JPH0483710A - 高純度リン酸の製造法 - Google Patents

高純度リン酸の製造法

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JPH0483710A
JPH0483710A JP19697090A JP19697090A JPH0483710A JP H0483710 A JPH0483710 A JP H0483710A JP 19697090 A JP19697090 A JP 19697090A JP 19697090 A JP19697090 A JP 19697090A JP H0483710 A JPH0483710 A JP H0483710A
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JP
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phosphoric acid
urea
acid
aqueous solution
nitric acid
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JP19697090A
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Fumihiro Morikawa
森川 文博
Akihisa Yoshikawa
吉川 晶久
Masao Kubo
正雄 久保
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属カチオン、無機アニオン、有機物などの不
純物が極めて少く、且つ残存尿素がlppm以下、残存
硝酸がlppm以下で、高純度のリン酸の製造法に関す
る。この高純度リン酸は電子工業用エツチング剤等に利
用可能である。
〔従来の技術〕
リン鉱石と硫酸から製造される湿式リン酸は多量の不純
物を含有しているためにブラック・アシド(Black
−Acid)とも呼ばれる。この酸から有機物・コロイ
ド状の不溶物・浮遊物および溶存している硫酸イオンを
除去するのにケイソウ土、消石灰、高分子凝集剤、活性
炭等の使用による濾過、または傾斜等の操作を経て緑色
透明なグリーン・アンド (Green−Acid)を
得ることができる。このグリーン・アシドを50〜80
°Cに加温して尿素を溶解反応させるとリン酸尿素が生
成する。リン酸尿素の溶解度は温度と共に増加するので
リン酸尿素の収率を向上させるためには晶析温度を下げ
る必要がある。このような晶析法により製造されたリン
酸尿素はpHが低い状態で結晶化されるので原理的には
金属カチオンは母液中に残り、結晶中に含有されない。
しかしながら母液が結晶の表面に付着するため0〜5°
Cの純水で結晶表面を洗浄したり、更に不純物を除去す
るために純水中で再結晶されることもある。このような
方法で得られた高純度のリン酸尿素の結晶またはこれの
水溶液と精製された硝酸との反応から硝酸尿素とリン酸
が生成される。次に硝酸尿素をろ過により分離してリン
酸水溶液を得る。しかしこのリン酸水溶液中には飽和溶
解度分の硝酸尿素か存在する。
硝酸尿素のリン酸中の溶解度はリン酸水溶液中のリン酸
濃度を高くしたり、リン酸水溶液の温度を下げることに
より減少できる。
以上の工程の詳細は特公昭54−40075公報、米国
特許3,967.948号公報等に論じられている通り
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術により硝酸尿素から得られたリン酸水溶液には
飽和溶解度分に相当する多量の硝酸尿素が存在するため
に肥料用の酸として利用されているに過ぎない。このリ
ン酸水溶液の用途を工業用、電子工業用等に拡大するた
めには、さらに硝酸・尿素を除去しなければならない。
本発明者等はこの残存硝酸・尿素の除去方法について鋭
意研究し本発明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は湿式リン酸を出発原料として、リン酸尿
