JPH0510768B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510768B2 JPH0510768B2 JP59151749A JP15174984A JPH0510768B2 JP H0510768 B2 JPH0510768 B2 JP H0510768B2 JP 59151749 A JP59151749 A JP 59151749A JP 15174984 A JP15174984 A JP 15174984A JP H0510768 B2 JPH0510768 B2 JP H0510768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- silane compound
- unsaturated silane
- water
- crosslinking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、耐水トリー性に優れた電線・ケーブ
ルに関するものである。 [従来の技術] ポリオレフイン、特にポリエチレンを架橋した
いわゆる架橋ポリエチレンは、電気絶縁性及び耐
熱性に優れているため、電線・ケーブルの絶縁材
料として広く用いられてきているが、ポリオレフ
イン系の絶縁材料を浸水、湿潤状態で使用する
と、水トリー発生による絶縁劣化を生じることが
認められている。 従つて、電線・ケーブルの信頼性を向上させる
ためには、水トリーの発生を如何に低下させるか
が大きな課題となり、過去数多くの研究が行われ
てきている。 例えば、特公昭57−57804号公報には、エチレ
ン重合体に特定の有機シラン化合物を添加するこ
とにより、耐水トリー性を向上できることが記載
されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、有機シラン化合物は添加剤的に
使用されており、マイグレーシヨン(移行)によ
り有機シラン化合物が経時的に目減りし、長期に
わたつて水トリーの発生を抑制し得ない難点があ
る。なお、添加された有機シラン化合物の一部は
架橋時にエチレン重合体にグラフトされるが、グ
ラフト量は架橋条件によつて左右され、長期にわ
たつて安定した水トリー抑止効果を実現すること
は困難な状況にある。 本発明は上記に基づいてなされたものであり、
長期にわたつて水トリーの発生を抑止できる電
線・ケーブルの提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の電線・ケーブルは、ポリオレフイン
に、エチレンとアクリル酸エステルと不飽和シラ
ン化合物とをラジカル重合開始剤の存在下で共重
合してなるエチレン−アクリル酸エステル−不飽
和シラン化合物三元共重合体を1〜50重量%含有
せしめた組成物の被覆層が導体若しくは半導電層
の外周に設けられていることを特徴とするもので
ある。 本発明においては、アクリル酸エステルの水ト
リー抑止効果に加えて不飽和シラン化合物の水ト
リー抑止効果が重畳され、しかも不飽和シラン化
合物は共重合によりポリマの構成成分として組み
込まれているためマイグレーシヨンによる水トリ
ー抑止効果の経時的な目減りがなくなり、長期に
わたり安定した水トリー抑止効果を実現できる。 本発明において、ポリオレフインとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート−
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合体、エチレ
ン−ブテン共重合体などをあげることができ、こ
れらは単独使用または併用が可能である。 本発明におけるエチレン−アクリル酸エステル
−不飽和シラン化合物三元共重合体は、エチレン
とアクリル酸エステルと不飽和シラン化合物とを
ラジカル重合開始剤、更に必要に応じ好ましくは
連鎖移動剤の存在下で共重合して得られるもので
ある。 アクリル酸エステルとしては、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレートといつたものがあげ
られる。エチレン−アクリル酸エステル−不飽和
シラン化合物三元共重合体中におけるアクリル酸
エステルの含有量は0.5〜10重量%の範囲が好ま
しい。 不飽和シラン化合物は次式で表わされるもので
ある。 CH2=C(R)COO(CH2)xSiR′y(OCH3)5-y (RはHまたはCH3、R′はCH3またはC2H5、
xは1〜6好ましくは3〜5、yは0〜3好まし
くは0である。) エチレン−アクリル酸エステル−不飽和シラン
化合物三元共重合体中における不飽和シランの含
有量は0.1〜15重量%、好ましくは0.2〜3重量%
である。 本発明においては、ポリオレフインに対するエ
チレン−アクリル酸エステル−不飽和シラン化合
物三元共重合体の配合量は1〜50重量%とする必
要があり、1重量%未満では水トリー抑止効果が
見られず、50重量%を越えると押出加工に際して
押出機のダイスにポリマが付着し、いわゆるダイ
スかす発生による製品の外観不良が生じ易くな
る。 ポリオレフインにエチレン−アクリル酸エステ
ル−不飽和シラン化合物三元共重合体を含有せし
めた組成物は、導体外周に直接あるいは半導電層
を介して押出被覆されて絶縁層を形成する。この
