JPH05100015A - 距離測定装置および方法 - Google Patents

距離測定装置および方法

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JPH05100015A
JPH05100015A JP3274963A JP27496391A JPH05100015A JP H05100015 A JPH05100015 A JP H05100015A JP 3274963 A JP3274963 A JP 3274963A JP 27496391 A JP27496391 A JP 27496391A JP H05100015 A JPH05100015 A JP H05100015A
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shift
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distance
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Masato Yoshida
眞人 吉田
Daisuke Itao
大助 板尾
Yoshiro Tasaka
吉朗 田坂
Hidenori Miyazaki
秀徳 宮崎
Shoji Kamata
昭司 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成でかつ高い分解能で対象物
までの距離を測定する。 【構成】 m系列発生器13から発生するm系列により変
調されたレーザ光をレーザ・ダイオード15から対象物に
向けて投射する。m系列の1ビット幅(最小パルス幅)
をレーザ光が最大検出距離を往復するのに要する時間に
等しく設定する。対象物からの反射光をフォトダイオー
ド21によって受光することにより得られる受光信号と送
信信号との相関を相関器23,24,25,26,27,28におい
て演算し,この相関値に基づいて演算装置30において対
象物までの距離を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,符号化された電磁波を対象物
に向けて送信し,対象物から反射して戻ってくる反射波
を受信し,電磁波送信時点から反射電磁波受信時点まで
の時間を計測することにより,対象物までの距離を測定
する装置および方法に関する。
【0002】この明細書において,電磁波とは可視光,
不可視光を問わず光波を含む。
【0003】
【従来技術とその問題点】この種の距離測定装置(測距
装置)および方法は多くの分野において広く利用されて
いる。測距装置の応用例の一つとして,先行する車両と
後続する車両との間の距離(車間距離)を後続車両にお
いて測定するシステムがある。
【0004】前方を走行する車両との間の距離を測定す
るシステムには車両用ランダム変調レーダ装置やパルス
・エコー方式の装置が知られている。
【0005】車両用ランダム変調レーダ装置は,m系列
符号によって送信電磁波を振幅変調して送信し,先行車
両からの反射電磁波を復調して受信信号を得る。そし
て,送信信号と受信信号との相関をとることにより先行
車両までの距離データを得る。
【0006】送信信号と受信信号との相関演算はm系列
符号のビット単位で行われる。したがって,m系列符号
の1ビット幅(m系列符号化パルス信号の最小パルス
幅)が測距分解能となるので,分解能が低いという問題
がある。
【0007】分解能を高めるためにはm系列の長さを長
くしなければならない。そうすると非常に高速のクロッ
ク信号が必要である。また,相関をとるために多段にシ
フトされた多くのシフト信号が必要となるので相関処理
のための構成が複雑になるとともに処理に長い時間を要
する。
【0008】一方,パルス・エコー方式では高出力の発
振ディバイスが要求されるので高価になる,電磁波の干
渉および雑音(たとえば雨や霧の存在)に弱いという問
題がある。
【0009】
【発明の概要】この発明は,比較的簡素な構成で高い分
解能が期待でき,しかも干渉や雑音に強く,比較的安価
に製作しうる距離測定装置および方法を提供することを
目的とする。
【0010】第1の発明による距離測定装置は,符号系
列の1ビット時間幅が最大検出距離を電磁波が往復する
のに要する時間に等しいかまたはそれよりも長い時間に
設定された符号系列を表わす信号を発生する符号系列発
生手段,上記符号系列発生手段の出力信号が送信信号と
して与えられ,上記符号系列によって振幅変調された電
磁波を送信する送信手段,上記送信電磁波の対象物から
の反射波を受信し,受信した反射電磁波の振幅復調信号
を受信信号として出力する受信手段,1または複数符号
系列長にわたって上記送信信号と受信信号との相関をと
る相関手段,および相関値と対象物までの距離との間の
あらかじめ定められた関係を用いて,上記相関手段によ
って得られた相関値を対象物までの距離に変換する演算
手段を備えている。
【0011】第1の発明による距離測定方法は,符号系
列信号の最小パルス幅が最大検出距離を電磁波が往復す
るのに要する時間に等しいかまたはそれよりも長い時間
に設定された符号系列信号を生成し,上記符号系列信号
によって符号化された電磁波を対象物に向けて送波し,
対象物からの反射電磁波を受信し,受信した反射電磁波
を表わす受信信号を作成し,1または複数符号系列長に
わたって上記符号系列信号と受信信号との相関をとり,
相関値と対象物までの距離との間のあらかじめ定められ
た関係を用いて,上記相関処理によって得られた相関値
を対象物までの距離に変換するものである。
【0012】上記において,符号系列の1ビット時間幅
(符号系列信号の最小パルス幅)は,好ましくは,最大
検出距離を電磁波が往復するのに要する時間に等しく設
定される。
【0013】符号系列としては,最長系列(最大周期系
列またはm系列)のみならず非最長系列の使用が可能で
ある。
【0014】第1の発明においては,送信信号と受信信
号との位相差(電磁波が対象物までの距離を往復するの
に要する時間に相当する)を符号系列の1ビット時間幅
の範囲内で検出している。したがって測距分解能は1ビ
ット時間幅を処理回路においてどれだけ高精度に測定で
きるかに依存するので(アナログ的に処理するとすれば
分解能は原理的には無限大である),高い分解能が期待
できる。しかも符号系列の長さはあまり長くしなくても
よいので相関処理が比較的容易であり,構成を簡素化で
きる。高出力の発振ディバイスも要求されないので低廉
化が可能である。
【0015】第2の発明による距離測定装置は,符号系
列の1ビット時間幅が最大検出距離を電磁波が往復する
のに要する時間に等しいかまたはそれよりも長い時間に
設定された符号系列を表わす信号を発生する符号系列発
生手段,上記符号系列発生手段の出力信号が送信信号と
して与えられ,上記符号系列によって振幅変調された電
磁波を送信する送信手段,上記送信電磁波の対象物から
の反射波を受信し,受信した反射電磁波の振幅復調信号
を受信信号として出力する受信手段,上記送信信号の位
相を,上記符号系列の1ビット時間幅をシフト量1とし
て1シフト量の範囲内で少なくとも3種類のシフト量シ
フトさせて少なくとも3種類のシフト信号を作成する位
相シフト手段,1または複数符号系列長にわたって,上
記受信信号と上記位相シフト手段から得られる各シフト
信号との相関をそれぞれとる相関手段,ならびに上記相
関手段から得られる少なくとも3つの相関値を用いて描
かれる勾配の絶対値が等しくかつ正および負の勾配をも
つ2つの直線の交点の座標から対象物までの距離を演算
する演算手段を備えている。
【0016】第2の発明による距離測定方法は,符号系
列信号の最小パルス幅が最大検出距離を電磁波が往復す
るのに要する時間に等しいかまたはそれよりも長い時間
