JPH0481086B2 - - Google Patents
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- JPH0481086B2 JPH0481086B2 JP59118696A JP11869684A JPH0481086B2 JP H0481086 B2 JPH0481086 B2 JP H0481086B2 JP 59118696 A JP59118696 A JP 59118696A JP 11869684 A JP11869684 A JP 11869684A JP H0481086 B2 JPH0481086 B2 JP H0481086B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- melting
- waste
- initiator
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/10—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating electric
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/085—High-temperature heating means, e.g. plasma, for partly melting the waste
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は直接通電式廃棄物溶融処理炉の運転開
始方法に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、運転開始時におけるダストの発生を最大限
に抑制すると共に、投入した廃棄物の初期溶融を
一層容易にすることのできる直接通電式廃棄物溶
融処理炉の運転開始方法に係わるものである。
始方法に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、運転開始時におけるダストの発生を最大限
に抑制すると共に、投入した廃棄物の初期溶融を
一層容易にすることのできる直接通電式廃棄物溶
融処理炉の運転開始方法に係わるものである。
[従来技術]
最近、下水汚泥などの産業廃棄物や都市ゴミな
どの一般廃棄物、これらの焼却残渣および焼却炉
から出るフライアツシユなどの廃棄物をジユール
熱による加熱により、高温度において溶融処理す
る廃棄物処理方法が提案されている。この方法を
実施するには、例えば耐火レンガのような耐火性
材料で密閉構築され、炉殻の側壁を貫通して水平
方向に対向して設けた電極を備えた、いわゆる直
接通電式廃棄物溶融処理炉と称せられる加熱炉が
用いられる。これらは、被処理廃棄物を該炉内に
投入し、電極を埋没させて、交流通電し、投入廃
棄物を導電体として発生するジユール熱により溶
融状態を確保するものである。
どの一般廃棄物、これらの焼却残渣および焼却炉
から出るフライアツシユなどの廃棄物をジユール
熱による加熱により、高温度において溶融処理す
る廃棄物処理方法が提案されている。この方法を
実施するには、例えば耐火レンガのような耐火性
材料で密閉構築され、炉殻の側壁を貫通して水平
方向に対向して設けた電極を備えた、いわゆる直
接通電式廃棄物溶融処理炉と称せられる加熱炉が
用いられる。これらは、被処理廃棄物を該炉内に
投入し、電極を埋没させて、交流通電し、投入廃
棄物を導電体として発生するジユール熱により溶
融状態を確保するものである。
これによつて廃棄物は高温雰囲気中で熱分解を
受け有機分はガス化し、無機分は溶融スラグとな
り、金属類はごく一部がガス化し他は有害な重金
属と共にスラグ中に分配される。この方法によつ
て得られる溶融スラグは冷却固化すればもとの廃
棄物にくらべて大幅に減容され、重金属類の流出
もない上、コンクリート用骨材等に有効利用する
こともできるので、廃棄物の有利な処理方法の1
つとして注目されている。上記処理方法において
炉の新設時あるいは半年に1度位の炉耐火物の改
修時に炉の運転を開始する場合には、先ず、炉内
に被処理廃棄物を投入し、燃料ガス噴射ノズルか
らのガス加熱により、初期溶融し、生成したスラ
グ自体が導電体となり、ついで電極に交流通電す
