JPH0511235A - 液晶パネルおよびその製造方法と液晶投写型テレビ - Google Patents
液晶パネルおよびその製造方法と液晶投写型テレビInfo
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- JPH0511235A JPH0511235A JP3165493A JP16549391A JPH0511235A JP H0511235 A JPH0511235 A JP H0511235A JP 3165493 A JP3165493 A JP 3165493A JP 16549391 A JP16549391 A JP 16549391A JP H0511235 A JPH0511235 A JP H0511235A
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Abstract
晶17に紫外線を照射して重合させる際、くし形の対向
電極16aと16b間に交流の信号を印加する。くし形
の対向電極16aと16b間に位置するA部の液晶は配
向する。B部の液晶には電界がほとんど印加されず非配
向状態のまま液晶17の樹脂成分は重合する。液晶17
のA部の屈折率naとB部の屈折率nbはna>nbの関係
となり、屈折率が異なるA部とB部は周期的に繰り返す
パターンとなる為、回折格子の機能を有するようにな
る。対向電極16a・16bと画素電極13間に電圧が印
加されるとA・B部の液晶は配向するためna=nbとな
り回折格子は消滅する。 【効果】 高分子分散液晶が散乱モード時は回折格子が
生成し、入射光は回折するとともに散乱される。従っ
て、パネル内を直進する入射光は大幅に低下する。高分
子分散液晶が透過モード時は回折格子は消滅し、入射光
はそのまま透過する。したがって、コントラストは非常
に大きくなる。
Description
ネルに表示された画像をスクリーン上に拡大投映する液
晶投写型テレビと、前記液晶投写型テレビに用いる液晶
パネルおよびその製造方法に関するものである。
徴を有するため、研究開発が盛んである。しかし、大画
面化が困難であるなどの問題点も多い。そこで近年、小
型の液晶パネルの表示画像を投写レンズなどにより拡大
投映し、大画面の表示画像を得る液晶投写型テレビがに
わかに注目をあつめてきている。現在、商品化されてい
る液晶投写型テレビは液晶の施光特性を利用したツイス
トネマステック(以後、TNと呼ぶ)液晶パネルが用い
られている。
る。(図10)は液晶パネルの平面図である。(図1
0)において、103はスイッチング素子としての薄膜
トランジスタ(以後、TFTと呼ぶ)などが形成された
ガラス基板(以後、アレイ基板と呼ぶ)、104はIT
Oなどからなる透明電極が形成された基板(以後、対向
基板と呼ぶ)、101はアレイ基板103上のゲート信
号線に接続されたTFTのオン・オフを制御する信号を
印加するドライブIC(以後、ゲートドライブICと呼
ぶ)、102はアレイ基板103上のソース信号線にデ
ータ信号を印加するためのドライブIC(以後、ソース
ドライブICと呼ぶ)、105は偏光板、106は封止
樹脂である。
る。G1〜Gmはゲート信号線であり、その一端はゲート
ドライブIC111に接続されている。S1〜Snはソー
ス信号線であり、一端はソースドライブIC112に接
続されている。各画素はそれぞれ画素電極に信号の印加
するためのTFT113を有しており、また信号を保持
するための付加コンデンサ114が形成されている。1
15は画素電極と対向電極間に挟持された液晶であり、
電気回路的にはコンデンサと見なすことができる。
の平面図である。ただし、説明に不要な箇所は省略して
おり、また図面を見易くするためにモデル的に描いてい
る。以下のことは以後の図面に対しても同様である。
(図13)において、131はゲート信号線、132は
ソース信号線、133は画素電極、134はTFTであ
る。
(図12)は従来の液晶パネルのうち対向電極基板の平
面図である。121はクロムなどで形成されたブラック
マトリックス、122はITOなどの透明電極で形成さ
れた対向電極である。(図12)において、ブラックマ
トリックス121の記号イの部分はソース信号線上に、
記号アの部分はTFT上に、記号ウの部分はゲート信号
線上に位置するようにアレイ基板と対向電極基板は貼り
合わされる。
ある。アレイ基板142と対向電極基板141は4〜6
μmの間隔で保持され、前記基板間にTN液晶143が
注入されている。表示領域の周辺部は封止樹脂106で
封止されている。
て説明する。まず、アレイ基板142と対向電極基板1
41には配向膜が塗布され、ラビングにより配向処理さ
れる。その後、アレイ基板142周辺部にTN液晶の注
入口を残して封止樹脂106が塗布される。また、対向
