JPH05107366A - 地中埋設物を探査する方法とその装置 - Google Patents
地中埋設物を探査する方法とその装置Info
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- JPH05107366A JPH05107366A JP26504091A JP26504091A JPH05107366A JP H05107366 A JPH05107366 A JP H05107366A JP 26504091 A JP26504091 A JP 26504091A JP 26504091 A JP26504091 A JP 26504091A JP H05107366 A JPH05107366 A JP H05107366A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物標10以外の導電性管体20が存在してい
ても、正しい物標10の位置を特定できる地中埋設物の
探査方法とこの方法を実施する装置を提供することにあ
る。 【構成】 地中埋設物探査装置は、垂直方向の高さが互
いに異なる少なくとも2個の垂直磁界検出器41,43
と少なくとも1個の水平磁界検出器42とを装備した磁
界検出装置40と、距離検出器44と、前記検出器4
1,42,43,44からの信号を処理して、各測定位
置での磁界の同相成分と直角成分を分離して求め、別管
20による磁界の歪みを排除し、物標10のみの磁界を
求め、物標10の埋設位置を特定する測定本体30とで
構成されている。
ても、正しい物標10の位置を特定できる地中埋設物の
探査方法とこの方法を実施する装置を提供することにあ
る。 【構成】 地中埋設物探査装置は、垂直方向の高さが互
いに異なる少なくとも2個の垂直磁界検出器41,43
と少なくとも1個の水平磁界検出器42とを装備した磁
界検出装置40と、距離検出器44と、前記検出器4
1,42,43,44からの信号を処理して、各測定位
置での磁界の同相成分と直角成分を分離して求め、別管
20による磁界の歪みを排除し、物標10のみの磁界を
求め、物標10の埋設位置を特定する測定本体30とで
構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地中に埋設された金
属管(以下、物標という)に直接あるいは間接的な方法
で交流電流を流し、この電流が地表面上に作る磁界分布
を磁界センサによって測定し、この分布の形から物標の
水平位置および深さを標定する地中埋設物の探査方法、
およびこの方法を実施するための装置に関する。
属管(以下、物標という)に直接あるいは間接的な方法
で交流電流を流し、この電流が地表面上に作る磁界分布
を磁界センサによって測定し、この分布の形から物標の
水平位置および深さを標定する地中埋設物の探査方法、
およびこの方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実際の現場では、物標が埋設されている
土壌の組成は複雑であり、また地中には物標以外の金属
管路・磁性体などの各種埋設物、更に地上には各種の金
属物体が存在し、これ等による磁界が物標の作る磁界に
影響を及ぼし、地表面上の観測磁界を歪ませ、物標の水
平位置および深さの標定を困難なものにしている。
土壌の組成は複雑であり、また地中には物標以外の金属
管路・磁性体などの各種埋設物、更に地上には各種の金
属物体が存在し、これ等による磁界が物標の作る磁界に
影響を及ぼし、地表面上の観測磁界を歪ませ、物標の水
平位置および深さの標定を困難なものにしている。
【0003】物標に平行に別の金属管(以下、別管とい
う)が埋設されており、これが二次回路を形成し得るよ
うになっていると、物標電流による磁界によって、別管
に誘導電流が生じ、これが周囲に磁界を作って物標電流
による磁界を歪ませ、物標の位置推定を困難なものにす
る。
う)が埋設されており、これが二次回路を形成し得るよ
うになっていると、物標電流による磁界によって、別管
に誘導電流が生じ、これが周囲に磁界を作って物標電流
による磁界を歪ませ、物標の位置推定を困難なものにす
る。
【0004】誘導電流による上記の効果を無視してい
る、従来の物標位置の同定方法では、実際の作業現場で
正しい物標位置と測定された見掛け上の物標位置との間
に、条件の悪い場合、1m 程度にもなる誤差を与える可
能性がある。それ故、この埋設物を堀り出したり、探査
する場合、判断を誤り、思わぬ位置を掘りおこす場合が
ある。このような状況では、特に市街地の道路のような
立て込んだ場所で作業の進捗を遅らせ、無駄な作業を強
いることになり、極めて不便、作業効率を著しく低下さ
せる結果となる。
る、従来の物標位置の同定方法では、実際の作業現場で
正しい物標位置と測定された見掛け上の物標位置との間
に、条件の悪い場合、1m 程度にもなる誤差を与える可
能性がある。それ故、この埋設物を堀り出したり、探査
する場合、判断を誤り、思わぬ位置を掘りおこす場合が
ある。このような状況では、特に市街地の道路のような
立て込んだ場所で作業の進捗を遅らせ、無駄な作業を強
いることになり、極めて不便、作業効率を著しく低下さ
せる結果となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それ故、この発明の課
題は、物標以外の導電性管体が存在していても、正しい
物標の位置を特定でき、無駄な作業や誤った作業を完全
に排除できる、地中埋設物の探査方法、およびこの方法
を実施できる装置を提供することにある。
題は、物標以外の導電性管体が存在していても、正しい
物標の位置を特定でき、無駄な作業や誤った作業を完全
に排除できる、地中埋設物の探査方法、およびこの方法
を実施できる装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、地中に埋設された物標10に交流電流を流し、
この電流が地表面上に作る磁界分布を、水平方向の磁界
Hh のみ検出し、互いに垂直位置の異なる少なくとも2
個の磁界検出器41,43と垂直方向の磁界Hv のみを
検出する少なくとも1個の磁界検出器42とによって測
定し、これ等の磁界Hh,Hvの分布形状から物標10の
水平位置および深さを標定する地中埋設物探査方法の場
合、電磁誘導によって別管20に流れる電流によって生
じる別管磁界を、物標10を流れる電流で生じる物標磁
界と位相が直角の成分を分離・測定し、この磁界成分を
用いて所定の演算を行い、物標磁界と位相が同相の成分
から別管磁界の寄与を除去して、純粋な物標磁界を求め
て物標10の水平位置および深さを標定することことに
よって解決されている。
