JPH05112794A - 不燃性放電加工液 - Google Patents

不燃性放電加工液

Info

Publication number
JPH05112794A
JPH05112794A JP3275590A JP27559091A JPH05112794A JP H05112794 A JPH05112794 A JP H05112794A JP 3275590 A JP3275590 A JP 3275590A JP 27559091 A JP27559091 A JP 27559091A JP H05112794 A JPH05112794 A JP H05112794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric discharge
discharge machining
block copolymer
electrode
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3275590A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Takahashi
橋 信 之 高
Makoto Sugai
井 誠 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP3275590A priority Critical patent/JPH05112794A/ja
Priority to EP92309323A priority patent/EP0539083B1/en
Priority to DE69220880T priority patent/DE69220880T2/de
Publication of JPH05112794A publication Critical patent/JPH05112794A/ja
Priority to US08/240,498 priority patent/US5536427A/en
Priority to HK97102063A priority patent/HK1000486A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/08Working media
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S516/00Colloid systems and wetting agents; subcombinations thereof; processes of
    • Y10S516/01Wetting, emulsifying, dispersing, or stabilizing agents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下式〔1〕のブロック共重合体、あるいはそ
れととフェノール核置換誘導体または(および)アミン
誘導体を不燃性べース液に含んでなる不燃性放電加工
液。 nは1〜25で、n/(m+p)=0.5〜2.5であ
る。 【効果】 上記ブロック共重合体を含む不燃性放電加工
液により、電極の部分消耗がなく、電極消耗率が1%未
満であり、加工速度が大幅に向上した放電加工を行え
る。また、上記のブロック共重合体とフェノール核置換
誘導体または(および)アミン誘導体を含を不燃性放電
加工液により、電極の部分消耗がなく、電極消耗率の低
下と加工速度がより向上した放電加工を行え、しかも、
その状態の放電加工を長時間に亘り不燃性放電加工液を
交換せずに行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極の部分消耗がな
く、電極の消耗率が1%以下で、しかも加工速度が大幅
に向上した不燃性放電加工液に関する。
【0002】
【従来の技術】電極と導電性の被加工物との間を絶縁性
媒体で満たし、そこで断続放電を行って被加工物を加工
する放電加工では、絶縁性媒体に水性放電加工液および
油性放電加工液が用いられているが、工業的実施での安
全性確保のために水性放電加工液の使用が望まれる。す
なわち、放電加工の工業的実施は、無人工場での連続運
転によって行われることが多く、しかも、放電加工での
被加工物の表面温度が高温(例えば数千度)になること
があるので、火災発生の危険性がない水性放電加工液の
使用が望まれる。
【0003】しかし、水性放電加工液(以下必要に応じ
て加工液ということがある)には、次のような問題点が