に設定された符号系列信号を生成し,上記符号系列信号
によって符号化された電磁波を対象物に向けて送波し,
対象物からの反射電磁波を受信し,受信した反射電磁波
を表わす受信信号を作成し,上記符号系列信号の位相
を,上記最小パルス幅をシフト量1として1シフト量の
範囲内で少なくとも3種類のシフト量シフトさせること
により少なくとも3種類のシフト信号を作成し,1また
は複数符号系列長にわたって,上記受信信号と上記の各
シフト信号との相関をそれぞれとり,上記相関処理によ
り得られた少なくとも3つの相関値を用いて描かれる勾
配の絶対値が等しくかつ正および負の勾配をもつ2つの
直線の交点の座標から対象物までの距離を演算するもの
である。
【0017】第2の発明においても,符号系列の1ビッ
ト時間幅(符号系列信号の最小パルス)は,好ましく
は,最大検出距離を電磁波が往復するのに要する時間に
等しく設定される。また,符号系列としては,最長系列
(最大周期系列またはm系列)のみならず非最長系列の
使用が可能である。
【0018】上記の少なくとも3種類のシフト信号は,
上記送信信号(符号系列信号)の位相を,シフト量0お
よび1シフトさせて得られるシフト信号を含むことが好
ましい。
【0019】受信信号と複数種類のシフト信号との相関
演算処理は,並列的に行うこともできるし,受信信号を
メモリに記憶しておいて時間軸上で直列的に実行しても
よい。
【0020】第2の発明においても,送信信号と受信信
号との位相差を符号系列の1ビット時間幅の範囲内で検
出しているので,高い測距分解能が期待できるし,相関
処理も比較的容易であり,構成を簡素化できる。高出力
の発振ディバイスも要求されないので低廉化が可能であ
る。
【0021】第2の発明においては少なくとも3つの相
関値が得られる。この3つの相関値を距離(シフト信号
のシフト量によって表わされる)と相関値を2軸とする
直交座標上にプロットすることにより,勾配の絶対値が
等しくかつ正および負の符号をもつ2つの直線を描くこ
とができる。この2つの直線の交点,すなわち相関値の
ピーク点の距離座標が対象物までの距離を表わす。
【0022】電磁波の伝搬空間に雨や霧が存在すると電
磁波が減衰し,受信信号のレベルが低下する。受信信号
のレベルの低下は相関値の低下となって現われるが,相
関値のピークの位置は変化しないので,対象物までの距
離を常に正確に検出できる。すなわち,第2の発明は干
渉や雑音に強いという特徴をもつ。
【0023】第1および第2の発明による距離測定方法
は,符号系列によって振幅変調された電磁波を対象物に
向けて送信し,その電磁波の対象物からの反射波を受信
し,送信信号と受信信号の相関をとり,得られた相関値
に基づいて対象物までの距離を測定する方法において,
上記符号系列の1ビット時間幅を,好ましくは最大検出
距離を電磁波が往復するのに要する時間に等しく設定
し,かつ上記符号系列の1または複数符号系列長にわた
って相関をとることを特徴とするものであると総括でき
る。
【0024】第3の発明による距離測定装置は,上述し
た第1および第2の発明の装置において,送信信号を1
または複数符号系列長で区切りながら間欠的に上記送信
手段を駆動する間欠駆動手段をさらに設けたものであ
る。
【0025】第3の発明による距離測定方法は,第1お
よび第2の発明の方法において,送信信号を1または複
数符号系列長で区切りながら間欠的に電磁波を送波する
ものである。
【0026】第3の発明によると,送信手段の発振ディ
バイスを間欠的に駆動しているので連続駆動する場合に
比べて寿命が延びるとともに消費電力が少なくなるとい
う利点がある。また,発振ディバイスとしてレーザを用
いた場合には,単位時間当りに放射されるエネルギが連
続発振に比べて小さくなるので安全性が高くなる。
【0027】本願はさらに第1の符号系列と,この第1
の符号系列がその1ビット幅の範囲内でシフトされるこ
とにより得られる第2の符号系列との自己相関をとる装
置および方法を提供している。
【0028】この相関装置は,上記第1の符号系列の位
相を,上記1ビット幅をシフト量1として1シフト量の
範囲内で,シフト量0および1を含む少なくとも3つの
異なる量シフトさせて少なくとも3種類の第3の符号系
列を作成する位相シフト手段,および1または複数符号
系列長にわたって,上記第2の符号系列と上記位相シフ
ト手段から得られる第3の各符号系列との相関をそれぞ
れ演算する相関手段を備えている。
【0029】この発明の一実施態様では相関装置は,上
記相関手段から得られる少なくとも3つの相関値を用い
て描かれる勾配の絶対値が等しくかつ正および負の勾配
をもつ2つの直線の交点の座標から上記第1の符号系列
に対する第2の符号系列のシフト量を演算する演算手段
をさらに備えている。
【0030】この発明による第1の符号系列と,この第
1の符号系列がその1ビット幅の範囲内でシフトされる
ことにより得られる第2の符号系列との自己相関をとる
方法は,上記第1の符号系列の位相を,上記1ビット幅
をシフト量1として1シフト量の範囲内で,シフト量0
および1を含む少なくとも3つの異なる量シフトさせて
少なくとも3種類の第3の符号系列を作成し,1または
複数符号系列長にわたって,上記第2の符号系列と上記
位相シフト処理により得られる第3の各符号系列との相
関をそれぞれ演算するものである。
【0031】上記相関処理により得られる少なくとも3
つの相関値を用いて描かれる勾配の絶対値が等しくかつ
正および負の勾配をもつ2つの直線の交点の座標から上
記第1の符号系列に対する第2の符号系列のシフト量を
演算することができる。
【0032】この相関装置および方法も最長系列のみな
らず非最長系列の符号系列に適用可能である。
【0033】この発明による相関装置および方法はとく
に上述した第2の発明による距離測定装置および方法に
好適に用いられる。
【0034】
【実施例の説明】
(1) 符号系列および相関 この発明においては符号系列によって変調された電磁波
が対象物に向けて送信され,その対象物からの反射電磁
波が受信される。
【0035】符号系列の中に最長系列(最大周期系列)
(以下,m系列という)と呼ばれるものがある。符号系
列は,m系列に限らず一般に,複数台のシフトレジスタ
または遅延素子を用いて生成される。n段のシフトレジ
スタを用いて生成されるm系列の長さ(1符号系列長ま
たは1周期)は2n −1(ビット)で表わされる。この
実施例の距離測定装置および方法では,m系列の符号系
列を生成するためにたとえば10段のシフトレジスタが用
いられる。その場合のm系列の長さは1023ビットであ
る。
【0036】しかしながらシフトレジスタの段数は測距
分解能には影響を与えるが,この発明による距離測定の
原理には関係しないので,以下の説明においては一貫し
て4段のシフトレジスタを用いて生成される15ビットm
系列を符号系列の例として用いることとする。
【0037】シフトレジスタ符号系列発生器は,一般
に,n段のシフトレジスタと,そのうちの複数個の段の
状態の論理的結合をシフトレジスタの入力へ帰還する論
理回路とによって構成される。
【0038】図1および図2は符号系列発生器のシフト
レジスタの入,出力信号を表わしている。図2は図1に
示すタイム・チャートの一部を拡大して示すものであ
る。第1クロック信号CK1はシステム・クロック信号
であって,距離測定装置の動作のための最も基本的なタ
イミング信号である。この第1クロック信号CK1を分
周することにより第2クロック信号CK2が生成され
る。この第2クロック信号CK2が符号系列発生器のシ
フトレジスタに入力される。シフトレジスタは4段のも
のであり,15ビットのm系列信号がシフトレジスタから
出力される。
【0039】シフトレジスタの入力である第2クロック
信号CK2の一周期が生成されるm系列信号の1ビット
