JPH05111791A - 低水素系被覆アーク溶接棒 - Google Patents
低水素系被覆アーク溶接棒Info
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- JPH05111791A JPH05111791A JP27273291A JP27273291A JPH05111791A JP H05111791 A JPH05111791 A JP H05111791A JP 27273291 A JP27273291 A JP 27273291A JP 27273291 A JP27273291 A JP 27273291A JP H05111791 A JPH05111791 A JP H05111791A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラグ剥離性を著しく改善すると共に、溶接
機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性が良好
で、かつ良好な溶接作業性を確保できる全姿勢用低水素
系被覆アーク溶接棒を提供すること。 【構成】 低水素系被覆材の主要成分の添加量を限定
し、かつ酸化鉄のFeO換算分を極力少なく規制したこ
とを特徴とする。 【効果】 現場作業の溶接作業能率を著しく向上させる
ことができる。
機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性が良好
で、かつ良好な溶接作業性を確保できる全姿勢用低水素
系被覆アーク溶接棒を提供すること。 【構成】 低水素系被覆材の主要成分の添加量を限定
し、かつ酸化鉄のFeO換算分を極力少なく規制したこ
とを特徴とする。 【効果】 現場作業の溶接作業能率を著しく向上させる
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラグ剥離性を著しく
改善すると共に、溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐
アーク切れ性が良好で、溶接作業能率の向上が図れ、か
つ良好な溶接作業性を確保できる全姿勢用低水素系被覆
アーク溶接棒(以下低水素系棒と称する)に関するもの
である。
改善すると共に、溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐
アーク切れ性が良好で、溶接作業能率の向上が図れ、か
つ良好な溶接作業性を確保できる全姿勢用低水素系被覆
アーク溶接棒(以下低水素系棒と称する)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】低水素系棒は、一般にCaCO3 、Ca
F2 を主成分とするが、特にCaCO3 はアーク中で分
解し、CO2 ガスを発生して溶接金属を大気からの窒素
や酸素を遮断すると共に水素の分圧を下げるために耐割
れ性や靭性が良好であるため、重要構造物用鋼材へ適用
されるのは周知の通りである。
F2 を主成分とするが、特にCaCO3 はアーク中で分
解し、CO2 ガスを発生して溶接金属を大気からの窒素
や酸素を遮断すると共に水素の分圧を下げるために耐割
れ性や靭性が良好であるため、重要構造物用鋼材へ適用
されるのは周知の通りである。
【0003】しかし、低水素系棒はイルミナイト系やラ
イムチタニヤ系などの非低水素系溶接棒に比べてスラグ
が緻密なことと、スラグの被包性が悪いために凸ビード
形状になり易く、これらに起因してスラグの剥離性が悪
い欠点があり、溶接作業能率の低下を招いていた。
イムチタニヤ系などの非低水素系溶接棒に比べてスラグ
が緻密なことと、スラグの被包性が悪いために凸ビード
形状になり易く、これらに起因してスラグの剥離性が悪
い欠点があり、溶接作業能率の低下を招いていた。
【0004】また、溶接機の無負荷電圧が低い場合に溶
接すると、溶接の途中でアークが切れることがある。こ
の現象が生じると、一般には被覆筒をたたき砕いて再ア
ークさせる訳だが、低水素系棒は高温乾燥して製造され
るために被覆剤がもろい欠点があり、被覆筒に衝撃を与
えると鋼心線が露出することになる。このまま再アーク
させようとすると溶接棒の先端が被溶接物に短絡した
り、この部分では溶接金属にブローホールやピットが生
じることがあり、溶接作業能率の低下や健全な溶接金属
を得られない問題点があった。
接すると、溶接の途中でアークが切れることがある。こ
の現象が生じると、一般には被覆筒をたたき砕いて再ア
ークさせる訳だが、低水素系棒は高温乾燥して製造され
るために被覆剤がもろい欠点があり、被覆筒に衝撃を与
えると鋼心線が露出することになる。このまま再アーク
させようとすると溶接棒の先端が被溶接物に短絡した
