JPH05105109A - サスペンシヨンのアライメント調整構造 - Google Patents
サスペンシヨンのアライメント調整構造Info
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- JPH05105109A JPH05105109A JP29619691A JP29619691A JPH05105109A JP H05105109 A JPH05105109 A JP H05105109A JP 29619691 A JP29619691 A JP 29619691A JP 29619691 A JP29619691 A JP 29619691A JP H05105109 A JPH05105109 A JP H05105109A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サスペンション及びブレーキ装置の部品の配
置関係の制約を受けることなくキャンバやトーの如きア
ライメントを調整する。 【構成】 外端凸部14とその周りに延在する外端面1
8とを有するキャリア10と、外端凸部に嵌合する嵌合
部34bと外端面に対向する内端面46とを有しベアリ
ング32を介してアクスルシャフト24を回転可能に支
持するベアリングケース34とを有する。ベアリングケ
ースの内端外周部はボルト48によりキャリアの外端外
周部に固定されている。外端面と内端面との間にはスペ
ーサ50、54が介装され、外端凸部の径方向外周面及
び嵌合部の径方向内周面はベアリングケースの軸線26
上に中心Oを有する球面状をなしている。
置関係の制約を受けることなくキャンバやトーの如きア
ライメントを調整する。 【構成】 外端凸部14とその周りに延在する外端面1
8とを有するキャリア10と、外端凸部に嵌合する嵌合
部34bと外端面に対向する内端面46とを有しベアリ
ング32を介してアクスルシャフト24を回転可能に支
持するベアリングケース34とを有する。ベアリングケ
ースの内端外周部はボルト48によりキャリアの外端外
周部に固定されている。外端面と内端面との間にはスペ
ーサ50、54が介装され、外端凸部の径方向外周面及
び嵌合部の径方向内周面はベアリングケースの軸線26
上に中心Oを有する球面状をなしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細にはサスペンションのキャ
ンバやトーの如きアライメントを調整するための構造に
係る。
ペンションに係り、更に詳細にはサスペンションのキャ
ンバやトーの如きアライメントを調整するための構造に
係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のサスペンションのキャ
ンバ調整構造の一つとして、例えば特開昭63−616
16号公報に記載されている如く、ショックアブソーバ
の下端が一対のボルトによりキャリアに連結固定される
よう構成されたマクファーソンストラット式サスペンシ
ョンに於て、一方のボルトのヘッド部に偏心スリーブを
嵌込み、偏心スリーブを回転させることによりキャンバ
を調整するよう構成されたキャンバ調整構造が従来より
知られている。
ンバ調整構造の一つとして、例えば特開昭63−616
16号公報に記載されている如く、ショックアブソーバ
の下端が一対のボルトによりキャリアに連結固定される
よう構成されたマクファーソンストラット式サスペンシ
ョンに於て、一方のボルトのヘッド部に偏心スリーブを
嵌込み、偏心スリーブを回転させることによりキャンバ
を調整するよう構成されたキャンバ調整構造が従来より
知られている。
【0003】かかるキャンバ調整構造によれば、偏心ス
リーブが回転されるとそのスリーブが嵌合された一方の
ボルトの軸線が他方のボルトの軸線に対し相対的に変位
し、その結果ショックアブソーバ及びコントロールアー
ムに対するキャリアの位置が僅かに変化し、これにより
キャンバが調整される。
リーブが回転されるとそのスリーブが嵌合された一方の
ボルトの軸線が他方のボルトの軸線に対し相対的に変位
し、その結果ショックアブソーバ及びコントロールアー
ムに対するキャリアの位置が僅かに変化し、これにより
キャンバが調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
のキャンバ調整構造に於ては、キャンバの調整が行われ