電極基板141上に均一な液晶膜厚を得るためのビーズ
を散布する。次に、対向電極基板141とアレイ基板1
42を貼り合わせる。その後、紫外線を照射、または加
熱により封止樹脂106を硬化させる。次に貼り合わせ
た前記基板を真空室に入れ、アレイ基板142と対向電
極基板141のギャップ内を真空状態にした後、液晶の
注入口を液晶に浸す。その後、真空室の真空を破ると、
液晶は注入口からギャップ内に注入される。最後に注入
口を封止して完成する。
面を参照しながら説明する。(図15)は従来の液晶投
写型テレビの構成図である。(図15)において、15
1は集光光学系、152は赤外線を透過させる赤外線カ
ットミラー、153aは青色光反射ダイクロイックミラ
ー(以後、BDMと呼ぶ)、153bは緑色光反射ダイ
クロイックミラー(以後、GDMと呼ぶ)、153cは
赤色光反射ダイクロイックミラー(以後、RDMと呼
ぶ)、154a,154b,154c,156a,15
6b,156cは偏光板、155a,155b,155
cは透過型のTN液晶パネル、157a,157b,1
57cは投写レンズ系である。なお、説明に不要な構成
物は図面から省略している。
いて(図15)を参照しながら説明する。まず、集光光
学系151から出射された白色光はBDM153aによ
り青色光(以後、B光と呼ぶ)が反射され、前記B光は
偏光板154aに入射される。BDM153aを透過し
た光はGDM153bにより緑色光(以後、G光と呼
ぶ)が反射され偏光板154bに、また、RDM154
cにより赤色光(以後、R光と呼ぶ)が反射され偏光板
154cに入射される。偏光板では各色光の縦波成分ま
たは横波成分の一方の光のみを透過させ、光の偏光方向
をそろえて各液晶表示装置に照射させる。この際、50
%以上の光は前記偏光板で吸収され、透過光の明るさは
最大でも半分以下となってしまう。
を変調する。変調された光はその変調度合により各偏光
板156a,156b,156cを透過し、各投写レン
ズ系157a,157b,157cに入射して、前記レ
ンズ系によりスクリーン(図示せず)に拡大投映され
る。
なように、TN液晶を用いた液晶パネルでは、直線偏光
の光を入射させる必要がある。したがって、液晶パネル
の前後には偏光板を配置する必要がある。この偏光板は
理論的にも50%以上の光を吸収してしまう。従って、
第1の課題としてスクリーンに拡大投映した際、低輝度
画面しか得られないという課題がある。この課題を解決
するため、本発明では高分子分散液晶を用いる。高分子
分散液晶を用いた液晶パネルは偏光板を用いないため光
利用効率を非常に高くできる。
しておく。高分子分散液晶は、液晶と高分子の分散状態
によって大きく2つのタイプに分けられる。1つは、水
滴状の液晶が高分子中に分散しているタイプである。液
晶は、高分子中に不連続な状態で存在する。以後、この
ような液晶をPDLCと呼び、また、前記液晶を用いた
液晶パネルをPD液晶パネルと呼ぶ。もう1つは、液晶
層に高分子のネットワークを張り巡らせたような構造を
採るタイプである。ちょうどスポンジに液晶を含ませた
ような格好になる。液晶は、水滴状とならず連続に存在
する。以後、このような液晶をPNLCと呼び、また、
前記液晶を用いた液晶パネルをPN液晶パネルと呼ぶ。
前記2種類の液晶パネルで画像を表示するためには光の
散乱・透過を制御することにより行なう。
折率が異なる性質を利用する。電圧を印加していない状
態では、それぞれの水滴状液晶は不規則な方向に配向し
ている。この状態では、高分子と液晶に屈折率の差が生
じ、入射光は散乱する。ここで電圧を印加すると液晶の
配向方向がそろう。液晶が一定方向に配向したときの屈
折率をあらかじめ高分子の屈折率と合わせておくと、入
射光は散乱せずに透過する。
の不規則さそのものを使う。不規則な配向状態、つまり
電圧を印加していない状態では入射した光は散乱する。
一方、電圧を印加し配列状態を規則的にすると光は透過
する。なお、前述のPDLCおよびPNLCの液晶の動
きの説明はあくまでもモデル的な考え方である。本発明
においてはPD液晶パネルとPN液晶パネルのうち一方
に限定するものではないが、説明を容易にするためPD
液晶パネルを例にあげて説明する。また、PDLCおよ
びPNLCを総称して高分子分散液晶と呼び、PD液晶
パネルおよびPN液晶パネルを総称して高分子分散液晶
パネルと呼ぶ。また、高分子分散液晶パネルに注入する
液晶を含有する液体を総称して液晶溶液または樹脂と呼
び、前記液晶溶液中の樹脂成分が重合硬化した状態をポ
リマーと呼ぶ。
(a)(b))を用いて簡単に述べる。(図9(a)
(b))は高分子分散液晶パネルの動作の説明図であ
る。(図9(a)(b))において、91はアレイ基
板、92は画素電極、93は対向電極、94は水滴状液
晶、95はポリマー、96は対向基板である。画素電極