り、この部分では溶接金属にブローホールやピットが生
じることがあり、溶接作業能率の低下や健全な溶接金属
を得られない問題点があった。
【0005】ところで、低水素系棒以外の被覆アーク溶
接棒のスラグ剥離性の改善については、いくつか提案さ
れすでに実施されているものもある。例えば、特公昭6
1−3597号公報では被覆剤中のMgOによってスラ
グの粘性を維持しつつ、結晶水から発生する水素ガスを
該スラグ中に拡散させて多孔質化し、くだけ易いスラグ
にすることでスラグ剥離性の向上を提案している。
接棒のスラグ剥離性の改善については、いくつか提案さ
れすでに実施されているものもある。例えば、特公昭6
1−3597号公報では被覆剤中のMgOによってスラ
グの粘性を維持しつつ、結晶水から発生する水素ガスを
該スラグ中に拡散させて多孔質化し、くだけ易いスラグ
にすることでスラグ剥離性の向上を提案している。
【0006】また、特公昭60−40960号公報です
でに提案れている如く、ステンレス鋼用被覆アーク溶接
棒のライムチタニヤ系において被覆剤中にS,Seなど
の周期律表第6族の表面活性元素の単体または化合物を
微量添加することにより、溶融金属と溶融スラグの界面
張力を低下させることにより、実用化されている。
でに提案れている如く、ステンレス鋼用被覆アーク溶接
棒のライムチタニヤ系において被覆剤中にS,Seなど
の周期律表第6族の表面活性元素の単体または化合物を
微量添加することにより、溶融金属と溶融スラグの界面
張力を低下させることにより、実用化されている。
【0007】そこで本発明者らは、これらの手法を低水
素系棒に適用し実験したところ溶接金属中の水素、酸素
または硫黄の増加を招き、溶接金属や熱影響部の耐割れ
性と靭性が劣化し低水素系棒としての特徴が阻害される
ことが分かった。
素系棒に適用し実験したところ溶接金属中の水素、酸素
または硫黄の増加を招き、溶接金属や熱影響部の耐割れ
性と靭性が劣化し低水素系棒としての特徴が阻害される
ことが分かった。
【0008】また、耐アーク切れ性向上の手段として、
低水素系棒で特開昭52−117845号公報に示すよ
うに溶接棒製造時の塗装剤として用いられるアルギン酸
ソーダ中の塩素量を低減することで、アーク切れを減少
する技術がある。ところが、同号公報においてアルギン
酸ソーダの塩素量調整には、通常よりもアルギン酸ソー
ダの洗浄回数を増加させて製造しており、アルギン酸ソ
ーダ製造コストを高めることになり、実用性に乏しい状
況にある。
低水素系棒で特開昭52−117845号公報に示すよ
うに溶接棒製造時の塗装剤として用いられるアルギン酸
ソーダ中の塩素量を低減することで、アーク切れを減少
する技術がある。ところが、同号公報においてアルギン
酸ソーダの塩素量調整には、通常よりもアルギン酸ソー
ダの洗浄回数を増加させて製造しており、アルギン酸ソ
ーダ製造コストを高めることになり、実用性に乏しい状
況にある。
【0009】一方、非低水素系溶接棒では、低水素系棒
に比べアーク状態が良好なのでアーク切れしにくい特徴
を有するが、アーク切れを無くすために次のような提案
が成されている。即ち、特開昭61−195796号公
報では焼成マンガン中の総Mn酸化物含有率およびMn
O2 の含有率を限定し、この焼成マンガンの被覆剤中含
有率を限定することにより、アーク切れを防止しようと
するものである。この手法を低水素系棒に適用すると、
スラグの粘性が低下し立向姿勢で溶接金属が垂れ易くな
り、さらに溶接金属中の酸素量増加により耐ブロホール
性や靭性の劣化が生じ易い問題があった。
に比べアーク状態が良好なのでアーク切れしにくい特徴
を有するが、アーク切れを無くすために次のような提案
が成されている。即ち、特開昭61−195796号公
報では焼成マンガン中の総Mn酸化物含有率およびMn
O2 の含有率を限定し、この焼成マンガンの被覆剤中含
有率を限定することにより、アーク切れを防止しようと
するものである。この手法を低水素系棒に適用すると、
スラグの粘性が低下し立向姿勢で溶接金属が垂れ易くな
り、さらに溶接金属中の酸素量増加により耐ブロホール
性や靭性の劣化が生じ易い問題があった。
【0010】このように、低水素系棒において良好なス
ラグ剥離性を確保しつつ、耐アーク切れ性を向上できる
改善策が見あたらないのが実状であり、低水素系棒を使
用する業界からこれら課題に対する改善は急務であっ
た。
ラグ剥離性を確保しつつ、耐アーク切れ性を向上できる
改善策が見あたらないのが実状であり、低水素系棒を使
用する業界からこれら課題に対する改善は急務であっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の実状に鑑みて、
本発明は低水素系棒のスラグ剥離性を良好にすると共に
溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性に優
れ、溶接作業能率の向上が図れる全姿勢低水素系棒を提
供しようとするものである。
本発明は低水素系棒のスラグ剥離性を良好にすると共に
溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性に優
れ、溶接作業能率の向上が図れる全姿勢低水素系棒を提
供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した要望
に応えるために、種々被覆剤成分を検討し、良好なスラ
グ剥離性と耐アーク切れ性を確保したものであって、そ
の要旨とするところは、CaCO3 ;30〜55重量%
(以下%と称する)、CaF2 ;5〜35%、酸化鉄の
1種若しくは2種以上をFeO換算で0.40%以下、
Si;0.5〜8.0%、Mn;0.3〜7.5%、T
iO2 ;0.4〜8.4%からなる被覆剤を用いて鋼心
線周囲に塗布したことを特徴とする低水素系被覆アーク
溶接棒にある。
に応えるために、種々被覆剤成分を検討し、良好なスラ
グ剥離性と耐アーク切れ性を確保したものであって、そ
の要旨とするところは、CaCO3 ;30〜55重量%
(以下%と称する)、CaF2 ;5〜35%、酸化鉄の
1種若しくは2種以上をFeO換算で0.40%以下、
Si;0.5〜8.0%、Mn;0.3〜7.5%、T
iO2 ;0.4〜8.4%からなる被覆剤を用いて鋼心
線周囲に塗布したことを特徴とする低水素系被覆アーク
溶接棒にある。
【0013】スラグ剥離性の劣化の原因は、溶融スラグ
が凝固する過程での膨張率に対する収縮率の差が小さい
ことや形成されたスラグの密度が高くビード表面積に対
するスラグの接触面積が大きいことによるとされる。さ
らに大きな原因としてビードが凸形状を呈するとスラグ
がビード止端部へ付着し易くなることが知られている。
が凝固する過程での膨張率に対する収縮率の差が小さい
ことや形成されたスラグの密度が高くビード表面積に対
するスラグの接触面積が大きいことによるとされる。さ
らに大きな原因としてビードが凸形状を呈するとスラグ
がビード止端部へ付着し易くなることが知られている。
【0014】そこで、本発明者らは鋭意研究の結果、被
覆剤に添加する酸化鉄の1種若しくは2種以上の組合せ
のいかんにかかわらず酸化鉄のFeO換算分を極力抑え
ることにより、スラグの熱膨張と収縮の差を大きくする
ことができ、スラグの凝固が速くなることによりスラグ
にガスが閉じ込められ易くなり多孔質なスラグを形成で
きスラグ剥離性改善に有効であることが分かった。さら
に、スラグの粘性が高まるので、スラグの被包性が良く
なりビード形状が平滑となるので、これもスラグ剥離性
の改善に寄与できることを見いだした。
覆剤に添加する酸化鉄の1種若しくは2種以上の組合せ
のいかんにかかわらず酸化鉄のFeO換算分を極力抑え
ることにより、スラグの熱膨張と収縮の差を大きくする
ことができ、スラグの凝固が速くなることによりスラグ
にガスが閉じ込められ易くなり多孔質なスラグを形成で
きスラグ剥離性改善に有効であることが分かった。さら
に、スラグの粘性が高まるので、スラグの被包性が良く
なりビード形状が平滑となるので、これもスラグ剥離性
の改善に寄与できることを見いだした。
【0015】一方、酸化鉄は、アーク電圧を高める作用
があるので過剰に多く添加すると無負荷電圧よりも再点
弧電圧が高くなり溶接中にアーク切れが生じ易くなるこ
とを突き止めた。従って、低水素系棒においては、特に
溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性を良
好にするには被覆剤中の酸化鉄を極力少なく添加するこ
とが肝要であることも分かった。なお、ここでいう酸化
鉄とはFeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 を意味する。こ
のように酸化鉄のFeO換算分を抑制することは、スラ
グ剥離性と耐アーク切れ性に有効であるがその上限の値
を見いだすことも本発明を完成させる上で重要なポンイ
トであった。
があるので過剰に多く添加すると無負荷電圧よりも再点
弧電圧が高くなり溶接中にアーク切れが生じ易くなるこ
とを突き止めた。従って、低水素系棒においては、特に
溶接機の無負荷電圧が低い場合でも耐アーク切れ性を良
好にするには被覆剤中の酸化鉄を極力少なく添加するこ
とが肝要であることも分かった。なお、ここでいう酸化
鉄とはFeO,Fe2 O3 ,Fe3 O4 を意味する。こ
のように酸化鉄のFeO換算分を抑制することは、スラ
グ剥離性と耐アーク切れ性に有効であるがその上限の値
を見いだすことも本発明を完成させる上で重要なポンイ
トであった。
【0016】
