JPH0480930B2 - - Google Patents
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- JPH0480930B2 JPH0480930B2 JP17034983A JP17034983A JPH0480930B2 JP H0480930 B2 JPH0480930 B2 JP H0480930B2 JP 17034983 A JP17034983 A JP 17034983A JP 17034983 A JP17034983 A JP 17034983A JP H0480930 B2 JPH0480930 B2 JP H0480930B2
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- compounds
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエポキシ化物の製造法に関する。
更に詳しくは、本発明は特に電気、電子部品材
料として有用なエポキシ化物の製造法に関する。
料として有用なエポキシ化物の製造法に関する。
近年、電気、電子部品用材料、特に半導体封止
材料は量産性、コスト面から従来のセラミツクに
代わり、樹脂による封止が主流となっている。封
止用樹脂としては、その耐熱性、耐水性の優秀さ
から、ノボラツク型エポキシ樹脂が主として使用
されているが、集積度の増大とともに電気特性の
低下を招くハロゲン(特に加水分解性ハロゲン)
含量の少ない高品質の樹脂の出現が強く望まれて
いる。
材料は量産性、コスト面から従来のセラミツクに
代わり、樹脂による封止が主流となっている。封
止用樹脂としては、その耐熱性、耐水性の優秀さ
から、ノボラツク型エポキシ樹脂が主として使用
されているが、集積度の増大とともに電気特性の
低下を招くハロゲン(特に加水分解性ハロゲン)
含量の少ない高品質の樹脂の出現が強く望まれて
いる。
従来知られているノボラツク型エポキシ樹脂の
製造方法は、フエノール類ノボラツク樹脂とエピ
ハロヒドリンを反応させるものであり、後処理に
より無機性ハロゲンは殆んど含有しないものの、
高温高湿下で分解する有機性ハロゲンを1000ppm
程度含有していた。このような有機性ハロゲンを
含むノボラツク型エポキシ樹脂は、モノマー等に
用いられる蒸留等のような容易な分離手段を用い
ることが出来ず、含有する高ハロゲン濃度から高
集積用の封止材料としては使用出来ないという欠
点があった。
製造方法は、フエノール類ノボラツク樹脂とエピ
ハロヒドリンを反応させるものであり、後処理に
より無機性ハロゲンは殆んど含有しないものの、
高温高湿下で分解する有機性ハロゲンを1000ppm
程度含有していた。このような有機性ハロゲンを
含むノボラツク型エポキシ樹脂は、モノマー等に
用いられる蒸留等のような容易な分離手段を用い
ることが出来ず、含有する高ハロゲン濃度から高
集積用の封止材料としては使用出来ないという欠
点があった。
本発明者らはエピハロヒドリンを使用しないエ
ポキシ化方法として、オレフインの酸化によるエ
ポキシ化に着目し、鋭意研究の結果、アリルエー
テル化物を、4級アンモニウム塩、バナジウ
ム化合物、タングステン化合物及びモリブデン化
合物の少なくとも一種、及びリン化合物を触媒
として用い有機溶媒の存在下、二相系で過酸化水
素と反応せしめることにより、上述した問題なく
目的とするエポキシ化物を工業的有利に製造する
ことを見出し本発明を完成するに至つた。
ポキシ化方法として、オレフインの酸化によるエ
ポキシ化に着目し、鋭意研究の結果、アリルエー
テル化物を、4級アンモニウム塩、バナジウ
ム化合物、タングステン化合物及びモリブデン化
合物の少なくとも一種、及びリン化合物を触媒
として用い有機溶媒の存在下、二相系で過酸化水
素と反応せしめることにより、上述した問題なく
目的とするエポキシ化物を工業的有利に製造する
ことを見出し本発明を完成するに至つた。
この方法によれば、アリルエーテル化物を有機
相中に溶解し、過酸化水素を含む水相との二相系
で反応を行う結果、目的のエポキシ化物は有機相
中に得られ、過剰の過酸化水素および触媒は水相
中に残存するため、反応終了後、水洗、分液を行
うことによりこれらを容易に分離することができ
る。
相中に溶解し、過酸化水素を含む水相との二相系
で反応を行う結果、目的のエポキシ化物は有機相
中に得られ、過剰の過酸化水素および触媒は水相
中に残存するため、反応終了後、水洗、分液を行
うことによりこれらを容易に分離することができ