るとショックアブソーバ及びコントロールアームに対す
るキャリアの位置が変化し、キャリアに担持されたブレ
ーキ装置等の位置も変化してしまう。従ってキャンバの
調整が行われる場合にも例えばブレーキ装置の部品がシ
ョックアブソーバに干渉することがないよう、ショック
アブソーバの如きサスペンション部品及びブレーキ装置
等の部品の相互の配置関係が制約を受けるという問題が
ある。
のキャンバ調整構造に於ては、キャンバの調整が行われ
るとショックアブソーバ及びコントロールアームに対す
るキャリアの位置が変化し、キャリアに担持されたブレ
ーキ装置等の位置も変化してしまう。従ってキャンバの
調整が行われる場合にも例えばブレーキ装置の部品がシ
ョックアブソーバに干渉することがないよう、ショック
アブソーバの如きサスペンション部品及びブレーキ装置
等の部品の相互の配置関係が制約を受けるという問題が
ある。
【0005】また上述の如き従来のキャンバ調整構造に
於ては、キャンバの調整を行うことはできるがトーの調
整を行うことはできず、ましてやキャンバの調整とトー
の調整とを同時に行うことはできず、更には上述の如き
従来のキャンバ調整構造はショックアブソーバの下端が
直接キャリアに連結される構造のサスペンションにしか
適用できないという問題がある。
於ては、キャンバの調整を行うことはできるがトーの調
整を行うことはできず、ましてやキャンバの調整とトー
の調整とを同時に行うことはできず、更には上述の如き
従来のキャンバ調整構造はショックアブソーバの下端が
直接キャリアに連結される構造のサスペンションにしか
適用できないという問題がある。
【0006】本発明は、従来のサスペンションのアライ
メント調整構造に於ける上述の如き問題に鑑み、サスペ
ンション部品及びブレーキ装置等の部品の相互の配置関
係の制約を受けることなく車輪のキャンバ及びトーを調
整することができ、しかも種々の形式のサスペンション
に適用することができるよう改良されたサスペンション
のアライメント調整構造を提供することを目的としてい
る。
メント調整構造に於ける上述の如き問題に鑑み、サスペ
ンション部品及びブレーキ装置等の部品の相互の配置関
係の制約を受けることなく車輪のキャンバ及びトーを調
整することができ、しかも種々の形式のサスペンション
に適用することができるよう改良されたサスペンション
のアライメント調整構造を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、実質的に軸線に沿って突出する外端凸部と
該外端凸部の周りにて実質的に前記軸線を横切って延在
する外端面とを有するキャリアと、前記外端凸部に嵌合
する嵌合部と前記外端面に対向する内端面とを有しベア
リングを介してアクスルシャフトを軸線の周りに回転可
能に支持するベアリングケースと、前記ベアリングケー
スの内端外周部を前記キャリアに対し締結固定する締結
手段とを有し、前記外端面と前記内端面との間にはスペ
ーサが介装され、前記外端凸部の径方向外周面及び前記
嵌合部の径方向内周面は実質的に前記ベアリングケース
の前記軸線上に中心を有する球面状をなしていることを
特徴とするサスペンションのアライメント調整構造によ
って達成される。
明によれば、実質的に軸線に沿って突出する外端凸部と
該外端凸部の周りにて実質的に前記軸線を横切って延在
する外端面とを有するキャリアと、前記外端凸部に嵌合
する嵌合部と前記外端面に対向する内端面とを有しベア
リングを介してアクスルシャフトを軸線の周りに回転可
能に支持するベアリングケースと、前記ベアリングケー
スの内端外周部を前記キャリアに対し締結固定する締結
手段とを有し、前記外端面と前記内端面との間にはスペ
ーサが介装され、前記外端凸部の径方向外周面及び前記
嵌合部の径方向内周面は実質的に前記ベアリングケース
の前記軸線上に中心を有する球面状をなしていることを
特徴とするサスペンションのアライメント調整構造によ
って達成される。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、キャリアの外端面と
ベアリングケースの内端面との間にはスペーサが介装さ
れ、キャリアの外端凸部の径方向外周面及びベアリング
ケースの嵌合部の径方向内周面は実質的にベアリングケ
ースの軸線上に中心を有する球面状をなしているので、
キャリアの外端面及びベアリングケースの内端面の互い
に他に対する傾斜角はスペーサの両側面の互いに他に対
