JPH0482023B2 - - Google Patents
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- JPH0482023B2 JPH0482023B2 JP11758185A JP11758185A JPH0482023B2 JP H0482023 B2 JPH0482023 B2 JP H0482023B2 JP 11758185 A JP11758185 A JP 11758185A JP 11758185 A JP11758185 A JP 11758185A JP H0482023 B2 JPH0482023 B2 JP H0482023B2
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- Japan
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- parts
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- silicone rubber
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、シリコーンゴム組成物の製造方法に
関するものであり、詳しくは、充填剤として湿式
シリカを使用した場合でも硬化後の電気絶縁性が
高いシリコーンゴム組成物の製造方法に関する。 [従来技術およびその解決すべき問題点] シリコーンゴムは本質的に高い電気絶縁性を有
しているため、特に電気・電子工業分野に好適に
使用されるが、その場合体積抵抗率が1015Ω・cm
以上という非常に高い電気絶縁性を必要とされる
場合が多い。 このシリコーンゴムの補強充填剤としては微粉
状シリカが使用されているが、これには乾式シリ
カと湿式シリカの2種類によつて代表される。な
かでも湿式シリカを用いた場合は乾式シリカ(フ
ユームドシリカ)を用いた場合と比べ、安価では
あるが体積抵抗率が劣り、1015Ω・cm以上の高い
電気絶縁性を有するシリコーンゴムを得ることは
困難であつた。特に浸水後の体積抵抗率は1012〜
1013Ω・cmと不十分なものであつた。 ところで、シリコーンゴムに配合する微粉状シ
リカをオルガノシラン、オルガノシラザン、オル
ガノポリシロキサンなど有機けい素化合物で表面
処理して疎水化し、シリコーンゴムの物性を向上
させる方法が従来から試みられている。例えば、
特公昭33−9296号公報、特公昭36−5991号公報、
特公昭49−20739号公報、特開昭54−101795号公
報、特開昭56−41263号公報、特開昭56−164008
号公報などである。しかし、いずれもシリカを処
理してからシリコーンゴム組成物に配合するた
め、シリカを処理するための設備と工程が必要で
あり、このためコストが高くなるという欠点があ
つた。 かかる従来技術の欠点に鑑み、本発明は湿式シ
リカを使用し、コストが安く、かつ、体積抵抗率
1015Ω・cm以上の高い電気絶縁性を有するシリコ
ーンゴム組成物の製造方法を提供することを目的
とする。 [問題点の解決手段とその作用] この目的は、 (A) 25℃における粘度が少なくとも100センチス
トークスであるオルガノポリシロキサン
100重量部 (B) 湿式シリカ 5〜200重量部 および (C) けい素原子に結合する水素原子を少なくとも
1個有するオルガノシランまたはオルガノポリ
シロキサン 1〜100重量部 とを混合し、常圧下または減圧下で80℃以上の温
度で加熱処理し、その後で架橋剤を混合すること
を特徴とするシリコーンゴム組成物の製造方法に
よつて達成することができる。 本発明に使用される(A)成分のオルガノポリシロ
キサンはシリコーンゴムの基材となるものであ
り、平均単位式 (式中、Rは一価炭化水素基であり、aは1.95
〜2.05)で示される直鎖状またはやや分枝した直
鎖状のポリマーである。Rには、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、オクチル基、ビニル基、アリ
ル基、フエニル基などの非置換一価炭化水素基お
よび2−シアノエチル基、3,3,3−トリフル
オロプロピル基などの置換一価炭化水素基が例示
される。 25℃において粘度が少なくとも100センチスト
ークスとしたのは、100センチストークス未満で
は硬化後の物性が堅く、脆くなるためであり、そ
の上限は製造可能なガム状までの範囲である。作
業性および物性から勘案して、好ましくは25℃に
おける粘度が1000〜10000000センチストークスの
範囲である。 本発明のシリコーンゴム組成物の架橋剤として
は多くの場合、有機過酸化物が使用されるが、架
橋剤としてオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンを使用し、触媒として白金系化合物の存在下、
付加反応により架橋する場合は、(A)成分の1分子