により、地中に埋設された物標10に交流電流を流し、
この電流が地表面上に作る磁界分布を、水平方向の磁界
Hh のみ検出し、互いに垂直位置の異なる少なくとも2
個の磁界検出器41,43と垂直方向の磁界Hv のみを
検出する少なくとも1個の磁界検出器42とによって測
定し、これ等の磁界Hh,Hvの分布形状から物標10の
水平位置および深さを標定する地中埋設物探査方法の場
合、電磁誘導によって別管20に流れる電流によって生
じる別管磁界を、物標10を流れる電流で生じる物標磁
界と位相が直角の成分を分離・測定し、この磁界成分を
用いて所定の演算を行い、物標磁界と位相が同相の成分
から別管磁界の寄与を除去して、純粋な物標磁界を求め
て物標10の水平位置および深さを標定することことに
よって解決されている。
【0007】更に、上記の課題は、この発明により、地
中に埋設された物標10に交流電流を流し、この電流が
地表面上に作る磁界分布を、水平方向の磁界Hh のみ検
出し、互いに垂直位置の異なる少なくとも2個の磁界検
出器41,43と垂直方向の磁界Hv のみを検出する少
なくとも1個の磁界検出器42とによって測定し、これ
等の磁界Hh,Hv の分布形状から物標10の水平位置お
よび深さを標定する地中埋設物探査装置の場合、 −上記磁界検出器41,42,43を装備した地表面上
を移動可能な磁界検出装置40と、 −前記磁界検出装置40の移動距離を検出する距離検出
器44と、 −測定本体30と、 で構成され、前記測定本体30に、 −上記検出器41,42,43,44の検出信号を受け
入れ、各測定位置で測定された水平磁界Hh と垂直磁界
Hv の同相成分と直角成分を別々に分離して、求めたア
ナログ値をデジタル値に変換した後、記憶器に保管し、
プログラムによって指定されている所定の演算式に基づ
き、記憶された磁界の同相・直角成分から別管20によ
る磁界の影響を除去して、純粋な物標10の磁界のみを
求める演算処理を行う演算処理手段と、 −諸測定を所定順序で行う手順および上記演算処理を行
う手順のプログラムを記憶し、このプログラムに従って
順次処理を実行させるシーケンス制御手段と、 −物標10に印加する所定周波数の交流電流を発生させ
る手段と、 が設けてあることによって解決されている。
中に埋設された物標10に交流電流を流し、この電流が
地表面上に作る磁界分布を、水平方向の磁界Hh のみ検
出し、互いに垂直位置の異なる少なくとも2個の磁界検
出器41,43と垂直方向の磁界Hv のみを検出する少
なくとも1個の磁界検出器42とによって測定し、これ
等の磁界Hh,Hv の分布形状から物標10の水平位置お
よび深さを標定する地中埋設物探査装置の場合、 −上記磁界検出器41,42,43を装備した地表面上
を移動可能な磁界検出装置40と、 −前記磁界検出装置40の移動距離を検出する距離検出
器44と、 −測定本体30と、 で構成され、前記測定本体30に、 −上記検出器41,42,43,44の検出信号を受け
入れ、各測定位置で測定された水平磁界Hh と垂直磁界
Hv の同相成分と直角成分を別々に分離して、求めたア
ナログ値をデジタル値に変換した後、記憶器に保管し、
プログラムによって指定されている所定の演算式に基づ
き、記憶された磁界の同相・直角成分から別管20によ
る磁界の影響を除去して、純粋な物標10の磁界のみを
求める演算処理を行う演算処理手段と、 −諸測定を所定順序で行う手順および上記演算処理を行
う手順のプログラムを記憶し、このプログラムに従って
順次処理を実行させるシーケンス制御手段と、 −物標10に印加する所定周波数の交流電流を発生させ
る手段と、 が設けてあることによって解決されている。
【0008】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0009】
【作用】ここでは、簡単のため、図1に示すように、別
管20が1本で物標10に平行に存在しているものと
し、物標に流した電流I1 からの誘導により、容易に二
次回路を形成し得る形状になっている場合を考察する。
管20が1本で物標10に平行に存在しているものと
し、物標に流した電流I1 からの誘導により、容易に二
次回路を形成し得る形状になっている場合を考察する。
【0010】別管が複数本埋設されていたり、あるいは
他の形状の物体が埋設されており、これ等が二次回路を
形成し得るような場合でも、それ等は通常充分に距離が
離れているので、別管の影響は物標に最も近い1本につ
いて考察すれば、実用上充分な精度が得られる。
他の形状の物体が埋設されており、これ等が二次回路を
形成し得るような場合でも、それ等は通常充分に距離が
離れているので、別管の影響は物標に最も近い1本につ
いて考察すれば、実用上充分な精度が得られる。
【0011】両回路間の相互インダクタンスをMとする
と、図1の下に示すような等価回路を考えることができ
る。
と、図1の下に示すような等価回路を考えることができ
る。
【0012】この等価回路の助けで、次の回路方程式が
成り立つ、 (R1 +jωL1 )I1 +jωMI2 = E (1) jωMI1 +(R2 +jωL2 )I2 = 0 (2) (2) により、複素係数kを用いて、 I2 =kI1 k=−jωM/(R2 +jωL2 ) (3) となる。
成り立つ、 (R1 +jωL1 )I1 +jωMI2 = E (1) jωMI1 +(R2 +jωL2 )I2 = 0 (2) (2) により、複素係数kを用いて、 I2 =kI1 k=−jωM/(R2 +jωL2 ) (3) となる。
【0013】特に、ωL2 ≪R2 の場合(低い周波数の
場合)は、I2 はI1 より位相が約90度遅れる。また、
ωL2 ≫R2 の場合(高い周波数の場合)は、I2 はI
1 に対してほぼ逆位相となる。
場合)は、I2 はI1 より位相が約90度遅れる。また、
ωL2 ≫R2 の場合(高い周波数の場合)は、I2 はI
1 に対してほぼ逆位相となる。
【0014】図2に示すように、物標10と別管20が
地中に埋設されていて、これを観測位置Pで観測した場
合の水平磁界Hh および垂直磁界Hv を求める。ここ
で、相互の位置関係と関連する磁界を規定する下記の記
号を導入する。
地中に埋設されていて、これを観測位置Pで観測した場
合の水平磁界Hh および垂直磁界Hv を求める。ここ
で、相互の位置関係と関連する磁界を規定する下記の記
号を導入する。
【0015】D: 地表面から物標までの垂直深さ d: 地表面から別管までの垂直深さ s: 物標から観測位置Pまでの水平距離 s0 : 物標と別管の間の水平距離 h: 地表面から観測位置までの垂直距離 H1 : 物標を流れる電流によって生じる磁界 H2 : 別管を流れる電流によって生じる磁界 H0 : 物標の真上の地表面での物標によって生じる磁