する傾斜角により決定される。
ベアリングケースの内端面との間にはスペーサが介装さ
れ、キャリアの外端凸部の径方向外周面及びベアリング
ケースの嵌合部の径方向内周面は実質的にベアリングケ
ースの軸線上に中心を有する球面状をなしているので、
キャリアの外端面及びベアリングケースの内端面の互い
に他に対する傾斜角はスペーサの両側面の互いに他に対
する傾斜角により決定される。
【0009】従って両側面の互いに他に対する傾斜角が
異なる複数個のスペーサを用意し、それらを適宜選択し
てキャリアの外端面とベアリングケースの内端面との間
に組込むことにより、ベアリングケースの軸線をその嵌
合部の径方向内周面を郭定する球面の中心の周りにスペ
ーサの両側面の互いに他に対する傾斜角だけキャリアの
軸線に対し相対的に傾斜させることができ、これにより
車輪のキャンバやトーを任意に調整することが可能であ
る。
異なる複数個のスペーサを用意し、それらを適宜選択し
てキャリアの外端面とベアリングケースの内端面との間
に組込むことにより、ベアリングケースの軸線をその嵌
合部の径方向内周面を郭定する球面の中心の周りにスペ
ーサの両側面の互いに他に対する傾斜角だけキャリアの
軸線に対し相対的に傾斜させることができ、これにより
車輪のキャンバやトーを任意に調整することが可能であ
る。
【0010】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0011】図1は本発明によるアライメント調整構造
の一つの実施例をキャンバ調整が行われる前の状態にて
示す縦断面図、図2は図1に示されたベアリングケース
を車輌のアウトボード側より見た正面図、図3は図2の
線III −III に沿うキャリアとベアリングケースとの間
の連結部を示す部分断面図、図4は図1に示された実施
例をキャンバ調整が行われた後の状態にて示す縦断面図
である。
の一つの実施例をキャンバ調整が行われる前の状態にて
示す縦断面図、図2は図1に示されたベアリングケース
を車輌のアウトボード側より見た正面図、図3は図2の
線III −III に沿うキャリアとベアリングケースとの間
の連結部を示す部分断面図、図4は図1に示された実施
例をキャンバ調整が行われた後の状態にて示す縦断面図
である。
【0012】これらの図に於て、10はアクスルキャリ
アを示しており、図には示されていないがキャリアには
ショックアブソーバの下端及びサスペンションアーム等
が連結されている。キャリア10はその外端部の中央に
窪み12を有し、該窪みの周りに実質的に円筒状の外端
凸部14を有している。
アを示しており、図には示されていないがキャリアには
ショックアブソーバの下端及びサスペンションアーム等
が連結されている。キャリア10はその外端部の中央に
窪み12を有し、該窪みの周りに実質的に円筒状の外端
凸部14を有している。
【0013】外端凸部14はキャリアの軸線16に沿っ
てアウトボード方向へ突出しており、外端凸部14の周
りには外端面18が設けられている。図示の実施例に於
ては、外端面18は軸線16に対し垂直に延在してい
る。更にキャリア10の外端部の外周縁には軸線16の
周りに周方向に互いに隔置された複数個のフランジ部2
0が設けられている。各フランジ部は外端面18の一部
を郭定しており、各フランジ部には軸線16に沿って延
在するねじ孔22が設けられている。
てアウトボード方向へ突出しており、外端凸部14の周
りには外端面18が設けられている。図示の実施例に於
ては、外端面18は軸線16に対し垂直に延在してい
る。更にキャリア10の外端部の外周縁には軸線16の
周りに周方向に互いに隔置された複数個のフランジ部2
0が設けられている。各フランジ部は外端面18の一部
を郭定しており、各フランジ部には軸線16に沿って延
在するねじ孔22が設けられている。
【0014】また添付の各図に於て、24は軸線26を
有するアクスルシャフトを示している。アクスルシャフ
ト24はシャフト部24aと該シャフト部と一体をなす
フランジ部24bとを有し、フランジ部には複数個のボ
ルト28によりブレーキドラム30及び図には示されて
いないディスクホイールが固定されている。アクスルシ
ャフト24はそのシャフト部にてボールベアリング32
を介してベアリングケース34により軸線26の周りに
回転可能に支持されている。
有するアクスルシャフトを示している。アクスルシャフ
ト24はシャフト部24aと該シャフト部と一体をなす