中に少なくとも2個のアルケニル基が存在するこ
とが必要である。(A)成分の分子鎖末端は特に限定
するものではなく、トリメチルシリル基、ジメチ
ルフエニルシリル基、ジメチルビニルシリル基、
メチルフエニルビニルシリル基のようなトリオル
ガノシリル基、シラノール基アルコキシ基のいず
れでもよい。(A)成分の具体例として、ジメチルポ
リシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルビニ
ルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メ
チルフエニルシロキサン共重合体、ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン・メチルフエニ
ルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・ジ
フエニルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサン・ジフエニルシロキ
サン共重合体、メチル(3,3,3−トリフルオ
ロプロピル)シロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルフエニ
ルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオ
ロプロピル)シロキサン共重合体が示され、これ
らの共重合は単一で使用してもよいし、2種以上
の混合物としても使用できる。 本発明に使用される(B)成分の湿式シリカはシリ
コーンゴムに硬化したときの補強性を与えるもの
である。また、(B)成分単独ではシリコーンゴムの
体積抵抗率は劣るが(C)成分と加熱処理することに
よつて、優れた体積抵抗率を与えることができる
ものである。(B)成分は従来公知の全ての湿式シリ
カを使用することができる。その製法の一例を挙
げればけい酸ナトリウムなどのアルカリ金属けい
酸塩と鉱酸とを反応させることによつて得られ
る。(B)成分の配合量は多すぎても少なすぎても加
硫して得られるシリコーンゴムの機械的物性が低
下するので(A)成分100重量部に対して5〜200重量
部の範囲とする。好ましくは10〜100重量部の範
囲である。 (C)成分は、(B)成分を疎水化処理するための処理
剤であり、両成分を加熱することによつて本発明
のシリコーンゴム組成物を加硫した後の体積抵抗
率を高めることができる重要な成分である。(C)成
分は、平均単位式 (式中、Rは一価炭化水素基であり、メチル
基、エチル基、オクチル基、ビニル基、フエニル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などが
例示される。bは1≦b≦4,cは0≦c≦3、
ただしb+cは1≦b+c≦4である。)で示さ
れ、1分子中にけい素原子に結合した水素原子を
少なくとも1個有するオルガノシランまたはオル
ガノポリシロキサンである。オルガノポリシロキ
サンは直鎖状、環状もしくは一部分枝した直鎖状
のいずれでもよいが、好ましくは直鎖状または環
状のものであり、かつ、けい素原子に結合する水
素原子を5モル%以上含有するものである。その
分子鎖末端はトリメチルシリル基、ジメチルフエ
ニルシリル基、ジメチルハイドロジエンシリル
基、メチルフエニルハイドロジエンシリル基など
が例示される。 (C)成分の具体例としては、メチルシラン、フエ
ニルシラン、ジメチルシラン、メチルフエニルシ
ラン、ジメチルフエニルシラン、トリメチルシラ
ン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、ジメ
チルシロキサン・メチルイドロジエンシロキサン
共重合体、メチルフエニルシロキサン・メチルハ
イドロジエンシロキサン共重合体、テトラメチル
テトラハイドロジエンシクロテトラシロキサン、
ペンタメチルトリハイドロジエンシクロテトラシ
ロキサン、トリ(ジメチルハイドロジエンシロキ
サン)メチルシラン等が例示される。 (C)成分の配合量は(A)成分100重量部に対し、1
〜100重量部の範囲で使用されるが、(B)成分の処
理効率から、好ましくは(B)成分との重量比が(C)成
分/(B)成分=1/50〜1.5の範囲である。 (C)成分は(A)成分と(B)成分を混合する際に加え、
加熱することによつて(B)成分の表面を処理するも
のであり、その温度は常圧または減圧下で80℃以
上であるが、加熱時間を短縮するためには100℃
以上、好ましくは150℃以上で加熱することが望
ましい。通常は150〜250℃で1〜4時間である。
この加熱処理することによつて体積抵抗率が著し
く改善される。 本発明には、上記した(A)〜(C)成分以外に必要に
応じて乾式シリカ、石英微粉末、けいそう土、亜
鉛華、けい酸アルミニウム、酸化鉄、酸化セリウ
ム、水酸化セリウム、酸化チタン、アスベスト、
ガラス繊維、顔料、酸化防止剤等を配合すること