界。
界。
【0016】更に、これ等の位置に関する量を物標10
の地表面からの垂直深さDで下記のように規格化する。
即ち、 h/D → h, d/D → d s0 /D → s0 , s/D → s 次いで、H1 とH2 から合成される磁界の水平成分Hh
と垂直磁界Hv も上記の磁界H0 で規格化する。即ち Hh /H0 → Hh , Hv /H0 → Hv で表す。この規格化によって、合成磁界Hh ,Hv は下
記のように表せる。
の地表面からの垂直深さDで下記のように規格化する。
即ち、 h/D → h, d/D → d s0 /D → s0 , s/D → s 次いで、H1 とH2 から合成される磁界の水平成分Hh
と垂直磁界Hv も上記の磁界H0 で規格化する。即ち Hh /H0 → Hh , Hv /H0 → Hv で表す。この規格化によって、合成磁界Hh ,Hv は下
記のように表せる。
【0017】
【外1】
【0018】別管が存在しなければ(即ち、上式でk=
0),物標の位置は等式(4) と(5)のそれぞれ第1項か
ら、容易に求まる。物標の水平位置は、(5) から、 Hv =0 (6) を満たす水平位置sから、あるいは式(4) のHh が最大
値を示す水平位置sから定まる。また、垂直位置は、
(6)式を満たす水平位置、つまり、物標の真上の位置
(図2の場合、s=0)を求め、この水平位置で、しか
もそれぞれ地表面および地表面より高さh0 のところの
水平磁界Hh 0 ,Hh h を用いて、(4) の第1項から、
0),物標の位置は等式(4) と(5)のそれぞれ第1項か
ら、容易に求まる。物標の水平位置は、(5) から、 Hv =0 (6) を満たす水平位置sから、あるいは式(4) のHh が最大
値を示す水平位置sから定まる。また、垂直位置は、
(6)式を満たす水平位置、つまり、物標の真上の位置
(図2の場合、s=0)を求め、この水平位置で、しか
もそれぞれ地表面および地表面より高さh0 のところの
水平磁界Hh 0 ,Hh h を用いて、(4) の第1項から、
【0019】
【外2】
【0020】として求まる。
【0021】ここで、複素係数kを実数部α,虚数部β
を用いて表すと、 k=−α−jβ (8) となる。更に、 (8)式を地表面での水平磁界(h=0)
に対する (4)式に代入して、この式の右辺の実数部と虚
数部をそれぞれAとBで表すと、 Hp = A−jB (9) ここで、
を用いて表すと、 k=−α−jβ (8) となる。更に、 (8)式を地表面での水平磁界(h=0)
に対する (4)式に代入して、この式の右辺の実数部と虚
数部をそれぞれAとBで表すと、 Hp = A−jB (9) ここで、
【0022】
【外3】
【0023】これ等の値を複素平面で表示すると図3の
ように表せる。物標10からの磁界のみの振幅A1 に対
して別管からの磁界の振幅Cは同相成分A2 と直角成分
Bに分解できる。この場合、
ように表せる。物標10からの磁界のみの振幅A1 に対
して別管からの磁界の振幅Cは同相成分A2 と直角成分
Bに分解できる。この場合、
【0024】
【外4】
【0025】である。
【0026】同様に、地表面における垂直合成磁界Hv
は式 (5)より実数部をD,虚数部をEとして、 Hv = D−jE (13) で表せる。ここで、
は式 (5)より実数部をD,虚数部をEとして、 Hv = D−jE (13) で表せる。ここで、
【0027】
【外5】
【0028】位相角φは、
【0029】
【外6】
【0030】となる。
【0031】以上の関係式を要約すると、式 (10) と
(14) の右辺第2項はそれぞれ別管の影響であり、別管
が存在しなければこれ等の項は零であり、同時に式 (1
1) と(15)の値も零である。式 (10) の第2項は式の形
から明らかなようにs0 の位置を中心に左右対称な陣笠
状になっており、式 (11) のBも同様である。
(14) の右辺第2項はそれぞれ別管の影響であり、別管
が存在しなければこれ等の項は零であり、同時に式 (1
1) と(15)の値も零である。式 (10) の第2項は式の形
から明らかなようにs0 の位置を中心に左右対称な陣笠
状になっており、式 (11) のBも同様である。
【0032】物標位置(水平、深さ)の標定に誤差をも
たらす大きな原因は、合成磁界の空間分布が歪むことで
あり、この歪は物標磁界に別管磁界が重なることによっ
て生じる。
たらす大きな原因は、合成磁界の空間分布が歪むことで
あり、この歪は物標磁界に別管磁界が重なることによっ
て生じる。
【0033】従って、合成磁界の中から物標磁界の水平
成分および垂直成分のみを選択検出できれば、別管磁界
とは無関係に式 (6)と式 (7)によって物標位置を特定で
きる(水平位置は式 (6), 垂直位置は式 (7)) 。
成分および垂直成分のみを選択検出できれば、別管磁界
とは無関係に式 (6)と式 (7)によって物標位置を特定で
きる(水平位置は式 (6), 垂直位置は式 (7)) 。
【0034】しかし、合成水平磁界は式 (9)に示す通
り、物標磁界に別管磁界の同相分が加わった磁界Aおよ
び物標磁界から位相が 90 度遅れた直角成分Bとから成
っており、上記の選択検出が困難であれば、次のように
して精度向上を図ることができる。
り、物標磁界に別管磁界の同相分が加わった磁界Aおよ
び物標磁界から位相が 90 度遅れた直角成分Bとから成
っており、上記の選択検出が困難であれば、次のように
して精度向上を図ることができる。
【0035】先ず、磁界成分Bは別管に単独に別管電流
の直角成分が流れた場合の磁界であるから、式 (6)と
(7)を別管に適用して別管位置(d,s0 )を特定でき
る。
の直角成分が流れた場合の磁界であるから、式 (6)と
(7)を別管に適用して別管位置(d,s0 )を特定でき
る。
【0036】次に、この(d,s0 )の位置に物標電流
と同相で適当な大きさの電流が流れたときの磁界を計算
し(この磁界で別管磁界の逆位相成分を打ち消す)、こ
れを磁界Aに加え、その大きさを適当に調節して合成磁
界がAの第1項のみ残るようにする。第1項のみであれ
ば、式 (6)と式 (7)によって物標位置を特定することが
できる。
と同相で適当な大きさの電流が流れたときの磁界を計算
し(この磁界で別管磁界の逆位相成分を打ち消す)、こ
れを磁界Aに加え、その大きさを適当に調節して合成磁
界がAの第1項のみ残るようにする。第1項のみであれ
ば、式 (6)と式 (7)によって物標位置を特定することが
できる。
【0037】第1項のみ残ったか否かの判定は磁界分布
の対称性、即ちピークを中心に左右に陣笠状分布になっ