フランジ部24bとを有し、フランジ部には複数個のボ
ルト28によりブレーキドラム30及び図には示されて
いないディスクホイールが固定されている。アクスルシ
ャフト24はそのシャフト部にてボールベアリング32
を介してベアリングケース34により軸線26の周りに
回転可能に支持されている。
【0015】ボールベアリング32はシャフト部24a
の内端にねじ付けられたナット36によりシャフト部に
固定されたインナレース38と、ベアリングケース34
の円筒部34a内に圧入により固定されたアウタレース
40と、インナレースとアウタレースとの間に二列にて
介装された複数個のボール42とよりなっている。
の内端にねじ付けられたナット36によりシャフト部に
固定されたインナレース38と、ベアリングケース34
の円筒部34a内に圧入により固定されたアウタレース
40と、インナレースとアウタレースとの間に二列にて
介装された複数個のボール42とよりなっている。
【0016】ベアリングケース34はその内端部にキャ
リア10の外端凸部14に嵌合する嵌合部34bと、嵌
合部34bより径方向外方へ突出し周方向に環状に延在
するフランジ部34cと、該フランジ部より径方向外方
へ突出しキャリアのフランジ部20に対応して軸線26
の周りに周方向に互いに隔置された複数個の突出部34
dとを有している。各突出部34dにはフランジ部20
に設けられたねじ孔22に整合するボルト挿通孔44が
設けられている。嵌合部34b及びフランジ部34cは
キャリアの外端面18に対向し軸線26に垂直に延在す
る内端面46を郭定している。
リア10の外端凸部14に嵌合する嵌合部34bと、嵌
合部34bより径方向外方へ突出し周方向に環状に延在
するフランジ部34cと、該フランジ部より径方向外方
へ突出しキャリアのフランジ部20に対応して軸線26
の周りに周方向に互いに隔置された複数個の突出部34
dとを有している。各突出部34dにはフランジ部20
に設けられたねじ孔22に整合するボルト挿通孔44が
設けられている。嵌合部34b及びフランジ部34cは
キャリアの外端面18に対向し軸線26に垂直に延在す
る内端面46を郭定している。
【0017】ベアリングケース34はその突出部34d
のボルト挿通孔44に挿通されフランジ部20のねじ孔
22にねじ込まれた複数個のボルト48によりキャリア
10に固定されている。キャリアの外端面18とベアリ
ングケースの内端面46との間にはスペーサ50及びブ
レーキ用バッキングプレート52が介装されており、各
ボルト48のヘッド部とベアリングケースのフランジ部
及び突出部との間にはスペーサ54が配置されている。
のボルト挿通孔44に挿通されフランジ部20のねじ孔
22にねじ込まれた複数個のボルト48によりキャリア
10に固定されている。キャリアの外端面18とベアリ
ングケースの内端面46との間にはスペーサ50及びブ
レーキ用バッキングプレート52が介装されており、各
ボルト48のヘッド部とベアリングケースのフランジ部
及び突出部との間にはスペーサ54が配置されている。
【0018】図6に示されている如く、スペーサ50は
キャリアの外端外周縁と実質的に同一の外形を有し、ボ
ルト挿通孔44に整合する複数個のボルト挿通孔50a
を有している。同様に図7に示されている如く、スペー
サ54はベアリングケースのフランジ部34c及び突出
部34dのアウトボード側の外周縁と実質的に同一の外
形を有し、ボルト挿通孔44に整合する複数個のボルト
挿通孔54aを有している。バッキングプレート52も
ボルト挿通孔44に整合する複数個のボルト挿通孔を有
している。各ボルト48はこれらのボルト挿通孔に遊嵌
状態にて挿通されている。
キャリアの外端外周縁と実質的に同一の外形を有し、ボ
ルト挿通孔44に整合する複数個のボルト挿通孔50a
を有している。同様に図7に示されている如く、スペー
サ54はベアリングケースのフランジ部34c及び突出
部34dのアウトボード側の外周縁と実質的に同一の外
形を有し、ボルト挿通孔44に整合する複数個のボルト
挿通孔54aを有している。バッキングプレート52も
ボルト挿通孔44に整合する複数個のボルト挿通孔を有
している。各ボルト48はこれらのボルト挿通孔に遊嵌
状態にて挿通されている。
【0019】キャリア10の外端凸部14の径方向外周
面56及びベアリングケース34の嵌合部34bの径方
向内周面58は、図1及び図4に示されている如く、軸