92にはTFT等が接続され、TFTのオン・オフによ
り画素電極に電圧が印加されて、画素電極上の液晶配向
方向を可変させて光を変調する。(図9(a))に示す
ように電圧を印加していない状態では、それぞれの水滴
状液晶94は不規則な方向に配向している。この状態で
はポリマー95と液晶94とに屈折率差が生じ入射光は
散乱する。ここで(図9(b))に示すように画素電極
に電圧を印加すると液晶の方向がそろう。液晶が一定方
向に配向したときの屈折率をあらかじめポリマーの屈折
率と合わせておくと、入射光は散乱せずにアレイ基板9
1より出射する。
ルを構成しようとすると、散乱状態での光の透過量と、
透過状態での光の透過量の比(以後、コントラストと呼
ぶ)を大きくとる必要がある。コントラストが小さいと
階調表示特性が悪くなる。液晶投写型テレビではコント
ラストは100以上必要である。高分子分散液晶パネル
の最大透過率は対向電極のITO膜などで規制されるが
80〜85%程度もある。しかし、散乱時の光透過量も
大きい。コントラストを大きくするためには散乱状態で
の透過量(以後、散乱透過率と呼ぶ)を小さくする必要
がある。散乱状態での透過量を小さくするためには液晶
層の膜厚を厚くする必要があるが、厚くすると透過状態
にするための印加電圧が高くなって液晶を駆動すること
ができない。以上のことより、高分子分散液晶を用いれ
ば輝度は大きくできるが、コントラストを高くすること
ができず、良好な液晶パネルおよび液晶投写型テレビを
構成することは困難であった。
板により50%以上の光が吸収されてしまうため利用率
が低く、高輝度画像表示が行えない。そこで、本発明で
は高分子分散液晶を用いる。
形状の対向電極が組み合わさった対向電極基板とアレイ
基板間に高分子分散液晶を挟持しているものである。ま
た、2つのくしの歯の形状部には屈折率の異なる高分子
分散液晶が周期的に形成されている。
の形状の対向電極が形成された対向電極基板とアレイ基
板間に液晶溶液を注入後、くしの歯の形状の電極間に電
圧を印加するとともに光を照射して液晶溶液を重合・硬
化するものである。くしの歯の形状の電極部間の液晶に
は電界が印加されているため配向した状態で液晶溶液は
硬化する。したがって、くしの歯のパターンにあわせて
屈折率の異なる液晶層ができる。
パネルを用いて構成したものである。元来、高分子分散
液晶パネルは散乱特性が悪かった。しかし、本発明の液
晶パネルは周期的に液晶の屈折率分布ができている。前
記屈折率分布の繰り返しは回折格子を形成する。この回
折格子の回折効果と高分子分散液晶の散乱効果によりコ
ントラストは向上する。
をくしの歯状に形成している。くしの歯のピッチは5〜
20μmにする。くしの歯は2つのくしの歯AとBが互
いに組み合わさった配置にしている。くしの歯AとB間
は1〜5μmの間隔があり、電気的には絶縁されてい
る。くしの歯の根本はブラックマトリックスの金属薄膜
に接続されている。ブラックマトリックスに電圧を印加
することによりくしの歯AとB間に電位差を発生させる
ことができる。アレイ基板と対向電極基板間に液晶溶液
を注入後、くしの歯AとB間に電圧を印加すると、くし
の歯A・B間の液晶溶液中の液晶は配向する。配向した
状態で液晶溶液に光を照明し液晶溶液中の樹脂を重合さ
せる。くしの歯A・B間では液晶は配向するが、くしの
歯上部の液晶はほとんど配向しない。したがって、前述
の状態で液晶溶液を重合させると液晶が配向した部分と
非配向部が周期的にくりかえした状態となる。液晶の配
向部も非配向部もポリマーと液晶がまざりあわさった屈
折率を示すが、配向部は液晶の異常光屈折率neが支配
的となり、非配向部は液晶の常光屈折率noが支配的と
なる。
屈折率が異なる。くしの歯A・B間に印加する電圧を適
度に調整すれば、屈折率が異なる周期的なストライプ状
の回折格子を形成することができる。液晶の配向部およ
び非配向部は画素電極とくしの歯状の対向電極間に電圧
を印加することにより配向し、両方とも屈折率は液晶の
常光屈折率noとなる。したがって、液晶がオン状態の
時は回折格子は消滅し、液晶パネルへの入射光は直進す
る。オフ状態のときは回折格子が出現し、また高分子分
散液晶中の散乱効果により、液晶パネルの入射光は曲げ
られる。以上のことにより液晶のオンオフ時の光の出射
光量比(以後、コントラストと呼ぶ)を向上させること
ができる。
ネルについて説明する。(図2)は本発明の液晶パネル
の対向電極基板における一画素部の平面図である。ま
た、(図3)は(図2)のA−A’線での断面図であ
る。さらに(図1)は本発明の液晶パネルの一実施例の
断面図である。対向電極基板111は透明のガラス基板
が用いられる。一例としてソーダガラス・石英ガラスが
例示される。また、16・16a・16bはストライプ
状に形成された対向電極である。前記対向電極材料とし
てはITO等が例示される。ピッチは5μm〜30μm