ているか否かを見ればよい。
の対称性、即ちピークを中心に左右に陣笠状分布になっ
ているか否かを見ればよい。
【0038】垂直磁界を利用して深さを測定する場合に
ついても同様である。
ついても同様である。
【0039】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき、この発明
をより詳しく説明する。
をより詳しく説明する。
【0040】図4には、この発明による埋設物探査装置
の全体のブロック回路図が示してある。この装置を大別
すると、測定本体30と磁界検出装置40およびこの検
出装置に付属する距離検出器44で構成されている。
の全体のブロック回路図が示してある。この装置を大別
すると、測定本体30と磁界検出装置40およびこの検
出装置に付属する距離検出器44で構成されている。
【0041】磁界検出装置40は、磁界に対する主検出
方向が水平方向を向いた第一水平コイル41と第二水平
コイル43および主検出方向が垂直方向を向いた垂直コ
イル42を装備している。この場合、第一および第二水
平コイル41,43は、磁界検出装置40の中で互いに
異なる垂直位置に、しかも同じ水平位置に固定設置され
ている。そして、この磁界検出装置40には地表面上を
移動できるようにするため、下部に車輪(図示せず)が
設けてある。
方向が水平方向を向いた第一水平コイル41と第二水平
コイル43および主検出方向が垂直方向を向いた垂直コ
イル42を装備している。この場合、第一および第二水
平コイル41,43は、磁界検出装置40の中で互いに
異なる垂直位置に、しかも同じ水平位置に固定設置され
ている。そして、この磁界検出装置40には地表面上を
移動できるようにするため、下部に車輪(図示せず)が
設けてある。
【0042】距離検出器44は、地表面上の特定の位置
を基準にして、そこから前記磁界検出装置40が移動し
た距離を検出するもので、この磁界検出装置40内に設
けることもできるし、必要とあれば、磁界検出装置40
とは異なる装置に設置できる、あるいは手動で移動距離
を検出する検出器であってもよい。しかし、何れの方式
を採用するにしても、基準位置から磁界検出装置40が
移動した距離を正確に測定できることが大切である。
を基準にして、そこから前記磁界検出装置40が移動し
た距離を検出するもので、この磁界検出装置40内に設
けることもできるし、必要とあれば、磁界検出装置40
とは異なる装置に設置できる、あるいは手動で移動距離
を検出する検出器であってもよい。しかし、何れの方式
を採用するにしても、基準位置から磁界検出装置40が
移動した距離を正確に測定できることが大切である。
【0043】測定本体30の発振制御部37には、一定
の周波数f0 の交番電圧を発生させる基準電圧発生器が
内蔵されている。この出力電圧を電力増幅器38に導入
し、そこで一定の周波数f0 の交番駆動電流に変換し、
変換した電流を導線L5 を介して物標10に印加する。
なお、発振制御部37には出力信号の周波数f0 と振幅
を可変できる自動ないしは手動の周波数可変設定器(図
示せず)が具備されている。物標10に印加された交番
電流によって生じる磁界は、地表面上で第一水平コイル
41,垂直コイル42、第二水平コイル43によって検
出され、それ等の検出信号は、それぞれ対応する導線L
1,L2,L3 を介して測定本体30に導入される。更に、
距離検出器44によって検出された距離検出信号は導線
L4 を介して測定本体30に供給される。この測定本体
30には距離測定回路36が内蔵されていて、例えばロ
ータリーエンコーダとそれに取り付けられた車輪から成
る距離検出器44によって検出されたアナログ検出信号
がデジタル出力信号に変換されて、中央演算部35に出
力される。なお、電源部39は、測定本体30中の各回
路要素に必要な供給電源(例えば、5Vおよび/または
15 Vの電圧電源)を発生させる回路で、電源部39に
対する主供給電源は商用電源、例えば AC 100 Vの電源
あるいはバッテリーから供給される。
の周波数f0 の交番電圧を発生させる基準電圧発生器が
内蔵されている。この出力電圧を電力増幅器38に導入
し、そこで一定の周波数f0 の交番駆動電流に変換し、
変換した電流を導線L5 を介して物標10に印加する。
なお、発振制御部37には出力信号の周波数f0 と振幅
を可変できる自動ないしは手動の周波数可変設定器(図
示せず)が具備されている。物標10に印加された交番
電流によって生じる磁界は、地表面上で第一水平コイル
41,垂直コイル42、第二水平コイル43によって検
出され、それ等の検出信号は、それぞれ対応する導線L
1,L2,L3 を介して測定本体30に導入される。更に、
距離検出器44によって検出された距離検出信号は導線
L4 を介して測定本体30に供給される。この測定本体
30には距離測定回路36が内蔵されていて、例えばロ
ータリーエンコーダとそれに取り付けられた車輪から成
る距離検出器44によって検出されたアナログ検出信号
がデジタル出力信号に変換されて、中央演算部35に出
力される。なお、電源部39は、測定本体30中の各回
路要素に必要な供給電源(例えば、5Vおよび/または
15 Vの電圧電源)を発生させる回路で、電源部39に
対する主供給電源は商用電源、例えば AC 100 Vの電源
あるいはバッテリーから供給される。
【0044】導線L1,L2,L3 を介して測定本体30に
導入された検出信号は、例えばアナログスイッチ等で構
成できる入力切換器31に導入される。この入力切換器
31は3種の検出信号の一つを順次所定のサイクルで一
定の分割時間の間、その中を通過させて、入力切換器3
1の出力端から出力させるマルチプレクサで構成されて
いる。時間分割の切換周期の制御信号は図示していない
中央演算部35中のパルス発生器で形成され、そこから
入力切換器31の制御入力端に導入される。もちろん、
切換周期は物標10に印加させる交番励起電流の周波数
f0 より充分長く選択されている。入力切換器31の出
力信号は、例えば低域濾波器と増幅器で構成されている
ノイズ除去回路32を経由して同期検波器33に導入さ
れる。
導入された検出信号は、例えばアナログスイッチ等で構
成できる入力切換器31に導入される。この入力切換器
31は3種の検出信号の一つを順次所定のサイクルで一
定の分割時間の間、その中を通過させて、入力切換器3
1の出力端から出力させるマルチプレクサで構成されて
いる。時間分割の切換周期の制御信号は図示していない
中央演算部35中のパルス発生器で形成され、そこから
入力切換器31の制御入力端に導入される。もちろん、
切換周期は物標10に印加させる交番励起電流の周波数
f0 より充分長く選択されている。入力切換器31の出