(時間)幅となる。1ビット幅はこの明細書では符号系
列信号の最小パルス幅とも呼ばれる。
【0040】この発明では,符号系列信号の1ビット
(時間)幅(最小パルス幅)が,最大検出距離を電磁波
が往復するのに要する時間に等しいかまたはそれよりも
長い時間に設定される。好ましくは,符号系列信号の1
ビット幅が最大検出距離を電磁波が往復するのに要する
時間に等しく設定される。
【0041】具体的な一例を挙げる。第1クロック信号
CK1の周波数は16MHz,その周期は62.5nsであ
る。この第1クロック信号CK1が16分周されることに
より,周波数1MHz,周期1μsの第2のクロック信
号CK2が生成される。そしてm系列発生器から1ビッ
ト幅(m系列最小パルス幅)が1μsの15ビットm系列
信号が出力されることになる。電磁波の伝搬速度を30万
km/sとすれば,1μsの間に電磁波は300 m進むこ
とになる。したがって,測距の最大検出距離は150 mと
なる。
【0042】図1および図2においては,デューティ比
が1/2の第1および第2クロック信号CK1,CK2
が描かれているが,これらのクロック信号CK1,CK
2のデューティ比は任意に設定することができるのはい
うまでもない。
【0043】対象物に向けて送信される電磁波はm系列
により振幅変調される。送信電磁波を変調するために用
いるm系列信号を送信信号という。対象物からの反射電
磁波は振幅復調される。この復調により得られる信号を
受信信号という。受信信号は送信信号よりも電磁波の伝
搬距離(対象物までの距離の2倍)に対応する時間だけ
遅れる(位相シフト)。
【0044】距離測定装置から対象物までの距離を表わ
す信号(またはデータ)を得るために送信信号と受信信
号との相関がとられる。送信信号と受信信号とは原則的
に同じ波形をもつからこの相関は自己相関である。
【0045】一般に自己相関は次式で表わされる。
【0046】
【数1】
【0047】この発明では,送信信号と受信信号との間
である種の演算(この演算については後述する)を行
い,この演算結果を1符号系列長(1周期)(または1
符号系列長の正の整数倍の長さ;複数周期)にわたって
積分することにより,相関が求められる。
【0048】図3(A) は基準系列とこれを適当量シフト
して得られるシフト系列とを示している。たとえば基準
系列が送信信号に対応し,シフト系列が受信信号に対応
する。シフト系列のシフト範囲は1ビット幅に限られて
いる。シフト系列が1ビット幅以上にわたってシフトす
ることはない。上述のように最大検出距離の2倍に相当
する時間が1ビット時間幅に設定されているからであ
る。受信信号が送信信号に対して1ビット時間幅以上位
相シフトしている場合には,対象物が最大検出距離より
も遠い位置にあり,距離検出は不可能である。
【0049】図3(A) においては基準系列およびシフト
系列のいずれもが正規化されている。すなわち,これら
の符号系列(信号)のHレベルが1に,Lレベルが0に
それぞれ対応している。
【0050】これに対して,図3(B) においては,シフ
ト系列のHレベルはある値a(aは1を含む,一般には
1より小さいと考えてよい)になっている。電磁波は伝
搬の過程で雨や霧等の存在により大きく減衰することが
ある。したがって,受信信号を正規化しないとすれば,
環境に応じてそのHレベルは変動することがある。この
ようなより一般的な場合を想定したのが図3(B) であ
る。
【0051】図3(C) では基準信号のHレベルがaとな
っている。後に示す実施例におけるように,送信信号に
基づいて位相シフト信号を作成する場合がある。この場
合には基準信号が受信信号に対応することになる。
【0052】上述のように,基準系列とシフト系列との
間で定義された演算が行われ,この演算結果が1符号系
列長にわたって積分されることにより相関(値)が求め
られる。この定義された演算の一例が図4に示されてい
る。
【0053】図4(A) は図3(A) に示す基準系列とシフ
ト系列との間で行われる演算の定義の一例をテーブルの
形で示すものである。この演算は基準系列のレベル(1
または0)とシフト系列のレベル(1または0)との組
合せに応じてあらかじめ定められた演算値を選択するも
のである。すなわち,基準系列が1でかつシフト系列が
1の場合には演算値を1とし,基準系列が1でかつシフ
ト系列が0の場合には演算値を0とし,基準系列が0で
かつシフト系列が1の場合には演算値を−1とし,基準
系列が0でかつシフト系列が0の場合には演算値を0と
する。
【0054】図4(B) は図3(B) に示す基準系列とシフ
ト系列との間で行われる演算の定義の一例を示すもので
ある。図4(A) と比較すると,シフト系列の1がaで置
換えられている。
【0055】同じように図3(C) に示す基準系列とシフ
ト系列との間で行われる演算を定義することができる。
たとえば,図4(B) において,基準系列の1をaに,シ
フト系列のaを1にそれぞれ置換えればよい。
【0056】図5は図4(A) および(B) に示すテーブル
によって定義された演算を波形を用いて表わしたもので
ある。図5の上半部分が図4(A) の定義による演算を,
下半部分が図4(B) の定義による演算をそれぞれ表わし
ている。これらの図における演算値が1符号系列長にわ
たって積分されることにより基準系列とシフト系列との
相関(値)が求められることになる。
【0057】図6(A) および(B) は基準系列とシフト系
列との間の演算の他の定義の例を示している。図7は図
6(A) によって定義された演算を波形によって表わすも
のである。
【0058】図8(A) および(B) は,図9(A) および
(B) ,ならびに図10(A) および(B) は,基準系列とシフ
ト系列との間の演算のさらに他の定義の例を示してい
る。このように,基準系列とシフト系列との間の相関の
ための演算には種々の定義を与えることができ,これら
以外にも他の定義がある。
【0059】m系列の上述のように定義された自己相関
の性質について次に検討する。
【0060】図11は,図4(B) に示された定義にしたが
う演算を表わす波形の一部を示すものである。図11(A)
ではシフト信号は左にシフトされ,図11(B) ではシフト
信号は右にシフトされている。シフト量の絶対値はxで
ある(さしあたってシフト量xの正負は考慮せずにその
絶対値のみを用いこれをxで表わす)。
【0061】これらの図において,符号系列のレベルが
1(またはa)である連なりの長さをTとする。「連な
り」とは,符号系列中で1(もしくはa)または0が何
ビット(1ビットも含む)か連続したものをいう。
【0062】たとえば図1に示す15ビットm系列には,
レベル(符号)が0である長さ4ビットの連なりが1
個,レベルが1である長さ3ビットの連なりが1個,レ
ベルが0である長さ2ビットの連なりが1個,レベルが
1である長さ2ビットの連なりが1個,レベルが0であ
る長さ1ビットの連なりが2個,レベルが1である長さ
1ビットの連なりが2個含まれている。
【0063】図11(A) および(B) のいずれにおいても,
レベルが1(またはa)である長さTの連なりに関係す
る部分にのみ着目すると,その部分相関値ST は演算値
の波形においてハッチングで示された部分の積分値であ
り,次式で表わされる。
【0064】
【数2】 ST =(T−x)a−ax=−2ax+aT ‥式2
【0065】次に1周期(1符号系列長)にわたる積分
により得られる相関値Sを求める。
【0066】n段のシフトレジスタから得られるm系列
1周期に含まれる長さTの連なりの個数は2n-(T+2)
ある。ただし,長さnのレベル1の連なりが1個,長さ
n−1のレベル0の連なりが1個あったとすれば,長さ
nのレベル0の連なりおよび長さn−1のレベル1の連
なりは存在しない。逆もまた真である。たとえば,R.C.