でありストライプ状の対向電極(以下、くしの歯電極と
呼ぶ)間は1〜5μmの間隔が形成されている。くしの
歯電極16bはブラックマトリックス15bに接続さ
れ、くしの歯電極16aはブラックマトリックス16a
に接続される。ブラックマトリックスの形成材料として
は、クロム、酸化クロム、アルミニウムなどが例示され
る。その膜厚は1000オングストローム以上に形成
し、極力低抵抗に構成する事が好ましい。なお、(図
1)ではガラス基板11上に直接ブラックマトリックス
15を形成したかのように図示したが、ブラックマトリ
ックス15とガラス基板11間に対向電極を構成するI
TO膜があってもよく、また、ブラックマトリックス1
5上にITO膜があってもよい。
号アの部分はTFT(図示せず)への光を遮光する部分
であり、ウはゲート信号線上を遮光する部分、イはソー
ス信号線14上を遮光する部分である。ブラックマトリ
ックス15は遮光等が必要でない時は、ITO等で形成
してもよい。しかし、後述するしくの歯電極に電圧を印
加する必要上、ブラックマトリックス部はできるかぎり
低抵抗に形成することが望ましい。
向電極基板の等価回路図である。51a,51b,51
c,51dは所定電圧を印加するため、あるいは対向電
圧を印加するための接続端子である。端子を通じてアレ
イ基板とカーボン等で接続をとる。接続端子51aと5
1bは電気的に絶縁状態に形成される。したがって、接
続端子51aと51b間に電圧を印加することにより隣
接するくしの歯電極16a,16b間に電位差を発生さ
せることができる。
隔をあけるとしたが、これに限定するものではない。た
とえば(図4)に示す構成でもよい。(図4)は(図
3)と同様にA−A’線での断面図である。41,42
はくしの歯電極であり、43は絶縁膜である。(図4)
から明らかなように、ガラス基板11上にくしの歯電極
41を形成したのち、絶縁膜43を形成する。その後、
くしの歯電極42を形成する。以上のように形成するこ
とにより、くしの歯電極41,43間に間隔をあける必
要はない。
チック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶が
好ましく、単一もしくは2種類以上の液晶性化合物や液
晶性化合物以外の物質も含んだ混合物であっても良い。
なお、先に述べた液晶材料のうちシアンビフェニル系の
ネマスチック液晶が最も好ましい。樹脂材料としては透
明なポリマーが好ましく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、光硬化性樹脂のいずれであっても良いが、製造工程
の容易さ、液晶層との分離等の点より紫外線硬化タイプ
の樹脂を用いるのが好ましい。具体的な例として紫外線
硬化性アクリル系樹脂が例示され、特に紫外線照射によ
って重合硬化するアクリルモノマー、アクリルオリゴマ
ーを含有するものが好ましい。これらは、紫外線を照射
することによって樹脂のみ重合反応を起こしてポリマー
となり、液晶のみ相分離する。この際、樹脂分と比較し
て液晶の量が少ない場合には独立した粒子状の水滴状液
晶が形成されるし、一方、液晶の量が多い場合は、樹脂
マトリクスが液晶材料中に粒子状、または、ネットワー
ク状に存在し、液晶が連続層を成すように形成される。
ットワークの孔径がある程度均一で、かつ大きさとして
は0.1μm〜数μmの範囲でなければ入射光の散乱性
能が悪くコントラストが上がらない。なお、好ましくは
水滴状液晶の粒子径もしくはポリマーネットワークの孔
径は0.5μm〜1.5μmの範囲がよい。この為にも
紫外線硬化樹脂のように短時間で硬化が終了しうる材料
でなければならない。また、液晶材料と樹脂材料の配向
比は9:1〜1:9であり、中でも2:1〜1:2の範
囲が好ましい。
mに形成され、中でも8μm〜15μmの範囲が散乱特
性および駆動する上での印加電圧の範囲が最適である。
前記膜厚は6〜8Vの印加電圧で最大透過率90%が得
られるように設定すればよい。なお、アレイ基板12等
は従来の液晶パネルと同様であるので説明を省略する。
いて説明する。対向電極基板11の対向電極をくしの歯
状にエッチングし、ブラックマトリックス15を形成す
ることは従来の液晶パネルの製造方法で十分達成可能な
技術であるから説明を省略する。次に、くしの歯電極が
形成された対向電極基板11上に所定の液晶膜厚を得る
ためのビーズを散布する。一方、アレイ基板12上に封
止樹脂(図示せず)が塗布される。その後、対向電極基
板11とアレイ基板12は位置合わせされ、貼り合わさ
れる。液晶液晶の注入方法としては真空注入と加圧注入
方式がある。真空注入方式は貼り合わせた前記基板を真
空室に入れ、アレイ基板12と対電電極基板11間を真
空状態にした後、液晶の注入口を液晶溶液に浸す。真空
