JPH0480302A - Ni合金粉末およびその製造法 - Google Patents
Ni合金粉末およびその製造法Info
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- JPH0480302A JPH0480302A JP2192089A JP19208990A JPH0480302A JP H0480302 A JPH0480302 A JP H0480302A JP 2192089 A JP2192089 A JP 2192089A JP 19208990 A JP19208990 A JP 19208990A JP H0480302 A JPH0480302 A JP H0480302A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、特にすぐれた耐摩耗性を有する焼結体の製
造に用いるのに適したNi合金粉末、並びにその製造法
に関するものである。
造に用いるのに適したNi合金粉末、並びにその製造法
に関するものである。
従来、例えば特開昭58−207340号公報に記載さ
れるように、一般に、 重量%で(以F%は重−%を示す)、 A11:0.1〜1%、 を含有し、残りが実質的にNiからなる組成を有するN
i−AΩ合金原料粉末に、 大気中、450〜600℃の温度に加熱保持、の条件で
表面酸化処理を施した後、 ボールミル中で、メカニカルアロイング処理を施して、
粉末表面部に形成された酸化物を粉末全体に均一に分布
させ、 引続いて余剰の酸累を除去する目的で、還元性雰囲気中
、400〜800℃の温度に加熱保持、 の条件で還元処理を施して、上記の表面酸化によって生
成した微細な酸化アルミニウム(以下Ag2O3で示す
)がNIまたはNi−Al合金の素地に均一に分散した
組織を有するNi合金粉末を製造する方法が知られてい
る。
れるように、一般に、 重量%で(以F%は重−%を示す)、 A11:0.1〜1%、 を含有し、残りが実質的にNiからなる組成を有するN
i−AΩ合金原料粉末に、 大気中、450〜600℃の温度に加熱保持、の条件で
表面酸化処理を施した後、 ボールミル中で、メカニカルアロイング処理を施して、
粉末表面部に形成された酸化物を粉末全体に均一に分布
させ、 引続いて余剰の酸累を除去する目的で、還元性雰囲気中
、400〜800℃の温度に加熱保持、 の条件で還元処理を施して、上記の表面酸化によって生
成した微細な酸化アルミニウム(以下Ag2O3で示す
)がNIまたはNi−Al合金の素地に均一に分散した
組織を有するNi合金粉末を製造する方法が知られてい
る。
また、この方法で製造されたNi合金粉末が、含油軸受
やガイドブツシュ、さらにバルブシートなどの各種駆動
装置の構造部材を通常の粉末冶金法により製造するに際
して、原料粉末として用いられていることも良く知られ
るところである。
やガイドブツシュ、さらにバルブシートなどの各種駆動
装置の構造部材を通常の粉末冶金法により製造するに際
して、原料粉末として用いられていることも良く知られ
るところである。
一方、近年の各種駆動装置の高性能化および高速化はめ
ざましく、これに伴ない、これの構造部材の使用環境も
一段と苛酷さを増し、このため構造部材には一層の耐摩
耗性が要求されているが、上記の従来轟欅鰺牟細おり方
法で製造されたNi合金粉末を用いて製造された焼結体
製構造部材では耐摩耗性が十分でなく、これらの要求に
満足して対応することができないのが現状である。
ざましく、これに伴ない、これの構造部材の使用環境も
一段と苛酷さを増し、このため構造部材には一層の耐摩
耗性が要求されているが、上記の従来轟欅鰺牟細おり方
法で製造されたNi合金粉末を用いて製造された焼結体
製構造部材では耐摩耗性が十分でなく、これらの要求に
満足して対応することができないのが現状である。
なお、この場合上記従来方法により製造された従来Ni
合金粉末において、素地に均一に分散するAl203の
含有割合を多くして耐摩耗性の向上をはかる試みもなさ
れたか、粉末表面に露出するAl 0 粒の割合が増す
と、A I 20 a粒か粗大化し易く′なることと含
まって、焼結性が著しく低下し、この結果焼結体の強度
低下を招き、強度の而で実用に供することができないも
のである。
合金粉末において、素地に均一に分散するAl203の