絶縁層は非架橋状態でも使用可能であるが、架橋
することにより耐熱性を向上できる。 架橋法としてはジクミルパーオキサイドに代表
される有機過酸化物を添加し、押出後加熱架橋す
る方法が最も代表的である。それ以外に、電離性
放射線の照射による照射架橋、シラノール縮合触
媒の存在下で水と接触させる水架橋といつたもの
がある。 [実施例] 第1表の各例に示すような配合に従い、8イン
チロールに投入して混練し、混練シートをペレタ
イザーでペレツト化した。このペレツトを押出機
に導入し、外径3mmの銅導体上に厚さ2mmで押出
被覆した。続いて窒素ガスを熱媒体とした乾式架
橋管内で架橋した。 上記のようにして作製した各種電線についての
評価結果は第1表の下欄に示す通りである。 なお、水トリー発生数の評価は次のようにして
行つた。電線を水中に浸漬し、導体と水との間に
3kV、50Hzの交流電圧を印加し、500日間課電を
行つた。このとき、水の温度は室温から90℃の間
で12時間周期で変化させた。課電終了後、試料を
スライスしてメチレンブルー水溶液で煮沸染色
し、発生した水トリーの数を観察した。
ルに関するものである。 [従来の技術] ポリオレフイン、特にポリエチレンを架橋した
いわゆる架橋ポリエチレンは、電気絶縁性及び耐
熱性に優れているため、電線・ケーブルの絶縁材
料として広く用いられてきているが、ポリオレフ
イン系の絶縁材料を浸水、湿潤状態で使用する
と、水トリー発生による絶縁劣化を生じることが
認められている。 従つて、電線・ケーブルの信頼性を向上させる
ためには、水トリーの発生を如何に低下させるか
が大きな課題となり、過去数多くの研究が行われ
てきている。 例えば、特公昭57−57804号公報には、エチレ
ン重合体に特定の有機シラン化合物を添加するこ
とにより、耐水トリー性を向上できることが記載
されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、有機シラン化合物は添加剤的に
使用されており、マイグレーシヨン(移行)によ
り有機シラン化合物が経時的に目減りし、長期に
わたつて水トリーの発生を抑制し得ない難点があ
る。なお、添加された有機シラン化合物の一部は
架橋時にエチレン重合体にグラフトされるが、グ
ラフト量は架橋条件によつて左右され、長期にわ
たつて安定した水トリー抑止効果を実現すること
は困難な状況にある。 本発明は上記に基づいてなされたものであり、
長期にわたつて水トリーの発生を抑止できる電
線・ケーブルの提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の電線・ケーブルは、ポリオレフイン
に、エチレンとアクリル酸エステルと不飽和シラ
ン化合物とをラジカル重合開始剤の存在下で共重
合してなるエチレン−アクリル酸エステル−不飽
和シラン化合物三元共重合体を1〜50重量%含有
せしめた組成物の被覆層が導体若しくは半導電層
の外周に設けられていることを特徴とするもので
ある。 本発明においては、アクリル酸エステルの水ト
リー抑止効果に加えて不飽和シラン化合物の水ト
リー抑止効果が重畳され、しかも不飽和シラン化
合物は共重合によりポリマの構成成分として組み
込まれているためマイグレーシヨンによる水トリ
ー抑止効果の経時的な目減りがなくなり、長期に
わたり安定した水トリー抑止効果を実現できる。 本発明において、ポリオレフインとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート−
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合体、エチレ
ン−ブテン共重合体などをあげることができ、こ
れらは単独使用または併用が可能である。 本発明におけるエチレン−アクリル酸エステル
−不飽和シラン化合物三元共重合体は、エチレン
とアクリル酸エステルと不飽和シラン化合物とを
ラジカル重合開始剤、更に必要に応じ好ましくは
連鎖移動剤の存在下で共重合して得られるもので
ある。 アクリル酸エステルとしては、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレートといつたものがあげ
られる。エチレン−アクリル酸エステル−不飽和
シラン化合物三元共重合体中におけるアクリル酸
エステルの含有量は0.5〜10重量%の範囲が好ま
しい。 不飽和シラン化合物は次式で表わされるもので
ある。 CH2=C(R)COO(CH2)xSiR′y(OCH3)5-y (RはHまたはCH3、R′はCH3またはC2H5、
xは1〜6好ましくは3〜5、yは0〜3好まし
くは0である。) エチレン−アクリル酸エステル−不飽和シラン
化合物三元共重合体中における不飽和シランの含
有量は0.1〜15重量%、好ましくは0.2〜3重量%
である。 本発明においては、ポリオレフインに対するエ
チレン−アクリル酸エステル−不飽和シラン化合
物三元共重合体の配合量は1〜50重量%とする必
要があり、1重量%未満では水トリー抑止効果が
見られず、50重量%を越えると押出加工に際して
押出機のダイスにポリマが付着し、いわゆるダイ
スかす発生による製品の外観不良が生じ易くな
る。 ポリオレフインにエチレン−アクリル酸エステ
ル−不飽和シラン化合物三元共重合体を含有せし
めた組成物は、導体外周に直接あるいは半導電層
を介して押出被覆されて絶縁層を形成する。この