あって、工業的実施では限られた範囲でしか使用されて
いない。 (イ)電極消耗率が大きく、高精度加工に不可欠な電極
消耗率1%未満の条件を実現するのが困難である。その
ために、高精度加工では、油性放電加工液が使用されて
いる。 (ロ)見掛けの電極消耗とは別に、電極に部分消耗が生
じて、それが加工精度を低下させる。 (ハ)放電加工の際に加工液中に混入する加工鉄粉およ
び新たに生じた生成物質により、電極の部分消耗、電極
が異状消耗、絶縁性の低下、異状放電あるいは被加工物
の形状変化などの様々が現象が生じる。しかし、生成物
質の生成機構、および生成物質からそれら様々の現象が
生じるに至る過程については、殆どといっていい程に解
明されていないので、生成物質の生成を阻止する手段が
ない。そのために、加工液を濾過およびイオン交換樹脂
による処理などをして加工鉄粉および生成物質を除去し
て循環再使用するようにしているが、イオン交換樹脂の
捕捉能力が短時間で使用限界に達してしまい、しかも、
イオン交換樹脂で処理しても加工液も頻繁に交換せざる
をえないという実状にある。 (ニ)水性放電加工液の主要成分は水であるので、放電
加工を行うことにより水の一部に電気分解が起きるのが
避けられない。水の電気分解が起きると酸素が発生し、
その酸素によっても放電加工に好ましくない生成物質が
加工液中に生じる。この生成物も加工液の絶縁性を低下
させ、異状放電あるいは被加工物の形状変化を引き起こ
して、加工精度を低下させるとされている。しかし、そ
の生成物質の生成機構および物質の構造が殆どといって
いい程に解明されていないので、その生成を防止する対
策がない。 (ホ)加工速度は、油性放電加工液のそれよりも一般に
大きいが、生産性の点からは不十分な速度である。
【0004】そして、加工速度を向上させる添加剤など
を水性放電加工液に加えてもイオン交換樹脂に補促され
てしまうということで、加工速度を向上させるための添
加剤を水性放電加工に添加するということが実際に行わ
れていない。既に提案されている加工速度を向上させる
ための添加剤(特公昭59ー4253号公報、特開昭6
0ー234324号公報、特開昭60ー71120号公
報、特開昭61ー4623号公報、特開昭61ー769
35号公報、特開昭61ー76937号公報および特開
昭61ー143667号公報参照)も、イオン交換樹脂
に補促されてしまうということで現在に至るまで工業的
実施で使用されていない。
【0005】また、放電加工で生ずる生成物質の生成を
阻止する物質を添加してもイオン交換樹脂に補促されて
しまうということで、そのような物質を加工液に添加す
ることは技術上の意味がないと一般に認識されている。
そのために、工業的実施では、放電加工での生成物質の
生成を阻止する物質を添加するということは行われてい
ない。したがって、上記(イ)〜(ホ)の問題点を解決
し、電極消耗率が1%未満で、加工速度が速い水性放電
加工液であって工業的実施で使用しうるものが存在しな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電極の部分
消耗などがなく、電極消耗率が1%未満であり、加工速
度が大幅に向上した不燃性放電加工液を得ること、を目
的とする。さらに、電極の部分消耗などがなく、電極消
耗率が1%未満であり、加工速度が大幅に向上した不燃
性放電加工液を長時間にわたって使用することができる
不燃性放電加工液を得ること、をも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による不燃性放電
加工液は、一般式〔1〕で表されるブロック共重合体を
放電加工用の不燃性ベース液に含んでなるものであるこ
と、を特徴とする。 式中のnは下記の整数を表し、mおよびpは下記式
〔2〕の関係を満足する整数を表す。 n=1〜25 n/(m+p)=0.5〜2.5 ………〔2〕 また、本発明による他の不燃性放電加工液は、前記一般
式〔1〕で表されるブロック共重合体とフェノール核置
換誘導体または(および)アミン誘導体を放電加工用の
不燃性ベース液に含んでなるものであること、を特徴と
する。
【0008】〔発明の具体的説明〕本発明者は、多数の
公知あるいは新規の有機重合体が水性放電加工液の放電
条件に及ぼす影響について検討し、それにより、加工液
の加工特性、特に電極消耗率および加工速度、が有機重
合体の分子構造および有機重合体が有する親水性と疎水
性のバランスなどに大きな影響を受けることを見出だし