線26と内端面46を郭定する平面との交点Oを中心と
する球状をなしている。内周面58の半径をRとする
と、スペーサ50及びバッキングプレート52はそれぞ
れ2Rと実質的に同一の直径Bの中央孔50b及び52
aを有している。一方スペーサ54はベアリングケース
34の円筒部34aを遊嵌状態にて受入れる大きさの中
央孔54bを有している。
面56及びベアリングケース34の嵌合部34bの径方
向内周面58は、図1及び図4に示されている如く、軸
線26と内端面46を郭定する平面との交点Oを中心と
する球状をなしている。内周面58の半径をRとする
と、スペーサ50及びバッキングプレート52はそれぞ
れ2Rと実質的に同一の直径Bの中央孔50b及び52
aを有している。一方スペーサ54はベアリングケース
34の円筒部34aを遊嵌状態にて受入れる大きさの中
央孔54bを有している。
【0020】図8に示されている如く、スペーサ50の
両側面50c及び50dは軸線64に対し垂直に互いに
平行であり、スペーサ54の両側面も軸線に対し垂直に
互いに平行であり、従ってキャンバ調整が行われる前の
状態を示す図1に於ては、キャリア10の軸線16及び
アクスルシャフト24の軸線26は互いに整合してい
る。
両側面50c及び50dは軸線64に対し垂直に互いに
平行であり、スペーサ54の両側面も軸線に対し垂直に
互いに平行であり、従ってキャンバ調整が行われる前の
状態を示す図1に於ては、キャリア10の軸線16及び
アクスルシャフト24の軸線26は互いに整合してい
る。
【0021】これに対しキャンバ調整が行われた後の状
態を示す図4に於ては、スペーサ50及び54はそれぞ
れ縦断面で見て楔形をなすスペーサ60及び62に置換
えられている。スペーサ60及び62はそれぞれ対応す
るスペーサ50及び54と同様キャリアの外端の外周縁
及びベアリングケースの内端のアウトボード側の外周縁
と実質的に同一の外形を有し、ボルト挿通孔44に整合
する複数個のボルト挿通孔60a及び62aを有してい
る。
態を示す図4に於ては、スペーサ50及び54はそれぞ
れ縦断面で見て楔形をなすスペーサ60及び62に置換
えられている。スペーサ60及び62はそれぞれ対応す
るスペーサ50及び54と同様キャリアの外端の外周縁
及びベアリングケースの内端のアウトボード側の外周縁
と実質的に同一の外形を有し、ボルト挿通孔44に整合
する複数個のボルト挿通孔60a及び62aを有してい
る。
【0022】図9に示されている如く、スペーサ60は
中央孔50bに対応する中央孔60bを有し、そのイン
ボード側の側面60cはスペーサの軸線66に対し垂直
に延在しているが、アウトボード側の側面60dは側面
60cに対し角度Cにて傾斜しており、従ってこのスペ
ーサの厚さは上方より下方へ向うにつれて漸次減小して
いる。またこのスペーサの各部の厚さは、ベアリングケ
ース34の内端面46を郭定する平面が図1の交点Oと
同一の交点Oにて軸線26と交差するよう設定されてい
る。
中央孔50bに対応する中央孔60bを有し、そのイン
ボード側の側面60cはスペーサの軸線66に対し垂直
に延在しているが、アウトボード側の側面60dは側面
60cに対し角度Cにて傾斜しており、従ってこのスペ
ーサの厚さは上方より下方へ向うにつれて漸次減小して
いる。またこのスペーサの各部の厚さは、ベアリングケ
ース34の内端面46を郭定する平面が図1の交点Oと
同一の交点Oにて軸線26と交差するよう設定されてい
る。
【0023】また図10に示されている如く、スペーサ
62は中央孔54bに対応する中央孔62bを有し、そ
のアウトボード側の側面62dはスペーサの軸線68に
対し垂直に延在しているが、インボード側の側面62c
は側面62dに対し角度Cにて傾斜しており、従ってこ
のスペーサの厚さは上方より下方へ向うにつれて漸次増
大している。
62は中央孔54bに対応する中央孔62bを有し、そ
のアウトボード側の側面62dはスペーサの軸線68に
対し垂直に延在しているが、インボード側の側面62c
は側面62dに対し角度Cにて傾斜しており、従ってこ
のスペーサの厚さは上方より下方へ向うにつれて漸次増
大している。
【0024】かくして図4の状態に於ては、ベアリング
ケース34、ボールベアリング32、アクスルシャフト
24は交点Oの周りに角度C図にて時計周り方向へ傾斜
しており、これにより軸線26は軸線16に対し角度C
傾斜し交点Oにて軸線16と交差しており、従って図に