ればジユール熱が発生して、内部加熱により溶融
状態が確保される。
受け有機分はガス化し、無機分は溶融スラグとな
り、金属類はごく一部がガス化し他は有害な重金
属と共にスラグ中に分配される。この方法によつ
て得られる溶融スラグは冷却固化すればもとの廃
棄物にくらべて大幅に減容され、重金属類の流出
もない上、コンクリート用骨材等に有効利用する
こともできるので、廃棄物の有利な処理方法の1
つとして注目されている。上記処理方法において
炉の新設時あるいは半年に1度位の炉耐火物の改
修時に炉の運転を開始する場合には、先ず、炉内
に被処理廃棄物を投入し、燃料ガス噴射ノズルか
らのガス加熱により、初期溶融し、生成したスラ
グ自体が導電体となり、ついで電極に交流通電す
ればジユール熱が発生して、内部加熱により溶融
状態が確保される。
[本発明が解決しようとする問題点]
上記直接通電式廃棄物溶融処理炉を用いる方法
は、炉内にある被処理溶融物(スラグ)内部より
発熱するので溶融物の均一化、高温化が容易であ
り、また、炉内で被処理溶融物(スラグ)の表面
が、被処理未溶融物(投入される廃棄物)により
カバリングされるので熱放散が少なく熱効率がよ
い、運転時の騒音がないなどの特徴がある。一
方、連続操業における非常停止時やバツチ操業に
おけるスラグ排出後等の運転再開時には、電極の
間にあるスラグが高温溶融状態にない場合、導電
性に乏しいために、ジユール熱の発生が円滑に進
まず、溶融状態の復元が困難となる。さらに、通
電の不安定による加熱の不均一化を来すだけでな
く、ダストの発生を招き、作業環境を甚だしく汚
染するという問題がある。
は、炉内にある被処理溶融物(スラグ)内部より
発熱するので溶融物の均一化、高温化が容易であ
り、また、炉内で被処理溶融物(スラグ)の表面
が、被処理未溶融物(投入される廃棄物)により
カバリングされるので熱放散が少なく熱効率がよ
い、運転時の騒音がないなどの特徴がある。一
方、連続操業における非常停止時やバツチ操業に
おけるスラグ排出後等の運転再開時には、電極の
間にあるスラグが高温溶融状態にない場合、導電
性に乏しいために、ジユール熱の発生が円滑に進
まず、溶融状態の復元が困難となる。さらに、通
電の不安定による加熱の不均一化を来すだけでな
く、ダストの発生を招き、作業環境を甚だしく汚
染するという問題がある。
[問題を解決するための手段]
本発明は、直接通電式廃棄物溶融処理炉によ
り、廃棄物を処理する場合、電極を特定範囲の比
抵抗値および組成を有する溶融開始剤に埋没させ
てから通電することにより、炉の運転開始時にお
ける上記問題を解決するものである。即ち本発明
は、炉殻に炉蓋をかぶせ、該炉殻の側壁を貫通し
電極を対向して設けた直接通電式廃棄物溶融処理
炉において、ジユール熱による加熱溶融開始の際
に、電極同志を所定間隔に設定したのち、導電材
とスラグ化剤とからなり1〜200Ωcmの比抵抗値
を有する溶融開始剤を供給して、電極を埋没さ
せ、通電することを特徴とする直接通電式廃棄物
溶融処理炉の運転開始方法を要旨とするものであ
る。
り、廃棄物を処理する場合、電極を特定範囲の比
抵抗値および組成を有する溶融開始剤に埋没させ
てから通電することにより、炉の運転開始時にお
ける上記問題を解決するものである。即ち本発明
は、炉殻に炉蓋をかぶせ、該炉殻の側壁を貫通し
電極を対向して設けた直接通電式廃棄物溶融処理
炉において、ジユール熱による加熱溶融開始の際
に、電極同志を所定間隔に設定したのち、導電材
とスラグ化剤とからなり1〜200Ωcmの比抵抗値
を有する溶融開始剤を供給して、電極を埋没さ
せ、通電することを特徴とする直接通電式廃棄物
溶融処理炉の運転開始方法を要旨とするものであ
る。
[作用]
運転開始時の通電の際、炉からの粉塵(ダス
ト)の飛散が少い。また、導電材とスラグ化剤と
の混合物からなる溶融開始剤を用いることによつ
て、ジユール熱の発生が容易となり溶融状態の開
始が容易に進行する。通電の不安定による加熱の
不均一化の問題が解消される。
ト)の飛散が少い。また、導電材とスラグ化剤と
の混合物からなる溶融開始剤を用いることによつ
て、ジユール熱の発生が容易となり溶融状態の開
始が容易に進行する。通電の不安定による加熱の
不均一化の問題が解消される。
[実施例]
以下、図面に基いて本発明の実施例を説明す
る。第1図中、1は密閉式の直接通電式廃棄物溶