力信号は、例えば低域濾波器と増幅器で構成されている
ノイズ除去回路32を経由して同期検波器33に導入さ
れる。
【0045】同期検波器33では、ノイズ除去回路32
の出力信号を物標10に印加する励起電流に対して同相
成分と 90 度位相のずれた直角成分を分離して取り出す
同期検波信号処理が行われる。この信号処理は、磁界検
出コイル41,42,43の各々に対して各分割時間内
に行われる。信号処理されたアナログ信号は、アナログ
・デジタル変換器34に供給され、ここで対応するデジ
タル信号に変換され、中央演算部35に導入される。
の出力信号を物標10に印加する励起電流に対して同相
成分と 90 度位相のずれた直角成分を分離して取り出す
同期検波信号処理が行われる。この信号処理は、磁界検
出コイル41,42,43の各々に対して各分割時間内
に行われる。信号処理されたアナログ信号は、アナログ
・デジタル変換器34に供給され、ここで対応するデジ
タル信号に変換され、中央演算部35に導入される。
【0046】図5には中央演算部35の内部構成要素が
更に詳細に図示してある。この中央演算部35の中に
は、測定本体30の中で種々の制御を順次実行するため
のプログラムを収納できる、例えばリードオンリメモリ
で構成されている制御記憶器ROM,測定結果あるいは
途中での演算結果を一時的に保管する、例えばランダム
アクセスメモリで構成される一時記憶器RAM,制御入
力信号を導入するためのキーボードKBD,演算結果あ
るいは測定メニュー等を表示および印字する表示部CR
Tと印字装置PRT,全ての演算処理と制御シーケンス
を司るマイクロプロセッサμP,および上に列記した各
種構成要素ROM,RAM,μP等とアナログ・デジタ
ル変換器34と距離測定回路36からのデジタル出力信
号をデジタル的に結び付けるバス結線BUSで構成され
ている。従って、一時記憶器RAMには、検出コイル4
1,42,43によって検出された各測定位置での磁界
検出信号の同相成分と直角成分がそれぞれ記憶される。
また、制御記憶器ROMには、以下で詳細に説明する3
種の測定モードでの各演算処理を実行する手順や演算方
式(所謂アルゴリズム、例えば式 (4), (5), (6), (7),
(9)− (11), (13) −(15) の中の必要なもの)が保管
されている。その外、中央演算部35の中には、発振制
御部37からの一定周波数f0 の出力信号をトリガー信
号として、入力切換器31の時間分割サイクルの周期を
指定する制御入力信号を形成するタイミング回路DVも
ある。このタイミング回路DVは一定周波数f0 を基本
周期としてこの整数倍のサイクルで測定データを一時記
憶器RAMに入出力させる動作を指定するシーケンス制
御の基本周波数も形成する。
更に詳細に図示してある。この中央演算部35の中に
は、測定本体30の中で種々の制御を順次実行するため
のプログラムを収納できる、例えばリードオンリメモリ
で構成されている制御記憶器ROM,測定結果あるいは
途中での演算結果を一時的に保管する、例えばランダム
アクセスメモリで構成される一時記憶器RAM,制御入
力信号を導入するためのキーボードKBD,演算結果あ
るいは測定メニュー等を表示および印字する表示部CR
Tと印字装置PRT,全ての演算処理と制御シーケンス
を司るマイクロプロセッサμP,および上に列記した各
種構成要素ROM,RAM,μP等とアナログ・デジタ
ル変換器34と距離測定回路36からのデジタル出力信
号をデジタル的に結び付けるバス結線BUSで構成され
ている。従って、一時記憶器RAMには、検出コイル4
1,42,43によって検出された各測定位置での磁界
検出信号の同相成分と直角成分がそれぞれ記憶される。
また、制御記憶器ROMには、以下で詳細に説明する3
種の測定モードでの各演算処理を実行する手順や演算方
式(所謂アルゴリズム、例えば式 (4), (5), (6), (7),
(9)− (11), (13) −(15) の中の必要なもの)が保管
されている。その外、中央演算部35の中には、発振制
御部37からの一定周波数f0 の出力信号をトリガー信
号として、入力切換器31の時間分割サイクルの周期を
指定する制御入力信号を形成するタイミング回路DVも
ある。このタイミング回路DVは一定周波数f0 を基本
周期としてこの整数倍のサイクルで測定データを一時記
憶器RAMに入出力させる動作を指定するシーケンス制
御の基本周波数も形成する。
【0047】次に、別管による磁界の歪みを除去するた
め、つまり既に説明した式 (10) と式 (14) のそれぞれ
第2項を除去ないしは殆ど無視できる程度の値に低減さ
せ、純粋に物標10のみの電流で生じる磁界に実質上す
るため、この発明によれば、特に有利な3種の測定モー
ドを提唱している。
め、つまり既に説明した式 (10) と式 (14) のそれぞれ
第2項を除去ないしは殆ど無視できる程度の値に低減さ
せ、純粋に物標10のみの電流で生じる磁界に実質上す
るため、この発明によれば、特に有利な3種の測定モー
ドを提唱している。
【0048】測定モード(I) この測定モードでは、物標10に流す一定交番電流の周
波数f0 は固定されている。測定のステップ1〜9は下
記の通りである。
波数f0 は固定されている。測定のステップ1〜9は下
記の通りである。
【0049】1.物標10に任意の一定周波数f0 の一
定電流を流す。
定電流を流す。
【0050】2.測定領域内の地表面の任意の1地点に
おける磁界(水平磁界、垂直磁界)を検出コイル41,
42,43で測定する。
おける磁界(水平磁界、垂直磁界)を検出コイル41,
42,43で測定する。
【0051】3.測定した磁界(水平磁界、垂直磁界)
を、同期検波器33で物標電流に対する同相成分と直角
成分とに分離して記憶する。
を、同期検波器33で物標電流に対する同相成分と直角
成分とに分離して記憶する。
【0052】4.地表面で、物標10に対して垂直と考
えられる方向へ検出コイル41,42,43を直線的に
移動させ、一定間隔毎に測定した磁界のデータを求め記
憶する。
えられる方向へ検出コイル41,42,43を直線的に
移動させ、一定間隔毎に測定した磁界のデータを求め記
憶する。
【0053】5.水平および垂直両磁界の直角成分の有
無を調べる。有なら下記ステップ6に、無なら下記ステ
ップ9に移行させる。
無を調べる。有なら下記ステップ6に、無なら下記ステ
ップ9に移行させる。
【0054】6.上記ステップ5で求めた磁界分布デー
タを各地点の水平および垂直両磁界の同相成分データに
代数的に加える。
タを各地点の水平および垂直両磁界の同相成分データに
代数的に加える。
【0055】7.合成水平磁界が左右対称になったか?