【作用】以下に本発明における作用について詳述する。
まず、酸化鉄を1種若しくは2種以上の組合せで被覆剤
中に添加し、そのFeO換算分がスラグ剥離性とアーク
切れ回数にどのように影響するかを調査し、その適正含
有量を把握するために次のような実験を行った。即ち、
表1に示す全姿勢用低水素系棒の被覆剤に対して酸化鉄
のFeO換算分が0〜1.52%となるように変化さ
せ、これを直径4.0mm、長さ450mmのJIS G3
523,SWY11の軟鋼心線に被覆塗装し、乾燥して
溶接棒を作成し、交流溶接機の無負荷電圧70Vにおけ
るスラグ剥離性とアーク切れ回数を調査した。
まず、酸化鉄を1種若しくは2種以上の組合せで被覆剤
中に添加し、そのFeO換算分がスラグ剥離性とアーク
切れ回数にどのように影響するかを調査し、その適正含
有量を把握するために次のような実験を行った。即ち、
表1に示す全姿勢用低水素系棒の被覆剤に対して酸化鉄
のFeO換算分が0〜1.52%となるように変化さ
せ、これを直径4.0mm、長さ450mmのJIS G3
523,SWY11の軟鋼心線に被覆塗装し、乾燥して
溶接棒を作成し、交流溶接機の無負荷電圧70Vにおけ
るスラグ剥離性とアーク切れ回数を調査した。
【0017】
【表1】
【0018】スラグ剥離性の調査では、板厚20mm、開
先形状50°V開先の軟鋼板を用いて立向および下向突
合せ溶接を実施し、立向突合せ溶接では、溶接電流15
0A、溶接速度6cm/min を使用し、下向突合せ溶接で
は溶接電流180A、溶接速度15cm/min とした。
先形状50°V開先の軟鋼板を用いて立向および下向突
合せ溶接を実施し、立向突合せ溶接では、溶接電流15
0A、溶接速度6cm/min を使用し、下向突合せ溶接で
は溶接電流180A、溶接速度15cm/min とした。
【0019】判定は、立向突合せ溶接と下向突合溶接の
総合判定であり、その基準は○印を良好(チッピングハ
ンマーによる軽打でスラグ除去)、△印はやや不良(チ
ッピングハンマーによりやや強打でスラグ除去)、×印
を不良(チッピングハンマーによる強打でスラグ除去)
とした。
総合判定であり、その基準は○印を良好(チッピングハ
ンマーによる軽打でスラグ除去)、△印はやや不良(チ
ッピングハンマーによりやや強打でスラグ除去)、×印
を不良(チッピングハンマーによる強打でスラグ除去)
とした。
【0020】アーク切れ回数調査では、板厚12.7m
m、幅100mm、長さ500mmの軟鋼板をT型に組み、
水平すみ肉の溶接姿勢で電流180Aを使用し、溶融棒
長さ400mmの間にアーク切れした回数を調査した。値
は、供試溶接棒5本の平均値であり、1.0回未満を良
好、1.0回以上3.5回未満をやや劣る、3.5回以
上を劣るとした。
m、幅100mm、長さ500mmの軟鋼板をT型に組み、
水平すみ肉の溶接姿勢で電流180Aを使用し、溶融棒
長さ400mmの間にアーク切れした回数を調査した。値
は、供試溶接棒5本の平均値であり、1.0回未満を良
好、1.0回以上3.5回未満をやや劣る、3.5回以
上を劣るとした。
【0021】以上の試験から得られた結果を図1に示
す。酸化鉄種類の組合せによるFeO換算分は、0.7
0%以上では、スラグが緻密化することや、スラグ被包
性劣化によって凸ビードを呈することなどに起因してス
ラグ剥離性が悪くなった。また、FeO分が0.40%
を超えるとアーク力が強くなって、アーク電圧も高くな
ると共に再点弧電圧も上昇するので溶接の途中でアーク
が切れ易くなり、平均で1.0回を超えるようになっ
た。
す。酸化鉄種類の組合せによるFeO換算分は、0.7
0%以上では、スラグが緻密化することや、スラグ被包
性劣化によって凸ビードを呈することなどに起因してス
ラグ剥離性が悪くなった。また、FeO分が0.40%
を超えるとアーク力が強くなって、アーク電圧も高くな
ると共に再点弧電圧も上昇するので溶接の途中でアーク
が切れ易くなり、平均で1.0回を超えるようになっ
た。
【0022】このように、スラグ剥離性では、FeO換
算分が0.70%未満であれば良好であり、耐アーク切
れ性については、0.40%以下が良好であったが、本
発明の目的とするのはスラグ剥離性を満足しつつ耐アー
ク切れ性を良好にするものであるので酸化鉄によるFe
O換算分は0.40%以下にすべきであることが分かっ
た。
算分が0.70%未満であれば良好であり、耐アーク切
れ性については、0.40%以下が良好であったが、本
発明の目的とするのはスラグ剥離性を満足しつつ耐アー
ク切れ性を良好にするものであるので酸化鉄によるFe
O換算分は0.40%以下にすべきであることが分かっ
た。
【0023】以下本発明における各成分の作用と成分範
囲限定の理由を述べる。 (CaCO3 ;30〜55%)CaCO3 はアーク中で
