JPH05106934A - 吸着式空気調和機 - Google Patents

吸着式空気調和機

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JPH05106934A
JPH05106934A JP27127691A JP27127691A JPH05106934A JP H05106934 A JPH05106934 A JP H05106934A JP 27127691 A JP27127691 A JP 27127691A JP 27127691 A JP27127691 A JP 27127691A JP H05106934 A JPH05106934 A JP H05106934A
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JP
Japan
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heat
medium
heating means
high temperature
heat medium
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JP27127691A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Shinoda
泰嘉 篠田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着式空気調和機において、加熱手段の有効
利用により冷暖房能力を高めるとともに、熱媒の冷却機
構の簡略化により低コスト化を達成する。 【構成】 加熱手段Yによって高温管部5Aを加熱して
その内部を流通する熱媒の温度を高める場合、該加熱手
段Yによって暖められた空気が空気流通管20を通って
該高温管部5Aの上記加熱手段Y配置部分の上流側及び
下流側に導入されることで、該加熱手段Yによる高温管
部5Aの直接加熱の他に、周辺空気による熱媒の予熱及
び再加熱を行うことが可能となり、該加熱手段Yの大熱
量化等を招くことなく放出行程にある吸着剤付熱交換器
2の活性化を促進してより高い冷暖房能力を得ることが
できる。また、空気流通管20内に導入される低温の空
気で低温管部5Bを冷却することで専用の冷却手段の設
置が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、吸着式空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度変化に応じて水分の吸着
及び放出を可逆的に行う例えばゼオライト、シリカゲル
等の吸着剤を使用した吸着剤付熱交換器を備えた一対の
吸着式冷凍ユニットを並設し、該各吸着式冷凍ユニット
を可逆的に運転して冷暖房を行うようにした吸着式空気
調和機が知られている(例えば、特開昭63ー4635
6号公報参照)。
【0003】このような吸着式空気調和機においては、
吸着行程にある吸着式冷凍ユニットの吸着剤はこれを熱
媒により冷却して水分の吸着を促進させ、また放出行程
にある吸着式冷凍ユニットの吸着剤はこれを熱媒により
加熱して水分の放出を促進させるとともに、このような
吸着・放出行程を所定時間毎に交互に実行することで連
続的な冷暖房運転を可能としている。そして、この場合
における冷暖房能力は、吸着行程における水分の吸着量
が多いほど、及び放出行程における水分の放出量が多い
ほど高くなる。
【0004】ところで、放出行程にある吸着式冷凍ユニ
ットの吸着剤付熱交換器に供給される熱媒を加熱する方
法としては、吸着行程にある吸着式冷凍ユニットから放
出行程にある吸着式冷凍ユニット側に熱媒を送給する熱
媒管の途中にガスバーナー等の加熱手段を配置し、該加
熱手段によって直接熱媒を加熱するのが従来一般的なや
り方である。また一方、吸着行程にある吸着式冷凍ユニ
ットの吸着剤付熱交換器に供給される熱媒を冷却する方
法としては、放出行程にある吸着式冷凍ユニットから吸
着行程にある吸着式冷凍ユニット側に熱媒を供給する熱