Dixon 著,立野敏,片岡志津雄,飯田清訳「最新スペク
トラム拡散通信方式」ジャテック出版,初版,第59頁か
ら第60頁を参照。
【0067】したがって,相関値Sは次式で与えられ
る。ただし−1≦x≦1。
【0068】
【数3】
【0069】式3の第1項は長さが1ビットからn−2
ビットまでのレベル1の連なりに関する式2の総和であ
る。第2項は長さがn−1ビットであるレベル1の連な
りに関する式2の値である。
【0070】式3の第2項のa(n−1)をanとして
もよい。この場合には,第2項は長さがnビットである
レベル1の連なりに関する式2の値を表わすことにな
る。
【0071】式3は次のように書きなおすことができ
る。
【0072】
【数4】
【0073】式4は,相関値Sがシフト量xの一時関数
であることを表わしている。すなわち,シフト量xを横
軸,相関値Sを縦軸にとると,相関値Sとシフト量の関
係は直線で表わされる。
【0074】シフト量xについて正と負を考える。xが
正のとき式4は左上りの直線となり,xが負のとき右上
りの直線となる。そして,これらの2つの直線はx=0
において,
【数5】 の点で交わる。
【0075】具体例を示す。符号系列を図1に示す15ビ
ット長m系列符号とする。n=4である。またa=1と
する。
【0076】式4は次のようになる。
【0077】
【数6】S=−8x+7 (0≦x≦1) ‥式6
【0078】
【数7】S=8x+7 (−1≦x≦0) ‥式7
【0079】式6および式7で表わされるグラフが図12
に示されている。この図においてx軸は拡大されてい
る。
【0080】図4のテーブルによって定義された演算を
用いた相関について説明したが,図6および図8〜図10
に示すテーブルによって定義された演算を用いた相関に
関しても上述の理論があてはまる。また,シフト量xの
絶対値が1ビットの範囲内であれば非最長系列について
も同じようにあてはまる。
【0081】さらに式4において,係数aはすべての項
に含まれている。したがって,aが変化することによっ
て2つの直線はその勾配と交点のS座標位置が変化する
(x座標位置は変化しない)。
【0082】(2) 第1実施例 第1発明の第1実施例について,図13から図15を参照し
て説明する。図14においては分りやすくするために送信
信号,受信信号,その他の信号はHレベルが1,Lレベ
ルが0にそれぞれ正規化されているものとする。もっと
も,Hレベルの値は任意であり,正規化する必要は必ず
しもない。
【0083】とくに図13と図14を参照して,クロック信
号発生器11から出力される第1クロック信号CK1は分
周器12に与えられ,分周されて第2クロック信号CK2
となる。この第2クロック信号CK2はm系列発生器13
に与えられる。上述したようにm系列発生器13はシフト
レジスタと帰還用論理回路とから構成されている。m系
列発生器13の出力m系列信号は送信信号TSとして駆動
回路14に与えられる。レーザ・ダイオード15は駆動回路
14によって駆動され,m系列信号を出力光強度によって
表わすレーザ光を発生する。このレーザ光は対象物に向
けて投射される。
【0084】この投射レーザ光の対象物からの反射光は
フォトダイオード21によって受光される。フォトダイオ
ード21の出力信号は反射光の強度を表わしており,前置
増幅器22によって増幅され,受信信号RSとして正転増
幅器23および反転増幅器24に与えられる。受信信号RS
は必要に応じて2値化されることにより波形整形され
る。
【0085】正転増幅器23,反転増幅器24,アナログ・
スイッチ25,26,インバータ27および積分器28は相関器
を構成しており,送信信号TSと受信信号RSとの相関
をとる。
【0086】正転増幅器23は入力する受信信号RSをそ
のまま,または必要に応じて増幅して出力するものであ
る。反転増幅器24は,入力する受信信号RSの0レベル
をそのまま保持し,1のレベルを−1のレベルに変換し
て出力するものである。反転増幅器24の出力信号がIS
で示されている。
【0087】アナログ・スイッチ25は送信信号TSによ
って,アナログ・スイッチ26は送信信号TSがインバー
タ27によって反転(1のレベルと0のレベルが交換され
る)されることにより得られる信号によってそれぞれ制
御される。アナログ・スイッチ25は送信信号が1のレベ
ルのときに入力する受信信号RSを通過させる。アナロ
グ・スイッチ25の出力信号RSSは積分器28に与えられ
る。アナログ・スイッチ26は送信信号が0のレベルのと
きに入力する信号ISを通過させる。アナログ・スイッ
チ26の出力信号ISSは積分器28に与えられる。積分器
28の入力信号ASは両信号RSSとISSを合成した信
号となる。
【0088】カウンタ16は第2のクロック信号CK2を
計数し,m系列の1周期(15ビット長)が経過する毎に
リセット信号RRを積分器28に与える。リセット信号R
Rは1ビット分の幅をもつ。あるリセット信号RRの立
下り(トレーリング・エッジ)から次のリセット信号R
Rの立上り(リーディング・エッジ)までがm系列の1
符号系列長(1周期)であり,この期間が積分器28の積
分期間となる。したがって積分期間は1ビット幅分ずつ
ずれていくことになるが,どの期間をとっても,その期
間がm系列の1周期であれば上述した式4が成立つので
何ら問題はない。
【0089】積分器28はリセット信号RRが1のレベル
にある間リセット動作を行い(たとえばコンデンサの電
荷の放電),0レベルである積分期間において入力する
信号ASを積分(たとえばコンデンサへの充電)し,積
分結果を表わす信号SSを出力する。積分器28がリセッ
トされる直前の積分信号SSの値が相関値を表わす。
【0090】演算装置30はたとえばCPU,メモリおよ
びその周辺回路から構成され,積分器28がリセットされ
る直前の積分信号SSを取込み(リセット信号RRに基
づいて積分信号SSの取込みと,その直後における積分
器28のリセットとを行うことは容易である),この積分
信号SSによって表わされる相関値を用いて対象物まで
の距離を算出して出力する。
【0091】上述したように最大検出距離を光が往復す
るのに要する時間とm系列の1ビット時間幅とは等しく
設定されている。そして,受光信号の送信信号に対する
シフト量(遅れ)xは,図15に示すように,対象物まで
の距離に比例している。また,シフト量xと相関値Sと
は式4で示すようにまたは図12に示すように線形関係に
ある。したがって,相関値Sと対象物までの距離も線形
関係にあり,この線形関係をあらかじめ設定しておくこ
とは可能である。演算装置30はこのようなあらかじめ設
定された相関値Sと対象物までの距離との関係を用いて
対象物までの距離を算出する。
【0092】図13に示す実施例では相関器はアナログ回
路で構成されているが,ディジタル回路で構成すること
もできる。この場合には送信信号と受信信号とをそれぞ
れきわめて多数段のセルをもつシフトレジスタに格納
し,各段ごとに両信号を比較して上述した相関のための
演算(たとえば図4(A) のテーブルによって表わされる
演算)を行い,その結果を加算(積分)すればよい。こ
のシフトレジスタは第1のクロック信号CK1またはそ
れよりも高速のクロック信号によって駆動されるであろ
う。
【0093】しかしながらディジタル処理の場合には上
記シフトレジスタの段数によって測距分解能が定められ
てしまう。これに対して図13に示すようなアナログ回路
の場合には原理的には測距分解能は無限大である。実際
には回路素子における誤差等に起因して測距分解能は有
