JPH0480501B2 - - Google Patents
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- JPH0480501B2 JPH0480501B2 JP58098371A JP9837183A JPH0480501B2 JP H0480501 B2 JPH0480501 B2 JP H0480501B2 JP 58098371 A JP58098371 A JP 58098371A JP 9837183 A JP9837183 A JP 9837183A JP H0480501 B2 JPH0480501 B2 JP H0480501B2
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- tube
- lighting tube
- voltage
- lighting
- lamp
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/54—Igniting arrangements, e.g. promoting ionisation for starting
- H01J61/541—Igniting arrangements, e.g. promoting ionisation for starting using a bimetal switch
Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は高圧蒸気放電灯に係り、特にその始動
補助用として改良された点灯管を具備した高圧蒸
気放電灯に関するものである。 従来例の構成とその問題点 一般に、点灯管は易放電気体を充填した気密容
器内に、ステムに植立された内部導入線に溶接な
どにより支持された熱応動素子からなる電極を有
し、この電極間での放電による発熱によつて電極
同士が接触して放電が断たれて、電極が離間する
際に電流の瞬断によつて安定器の両端にパルス電
圧を発生させる目的に使用されるものである。特
に、1500V以上の高いパルス電圧を発生させる点
灯管は、メタルハライドランプや高圧ナトリウム
灯の始動補助用に用いることが可能になる。 点灯管の封入ガスやアルゴンの場合はガス圧を
10Torr以下に低くすることによつて1500V以上
の高いパルス電圧を得ることができるが、封入ガ
ス圧を低くすると、点灯管の放電開始電圧が
300V近くまで高くなり、点灯管の特性を安定さ
せるために、エージング工程で、放電開始電圧を
200V以下に低下させようとすると、長時間のエ
ージングを必要とする。また封入ガス圧が低い
と、点灯管のグロー放電電流が少なくなり、電極
である熱応動素子の加熱が遅くなり、電極接点が
閉じるまでの初期グロー時間が長くなつてしまう
欠点があつた。 螢光灯の点灯管などとして一般に用いられてい
るアルゴン−ネオン−ヘリウム系の混合ガスを用
い、数10Torrの封入ガス圧とした点灯管におい
ては、前記の閉路時間は短縮され、螢光灯用とし
ての実使用において問題はなくなるが、パルス電
圧は600〜1400Vと低く、メタルハライドランプ
や高圧ナトリウム灯などの高圧蒸気放電灯の始動
用には不適であつた。 メタルハライドランプや高圧ナトリウム灯に点
灯管を組合せて使用する場合の他の問題点は、点
灯管が外管内に組込まれるため、点灯管の周囲温
度が高く、150〜350℃の高温にさらされることで
ある。このような高温ランプ寿命(9000〜12000
時間)を通じて安定した点灯管の特性を維持させ
ることが必要になつてくる。外管内に組込まれた
点灯管は、高温に長時間さらされると、点灯管の
各部材から徐々に不純ガスが放出され、点灯管の
特性を劣化させる問題が発生する。たとえば、点
灯管の動作が開始する電圧(以下閉路電圧とい
う。)ランプ動程中に上昇し、200V以上の閉路電
圧となつてランプが始動不能に陥る問題が発生す
る場合がある。 発明の目的 本発明はこのような問題点にかんがみてなされ
たもので、パルス電圧が1500V以上と高く、パル
ス発生回数が多く、初期グロー時間が短く、かつ
長期動程中を通じて閉路電圧が低い点灯管を外管
内に具備することによつて始動性にすぐれ、長寿