た。そして、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイ
ドとの共重合体が、特定の分子構造(ブロック構造)を
とり、その分子量が所定の範囲にあり、しかも、重合体
の親水性と疎水性が所定の比率にある場合に、その共重
合体を水に溶解した加工液の電極消耗率が1%未満の著
しく低い水準になり、加工速度も向上することを見出だ
した。
【0009】<ブロック共重合体>本発明の不燃性放電
加工液は、式〔1〕で表されるブロック共重合体を放電
加工用の不燃性ベース液に溶解したものである。ブロッ
ク共重合体は、プロピレンオキサイドとエチレンオキサ
イドとの共重合体であって、分子構造として、ポリプロ
ピレンオキサイド鎖の両端にポリエチレンオキサイド鎖
が連鎖になったブロック構造をとるものである。すなわ
ち、疎水基(ポリプロピレンオキサイド鎖)の両側に親
水基(ポリエチレンオキサイド鎖)がつながった構造に
なっている。 そのポリプロピレンオキサイド鎖は、プロピレンオキ
サイドのモル数が1〜25の整数、すなわち、式〔1〕
のnが1〜25の整数、の範囲のものである。すなわ
ち、このブロック共重合体は、中央に位置する鎖がポリ
プロピレンオキサイド鎖であり、その重合度が1〜25
の範囲にあることが、このブロック共重合体の水に溶解
して加工液にする必要条件であり、その範囲の重合度の
ポリプロピレンオキサイド鎖に対して両側のポリエチレ
ンオキサイド鎖の重合度を所定の比率に調整することに
より、加工液の低電極消耗率と高加工速度を実現できる
ことが実験的に見出だされた。
【0010】また、ブロック共重合体の連鎖の両端にあ
るポリエチレンオキサイド鎖(式〔1〕のmおよびp)
は、エチレンオキサイドの合計のモル数(すなわち、m
+p)が、ポリプロピレンオキサイド鎖のモル数に対し
て式〔2〕の関係を満足する範囲、すなわち疎水基/親
水基の比率が0.5〜2.5の範囲にあることが低電極
消耗率および高加工速度を実現しうる条件であり、エチ
レンオキサイドのモル数(mおよびp)は、式〔2〕の
関係を満足する範囲において、任意の整数をとりうるこ
とが実験的に見出だされた。 n/(m+p)=0.5〜2.5 ………〔2〕
【0011】図1は、式〔1〕のブロック共重合体の放
電加工に適した範囲を示す図である。 この図の関係か
ら式〔1〕のブロック共重合体が見出だされた。図1に
おいて、曲線(1)〜(3)は、以下のことを示してい
る。曲線(1)は、電極消耗率が1%となる境界を示し
ており、曲線(1)の下側の領域が、電極消耗率が1%
未満となる領域である。曲線(2)は、ブロック共重合
体自体が、液相から固相へ変化する境界を示しており、
曲線(2)より上の領域で液体となる。曲線(3)は、
ブロック共重合体と水との臨界溶解曲線で、曲線(3)
の下の領域においてブロック共重合体の任意量を水に溶
解することができる。したがって、この図1により、電
極消耗率が低くて、ブロック共重合体が液体で、かつブ
ロック共重合体が水に任意に溶解することができるの
は、曲線(1)〜(3)に囲まれた領域においてであ
る。
【0012】すなわち、その領域は、プロピレンオキサ
イドのモル数(n)が1〜25で、疎水基/親水基の比
率(n/(m+p))が0.5〜2.5の範囲である。
また、図1の◎印を付した箇所は、電極消耗率の低下お
よび加工速度の向上が最も優れている点であり、その箇
所では、プロピレンオキサイドのモル数(n)が17
で、疎水基/親水基の比率が1/1となる。この式
〔1〕のブロック共重合体は、その任意量を水に溶解す
ることができる。 しかし、式〔1〕のブロック共重合
体の溶解量を大きくなると、加工液の粘性も大きくな
り、加工液が放電加工に適する流動性の範囲を越えるこ
とになるので、溶解量にも限界がある。
【0013】<不燃性ベース液>本発明による不燃性放
電加工液に用いる不燃性ベース液は、水または水が主体
となる放電加工用の液で、その水によって不燃性となっ
ているものである。水は、一般的には純水である。水が
主体となる放電加工用の液とは、水に水溶性物質を添加
して所定の放電加工に適する(例えば粘度において)水
溶液にしてあるものである。一般に水性放電加工に添加
剤として使用されているものであれば、式〔1〕のブロ
ック共重合体溶解の効果を損なわない限りにおいて添加
することができる。
【0014】不燃性放電加工液における式〔1〕のブロ
ック共重合体と不燃性ベース液の水との比率(容積基
準)が、1/9〜6/4(ブロック共重合体/水)、好
ましくは2/8〜4/6、特に好ましくは3.5/6.