限の値になるが,それでもきわめて高い分解能を得るこ
とができる。とくにm系列発生器13におけるシフトレジ
スタの段数を増加させて1符号系列長(m系列の1周
期)を長くすれば相関値は増大するので分解能を高める
ことができる。
【0094】第1実施例の距離測定装置においては,雨
や霧等によって光が減衰した場合には受信信号RSのレ
ベルが低下し,これによって相関値が低下する。すなわ
ち,受信信号のレベル変動によって誤差が生じる可能性
がある。
【0095】次に述べる第2実施例は受信信号のレベル
変動にかかわらず常に正確に距離を測定することができ
る。
【0096】(3) 第2実施例 図16から図18は第2の発明の第2の実施例を示してい
る。これらの図において,図13および図14に示すものと
同一回路,同一信号等には同一符号を付し重複説明を避
ける。
【0097】とくに図16および図17を参照して,m系列
によって変調されたレーザ光を投射する電気回路は図13
に示すものと同じである。対象物からの反射光を受信
し,相関値を求める回路が第1の実施例と異なってい
る。
【0098】第2実施例では受信側に5つの相関器が設
けられている。第1の相関器は正転増幅器23Aと,反転
増幅器24Aと,アナログ・スイッチ25A,26Aと,イン
バータ27Aと,積分器28Aとから構成されている。第
2,第3,第4および第5の相関器も同じように,正転
増幅器23B,23C,23Dおよび23Eと,反転増幅器24
B,24C,24Dおよび24Eと,アナログ・スイッチ25
B,25C,25Dおよび25Eと,アナログ・スイッチ26
B,26C,26Dおよび26Eと,インバータ27B,27C,
27Dおよび27Eと,積分器28B,28C,28Dおよび28E
とからそれぞれ構成されている。
【0099】これらの相関器にシフト信号を与えるため
に位相器31が設けられている。この位相器31はたとえば
シフトレジスタによって構成される。位相器31にはm系
列発生器13から送信信号TSが与えられているととも
に,位相シフトのための(シフトレジスタの駆動のため
の)第3のクロック信号CK3が与えられている。この
実施例ではm系列発生器13から発生するm系列の1ビッ
ト(時間)幅を4つに分割するために,第3のクロック
信号CK3は1ビット幅の1/4の周期をもつ(すなわ
ち4MHzの周波数をもつ)。第1のクロック信号CK
1を分周器32によって4分周することにより第3のクロ
ック信号が得られる。分周器32を省略し,第1のクロッ
ク信号CK1を直接に位相器31に与えてもよい。
【0100】位相器31からは5種類のシフト信号FS
A,FSB,FSC,FSDおよびFSEが出力され
る。第1のシフト信号FSAは送信信号TSと同位相の
信号であり,第1の相関器に与えられる。第2のシフト
信号FSBは送信信号TSよりもシフト量1/4(m系
列の1ビット幅をシフト量1とする)すなわち第3クロ
ック信号CK3の1周期分遅れた信号であり,第2の相
関器に与えられる。同じように,第3,第4および第5
のシフト信号は送信信号TSに対してそれぞれシフト量
2/4,3/4および4/4(第3クロック信号CK3
の2周期,3周期および4周期)遅れた信号であり,第
3,第4および第5の相関器にそれぞれ与えられる。
【0101】第1〜第5の各相関器の動作は第1実施例
における相関器の動作と全く同じである。第1の相関器
において第1のシフト信号FSAはアナログ・スイッチ
25Aと26Aをそれぞれ制御するために用いられる。同じ
ように,第2,第3,第4および第5の相関器におい
て,第2,第3,第4および第5のシフト信号FSB,
FSC,FSDおよびFSEはそれぞれアナログ・スイ
ッチ25Bと26B,25Cと26C,25Dと26Dおよび25Eと
26Eを制御するために用いられる。
【0102】これらの相関器の積分器28A,28B,28
C,28Dおよび28Eからはそれぞれ積分信号SSA,S
SB,SSC,SSDおよびSSEが出力される。演算
装置30はこれらの積分器28A〜28Eがカウンタ16によっ
てリセットされる直前に積分信号SSA〜SSEによっ
てそれぞれ表わされる相関値(これらの相関値をそれぞ
れSA,SB,SC,SDおよびSEで表わす)を取込
む。
【0103】上述したように,また図12に表わされてい
るように,基準系列とシフト系列との間のシフト量xを
横軸,相関値Sを縦軸にとった場合に,これらの関係は
シフト量xの正,負の領域でそれぞれ勾配の絶対値が等
しくかつその符号(正,負)が反対の直線によって表わ
され,これらの2つの直線はシフト量xが0の点で交わ
る。またシフト量は距離と比例関係にあり,シフト量1
は最大検出距離150 mに対応する。
【0104】図16に示す5つの相関器から得られる相関
値SA〜SEは受信信号を基準として,この受信信号に
対してシフト信号FSA〜FSEがどちらの方向(正ま
たは負)にどれだけシフトしているかを表わしている。
したがって,これらの相関値SA〜SEを,図18に示す
ように,横軸を距離(シフト信号のシフト量),縦軸を
相関値とする直交座標においてプロットし,それらの点
を結ぶと,勾配の絶対値が等しくかつ符号が反対(正と
負)の2つの直線が得られる。これらの2つの直線の交
点は受信信号との位相差(シフト量)が0のシフト信号
のシフト量(対応する距離),すなわち受信信号のシフ
ト量(対象物までの距離)を表わしている。
【0105】演算装置30は取込んだ相関値SA〜SEを
用いて2つの直線を求め,これらの直線の交点を求める
ことにより,対象物までの距離を算出する。
【0106】2つの直線を得るためには,少なくともシ
フト量が0のシフト信号FSAと,シフト量が1のシフ
ト信号FSEと,シフト量が0〜1の範囲にあるシフト
信号との3種類を用いればよい。これらの少なくとも3
種類のシフト信号と受信信号との間の少なくとも3つの
相関値が得られる。このうちで少なくとも2つの相関値
を用いて一方の直線が求められる。他方の直線は上記一
方の直線と勾配の絶対値が等しくかつ符号が反対であ
る。したがって残りの1つの相関値と一方の直線の勾配
とを用いて他方の直線を求めることができる。2つの直
線が得られればその交点から距離が算出される。
【0107】もちろん多種類のシフト信号を用いれば2
つの直線をより正確に求めることができるようになる。
【0108】受信信号RSのレベルが変動した場合には
得られる相関値SA〜SEも変動する。しかし,上述し
たように相関値SA〜SEは線形関係を保持したまま変
化する。したがって,図18に破線で示すように,受信信
号のレベルが低下した場合に得られる相関値を用いて算
出される直線の交点の距離座標は変動せず,同じ検出距
離を表わす。
【0109】このようにして,たとえ雨や霧が存在する
ことによってレーザ光が減衰し,受信信号のレベルが低
下したとしても正確に対象物までの距離を測定すること
ができる。受信信号にノイズが混入した場合も同じ理由
によって対象物までの距離を正確に測定できる。
【0110】図16に示す5つの相関器もまたディジタル
回路によって構成することが可能である。この場合に,
5つのディジタル相関器を並列に並べて並行処理を行っ
てもよいし,1つの相関器のみを設け5つの相関演算を
直列的に行うこともできる。すなわち,受信信号を一方
のシフトレジスタに格納し,第1のシフト信号を他方の
シフトレジスタに格納する。2つのシフトレジスタを用
いて第1の相関値を得る。次に他方のシフトレジスタの
第1のシフト信号をシフト量1/4だけシフトして第2