絶縁層は非架橋状態でも使用可能であるが、架橋
することにより耐熱性を向上できる。 架橋法としてはジクミルパーオキサイドに代表
される有機過酸化物を添加し、押出後加熱架橋す
る方法が最も代表的である。それ以外に、電離性
放射線の照射による照射架橋、シラノール縮合触
媒の存在下で水と接触させる水架橋といつたもの
がある。 [実施例] 第1表の各例に示すような配合に従い、8イン
チロールに投入して混練し、混練シートをペレタ
イザーでペレツト化した。このペレツトを押出機
に導入し、外径3mmの銅導体上に厚さ2mmで押出
被覆した。続いて窒素ガスを熱媒体とした乾式架
橋管内で架橋した。 上記のようにして作製した各種電線についての
評価結果は第1表の下欄に示す通りである。 なお、水トリー発生数の評価は次のようにして
行つた。電線を水中に浸漬し、導体と水との間に
3kV、50Hzの交流電圧を印加し、500日間課電を
行つた。このとき、水の温度は室温から90℃の間
で12時間周期で変化させた。課電終了後、試料を
スライスしてメチレンブルー水溶液で煮沸染色
し、発生した水トリーの数を観察した。
【表】
第1表から明らかな通り、本発明の範囲にある
実施例1〜3ではいずれも耐水トリー性および押
出外観に優れていることがわかる。 これに対し、三元共重合体を使用しない比較例
1および三元共重合体の含有量が本発明の規定値
未満の比較例2では耐水トリー性の向上効果は小
さく、三元共重合体の含有量が本発明の規定値を
上回る比較例3では押出外観が悪くなる。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明によれば長期に
わたつて水トリーの発生を抑止できる電線・ケー
ブルを実現できるようになる。
実施例1〜3ではいずれも耐水トリー性および押
出外観に優れていることがわかる。 これに対し、三元共重合体を使用しない比較例
1および三元共重合体の含有量が本発明の規定値
未満の比較例2では耐水トリー性の向上効果は小
さく、三元共重合体の含有量が本発明の規定値を
上回る比較例3では押出外観が悪くなる。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明によれば長期に
わたつて水トリーの発生を抑止できる電線・ケー
ブルを実現できるようになる。
Claims (1)
- 1 ポリオレフインに、エチレンとアクリル酸エ
ステルと不飽和シラン化合物とをラジカル重合開
始剤の存在下で共重合してなるエチレン−アクリ
ル酸エステル−不飽和シラン化合物三元共重合体
を1〜50重量%含有せしめた組成物の被覆層が導
体若しくは半導電層の外周に設けられていること
を特徴とする電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15174984A JPS6132308A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15174984A JPS6132308A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 電線・ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6132308A JPS6132308A (ja) | 1986-02-15 |
| JPH0510768B2 true JPH0510768B2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=15525441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15174984A Granted JPS6132308A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6132308A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6132307A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-15 | 日立電線株式会社 | 電線・ケ−ブル |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5757804A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Kobe Steel Ltd | Production of honeycomb-shaped molding made of metal |
| JPS6132307A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-15 | 日立電線株式会社 | 電線・ケ−ブル |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP15174984A patent/JPS6132308A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6132308A (ja) | 1986-02-15 |
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