融処理炉本体で、2はその炉殻、3はその炉殻に
かぶせられた炉蓋である。4は炉蓋の側壁を貫通
する一対の電極で炉底に平行、且つ、先端間隔が
調節できるよう、出没可能に対向して設けられ
る。電極4の代表例としては、モリブデン電極が
挙げられるが、そのほかの電極として、黒鉛、
鉄、酸化スズ、タングステン電極なども挙げられ
る。尚、電極4に対する投入電力量の調節は、電
流値を外部で制御する定電流制御または定電力制
御により行う。5は出滓樋で、出滓口6は耐火レ
ンガやスタンプ材で埋めてある。尚、図では、炉
殻2の低いレベル位置に、上記1つの出滓口6を
設けた例を示したが、処理される廃棄物の種類に
よつては、生成するスラグが水に可溶性の塩類主
体の上層と、水に難溶性の無機酸化物主体の下層
とに分別出滓可能なものがあり、この場合は、上
記出滓口6のほかに、それよりも高いレベル位置
にもう一つの出滓口を設けた構造のもの(図示せ
ず)が用いられる。7は炉蓋3に設けた廃棄物投
入口、8は廃棄物Wを収容するホツパー、9はス
クリユーコンベアである。11はガス排出口で、
ガス洗浄塔、ガスクーラー、送風機などからなる
生成ガス処理装置(図示せず)に接続されてい
る。12は、組成が導電材とスラグ化剤からな
る、粉状あるいはペレツト状の溶融開始剤であ
る。その構成成分である導電材としては、例えば
粒径が1〜4mmのコークス、黒鉛、酸化鉄粉、鉄
粉などが挙げられ、他の構成成分であるスラグ化
剤としては、本発明の適用される直接通電式廃棄
物溶融処理炉、あるいは廃棄物溶融処理用アーク
炉等から発生する主成分がSiO2、CaO、Al2O3、
Fe2O3等からなるスラグを水中に放出した際に生
ずる粒径が4mm以下の水砕スラグ、同じく同スラ
グを除冷冷却した後破砕し1〜4mmに篩分けた除
冷スラグ、又はガラスカレツト、焼却残渣の小塊
物等が挙げられる。上記溶融開始剤はその比抵抗
値が1〜200Ωcmとなるよう調製されたものであ
ることが必要である。比抵抗値がこの範囲外例え
ば1Ωcmより小さい場合、電極間の抵抗が小さす
ぎるためジユール加熱状態を形成できない。ま
た、反対に200Ωcmよりも大きい場合、電極間の
抵抗が大きすぎるため、ほとんど電流が流れず絶
縁状態に近い状態となる。
る。第1図中、1は密閉式の直接通電式廃棄物溶
融処理炉本体で、2はその炉殻、3はその炉殻に
かぶせられた炉蓋である。4は炉蓋の側壁を貫通
する一対の電極で炉底に平行、且つ、先端間隔が
調節できるよう、出没可能に対向して設けられ
る。電極4の代表例としては、モリブデン電極が
挙げられるが、そのほかの電極として、黒鉛、
鉄、酸化スズ、タングステン電極なども挙げられ
る。尚、電極4に対する投入電力量の調節は、電
流値を外部で制御する定電流制御または定電力制
御により行う。5は出滓樋で、出滓口6は耐火レ
ンガやスタンプ材で埋めてある。尚、図では、炉
殻2の低いレベル位置に、上記1つの出滓口6を
設けた例を示したが、処理される廃棄物の種類に
よつては、生成するスラグが水に可溶性の塩類主
体の上層と、水に難溶性の無機酸化物主体の下層
とに分別出滓可能なものがあり、この場合は、上
記出滓口6のほかに、それよりも高いレベル位置
にもう一つの出滓口を設けた構造のもの(図示せ
ず)が用いられる。7は炉蓋3に設けた廃棄物投
入口、8は廃棄物Wを収容するホツパー、9はス
クリユーコンベアである。11はガス排出口で、
ガス洗浄塔、ガスクーラー、送風機などからなる
生成ガス処理装置(図示せず)に接続されてい
る。12は、組成が導電材とスラグ化剤からな
る、粉状あるいはペレツト状の溶融開始剤であ
る。その構成成分である導電材としては、例えば
粒径が1〜4mmのコークス、黒鉛、酸化鉄粉、鉄
粉などが挙げられ、他の構成成分であるスラグ化
剤としては、本発明の適用される直接通電式廃棄
物溶融処理炉、あるいは廃棄物溶融処理用アーク
炉等から発生する主成分がSiO2、CaO、Al2O3、
Fe2O3等からなるスラグを水中に放出した際に生
ずる粒径が4mm以下の水砕スラグ、同じく同スラ
グを除冷冷却した後破砕し1〜4mmに篩分けた除
冷スラグ、又はガラスカレツト、焼却残渣の小塊
物等が挙げられる。上記溶融開始剤はその比抵抗
値が1〜200Ωcmとなるよう調製されたものであ
ることが必要である。比抵抗値がこの範囲外例え
ば1Ωcmより小さい場合、電極間の抵抗が小さす