ができる。これらの添加剤は(A)〜(C)成分を混合す
る際に加えてもよく、加熱中または(A)〜(C)成分の
加熱終了後に加えてもよい。 但し、架橋剤や触媒は加熱終了後、好ましくは
50℃以下になつてから添加する。特に架橋剤とし
てオルガノハイドロジエンポリシロキサンを使用
し、触媒として白金系化合物を使用する付加反応
型の場合は室温付近になつてから添加することが
必要である。架橋剤としての有機過酸化物にはベ
ンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロルベン
ゾイルパーオキサイド、2,5−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、ジ
クミルパーオキサイド、モノクロルベンゾイルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエートなど
が例示され、通常(A)成分100重量部に対し、0.1〜
5重量部の範囲で使用される。 架橋剤としてのオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンは、直鎖状、環状、分枝鎖状のいずれの
構造でもよく、けい素原子結合の水素原子を1分
子中に少なくとも2個有すること、重合度は少な
くとも2であることが必要である。そして、硬化
を十分に行なわせるには、(A)成分の1分子中のア
ルケニル基の数と、オルガノハイドロジエンポリ
シロキサンの1分子中のSiH基の数の合計が少な
くとも5個となるような条件が必要である。通
常、SiH基と(A)成分のアルケニル基とのモル比は
0.5:1〜5:1の範囲である。なお、架橋剤と
して前に例示した(C)成分と同じオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンを使用することができる。
オルガノハイドロジエンポリシロキサンの使用量
は、通常(A)成分100重量部に対し、0.5〜10重量部
である。 オルガノハイドロジエンポリシロキサンと共に
使用される付加反応触媒には白金黒または白金を
担体に保持させたもの、塩化白金酸、塩化白金酸
とアルコール類やケトン類に溶解させたもの、四
塩化白金酸、塩化白金酸とオレフインの錯体、塩
化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯体、ロ
ジウム化合物、パラジウム化合物、コバルトカル
ボニルが例示される。付加反応触媒の添加量は(A)
成分に対し通常、白金換算で0.5〜200ppmであ
り、白金以外の金属換算では1〜2000ppmの範囲
で使用される。 また、室温での付加反応を抑制するための添加
剤としてアセチレン化合物、ヒドラジン類、トリ
アゾール類、フオスフイン類、メルカプタン類を
少量添加してもよい。 [実施例] 次に本発明を実施例によつて説明する。実施例
および比較例において部とあるのは重量部のこと
であり、粘度は25℃における値である。 実施例 1〜2 ジメチルシロキサン単位99.8モル%、メチルビ
ニルシロキサン単位0.2モル%からなるオルガノ
ポリシロキサン生ゴム(重合度3000)100部、湿
式シリカとして日本シリカ社製ニプシールLPを
45部、粘度10センチストークスのメチルハイドロ
ジエンポリシロキサンを5部とを均一に混合後、
170℃で200mmHgの減圧下2時間加熱した。この
シリコーンゴム組成物を室温近くまで冷却後2,
5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤリブチルパ
ーオキシ)ヘキサン0.3部混合し、170℃で10分間
加圧成形した。成形したシリコーンゴムシートを
JIS−C2123に従い、物性および常態と浸水後の
体積抵抗率を測定した。また、上記において、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤリブチ
ルパーオキシ)ヘキサンの代わりに0.8部の2,
4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを混合
し、120℃で10分間加圧成形したシートについて、
上記と同様に物性および体積抵抗率を測定した。 比較例として、上記の2種類の組成物から各々
メチルハイドロジエンポリシロキサンを除き、加
熱処理しなかつた以外は上記と同じ組成と条件で
ゴムシートを作製し、物性および体積抵抗率を測
定した。また、組成物自体は実施例1と同じだ
が、加熱処理を行なわなかつたものについても同
じ条件でゴムシートを作製し、物性を測定した。
これらの結果を第1表に示した。メチルハイドロ
ジエンポリシロキサンを加え、加熱処理したもの
は、いずれも体積抵抗率は1015Ω・cm以上とよい
値であつた。
関するものであり、詳しくは、充填剤として湿式
シリカを使用した場合でも硬化後の電気絶縁性が