る。
しかし、有機相を濃縮することにより目的とす
るエポキシ化物を取り出すに当つて、触媒の一つ
として水溶性の高い4級アンモニウム塩を用いた
場合は上記した水洗分液によりそれを除去できる
ものの、水溶性の低いものはエポキシ化物ととも
に有機相中に残存するため、高温濃縮を行なう
と、生成したエポキシ基が、開環重合してゲル化
し、エポキシ当量が高くなり、また低温濃縮で
は、溶媒が残存して、半導体封上材料として性能
の低下をきたす。
るエポキシ化物を取り出すに当つて、触媒の一つ
として水溶性の高い4級アンモニウム塩を用いた
場合は上記した水洗分液によりそれを除去できる
ものの、水溶性の低いものはエポキシ化物ととも
に有機相中に残存するため、高温濃縮を行なう
と、生成したエポキシ基が、開環重合してゲル化
し、エポキシ当量が高くなり、また低温濃縮で
は、溶媒が残存して、半導体封上材料として性能
の低下をきたす。
そこで、本発明者らは更に検討を加え、エポキ
シ化物の劣化をきたさずに濃縮し、高品質のエポ
キシ化合物を取り出す方法を鋭意研究の結果、エ
ポキシ化反応を行なつて、水洗、分液した有機相
中より、溶媒の大部分を、低温留去したのち、ア
ルコールで洗浄することにより、4級アンモニウ
ム塩を除去することが可能となり、その後、高温
濃縮しても、エポキシ化物の劣化をきたさないこ
とを見い出し、本発明を完成するに至つた。
シ化物の劣化をきたさずに濃縮し、高品質のエポ
キシ化合物を取り出す方法を鋭意研究の結果、エ
ポキシ化反応を行なつて、水洗、分液した有機相
中より、溶媒の大部分を、低温留去したのち、ア
ルコールで洗浄することにより、4級アンモニウ
ム塩を除去することが可能となり、その後、高温
濃縮しても、エポキシ化物の劣化をきたさないこ
とを見い出し、本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、下記一般式()、
(式中、nは2〜20の数であり、R1、R2 R3およ
びR4は同じでも異なつていてもよく、それぞれ
水素又はメチル基を意味する。) で表わされるアリルエーテル化物を、酸化剤とし
て過酸化水素、触媒として4級アンモニウム
塩、バナジウム化合物、タングステン化合物及
びモリブデン化合物の少なくとも一種、及びリ
ン化合物を用い、有機溶媒の存在下、二相系で反
応させることを特徴とする下記一般式()、 (式中、n、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を有す。) で表わされるエポキシ化物の製造法を提供する。
びR4は同じでも異なつていてもよく、それぞれ
水素又はメチル基を意味する。) で表わされるアリルエーテル化物を、酸化剤とし
て過酸化水素、触媒として4級アンモニウム
塩、バナジウム化合物、タングステン化合物及
びモリブデン化合物の少なくとも一種、及びリ
ン化合物を用い、有機溶媒の存在下、二相系で反
応させることを特徴とする下記一般式()、 (式中、n、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を有す。) で表わされるエポキシ化物の製造法を提供する。
さらに本発明は、前記一般式()で表わされ
るアリルエーテル化物を、酸化剤として過酸化水
素、触媒として4級アンモニウム塩及びバナ
ジウム化合物、タングステン化合物及びモリブデ
ン化合物の少なくとも一種、及びリン化合物を
用い、有機溶媒の存在下、二相系で反応させ、次
いで水洗、分液後有機相を低温濃縮して該有機溶
媒の大部分を留去した後アルコール類で洗浄する
ことを特徴とする前記一般式()で表わされる
エポキシ化物の製造法を提供する。
るアリルエーテル化物を、酸化剤として過酸化水
素、触媒として4級アンモニウム塩及びバナ
ジウム化合物、タングステン化合物及びモリブデ
ン化合物の少なくとも一種、及びリン化合物を
用い、有機溶媒の存在下、二相系で反応させ、次
いで水洗、分液後有機相を低温濃縮して該有機溶
媒の大部分を留去した後アルコール類で洗浄する
ことを特徴とする前記一般式()で表わされる
エポキシ化物の製造法を提供する。
本発明方法によれば低有機ハロゲン含量で高品
質のエポキシ化物を工業的有利に製造することが
できる。以下に本発明を詳細に説明する。
質のエポキシ化物を工業的有利に製造することが
できる。以下に本発明を詳細に説明する。
原料として使用されるアリルエーテル化物の具
体例としては、ビスフエノールAジアリルエーテ
ル、ビスフエノールFジアリルエーテル、アリル