分解し、CO2 ガスを発生するので溶接金属や溶融スラ
グを大気から遮断し、窒素や酸素の侵入を防ぐと共に水
素分圧を下げるので、溶接金属の水素割れの防止も可能
である。また、アーク力を確保し、スラグの流動性や粘
性を調整するために添加する。30%未満ではスラグの
溶融点が低下し、スラグの流動性が過剰となって良好な
ビードができない。また、ガス発生量が不足するため大
気の影響を受け、ピットやブロホールが発生するので不
適当である。一方、55%を超えるとガス発生量が過剰
となり、ブロホールが多く発生すると共にスラグの流動
性が悪くなりビード外観は不良となる。
囲限定の理由を述べる。 (CaCO3 ;30〜55%)CaCO3 はアーク中で
分解し、CO2 ガスを発生するので溶接金属や溶融スラ
グを大気から遮断し、窒素や酸素の侵入を防ぐと共に水
素分圧を下げるので、溶接金属の水素割れの防止も可能
である。また、アーク力を確保し、スラグの流動性や粘
性を調整するために添加する。30%未満ではスラグの
溶融点が低下し、スラグの流動性が過剰となって良好な
ビードができない。また、ガス発生量が不足するため大
気の影響を受け、ピットやブロホールが発生するので不
適当である。一方、55%を超えるとガス発生量が過剰
となり、ブロホールが多く発生すると共にスラグの流動
性が悪くなりビード外観は不良となる。
【0024】(CaF2 ;5〜35%)CaF2 はスラ
グの溶融点を下げ、流動性の良いスラグを作るために含
有させるものであり、5%未満では適当な流動性が得ら
れないためビード外観が悪く、35%を超えるとスラグ
の被包性が悪くなるのでビード外観が劣化すると共にア
ークの安定性が悪くなる。
グの溶融点を下げ、流動性の良いスラグを作るために含
有させるものであり、5%未満では適当な流動性が得ら
れないためビード外観が悪く、35%を超えるとスラグ
の被包性が悪くなるのでビード外観が劣化すると共にア
ークの安定性が悪くなる。
【0025】(酸化鉄の1種若しくは2種以上をFeO
換算で0.40%以下)酸化鉄の組合せによるFeO換
算分を極力少なくしたのは、本発明でもっとも重要な部
分であり、スラグを多孔質化しビードを平滑にすること
でスラグ剥離性を良くすると共に、再点弧電圧を低下さ
せるので無負荷電圧が低い場合でも溶接中にアーク切れ
しにくくする効果を発揮するものであり、酸化鉄の1種
若しくは2種以上をFeO換算で0.40%以下とした
理由は次の通りである。即ち、スラグ剥離性は0.70
%未満であればスラグの多孔質化と平滑ビードにより良
好であるものの、耐アーク切れ性においては0.40%
以下の場合に適度なアーク電圧低下で極めて良好となる
ので、双方を満足させるには0.40%以下にする必要
がある。但し、Fe2 O3 ,Fe3 O4のFeO換算分
は、FeOとの分子量比に基き算出した。
換算で0.40%以下)酸化鉄の組合せによるFeO換
算分を極力少なくしたのは、本発明でもっとも重要な部
分であり、スラグを多孔質化しビードを平滑にすること
でスラグ剥離性を良くすると共に、再点弧電圧を低下さ
せるので無負荷電圧が低い場合でも溶接中にアーク切れ
しにくくする効果を発揮するものであり、酸化鉄の1種
若しくは2種以上をFeO換算で0.40%以下とした
理由は次の通りである。即ち、スラグ剥離性は0.70
%未満であればスラグの多孔質化と平滑ビードにより良
好であるものの、耐アーク切れ性においては0.40%
以下の場合に適度なアーク電圧低下で極めて良好となる
ので、双方を満足させるには0.40%以下にする必要
がある。但し、Fe2 O3 ,Fe3 O4のFeO換算分
は、FeOとの分子量比に基き算出した。
【0026】(Si;0.5〜8.0%)Siは主にF
e−Siとして添加し、アーク状態、スラグ状態、ビー
ド外観などの溶接作業や衝撃靭性に与える影響は極めて
大きく、良好な総合的溶接性能を維持するのに不可欠で
ある。0.5%未満ではアーク力が弱く、立向姿勢にお
いて鋼板に対する溶接金属の馴染み性が劣化し、ビード
外観が悪くなる。8.0%を超えるとアーク力が過剰に
なってアンダーカットが生じたりビード外観が劣化し、
さらに溶接金属の靭性も悪くなった。
e−Siとして添加し、アーク状態、スラグ状態、ビー
ド外観などの溶接作業や衝撃靭性に与える影響は極めて
大きく、良好な総合的溶接性能を維持するのに不可欠で
ある。0.5%未満ではアーク力が弱く、立向姿勢にお
いて鋼板に対する溶接金属の馴染み性が劣化し、ビード
外観が悪くなる。8.0%を超えるとアーク力が過剰に
なってアンダーカットが生じたりビード外観が劣化し、
さらに溶接金属の靭性も悪くなった。
【0027】(Mn;0.3〜7.5%)本発明におい
てMnとは金属MnやFe−Mnなどで配合されたMn
量の合計を指すものであり、溶接作業性や合金剤の機能