含有割合を多くして耐摩耗性の向上をはかる試みもなさ
れたか、粉末表面に露出するAl 0 粒の割合が増す
と、A I 20 a粒か粗大化し易く′なることと含
まって、焼結性が著しく低下し、この結果焼結体の強度
低下を招き、強度の而で実用に供することができないも
のである。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、各種駆
動装置の構造部材として用いた場合に、すぐれた耐摩耗
性を発揮する焼結体を製造すべく、上記従来Ni合金粉
末に着目し研究を行なった結果、 まず、上記の従来方法によるNi合金粉末の製造に用い
られているNi−Al1合金原料粉末における0、1〜
1%のAp含有量に比して相対的に多い割合の1.5〜
10%のAllを含有したNi−Al1合金粉末を用い
、 このNj−A、Q合金原料粉末に、上記の従来方法=昧
−4白白法における450〜600℃の酸化温度より一
段と高い1000〜1300℃の温度で、望ましくは粉
末流動化状態で、酸化処理を施すと、形成された酸化物
粉末は、主体が酸化ニッケル(以下NiOで示す)から
なる素地に、粉末中心部を通るあらゆる断面において、
粉末、中心部と粉末周辺部との間に、微細なNi−1複
合酸化物〔以下、(Ni、、’l )0で示す〕が環状
に凝集してなる環状複合酸化物相、いいかえれば粉末内
部に層をなしてシェル状に凝集分布する微細な(Ni、
l )Oで構成された環状複合酸化物相が存在する組織
をもつようになり、 さらに、この酸化物粉末に、メカニカルアロイング処理
を施すことなく、直ちに、上記の従来方法における40
0〜800℃の還元温度に比して相対的に低い200〜
500℃の温度で還元処理を施すと、 上記酸化物粉末の素地を形成していた主体のNiOがN
iに還元され、かつ上記環状複合酸化物相が微細なAg
2O3を主体とする環状硬質相に変化するようになり、 この結果得られたNi合金粉末は、相対的にAg2O3
の含有割合が高いので、これから焼結体を製造した場合
、耐摩耗性が飛躍的に向上するようになり、さらに上記
の通りAg2O3粒が粉末表面に存在せず、内部に層を
なしてシェル状に分布するので、焼結性がjMなわれる
ことがなく、A 1120 aの含有割合が高いにもか
かわらず、高強度の焼結体を製造することができるよう
になるという研究結果を得たのである。
動装置の構造部材として用いた場合に、すぐれた耐摩耗
性を発揮する焼結体を製造すべく、上記従来Ni合金粉
末に着目し研究を行なった結果、 まず、上記の従来方法によるNi合金粉末の製造に用い
られているNi−Al1合金原料粉末における0、1〜
1%のAp含有量に比して相対的に多い割合の1.5〜
10%のAllを含有したNi−Al1合金粉末を用い
、 このNj−A、Q合金原料粉末に、上記の従来方法=昧
−4白白法における450〜600℃の酸化温度より一
段と高い1000〜1300℃の温度で、望ましくは粉
末流動化状態で、酸化処理を施すと、形成された酸化物
粉末は、主体が酸化ニッケル(以下NiOで示す)から
なる素地に、粉末中心部を通るあらゆる断面において、
粉末、中心部と粉末周辺部との間に、微細なNi−1複
合酸化物〔以下、(Ni、、’l )0で示す〕が環状
に凝集してなる環状複合酸化物相、いいかえれば粉末内
部に層をなしてシェル状に凝集分布する微細な(Ni、
l )Oで構成された環状複合酸化物相が存在する組織
をもつようになり、 さらに、この酸化物粉末に、メカニカルアロイング処理
を施すことなく、直ちに、上記の従来方法における40
0〜800℃の還元温度に比して相対的に低い200〜
500℃の温度で還元処理を施すと、 上記酸化物粉末の素地を形成していた主体のNiOがN
iに還元され、かつ上記環状複合酸化物相が微細なAg
2O3を主体とする環状硬質相に変化するようになり、 この結果得られたNi合金粉末は、相対的にAg2O3
の含有割合が高いので、これから焼結体を製造した場合
、耐摩耗性が飛躍的に向上するようになり、さらに上記
の通りAg2O3粒が粉末表面に存在せず、内部に層を
なしてシェル状に分布するので、焼結性がjMなわれる
ことがなく、A 1120 aの含有割合が高いにもか
かわらず、高強度の焼結体を製造することができるよう
になるという研究結果を得たのである。
