JPH0481280A - 高電流密度溶接方法 - Google Patents

高電流密度溶接方法

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JPH0481280A
JPH0481280A JP19290590A JP19290590A JPH0481280A JP H0481280 A JPH0481280 A JP H0481280A JP 19290590 A JP19290590 A JP 19290590A JP 19290590 A JP19290590 A JP 19290590A JP H0481280 A JPH0481280 A JP H0481280A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガスシールドアーク溶接方法に係るものであ
り、さらに詳しくは、高電流密度溶接において高溶着で
、溶接作業性に優れ、かつ良好な溶込み形状が得られる
高能率・高品質な溶接方法に関するものである。
[従来の技術] 近年各種溶接構造物の建造において、ガスシールドアー
ク溶接法が溶接能率の向上が図れることから各分野で急
速にその適用が増大している。中でも鉄骨、橋梁、造船
分野における厚板溶接の高溶着・高能率化、下向大脚長
溶接及び溶接施工を含めたトータルコスト低減が現在の
最大の課題となっている。
高能率化の手段として電流密度を高めてワイヤの溶融速
度を増加させることが−・数的に採られている。しかし
、高電流密度溶接では、スパッタの多発、耐気孔性、耐
割れ性、融合不良等多くの問題が生ずる。
まず、細径ソリッドワイヤを炭酸ガスで溶接するカスシ
ールドアーク溶接で、溶接電流が250A程度(電流密
度としては約180A/mm2)のいわゆる短絡移行領
域では、ワイヤ径より小さい粒の溶滴移行でスパッタ粒
も小さく安定したショートアーク溶接が出来る。順次溶
接電流を上げ200〜40〇八(電流密度としては約1
80〜約350八/mm2)ではアークは短絡せず、ワ
イヤ径より若干大きい粒の溶滴が母材に移行し、スパッ
タ粒も大きく発生量も増加し、溶接作業+1゛も劣化す
る。さらに溶接電流が40OA (電流密度としては約
350八/mm2)を越える大電流域では、アークは極
端に不安定となり、ワイヤ径以上の大きな粒のスパッタ
が多発し、作業性が非常に悪く、ビード外観及び止端の
不揃えが発生する。そこてシールドカスにArをベース
にC02または02を含有する混合ガスを使用すると、
スパッタ発生の少ないビード外観の良好な溶接が行える
が、ピンチ力によってビード中央部に11の狭い過大な
溶込み、いわゆる°゛フィンガー状°′の溶込みを呈す
る。また、積層溶接や突合せ継手溶接では、溶込み巾が
小さいため、しばしば融合不良などの形状欠陥が発生す
るなどの問題があった。
このフィンガー状溶込み形状を円形状の溶込みに改善す
る手段としてシールドガスにHeを添加した、例えば特
開昭59−45084号公報の八r −He −CO2
−02の4種類混合ガスによる溶接方法が提案されてい
る。しかしこの方法は、溶融状態にあるワイヤ先端が回
転するため微小な溶滴がビード両端に飛散し付着してし
まい、その除去が難しいことと特殊なシールドカスを使
用するためガスコストか高くなることから実用上に課題
を残すものである。
そこで、シールドガスは炭酸ガスでワイヤはフラックス
入りワイヤを用いた高電流密度溶接が例えば特開昭53
−91041、特開昭55−68184及び特開昭56
−160878〜56−]1i0880号公報で提案さ
れている。しかし、これらの方法はエレクトロガス溶接
方法に関するもので、ワイヤ全断面積に対するフラック
ス+鉄粉の合計断面積が30〜35%と高値に限定され
たもので、このような薄肉のフラックス入りワイヤにす
ることでアーク安定性や溶滴移行性を良くし、高溶融速
度を得ようとするため、ワイヤの突出し長さも通常溶接
で使用している20〜30mmを越えた35〜70mm
と非常に長く設定して溶接する方法である。そのためス
パッタ発生も非常に多く、ワイヤ製造上も非常に薄肉の
フラックス入りワイヤであるため、細径への線引が非常