高いシリコーンゴム組成物の製造方法に関する。 [従来技術およびその解決すべき問題点] シリコーンゴムは本質的に高い電気絶縁性を有
しているため、特に電気・電子工業分野に好適に
使用されるが、その場合体積抵抗率が1015Ω・cm
以上という非常に高い電気絶縁性を必要とされる
場合が多い。 このシリコーンゴムの補強充填剤としては微粉
状シリカが使用されているが、これには乾式シリ
カと湿式シリカの2種類によつて代表される。な
かでも湿式シリカを用いた場合は乾式シリカ(フ
ユームドシリカ)を用いた場合と比べ、安価では
あるが体積抵抗率が劣り、1015Ω・cm以上の高い
電気絶縁性を有するシリコーンゴムを得ることは
困難であつた。特に浸水後の体積抵抗率は1012〜
1013Ω・cmと不十分なものであつた。 ところで、シリコーンゴムに配合する微粉状シ
リカをオルガノシラン、オルガノシラザン、オル
ガノポリシロキサンなど有機けい素化合物で表面
処理して疎水化し、シリコーンゴムの物性を向上
させる方法が従来から試みられている。例えば、
特公昭33−9296号公報、特公昭36−5991号公報、
特公昭49−20739号公報、特開昭54−101795号公
報、特開昭56−41263号公報、特開昭56−164008
号公報などである。しかし、いずれもシリカを処
理してからシリコーンゴム組成物に配合するた
め、シリカを処理するための設備と工程が必要で
あり、このためコストが高くなるという欠点があ
つた。 かかる従来技術の欠点に鑑み、本発明は湿式シ
リカを使用し、コストが安く、かつ、体積抵抗率
1015Ω・cm以上の高い電気絶縁性を有するシリコ
ーンゴム組成物の製造方法を提供することを目的
とする。 [問題点の解決手段とその作用] この目的は、 (A) 25℃における粘度が少なくとも100センチス
トークスであるオルガノポリシロキサン
100重量部 (B) 湿式シリカ 5〜200重量部 および (C) けい素原子に結合する水素原子を少なくとも
1個有するオルガノシランまたはオルガノポリ
シロキサン 1〜100重量部 とを混合し、常圧下または減圧下で80℃以上の温
度で加熱処理し、その後で架橋剤を混合すること
を特徴とするシリコーンゴム組成物の製造方法に
よつて達成することができる。 本発明に使用される(A)成分のオルガノポリシロ
キサンはシリコーンゴムの基材となるものであ
り、平均単位式 (式中、Rは一価炭化水素基であり、aは1.95
〜2.05)で示される直鎖状またはやや分枝した直
鎖状のポリマーである。Rには、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、オクチル基、ビニル基、アリ
ル基、フエニル基などの非置換一価炭化水素基お
よび2−シアノエチル基、3,3,3−トリフル
オロプロピル基などの置換一価炭化水素基が例示
される。 25℃において粘度が少なくとも100センチスト
ークスとしたのは、100センチストークス未満で
は硬化後の物性が堅く、脆くなるためであり、そ
の上限は製造可能なガム状までの範囲である。作
業性および物性から勘案して、好ましくは25℃に
おける粘度が1000〜10000000センチストークスの
範囲である。 本発明のシリコーンゴム組成物の架橋剤として
は多くの場合、有機過酸化物が使用されるが、架
橋剤としてオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンを使用し、触媒として白金系化合物の存在下、
付加反応により架橋する場合は、(A)成分の1分子
中に少なくとも2個のアルケニル基が存在するこ
とが必要である。(A)成分の分子鎖末端は特に限定
するものではなく、トリメチルシリル基、ジメチ
ルフエニルシリル基、ジメチルビニルシリル基、
メチルフエニルビニルシリル基のようなトリオル
ガノシリル基、シラノール基アルコキシ基のいず
れでもよい。(A)成分の具体例として、ジメチルポ
リシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルビニ
ルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メ
チルフエニルシロキサン共重合体、ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン・メチルフエニ
ルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・ジ
フエニルシロキサン共重合体、ジメチルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサン・ジフエニルシロキ
サン共重合体、メチル(3,3,3−トリフルオ
ロプロピル)シロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルフエニ
ルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオ
ロプロピル)シロキサン共重合体が示され、これ
らの共重合は単一で使用してもよいし、2種以上
の混合物としても使用できる。 本発明に使用される(B)成分の湿式シリカはシリ
コーンゴムに硬化したときの補強性を与えるもの
である。また、(B)成分単独ではシリコーンゴムの
体積抵抗率は劣るが(C)成分と加熱処理することに
よつて、優れた体積抵抗率を与えることができる
ものである。(B)成分は従来公知の全ての湿式シリ
カを使用することができる。その製法の一例を挙
げればけい酸ナトリウムなどのアルカリ金属けい
酸塩と鉱酸とを反応させることによつて得られ
る。(B)成分の配合量は多すぎても少なすぎても加
硫して得られるシリコーンゴムの機械的物性が低
下するので(A)成分100重量部に対して5〜200重量
部の範囲とする。好ましくは10〜100重量部の範
囲である。 (C)成分は、(B)成分を疎水化処理するための処理
剤であり、両成分を加熱することによつて本発明
のシリコーンゴム組成物を加硫した後の体積抵抗
率を高めることができる重要な成分である。(C)成
分は、平均単位式 (式中、Rは一価炭化水素基であり、メチル
基、エチル基、オクチル基、ビニル基、フエニル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などが
例示される。bは1≦b≦4,cは0≦c≦3、
ただしb+cは1≦b+c≦4である。)で示さ
れ、1分子中にけい素原子に結合した水素原子を
少なくとも1個有するオルガノシランまたはオル
ガノポリシロキサンである。オルガノポリシロキ
サンは直鎖状、環状もしくは一部分枝した直鎖状
のいずれでもよいが、好ましくは直鎖状または環
状のものであり、かつ、けい素原子に結合する水
素原子を5モル%以上含有するものである。その
分子鎖末端はトリメチルシリル基、ジメチルフエ
ニルシリル基、ジメチルハイドロジエンシリル
基、メチルフエニルハイドロジエンシリル基など
が例示される。 (C)成分の具体例としては、メチルシラン、フエ
ニルシラン、ジメチルシラン、メチルフエニルシ
ラン、ジメチルフエニルシラン、トリメチルシラ
ン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、ジメ
チルシロキサン・メチルイドロジエンシロキサン
共重合体、メチルフエニルシロキサン・メチルハ
イドロジエンシロキサン共重合体、テトラメチル
テトラハイドロジエンシクロテトラシロキサン、
ペンタメチルトリハイドロジエンシクロテトラシ
ロキサン、トリ(ジメチルハイドロジエンシロキ
サン)メチルシラン等が例示される。 (C)成分の配合量は(A)成分100重量部に対し、1
〜100重量部の範囲で使用されるが、(B)成分の処
理効率から、好ましくは(B)成分との重量比が(C)成
分/(B)成分=1/50〜1.5の範囲である。 (C)成分は(A)成分と(B)成分を混合する際に加え、
加熱することによつて(B)成分の表面を処理するも
のであり、その温度は常圧または減圧下で80℃以
上であるが、加熱時間を短縮するためには100℃
以上、好ましくは150℃以上で加熱することが望
ましい。通常は150〜250℃で1〜4時間である。
この加熱処理することによつて体積抵抗率が著し
く改善される。 本発明には、上記した(A)〜(C)成分以外に必要に
応じて乾式シリカ、石英微粉末、けいそう土、亜
鉛華、けい酸アルミニウム、酸化鉄、酸化セリウ
ム、水酸化セリウム、酸化チタン、アスベスト、
ガラス繊維、顔料、酸化防止剤等を配合すること
ができる。これらの添加剤は(A)〜(C)成分を混合す
る際に加えてもよく、加熱中または(A)〜(C)成分の
加熱終了後に加えてもよい。 但し、架橋剤や触媒は加熱終了後、好ましくは
50℃以下になつてから添加する。特に架橋剤とし
てオルガノハイドロジエンポリシロキサンを使用
し、触媒として白金系化合物を使用する付加反応
型の場合は室温付近になつてから添加することが
必要である。架橋剤としての有機過酸化物にはベ
ンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロルベン
ゾイルパーオキサイド、2,5−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、ジ
クミルパーオキサイド、モノクロルベンゾイルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエートなど
が例示され、通常(A)成分100重量部に対し、0.1〜
5重量部の範囲で使用される。 架橋剤としてのオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンは、直鎖状、環状、分枝鎖状のいずれの
構造でもよく、けい素原子結合の水素原子を1分
子中に少なくとも2個有すること、重合度は少な
くとも2であることが必要である。そして、硬化