は示されていない車輪のキャンバが図1の状態に対し角
度Cだけポジティブ側へ調整された状態にある。
ケース34、ボールベアリング32、アクスルシャフト
24は交点Oの周りに角度C図にて時計周り方向へ傾斜
しており、これにより軸線26は軸線16に対し角度C
傾斜し交点Oにて軸線16と交差しており、従って図に
は示されていない車輪のキャンバが図1の状態に対し角
度Cだけポジティブ側へ調整された状態にある。
【0025】以上の説明より明らかである如く、図示の
実施例によれば、スペーサ50及び54を縦断面が楔形
をなすスペーサ60及び62の如きスペーサに置換える
ことにより、それらのスペーサの両側面の傾斜角Cに応
じて車輪のキャンバを任意に調整することができる。ま
たスペーサ50及び54を車輌の前後方向の平断面が楔
形をなすスペーサに置換えることにより、車輪のトーを
所望の値に調整することができ、更にはスペーサ50及
び54を縦断面及び車輌前後方向の平断面が楔形をなす
スペーサに置換えることにより、車輪のキャンバ及びト
ーをそれぞれ所望の値に同時に調整することができる。
実施例によれば、スペーサ50及び54を縦断面が楔形
をなすスペーサ60及び62の如きスペーサに置換える
ことにより、それらのスペーサの両側面の傾斜角Cに応
じて車輪のキャンバを任意に調整することができる。ま
たスペーサ50及び54を車輌の前後方向の平断面が楔
形をなすスペーサに置換えることにより、車輪のトーを
所望の値に調整することができ、更にはスペーサ50及
び54を縦断面及び車輌前後方向の平断面が楔形をなす
スペーサに置換えることにより、車輪のキャンバ及びト
ーをそれぞれ所望の値に同時に調整することができる。
【0026】また図示の実施例によれば、スペーサの交
換によりキャリヤ10の位置を変化させることなくベア
リングケース34のみをキャリヤに対し相対的に傾斜さ
せることができるので、キャリヤに担持されたブレーキ
装置の如き他の部品の位置は変化せず、従ってこれらの
部品がショックアブソーバ等に干渉することなく、これ
によりキャンバ及びトーを比較的大きい範囲に亘り調整
することができ、またサスペンションの形式に拘りなく
キャンバやトーを調整することができる。
換によりキャリヤ10の位置を変化させることなくベア
リングケース34のみをキャリヤに対し相対的に傾斜さ
せることができるので、キャリヤに担持されたブレーキ
装置の如き他の部品の位置は変化せず、従ってこれらの
部品がショックアブソーバ等に干渉することなく、これ
によりキャンバ及びトーを比較的大きい範囲に亘り調整
することができ、またサスペンションの形式に拘りなく
キャンバやトーを調整することができる。
【0027】また図示の実施例によれば、ベアリングケ
ース34は中心Oの周りに傾動するので、キャンバやト
ー以外のサスペンションアライメントが変化することを
確実に回避することができ、また中心Oは図4に示され
ている如くホイールセンタ70に近い位置に位置してい
るので、上述の従来の構造の場合に比してキャンバやト
ーを効率的に調整することができる。
ース34は中心Oの周りに傾動するので、キャンバやト
ー以外のサスペンションアライメントが変化することを
確実に回避することができ、また中心Oは図4に示され
ている如くホイールセンタ70に近い位置に位置してい
るので、上述の従来の構造の場合に比してキャンバやト
ーを効率的に調整することができる。
【0028】更に図示の実施例によれば、キャンバやト
ーの調整に際し二つのスペーサ60及び62が使用さ
れ、これらのスペーサの両側面の傾斜角は相互に同一で
あるので、キャリア10の外端面18及びスペーサ62
の側面62dは互いに平行であり且キャリアの軸線16
に垂直である。従ってキャンバやトーの調整が行われる
場合にもベアリングケースをキャリヤに対し締結固定す
るボルト48に曲げ応力が作用することを確実に回避す
ることができる。
ーの調整に際し二つのスペーサ60及び62が使用さ
れ、これらのスペーサの両側面の傾斜角は相互に同一で
あるので、キャリア10の外端面18及びスペーサ62
の側面62dは互いに平行であり且キャリアの軸線16
に垂直である。従ってキャンバやトーの調整が行われる
場合にもベアリングケースをキャリヤに対し締結固定す
るボルト48に曲げ応力が作用することを確実に回避す
ることができる。