に困難であるという問題が残っている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情に着目し、高電流密度溶接の
諸問題を解決したもので、高溶着量が得られ、大電流域
でもアークがソフトで溶滴も小さく安定した移行性をボ
し、スパッタも小粒で発生量も少なく、良好なビード外
観並びに円形状溶造みでかつ溶接作業++1:に優れた
高電流密度溶接方法を提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、炭酸ガスをシールドガスとし゛C1鉄
粉を含むフラックスが占める断面積がワイヤ全断面積に
対して5〜30%未満としたフラックス入りワイヤを用
い、300 (A/mm2)以上の高電流密度で溶接す
ることを特徴とする高電流密度ガスシールドアーク溶接
方法である。
[作用] 本発明;と等は、フラックス入りワイヤによる高電流密
度ガスシールドアーク溶接のビード形成について種々実
験を重ねた結果、次のような知見を得て本発明を完成し
たものである。
■高電流密度300 (A/mm2)以−トで溶接を行
った時のビード形状とシールドガス組成の関係は、第1
図に示すように、シールドガスが純Ar(第1図(イ)
  )、  Ar −602(I司(ロ)  )  、
  Ar−02(同(ハ) )Ar   CO202(
1”I (ホ))、  八r−He−co2−02 (
同(ニ))等各種混合ガスのいずれを用いても溶込み形
状はフィンガー状を呈し、場合によっては、溶接金属に
融合不良を発生するが、第1図(へ)に示すC02ガス
を用いた場合のみ安定した円形状の溶込みが得られる、
■炭酸ガスによる溶接においては、アーク状況、溶滴の
移行性、ビード外観、形状及びスパッタ発生の観点から
、フラックス入りワイヤの適用が最も好ましい。
■さらにフラックス入りワイヤの鉄粉を含むフラックス
の占める断面積がワイヤ全断面積に対する割合を限定す
ることにより、高電流において溶滴移行性が安定し、ワ
イヤ突出し長さを長くすることなく高溶着量が得られる
本発明は上記知見に基づいて完成したものであり、以下
に本発明の構成理由について詳細に説明する。
シールドガスとしては、炭酸ガスを使用するが、使用す
るワイヤかソリッドワイヤの場合、安定した溶滴移行性
が得られず、スパッタ発生も多く良好なビード外観及び
形状が得られない。そこでフラックス入りワイヤを使用
すれば、若干のアーク安定剤やスラグ剤も含まれている
ため、ビード外観、形状及び安定なアーク状態が得られ
、優れた溶接作業性が得られる。
電流密度については、3110(A/mm2)未満では
所定の効果、特に[[1広の円形状溶造みや高溶着量が
得られず、ひいては溶接能率の向上も図れないため、3
00(A/mm2)以−ヒと限定した。
なお、電流密度の算出は次式で行う。
電流÷ワイヤの鋼製性皮部断面積=電流密度ところで、
ソリッドワイヤのワイヤ断面積は単に(πX(ワイヤ直
径)2)/4で算出できるが、フラックス入すワイヤの
場合、電流を流す鋼製外皮部と見掛士電流を流さないフ
ラックス部に区別されるため、同一ワイヤ径であっても
、フラックスの充填率及び充填フラックスの比重の大小
によって、電流を流す鋼製外皮の厚さが変わるため、そ
れに基づいて面積も変化する。そのため、フラックス入
すワイヤのワイヤ断面積はソリッドワイヤに比べ実質的
に小さくなり、電流密度も高くなる。そこで本発明の溶
接方法で規定する電流密度算出のためのワイヤ断面積は
、第2図に示す鋼製外皮の断面積を使用する。
高電流密度ガスシールドアーク溶接方法で溶滴移行性の
安定性、良好なビード形状及びワイヤ突出し長さを35
mm以トとしても、高溶着量が得られるためにはフラッ
クス入りワイヤの鉄粉を含むフラックスが占める断面積
とワイヤ全断面積の比を限定する必要がある。
すなわち、鉄粉を含むフラックスが占める断面積がワイ
ヤ全断面積の5〜30%未満に限定する理由は、5%未
満ではフラックス入すワイヤが本来具備すべきワイヤ成
分たとえばフラックスを構成するアーク安定剤、スラグ
生成剤、合金剤、脱酸剤を所定量含有することが出来ず
、ワイヤの溶融速度が遅くなり電流密度も減少し、高溶
着量が得られないだけでなく、アーク状態及びスパッタ
発生はソリッドワイヤを使用した場合に非常に類似した
ものとなる。また、30%以上では、アーク状態や溶滴