エーテル化フエノールノボラツク樹脂、アリルエ
ーテル化クレゾールノボラツク樹脂、アリルエー
テル化フエノールクレゾール共縮合ノボラツク樹
脂、アリルエーテル化クレゾールキシレノール共
縮合ノボラツク樹脂が例示される。これらは本発
明の主旨からハロゲン含有量の少ないものが好ま
しく、例えば、特願昭58−103039号に記載の方法
で合成することができる。これらの中、アリルエ
ーテル化ノボラツク樹脂が好適に用いられる。
体例としては、ビスフエノールAジアリルエーテ
ル、ビスフエノールFジアリルエーテル、アリル
エーテル化フエノールノボラツク樹脂、アリルエ
ーテル化クレゾールノボラツク樹脂、アリルエー
テル化フエノールクレゾール共縮合ノボラツク樹
脂、アリルエーテル化クレゾールキシレノール共
縮合ノボラツク樹脂が例示される。これらは本発
明の主旨からハロゲン含有量の少ないものが好ま
しく、例えば、特願昭58−103039号に記載の方法
で合成することができる。これらの中、アリルエ
ーテル化ノボラツク樹脂が好適に用いられる。
本発明で使用される過酸化水素は一般的に過酸
化水素含量10〜80%の水溶液が使用され、アリル
基に対して1当量以上用いればよい。
化水素含量10〜80%の水溶液が使用され、アリル
基に対して1当量以上用いればよい。
本発明で使用される4級アンモニウム塩として
は、トリオクチルメチルアンモニウム塩、セチル
ジメチルベンジルアンモニウム塩、ジセチルジメ
チルアンモニウム塩、N−ラウリルピリジニウム
塩、N−ラウリルピコリニウム塩、N−ベンジル
ピリジニウム塩、N−ベンジルピコリニウム塩等
を挙げることができる。これらの中、トリオクチ
ルメチルアンモニウム塩、セチルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩及びN−ラウリルピリジニウム
またはピコリニウム塩が好ましくとりわけ、トリ
オクチルメチルアンモニウム塩が好ましく用いら
れる。
は、トリオクチルメチルアンモニウム塩、セチル
ジメチルベンジルアンモニウム塩、ジセチルジメ
チルアンモニウム塩、N−ラウリルピリジニウム
塩、N−ラウリルピコリニウム塩、N−ベンジル
ピリジニウム塩、N−ベンジルピコリニウム塩等
を挙げることができる。これらの中、トリオクチ
ルメチルアンモニウム塩、セチルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩及びN−ラウリルピリジニウム
またはピコリニウム塩が好ましくとりわけ、トリ
オクチルメチルアンモニウム塩が好ましく用いら
れる。
4級アンモニウムの対イオンとしては、
NO3 -、OH-、HSO4 -、H2PO4 -、HWO4 -等があ
げられる。
NO3 -、OH-、HSO4 -、H2PO4 -、HWO4 -等があ
げられる。
4級アンモニウム塩の使用量は、アリルエーテ
ル化物に対し0.001〜0.5重量比である。
ル化物に対し0.001〜0.5重量比である。
バナジウム化合物、タングステン化合物及びモ
リブデン化合物としては、バナジン酸、タングス
テン酸、及びモリブデン酸、並びにそのアルカリ
金属及びアルカリ土類金属の対応する中性塩、又
は酸性塩、金属カルボニル、酸化物、硫化物、ナ
フテン酸塩、ステアリン酸塩などがあり、これら
の中、タングステン化合物、とりわけタングステ
ン酸のアルカリ金属塩が好適である。使用量はバ
ナジウム、タングステン及びモリブデンとしてア
リルエーテル化物に対し0.0005〜0.5重量比であ
る。
リブデン化合物としては、バナジン酸、タングス
テン酸、及びモリブデン酸、並びにそのアルカリ
金属及びアルカリ土類金属の対応する中性塩、又
は酸性塩、金属カルボニル、酸化物、硫化物、ナ
フテン酸塩、ステアリン酸塩などがあり、これら
の中、タングステン化合物、とりわけタングステ
ン酸のアルカリ金属塩が好適である。使用量はバ
ナジウム、タングステン及びモリブデンとしてア
リルエーテル化物に対し0.0005〜0.5重量比であ
る。
リン化合物としては、リン酸、亜リン酸、ポリ
リン酸、ピロリン酸や酸化物、例えばP2O5 P2O3
等があり、とりわけリン酸が好適である。使用量
はリンとして、アリルエーテル化物に対し0.0005
〜0.5重量比である。
リン酸、ピロリン酸や酸化物、例えばP2O5 P2O3
等があり、とりわけリン酸が好適である。使用量
はリンとして、アリルエーテル化物に対し0.0005
〜0.5重量比である。
これらの触媒は、上記使用範囲以下では、エポ
キシ化反応への触媒効果が少なく、それ以上用い