を十分に行なわせるには、(A)成分の1分子中のア
ルケニル基の数と、オルガノハイドロジエンポリ
シロキサンの1分子中のSiH基の数の合計が少な
くとも5個となるような条件が必要である。通
常、SiH基と(A)成分のアルケニル基とのモル比は
0.5:1〜5:1の範囲である。なお、架橋剤と
して前に例示した(C)成分と同じオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンを使用することができる。
オルガノハイドロジエンポリシロキサンの使用量
は、通常(A)成分100重量部に対し、0.5〜10重量部
である。 オルガノハイドロジエンポリシロキサンと共に
使用される付加反応触媒には白金黒または白金を
担体に保持させたもの、塩化白金酸、塩化白金酸
とアルコール類やケトン類に溶解させたもの、四
塩化白金酸、塩化白金酸とオレフインの錯体、塩
化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯体、ロ
ジウム化合物、パラジウム化合物、コバルトカル
ボニルが例示される。付加反応触媒の添加量は(A)
成分に対し通常、白金換算で0.5〜200ppmであ
り、白金以外の金属換算では1〜2000ppmの範囲
で使用される。 また、室温での付加反応を抑制するための添加
剤としてアセチレン化合物、ヒドラジン類、トリ
アゾール類、フオスフイン類、メルカプタン類を
少量添加してもよい。 [実施例] 次に本発明を実施例によつて説明する。実施例
および比較例において部とあるのは重量部のこと
であり、粘度は25℃における値である。 実施例 1〜2 ジメチルシロキサン単位99.8モル%、メチルビ
ニルシロキサン単位0.2モル%からなるオルガノ
ポリシロキサン生ゴム(重合度3000)100部、湿
式シリカとして日本シリカ社製ニプシールLPを
45部、粘度10センチストークスのメチルハイドロ
ジエンポリシロキサンを5部とを均一に混合後、
170℃で200mmHgの減圧下2時間加熱した。この
シリコーンゴム組成物を室温近くまで冷却後2,
5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤリブチルパ
ーオキシ)ヘキサン0.3部混合し、170℃で10分間
加圧成形した。成形したシリコーンゴムシートを
JIS−C2123に従い、物性および常態と浸水後の
体積抵抗率を測定した。また、上記において、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシヤリブチ
ルパーオキシ)ヘキサンの代わりに0.8部の2,
4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを混合
し、120℃で10分間加圧成形したシートについて、
上記と同様に物性および体積抵抗率を測定した。 比較例として、上記の2種類の組成物から各々
メチルハイドロジエンポリシロキサンを除き、加
熱処理しなかつた以外は上記と同じ組成と条件で
ゴムシートを作製し、物性および体積抵抗率を測
定した。また、組成物自体は実施例1と同じだ
が、加熱処理を行なわなかつたものについても同
じ条件でゴムシートを作製し、物性を測定した。
これらの結果を第1表に示した。メチルハイドロ
ジエンポリシロキサンを加え、加熱処理したもの
は、いずれも体積抵抗率は1015Ω・cm以上とよい
値であつた。
【表】
実施例 3〜4
実施例1〜2で使用したオルガノポリシロキサ
ン生ゴム100部、湿式シリカとして日本シリカ社
製ニプシールG300を60部、粘度10センチストー
クスのメチルハイドロジエンポリシロキサンを8
部使用し、これらを均一に混合後、200mmHgの減
圧下で170℃、2時間加熱した。冷却後、実施例
1および2で使用した有機過酸化物を用い、同様
の条件でゴムシートを作製し、その物性を測定し
た。 比較例として、前記比較例1〜2に準じてそれ
ぞれゴムシートを作製し、その物性を測定した。
ただし、比較例6は湿式シリカを同じ条件で予め
処理したものをシリコーンゴム組成物に混合した
ものである。これらの結果を第2表に示した。
ン生ゴム100部、湿式シリカとして日本シリカ社
製ニプシールG300を60部、粘度10センチストー
クスのメチルハイドロジエンポリシロキサンを8
部使用し、これらを均一に混合後、200mmHgの減
圧下で170℃、2時間加熱した。冷却後、実施例
1および2で使用した有機過酸化物を用い、同様
の条件でゴムシートを作製し、その物性を測定し
た。 比較例として、前記比較例1〜2に準じてそれ
ぞれゴムシートを作製し、その物性を測定した。
ただし、比較例6は湿式シリカを同じ条件で予め
処理したものをシリコーンゴム組成物に混合した
ものである。これらの結果を第2表に示した。
【表】
実施例 5
実施例1〜2で使用したオルガノポリシロキサ
ン生ゴム100部、日本シリカ社製ニプシールLPを
50部、ペンタメチルトリプロピルジハイドロジエ