命で信頼性の高い高圧蒸気放電灯を実現するもの
である。 発明の構成 本発明は気密容器内に、少なくとも一方に熱応
動素子を有する電極を具備し、かつヘリウム−ア
ルゴン−水素、または、ヘリウム−水素の混合気
体を封入し、その封入ガス圧を20℃において35〜
70Torrに選定し、さらに前記気密容器の内壁に
ジルコニウム、チタン、バリウム、バリウム−ア
ルミウム合金、ジルコニウム−アルミニウム合
金、ジルコニウム−ニツケルの混合焼結物から選
択された一種または複数種のゲツタ材を被着させ
た構成の点灯管を外管内に設け、ランプ点灯時の
高温でも特性変化を僅少に与えた高圧蒸気放電灯
である。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例である高圧蒸気放電
灯(ここではメタルハライドランプ)の点灯回路
の一例を示すもので、発光管1の両端に一対の主
電極2,3が封着され、主電極3に近接して補助
電極4が封着されている。点灯管5は低抵抗6と
バイメタルスイツチ7とに直列接続され、これが
発光管1と並列に接続されている。補助電極4に
は高抵抗8を通じて、主電極3と反対電位の電圧
が印加される回路構成になつている。電源10の
投入によつて、バイメタルスイツチ7、点灯管
5、低抵抗6の直列体に電圧が印加されて点灯管
5が動作し、電流の遮断に応じてインダクタンス
素子(安定器)9の両端にパルス電圧を発生さ
せ、発光管5を始動させるものである。 発明者らは、このような高圧蒸気放電灯の外管
内に組込む点灯管について、そのガス組成、封入
ガス圧、および点灯管の内壁に被着するゲツタ材
について実験を行なつた。 点灯管は、第2図に示すように、軟質ガラスか
らなる外径が約12mmの気密容器11の一端にステ
ム12が設けられており、これに植立された内部
導入線13にバイメタル板からなる熱応動素子1
4が溶接され、その先端部に直径0.8mmから丸棒
からなるタングステン接点15が溶接された電極
を内部に有している。点灯管の内壁にはゲツタ材
16が被着されている。かかる構造の点灯管を用
いて、充填気体の種類、封入ガス圧、ゲツタの材
質を変化させた。充填気体の種類は、アルゴン
(Ar)、ヘリウム−アルゴン(He−Ar)、アルゴ
ン−ネオン−ヘリウム(Ar−Ne−He)、ヘリウ
ム−水素(He−H2)、ヘリウム−アルゴン−水
素(He−Ar−H2)について検討したが、これら
の中でパルス電圧が高く、かつパルス発生回数の
多いのは、水素を含む、He−H2および、He−
Ar−Heであつた。これらは水素を含むために、
消弧特性が良く電極接点の離間によつておこる電
流の瞬断速度が大きくなつたものと考えられる。
したがつて以下の実験はHe93%、Ar2%、H25%
の混合ガスを用いて行なつた。封入ガス圧を変化
させたときのパルス電圧と閉路電圧を測定するた
めに、点灯管に400W用チヨーク安定器と300Ωの
抵抗との直列体を接続して行なつた。点灯管のエ
ージングは30分間行なつた後に共試したものであ
る。その結果を下表に示す。 なお、同表の結果はHe93%、Ar2%、H25%混
合ガスの場合であるが、He95%、H25%の混合
ガスでも、ほぼ同等の結果が得らることを確認し
ている。
補助用として改良された点灯管を具備した高圧蒸
気放電灯に関するものである。 従来例の構成とその問題点 一般に、点灯管は易放電気体を充填した気密容
器内に、ステムに植立された内部導入線に溶接な
どにより支持された熱応動素子からなる電極を有
し、この電極間での放電による発熱によつて電極
同士が接触して放電が断たれて、電極が離間する
際に電流の瞬断によつて安定器の両端にパルス電
圧を発生させる目的に使用されるものである。特
に、1500V以上の高いパルス電圧を発生させる点
灯管は、メタルハライドランプや高圧ナトリウム
灯の始動補助用に用いることが可能になる。 点灯管の封入ガスやアルゴンの場合はガス圧を
10Torr以下に低くすることによつて1500V以上
の高いパルス電圧を得ることができるが、封入ガ
ス圧を低くすると、点灯管の放電開始電圧が
300V近くまで高くなり、点灯管の特性を安定さ
せるために、エージング工程で、放電開始電圧を