素晶析、硝酸尿素晶析の工程を経て得られるリン酸水溶
液中に溶存する尿素、硝酸を除去し高純度のリン酸を得
るにあたり、溶存する尿素に対して2倍モル以上の硝酸
及び4倍モル以上の塩酸を添加し、残留尿素を分解する
ことを特徴とする高純度リン酸の製造法に関する。
リン酸中の尿素は、以下のように反応して窒素と水に分
解するものと思われる。
2HN03+6HC1;≧−2NOC12(J’ 2 
+4H20■2NO(J’ + 2H20=2HNO2
+ 2HCff      ■2HN02+CO(Nl
2)2→2N2 + CO2+3H20■■十 ■十 
■ 2HNO3+4HC1+  CO(Nl2)2   −
〉         ■2N2 十CO2+ 5H20
+ 2(J’ 2これらの反応は反応水溶液中のリン酸
濃度か増大するほど促進される傾向にある。常圧下にお
ける尿素の分解反応はリン酸濃度が60〜70重量%の
範囲なら40°C付近で速やかに分解するか、リン酸濃
度が40重量%以下の場合には反応温度を120°C付
近まで上昇させる必要かある。
N0Cj7はNOxガスと塩酸、硝酸、塩素によって下
記のように生成するので、この生成ガスを直接リン酸水
溶液に添加してもよいし、あらかじめ塩酸を添加したリ
ン酸水溶液にNOxガスを吹き込んでもよい。
4NO+ 4HCA  + 2NO+3MCl!+ NO+ 2H(J’  + 4NO+ 6HCI!+ 2NO+Cf2 0□   →4NO(J’ HNOa  →3NOCf NO□  →2NOCI! N20.  →6NOCA →2NOCf + 2H20 + 2H20 十   N20 + 3H20 しかしながら、これらの方法では、溶存尿素との反応性
が本発明方法のリン酸に塩酸と硝酸を直接添加してNo
(lを生成させた場合に比較して小さい。このことは反
応系におけるNo(lの溶解量か分解反応に大きく関与
しているためであると思われる。
本発明方法の原料である粗リン酸は、湿式リン酸を出発
原料として、リン酸尿素晶析、硝酸尿素晶析の工程を経
て得られる粗リン酸である。通常この粗リン酸を得る際
に、リン酸尿素結晶に60〜70重量%の硝酸を加えて
硝酸尿素とリン酸を生成させた後、硝酸尿素をろ過等に
より分離して40〜60重量%の粗リン酸が得る方法が
適用される。この粗リン酸中での尿素濃度は硝酸尿素分
離時の温度により変化するが常温では3〜5重量%であ
る。本発明方法では上述した粗リン酸を出発原料として
、尿素除去のために、溶存する尿素に対して2倍モル以
上の硝酸及び4倍モル以上の塩酸を添加する。硝酸の量
は好ましくは2〜4倍モル、塩酸の量は4〜8倍モルで
ある。この時、反応水溶液中のリン酸濃度は20〜30
重量%となる。したがってこのようなリン酸濃度の場合
は粗リン酸水溶液を濃縮し、リン酸濃度を85%以上と
した後、塩酸と硝酸を添加して反応させることが好まし
い。この際に、塩酸と硝酸を添加後、加熱濃縮して分解
反応と残存する塩酸と硝酸を除去する方法か好ましい。
また、硝酸尿素の分離温度を十分低くして、あらかじめ
硝酸尿素の溶解量を減少させておけば尿素分解条件を有
利にてきる。
このような条件下で反応したリン酸水溶液中の尿素はl
ppm以下にすることができる。
硝酸、塩酸の残存量が多い場合は、リン酸に純水を添加
し加熱濃縮を繰り返し残存する硝酸と塩酸を除去する。
この際に、リン酸水溶液中の硝酸及び塩酸濃度が各々0
.1重量%程度であれば、リン酸水溶液中の水の濃度を
50重量%に調整して加熱濃縮すればリン酸水溶液中の
硝酸及び塩酸濃度はlppm以下にすることかできる。
このようにして得られた本発明の高純度リン酸は電子工
業用エツチング剤等に利用できる。
本発明をさらに説明するためにその実施例を以下に記載
する。
〔実施例〕
実施例1 次の不純物を含むブラック・アシッドの湿式リン酸(た
たし、重量パーセント組成)をH3PO462,1% 
   CaO,3Fe    o、 4     5O
45,9Mg    0.3 1000gに消石灰45g、ケイソウ土50g、活性炭
10gを添加し、混合撹拌後不溶物を遠心分離したのち