のシフト信号を生成する。そして,この第2のシフト信
号と受信信号との相関演算を行う。このようにして,他
方のシフトレジスタのシフト信号を順次シフトしながら
相関をとっていく。
【0111】(4) 第3実施例 図19から図21は第3の発明の第3の実施例を示してい
る。図19は図13に示す第1実施例に対応するものであ
り,図13に示すものと同一物には同一符号を付し重複説
明を省く。また,図21は図16に示す第2実施例に対応す
るものであり,ここにおいても図16に示すものと同一物
には同一符号を付す。
【0112】図19および図20を参照して,第3実施例は
レーザ・ダイオード15を間欠的に駆動するようにしたも
のである。
【0113】タイマ17が設けられており,このタイマ17
には第2のクロック信号CK2が入力している。タイマ
17はm系列発生器13から発生するm系列信号MSの1周
期(1符号系列長)に相当する時間を計時し,この時間
の周期で交互にHレベルとLレベルを繰返すタイマ出力
信号TOを出力する。
【0114】このタイマ出力信号TOはANDゲート18
に与えられる。m系列信号MSはタイマ出力信号TOが
HレベルのときにANDゲート18を経て送信信号TSと
して駆動回路14に与えられる。したがって,レーザ・ダ
イオード15はタイマ出力信号TOがHレベルのときのみ
間欠的に駆動されることになる。
【0115】タイマ出力信号TOはまた積分器28および
演算装置30に与えられる。積分器28はタイマ出力信号T
Oの立下りによってリセットされる。演算装置30は積分
器28がリセットされる直前の積分信号を取込む。
【0116】説明を分りやすくするために上記の回路で
はm系列信号MSの1周期ごとにタイマ出力信号TOが
HレベルとLレベルの間を反転することになっている
が,タイマ出力信号TOがHレベルの期間はm系列信号
MSの1または複数周期に設定することができる。タイ
マ出力信号TOがLレベルの期間も同様である。タイマ
出力信号TOがHレベルである期間とLレベルである期
間は同じでなくてもよいのはいうまでもない。
【0117】図21においても全く同じようにしてレーザ
・ダイオード15は間欠的に駆動される。
【0118】このように,第3実施例においてはレーザ
・ダイオードを間欠的に駆動しているので,連続的に駆
動する場合に比べてレーザ・ダイオードの寿命が長くな
るとともに消費電力が少なくてすむという利点がある。
また,連続発振する場合に比べて単位時間当りのレーザ
放射エネルギが小さくなるので,安全性が高まるという
特徴もある。
【0119】図19,図21においてもディジタル回路構成
とすることができるのはいうまでもない。
【0120】(5) 最小2乗法を用いた距離測定 上述した第2実施例において,受信信号と3種類以上の
シフト信号のそれぞれとの相関値が得られたのち,これ
らの相関値を用いて2つの直線を求め,さらにこれらの
2つの直線の交点を求めることにより対象物までの距離
を求めている。ノイズ,回路誤差等により得られる相関
値がばらついた場合にできるだけ正確に2つの直線を求
めることができるように最小2乗法を利用した距離測定
処理について説明する。
【0121】この距離測定処理のために図16に示す回路
構成がそのまま利用できる。位相器31から発生するシフ
ト信号の種類数を増加させ,かつ相関器の数を増加させ
ることにより,得られる相関値の数を増加させることが
好ましい。相関値の数が多い方が精度が向上する。
【0122】位相器から発生するシフト信号には,シフ
ト量0およびシフト量1のシフト信号を含ませておくこ
とが必要である。シフト量0のシフト信号と受信信号と
の相関値をS0,シフト量1のシフト信号と受信信号と
の相関値をS1とする。
【0123】演算装置30のメモリには図22に示すよう
に,シフト信号のシフト量にそれぞれ対応して,そのシ
フト量のシフト信号と受信信号との間の相関器から得ら
れた相関値が記憶される。これらの相関値のうちの最大
値をSMとする。
【0124】最大値SMの相関値を境として,得られた
相関値は2つの直線に対応した2つのグループに分ける
ことができる筈である。最大値SMを2つのグループの
うちのどちらに入れるべきかの問題があるので,ここで
は最大値SMを一方のグループに入れた場合と,他方の
グループに入れた場合との両方について2つの直線を求
め,より適切な方を最終的に選択するようにしている。
【0125】図23は演算装置30に含まれるCPUによっ
て実行される距離測定(算出)処理の手順を示してい
る。
【0126】複数の相関器から得られる相関値が取込ま
れ,メモリに記憶される(ステップ101 )。これらの相
関値のうちの最大値SMが捜し出される(ステップ102
)。
【0127】この最大値SMが端にあるかどうか,すな
わちシフト量0のシフト信号と受信信号との相関値が最
大値SMを示しているか,またはシフト量1のシフト信
号と受信信号との相関値が最大値SMを示しているかが
チェックされる(ステップ103 )。
【0128】シフト量0のシフト信号と受信信号との相
関値が最大値SMを示している場合には,図25(A) に示
すように,負の勾配をもつ1つの直線が得られる筈であ
る。この場合にはシフト量0に相当する距離,すなわち
0mが検出距離となる(ステップ112 )。
【0129】シフト量1のシフト信号と受信信号との相
関値が最大値SMを示している場合には,図25(B) に示
すように,正の勾配をもつ1つの直線が得られる筈であ
る。この場合にはシフト量1に相当する距離,すなわち
最大検出距離(150 m)が検出距離となる(ステップ11
2 )。
【0130】上記以外の場合には相関値から2つの直線
が得られる筈である。
【0131】まず,図24(A) に示すように,最大値SM
を右のグループGR(負の勾配をもつ直線を形成する相
関値のグループ,すなわち最大値SMを相関値として生
成したシフト信号のシフト量よりもシフト量の大きいシ
フト信号により得られる相関値の属するグループ)に入
れる(ステップ104 )。この右のグループGRに属する
相関値を用いて最小2乗法により直線LRRが求められ
る。直線LRRの勾配の絶対値をaRRとする。同じよ
うに左のグループGL(正の勾配をもつ直線を形成する
相関値のグループ,すなわち最大値SMを相関値として
生成したシフト信号のシフト量よりもシフト量の小さい
シフト信号により得られる相関値の属するグループ)に
属する相関値を用いて最小2乗法により直線LLRが求
められる。直線LLRの勾配の絶対値をaLRとする
(ステップ105 )。
【0132】このようにして得られた直線LRRの勾配
の絶対値aRRと直線LLRの勾配の絶対値aLRとの
差が求められる。この差をdRとする(ステップ106
)。
【0133】次に,図24(B) に示すように,最大値SM
を左のグループGLに入れる(ステップ107 )。最大値
SMを含まない右のグループGRに属する相関値を用い
て最小2乗法により直線LRLが求められる。直線LR
Lの勾配の絶対値をaRLとする。最大値SMを含む左
のグループGLに属する相関値を用いて最小2乗法によ
り直線LLLが求められる。直線LLLの勾配の絶対値
をaLLとする(ステップ108 )。
【0134】このようにして得られた直線LRLの勾配
の絶対値aRLと直線LLLの勾配の絶対値aLLとの
差が求められる。この差をdLとする(ステップ109
)。
【0135】このようにして得られた差dRとdLが比
較され,小さい方が選択され(ステップ110 ),選択さ
れた差を生成した勾配をもつ2つの直線の交点が求めら