200V以下に低下させようとすると、長時間のエ
ージングを必要とする。また封入ガス圧が低い
と、点灯管のグロー放電電流が少なくなり、電極
である熱応動素子の加熱が遅くなり、電極接点が
閉じるまでの初期グロー時間が長くなつてしまう
欠点があつた。 螢光灯の点灯管などとして一般に用いられてい
るアルゴン−ネオン−ヘリウム系の混合ガスを用
い、数10Torrの封入ガス圧とした点灯管におい
ては、前記の閉路時間は短縮され、螢光灯用とし
ての実使用において問題はなくなるが、パルス電
圧は600〜1400Vと低く、メタルハライドランプ
や高圧ナトリウム灯などの高圧蒸気放電灯の始動
用には不適であつた。 メタルハライドランプや高圧ナトリウム灯に点
灯管を組合せて使用する場合の他の問題点は、点
灯管が外管内に組込まれるため、点灯管の周囲温
度が高く、150〜350℃の高温にさらされることで
ある。このような高温ランプ寿命(9000〜12000
時間)を通じて安定した点灯管の特性を維持させ
ることが必要になつてくる。外管内に組込まれた
点灯管は、高温に長時間さらされると、点灯管の
各部材から徐々に不純ガスが放出され、点灯管の
特性を劣化させる問題が発生する。たとえば、点
灯管の動作が開始する電圧(以下閉路電圧とい
う。)ランプ動程中に上昇し、200V以上の閉路電
圧となつてランプが始動不能に陥る問題が発生す
る場合がある。 発明の目的 本発明はこのような問題点にかんがみてなされ
たもので、パルス電圧が1500V以上と高く、パル
ス発生回数が多く、初期グロー時間が短く、かつ
長期動程中を通じて閉路電圧が低い点灯管を外管
内に具備することによつて始動性にすぐれ、長寿
命で信頼性の高い高圧蒸気放電灯を実現するもの
である。 発明の構成 本発明は気密容器内に、少なくとも一方に熱応
動素子を有する電極を具備し、かつヘリウム−ア
ルゴン−水素、または、ヘリウム−水素の混合気
体を封入し、その封入ガス圧を20℃において35〜
70Torrに選定し、さらに前記気密容器の内壁に
ジルコニウム、チタン、バリウム、バリウム−ア
ルミウム合金、ジルコニウム−アルミニウム合
金、ジルコニウム−ニツケルの混合焼結物から選
択された一種または複数種のゲツタ材を被着させ
た構成の点灯管を外管内に設け、ランプ点灯時の
高温でも特性変化を僅少に与えた高圧蒸気放電灯
である。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例である高圧蒸気放電
灯(ここではメタルハライドランプ)の点灯回路
の一例を示すもので、発光管1の両端に一対の主
電極2,3が封着され、主電極3に近接して補助
電極4が封着されている。点灯管5は低抵抗6と
バイメタルスイツチ7とに直列接続され、これが
発光管1と並列に接続されている。補助電極4に
は高抵抗8を通じて、主電極3と反対電位の電圧
が印加される回路構成になつている。電源10の
投入によつて、バイメタルスイツチ7、点灯管
5、低抵抗6の直列体に電圧が印加されて点灯管
5が動作し、電流の遮断に応じてインダクタンス
素子(安定器)9の両端にパルス電圧を発生さ
せ、発光管5を始動させるものである。 発明者らは、このような高圧蒸気放電灯の外管
内に組込む点灯管について、そのガス組成、封入
ガス圧、および点灯管の内壁に被着するゲツタ材
について実験を行なつた。 点灯管は、第2図に示すように、軟質ガラスか
らなる外径が約12mmの気密容器11の一端にステ
ム12が設けられており、これに植立された内部
導入線13にバイメタル板からなる熱応動素子1
4が溶接され、その先端部に直径0.8mmから丸棒
からなるタングステン接点15が溶接された電極
を内部に有している。点灯管の内壁にはゲツタ材
16が被着されている。かかる構造の点灯管を用
いて、充填気体の種類、封入ガス圧、ゲツタの材
質を変化させた。充填気体の種類は、アルゴン
(Ar)、ヘリウム−アルゴン(He−Ar)、アルゴ
ン−ネオン−ヘリウム(Ar−Ne−He)、ヘリウ
ム−水素(He−H2)、ヘリウム−アルゴン−水
素(He−Ar−H2)について検討したが、これら
の中でパルス電圧が高く、かつパルス発生回数の
多いのは、水素を含む、He−H2および、He−