ても工業的に有利とはいい難い。
キシ化反応への触媒効果が少なく、それ以上用い
ても工業的に有利とはいい難い。
これらの触媒の効果としては、リン化合物はバ
ナジウム化合物、タングステン化合物、及びモリ
ブデン化合物がそれぞれ過酸化水素と反応して過
バナジウム化合物、過タングステン化合物及び過
モリブデン化合物となるのを促進し、過バナジウ
ム化合物、過タングステン化合物及び、過モリブ
デン化合物は、アリル基のエポキシ化を促進し、
4級アンモニウム塩は過バナジウム化合物、過タ
ングステン化合物及び過モリブデン化合物を、水
相から、有機相へ移行させるためのものであると
考えられる。
ナジウム化合物、タングステン化合物、及びモリ
ブデン化合物がそれぞれ過酸化水素と反応して過
バナジウム化合物、過タングステン化合物及び過
モリブデン化合物となるのを促進し、過バナジウ
ム化合物、過タングステン化合物及び、過モリブ
デン化合物は、アリル基のエポキシ化を促進し、
4級アンモニウム塩は過バナジウム化合物、過タ
ングステン化合物及び過モリブデン化合物を、水
相から、有機相へ移行させるためのものであると
考えられる。
本発明で用いる有機溶媒としては反応条件下で
安定であり、常温で液体で、水と分液し、アリル
エーテル化物及びエポキシ化物を溶解するもので
あればよい。
安定であり、常温で液体で、水と分液し、アリル
エーテル化物及びエポキシ化物を溶解するもので
あればよい。
例示すれば、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、クロロホルム、1,2−ジク
ロルエタン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化
水素、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、酢酸ブチル、酢酸エチル、プ
ロピオン酸エチル等のカルボン酸のエステル類、
ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物
を挙げる事ができる。これらの中、芳香族炭化水
素が好適である。
の芳香族炭化水素、クロロホルム、1,2−ジク
ロルエタン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化
水素、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、酢酸ブチル、酢酸エチル、プ
ロピオン酸エチル等のカルボン酸のエステル類、
ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物
を挙げる事ができる。これらの中、芳香族炭化水
素が好適である。
本発明のエポキシ化反応は通常20〜100℃好ま
しくは30℃〜80℃の温度で行なわれる。20℃以下
では反応速度が著しく遅くなり100℃以上でも反
応できるが、加圧装置を必要とし工業的に特に有
利とはいい難い。
しくは30℃〜80℃の温度で行なわれる。20℃以下
では反応速度が著しく遅くなり100℃以上でも反
応できるが、加圧装置を必要とし工業的に特に有
利とはいい難い。
エポキシ化反応後の水洗は室温〜100℃で行な
うことができる。水洗後の分液性を上げるために
は反応後に更に溶媒を加えて稀釈する事ができ
る。
うことができる。水洗後の分液性を上げるために
は反応後に更に溶媒を加えて稀釈する事ができ
る。
エポキシ化後の溶媒の留去は、エポキシ基の開
環重合を抑制するため低温で行なうのがよいが、
余り低すぎる場合には、エポキシ樹脂中に溶媒が
多量に残存するため、室温〜100℃、好ましくは
40°〜80℃で行なうのがよい。
環重合を抑制するため低温で行なうのがよいが、
余り低すぎる場合には、エポキシ樹脂中に溶媒が
多量に残存するため、室温〜100℃、好ましくは
40°〜80℃で行なうのがよい。
洗浄に用いるアルコールとしては、室温で液状
のもので、エポキシ化物の溶解度が小さく、4級
アンモニウム塩をよくとかすものであればよく、
例示すれば、メタノール、エタノール、iso−プ
ロピルアルコール、n−プロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、
ベンジルアルコール、シクロヘキシルアルコール
等をあげることができる。
のもので、エポキシ化物の溶解度が小さく、4級
アンモニウム塩をよくとかすものであればよく、
例示すれば、メタノール、エタノール、iso−プ