媒管の途中に専用の冷却器を配置し、該冷却器によって
熱媒を冷却するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来一般的な熱媒の加熱・冷却方法によれば以下に述べ
るような問題があった。即ち、加熱側についてみれば、
熱媒管を直接ガスバーナー等によって加熱するものであ
るが、この場合における該ガスバーナーの熱はその一部
が熱媒の加熱に利用されるだけで、それ以外の熱は周辺
空気を暖めながらそのまま空気中に放出されるものであ
ることから有効に利用されているとは言えない。このた
め、ガスバーナーの発生熱量の割りには熱媒温度の上昇
が少なく、結果的に冷暖房能力が低下し、また所定の冷
暖房能力を確保しようとすればさらに大熱量のガスバー
ナーが必要であることから装置のコンパクト化あるいは
低コスト化という点において好ましくない。
【0006】また、冷却側についてみれば、専用の冷却
手段が必要であることから、装置の大形・複雑化を招く
という問題もあった。
【0007】そこで本願発明は、加熱手段の有効利用を
図ることによって冷暖房能力を高めるとともに、熱媒の
冷却機構を簡略化することで低コスト化を達成するよう
にした吸着式空気調和機を提供せんとしてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、図1及び図2に例示するように、気液二相間で
相変化する作動媒体Wを封入してなる密閉容器1の中
に、その内部に配設された伝熱管4を循環する熱媒によ
りこれが冷却された時には上記作動媒体Wを吸着し、加
熱された時には上記作動媒体Wを放出する如く作用をす
る吸着剤3を備えた吸着剤付熱交換器2と、該吸着剤付
熱交換器2による作動媒体Wの吸着・放出に伴って該作
動媒体Wとの間で熱交換を行いそれによって該作動媒体
Wに蒸発又は凝縮作用を生ぜしめる作用をする作動媒体
用熱交換器6とを備えた一対の吸着冷凍ユニットU1
2を並設するとともに、該各吸着式冷凍ユニットU1,
2の上記各伝熱管4、4を高温管部5Aと低温管部5
Bとからなる熱媒管5で相互に接続して一連の熱媒循環
系Xを構成し、該熱媒循環系Xに設けた可逆循環手段1
3により熱媒を該熱媒循環系X内で可逆的に循環せしめ
る如くした吸着式空気調和機において、上記高温管部5
A側にその内部を循環する熱媒を加熱する加熱手段Yを
配置する一方、上記高温管部5Aと低温管部5Bの間に
は、上記加熱手段Yと高温管部5A及び低温管部5Bを
その通路内部に収容せしめるとともに、上記低温管部5
B側に空気入口部21を、上記高温管部5A側に空気出
口部22をそれぞれ形成した空気流通管20を備えたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、図1及び図2に
例示するように、請求項1記載の吸着式空気調和機にお
いて、上記空気流通管20の空気出口部22を上記加熱
手段Yを上記高温管部5Aの軸方向に跨いでその両側に
それぞれ形成された第1出口22Aと第2出口22Bと
で構成する一方、該第1出口22Aと第2出口22Bに
はそれぞれダンパー25,26を配置し、且つ該各ダン
パー25、26を熱媒下流側に位置する出口(22Aま
たは22B)を閉じ、熱媒上流側に位置する出口(22B
または22A)を開く如く開閉制御することを特徴とし
ている。
【0010】請求項3記載の発明では、図1に例示する
ように、請求項1又は2記載の吸着式空気調和機におい
て、上記加熱手段Yを、ガスバーナー等の燃焼式熱源1
1で構成したことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明では、図2に例示する
ように、請求項1又は2記載の吸着式空気調和機におい
て、上記加熱手段Yを、ソーラーシステム等の非燃焼式
熱源30で構成したことを特徴としている。
【0012】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0013】 請求項1記載の発明では、吸着行程に
ある吸着式冷凍ユニットの吸着剤付熱交換器2から放出