Ar−Heであつた。これらは水素を含むために、
消弧特性が良く電極接点の離間によつておこる電
流の瞬断速度が大きくなつたものと考えられる。
したがつて以下の実験はHe93%、Ar2%、H25%
の混合ガスを用いて行なつた。封入ガス圧を変化
させたときのパルス電圧と閉路電圧を測定するた
めに、点灯管に400W用チヨーク安定器と300Ωの
抵抗との直列体を接続して行なつた。点灯管のエ
ージングは30分間行なつた後に共試したものであ
る。その結果を下表に示す。 なお、同表の結果はHe93%、Ar2%、H25%混
合ガスの場合であるが、He95%、H25%の混合
ガスでも、ほぼ同等の結果が得らることを確認し
ている。
【表】
上表から明らかなように、20℃での封入ガス圧
が35〜70Torrの範囲では、点灯管の閉路電圧が
180V以下となり、またパルス電圧も高圧蒸気放
電灯の始動に必要な1500V以上を得ることができ
た。初期グロー時間についても測定したが、ガス
圧35Torr以上では、すべて2.5秒以内の短時間で
あり満足すべき特性であつた。 次に、点灯管を高圧蒸気放電灯の外管内に組込
んだ際に高温状態で長時間さらされることによる
閉路電圧が徐々に上昇する問題について検討し
た。 点灯管の温度は外管の取付け位置、外管内の封
入ガス圧などによつて変化するが、通常150〜350
℃である。He93%−Ar2%−H25%の混合ガスを
50Torr封入した点灯管を400Wのメタルハライド
ランプの外管に組込んで、動程中の点灯管の閉路
電圧を測定した結果を第3図に示す。曲線aは点
灯管の内壁にゲツタ材を被着しなかつた場合を、
曲線bはバリウムのゲツタ材を被着した場合をそ
れぞれ示す。点灯管は温度約240℃となるように、
外管内において発光管の上側部位に取付けたもの
である。 第3図から明らかなように、点灯管の気密容器
内壁にゲツタ材を被着することによつて動程中の
閉路電圧上昇を抑制することができる。閉路電圧
上昇には、温度が大きく影響することが明白であ
るので、強制テストとして、温度を変えた熱処理
テストを行なつた。その結果を第4図に示す。曲
線cおよびdはゲツタ材を被着していない点灯管
の場合で、それぞれ、370℃および160℃で熱処理
した場合の結果である。同図から明らかに温度が
閉路上昇に大きく影響を与えていることがわか
る。次にゲツタ材を種々変えた点灯管を試作し、
同様の熱処理テストを行なつた。その結果を第4
図に併記している。曲線eはバリウムからなるゲ
ツタ材、曲線fはバリウム50%−アルミニウム50
%合金、曲線gはジルコニウム84%−アルミニウ
ム16%合金、曲線hはジルコニウム80%−ニツケ
ル20%の混合焼結物、曲線iはチタンまたはジル
コニウムのパウダを気密容器内壁に被着させた点
灯管の各場合で、熱処理温度はいずれも370℃で
ある。この結果から明らかなように、ランプ動程
中の点灯管の温度が高いときには、前述のゲツタ
材を必要とする。 高圧ナトリウム灯の低ワツトタイプ、例えば
110Wランプでは、外管内が真空であることと、
低ワツトのことのため、点灯管を外管内に組込ん
でも、約140℃の温度であり、この場合はゲツタ
材を用いなくても閉路電圧の上昇はわずかである
ことを実験で確かめている。 以上のように、本発明は一般に放電灯には有害
とされる水素を含む放電気体を封入して高いパル
ス電圧と多いパルス発生回数を得るとともに、気
密容器の内壁にゲツタ材を被着することによつて
長期動程中の閉路電圧の上昇を抑制することがで
きるものである。ゲツタ材は、水素も吸着するの
で、封入ガスに水素を用いた場合、その効果は疑
問視されたが、実験の結果、効果を発揮すること
が判明したもので、アルゴン、ネオン、ヘリウム
の通常の組合せである希ガスを用いた場合のゲツ
タ効果とは異なる特異な効果であると考えられ
る。すなわち、ゲツタが水素を吸着して飽和した
後もさらに不純ガス(N2、CO、CO2、H2O、
CxHyなど)に対してゲツタ作用があり、ランプ
動程中の閉路電圧上昇を抑制する高価が発揮され
たものと考えられる。 次に、本発明の一実施例である400Wメタルハ
ライドランプについて第5図を参照して説明す
る。発光管1が外管17の中心部に保持され、こ