5、である。
【0015】本発明による不燃性放電加工液では、式
〔1〕のブロック共重合体を溶解したものでも、電極消
耗率が1%未満で、加工速度が大幅に向上するという効
果が得られる。
【0016】しかし、フェノール核置換誘導体あるいは
(および)アミン誘導体を添加することにより、電極消
耗率をより低下させ、しかもより速い加工速度で長時間
放電加工を行うことができ、加工液の清浄化のために加
工液循環工程で一般に使用されるイオン交換樹脂を長時
間使用できるようになり、工業的実施に有益となること
が、本発明において見出だされた。
【0017】<フェノール核置換誘導体など>フェノー
ル核置換誘導体を水性加工液に添加して、放電加工での
生成物質の生成を阻止をすることは、本発明者が先に見
出だして、本出願人が既に特許出願している(特願平3
ー171454号)。その特許出願は、その出願前にあ
っては、発想として存在しなかったこと、すなわち、添
加剤を加えて水性加工液中に放電により生成する物質の
生成を阻止するということ、がフェノール核置換誘導体
を添加するということにより可能となることを見出だし
て、それを内容としたものである。
【0018】それまでは添加剤を水性加工液に加えても
水性加工液の循環再使用工程で加工液の清浄化のために
用いられているイオン交換樹脂により補促されてしまう
ので、添加剤を添加する意味がないと一般に認識されて
おり、そのために添加剤を加えて放電加工での生成物質
の生成を阻止をするという発想が存在しなかったこと
を、フェノール核置換誘導体を添加することにより可能
にしたものである。
【0019】すなわち、フェノール核置換誘導体を水性
加工液に添加すると、放電加工により水性加工液中に生
成する物質の生成を阻止して、生成物質に起因すると予
想される様々な現象を阻止することができること、およ
びフェノール核置換誘導体が放電が行われている水性加
工液という特殊な条件の溶液に含まれている場合は、フ
ェノール核置換誘導体がイオン交換樹脂に捕捉された後
でイオン交換樹脂から脱離していくという特殊な挙動を
示すことが、本発明者により見出だされて、それを内容
とする先の特許出願(特願平3ー171454号)がな
されたたのである。
【0020】そして、その特許出願の発明では、フェノ
ール核置換誘導体を添加する水性加工液には特に制約が
ないことを見出だしている。しかし、本発明において
は、式〔1〕のブロック共重合体をベース液(水)に溶
解した加工液にフェノール核置換誘導体または(およ
び)アミン誘導体を添加すると、添加量が微量でも電極
消耗率の低下および加工速度の向上の効果がより増大
し、しかも、それらの効果が長い時間持続し、加工液の
使用時間(加工液を全量交換することなく継続して使用
しうる時間)が長くなり、加工液の循環再使用工程で用
いられているイオン交換樹脂の寿命も長くなることを見
出だされた。しかも、式〔1〕のブロック共重合体を
水)溶解した水溶液には、水溶性のフェノール核置換誘
導体および水に溶解しにくい親油性のフェノール核置換
誘導体のいずれをも溶解することができる。式〔1〕の
ブロック共重合体が親油基としても働くポリプロピレン
オキサイド鎖を有しているので、水に溶解状態で使用し
にくい親油性のフェノール核置換誘導体も容易に溶解す
ることができることが、見出だされた。
【0021】フェノール核置換誘導体 本発明で使用するフェノール核置換誘導体は、フェノー
ル核に結合している水素の少なくとも一つが、置換基で
置換されているものである。また、フェノール核置換誘
導体は、水溶性のものであっても、親油性のものであっ
てもよい。式〔1〕のブロック共重合体は、親油基とし
ても働くポリプロピレンオキサイド鎖を有しているの
で、式〔1〕のブロック共重合体の水溶液には、親油性
のフェノール核置換誘導体を溶解して用いることができ
る。ただし、不燃性ベース液は水または水が主体となる
ものであるので、溶解が容易である水溶性フェノール核
置換誘導体の使用が好ましい。
【0022】フェノール核置換誘導体のフェノール核
は、一価のフェノールであるものが代表的であるが、二
価以上の多価フェノールであってもよい。置換基は、本
発明の効果を損なわない限り任意のものでありうるが、
一般に水酸基、アルキル基、アルキルオキシ基、ニトロ
基、アミノ基およびアルデヒド基が好ましい。また、フ
ェノール核の複数の水素が、複数の置換基で置換されて
いる場合には、複数の置換基は、同じでものであっても
よく、または異なるものであってもよい。
【0023】置換基のアルキル基は、低級アルキル基が
好ましく、例えば、メチル基、ブチル基などである。ブ
チル基としては、好ましくはtertーブチル基であ
る。アルキルオキシ基もアルキル部分が低級アルキルで
あるもの、例えば、メトキシ基、エトキシ基、が好まし
い。本発明で使用するフェノール核置換誘導体を具体的
に例示すると以下のものを挙げることができる。 o−クレゾール、2,6−キシレノール、2,4,6−
トリメチルフェノール、o−tert−ブチルフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、ヒド
ロキノン、ブチルヒドロキシアニソールなど。好ましい