この発明は、上記研究結果にもとづいてなされたもので
あって、 AN : 1.5〜】0%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなるNi −
A1合金原料粉末に、 酸化性雰囲気中、1000〜1300℃の温度に、望ま
しくは流動化状態で加熱保持、 の条件で酸化処理を施して、主体がNiOからなる素地
に、粉末中心部を通るあらゆる断面において、粉末中心
部と粉末周辺部との間に、微細な(Ni−Al2)0が
環状に凝集してなる環状複合酸化物相が存在する組織を
もった酸化物粉末を形成し、 引続いて、上記酸化物粉末に、 還元性雰囲気中、200〜500℃の温度に加熱保持、 の条件で還元処理を施して、上記酸化物粉末の素地をN
i またはNニーA1合金とすると共に、上記環状複合
酸化物相を微細な八1203を主体とする環状硬質相と
する、主要工程によってNi合金粉末を製造する方法、 並びに、この方法で製造された、 11: 1.5〜9.2%、 酸素:1.3〜8.2%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなる組成、並
びにNiまたはNi−Al合金からなる素地に、粉末中
心部を通るあらゆる断面において、粉末中心部と粉末周
辺部との間に、環状に凝集した微細なA I 20 a
を主体とする環状硬質相が存在する組織を有するNi合
金粉末に特徴を有するものである。
あって、 AN : 1.5〜】0%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなるNi −
A1合金原料粉末に、 酸化性雰囲気中、1000〜1300℃の温度に、望ま
しくは流動化状態で加熱保持、 の条件で酸化処理を施して、主体がNiOからなる素地
に、粉末中心部を通るあらゆる断面において、粉末中心
部と粉末周辺部との間に、微細な(Ni−Al2)0が
環状に凝集してなる環状複合酸化物相が存在する組織を
もった酸化物粉末を形成し、 引続いて、上記酸化物粉末に、 還元性雰囲気中、200〜500℃の温度に加熱保持、 の条件で還元処理を施して、上記酸化物粉末の素地をN
i またはNニーA1合金とすると共に、上記環状複合
酸化物相を微細な八1203を主体とする環状硬質相と
する、主要工程によってNi合金粉末を製造する方法、 並びに、この方法で製造された、 11: 1.5〜9.2%、 酸素:1.3〜8.2%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなる組成、並
びにNiまたはNi−Al合金からなる素地に、粉末中
心部を通るあらゆる断面において、粉末中心部と粉末周
辺部との間に、環状に凝集した微細なA I 20 a
を主体とする環状硬質相が存在する組織を有するNi合
金粉末に特徴を有するものである。
つぎに、この発明のNi合金粉末およびこれの製造法に
おいて、成分組成および製造条件を上記の通りに限定し
た理由を説明する。
おいて、成分組成および製造条件を上記の通りに限定し
た理由を説明する。
(a)Ni合金粉末の成分組成
AIIは酸素と結合して粉末内部で層をなしてシェル状
に凝集分布する微細なAjl1203を形成し、粉末の
焼結性を損なうことなく、かつこれを原料粉末として用
いて製造された焼結体の耐摩耗性を著しく向上させる作
用があり、この場合A、Ill含有量がきまれば必然的
に酸化処理で酸素含有mもきまるものであり、したがっ
てAN8有量が1.5%未満になると酸素含有量も1.
3%未満となり、八1203の形成割合が不十分で所望
のすぐれた耐摩耗性を確保することができず、一方1)
含有量が9.2%を越えると、酸素含有量も8.2%を
越えて多くなり、この結果多量のA I 20 aが形
成されることになるので、A I? 20 a粒の粗大
化が避けられず、相手攻撃性が現われるようになること
から、An)含有量を1.5〜9.2%、酸素含有量を
1.3〜8.2%と定めた。
に凝集分布する微細なAjl1203を形成し、粉末の
焼結性を損なうことなく、かつこれを原料粉末として用
いて製造された焼結体の耐摩耗性を著しく向上させる作
用があり、この場合A、Ill含有量がきまれば必然的
に酸化処理で酸素含有mもきまるものであり、したがっ
てAN8有量が1.5%未満になると酸素含有量も1.