の外管17内に、He93%−H25%−Ar2%の混合
ガスを57Torr封入し、内壁にバリウムからなる
ゲツタを被着した点灯管5、低抵抗6、バイメタ
ルスイツチ7および高抵抗8が組込まれた構造に
なつている。発光管1の内部には沃化スカンジウ
ム、沃化ナトリウム、沃化セシウム、約53mgの水
銀およびアルゴン35Torrが封入されている。外
管17内には、窒素ガス350Torrが封入されてい
る。点灯管5の取付け位置が発光管1の上側部位
となるため、外管17の対流によつて点灯管5の
温度は約240℃の高温であつた。このランプの指
導電圧は200V級チヨークコイルからなる安価な
安定器と組合せて、165Vで、点灯管5の閉路電
圧は155Vであつた。また9000時間点灯後でも、
このランプの始動電圧は170V、点灯管5の閉路
電圧は160Vであり、200V級チヨーク形安定器で
使用可能であつた。 点灯管のゲツタ材をジルコニウム−ニツケルの
混合焼結物のパウダーを被着した別の点灯管を用
い、他を同一条件にしたメタルハライドランプで
は、その始動電圧は165V、点灯管の閉路電圧
160Vであり、9000時間点灯後の始動電圧は
180V、点灯管の閉路電圧は175Vであり、前述の
バリウムゲツタと同じく200V級チヨーク形安定
器で使用可能であつた。 発明の効果 以上説明したように、本発明の高圧蒸気放電灯
は、始動電圧の高いメタルハライドランプや高圧
ナトリウム灯を200Vの商用電源で点灯するため、
パルス電圧が1500V以上と高く、パルス発生回数
が多く、初期グロー時間の短い点灯管を外管内に
組込むことによつて、始動電圧が低減され、
200Vの商用電源で安価なチヨーク形安定器と組
合せて使用可能になつたものである。また点灯管
を高温部に位置させても動程中の閉路電圧上昇が
僅少であるので、ランプのマウント構造が簡略化
され、安価で信頼性が高いという利点を有してい
るものである。
が35〜70Torrの範囲では、点灯管の閉路電圧が
180V以下となり、またパルス電圧も高圧蒸気放
電灯の始動に必要な1500V以上を得ることができ
た。初期グロー時間についても測定したが、ガス
圧35Torr以上では、すべて2.5秒以内の短時間で
あり満足すべき特性であつた。 次に、点灯管を高圧蒸気放電灯の外管内に組込
んだ際に高温状態で長時間さらされることによる
閉路電圧が徐々に上昇する問題について検討し
た。 点灯管の温度は外管の取付け位置、外管内の封
入ガス圧などによつて変化するが、通常150〜350
℃である。He93%−Ar2%−H25%の混合ガスを
50Torr封入した点灯管を400Wのメタルハライド
ランプの外管に組込んで、動程中の点灯管の閉路
電圧を測定した結果を第3図に示す。曲線aは点
灯管の内壁にゲツタ材を被着しなかつた場合を、
曲線bはバリウムのゲツタ材を被着した場合をそ
れぞれ示す。点灯管は温度約240℃となるように、
外管内において発光管の上側部位に取付けたもの
である。 第3図から明らかなように、点灯管の気密容器
内壁にゲツタ材を被着することによつて動程中の
閉路電圧上昇を抑制することができる。閉路電圧
上昇には、温度が大きく影響することが明白であ
るので、強制テストとして、温度を変えた熱処理
テストを行なつた。その結果を第4図に示す。曲
線cおよびdはゲツタ材を被着していない点灯管
の場合で、それぞれ、370℃および160℃で熱処理
した場合の結果である。同図から明らかに温度が
閉路上昇に大きく影響を与えていることがわか
る。次にゲツタ材を種々変えた点灯管を試作し、
同様の熱処理テストを行なつた。その結果を第4
図に併記している。曲線eはバリウムからなるゲ
ツタ材、曲線fはバリウム50%−アルミニウム50
%合金、曲線gはジルコニウム84%−アルミニウ
ム16%合金、曲線hはジルコニウム80%−ニツケ
ル20%の混合焼結物、曲線iはチタンまたはジル
コニウムのパウダを気密容器内壁に被着させた点
灯管の各場合で、熱処理温度はいずれも370℃で
ある。この結果から明らかなように、ランプ動程
中の点灯管の温度が高いときには、前述のゲツタ
材を必要とする。 高圧ナトリウム灯の低ワツトタイプ、例えば
110Wランプでは、外管内が真空であることと、