ものとしては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノールなどがある。添加するフェノー
ル核置換誘導体は、単一の種類のものであってもよく、
複数の種類のものであってもよい。フェノール核置換誘
導体の好ましいものを具体的に例示すると、2,6−ジ
−tert−ブチル−4−メチルフェノールを挙げるこ
とができる。また、フェノール核置換誘導体のみを添加
してもよいが、アミン誘導体と併用することもできる。
フェノール核置換誘導体の添加量は、微量であっても、
式〔1〕のブロック共重合体と併用することにより、放
電加工での生成物質の生成を抑制することができる。
【0024】また、フェノール核置換誘導体を溶解しう
る限度まで添加してもよく、その場合は、フェノール核
置換誘導体の添加の効果を増大させることができる。そ
の溶解量は、式〔1〕のブロック共重合体の水への溶解
量によって変わってくる。フェノール核置換誘導体は、
50ppm(式〔1〕のブロック共重合体と不燃性ベー
ス液との合計量基準)添加量からでも有効で、3重量%
(ベース液重量基準)程度まで添加することができる。
フェノール核置換誘導体を含む不燃性放電加工液の調製
は、任意の手段で行いうる。フェノール核置換誘導体と
アミン誘導体とを併用してもよいが、フェノール核置換
誘導体の添加のみで十分な効果が得られる。
【0025】アミン誘導体 アミン誘導体を式〔1〕のブロック共重合体を水に溶解
した水溶液に溶解しても、フェノール核置換誘導体を添
加した場合と同様の効果を得ることができる。アミン誘
導体も、水溶性のものであっても、また、親油性のもの
であってもよい。また、フェノール核置換誘導体と併用
することもできる。アミン誘導体としては、例えば下記
のものを挙げることができる。ジー第二ブチルーpーフ
ェニレンジアミン、フェニルーαーナフチルアミン、フ
ェニルーβーナフチルアミン、N,N′ージーβーナフ
チルーpーフェニレンジアミン、N,N′ージフェニル
ーpーフェニレンジアミン、N,N′ージアリルーpー
フェニレンジアミン、NーフェニルーN′ーイソプロピ
ルーpーフェニレンジアミン、6ーエトキシー2,2,
4ートリメチルー1,2ージヒドロキノリンなど。アミ
ン誘導体の添加量は、フェノール核置換誘導体の場合と
同様である。
【0026】<不燃性放電加工液の調製>本発明による
不燃性放電加工液において、式〔1〕のブロック共重合
体の不燃性ベース液への溶解あるいは式〔1〕のブロッ
ク共重合体とフェノール核置換誘導体または(および)
アミン誘導体を不燃性ベース液に溶解させる手段につい
ては制約がない。本発明による不燃性放電加工液を既存
の水性加工液に添加して用いることができる。
【0027】<不燃性放電加工液の使用>本発明による
不燃性放電加工液の使用については、特に制約がなく、
一般的な水性加工液で用いられているいずれの方法でも
使用することができる。代表的な使用の態様は、放電加
工が終わった水性加工液を加工槽から抜き出して濾過お
よびイオン交換樹脂による処理をして水性加工液を清浄
にして循環再使用する方法である。なお、その水性加工
液の循環再使用工程に任意の清浄手段を設けても、本発
明による不燃性放電加工液の効果に変わりがない。
【0028】
【実施例】
【0029】水性加工液の調製 下記表1は、実験に用いたブロック共重合体を示す。な
お、表1中のブロック共重合体の番号は、識別するため
の番号で数字自体に技術上の意味はない。表1のブロッ
ク共重合体を用いて調製した加工液については、表4に
示してある。 表1 ブロック共重合体 n n/(m+p) 平均分子量 1007 10 0.7 1200 1018 10 1.8 900 1712 17 1.2 1600 1718 17 1.8 1400 1727 17 2.7 1300 2112 21 1.2 2100
【0030】実験装置 下記の表2は、実験に供した装置の放電加工機などの諸
元を示す。 表2 放電加工機 ソディク H 3 被加工物 SKDー61 加工電極 グラファイト EDー3 50×50mm角
【0031】放電条件 下記の表3は、放電条件を示す。 表3 )電流 90A(ショート時) τon 320μsτoff 32μs
【0032】実験方法 放電加工は、図1の一部切欠き斜視図に図示したよう
に、加工槽(1)内には加工電極(2)が設けられ、そ
れに被加工物(3)が載置されており、上方より50×
50mm角の加工電極(4)が制御されて下降し、試料
(加工液)(5)で覆われた被加工物(3)表面との間
で放電が行われ、被加工物(3)表面に最終的に50×
50mm角で深さ10mmの孔(6)を彫る。試料(加
工液)(5)は、連続的に加工槽(1)から取り出して
濾過装置で濾過してからイオン交換樹脂で処理して清浄
にして、貯蔵タンクに貯溜後に冷却装置(図示せず)を
経由して加工槽(1)に戻して、再度放電加工に使用し
た。
【0033】実験結果 以下の表4は、実験結果を示したものである。表4の番
号1〜8の加工液はブロック共重合体および水以外に
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール
が50ppm添加してある。番号9,10のPEG40
0およびPEG600(分子量400および600のポ
リエチレングリコール)の加工液には、2,6ジターシ