移行性は良くなるものの、高電流密度溶接では、第3図
に示すように、鋼製外皮2が先に急激に溶融し母材に移
行してしまい、未溶融フラックスLが長くなり、これか
溶融池に突っこみ、スパッタ発生も多くなり、さらには
ワイヤ製造上通常使用されている細径まで線引すること
が困難となる。従って、鉄粉を含むフラックスか占める
断面積とワイヤ全断面積の比率を5〜30%未満に限定
した。
また、ワイヤの断面形状は特に制限はなく、第2図(a
)〜(d)に示したいずれの形状も採用できるか(2は
鋼製外皮、3はフラックスを示す)、アークの安定性、
ワイヤの送給性及び直進性に優れたシームレスタイプ(
第2図(d))が高電流密度溶接には最適である。なお
、本発明の鋼製外皮の材質は特に限定しないが軟鋼材や
合金鋼材が使用できる。
[実施例] 以下に本発明を実施例により、更に具体的に説明する。
(実施例1) ソリッドワイヤ及び鉄粉を含むフラックスが占める断面
積とワイヤ全断面積の割合を種々変えたフラックス入り
ワイヤを用い、シールドガスにへr−He−GO□−〇
□混合ガス(以下4種混合と略す)、Ar−602混合
ガス(以下2種混合と略す)及び炭酸ガス(以FC02
と略す)の3種類を使用し、第1表に示す溶接条件でビ
ードオンプレート溶接を行った。なお、シールドガスの
流量は2542/min、使用した鋼板は5M−50B
(板厚25mm)で実施した。この溶接結果を第2表に
示す。
ここでアーク安定性は溶接中にアークがシャープで乱れ
ることなく安定した溶滴が移行するものを非常に良好と
し◎、アークが乱れることはないか溶滴が若干大きな形
で移行するものを良好とし○、アークが若干でもバタツ
キ溶滴もその分不規則に移行するものを不良とし×とし
た。
また、溶込み形状は第4図に示すように、最大溶造み深
さ(P)の172位置(P/2)におけるビード巾(W
l)が最大ビート巾(W)の60%以上を良好と判定し
た。すなわちこの60%より小さければいわゆるフィン
ガー状溶込みとなり、大きな値になるほど広巾の円形状
溶造みとなる。
ワイヤ番号14〜18はソリッドワイヤを用いた場合の
結果であり、中でも番号14〜】6はワイヤ送給速度が
3Q■/minと速い高電流密度での溶接結果で、番号
17〜18は従来から用いられているワイヤ送給速度が
IOm/min程度の溶接結果である。
さて、ワイヤ番号15〜16はシールドガスとして2種
又は4種の混合ガスを使用しており、アークの安定性及
びビード形成とも良好であるものの、ガスコストが高く
、スパッタ発生自体少ないものの、ビート両端に微小な
溶滴が付着し、除去が困難である。
ワイヤ番号14ではアーク状態は劣化し、スパッタの多
発を起こしビード外観も不均一なものとなる。同様にワ
イヤ番号17においてもアーク状態の劣化、スパッタの
多発とビード外観不良が発生ずるとともに電流密度も本
発明範囲以下と低いため高溶着が得られない。
ワイヤ番号18はワイヤ番号15〜16に比ベワイヤ送
給速度が173と遅く電流密度も本発明範囲以下と低く
、溶接電流も300Aと低いため、ビード両端に微小な
溶滴が付着することはないものの、高溶着が得られず混
合ガスを使用するためガスコストが高くなる。
次に、ワイヤ番号9〜13及び19.20はフラックス
入りワイヤを用いた場合の結果である。
ワイヤ番号13はシールドガス組成以外本発明範囲内に
あるが、シールドガスに4種混合ガスを使用すると、ア
ークの安定性、スパッタの発生も少なく溶接作業性は良
好なものの、ビード外観が不均一で両端不揃いとなり、
溶込み形状はフィンガー状を呈し、ガスコストも高くず
べてに問題かある。
ワイヤ番号9は鉄粉を含むフラックスか占める断面積と
ワイヤ全断面積の割合が本発明範囲を超える32%と薄
肉のフラックス入りワイヤで、なおかつワイヤの突出し
長さが非常に長い50mmの結果であり、アークの安定
性も悪く、未溶融フラックス社長さも長くスパッタも多
く溶込み形状、ビード外観とも不良となる。
ワイヤ番号10は鉄粉を含むフラックスが占める断面積
とワイヤ全断面積の割合が本発明範囲以下の2%と非常
に厚内のフラックス入りワイヤで、さらに電流密度も本
発明範囲風ドの場合て、アーク状態はソリッドワイヤの
場合と同じくアークの吹付けが強く不安定て、スパッタ
発生及びビード外観の点でも不良となる。さらにワイヤ