行程にある吸着剤付熱交換器2側に高温管部5Aを通し
て送給される熱媒はその途中に配置した加熱手段Yによ
って加熱される。また、この場合、上記加熱手段Yの熱
の一部は周辺の空気の加熱に使われるが、この加熱手段
Yにより加熱された周辺空気は空気流通管20を通って
高温管部5Aの加熱部の周辺に導かれ、さらにこの部分
において上記熱媒を加熱することとなる。即ち、熱媒
は、加熱手段Yより上流側においては高温空気によって
予熱され、また加熱手段Y部分においては該加熱手段Y
によって直接的に加熱され、さらに加熱手段Yより下流
側部分においては再加熱されることとなり、結果的に空
気流通管20を設けていない場合に比して、予熱作用及
び再加熱作用による昇温分だけ熱媒温度が高くなり、こ
の温度が高い熱媒が放出行程側の吸着剤付熱交換器2に
供給されることで、該吸着剤付熱交換器2における作動
媒体Wの放出作用がより一層促進されるものである。
【0014】一方、上記空気流通管20内をその空気入
口部21から空気出口部22に向けて空気が流通する場
合、上記加熱手段Yよりも上流側に位置する低温管部5
Bは低温の空気によって冷却され、熱媒は低温状態で吸
着行程側の吸着剤付熱交換器2に供給され、吸着剤付熱
交換器2における作動媒体Wの吸着を促進せしめること
となる。
【0015】 請求項2記載の発明では、空気流通管
20の空気出口部22を加熱手段Yを挟んでその両側に
位置する第1出口22Aと第2出口22Bとで構成する
とともに、この二つの出口22A,22Bにそれぞれダ
ンパー25,26を設け、熱媒下流側に位置するダンパ
ーを閉じ、上流側に位置するダンパーを開くようにして
いることから、特にダンパーが閉じられた上流側部分に
おいては高温空気が高温管部5Aの周囲に溜った状態と
なって熱媒の再加熱作用がさらに促進されるとともに空
気流による再冷却が防止され、熱媒はより高い温度を維
持した状態で放出行程側の吸着剤付熱交換器2に供給さ
れることとなる。
【0016】また一方、空気は空気入口部21から導入
された後、空気流通管20の内部を通ってダンパーが開
かれた熱媒上流側の出口から外部へ放出される。この場
合、高温管部5Aの加熱手段Yより空気流の上流側部分
においては、加熱手段Yによって加熱された高温の周辺
空気が空気流により若干冷却されるものの、依然として
かなりの予熱作用が得られれるものである。さらに、二
つのダンパー25,26のうち、必ず一方側が開いてい
ることにより、空気流通管20内には常に空気の流通が
あり、従って空気流による低温管部5B側の熱媒の冷却
作用は常時適正状態に維持されることとなる。
【0017】 請求項3記載の発明では、加熱手段Y
をガスバーナー等の燃焼式熱源で構成していることか
ら、高温管部5Aを直接加熱した後の燃焼ガスによって
周囲の空気を加熱する場合、該燃焼ガスが空気に直接混
合することでその加熱作用が促進されることとなり、こ
の結果、熱媒に対する予熱及び再加熱作用が上記及び
記載の場合よりもさらに良好ならしめられるものであ
る。
【0018】 請求項4記載の発明では、加熱手段Y
をソーラーシステム等の非燃焼式熱源で構成しているこ
とから、該熱源から伝熱管を介して供給される高温水に
よって直接高温管部5Aを加熱して熱源温度を上昇させ
るとともに、該高温管部5Aを加熱した後の幾らか温度
の低下した温水を空気流通管20の上流側に導き、ここ
でその周囲の空気と熱交換させてこれを高温管部5A側
に向けて流すことにより、上記及び記載の作用が達
成されるものである。
【0019】
【発明の効果】従って、本願各発明の吸着式空気調和機
によればそれぞれ次のような効果が得られる。
【0020】(a) 請求項1,3及び4記載の吸着式空気
調和機によれば、加熱手段Yの発生熱が熱媒の直接加熱
のみならずその予熱及び再加熱にも利用され、該熱媒の
温度をより高くして放出行程側の吸着剤付熱交換器2に
供給できるとともに、空気流通管20を流通する空気に
よって熱媒を冷却してこれを吸着行程側の吸着剤付熱交
換器2に供給できることから、放出行程における作動媒
体Wの放出量及び吸着行程における作動媒体Wの吸着量