ンシクロペンタシロキサン5部とを均一に混合し
た後、180℃で3時間加熱した。その後でさらに
200mmHgの減圧下で180℃、1時間加熱した。こ
の組成物を冷却後、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ターシヤリブチルパーオキシ)ヘキサン0.3
部を混合し、170℃で10分間加熱成形してゴムシ
ートを作製し、その物性を測定した。 比較例として、上記の組成物からペンタメチル
トリプロピルジハイドロジエンシクロペンタシロ
キサンを除き、かつ、加熱処理しなかつたものに
ついてゴムシートを作製し、その物性を測定し
た。これらの結果を第3表に示した。
ン生ゴム100部、日本シリカ社製ニプシールLPを
50部、ペンタメチルトリプロピルジハイドロジエ
ンシクロペンタシロキサン5部とを均一に混合し
た後、180℃で3時間加熱した。その後でさらに
200mmHgの減圧下で180℃、1時間加熱した。こ
の組成物を冷却後、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ターシヤリブチルパーオキシ)ヘキサン0.3
部を混合し、170℃で10分間加熱成形してゴムシ
ートを作製し、その物性を測定した。 比較例として、上記の組成物からペンタメチル
トリプロピルジハイドロジエンシクロペンタシロ
キサンを除き、かつ、加熱処理しなかつたものに
ついてゴムシートを作製し、その物性を測定し
た。これらの結果を第3表に示した。
【表】
実施例 6
分子鎖の両末端にジメチルビニルシリル基を有
する粘度12000センチストークスのジメチルポリ
シロキサン100部、日本シリカ社製ニプシール
G300を30部、および式 で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン5部とを170℃で2時間加熱処理し、さらに引
続き200mmHgで1時間加熱して過剰のオルガノハ
イドロジエンポリシロキサンを除去した。この組
成物を室温まで冷却後、上記のオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサン3部と、塩化白金酸の2−
エチルヘキサノール溶液を基材のジメチルポリシ
ロキサンに対し5ppmとなるように添加・混合し、
120℃で10分間加圧成形してゴムシートを作製し
たものについて、体積抵抗率を測定した結果、常
態で5×1015Ω・cm、浸水で4×1015Ω・cmであ
つた。比較例としてオルガノハイドロジエンポリ
シロキサンで加熱処理しなかつたものは常態で3
×1014Ω・cm、浸水で8×1012Ω・cmであつた。 実施例 7 実施例1において、処理剤のメチルハイドロジ
エンポリシロキサンの代わりに、ジメチルフエニ
ルシラン4部を添加した以外は実施例1と同様に
してゴムシートを作製し、その体積抵抗率を測定
した結果、常態で4×1015Ω・cm、浸水で3×
1015Ω・cmであつた。 [発明の効果] 本発明のシリコーンゴム組成物の製造方法は、
安価な湿式シリカを、けい素原子に結合の水素原
子を有するオルガノシランまたはオルガノポリシ
ロキサンで加熱処理して、疎水性シリカとする作
業を、シリコーンゴム組成物の混練時に実施する
ものである。したがつて、従来の予め疎水化処理
したシリコーンゴム組成物に混合する場合と比
べ、疎水化処理のための装置、設備が不要であ
り、工程も簡略化できるため、製造コストを大幅
に低減することができ、さらに、湿式シリカを実
質的に疎水化しているため、シリコーンゴムの電
気特性(体積抵抗率)を顕著に改善することがで
きる。このように、安価で性能のよいシリコーン
ゴムを、電気、電子、通信分野等へ供給できるた
め産業上、経済上極めて有益である。
する粘度12000センチストークスのジメチルポリ
シロキサン100部、日本シリカ社製ニプシール
G300を30部、および式 で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン5部とを170℃で2時間加熱処理し、さらに引
続き200mmHgで1時間加熱して過剰のオルガノハ
イドロジエンポリシロキサンを除去した。この組
成物を室温まで冷却後、上記のオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサン3部と、塩化白金酸の2−
エチルヘキサノール溶液を基材のジメチルポリシ
ロキサンに対し5ppmとなるように添加・混合し、
120℃で10分間加圧成形してゴムシートを作製し
たものについて、体積抵抗率を測定した結果、常
態で5×1015Ω・cm、浸水で4×1015Ω・cmであ
つた。比較例としてオルガノハイドロジエンポリ
シロキサンで加熱処理しなかつたものは常態で3
×1014Ω・cm、浸水で8×1012Ω・cmであつた。 実施例 7 実施例1において、処理剤のメチルハイドロジ
エンポリシロキサンの代わりに、ジメチルフエニ