番号IIはワイヤ番′+10のフラックス入りワイヤを
本発明範囲内の高電流密度で使用した場合で、ワイヤ番
号10と同様でアーク状態、スパッタ発生、ビード外観
等の不良に加え、溶込み形状はソリッドワイヤの場合と
同様なフィンガー状溶込み形状に類似し不良となる。
ワイヤ番号12は、鉄粉を含むフラックスが占める断面
積とワイヤ全断面積の割合が本発明範囲を超える33%
であるためワイヤ製造上何度となく断線が発生したもの
の良好な部分を用いて溶接した結果、アークの安定性及
び溶込み形状は良好なものの、未溶融フラックス入が長
く溶融池に未溶融フラックス柱が溶込みぎみとなり、ス
パッタ発生も多くビート外観も不良となる。
ワイヤ番号19はワイヤ番号11の場合と同様でワイヤ
径が1.4mmと太いものであるか、アークの安定性、
スパッタ発生、ビード外観、溶込み形状ともいずれも不
良となる。
ワイヤ番号20はワイヤ径1.2mmで鉄粉を含むフラ
ックスの占める断面積とワイヤ全断面積の割合で本発明
範囲内にあるものの、電流密度は本発明範囲以下と低い
ものであるため、ビード形状はやや凸ビートとなり、溶
込みも浅く溶込み形状は不良となる。またこのように電
流密度が本発明範囲以下であると高溶着量が11すられ
す、多層盛溶接時には、数多くの溶接パスでないと積層
出来なく、そのため溶接時間か長くコストの面でも不利
となる。
これに対し、ワイヤ番号1〜8に示す各種ワイヤ径での
本発明例によれば、アーク安定性、溶滴移行性、アーク
の吹付は及びビート形状が良好でカスコストも安く、い
ずれの項目においても良好で格段に高安定性で高電流密
度ガスシールドアーク溶接ができる。
(実施例2) 第1表のワイヤの内、ワイヤ番号1,6,9゜11のワ
イヤを用い、第5図に示す鋼板(鋼種5M−50B 、
  t=25mm、  D=I00mm 、  H=1
00mm 、長さ500mm )を第1表で示す溶接電
流、アーク電圧、チップ母材間距離で溶接速度45cm
/min、下板側からのトーチ角度45度、溶接方向に
対するトーチ角度0度として大脚長水平すみ肉溶接を実
施した。
なお鋼板表面には無機ジンクプライマーを塗装した鋼板
(膜厚30μm)を使用した。
なお、アークの安定性及び溶込み形状は実施例1と同様
に評価した。その試験結果を第3表に示す。
鉄粉を含むフラックスが占める断面積とワイヤ全断面積
の割合が本発明範囲を超えるワイヤ番号9、同じくこの
割合が本発明範囲未満のワイヤ番号11のものはアーク
が不安定であるため、下板側でのアンダーカットやビー
ド外観劣化を引き起こしていて到底採用出来ない。一方
、本発明例のワイヤ番号1及び6ではアーク状態、スパ
ッタ発生状況やビード外観、溶込み形状、特に鋼板との
なじみも良好でビットなどの溶接欠陥も発生しない優れ
たワイヤであることが明らかになった。
第  3  表 [発明の効果] 以−1−説明したように本発明の高電流密度溶接方法に
よれば、安価な炭酸ガスを用いて高溶着量か得られ、ア
ークが安定でソフト・、溶滴も小さくスパッタも小粒で
発生量も少ない溶接作業性に優れた溶接ができ、さらに
良好なビート外観並びに円形状溶造みの溶接部が得られ
る。この溶接方法は高能率化や省力化に大きく寄与する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は各種シールドガス組成によるビード形状を示す
模式図、第2図はフラックス入りワイヤの断面図、第3
図はワイヤ溶融状況を示す模式図、第4図は溶込み形状
を示す図、第5図は試験片断面図である。 1・・・融合不良部、2・・・鋼製外皮、3・・・フラ
・ンクス、4・・・溶滴、5・・・アーク、6・・・ト
ーチ、7・・・鋼板表面、8・・・ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、炭酸ガスをシールドガスとして、鉄粉を含むフラッ
    クスが占める断面積がワイヤ全断面積に対して5〜30
    %未満としたフラックス入りワイヤを用い、300(A
    /mm^2)以上の高電流密度で溶接することを特徴と
    する高電流密度ガスシールドアーク溶接方法。
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