室の真空を破ると、液晶溶液は両基板間に注入される。
一方、加圧注入方式は対向電極基板11の周辺部に形成
した0.8〜1.2mmの注入口より加圧により液晶溶
液を注入する。
1a,51d,51b,51cに信号印加する。その状
態のモデル図を(図6)に示す。信号は短形波、サイン
波、三角波のいずれであってもよい。印加する信号の実
効値はくしの歯電極のピッチ・間隔などを考慮して調整
する。実効値が大きくなるほど液晶が配向する領域は大
きくなる。配向する領域の液晶は基板11と平行に並
び、見かけ上の屈折率は異常光屈折率neが支配的とな
る。前述の状態で液晶溶液に紫外線を照射もしくは加熱
して、前述の液晶溶液の樹脂を重合させる。重合後の状
態のモデル図を(図7)に示す。液晶17の記号Aの部
分は液晶が配向している。先に述べたように、液晶は基
板と平行にならんでいるため屈折率はneが支配的とな
る。したがって、Aの部分はポリマーの屈折率npと液
晶の異常光屈折率neとがまざった状態の屈折率を示
す。このマイロ的にみた屈折率をnaとする。一方液晶
の17の記号Bの部分は液晶が非配向である。したがっ
て、通常Bの部分の液晶の屈折率は通常(2no+ne)
/3となり、前記屈折率とポリマーの屈折率npとまざ
りあった状態の屈折率を示す。このマイロ的に見た屈折
率をnbとする。したがって、ne>noであるから、na
>nbとなる。
することによりA部とB部とはほぼ等ピッチ間隔にする
ことができる。また、A部分の高さの範囲は1〜3μm
になるように形成するのがよい。以上のようにして、く
しの歯にそってストライプ状の屈折率Aの部分を形成す
ることができる。前記屈折率Aの部分とBの部分は周期
的に繰り返されているから見かけ上回折格子の機能を有
する様になる。
圧を印加するとA部分およびB部分の液晶は配向し、両
方の部分の液晶の屈折率は常光屈折率noとなる。ポリ
マーの屈折率npとnoはほぼ同一の屈折率となるように
材料選定している。したがって、液晶層17の屈折率は
noとなる。
説明する。まず、対向電極16a,16bと画素電極B
間に電圧が印加されていない時(以後、オフ状態と呼
ぶ)、A部分の屈折率na>B部分の屈折率nbであるか
ら、液晶17に回折格子が形成された状態となる。した
がって、入射光は回折される。回折された光は液晶17
のBの部分で散乱され、更にその光路は曲げられる。以
上のことより、液晶17層を直進する光は非常に少なく
なる。逆に対向電極16a,16bと画素電極13間に
液晶を配向させ得る電圧が印加されている時(以後、オ
ン状態と呼ぶ)、A部分の屈折率na=B部分の屈折率
nbとなる。また、この際、na=np=no=npである
から、液晶層17は透明となるとともに、回折格子は消
滅する。したがって、入射光は直進する。オン状態とオ
フ状態の中間での電圧印加状態では中間的な光の散乱・
透過状態となる。以上のように印加電圧により回折格子
を生成あるいは消滅させることができるため、コントラ
ストは非常に高くすることができる。
写型テレビについて説明する。(図8)は本発明の液晶
投写型テレビの構成図である。ただし、説明に不要な構
成要素は省略している。(図8)において、81は集光
光学系であり、内部に凹面鏡および光発生手段として2
50Wのメタルハライドランプを有している。また、凹
面鏡は有視光のみを反射させるように構成されている。
82は赤外線および紫外線を透過させ有視光のみを反射
させる赤外線紫外線カットミラーである。ただし、赤外
線カットミラー82は集光光学系151の内部に配置し
てもよいことは言うまでもない。また、83aはBD
M、83bはGDM、83cはRDMである。なお、B
DM83aからRDM83cの配置は前記の順序に限定
するものではなく、また、最後のRDM83cは全反射
ミラーにおきかえてもよいことは言うまでもない。
ネルである。なお、前記液晶パネルのうち、R光を変調
する液晶パネル84cは他の液晶パネルに比較して水滴
状液晶粒子径を大きく、もしくは液晶膜厚も厚めに構成
している。これは光が長波長になるほど散乱特性が低下
するためである。水滴状液晶の粒子径は、重合させると
きの紫外線光の強度を制御することあるいは使用材料を
変化させることにより制御できる。液晶膜厚はビーズ径
を変化することにより調整できる。また、回折格子の高
さ・ピッチ等も赤(R)・緑(G)・青(B)用のそれ
ぞれの液晶パネルに対して変化させてもよい。その場合
はR用の液晶パネルの屈折率Aの部分の高さが最も高く
B用は最も低くすると良い。85a,85b,85c,
87a,87b,87cはレンズ、86a,86bおよ
び86cは、しぼりとしてのアパーチャである。なお、
85,86および87で投写光学系を構成している。ま
た、特に支障のないかぎり85,86および87の組を
投写レンズ系と呼ぶ。また、アパーチャはレンズ85等
