関用ピストン |