【0029】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば、図示の実施例に於けるスペーサ54及び62が
省略されてもよい。
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば、図示の実施例に於けるスペーサ54及び62が
省略されてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、両側面の互いに他に対する傾斜角が異なる
複数個のスペーサを用意し、それらを適宜選択してキャ
リアの外端面とベアリングケースの内端面との間に組込
むことにより、ベアリングケースの軸線をその嵌合部の
径方向内周面を郭定する球面の中心の周りにスペーサの
両側面の互いに他に対する傾斜角だけキャリアの軸線に
対し相対的に傾斜させることができ、これによりスペー
サの両側面の互いに他に対する傾斜角及び傾斜方向に応
じて車輪のキャンバやトーを任意に調整することができ
る。
明によれば、両側面の互いに他に対する傾斜角が異なる
複数個のスペーサを用意し、それらを適宜選択してキャ
リアの外端面とベアリングケースの内端面との間に組込
むことにより、ベアリングケースの軸線をその嵌合部の
径方向内周面を郭定する球面の中心の周りにスペーサの
両側面の互いに他に対する傾斜角だけキャリアの軸線に
対し相対的に傾斜させることができ、これによりスペー
サの両側面の互いに他に対する傾斜角及び傾斜方向に応
じて車輪のキャンバやトーを任意に調整することができ
る。
【0031】またこの場合スペーサが交換されることに
よりキャンバやトーが調整されてもキャリアの位置は変
化しないので、キャリアに担持されたブレーキ装置等の
位置も変化しない。従ってキャンバやトーの調整が行わ
れる場合にも例えばブレーキ装置の部品がショックアブ
ソーバ等に干渉することがなく、ショックアブソーバの
如きサスペンション部品及びブレーキ装置等の部品の相
互の配置関係が大きく制約を受けることもない。
よりキャンバやトーが調整されてもキャリアの位置は変
化しないので、キャリアに担持されたブレーキ装置等の
位置も変化しない。従ってキャンバやトーの調整が行わ
れる場合にも例えばブレーキ装置の部品がショックアブ
ソーバ等に干渉することがなく、ショックアブソーバの
如きサスペンション部品及びブレーキ装置等の部品の相
互の配置関係が大きく制約を受けることもない。
【0032】また本発明によれば、キャンバの調整に限
らず、トーの調整を行うこともでき、更にはキャンバの
調整とトーの調整とを同時に行うこともできる。
らず、トーの調整を行うこともでき、更にはキャンバの
調整とトーの調整とを同時に行うこともできる。
【0033】更に本発明のアライメント調整構造は、シ
ョックアブソーバの下端が直接キャリアに連結される構
造のサスペンションに限らず、ベアリングを介してアク
スルシャフトを軸線の周りに回転可能に支持するベアリ
ングケースを有し、ベアリングケースの内端外周部がキ
ャリアに対し締結固定される構造のものである限り、種
々の形式のサスペンションに対し適用することが可能で
ある。
ョックアブソーバの下端が直接キャリアに連結される構
造のサスペンションに限らず、ベアリングを介してアク
スルシャフトを軸線の周りに回転可能に支持するベアリ
ングケースを有し、ベアリングケースの内端外周部がキ
ャリアに対し締結固定される構造のものである限り、種
々の形式のサスペンションに対し適用することが可能で
ある。
【図1】本発明によるアライメント調整構造の一つの実
施例をキャンバ調整が行われる前の状態にて示す縦断面
図である。
施例をキャンバ調整が行われる前の状態にて示す縦断面
図である。
【図2】図1に示されたベアリングケースを車輌のアウ
トボード側より見た正面図である。
トボード側より見た正面図である。
【図3】図2の線III −III 沿うキャリアとベアリング
ケースとの間の連結部を示す部分断面図である。
ケースとの間の連結部を示す部分断面図である。
【図4】図1に示された実施例をキャンバ調整が行われ
た後の状態にて示す縦断面図である。
た後の状態にて示す縦断面図である。
【図5】キャンバ調整が行われた後のキャリアとベアリ
ングケースとの間の連結部を示す図3と同様の部分断面
図である。
ングケースとの間の連結部を示す図3と同様の部分断面
図である。
【図6】図1に示された一方のスペーサを示す正面図で
ある。
ある。
【図7】図1に示された他方のスペーサを示す正面図で