のF値が大きいとき必要がないことは明らかであり、投
写レンズ系を1つのレンズに置きかえることができるこ
とも明らかである。
る。まず、液晶表示装置の高分子分散液晶パネル84と
レンズ85との距離Lと、レンズ85とアパーチャ86
までの距離はほぼ等しくなるように配置される。投写レ
ンズ系は各液晶パネルを透過した平行光線を透過させ、
各液晶パネルで散乱した光を遮光させる役割を果たす。
その結果、スクリーン上に高コントラストのフルカラー
表示が実現できる。アパーチャの開口径Dを小さくすれ
ばコントラストは向上する。しかし、スクリーン上の画
像輝度は低下する。
0〜15μmの時、レンズの集光角は6度前後が最適で
あり、その時、コントラストは画面中心部で200:1
であり、リア方式テレビで40インチスクリーンに投写
した際、スクリーンゲイン5で300[ft]以上であ
り、CRT投写型テレビと比較して、同等以上の画面輝
度を得ることができた。
ついて説明する。なお、R,G,B光のそれぞれの変調
系については、ほぼ同一動作であるのでB光の変調系に
ついて例にあげて説明する。まず、集光光学系81から
白色光が照射され、前記白色光のB光成分はBDM83
aにより反射される。前記B光は高分子分散液晶パネル
84aに入射する。前記高分子分散液晶パネルは(図9
(a)(b))に示すように、画素電極に印加された信
号により入射した光の散乱と透過状態とを制御し、光を
変調する。
れ、逆に、所定角度内の光はアパーチャ86aを通過す
る。変調された光は投写レンズ87aによりスクリーン
(図示せず)に拡大投映される。以上のようにして、ス
クリーンには画像のB光成分が表示される。同様に高分
子分散液晶パネル84bはG光成分の光を変調し、ま
た、高分子分散液晶パネル84cはR光成分の光を変調
して、スクリーン上にはカラー画像が表示される。
れに限定するものではなく、たとえば平行光を遮光体で
遮光し、散乱光をスクリーンに投映する中心遮へい型の
光学系を用いてもよいことは言うまでもない。
1側から入射させるとしたが、これに限定するものでは
なく、アレイ基板12から入射させても同様の効果が得
られることは明らかである。以上のように、本発明の液
晶パネルおよび液晶投写型テレビは光の入射方向に左右
されるものではない。
例においてはリア型液晶投写型テレビのように表現した
が、これに限定するものではなく反射型スクリーンに画
像を投映するフロント型液晶投写型テレビでもよいこと
は言うまでもない。さらに、本実施例の液晶投写型テレ
ビにおいては、ダイクロイックミラーにより色分離を行
なうとしたがこれに限定するものではなく、たとえば吸
収型色フィルタを用いて、色分離を行なってもよい。
ては、R,GおよびB光の変調系において投写レンズ系
をそれぞれ1つずつ設けているが、これに限定するもの
ではなく、たとえばミラーなどを用いて液晶パネルによ
り変調された表示画像を1つにまとめてから1つの投写
レンズ系に入射させて投映する構成であってもよいこと
は言うまでもない。さらに、R・G・B光それぞれを変
調する液晶パネルを設けることに限定するものでもな
い。例えば、一枚の液晶パネルにモザイク状のカラーフ
ィルタを取付け、前記パネルの画像を投映するテレビで
もよい。
パネルのように説明したが、これに限定するものではな
く、反射型に形成してもよい。その場合は、画素電極を
金属物質で反射電極にすればよい。
ものではなく、シュリーレン光学系を用いてもよい。そ
の構成図を(図16)に示す。光の変調素子として先に
説明した本発明の液晶パネルを反射型構成にして用い
る。投写光源163から発した投写光は、コンデンサレ
ンズ164でミラー162に集束される。集光光はミラ
ー162で反射され、シュリーレンレンズ165で平行
光線となって本発明の液晶パネル166に入射する。回
折格子が完全に生成されている画素に入射した光は回折
され、シュリーレンレンズ165により拡大されてスク
リーン161に投映される。回折格子が完全に消滅した
画素に入射した光はそのまま反射し、162のミラー兼
シュリーレンストップで遮光される。前述の回折格子生
成と消滅の中間的状態の時は回折状態に応じた光がスク
リーン161に投映される。なお、前述の液晶投写型テ
レビにおいて回折された光をシュリーレンレンズ165
でスクリーンに投映するとしたが、これに限定するもの
ではなく、回折された光をシュリーレンストップで遮光
されるシュリーレン光学系に構成してもよいことは言う
までもない。
高分子分散液晶を用いているため、TN液晶を用いた液
晶パネルに比較して2倍以上の高輝度画面を得ることが
できる。また、液晶パネル内に本発明の液晶パネルの製
造方法を用いて回折格子を形成しているため、その液晶
層での散乱効果と回折効果により、液晶のオフ状態での
光の直進透過量を大幅に小さくすることができる。逆に