3%未満となり、八1203の形成割合が不十分で所望
のすぐれた耐摩耗性を確保することができず、一方1)
含有量が9.2%を越えると、酸素含有量も8.2%を
越えて多くなり、この結果多量のA I 20 aが形
成されることになるので、A I? 20 a粒の粗大
化が避けられず、相手攻撃性が現われるようになること
から、An)含有量を1.5〜9.2%、酸素含有量を
1.3〜8.2%と定めた。
(b)Ni合金原料粉末の1含有量
Al含有量が1.5%未満では、酸化処理で形成される
(Ni.Ail ) Oの粉末内部での環状凝集が十分
に行なわれず、この結果還元処理後の粉末表面に比較的
多量のA II203が存在するようになって焼結性が
低下し、焼結体の強度低下の原因となり、一方Ag含有
量が10%を越えると、酸化処理で形成される(Nj、
A、lit ) O並びに還元処理で形成されるA I
20 aの組径が粗大化し、これを焼結体とした場合
相手攻撃性が増すようになることから、All含有量を
1.5〜lO%と定めた。
(Ni.Ail ) Oの粉末内部での環状凝集が十分
に行なわれず、この結果還元処理後の粉末表面に比較的
多量のA II203が存在するようになって焼結性が
低下し、焼結体の強度低下の原因となり、一方Ag含有
量が10%を越えると、酸化処理で形成される(Nj、
A、lit ) O並びに還元処理で形成されるA I
20 aの組径が粗大化し、これを焼結体とした場合
相手攻撃性が増すようになることから、All含有量を
1.5〜lO%と定めた。
(c) 酸化処理温度
その温度力筒000℃未満では、(NLAN )Oの環
状凝集が不十分であり、一方その温度力筒300℃を越
えると、粉末を流動化しても粉末同志に融着が起り易く
なることから、その温度を1000〜1300℃と定め
た。
状凝集が不十分であり、一方その温度力筒300℃を越
えると、粉末を流動化しても粉末同志に融着が起り易く
なることから、その温度を1000〜1300℃と定め
た。
(d)還元温度
その温度が200℃未満では、酸化物粉末の還元に長時
間を要し、実用的でなく、一方その温度が500℃を越
えると、還元処理で形成されるAg2O3が粗大化する
ようになり、この結果焼結体の相手攻撃性が増すように
なることから、その温度を200〜500℃と定めた。
間を要し、実用的でなく、一方その温度が500℃を越
えると、還元処理で形成されるAg2O3が粗大化する
ようになり、この結果焼結体の相手攻撃性が増すように
なることから、その温度を200〜500℃と定めた。
つぎに、この発明のNi合金粉末およびその製造法を実
施例により具体的に説明する。
施例により具体的に説明する。
それぞれ第1表に示される平均粒径およびAΩ含有量の
Ni−Aρ合金原料粉末を用意し、これらNi−Al合
金原料粉末に、同じく第1表に示される条件で、酸化処
理、必要に応じてボールミル中での3時間のメカニカル
アロイング処理、および還元処理を施すことにより本発
明法1〜7および従来法1〜3を実施し、それぞれ本発
明Ni合金粉末1〜7および従来Ni合金粉末1〜3を
製造した。
Ni−Aρ合金原料粉末を用意し、これらNi−Al合
金原料粉末に、同じく第1表に示される条件で、酸化処
理、必要に応じてボールミル中での3時間のメカニカル
アロイング処理、および還元処理を施すことにより本発
明法1〜7および従来法1〜3を実施し、それぞれ本発
明Ni合金粉末1〜7および従来Ni合金粉末1〜3を
製造した。
ついで、この結果得られた各種Ni合金粉末について、
成分組成を71pj定すると共に、その断面組織を金属
顕微鏡(化率: 1000倍)を用いて観察し、さらに
本発明Ni合金粉末1〜7については、30個の粉末の
それぞれの断面の中心部を通る任意直線上における粒径
、並びに環状硬質相の外径および内径を測定し、これら
の平均値を算出した。これらの結果を第2表に示した。
成分組成を71pj定すると共に、その断面組織を金属
顕微鏡(化率: 1000倍)を用いて観察し、さらに
本発明Ni合金粉末1〜7については、30個の粉末の
それぞれの断面の中心部を通る任意直線上における粒径
、並びに環状硬質相の外径および内径を測定し、これら
の平均値を算出した。これらの結果を第2表に示した。
さらにこれらの各種のNi合金粉末を原料粉末として用
い、これより51on/c−の圧力で圧粉体にプレス成
形し、この圧粉体を、水素中、1350℃に30分間保
持の条件で焼結して、断面=lO關XIO能、長さ:
55mmの寸法をもった焼結体を製造し、この焼結体に
ついて、強度を評価する目的て引張強さを測定すると共