ャリー4ーメチルフェノールが溶解しないので添加しな
かった。 表4 番号 加工液 電極消耗率% 加工速度mm3 /m in1 〔1007〕50% 水50% 0.55 5.41 2 〔1018〕50% 水50% 0.63 5.12 3 〔1012〕30% 水70% 0.78 3.45 4 〔1712〕50% 水50% 0.45 5.50 5 〔1712〕70% 水30% 0.49 4.99 6 〔1718〕50% 水50% 0.48 5.36 7 〔1727〕50% 水50% 0.51 4.98 8 〔2112〕50% 水50% 0.54 4.67 9 〔PEG400 〕50% 水50% 1.39 3.4310〔PEG600 〕50% 水50% 1.33 3.48 表4の結果から明らかなように、本発明の範囲内にある
番号1〜8の加工液は、電極消耗率が1%未満の著しく
低い水準にあり、しかも、加工速度も速くなった。ま
た、番号1〜8の加工液は、長時間の放電加工に継続使
用しても、その著しく低水準の電極消耗率および速い加
工速度が維持されていた。さらに、加工液の循環工程で
使用したイオン交換樹脂も交換することなく長時間使用
することができた。これに反し、市販のポリエチレング
リコールのみを加えた加工液(番号9および10の加工
液)は、電極消耗率が1%以上で、加工速度も遅いとい
う結果になった。
【0034】
【発明の効果】本発明よる一般式〔1〕のブロック共重
合体を不燃性ベース液に含む不燃性放電加工液により、
電極の部分消耗がなく、電極消耗率が1%未満であり、
加工速度が大幅に向上した放電加工を行うことができ
る。また、本発明よる一般式〔1〕のブロック共重合体
とフェノール核置換誘導体または(および)アミン誘導
体を不燃性ベース液に含む不燃性放電加工液により、電
極の部分消耗がなく、電極消耗率の低下および加工速度
がより向上した放電加工を行うことができ、しかも、そ
の状態の放電加工を長時間にわたって加工液を交換する
ことなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック共重合体が放電加工に適する範囲を示
す図である
【図2】加工槽の一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 加工槽 2 加工電極 3 被加工物 4 加工電極 5 試料(加工液) 6 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C10M 173/02 145:34) C10N 30:00 Z 8217−4H 40:14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔1〕で表されるブロック共重
    合体を放電加工用の不燃性ベース液に含んでなる、不燃
    性放電加工液。 式中、nは下記の整数を表し、mおよびpは下式
    〔2〕の関係を満足する整数を表す。 n=1〜25 n/(m+p)=0.5〜2.5 ………〔2〕
  2. 【請求項2】前記一般式〔1〕で表されるブロック共重
    合体とフェノール核置換誘導体または(および)アミン
    誘導体を放電加工用の不燃性ベース液に含んでなる、不
    燃性放電加工液。
  3. 【請求項3】前記一般式〔1〕で表されるブロック共重
    合体と水とが、1/9〜6/4(ブロック共重合体/
    水)の容積比からなる、請求項1に記載の不燃性放電加
    工液。
JP3275590A 1991-10-23 1991-10-23 不燃性放電加工液 Pending JPH05112794A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275590A JPH05112794A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 不燃性放電加工液
EP92309323A EP0539083B1 (en) 1991-10-23 1992-10-13 Non-flammable electric discharge machining fluid
DE69220880T DE69220880T2 (de) 1991-10-23 1992-10-13 Nicht-entflammbare Bearbeitungsflüssigkeit für Funkenerosionsmaschine
US08/240,498 US5536427A (en) 1991-10-23 1994-05-10 Non-flammable electric discharge machining fluid including a block copolymer