低ワツトのことのため、点灯管を外管内に組込ん
でも、約140℃の温度であり、この場合はゲツタ
材を用いなくても閉路電圧の上昇はわずかである
ことを実験で確かめている。 以上のように、本発明は一般に放電灯には有害
とされる水素を含む放電気体を封入して高いパル
ス電圧と多いパルス発生回数を得るとともに、気
密容器の内壁にゲツタ材を被着することによつて
長期動程中の閉路電圧の上昇を抑制することがで
きるものである。ゲツタ材は、水素も吸着するの
で、封入ガスに水素を用いた場合、その効果は疑
問視されたが、実験の結果、効果を発揮すること
が判明したもので、アルゴン、ネオン、ヘリウム
の通常の組合せである希ガスを用いた場合のゲツ
タ効果とは異なる特異な効果であると考えられ
る。すなわち、ゲツタが水素を吸着して飽和した
後もさらに不純ガス(N2、CO、CO2、H2O、
CxHyなど)に対してゲツタ作用があり、ランプ
動程中の閉路電圧上昇を抑制する高価が発揮され
たものと考えられる。 次に、本発明の一実施例である400Wメタルハ
ライドランプについて第5図を参照して説明す
る。発光管1が外管17の中心部に保持され、こ
の外管17内に、He93%−H25%−Ar2%の混合
ガスを57Torr封入し、内壁にバリウムからなる
ゲツタを被着した点灯管5、低抵抗6、バイメタ
ルスイツチ7および高抵抗8が組込まれた構造に
なつている。発光管1の内部には沃化スカンジウ
ム、沃化ナトリウム、沃化セシウム、約53mgの水
銀およびアルゴン35Torrが封入されている。外
管17内には、窒素ガス350Torrが封入されてい
る。点灯管5の取付け位置が発光管1の上側部位
となるため、外管17の対流によつて点灯管5の
温度は約240℃の高温であつた。このランプの指
導電圧は200V級チヨークコイルからなる安価な
安定器と組合せて、165Vで、点灯管5の閉路電
圧は155Vであつた。また9000時間点灯後でも、
このランプの始動電圧は170V、点灯管5の閉路
電圧は160Vであり、200V級チヨーク形安定器で
使用可能であつた。 点灯管のゲツタ材をジルコニウム−ニツケルの
混合焼結物のパウダーを被着した別の点灯管を用
い、他を同一条件にしたメタルハライドランプで
は、その始動電圧は165V、点灯管の閉路電圧
160Vであり、9000時間点灯後の始動電圧は
180V、点灯管の閉路電圧は175Vであり、前述の
バリウムゲツタと同じく200V級チヨーク形安定
器で使用可能であつた。 発明の効果 以上説明したように、本発明の高圧蒸気放電灯
は、始動電圧の高いメタルハライドランプや高圧
ナトリウム灯を200Vの商用電源で点灯するため、
パルス電圧が1500V以上と高く、パルス発生回数
が多く、初期グロー時間の短い点灯管を外管内に
組込むことによつて、始動電圧が低減され、
200Vの商用電源で安価なチヨーク形安定器と組
合せて使用可能になつたものである。また点灯管
を高温部に位置させても動程中の閉路電圧上昇が
僅少であるので、ランプのマウント構造が簡略化
され、安価で信頼性が高いという利点を有してい
るものである。
第1図は本発明の一実施例であるメタルハライ
ドランプの点灯回路の一例を示す図、第2図はこ
のメタルハライドランプに用いられる点灯管を示
す図、第3図は400Wメタルハライドランプの外
管に組込んだ点灯管の閉路電圧の変化を示す図、
第4図は点灯管を温度とゲツタ材の種類を変化さ
せて熱処理した場合の点灯管の閉路電圧変化を示
す図、第5図は本発明の一実施例であるメタルハ
ライドランプの正面図である。 1……発光管、2,3……主電極、4……補助
電極、5……点灯管、6……低抵抗、7……バイ
メタルスイツチ、8……高抵抗、9……インダク
タンス素子、11……気密容器、14……熱応動
素子、16……ゲツタ材、17……外管。
ドランプの点灯回路の一例を示す図、第2図はこ
のメタルハライドランプに用いられる点灯管を示
す図、第3図は400Wメタルハライドランプの外
管に組込んだ点灯管の閉路電圧の変化を示す図、
第4図は点灯管を温度とゲツタ材の種類を変化さ
せて熱処理した場合の点灯管の閉路電圧変化を示
す図、第5図は本発明の一実施例であるメタルハ
ライドランプの正面図である。 1……発光管、2,3……主電極、4……補助