に、摩耗試験を行なった。
い、これより51on/c−の圧力で圧粉体にプレス成
形し、この圧粉体を、水素中、1350℃に30分間保
持の条件で焼結して、断面=lO關XIO能、長さ:
55mmの寸法をもった焼結体を製造し、この焼結体に
ついて、強度を評価する目的て引張強さを測定すると共
に、摩耗試験を行なった。
なお、摩耗試験は、回転軸を水平とした外径=40mm
X内径:30mmX長さ二15mの鋳鉄(Fe12)製
熱処理リング(硬さ: HRC50)の上方から、上記
焼結体から8+++mX8mmX35關の寸法に切出し
た試験片を水平に当接させ、この状態で上記試験片に5
kgの荷重を垂直にかけ、前記リングを1.2m/秒の
周速で回転させ、10分後の試験片の最大摩耗深さを測
定することにより行なった。これらの結果も第2表に示
した。
X内径:30mmX長さ二15mの鋳鉄(Fe12)製
熱処理リング(硬さ: HRC50)の上方から、上記
焼結体から8+++mX8mmX35關の寸法に切出し
た試験片を水平に当接させ、この状態で上記試験片に5
kgの荷重を垂直にかけ、前記リングを1.2m/秒の
周速で回転させ、10分後の試験片の最大摩耗深さを測
定することにより行なった。これらの結果も第2表に示
した。
第1.2表に示される通り、本発明法1〜7によれば、
粉末内部に微細なAg2O3が断面組織でみて環状に凝
集してなる環状硬質相が存在したNi合金粉末(本発明
Ni合金粉末1〜7)を製造することができ、この本発
明Ni合金粉末1〜7は、上記の通りA、9含有量が高
いにもかかわらず、A I 20 sが粉末内部に封じ
込められた状態になっているので、これを原料粉末とし
て用いて焼結体を製造した場合、良好な焼結性が確保さ
れることから、高強度の焼結体を製造することができる
ばかりでなく、相対的に高含有量のA I? 20 a
によって、これより製造された焼結体は、相手材である
熱処理リングの損耗がきわめて少ない状態、すなわち相
手攻撃性が抑制された状態で、すぐれた耐摩耗性を示す
のに対して、従来法1〜3で製造されたNi合金粉末(
従来Ni合金粉末1〜3)は、A it 20 aが粉
末全体に均一に分散分布した組織をもつので、Afi含
有量が相対的に低いことと含まって、焼結性の低下はあ
まりなく、したがってほぼ同等の強度を有する焼結体を
製造することができるものの、耐摩耗性の面ではかなり
劣った結果しか示さないことが明らかである。
粉末内部に微細なAg2O3が断面組織でみて環状に凝
集してなる環状硬質相が存在したNi合金粉末(本発明
Ni合金粉末1〜7)を製造することができ、この本発
明Ni合金粉末1〜7は、上記の通りA、9含有量が高
いにもかかわらず、A I 20 sが粉末内部に封じ
込められた状態になっているので、これを原料粉末とし
て用いて焼結体を製造した場合、良好な焼結性が確保さ
れることから、高強度の焼結体を製造することができる
ばかりでなく、相対的に高含有量のA I? 20 a
によって、これより製造された焼結体は、相手材である
熱処理リングの損耗がきわめて少ない状態、すなわち相
手攻撃性が抑制された状態で、すぐれた耐摩耗性を示す
のに対して、従来法1〜3で製造されたNi合金粉末(
従来Ni合金粉末1〜3)は、A it 20 aが粉
末全体に均一に分散分布した組織をもつので、Afi含
有量が相対的に低いことと含まって、焼結性の低下はあ
まりなく、したがってほぼ同等の強度を有する焼結体を
製造することができるものの、耐摩耗性の面ではかなり
劣った結果しか示さないことが明らかである。
上述のように、この発明の方法によれば、相対的に多量
の微細なAg2O3が粉末内部に層をなしてシェル状に
封じ込められたNi合金粉末を製造することができ、し
たがってこの結果製造されたNi合金粉末は焼結性がき
わめて良好で、これを用いて製造された焼結体は高強度
をもち、かつすぐれた耐摩耗性を示すようになるので、
これを用いて上記のほかに、ブロックリングやロッカー
アーム用チップ、ブレーキ用バット、さらにクラッチ板
などの各種駆動装置の構造部材を製造した場合、すぐれ
た性能を発揮するようになるなど工業上有用な効果がも
たらされるのである。
の微細なAg2O3が粉末内部に層をなしてシェル状に
封じ込められたNi合金粉末を製造することができ、し
たがってこの結果製造されたNi合金粉末は焼結性がき
わめて良好で、これを用いて製造された焼結体は高強度
をもち、かつすぐれた耐摩耗性を示すようになるので、
これを用いて上記のほかに、ブロックリングやロッカー
アーム用チップ、ブレーキ用バット、さらにクラッチ板