ロピルアルコール、n−プロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、
ベンジルアルコール、シクロヘキシルアルコール
等をあげることができる。
アルコールの使用量としては、エポキシ化物に
対して0.5〜50重量比であり好ましくは1〜10重
量比である。上記範囲より、アルコール使用量が
少ない場合には、洗浄後冷却すると全体が粘調液
となり4級アンモニウム塩の除去効果が少なく、
アルコールの使用料が多い場合には、エポキシ化
物がわずかではあるがアルコールに溶解するた
め、ロスが大きくなり工業的見地から好ましくな
い。
対して0.5〜50重量比であり好ましくは1〜10重
量比である。上記範囲より、アルコール使用量が
少ない場合には、洗浄後冷却すると全体が粘調液
となり4級アンモニウム塩の除去効果が少なく、
アルコールの使用料が多い場合には、エポキシ化
物がわずかではあるがアルコールに溶解するた
め、ロスが大きくなり工業的見地から好ましくな
い。
洗浄は室温〜100℃好ましくは、エポキシ化物
の軟化点付近で行なう。すなわち温度が低い場合
には洗浄効果が低く、高い場合にはエポキシ基の
開環をひきおこす。洗浄時間は数分以上であれば
よく、1回〜数回洗浄を行なえばよい。
の軟化点付近で行なう。すなわち温度が低い場合
には洗浄効果が低く、高い場合にはエポキシ基の
開環をひきおこす。洗浄時間は数分以上であれば
よく、1回〜数回洗浄を行なえばよい。
アルコール洗浄後は室温以下に冷却し、アルコ
ール相を分離後、そのまま濃縮することもできる
が、洗浄後のエポキシ化物を溶媒に再溶解し、水
洗後の処理をしたのち濃縮すれば更に好ましい。
この場合の濃縮は100℃以上の高濃縮が可能であ
り、高品質のエポキシ化物を得ることができる。
ール相を分離後、そのまま濃縮することもできる
が、洗浄後のエポキシ化物を溶媒に再溶解し、水
洗後の処理をしたのち濃縮すれば更に好ましい。
この場合の濃縮は100℃以上の高濃縮が可能であ
り、高品質のエポキシ化物を得ることができる。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお例中、部とあるのは、重量単位をあらわ
す。
が、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお例中、部とあるのは、重量単位をあらわ
す。
実施例 1
Cl含有量が20ppmのアリルエーテル化クレゾー
ルノボラツク樹脂50部とトリオクチルメチルアン
モニウムヒドロサルフエート2部をトルエン50部
に溶解し、撹拌機、コンデンサー、温度計付きの
4ツ口フラスコに仕込んだ。これにタングステン
酸ナトリウム・二水塩3.5部、85%リン酸1.5部
を、10部の水に溶解して加え60℃に昇温した。昇
温後撹拌しながら66w/v%の過酸化水素20.5部
を滴下し、その後60℃で14時間エポキシ化反応を
行つた。
ルノボラツク樹脂50部とトリオクチルメチルアン
モニウムヒドロサルフエート2部をトルエン50部
に溶解し、撹拌機、コンデンサー、温度計付きの
4ツ口フラスコに仕込んだ。これにタングステン
酸ナトリウム・二水塩3.5部、85%リン酸1.5部
を、10部の水に溶解して加え60℃に昇温した。昇
温後撹拌しながら66w/v%の過酸化水素20.5部
を滴下し、その後60℃で14時間エポキシ化反応を
行つた。
反応終了後、トルエン60部、水250部を加えて
水洗分液を行なつた。分液後トルエンの大部分を
40℃で留去し、メタノール120部を加え60℃で20
分保温した。これを冷却して、メタノール相を除
き再度メタノール120部を加えて60℃で20分保温
した。冷却後メタノール相を除去し、折出物を、
メチルイソブチルケトン120部に溶解し、水洗等
の処理を行なつた後、5mmHg、150℃で減圧濃縮
し、淡黄色の半固体状の樹脂40部を得た。この樹
脂はエポキシ当量222g/eq、全クロル含有量
30ppmであつた。
水洗分液を行なつた。分液後トルエンの大部分を
40℃で留去し、メタノール120部を加え60℃で20
分保温した。これを冷却して、メタノール相を除
き再度メタノール120部を加えて60℃で20分保温
した。冷却後メタノール相を除去し、折出物を、
メチルイソブチルケトン120部に溶解し、水洗等
の処理を行なつた後、5mmHg、150℃で減圧濃縮
し、淡黄色の半固体状の樹脂40部を得た。この樹
脂はエポキシ当量222g/eq、全クロル含有量
30ppmであつた。
実施例 2
Cl含有率が20ppmのアリルエーテル化クレゾー