( No あるいは Yes) 8. No の場合、上記ステップ5の分布の符号および大
きさを変えて、上記6,7の計算を Yesになるまで反復
繰り返す。
( No あるいは Yes) 8. No の場合、上記ステップ5の分布の符号および大
きさを変えて、上記6,7の計算を Yesになるまで反復
繰り返す。
【0056】9. Yesの場合、合成水平磁界および合成
垂直磁界を使って物標10の位置を特定する。
垂直磁界を使って物標10の位置を特定する。
【0057】この測定モードでは、一旦求めた磁界を基
に図3で別管による磁界の直角成分Bを電算機内の演算
処理だけで、適当な大きさに代数的に可変し、丁度同相
成分A2 にして、合成磁界(水平または垂直)の成分か
ら除去している。
に図3で別管による磁界の直角成分Bを電算機内の演算
処理だけで、適当な大きさに代数的に可変し、丁度同相
成分A2 にして、合成磁界(水平または垂直)の成分か
ら除去している。
【0058】一定周波数f0 は2 Hz 〜2 kHzで、好ま
しくは、 20 Hz〜 225Hzの範囲に選択して使用される。
しくは、 20 Hz〜 225Hzの範囲に選択して使用される。
【0059】測定モード(II) この測定モードでは、物標10に流す交番電流の周波数
は固定される。従って、発振制御部37から供給する交
番電圧の周波数は可変できる必要がある。測定のステッ
プ1〜6は下記の通りである。
は固定される。従って、発振制御部37から供給する交
番電圧の周波数は可変できる必要がある。測定のステッ
プ1〜6は下記の通りである。
【0060】1.周波数を変化させ、別管電流の作る水
平磁界の直角成分が最大になる周波数の物標電流を流
す。
平磁界の直角成分が最大になる周波数の物標電流を流
す。
【0061】2.その周波数を固定し、地表面の任意の
1地点の磁界の強度(水平磁界および垂直磁界)をサー
チコイルで測定する。
1地点の磁界の強度(水平磁界および垂直磁界)をサー
チコイルで測定する。
【0062】3.上記両磁界を同期検波器33で、物標
電流に対する同相成分と直角成分とに分離して記憶す
る。
電流に対する同相成分と直角成分とに分離して記憶す
る。
【0063】4.検出コイル41,42,43を地表面
上で直線的に移動させ、一定間隔毎にデータを測定して
記憶する。
上で直線的に移動させ、一定間隔毎にデータを測定して
記憶する。
【0064】5.各測定点の水平磁界および垂直磁界の
直角成分を同相成分に代数的に加える。
直角成分を同相成分に代数的に加える。
【0065】6.上記データ(物標電流による地表面の
磁界分布)により物標10の水平位置および深さを特定
する。
磁界分布)により物標10の水平位置および深さを特定
する。
【0066】この測定モードでは、適当な周波数を選択
して、別管による磁界の垂直成分Bと同相成分A2 を等
しくし(図3を参照、即ち、図中のθを 45 °にす
る)、中央演算装置中で合成磁界中のA2 を代数的に同
相成分Aから除去して、純粋な物標10のみの磁界A1
を求めている。
して、別管による磁界の垂直成分Bと同相成分A2 を等
しくし(図3を参照、即ち、図中のθを 45 °にす
る)、中央演算装置中で合成磁界中のA2 を代数的に同
相成分Aから除去して、純粋な物標10のみの磁界A1
を求めている。
【0067】この場合、周波数の可変範囲は、2 Hz 〜
2 kHzで使用すると、効果的である。従って、発振制御
回路37に内蔵された発振器はこの可変範囲を満たすよ
うに、設計される。
2 kHzで使用すると、効果的である。従って、発振制御
回路37に内蔵された発振器はこの可変範囲を満たすよ
うに、設計される。
【0068】測定モード(III) この測定モードでも、励起電流に対して周波数が可変さ
れる。測定のステップ1〜3は下記の通りである。
れる。測定のステップ1〜3は下記の通りである。
【0069】1.測定領域の任意の一点において、別管
電流の直角成分が作る水平磁界が最大となるように物標
電流の周波数を調整する。
電流の直角成分が作る水平磁界が最大となるように物標
電流の周波数を調整する。
【0070】2.物標電流の周波数を上記ステップ1の
周波数の1/20 〜1/5にする。
周波数の1/20 〜1/5にする。
【0071】3.測定モードI,IIと同様にして、水平
磁界、垂直磁界を測定して記録し、その分布より物標位
置を特定する。
磁界、垂直磁界を測定して記録し、その分布より物標位
置を特定する。
【0072】この測定モードでは、印加電流の周波数を
1/20 〜1/5にすることによって、別管の磁界成分Cを
実質上A1 より充分小さくして無視できる状態にするこ
とに相当する。
1/20 〜1/5にすることによって、別管の磁界成分Cを
実質上A1 より充分小さくして無視できる状態にするこ
とに相当する。
【0073】この場合、周波数の可変範囲は、2 Hz 〜
2 kHzで使用すると、効果的である。従って、発振制御
回路37に内蔵された発振器はこの可変範囲を満たすよ
うに、設計される。
2 kHzで使用すると、効果的である。従って、発振制御
回路37に内蔵された発振器はこの可変範囲を満たすよ
うに、設計される。
【0074】以上、この発明を例示的な図面に基づき説
明したが、この発明の範囲を逸脱することなく種々の変
形、改良を導入することができる。しかし、この発明は
このような例示的に示したものに限定されるものでな
く、特許請求の範囲に規定するものであれば、全てこの
発明の範囲にある。
明したが、この発明の範囲を逸脱することなく種々の変
形、改良を導入することができる。しかし、この発明は
このような例示的に示したものに限定されるものでな
く、特許請求の範囲に規定するものであれば、全てこの
発明の範囲にある。
【0075】例えば、図4の測定本体30の3個の磁界
検出器41,42,43に対してノイズ除去回路、同期
検出器、アナログ・デジタル変換器をそれぞれ1個づつ
設け、入力切換器31を使用しない並列回路も考えられ
る。
検出器41,42,43に対してノイズ除去回路、同期
検出器、アナログ・デジタル変換器をそれぞれ1個づつ
設け、入力切換器31を使用しない並列回路も考えられ
る。
【0076】また、磁界検出器41,42,43をサー
チコイルとして説明したが、これ等を半導体素子、例え
ばホール素子、磁気抵抗素子で構成することもできる。
その場合、これ等の素子に使用される定電流源回路を用
意する必要がある。
チコイルとして説明したが、これ等を半導体素子、例え
ばホール素子、磁気抵抗素子で構成することもできる。
その場合、これ等の素子に使用される定電流源回路を用
意する必要がある。
【0077】更に、図5で説明した中央演算部35に付
属する入出力装置、つまり表示部CRT,キーボードK