れ,この交点から対象物までの距離が算出される(ステ
ップ111 ,112 )。
【0136】たとえば,差dRの方が差dLよりも小さ
い場合には,2つの直線LRRとLLRとの交点から距
離DRが得られる(図24(A) )。逆の場合には2つの直
線LRLとLLLとの交点から距離DLが得られる(図
24(B) )。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロック信号とそれを用いて生成されるm系列
信号とを示す波形図である。
【図2】図1に示す波形図の一部を拡大して示す波形図
である。
【図3】(A) ,(B) および(C) はそれぞれ,基準系列と
シフト系列の例を示す波形図である。
【図4】(A) および(B) は相関をとるための基準系列と
シフト系列との間の演算の定義の例をそれぞれ示すテー
ブルである。
【図5】図4のテーブルによって定義された演算を波形
によって表わす波形図である。
【図6】(A) および(B) は相関のための演算の定義の他
の例をそれぞれ示すテーブルである。
【図7】図6(A) のテーブルによって定義された演算を
波形によって表わす波形図である。
【図8】(A) および(B) は相関のための演算の定義の他
の例をそれぞれ示すテーブルである。
【図9】(A) および(B) は相関のための演算の定義の他
の例をそれぞれ示すテーブルである。
【図10】(A) および(B) は相関のための演算の定義の
さらに他の例をそれぞれ示すテーブルである。
【図11】(A) および(B) は相関の性質を説明するため
に相関値を求める様子を示す波形図である。
【図12】相関値とシフト信号のシフト量との関係を示
すグラフである。
【図13】第1の実施例による距離測定装置を示すブロ
ック図である。
【図14】図13に示す装置における各ブロックの入出力
信号を示す波形図である。
【図15】シフト信号のシフト量と距離との関係を示す
グラフである。
【図16】第2の実施例による距離測定装置を示すブロ
ック図である。
【図17】図16に示す装置における各ブロックの入出力
信号を示す波形図である。
【図18】第2の実施例における距離算出処理の原理を
示すグラフである。
【図19】第3の実施例における距離測定装置の一例を
示すブロック図である。
【図20】図19に示す各ブロックの入出力信号を示す波
形図である。
【図21】第3の実施例における距離測定装置の他の例
を示すブロック図である。
【図22】演算装置に含まれるメモリの内容を示すもの
である。
【図23】最小2乗法を用いて距離を演算する処理手順
を示すフロー・チャートである。
【図24】(A) および(B) は距離演算の様子を示すグラ
フである。
【図25】(A) および(B) は距離演算の様子を示すグラ
フである。
【符号の説明】
11 クロック信号発生器 12,32 分周器 13 m系列発生器 14 駆動回路 15 レーザ・ダイオード 16 カウンタ 17 タイマ 18 ANDゲート 21 フォトダイオード 23,23A〜23E 正転増幅器 24,24A〜24E 反転増幅器 25,26,25A〜25E,26A〜26E アナログ・スイッチ 28,28A〜28E 積分器 30 演算装置 31 位相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 秀徳 京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン 株式会社内 (72)発明者 鎌田 昭司 京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン 株式会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号系列の1ビット時間幅が最大検出距
    離を電磁波が往復するのに要する時間に等しいかまたは
    それよりも長い時間に設定された符号系列を表わす信号
    を発生する符号系列発生手段, 上記符号系列発生手段の出力信号が送信信号として与え
    られ,上記符号系列によって振幅変調された電磁波を送
    信する送信手段, 上記送信電磁波の対象物からの反射波を受信し,受信し
    た反射電磁波の振幅復調信号を受信信号として出力する
    受信手段, 1または複数符号系列長にわたって上記送信信号と受信
    信号との相関をとる相関手段,および相関値と対象物ま
    での距離との間のあらかじめ定められた関係を用いて,
    上記相関手段によって得られた相関値を対象物までの距
    離に変換する演算手段, を備えた距離測定装置。
  2. 【請求項2】 送信信号を1または複数符号系列長で区
    切りながら間欠的に上記送信手段を駆動する間欠駆動手
    段をさらに備えた請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 上記送信信号と受信信号との相関をとる
    演算が,送信信号のレベルと受信信号のレベルとの組合
    せに応じて定められた値を採用する演算を含む請求項1
    に記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 上記相関手段が,上記送信信号と受信信
    号との間で所定の演算を行う演算手段と,この演算手段
    による演算結果を1または複数符号系列長にわたって積
    分する積分手段とを含む請求項1に記載の距離測定装
    置。
  5. 【請求項5】 上記相関手段が,1または複数符号系列
    長ごとに上記積分手段をリセットする手段をさらに含む
    請求項4に記載の距離測定装置。
  6. 【請求項6】 上記符号系列がm系列である請求項1に
    記載の距離測定装置。
  7. 【請求項7】 符号系列の1ビット時間幅が最大検出距
    離を電磁波が往復するのに要する時間に等しいかまたは
    それよりも長い時間に設定された符号系列を表わす信号
    を発生する符号系列発生手段, 上記符号系列発生手段の出力信号が送信信号として与え
    られ,上記符号系列によって振幅変調された電磁波を送
    信する送信手段, 上記送信電磁波の対象物からの反射波を受信し,受信し
    た反射電磁波の振幅復調信号を受信信号として出力する
    受信手段, 上記送信信号の位相を,上記符号系列の1ビット時間幅
    をシフト量1として1シフト量の範囲内で少なくとも3
    種類のシフト量シフトさせて少なくとも3種類のシフト
    信号を作成する位相シフト手段, 1または複数符号系列長にわたって,上記受信信号と上
    記位相シフト手段から得られる各シフト信号との相関を
    それぞれとる相関手段,ならびに上記相関手段から得ら
    れる少なくとも3つの相関値を用いて描かれる勾配の絶
    対値が等しくかつ正および負の勾配をもつ2つの直線の
    交点の座標から対象物までの距離を演算する演算手段, を備えた距離測定装置。
  8. 【請求項8】 上記の少なくとも3種類のシフト信号
    が,上記送信信号の位相を,シフト量0および1シフト
    させて得られるシフト信号を含む請求項7に記載の距離
    測定装置。
  9. 【請求項9】 送信信号を1または複数符号系列長で区
    切りながら間欠的に上記送信手段を駆動する間欠駆動手
    段をさらに備えた請求項7に記載の距離測定装置。
  10. 【請求項10】 上記シフト信号と受信信号との相関を