ぎるためジユール加熱状態を形成できない。ま
た、反対に200Ωcmよりも大きい場合、電極間の
抵抗が大きすぎるため、ほとんど電流が流れず絶
縁状態に近い状態となる。
第2図は、溶融開始剤の数例の各構成成分の配
合割合と、その配合によつて得られる溶融開始剤
の比抵抗値との関係を示すグラフである。この図
から明かなように、1〜200Ωcmの範囲の比抵抗
値を有する溶融開始剤の配合割合は導電材50〜90
重量%、スラグ化剤10〜50重量%の範囲となる。
合割合と、その配合によつて得られる溶融開始剤
の比抵抗値との関係を示すグラフである。この図
から明かなように、1〜200Ωcmの範囲の比抵抗
値を有する溶融開始剤の配合割合は導電材50〜90
重量%、スラグ化剤10〜50重量%の範囲となる。
13は溶融開始剤供給装置で、ホツパー14
と、このホツパー14の出口に設けたロータリー
フイーダー15と、このロータリーフイーダー駆
動用の電動機16と、炉内に連通する溶融開始剤
投入用シユート17とからなる。尚、ロータリー
フイーダー15は、別に設けた図示せざるタイマ
ー付制御装置からの指令で、駆動用電動機16が
一定時間回転作動することにより、電極4が埋没
する程度の一定量の溶融開始剤12が炉内へ供給
され、供給停止信号を受けて電極4への交流通電
が行なわれるようになつている。18は電圧調整
用電源トランスである。
と、このホツパー14の出口に設けたロータリー
フイーダー15と、このロータリーフイーダー駆
動用の電動機16と、炉内に連通する溶融開始剤
投入用シユート17とからなる。尚、ロータリー
フイーダー15は、別に設けた図示せざるタイマ
ー付制御装置からの指令で、駆動用電動機16が
一定時間回転作動することにより、電極4が埋没
する程度の一定量の溶融開始剤12が炉内へ供給
され、供給停止信号を受けて電極4への交流通電
が行なわれるようになつている。18は電圧調整
用電源トランスである。
上記構成の装置において、炉の底部に高温溶融
状態にないスラグ19が存在している場合の炉の
運転開始は次のようにして行う。先ず、電動機1
6のスイツチonによりロータリーフイーダー1
5を一定時間作動させて、炉の運転開始前で、高
温溶融状態になつていないスラグ19上に、溶融
開始剤12を供給し、電極4を埋没させる。この
ときの溶融開始剤は炉のサイズにもよるが、凡
そ、埋没させる電極4の最上表面のレベル位置か
ら5〜50mmの高さまで供給する。次に、電極4に
通電し、100〜440Vの交流電圧を印加してジユー
ル熱を発生させ溶融加熱を開始させる。スラグ1
9が全く存在しない、即ち、炉が空のときの運転
開始方法も上記と全く同じで、溶融開始剤12
を、炉底から電極4の最上表面のレベル位置から
更に5〜50mmの高さまで供給して電極を埋没させ
る。このようにして、電極4間にジユール熱によ
る溶融火種が生ずるので、以後ホツパー8から被
処理廃棄物を投入して、安定した電力消費のもと
で(又は安定した電圧を維持した状態で)粉塵
(ダスト)の発生をみることなく、溶融処理が開
始されるのである。
状態にないスラグ19が存在している場合の炉の
運転開始は次のようにして行う。先ず、電動機1
6のスイツチonによりロータリーフイーダー1
5を一定時間作動させて、炉の運転開始前で、高
温溶融状態になつていないスラグ19上に、溶融
開始剤12を供給し、電極4を埋没させる。この
ときの溶融開始剤は炉のサイズにもよるが、凡
そ、埋没させる電極4の最上表面のレベル位置か
ら5〜50mmの高さまで供給する。次に、電極4に
通電し、100〜440Vの交流電圧を印加してジユー
ル熱を発生させ溶融加熱を開始させる。スラグ1
9が全く存在しない、即ち、炉が空のときの運転
開始方法も上記と全く同じで、溶融開始剤12
を、炉底から電極4の最上表面のレベル位置から
更に5〜50mmの高さまで供給して電極を埋没させ
る。このようにして、電極4間にジユール熱によ
る溶融火種が生ずるので、以後ホツパー8から被
処理廃棄物を投入して、安定した電力消費のもと
で(又は安定した電圧を維持した状態で)粉塵
(ダスト)の発生をみることなく、溶融処理が開
始されるのである。
次に炉運転開始の実施態様例を説明する。先
ず、導電材として、粒径が0.5mm以下の人造黒鉛
粉を60重量%と、スラグ化剤として粒径が0.5〜
4mmのガラスカレツト40重量%とを混合して常温