がともに増加し、それだけ冷暖房能力が向上するという
効果が得られるものである。
【0021】また、熱媒を冷却する冷却手段を空気流通
管20とこの内部を流通する空気流とによって構成する
ようにしていることから、例えば専用の冷却器を設ける
ような場合に比して、装置のコンパクト化及び低コスト
化が達成できるという効果もある。
【0022】(b) 請求項2記載の吸着式空気調和機によ
れば、加熱手段Yよりも熱媒下流側において空気流通管
20内に高温空気を封じ込めることで再加熱作用の促進
を図るようにしていることから、上記(a)記載の場合よ
りもさらに温度の高い熱媒を放出行程側の吸着剤付熱交
換器2に供給することができ、この結果、上記(a)記載
の場合よりもさらに高い冷暖房能力が得られるものであ
【0023】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本願
発明の吸着式空気調和機を具体的に説明する。
【0024】第1実施例 図1には本願の請求項1,2及び3記載の発明の実施例
にかかる吸着式空気調和機のシステム図が示されてお
り、同図において符号U1,U2は相互に可逆的に運転さ
れる同一構造をもつ一対の吸着式冷凍ユニットである。
この吸着式冷凍ユニットは、これを第1吸着式冷凍ユニ
ットU1を例にとってその構造を説明すると、該吸着式
冷凍ユニットU1は、密閉容器1内に、ゼオライト等の
吸着剤3とその内部に配置された伝熱管4とからなり水
を作動媒体Wとして該吸着剤3の温度に応じて水分の吸
着及び放出を行う吸着剤付熱交換器2と、該吸着剤付熱
交換器2による作動媒体Wの吸着・放出に伴って該作動
媒体Wとの間で熱交換を行いそれによって該作動媒体W
に蒸発又は凝縮作用を生ぜしめる作用をする作動媒体用
熱交換器6とを備えて構成されている。
【0025】そして、この吸着式冷凍ユニットU1の吸
着剤付熱交換器2は、上記伝熱管4に供給される熱媒に
よって上記吸着剤3を加熱することで該吸着剤3に吸着
されていた作動媒体Wのガス媒体wb(即ち、水蒸気)を放
出し、逆に該吸着剤3が熱媒によって冷却されることで
該吸着剤3にガス媒体Wbを吸着するようになってい
る。また、上記作動媒体用熱交換器6は、この吸着剤付
熱交換器2による作動媒体Wの吸着・放出に伴って該作
動媒体Wを蒸発させたり、あるいは凝縮させたりするも
のであって、この場合における蒸発熱及び凝縮熱が冷暖
房熱源として利用される。
【0026】この吸着式空気調和機は、上述の如き構成
及び作用効果をもつ上記一対の吸着式冷凍ユニットU1,
2を可逆的に運転して連続した冷暖房を可能とするた
めに、上記各吸着式冷凍ユニットU1,U2の各吸着剤付
熱交換器2の伝熱管4,4相互を高温管部5Aとその途
中に可逆運転可能のポンプ13(特許請求の範囲中の可
逆循環手段に該当する)を備えた低温管部5Bとからな
る熱媒管5によって相互に接続して上記各伝熱管4,4
とともに一連の熱媒循環系Xを構成するとともに、上記
各作動媒体用熱交換器6,6には室内熱交換器7と室外
熱交換器8とを接続してこれら室内熱交換器7と室外熱
交換器8とを各作動媒体用熱交換器6,6に可逆的に切
換接続可能としている。
【0027】一方、上記各吸着式冷凍ユニットU1,U2
の各吸着剤付熱交換器2,2は、上述のようにその吸着
剤3に作動媒体Wの吸着・放出作用を行わしめるために
はこれを交互に加熱あるいは冷却する必要がある。この
ため、この実施例においては上記熱媒管5の高温管部5
Aの途中にガスバーナー11(特許請求の範囲中の加熱
手段Yに該当する)を配置し、該ガスバーナー11によ
って直接高温管部5A内を流れる熱媒を加熱し得る如く
する一方、該高温管部5Aと低温管部5Bの間に跨って
後述の空気流通管20を配置している。
【0028】上記空気流通管20は、略Y字状に一体形
成された管体で構成されるものであって、その合流側の
端部を空気入口部21とし、両分岐端部をそれぞれ第1
出口22Aと第2出口22Bとしている(この一対の出
口22A,22Bで空気出口部22が構成されている)。
また、この各出口22A,22Bにはそれぞれダンパー