を併有している。0.3%未満では、スラグの流動性が
悪くなりビードの波形が乱れビード外観が劣化し、合金
剤として作用しない。7.5%を超えるスラグの粘性が
低下することで立向や上向溶接で溶接金属が垂れ落ち凸
ビードを形成する。
てMnとは金属MnやFe−Mnなどで配合されたMn
量の合計を指すものであり、溶接作業性や合金剤の機能
を併有している。0.3%未満では、スラグの流動性が
悪くなりビードの波形が乱れビード外観が劣化し、合金
剤として作用しない。7.5%を超えるスラグの粘性が
低下することで立向や上向溶接で溶接金属が垂れ落ち凸
ビードを形成する。
【0028】(TiO2 ;0.4〜8.4%)TiO2
はスラグ生成剤および粘性調整として作用し、スラグの
被包性を高め、さらにはアーク安定剤としても効果があ
る。0.4%未満ではアークの安定性が劣化してスパッ
タの飛散が多くなり、スラグの被包性が悪くなるのでビ
ード外観も劣化する。一方8.4%を超えるとアーク力
が弱くなり高電流を用いて溶接すると溶接棒が赤熱して
被覆剤が機能低下すると共にスラグの粘性が高くなって
立向姿勢ではスラグの流動性が悪くなりビードが凸形状
を呈するようになる。なお、本発明の固着剤には、Si
O2 ,K2 O,Na2 Oを主成分とするものを使用し
た。
はスラグ生成剤および粘性調整として作用し、スラグの
被包性を高め、さらにはアーク安定剤としても効果があ
る。0.4%未満ではアークの安定性が劣化してスパッ
タの飛散が多くなり、スラグの被包性が悪くなるのでビ
ード外観も劣化する。一方8.4%を超えるとアーク力
が弱くなり高電流を用いて溶接すると溶接棒が赤熱して
被覆剤が機能低下すると共にスラグの粘性が高くなって
立向姿勢ではスラグの流動性が悪くなりビードが凸形状
を呈するようになる。なお、本発明の固着剤には、Si
O2 ,K2 O,Na2 Oを主成分とするものを使用し
た。
【0029】
【実施例】次に本発明の効果を実施例により更に具体的
に述べる。表2にに示す組成および構成の被覆剤を直径
4.0mm、長さ450mmのJIS G3523,SWY
−11の軟鋼心線に被覆塗装した後に乾燥して、28種
類の供試溶接棒を作成し、無負荷電圧を70Vにした交
流溶接機を使用して、以下の条件でスラグ剥離性、耐ア
ーク切れ性および、溶接作業を性を調査した。
に述べる。表2にに示す組成および構成の被覆剤を直径
4.0mm、長さ450mmのJIS G3523,SWY
−11の軟鋼心線に被覆塗装した後に乾燥して、28種
類の供試溶接棒を作成し、無負荷電圧を70Vにした交
流溶接機を使用して、以下の条件でスラグ剥離性、耐ア
ーク切れ性および、溶接作業を性を調査した。
【0030】スラグ剥離性の調査では、板厚20mm、開
先形状50°V開先の軟鋼板を用いて立向および下向突
合せ溶接を実施し、立向突合せ溶接では、溶接電流15
0A、溶接速度6cm/min を使用し、下向突合せ溶接で
は溶接電流180A、溶接速度15cm/min とした。
先形状50°V開先の軟鋼板を用いて立向および下向突
合せ溶接を実施し、立向突合せ溶接では、溶接電流15
0A、溶接速度6cm/min を使用し、下向突合せ溶接で
は溶接電流180A、溶接速度15cm/min とした。
【0031】判定は、立向突合せ溶接と下向突合溶接の
総合判定であり、その基準は○印を良好(チッピングハ
ンマーによる軽打でスラグ除去)、△印はやや不良(チ
ッピングハンマーによりやや強打でスラグ除去)、×印
を不良(チッピングハンマーによる強打でスラグ除去)
とした。
総合判定であり、その基準は○印を良好(チッピングハ
ンマーによる軽打でスラグ除去)、△印はやや不良(チ
ッピングハンマーによりやや強打でスラグ除去)、×印
を不良(チッピングハンマーによる強打でスラグ除去)
とした。
【0032】耐アーク切れ回数調査では、板厚12.7
mm、幅100mm、長さ500mmの軟鋼板をT型に組み、
水平すみ肉の溶接姿勢で電流180Aを使用し、溶融棒
長さ400mmの間にアーク切れした回数を調査した。値
は、供試溶接棒5本の平均値であり、1.0回未満を良
好、1.0回以上3.5回未満をやや劣る、3.5回以
上を劣るとした。
mm、幅100mm、長さ500mmの軟鋼板をT型に組み、
水平すみ肉の溶接姿勢で電流180Aを使用し、溶融棒
長さ400mmの間にアーク切れした回数を調査した。値
は、供試溶接棒5本の平均値であり、1.0回未満を良
好、1.0回以上3.5回未満をやや劣る、3.5回以
上を劣るとした。
【0033】溶接作業性では、立向突合せ、T型水平す
み肉の溶接を行い、それぞれ前述の試験片と溶接条件を
使用して、アーク状態、スラグ状態、ビード外観などを
調査した。その判定は各溶接姿勢を総合判定し、○印を
良好、△印をやや劣る、×印を劣るとした。