    とる演算が,各シフト信号のレベルと受信信号のレベル
    との組合せに応じて定められた値を採用する演算を含む
    請求項7に記載の距離測定装置。
  11. 【請求項11】 上記相関手段が,上記各シフト信号と
    受信信号との間で所定の演算をそれぞれ行う演算手段
    と,この演算手段による演算結果を1または複数符号系
    列長にわたってそれぞれ積分する積分手段とを含む請求
    項7に記載の距離測定装置。
  12. 【請求項12】 上記相関手段が,1または複数符号系
    列長ごとに上記積分手段をリセットする手段をさらに含
    む請求項11に記載の距離測定装置。
  13. 【請求項13】 上記符号系列がm系列である請求項7
    に記載の距離測定装置。
  14. 【請求項14】 符号系列によって振幅変調された電磁
    波を対象物に向けて送信し,その電磁波の対象物からの
    反射波を受信し,送信信号と受信信号との相関をとり,
    得られた相関値に基づいて対象物までの距離を測定する
    方法において, 上記符号系列の1ビット時間幅を最大検出距離を電磁波
    が往復するのに要する時間に等しく設定し,かつ上記符
    号系列の1または複数符号系列長にわたって相関をとる
    ことを特徴とする距離測定方法。
  15. 【請求項15】 相関値と対象物までの距離との間のあ
    らかじめ定められた関係を用いて,得られた相関値を対
    象物までの距離に変換する請求項14に記載の距離測定方
    法。
  16. 【請求項16】 上記送信信号の位相を,上記符号系列
    の1ビット時間幅をシフト量1として1シフト量の範囲
    内で少なくとも3種類のシフト量シフトさせて少なくと
    も3種類のシフト信号を作成し, 1または複数符号系列長にわたって,上記受信信号と上
    記の位相シフト処理により得られる各シフト信号との相
    関をそれぞれとり, 上記相関処理により得られる少なくとも3つの相関値を
    用いて描かれる勾配の絶対値が等しくかつ正および負の
    勾配をもつ2つの直線の交点の座標から対象物までの距
    離を演算する請求項14に記載の距離測定方法。
  17. 【請求項17】 符号系列信号の最小パルス幅が最大検
    出距離を電磁波が往復するのに要する時間に等しいかま
    たはそれよりも長い時間に設定された符号系列信号を生
    成し, 上記符号系列信号によって符号化された電磁波を対象物
    に向けて送波し, 対象物からの反射電磁波を受信し,受信した反射電磁波
    を表わす受信信号を作成し, 1または複数符号系列長にわたって上記符号系列信号と
    受信信号との相関をとり, 相関値と対象物までの距離との間のあらかじめ定められ
    た関係を用いて,上記相関処理によって得られた相関値
    を対象物までの距離に変換する, 距離測定方法。
  18. 【請求項18】 符号系列信号の最小パルス幅が最大検
    出距離を電磁波が往復するのに要する時間に等しいかま
    たはそれよりも長い時間に設定された符号系列信号を生
    成し, 上記符号系列信号によって符号化された電磁波を対象物
    に向けて送波し, 対象物からの反射電磁波を受信し,受信した反射電磁波
    を表わす受信信号を作成し, 上記符号系列信号の位相を,上記最小パルス幅をシフト
    量1として1シフト量の範囲内で少なくとも3種類のシ
    フト量シフトさせることにより少なくとも3種類のシフ
    ト信号を作成し, 1または複数符号系列長にわたって,上記受信信号と上
    記の各シフト信号との相関をそれぞれとり, 上記相関処理により得られた少なくとも3つの相関値を
    用いて描かれる勾配の絶対値が等しくかつ正および負の
    勾配をもつ2つの直線の交点の座標から対象物までの距
    離を演算する, 距離測定方法。
  19. 【請求項19】 送信信号を1または複数符号系列長で
    区切りながら間欠的に電磁波を送波する請求項17または
    18に記載の距離測定方法。
  20. 【請求項20】 上記符号系列信号またはこれをシフト
    することにより得られる各シフト信号と受信信号との相
    関をとる演算が,上記符号系列信号または各シフト信号
    のレベルと受信信号のレベルとの組合せに応じて定めら
    れた値を採用する演算を含む請求項17または18に記載の
    距離測定方法。
  21. 【請求項21】 上記符号系列がm系列である請求項17
    または18に記載の距離測定方法。
  22. 【請求項22】 上記の少なくとも3種類のシフト信号
    が,上記符号系列信号の位相を,シフト量0および1シ
    フトさせて得られるシフト信号を含む請求項18に記載の
    距離測定方法。
  23. 【請求項23】 第1の符号系列と,この第1の符号系
    列がその1ビット幅の範囲内でシフトされることにより
    得られる第2の符号系列との自己相関をとる装置におい
    て, 上記第1の符号系列の位相を,上記1ビット幅をシフト
    量1として1シフト量の範囲内で,シフト量0および1
    を含む少なくとも3つの異なる量シフトさせて少なくと
    も3種類の第3の符号系列を作成する位相シフト手段,
    および1または複数符号系列長にわたって,上記第2の
    符号系列と上記位相シフト手段から得られる第3の各符
    号系列との相関をそれぞれ演算する相関手段, を備えた相関装置。
  24. 【請求項24】 上記相関手段から得られた少なくとも
    3つの相関値を用いて描かれる勾配の絶対値が等しくか
    つ正および負の勾配をもつ2つの直線の交点の座標から
    上記第1の符号系列に対する第2の符号系列のシフト量
    を演算する演算手段をさらに備えた請求項23に記載の相
    関装置。
  25. 【請求項25】 上記第2の符号系列と第3の各符号系
    列との相関をとる演算が,これら2つの符号系列の値の
    組合せに応じて定められた値を採用する演算を含む請求
    項23に記載の相関装置。
  26. 【請求項26】 第1の符号系列と,この第1の符号系
    列がその1ビット幅の範囲内でシフトされることにより
    得られる第2の符号系列との自己相関をとる方法におい
    て, 上記第1の符号系列の位相を,上記1ビット幅をシフト
    量1として1シフト量の範囲内で,シフト量0および1
    を含む少なくとも3つの異なる量シフトさせて少なくと
    も3種類の第3の符号系列を作成し, 1または複数符号系列長にわたって,上記第2の符号系
    列と上記位相シフト処理により得られる第3の各符号系
    列との相関をそれぞれ演算する, 相関方法。
  27. 【請求項27】 上記相関処理により得られた少なくと
    も3つの相関値を用いて描かれる勾配の絶対値が等しく
    かつ正および負の勾配をもつ2つの直線の交点の座標か
    ら上記第1の符号系列に対する第2の符号系列のシフト
    量を演算する請求項26に記載の相関方法。
  28. 【請求項28】 上記第2の符号系列と第3の各符号系
    列との相関をとる演算が,これら2つの符号系列の値の
    組合せに応じて定められた値を採用する演算を含む請求
    項26に記載の相関方法。
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