25,26が設けられている。そして、この空気流通管
20は、その空気入口部21側を上記低温管部5B側
に、また各出口22A,22B側を上記高温管部5A側
にそれぞれ位置せしめた状態で配置され、且つその内部
に該高温管部5Aと低温管部5Bとを露出させるととも
に、上記ガスバーナー11をその管内通路部24のほぼ
中央部に位置せしめている。さらに、上記管内通路部2
4内の上記ガスバーナー11と低温管部5Bとの中間位
置には、ファン12が配置されている。従って、この空
気流通管20の取付状態においては、上記高温管部5A
は上記ガスバーナー11にる加熱部のみならず、その両
側の比較的広い範囲に亘って上記空気流通管20内に収
容されることとなる。
【0029】尚、上記ポンプ13は、放出行程側の吸着
式冷凍ユニットの吸着剤付熱交換器2に対して上記ガス
バーナー11により加熱された後の高温熱媒を送ること
ができるようにその作動方向が制御される。例えば、第
1吸着式冷凍ユニットU1が放出行程にある場合には図
1に破線矢印で示す方向に熱媒を流し、逆に第2吸着式
冷凍ユニットU2が放出行程にある場合には実線矢印で
示す方向に熱媒を流す如く作動制御される。
【0030】また、上記各ダンパー25,26は、択一
的に開閉されるものであって、その作動は、常に放出行
程にある吸着式冷凍ユニット寄りのダンパー25あるい
は同26が閉じ、吸着行程にある吸着式冷凍ユニット寄
りのダンパー26あるいは同25が開くように制御され
る(因みに、図1は第2吸着式冷凍ユニットU2が放出行
程にある場合の状態を示している)。
【0031】続いて、このように構成された吸着式空気
調和機の作動を、吸着剤付熱交換器2,2側の作動を中
心に、第2吸着式冷凍ユニットU2が放出行程にある場
合を例にとって説明すると、この場合には上記ポンプ1
3は熱媒を実線矢印で示す方向に還流せしめている。ま
た、上記ダンパー25、26においては、第1出口22
Aに設けられたダンパー25は開き、第2出口22Bに
設けられたダンパー26は閉じている。この状態で、上
記ガスバーナー11によって高温管部5Aの中央部を熱
するとともに、上記ファン12により空気流通管20の
管内通路部24内をその空気入口部21から第1出口2
2A側に向って空気を流す。
【0032】すると、先ず高温管部5A側においては、
その中央部がガスバーナー11によって直接加熱されそ
の内部の熱媒温度が上昇せしめられることは従来構造の
ものと同じであるが、この実施例のものにおいてはこれ
に止どまらず、該ガスバーナー11の周辺にある空気が
ガスバーナー11の熱によって暖められるとともにこの
暖かい空気が流通あるいは滞溜する雰囲気中に上記高温
管部5Aが比較的広範囲に亘って位置していることか
ら、該高温管部5Aの上記ガスバーナー11の配置位置
より上流側においてはこの高温空気によって熱媒が予熱
され、また上流側部分においてはこの高温空気によって
熱媒が再加熱されることとなり、また特に下流側におい
てはダンパー26が閉じられているためこの部分におい
ては高温空気が管内通路部24の部に封入された状態と
なり一旦加熱された熱媒が空気流によって冷却されると
いうようなこともない。これらの相乗的作用として、第
2吸着式冷凍ユニットU2の吸着剤付熱交換器2に導入
される熱媒温度は、従来のようにガスバーナー11の熱
を熱媒の直接加熱のみに使用し周辺の暖まった空気(即
ち、ガスバーナー11の排熱)を利用することなくその
まま大気中に放出していた場合に比して、より一層高め
られることとなる。従って、放出行程にある第2吸着式
冷凍ユニットU2の吸着剤付熱交換器2にはより高温の
熱媒が供給されることとなり、該吸着剤付熱交換器2に
おける吸着剤3からの作動媒体Wの放出がより一層促進
されることとなる。
【0033】尚、この場合、加熱手段Yとしてガスバー
ナー11を採用していることから、その燃焼ガスは同じ
ように気体である周辺空気に容易に混合する。従って、
単に空気の対流作用を利用して空気の加熱を行う場合に
して、混合作用による加熱の分だけ周辺空気の温度上昇
が早くなり、またより高温化されることとなり、この結