電極、5……点灯管、6……低抵抗、7……バイ
メタルスイツチ、8……高抵抗、9……インダク
タンス素子、11……気密容器、14……熱応動
素子、16……ゲツタ材、17……外管。
Claims (1)
- 1 気密容器内に、少なくとも一方に熱応動素子
を有する電極を具備するとともに、ヘリウム−ア
ルゴン−水素、または、ヘリウム−水素の混合気
体を封入し、その封入ガス圧を20℃において35〜
70Torrに選定し、さらに前記気密容器の内壁に
ジルコニウム、チタン、バリウム、バリウム−ア
ルミウム合金、ジルコニウム−アルミニウム合
金、ジルコニウム−ニツケルの混合焼結物から選
択された一種または複数種のゲツタ材を被着した
点灯管を外管内に設けたことを特徴とする高圧蒸
気放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9837183A JPS59224044A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 高圧蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9837183A JPS59224044A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 高圧蒸気放電灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59224044A JPS59224044A (ja) | 1984-12-15 |
| JPH0480501B2 true JPH0480501B2 (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=14218017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9837183A Granted JPS59224044A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 高圧蒸気放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59224044A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE602006010980D1 (de) * | 2005-02-28 | 2010-01-21 | Koninkl Philips Electronics Nv | Leuchtschaltstarter, beleuchtungsvorrichtung und beleuchtungssystem damit sowie verwendung davon |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5661761A (en) * | 1979-10-24 | 1981-05-27 | Toshiba Corp | Metal-vapor electric-discharge lamp |
| NL8002891A (nl) * | 1980-05-20 | 1981-12-16 | Philips Nv | Glimstarter. |
| JPS5710079U (ja) * | 1980-06-16 | 1982-01-19 | ||
| JPS57109295A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-07 | Iwasaki Electric Co Ltd | High voltage metal vapor discharge lamp |
-
1983
- 1983-06-02 JP JP9837183A patent/JPS59224044A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59224044A (ja) | 1984-12-15 |
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