BDあるいはプリンタPRTは、必要に応じて適宜選択
して全部またはその一部のみを設置できる。また、どの
入出力装置も設置しない方式も考えられる。
属する入出力装置、つまり表示部CRT,キーボードK
BDあるいはプリンタPRTは、必要に応じて適宜選択
して全部またはその一部のみを設置できる。また、どの
入出力装置も設置しない方式も考えられる。
【0078】その外、中央演算部35の中で使用した二
つの記憶器をフロッピーデイスクあるいはハードデイス
クで構成することもできる。この場合には、デイスクを
駆動させる駆動装置、および入出力信号の復号化と符号
化用の処理回路も付属させることは当然必要になる。
つの記憶器をフロッピーデイスクあるいはハードデイス
クで構成することもできる。この場合には、デイスクを
駆動させる駆動装置、および入出力信号の復号化と符号
化用の処理回路も付属させることは当然必要になる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による地
中埋設物探査方法と装置により、物標の位置を正確に特
定でき、誤った掘削作業を防止でき、作業効率を高める
ことができる。それ故、この発明による地中埋設物探査
装置は、市街地のような立て込んだ歩道や道路での掘り
起こし作業に特に有利に使用できる。また、この発明に
よる地中埋設物探査装置は、比較的小型で軽量に作成で
きるので、単に測定に便利でなく、移動時の輸送や測定
時の移動や保守にも有利である。
中埋設物探査方法と装置により、物標の位置を正確に特
定でき、誤った掘削作業を防止でき、作業効率を高める
ことができる。それ故、この発明による地中埋設物探査
装置は、市街地のような立て込んだ歩道や道路での掘り
起こし作業に特に有利に使用できる。また、この発明に
よる地中埋設物探査装置は、比較的小型で軽量に作成で
きるので、単に測定に便利でなく、移動時の輸送や測定
時の移動や保守にも有利である。
【図1】地中に埋設された物標と別管の幾何学的な配
置、およびそれ等を流れる電流に対する等価回路を示す
模式図である。
置、およびそれ等を流れる電流に対する等価回路を示す
模式図である。
【図2】物標、別管および観測位置の間の幾何学的な相
対関係を指定するための模式配置図である。
対関係を指定するための模式配置図である。
【図3】物標電流および別管電流によって誘起する個別
磁界の位相の相対関係を示す図である。
磁界の位相の相対関係を示す図である。
【図4】この発明による測定装置の総合ブロック回路図
である。
である。
【図5】中央演算処理部の内部回路の詳細を示すブロッ
ク回路図である。
ク回路図である。
10 物標 20 別管 30 測定本体 31 入力切換器 32 ノイズ除去回路 33 同期検波器 34 アナログ・デジタル変換器 35 中央演算部 36 距離測定回路 37 発振制御部 38 電力増幅器 39 電源部 40 磁界検出装置 41 第一水平コイル 42 垂直コイル 43 第二水平コイル 44 距離検出器 L1 〜L5 導線 ROM 制御記憶器 RAM 一時記憶器 μP マイクロプロセッサ CRT 表示部 KBD キーボード PRT プリンタ BUS バス結線 DV タイミング回路
Claims (12)
- 【請求項1】 地中に埋設された物標10に交流電流を
流し、この電流が地表面上に作る磁界分布を、水平方向
の磁界Hh のみ検出し、互いに垂直位置の異なる少なく
とも2個の磁界検出器41,43と垂直方向の磁界Hv
のみを検出する少なくとも1個の磁界検出器42とによ
って測定し、これ等の磁界Hh,Hv の分布形状から物標
10の水平位置および深さを標定する地中埋設物探査方
法において、電磁誘導によって別管20に流れる電流に
よって生じる別管磁界のうち、物標10を流れる電流で
生じる物標磁界と位相が直角の成分を分離・測定し、こ
の磁界成分を用いて所定の演算を行い、物標磁界と位相
が同相の成分から別管磁界の寄与を除去して、純粋な物
標磁界を求めて物標10の水平位置および深さを標定す
ることを特徴とする地中埋設物探査方法。 - 【請求項2】 別管磁界の寄与を除去するには、以下の
測定ステップが使用される: 1.物標10に任意の一定周波数f0 の一定電流を流
す、 2.測定領域内の地表面の任意の1地点における磁界
(水平磁界、垂直磁界)を検出コイル41,42,43
で測定する、 3.測定した磁界(水平磁界、垂直磁界)を、同期検波
器33で物標電流に対する同相成分と直角成分とに分離
して記憶する、 4.地表面で、物標10に対して直角と考えられる方向
へ検出コイル41,42,43を直線的に移動させ、一
定間隔毎に測定した磁界のデータを求め記憶する、 5.水平および垂直両磁界の直角成分の有無を調べる。
有なら下記ステップ6に、無なら下記ステップ9に移行
させる、 6.上記ステップ5で求めた磁界分布データを各地点の
水平および垂直両磁界の同相成分データに代数的に加え
る、 7.合成水平磁界が左右対称になったか?( No あるい
は Yes) 8. No の場合、上記ステップ5の分布の符号および大
きさを変えて、上記6,7の計算を Yesになるまで反復
繰り返す、 9. Yesの場合、合成水平磁界および合成垂直磁界を使
って物標10の位置を特定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の地中埋設物探査方
法。 - 【請求項3】 別管磁界の寄与を除去するには、以下の
測定ステップが使用される: 1.周波数を変化させ、別管電流の作る水平磁界の直角
成分が最大になる周波数の物標電流を流す、 2.その周波数を固定し、地表面の任意の1地点の磁界
の強度(水平磁界および垂直磁界)をサーチコイルで測
定する、 3.上記両磁界を同期検波器33で、物標電流に対する
同相成分と直角成分とに分離して記憶する、 4.検出コイル41,42,43を地表面上で直線的に
移動させ、一定間隔毎にデータを測定して記憶する、 5.各測定点の水平磁界および垂直磁界の直角成分を同
相成分に代数的に加える、 6.上記データ(物標電流による地表面の磁界分布)に
より物標10の水平および深さを特定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の地中埋設物探査方
法。 - 【請求項4】 別管磁界の寄与を除去するには、以下の
測定ステップが使用される: 1.測定領域の任意の一点において、別管電流の直角成
分が作る水平磁界が最大となるように物標電流の周波数
を調整する、 2.物標電流の周波数を上記ステップ1の周波数の1/2
0 〜 1/5にする、 3.同様にして、検出コイル41,42,43を地表面
上で直線的に移動させ、水平磁界、垂直磁界を測定して