果、第2吸着式冷凍ユニットU2の吸着剤付熱交換器2
に供給される熱媒の温度がさらに高められるものであ
る。
【0034】一方、低温管部5B側においては、空気入
口部21から管内通路部24内に導入される空気流が低
温管部5Bに接触して流れることから、該空気流によっ
てこの低温管部5Bが空冷され、これによりその内部を
流れる熱媒も冷却されることとなる。従って、吸着行程
にある第1吸着式冷凍ユニットU1の吸着剤付熱交換器
2へは冷却された低温の熱媒が供給され、吸着剤3への
作動媒体Wの吸着が促進されることとなる。
【0035】このように、この実施例の吸着式空気調和
機においては、ガスバーナー11の発生熱量をより有効
に利用して熱媒をより一層高温としてこれを放出行程に
ある第2吸着式冷凍ユニットU2の吸着剤付熱交換器2
に供給するようにしていることから、該第2吸着式冷凍
ユニットU2においては熱媒温度が高い分だけ吸着剤3
からの作動媒体の放出量が増加し、また、空気流通管2
0内を流れる空気流によって熱媒をより低温とした状態
で吸着行程行程にある第1吸着式冷凍ユニットU1の吸
着剤付熱交換器2に供給するようにしていることから、
該第1吸着式冷凍ユニットU1においては熱媒温度が低
い分だけ吸着剤3への作動媒体の吸着量が増加し、結果
的に、各吸着式冷凍ユニットU1,U2における吸着・放
出作用に伴う作動媒体Wの吸着量及び放出量が増加し、
それだけ吸着式空気調和機としての冷暖房能力が高めら
れるものである。
【0036】また、この実施例においては、空気流通管
20の一部を熱媒冷却用の冷却手段Zとして機能させる
ようにしていることから、従来のように専用の冷却器を
設ける必要がなく、それだけ装置のコンパクト化あるい
は低コスト化が促進されるものである。
【0037】第2実施例 図2には本願の請求項1,2及び4記載の発明の実施例
にかかる吸着式空気調和機が示されている。この実施例
の吸着式空気調和機は、上記第1実施例のものとその基
本構成を同じにするものであって、該第1実施例のもの
と異なる点は、該第1実施例のものが加熱手段Yとして
ガスバーナー11を採用していたのに対して、この実施
例においては加熱手段Yとしてソーラーシステム30に
より得られる温水を使用するようにした点である。
【0038】即ち、この実施例においては、ソーラーシ
ステム30からの温水が供給される伝熱管31の上流部
分を上記高温管部5Aの外周に巻回配置するとともに、
その下流部分を上記管内通路部24内に配置し、さらに
上記上流部分はこれをカバー32によって被包してこれ
に直接空気流が当たらないようにしている。
【0039】このようにした場合には、ソーラーシステ
ム30から送られてくる温水は、先ず伝熱管31の上流
部分において高温管部5Aを直接的に加熱してその内部
の熱媒温度を高める如く作用するととも、該高温管部5
Aの加熱によって幾分温度の低下した温水は該伝熱管3
1の下流部分において管内通路部24内を流れる空気流
を加熱する如く作用する。そして、この伝熱管31の下
流部分において暖められた空気は、管内通路部24内を
通ってその第1出口22Aから排出される間に、上記高
温管部5Aの伝熱管31配置部分の両側を比較的広範囲
に亘って加熱し、該高温管部5A内の熱媒を予熱しある
いは再加熱する。従って、従来のように直接高温管部5
Aを加熱するのみの場合に比して、周辺空気によって予
熱及び再加熱される分だけ熱媒温度がさらに高められ、
それだけ吸着式空気調和機としての冷暖房能力が高めら
れることとなるものである。
【0040】尚、このようにソーラーシステム30の温
水を加熱熱源として使用する場合には、上記第1実施例
のようにガスバーナー11を使用する場合に比して熱媒
の加熱温度が比較的低いため、吸着剤3としては例えば
シリカゲル等の比較的吸着・放出温度の低いものを使用
する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかる吸着式空気調和
機の全体システム図である。
【図2】本願発明の第2実施例にかかる吸着式空気調和
機の全体システム図である。