、得られたケーキを純水150gで洗浄して996gの
緑色透明なリン酸水溶液、いわゆるグリーン・アシッド
を得た。得られたリン酸水溶液の分析値は次の通りであ
る。
重量パーセント組成 H3PO461,1%     Ca2.3Fe   
 O,45O40,3 Mg    0.3 このリン酸水溶液に尿素372gを添加し、60°Cで
撹拌溶解し、その後20°Cまて撹拌しながら冷却して
リン酸尿素の結晶を晶析させた。得られた結晶は遠心機
によりろ過し、644gのリン酸尿素の結晶を得た。
この結晶644gを60°Cに加温された超純水251
gに溶解し20°Cまて冷却し再結晶させ遠心分離によ
り385gのリン酸尿素の結晶を得た。
この結晶385gを、再度60°Cに加温した超純水1
50gに溶解し20°Cまて冷却晶析させ遠心分離によ
り231gのリン酸尿素の結晶を得た。
得られたリン酸尿素は非常に高純度であり、前記各々の
金属カチオンの含有率は0.5 ppm以下であった。
この高純度リン酸尿素の結晶231gに精製された67
.5重量%硝酸136g、超純水150gを20°Cで
混合撹拌した。この硝酸尿素スラリーを遠心分離するこ
とにより硝酸尿素の結晶158g、リン酸水溶液358
gを得た。得られたリン酸水溶液の分析値は、リン酸4
0.0重量%、硝酸2.92重量%、尿素3.07重量
%であった。
上記の過程により得られたリン酸水溶液200gに67
.5重量%硝酸18.4 g、36重量%塩酸76、6
 gを添加し、常圧下120°Cの条件で加熱濃縮させ
92gのリン酸水溶液を得た。このリン酸水溶液の分析
値は、リン酸86.9重量%、塩酸8.7重量%、硝酸
3.8重量%、尿素lppm以下であった。
さらにリン酸水溶液中の硝酸、塩酸を除去するために上
記リン酸水溶液に純水60gを添加して常圧下150°
Cて加熱し60gまで濃縮した。塩酸0.8重量%、硝
酸1.2重量%であった。
この操作を更に2度繰り返し56gのリン酸水溶液を得
た。得られたリン酸水溶液の分析値はリン酸93.0重
量%、尿素lppm以下、硝酸lppm以下、塩酸lp
pm以下であった。
実施例2 実施例1の方法で得られたリン酸尿素の結晶300gに
67.5重量%の高純度硝酸178gと超純水594g
を混合撹拌し20°Cの状態てこの硝酸尿素スラリーを
遠心分離し142gの硝酸尿素の結晶と930gのリン
酸水溶液を得た。得られたリン酸水溶液の分析値は、リ
ン酸20.0重量%、硝酸5.12重量%、尿素4.8
7重量%であった。
上記の過程により得られたリン酸水溶液300gを常圧
下100°Cの条件で150gまで濃縮した。この濃縮
液に67.5重量%硝酸68.4 g、36重量%塩酸
191.7gを添加し、常圧下120°Cの条件で加熱
濃縮し75gのリン酸水溶液を得たこのリン酸水溶液の
分析値はリン酸80.0重量%、塩酸6.5重量%、硝
酸13.0重量%、尿素1ppmJ)、下であった。
上記リン酸水溶液50gに純水50gを添加して常圧下
150°Cて加熱し50gまで濃縮した。
この操作を更に2度繰り返し56gのリン酸水溶液を得
た。得られたリン酸水溶液の分析値はリン酸95.0重
量%、尿素0.0001重量%以下、硝酸lppm以下
、塩酸lppm以下であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)湿式リン酸を出発原料として、リン酸尿素晶析、
    硝酸尿素晶析の工程を経て得られるリン酸水溶液中に溶
    存する尿素、硝酸を除去し高純度のリン酸を得るにあた
    り、溶存する尿素に対して2倍モル以上の硝酸及び4倍
    モル以上の塩酸を添加し、残留尿素を分解することを特
    徴とする高純度リン酸の製造法。
  2. (2)リン酸水溶液中に残存する尿素を塩酸及び硝酸で
    分解した後、純水を加え減圧濃縮を繰り返し適用するこ
    とによりリン酸水溶液の尿素、硝酸を除去する請求項1
    記載の高純度リン酸の製造法。
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