記録し、その分布より物標位置を特定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の地中埋設物探査方
法。 - 【請求項5】 地中に埋設された物標10に交流電流を
流し、この電流が地表面上に作る磁界分布を、水平方向
の磁界Hh のみ検出し、互いに垂直位置の異なる少なく
とも2個の磁界検出器41,43と垂直方向の磁界Hv
のみを検出する少なくとも1個の磁界検出器42とによ
って測定し、これ等の磁界Hh,Hv の分布形状から物標
10の水平位置および深さを標定する地中埋設物探査装
置において、 −上記磁界検出器41,42,43を装備した地表面上
を移動可能な磁界検出装置40と、 −前記磁界検出装置40の移動距離を検出する距離検出
器44と、 −測定本体30と、 で構成され、前記測定本体30に、 −上記検出器41,42,43,44の検出信号を受け
入れ、各測定位置で測定された水平磁界Hh と垂直磁界
Hv の同相成分と直角成分を別々に分離して、求めたア
ナログ値をデジタル値に変換した後、記憶器に保管し、
プログラムによって指定されている所定の演算式に基づ
き、記憶された磁界の同相・直角成分から別管20によ
る磁界の影響を除去して、純粋な物標10の磁界のみを
求める演算処理を行う演算処理手段と、 −諸測定を所定順序で行う手順および上記演算処理を行
う手順のプログラムを記憶し、このプログラムに従って
順次処理を実行させるシーケンス制御手段と、 −物標10に印加する所定周波数の交流電流を発生させ
る手段と、 が設けてあることを特徴とする地中埋設物探査装置。 - 【請求項6】 水平磁界Hh と垂直磁界Hv の同相成分
と直角成分を分離するため、測定本体30には物標10
に印加する所定周波数の交流電流を供給する発振制御部
37の前記所定周波数に一致するトリガー信号を基準に
して同期させて分離する同期検波器33が設けてあるこ
とを特徴とする請求項5に記載の地中埋設物探査装置。 - 【請求項7】 磁界検出器41,42,43の検出信号
を時間分割して順次演算処理するため、マルチプレクサ
で構成された入力切換器31が測定本体30の入口に装
備されていて、時間分割の周期は前記トリガー信号の周
期の整数倍に設定されていることを特徴とする請求項5
または6に記載の地中埋設物探査装置。 - 【請求項8】 前記演算処理手段と前記シーケンス制御
手段は、請求項2の測定手順に従うプログラムを内蔵し
ていることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記
載の地中埋設物探査装置。 - 【請求項9】 前記演算処理手段と前記シーケンス制御
手段は、請求項3の測定手順に従うプログラムを内蔵し
ていることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記
載の地中埋設物探査装置。 - 【請求項10】 前記演算処理手段と前記シーケンス制
御手段は、請求項4の測定手順に従うプログラムを内蔵
していることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に
記載の地中埋設物探査装置。 - 【請求項11】 測定本体30の中央演算処理部35に
は、指令入力と測定結果をモニターできる表示部CR
T,指令入力信号を入力できるキーボードKBD,およ
び指令入力と測定結果を印字記録させるプリンターの何
れか1つまたはそれ以上のものが付属していることを特
徴とする請求項5〜10の何れか1項に記載の地中埋設
物探査装置。 - 【請求項12】 物標10に印加する交番電流の周波数
の範囲は、2 Hz〜2 kHz, 好ましくは 20 Hz〜 225Hz
であることを特徴とする請求項5〜11の何れか1項に
記載の地中埋設物探査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26504091A JPH05107366A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 地中埋設物を探査する方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26504091A JPH05107366A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 地中埋設物を探査する方法とその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05107366A true JPH05107366A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17411750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26504091A Withdrawn JPH05107366A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 地中埋設物を探査する方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05107366A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11118940A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-04-30 | Japan Radio Co Ltd | 埋設物探査装置 |
| WO2024164902A1 (zh) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 国网冀北电力有限公司电力科学研究院 | 接地网导体定位方法、装置及系统 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP26504091A patent/JPH05107366A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11118940A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-04-30 | Japan Radio Co Ltd | 埋設物探査装置 |
| WO2024164902A1 (zh) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | 国网冀北电力有限公司电力科学研究院 | 接地网导体定位方法、装置及系统 |
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