などの各種駆動装置の構造部材を製造した場合、すぐれ
た性能を発揮するようになるなど工業上有用な効果がも
たらされるのである。
Claims (3)
- (1)Al:1.5〜9.2重量%、 酸素:1.3〜8.2重量%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなる組成、並
びにNiまたはNi−Al合金からなる素地に、粉末中
心部を通るあらゆる断面において、粉末中心部と粉末周
辺部との間に、環状に凝集した微細な酸化アルミニウム
を主体とする環状硬質相が存在する組織、を有すること
を特徴とするNi合金粉末。 - (2)Al:1.5〜10重量%、 を含有し、残りがNiと不可避不純物からなるNi−A
l合金原料粉末に、 酸化性雰囲気中、1000〜1300℃の温度に加熱保
持、 の条件で酸化処理を施して、主体が酸化ニッケルからな
る素地に、粉末中心部を通るあらゆる断面において、粉
末中心部と粉末周辺部との間に、微細なNi−Al複合
酸化物が環状に凝集してなる環状複合酸化物相が存在す
る組織をもった酸化物粉末を形成し、 ついで、上記酸化物粉末に、 還元性雰囲気中、200〜500℃の温度に加熱保持、 の条件で還元処理を施して、上記酸化物粉末の素地をN
iまたはNi−Al合金とすると共に、上記環状複合酸
化物相を微細な酸化アルミニウムで構成された環状硬質
相とすることを特徴とするNi合金粉末の製造法。 - (3)上記酸化処理が、上記Ni−Al合金原料粉末を
流動化させながら行なわれることを特徴とする上記特許
請求の範囲第(2)項記載のNi合金粉末の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2192089A JP2748667B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | Ni合金粉末およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2192089A JP2748667B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | Ni合金粉末およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0480302A true JPH0480302A (ja) | 1992-03-13 |
| JP2748667B2 JP2748667B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16285469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2192089A Expired - Lifetime JP2748667B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | Ni合金粉末およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2748667B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008072957A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Kubota Corp | 農機具の支持装置 |
| JP5111601B2 (ja) * | 2008-03-07 | 2013-01-09 | 株式会社日立メディコ | 超音波撮像装置 |
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| RU2686831C1 (ru) * | 2018-03-22 | 2019-04-30 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" (ФГУП "ВИАМ") | Металлокерамический композиционный материал на основе интерметаллидной матрицы и способ его получения |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP2192089A patent/JP2748667B2/ja not_active Expired - Lifetime
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