【符号の説明】
1は密閉容器、2は吸着剤付熱交換器、3は吸着剤、4
は伝熱管、5は熱媒管、6は作動媒体用熱交換器、7は
室内熱交換器、8は室外熱交換器、11はガスバーナー
(加熱手段)、12はファン、13はポンプ、20は空気
流通管、21は空気入口部、22は空気出口部、24は
管内通路部、25及び26はダンパー、30はソーラー
システム、31は伝熱管、U1及びU2は吸着式冷凍ユニ
ットである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液二相間で相変化する作動媒体(W)を
    封入してなる密閉容器(1)の中に、その内部に配設され
    た伝熱管(4)を循環する熱媒によりこれが冷却された時
    には上記作動媒体(W)を吸着し、加熱された時には上記
    作動媒体(W)を放出する如く作用をする吸着剤(3)を備
    えた吸着剤付熱交換器(2)と、該吸着剤付熱交換器(2)
    による作動媒体(W)の吸着・放出に伴って該作動媒体
    (W)との間で熱交換を行いそれによって該作動媒体(W)
    に蒸発又は凝縮作用を生ぜしめる作用をする作動媒体用
    熱交換器(6)とを備えた一対の吸着冷凍ユニット
    (U1)、(U2)を並設するとともに、該各吸着式冷凍ユニ
    ット(U1),(U2)の上記各伝熱管(4)、(4)を高温管部
    (5A)と低温管部(5B)とからなる熱媒管(5)で相互に
    接続して一連の熱媒循環系(X)を構成し、該熱媒循環系
    (X)に設けた可逆循環手段(13)により熱媒を該熱媒循
    環系(X)内で可逆的に循環せしめる如くした吸着式空気
    調和機であって、上記高温管部(5A)側にその内部を循
    環する熱媒を加熱する加熱手段(Y)が配置される一方、
    上記高温管部(5A)と低温管部(5B)の間には、上記加
    熱手段(Y)と高温管部(5A)及び低温管部(5B)をその
    通路内部に収容せしめるとともに、上記低温管部(5B)
    側に空気入口部(21)を、上記高温管部(5A)側に空気
    出口部(22)をそれぞれ形成した空気流通管(20)が備
    えられていることを特徴とする吸着式空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記空気流通管(2
    0)の空気出口部(22)が上記加熱手段(Y)を上記高温
    管部(5A)の軸方向に跨いでその両側にそれぞれ形成さ
    れた第1出口(22A)と第2出口(22B)とで構成され
    る一方、該第1出口(22A)と第2出口(22B)にはそ
    れぞれダンパー(25),(26)が配置され、且つ該各ダ
    ンパー(25)、(26)は熱媒下流側に位置する出口(2
    2Aまたは22B)を閉じ、熱媒上流側に位置する出口
    (22Bまたは22A)を開く如く開閉制御されることを
    特徴とする吸着式空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記加熱手段
    (Y)が、ガスバーナー等の燃焼式熱源(11)で構成され
    ていることを特徴とする吸着式空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、上記加熱手段
    (Y)が、ソーラーシステム等の非燃焼式熱源(30)で構
    成されていることを特徴とする吸着式空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295925A (ja) * 2001-01-29 2002-10-09 Denso Corp 熱供給装置

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JP2002295925A (ja) * 2001-01-29 2002-10-09 Denso Corp 熱供給装置

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