HK97102063A HK1000486A1 (en) 1991-10-23 1997-10-30 Non-flammable electric discharge machining fluid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275590A JPH05112794A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 不燃性放電加工液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05112794A true JPH05112794A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17557577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3275590A Pending JPH05112794A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 不燃性放電加工液

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5536427A (ja)
EP (1) EP0539083B1 (ja)
JP (1) JPH05112794A (ja)
DE (1) DE69220880T2 (ja)
HK (1) HK1000486A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105172A (ja) * 2006-09-28 2008-05-08 Idemitsu Kosan Co Ltd 透明難燃性放電加工液

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7060663B1 (en) * 2001-06-05 2006-06-13 Steven B Leeb Smart cutting fluids

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB743936A (ja) * 1952-07-03
US2674619A (en) * 1953-10-19 1954-04-06 Wyandotte Chemicals Corp Polyoxyalkylene compounds
US2774735A (en) * 1955-03-22 1956-12-18 Colgate Palmolive Co Detergent bars
US3036118A (en) * 1957-09-11 1962-05-22 Wyandotte Chemicals Corp Mixtures of novel conjugated polyoxyethylene-polyoxypropylene compounds
US3146272A (en) * 1959-04-02 1964-08-25 Dow Chemical Co Antioxidants for glycol derivatives
US3346501A (en) * 1964-09-11 1967-10-10 Wyandotte Chemicals Corp Non-inflammable hydraulic fluid
US3329614A (en) * 1964-11-10 1967-07-04 Olin Mathieson Hydraulic pressure transmission fluid
US3450502A (en) * 1967-09-25 1969-06-17 Wyandotte Chemicals Corp Method of operating heart-lung apparatus
US3939094A (en) * 1973-11-30 1976-02-17 New England Nuclear Corporation Compositions and process for liquid scintillation counting
US3997458A (en) * 1974-04-12 1976-12-14 Deknatel, Incorporated Method of cleansing contaminated wounds and surgical scrub solutions for same
US4686058A (en) * 1981-04-13 1987-08-11 Basf Corporation Thickened-water based hydraulic fluids
JPS5877414A (ja) * 1981-11-02 1983-05-10 Inoue Japax Res Inc 電気加工用加工液及びこの加工液を使用する電気加工方法
JPS606991B2 (ja) * 1982-12-29 1985-02-21 出光興産株式会社 含水潤滑剤
JPS6071120A (ja) * 1983-09-16 1985-04-23 Mitsubishi Electric Corp 放電加工液改良剤
JPS614623A (ja) * 1984-06-20 1986-01-10 Hitachi Seiko Ltd 放電加工液
US4767906A (en) * 1985-10-18 1988-08-30 Sodick Co., Ltd. EDM water-based dielectric fluid
JPH0716822B2 (ja) * 1985-10-18 1995-03-01 株式会社エス・アンド・オ− 電気加工液
JPH0716824B2 (ja) * 1986-04-02 1995-03-01 株式会社エス・アンド・オ− 電気加工液