ルシラン4部を添加した以外は実施例1と同様に
してゴムシートを作製し、その体積抵抗率を測定
した結果、常態で4×1015Ω・cm、浸水で3×
1015Ω・cmであつた。 [発明の効果] 本発明のシリコーンゴム組成物の製造方法は、
安価な湿式シリカを、けい素原子に結合の水素原
子を有するオルガノシランまたはオルガノポリシ
ロキサンで加熱処理して、疎水性シリカとする作
業を、シリコーンゴム組成物の混練時に実施する
ものである。したがつて、従来の予め疎水化処理
したシリコーンゴム組成物に混合する場合と比
べ、疎水化処理のための装置、設備が不要であ
り、工程も簡略化できるため、製造コストを大幅
に低減することができ、さらに、湿式シリカを実
質的に疎水化しているため、シリコーンゴムの電
気特性(体積抵抗率)を顕著に改善することがで
きる。このように、安価で性能のよいシリコーン
ゴムを、電気、電子、通信分野等へ供給できるた
め産業上、経済上極めて有益である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(A) 25℃における粘度が少なくとも100センチ
ストークスであるオルガノポリシロキサン
100重量部 (B) 湿式シリカ 5〜200重量部 および (C) けい素原子に結合する水素原子を少なくとも
1個有するオルガノシランまたはオルガノポリ
シロキサン 1〜100重量部 とを混合し、常圧下または減圧下で80℃以上の温
度で加熱処理し、その後で架橋剤を混合すること
を特徴とするシリコーンゴム組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11758185A JPS61275354A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | シリコ−ンゴム組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11758185A JPS61275354A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | シリコ−ンゴム組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61275354A JPS61275354A (ja) | 1986-12-05 |
| JPH0482023B2 true JPH0482023B2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=14715362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11758185A Granted JPS61275354A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | シリコ−ンゴム組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61275354A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4888226A (en) * | 1988-08-08 | 1989-12-19 | American Telephone And Telegraph Company | Silicone gel electronic device encapsulant |
| US5534609A (en) * | 1995-02-03 | 1996-07-09 | Osi Specialties, Inc. | Polysiloxane compositions |
| KR100625805B1 (ko) * | 2004-05-18 | 2006-09-20 | 엘에스전선 주식회사 | 접착특성이 우수한 절연 및 반도전 액상 실리콘 고무조합체와 이를 만드는 제조방법 |
| JP5821160B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2015-11-24 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンゲル組成物の製造方法 |
| JP5776650B2 (ja) * | 2012-08-29 | 2015-09-09 | 信越化学工業株式会社 | 絶縁性シリコーンゴム組成物 |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP11758185A patent/JPS61275354A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61275354A (ja) | 1986-12-05 |
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