における比抵抗値が30Ωcmの溶融開始剤を調製し
た。次に、この溶融開始剤を520mm×390mm×880
mmのサイズからなり、炉床より100mmの高さで金
属モリブデン製「50φ」の電極を対向させ、先端
距離260mmの間隔に設定し、且つ、高温溶融状態
にないスラグ19をいれた第1図に示すような直
接通電式廃棄物溶融処理炉に供給した。供給量は
15Kg(25)とし、ロータリーフイーダー15を
一定時間作動させることによつて電極4の最上表
面レベル位置から30mmの高さで電極が埋没するよ
うにした。溶融開始剤供給後、制御器(図示せ
ず)からのタイマー制御によりロータリーフイー
ダー15作動停止の信号を受けて、電極4に通電
し、100Vの交流電圧を印加した。通電直後の抵
抗値は2Ωであつた。抵抗加熱が進み、ジユール
熱の発生に伴つて抵抗値は低下し、1時間経過後
は0.2〜0.3Ωとなり通電状態は安定し、また、粉
塵(ダスト)の発生はほとんど認められず、以
後、ホツパー8からの被処理廃棄物の供給が開始
できた。
ず、導電材として、粒径が0.5mm以下の人造黒鉛
粉を60重量%と、スラグ化剤として粒径が0.5〜
4mmのガラスカレツト40重量%とを混合して常温
における比抵抗値が30Ωcmの溶融開始剤を調製し
た。次に、この溶融開始剤を520mm×390mm×880
mmのサイズからなり、炉床より100mmの高さで金
属モリブデン製「50φ」の電極を対向させ、先端
距離260mmの間隔に設定し、且つ、高温溶融状態
にないスラグ19をいれた第1図に示すような直
接通電式廃棄物溶融処理炉に供給した。供給量は
15Kg(25)とし、ロータリーフイーダー15を
一定時間作動させることによつて電極4の最上表
面レベル位置から30mmの高さで電極が埋没するよ
うにした。溶融開始剤供給後、制御器(図示せ
ず)からのタイマー制御によりロータリーフイー
ダー15作動停止の信号を受けて、電極4に通電
し、100Vの交流電圧を印加した。通電直後の抵
抗値は2Ωであつた。抵抗加熱が進み、ジユール
熱の発生に伴つて抵抗値は低下し、1時間経過後
は0.2〜0.3Ωとなり通電状態は安定し、また、粉
塵(ダスト)の発生はほとんど認められず、以
後、ホツパー8からの被処理廃棄物の供給が開始
できた。
[発明の効果]
以上述べたように、本発明方法は直接通電式
(廃棄物)溶融処理炉の運転を開始するに当つて、
導電材とスラグ化剤との配合物からなる(特定範
囲の比抵抗値を有する)溶融開始剤でもつて電極
を埋没させ、そのあと、電極に交流通電して溶融
開始剤を導電体としてジユール熱を発生させるこ
とにより溶融を開始させるものであり、従来の導
電材のみを溶融開始剤として用いる方法に較べ
て、粉塵(ダスト)の飛散がないので、作業周辺
環境汚染と共に生活環境汚染の問題が解消され
る。更に、運転開始時における電力消費が安定し
ており、ジユール熱の安定した発生により、溶融
加熱処理が均一に行われるという利点がある。
(廃棄物)溶融処理炉の運転を開始するに当つて、
導電材とスラグ化剤との配合物からなる(特定範
囲の比抵抗値を有する)溶融開始剤でもつて電極
を埋没させ、そのあと、電極に交流通電して溶融
開始剤を導電体としてジユール熱を発生させるこ
とにより溶融を開始させるものであり、従来の導
電材のみを溶融開始剤として用いる方法に較べ
て、粉塵(ダスト)の飛散がないので、作業周辺
環境汚染と共に生活環境汚染の問題が解消され
る。更に、運転開始時における電力消費が安定し
ており、ジユール熱の安定した発生により、溶融
加熱処理が均一に行われるという利点がある。
第1図は、本発明方法の実施に用いられる直接
通電式廃棄物溶融処理炉の断面略図、第2図は、
溶融開始剤の各構成成分の配合割合と、比抵抗値
との関係を示すグラフである。 1……直接通電式廃棄物溶融処理炉、2……炉
殻、3……炉蓋、4……電極、5……出滓樋、6
……出滓口、7……廃棄物投入口、8……ホツパ
ー、9……スクリユーコンベア、11……ガス排
出口、12……溶融開始剤、13……溶融開始剤
供給装置、14……ホツパー、15……ロータリ
ーフイーダー、16……電動機、17……溶融開
始剤投入シユート、18……電圧調整用電源トラ
ンス、19……スラグ。
通電式廃棄物溶融処理炉の断面略図、第2図は、
溶融開始剤の各構成成分の配合割合と、比抵抗値