ルノボラツク樹脂10部とトリオクチルメチルアン
モニウムヒドロオキサイド0.6部をトルエン10部
に溶解し撹拌機、コンデンサー、温度計付の4ツ
口フラスコに仕込んだ。これにタングステン酸ナ
トリウム・二水塩0.7部、85%リン酸0.4部を水2
部に溶解して加え、70℃に昇温した。昇温後撹拌
下に、69%過酸化水素水4.1部を滴下し、70℃で
8時間、エポキシ化反応を行なつた。反応終了後
トルエン12.1部と水50部を加えて水洗、分液を行
なつた。分液後50℃でトルエンを留去し、メタノ
ール24部を加え、65℃で20分洗浄した。これを冷
却して、メタノール相を除去し、再度メタノール
24部を加えて65℃で20分保温した。冷却後メタノ
ール相を除去し析出物をメチルイソブチルケトン
24部に溶解し、水洗等の処理を行なつたのち、5
mmHg150℃で減圧濃縮し、エポキシ当量244g/
eq、全クロル含有量25ppmの淡黄色の半固体状
の樹脂7.2部を得た。
ルノボラツク樹脂10部とトリオクチルメチルアン
モニウムヒドロオキサイド0.6部をトルエン10部
に溶解し撹拌機、コンデンサー、温度計付の4ツ
口フラスコに仕込んだ。これにタングステン酸ナ
トリウム・二水塩0.7部、85%リン酸0.4部を水2
部に溶解して加え、70℃に昇温した。昇温後撹拌
下に、69%過酸化水素水4.1部を滴下し、70℃で
8時間、エポキシ化反応を行なつた。反応終了後
トルエン12.1部と水50部を加えて水洗、分液を行
なつた。分液後50℃でトルエンを留去し、メタノ
ール24部を加え、65℃で20分洗浄した。これを冷
却して、メタノール相を除去し、再度メタノール
24部を加えて65℃で20分保温した。冷却後メタノ
ール相を除去し析出物をメチルイソブチルケトン
24部に溶解し、水洗等の処理を行なつたのち、5
mmHg150℃で減圧濃縮し、エポキシ当量244g/
eq、全クロル含有量25ppmの淡黄色の半固体状
の樹脂7.2部を得た。
実施例 3
実施例1と同様に、反応、水洗、分液、溶媒留
去を行なつた濃縮物に、イソプロパノールを加え
70℃で20分保温した。
去を行なつた濃縮物に、イソプロパノールを加え
70℃で20分保温した。
冷却後イソプロパノール相を除去し再度イソプ
ロパノールを加えて、70℃で20分保温した。冷却
後イソプロパノール相を除去し析出物をトルエン
に溶解し、水洗等の処理を行なつたのち、5mm
Hg150℃で減圧、濃縮し、エポキシ当量241g/
eqの薄茶色の半固体状の樹脂を得た。
ロパノールを加えて、70℃で20分保温した。冷却
後イソプロパノール相を除去し析出物をトルエン
に溶解し、水洗等の処理を行なつたのち、5mm
Hg150℃で減圧、濃縮し、エポキシ当量241g/
eqの薄茶色の半固体状の樹脂を得た。
比較例
実施例1と同様に反応、水洗、分液を行なつた
トルエン相をそのまま5mmHg、150℃で減圧濃縮
を行なつたところ、茶褐色のゲル化物が得られ
た。このものはエポキシ当量測定用のジオキサン
に不溶であつた。
トルエン相をそのまま5mmHg、150℃で減圧濃縮
を行なつたところ、茶褐色のゲル化物が得られ
た。このものはエポキシ当量測定用のジオキサン
に不溶であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、nは2〜20の数であり、R1、R2、R3お
よびR4は、同じでも異なつていてもよく、それ
ぞれ水素またはメチル基を意味する。) で表わされるアリルエーテル化物を、酸化剤とし
て過酸化水素を用い、触媒として、4級アンモ
ニウム塩、バナジウム化合物、タングステン化
合物及びモリブデン化合物の少なくとも一種、及
びリン化合物を用い、有機溶媒の存在下、二相
系で反応させることを特徴とする一般式 (式中、n、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を有す。) で表わされるエポキシ化物の製造法。 2一般式 (式中、nは2〜20の数であり、R1、R2、R3お
よびR4は、同じでも異なつていてもよく、それ
ぞれ水素またはメチル基を意味する。) で表わされるアリルエーテル化物を、酸化剤とし
て過酸化水素を用い、触媒として、4級アンモ
ニウム塩、バナジウム化合物、タングステン化
合物及びモリブデン化合物の少なくとも一種、及
びリン化合物を用い、有機溶媒の存在下、二相
系で反応させ、次いで水洗、分液後、有機相を低
温濃縮して該有機溶媒の大部分を留去した後アル