液晶がオン状態では回折格子は消滅するので、入射光は
そのまま直進する。従って、コントラストは100以上
を達成でき、階調表示特性が非常に良好な高品位画像表
示を実現できる。
液晶パネルを用いているために、画質の高輝度化および
高コントラスト表示を実現できる。さらに、本発明の液
晶投写型テレビではR・G・Bの波長それぞれに対応し
て、水滴状液晶の平均粒径または孔子径を変化させるこ
と、または、回折格子の高さ等を変化させることによ
り、それぞれの波長でのコントラストを大幅に改善して
おり、高品位映像表示を実現できる。
である。
極基板の平面図である。
−A’線における断面図である。
例の断面図である。
る。
る。
である。
ける構成図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 画素の対向電極が複数の電極から構成さ
れた第1の基板と、画素電極を有する第2の基板を具備
し、前記第1の基板と第2の基板間に高分子分散液晶を
挟持していることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項2】 対向電極はストライプ状の電極に形成さ
れ、かつ隣接するストライプ状の電極が電気的に非接続
状態に形成されてることを特徴とする請求項1記載の液
晶パネル。 - 【請求項3】 対向電極上の高分子分散液晶が複数の屈
折率の部分を有し、かつ前記相異なる屈折率を有する部
分が周期的に繰りかえされていることを特徴とする請求
項1記載の液晶パネル。 - 【請求項4】 対向電極がブラックマトリックスと電気
的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の液
晶パネル。 - 【請求項5】 第1の基板に第1と第2の対向電極を形
成する第1の工程と、前記第1の基板と画素電極が形成
された第2の基板を所定間隔おいて保持する第2の工程
と、前記第1と第2の基板間に液晶を含有する樹脂を注
入する第3の工程と、前記第1と第2の対向電極間に電
位差が生じるように信号を印加するとともに光照射手段
または加熱手段のうち少なくとも一方の手段を用いて前
記樹脂を硬化させる第4の工程を行なうことを特徴とす
る液晶パネルの製造方法。 - 【請求項6】 樹脂は紫外線硬化樹脂であることを特徴
とする請求項5記載の液晶パネルの製造方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の液晶パネルと、光発生手
段と、前記光発生手段が発生した光を前記液晶パネルに
導く第1の光学要素部品と、前記液晶パネルで変調され
た光を投映する第2の光学要素部品を具備することを特
徴とする液晶投写型テレビ。 - 【請求項8】 光発生手段が発生する光は色フィルタで
青色光、緑色光および赤色光の3つの所定範囲の波長の
光に分割され、かつ、液晶パネルは前記3つの所定範囲
の波長の光のうち少なくとも1つに対して配置されてい
ることを特徴とする請求項7記載の液晶投写型テレビ。 - 【請求項9】 色フィルタはダイクロミックミラーであ
ることを特徴とする請求項8記載の液晶投写型テレビ。 - 【請求項10】 青色光を変調する液晶パネルの光学像
と、緑色光を変調する液晶パネルの光学像と、赤色光を
変調する液晶パネルの光学像とが光学要素部品により、
スクリーンの同一位置に投映されることを特徴とする請
求項8記載の液晶投写型テレビ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165493A JPH0511235A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 液晶パネルおよびその製造方法と液晶投写型テレビ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165493A JPH0511235A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 液晶パネルおよびその製造方法と液晶投写型テレビ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0511235A true JPH0511235A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15813449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3165493A Pending JPH0511235A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 液晶パネルおよびその製造方法と液晶投写型テレビ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511235A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999031545A1 (en) * | 1997-12-17 | 1999-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer dispersion type liquid crystal display panel and its manufacturing method |