み肉の溶接を行い、それぞれ前述の試験片と溶接条件を
使用して、アーク状態、スラグ状態、ビード外観などを
調査した。その判定は各溶接姿勢を総合判定し、○印を
良好、△印をやや劣る、×印を劣るとした。
【0034】また、スラグ剥離性、耐アーク切れ性およ
び、溶接作業性を総合判定し、○印を良好、△印をやや
劣る、×印を劣るとした。これら溶接条件における各々
の判定と総合判定を行ったところ表2に示すような結果
が得られた。
び、溶接作業性を総合判定し、○印を良好、△印をやや
劣る、×印を劣るとした。これら溶接条件における各々
の判定と総合判定を行ったところ表2に示すような結果
が得られた。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】No.1〜No.14は本発明例、No.
15〜No.28は比較例を示す。本発明低水素系棒の
No.1〜No.14は個々の成分が本発明の要件を満
足しており、酸化鉄のFeO換算分が0.40%以下の
含有率であるのでスラグ剥離性が良好で、無負荷電圧の
低い場合もアーク切れ回数が少なく、同時に優れた溶接
作業性を有している。
15〜No.28は比較例を示す。本発明低水素系棒の
No.1〜No.14は個々の成分が本発明の要件を満
足しており、酸化鉄のFeO換算分が0.40%以下の
含有率であるのでスラグ剥離性が良好で、無負荷電圧の
低い場合もアーク切れ回数が少なく、同時に優れた溶接
作業性を有している。
【0038】比較例No.15は、酸化鉄のFeO換算
分が少ないので、スラグが多孔質化しビードも平滑とな
るのでスラグ剥離性が良好で、かつアーク電圧も適度に
低下するので耐アーク切れ性が良好であるが、CaCO
3 が多くCaF2 が少ないために、スラグの流動性が悪
くなり溶接作業性がやや悪くなった。
分が少ないので、スラグが多孔質化しビードも平滑とな
るのでスラグ剥離性が良好で、かつアーク電圧も適度に
低下するので耐アーク切れ性が良好であるが、CaCO
3 が多くCaF2 が少ないために、スラグの流動性が悪
くなり溶接作業性がやや悪くなった。
【0039】No.16は、FeOがやや多いのでアー
ク切れし易くなった。また、Siが少ないのでアーク力
が弱く、鋼板に対する溶接金属の馴染み性が悪くなり溶
接作業性がやや悪くなった。No.17は、TiO2 が
少な過ぎるのでアークの安定性が劣化しスパッタの飛散
が多くなり、スラグ被包性の劣化に伴いビード外観も悪
くなり溶接作業性は極めて悪化した。
ク切れし易くなった。また、Siが少ないのでアーク力
が弱く、鋼板に対する溶接金属の馴染み性が悪くなり溶
接作業性がやや悪くなった。No.17は、TiO2 が
少な過ぎるのでアークの安定性が劣化しスパッタの飛散
が多くなり、スラグ被包性の劣化に伴いビード外観も悪
くなり溶接作業性は極めて悪化した。
【0040】No.18、No.20およびNo.26
は、FeO換算分が多いためにアーク切れし易くなり、
No.20とNo.26はFeO分が過剰に添加される
のでスラグの剥離性が悪くなった。No.19は、酸化
鉄のFeO換算分がやや多いので耐アーク切れ性が悪
く、CaCO3 が少なく、Mnが多いのでスラグの粘性
が低下し、立向姿勢においては、溶接金属が垂れ易くな
り凸ビード形状を呈するようになった。
は、FeO換算分が多いためにアーク切れし易くなり、
No.20とNo.26はFeO分が過剰に添加される
のでスラグの剥離性が悪くなった。No.19は、酸化
鉄のFeO換算分がやや多いので耐アーク切れ性が悪
く、CaCO3 が少なく、Mnが多いのでスラグの粘性
が低下し、立向姿勢においては、溶接金属が垂れ易くな
り凸ビード形状を呈するようになった。
【0041】No.21は、TiO2 が多いのでアーク
力が弱くなり、スラグの流動性も悪くなりビード外観が
劣化し溶接作業性の劣化を招いた。No.22は、Ca
CO3 が過剰に添加され、かつMnが少ないのでアーク
力が強く、スラグの流動性も悪くビード外観が悪くなっ
た。No.23は、CaCO3 が少なくCaF2 とMn
が多いのでスラグの溶融点が低下するのでスラグの被包
性が劣化した。また、TiO2 が多過ぎるのでアークが
極めて弱くなった。
力が弱くなり、スラグの流動性も悪くなりビード外観が
劣化し溶接作業性の劣化を招いた。No.22は、Ca
CO3 が過剰に添加され、かつMnが少ないのでアーク
力が強く、スラグの流動性も悪くビード外観が悪くなっ
た。No.23は、CaCO3 が少なくCaF2 とMn
が多いのでスラグの溶融点が低下するのでスラグの被包
性が劣化した。また、TiO2 が多過ぎるのでアークが
極めて弱くなった。
【0042】No.24とNo.25は、Siが多いの
でアーク力が強くなり、ビード外観が劣化した。No.