コール類で洗浄することを特徴とする一般式 (式中、n、R1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を有す。) で表わされるエポキシ化物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17034983A JPS6060123A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | エポキシ化物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17034983A JPS6060123A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | エポキシ化物の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6060123A JPS6060123A (ja) | 1985-04-06 |
| JPH0480930B2 true JPH0480930B2 (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=15903278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17034983A Granted JPS6060123A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | エポキシ化物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6060123A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0487164A3 (en) * | 1985-11-26 | 1992-06-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Thermosetting resin composition and a composite material comprising the cured product of the resin composition as its matrix |
| US4754003A (en) * | 1986-04-22 | 1988-06-28 | Ciba-Geigy Corporation | Phenol ethers containing epoxide groups |
| EP1217011B1 (en) * | 2000-12-21 | 2005-10-12 | Kuraray Co., Ltd. | Process for producing an expoxidized polymer |
| JP4707855B2 (ja) * | 2001-03-16 | 2011-06-22 | 株式会社クラレ | エポキシ化重合体の製造方法 |
| CN102264712B (zh) | 2008-12-26 | 2014-08-13 | 昭和电工株式会社 | 环氧化合物的制造方法 |
| JPWO2011019061A1 (ja) * | 2009-08-13 | 2013-01-17 | 昭和電工株式会社 | ポリグリシジルエーテル化合物の製造方法 |
| JP6238699B2 (ja) * | 2013-05-13 | 2017-11-29 | 昭和電工株式会社 | 多価グリシジル化合物の製造方法 |
| JP6238701B2 (ja) * | 2013-05-13 | 2017-11-29 | 昭和電工株式会社 | 多価グリシジル化合物の製造方法 |
| CN103467707B (zh) * | 2013-09-16 | 2015-05-20 | 西北化工研究院 | 一种酚醛环氧树脂的合成方法 |
| JP6351487B2 (ja) * | 2014-11-12 | 2018-07-04 | 昭和電工株式会社 | 多価グリシジル化合物の製造方法 |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP17034983A patent/JPS6060123A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6060123A (ja) | 1985-04-06 |
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