ある。
ある。
【図8】図6に示されたスペーサを示す縦断面図であ
る。
る。
【図9】図4に示された一方のスペーサを示す縦断面図
である。
である。
【図10】図4に示された他方のスペーサを示す縦断面
図である。
図である。
10…キャリア 14…外端凸部 18…外端面 24…アクスルシャフト 32…ボールベアリング 34…ベアリングケース 34b…嵌合部 46…内端面 50、54、60、62…スペーサ
Claims (1)
- 実質的に軸線に沿って突出する外端凸部と該外端凸部の
周りにて実質的に前記軸線を横切って延在する外端面と
を有するキャリアと、前記外端凸部に嵌合する嵌合部と
前記外端面に対向する内端面とを有しベアリングを介し
てアクスルシャフトを軸線の周りに回転可能に支持する
ベアリングケースと、前記ベアリングケースの内端外周
部を前記キャリアに対し締結固定する締結手段とを有
し、前記外端面と前記内端面との間にはスペーサが介装
され、前記外端凸部の径方向外周面及び前記嵌合部の径
方向内周面は実質的に前記ベアリングケースの前記軸線
上に中心を有する球面状をなしていることを特徴とする
サスペンションのアライメント調整構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29619691A JPH05105109A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | サスペンシヨンのアライメント調整構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29619691A JPH05105109A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | サスペンシヨンのアライメント調整構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05105109A true JPH05105109A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17830423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29619691A Pending JPH05105109A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | サスペンシヨンのアライメント調整構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05105109A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002274134A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-25 | Katsumi Nakagawa | 車のホイールアライメント調整用スペーサ |
| DE102013007515B4 (de) | 2013-05-02 | 2022-03-17 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Achszapfen einer Radaufhängung eines Fahrzeugs |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP29619691A patent/JPH05105109A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002274134A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-25 | Katsumi Nakagawa | 車のホイールアライメント調整用スペーサ |
| DE102013007515B4 (de) | 2013-05-02 | 2022-03-17 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Achszapfen einer Radaufhängung eines Fahrzeugs |
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