25においては酸化鉄のFeO換算分が過剰に添加され
るので、スラグが緻密となりビード止端部にスラグが残
り易くなった。No.27は、CaF2 が多いのでスラ
グの被包性劣化に伴いビード外観が悪くなり、TiO2
が少ないのでアークの安定性が劣りスパッタも多くなっ
た。また、Siが少ないので溶接金属の馴染みが悪くな
りビード外観も悪くなり溶接作業性はかなり劣化した。
No.28は、Mnが多過ぎるのでスラグの粘性が低下
し、特に立向や水平すね肉姿勢でビードが凸形状となり
溶接作業性が劣化した。
でアーク力が強くなり、ビード外観が劣化した。No.
25においては酸化鉄のFeO換算分が過剰に添加され
るので、スラグが緻密となりビード止端部にスラグが残
り易くなった。No.27は、CaF2 が多いのでスラ
グの被包性劣化に伴いビード外観が悪くなり、TiO2
が少ないのでアークの安定性が劣りスパッタも多くなっ
た。また、Siが少ないので溶接金属の馴染みが悪くな
りビード外観も悪くなり溶接作業性はかなり劣化した。
No.28は、Mnが多過ぎるのでスラグの粘性が低下
し、特に立向や水平すね肉姿勢でビードが凸形状となり
溶接作業性が劣化した。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低水素系
棒は全姿勢の溶接において、スラグの剥離性が良好であ
ると共に、無負荷電圧が低い場合でもアーク切れが極め
て少なく、かつ良好な溶接作業性を確保したものであ
る。このような効果をもたらす本発明低水素系棒は、造
船、橋梁、建築などに使用され、現場作業の溶接作業能
率を著しく向上させることができる。
棒は全姿勢の溶接において、スラグの剥離性が良好であ
ると共に、無負荷電圧が低い場合でもアーク切れが極め
て少なく、かつ良好な溶接作業性を確保したものであ
る。このような効果をもたらす本発明低水素系棒は、造
船、橋梁、建築などに使用され、現場作業の溶接作業能
率を著しく向上させることができる。
【図1】酸化鉄のFeO換算分の添加量を変化させた場
合のアーク切れ回数およびスラグ剥離性の図表である。
合のアーク切れ回数およびスラグ剥離性の図表である。
Claims (1)
- 【請求項1】CaCO3 ;30〜55重量% CaF2 ;5〜35重量% 酸化鉄の1種若しくは2種以上をFeO換算で0.40
重量%以下 Si ;0.5〜8.0重量% Mn ;0.3〜7.5重量% TiO2 ;0.4〜8.4重量% からなる被覆剤を用いて鋼心線周囲に塗布したことを特
徴とする低水素系被覆アーク溶接棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272732A JP3068280B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3272732A JP3068280B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05111791A true JPH05111791A (ja) | 1993-05-07 |
| JP3068280B2 JP3068280B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=17518010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3272732A Expired - Lifetime JP3068280B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068280B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100446911C (zh) * | 2006-08-07 | 2008-12-31 | 武汉铁锚焊接材料股份有限公司 | 一种桥梁钢焊条 |
| JP2016203253A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
| JP2017217672A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3272732A patent/JP3068280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100446911C (zh) * | 2006-08-07 | 2008-12-31 | 武汉铁锚焊接材料股份有限公司 | 一种桥梁钢焊条 |
| JP2016203253A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
| JP2017217672A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3068280B2 (ja) | 2000-07-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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