との関係を示すグラフである。 1……直接通電式廃棄物溶融処理炉、2……炉
殻、3……炉蓋、4……電極、5……出滓樋、6
……出滓口、7……廃棄物投入口、8……ホツパ
ー、9……スクリユーコンベア、11……ガス排
出口、12……溶融開始剤、13……溶融開始剤
供給装置、14……ホツパー、15……ロータリ
ーフイーダー、16……電動機、17……溶融開
始剤投入シユート、18……電圧調整用電源トラ
ンス、19……スラグ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炉殻に炉蓋をかぶせ、該炉殻の側壁を貫通し
電極を対向して設けた直接通電式廃棄物溶融処理
炉において、ジユール熱による加熱溶融開始の際
に、電極同志を所定間隔に設定したのち、導電材
とスラグ化剤とからなり、1〜200Ωcmの比抵抗
値を有する溶融開始剤を供給して、電極を埋没さ
せ、通電することを特徴とする直接通電式廃棄物
溶融処理炉の運転開始方法。 2 溶融開始剤の組成割合が導電材50〜90重量
%、スラグ化剤10〜50重量%からなる特許請求の
範囲第1項記載の直接通電式廃棄物溶融処理炉の
運転開始方法。 3 溶融開始剤の成分中、導電材がコークス粉、
黒鉛粉、酸化鉄粉、鉄粉のいずれか1種または2
種以上、またはこれらのペレツトであり、スラグ
化剤が直接通電式廃棄物溶融処理炉から発生する
スラグからなる特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の直接通電式廃棄物溶融処理炉の運転開始方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59118696A JPS60263007A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 直接通電式廃棄物溶融処理炉の運転開始方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59118696A JPS60263007A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 直接通電式廃棄物溶融処理炉の運転開始方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60263007A JPS60263007A (ja) | 1985-12-26 |
| JPH0481086B2 true JPH0481086B2 (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=14742893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59118696A Granted JPS60263007A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 直接通電式廃棄物溶融処理炉の運転開始方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS60263007A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3361517B2 (ja) * | 1987-10-16 | 2003-01-07 | 藤本 明男 | 酸素燃焼による廃棄物の処理方法 |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59118696A patent/JPS60263007A/ja active Granted
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7514100B2 (en) | 2000-10-30 | 2009-04-07 | Purdue Pharma L.P. | Controlled release hydrocodone formulations |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60263007A (ja) | 1985-12-26 |
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