| JP2002182203A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Nec Corp | 表示装置、その表示方法、およびその製造方法 |
| US6628355B1 (en) * | 1996-12-17 | 2003-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Liquid crystal display panel including a light shielding film to control incident light |
| RU2695937C1 (ru) * | 2018-08-16 | 2019-07-29 | Самсунг Электроникс Ко., Лтд. | Способ изготовления жидкокристаллической структуры для дифракционной решетки (варианты), жидкокристаллическая дифракционная решетка, динамическая дифракционная решетка |
| GB2575953A (en) * | 2017-05-18 | 2020-01-29 | Control Shell Ltd | Protective barrier for a control panel |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3165493A patent/JPH0511235A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6628355B1 (en) * | 1996-12-17 | 2003-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Liquid crystal display panel including a light shielding film to control incident light |
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| US6429914B1 (en) | 1997-12-17 | 2002-08-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer dispersion type liquid crystal display panel and its manufacturing method |
| US6630969B2 (en) | 1997-12-17 | 2003-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer dispersion type liquid crystal display panel and manufacturing method thereof |
| JP2002182203A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Nec Corp | 表示装置、その表示方法、およびその製造方法 |
| GB2575953A (en) * | 2017-05-18 | 2020-01-29 | Control Shell Ltd | Protective barrier for a control panel |
| RU2695937C1 (ru) * | 2018-08-16 | 2019-07-29 | Самсунг Электроникс Ко., Лтд. | Способ изготовления жидкокристаллической структуры для дифракционной решетки (варианты), жидкокристаллическая дифракционная решетка, динамическая дифракционная решетка |
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