JPS62251013A (ja) * 1986-04-23 1987-10-31 Kurita Water Ind Ltd 放電加工液
US4781847A (en) * 1986-05-08 1988-11-01 American Polywater Corporation Aqueous lubricant
JPS632618A (ja) * 1986-06-18 1988-01-07 Sodeitsuku:Kk 電気加工液
US4767552A (en) * 1986-06-23 1988-08-30 The Lubrizol Corporation Urazole compositions useful as additives for functional fluids
US5141664A (en) * 1987-12-30 1992-08-25 Lever Brothers Company, A Division Of Conopco, Inc. Clear detergent gel compositions having opaque particles dispersed therein
JP2510239B2 (ja) * 1988-04-08 1996-06-26 株式会社ジャパンエナジー 放電加工液組成物
US5041622A (en) * 1988-04-22 1991-08-20 The Lubrizol Corporation Three-step process for making substituted carboxylic acids and derivatives thereof
JPH02139121A (ja) * 1988-11-15 1990-05-29 Yushiro Chem Ind Co Ltd 放電加工機用水溶性加工液
JPH02139122A (ja) * 1988-11-17 1990-05-29 Mitsubishi Electric Corp 放電加工機用水溶性加工液
AU6422190A (en) * 1989-10-04 1991-04-28 Johnson Co., Ltd. Working fluid usable for both of cutting and electric discharge machining
US5110494A (en) * 1990-08-24 1992-05-05 Man-Gill Chemical Company Alkaline cleaner and process for reducing stain on aluminum surfaces

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105172A (ja) * 2006-09-28 2008-05-08 Idemitsu Kosan Co Ltd 透明難燃性放電加工液

Also Published As

Publication number Publication date
DE69220880D1 (de) 1997-08-21
DE69220880T2 (de) 1997-12-18
EP0539083A1 (en) 1993-04-28
HK1000486A1 (en) 1998-03-27
EP0539083B1 (en) 1997-07-16
US5536427A (en) 1996-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999054427A1 (en) Aqueous composition, aqueous cutting fluid using the same, method for preparation thereof, and cutting method using the cutting fluid
US4849122A (en) Transparent electrical discharge machining fluid
DE1243811B (de) Schmierstoffzusatzmittel
JPH05112794A (ja) 不燃性放電加工液
JPH06240286A (ja) 金属ダイカスト用潤滑剤組成物
JPH1022241A (ja) シリコンウェハ用ラップ液およびラップ剤
EP0735126A2 (en) Abatement of hydrolyzable cations in crude oil
RU2076131C1 (ru) Состав для химической обработки скважин "илиза"
JP4997581B2 (ja) 水溶性熱処理液
DE3240469C2 (ja)
US6592775B1 (en) Aqueous metal working liquid
HK1000486B (en) Non-flammable electric discharge machining fluid
JP2546556B2 (ja) 水性放電加工液
JP3920976B2 (ja) 水溶性加工油剤
EP0161526B1 (en) Process for the polymerization of shear-stable water-in-oil emulsions
EP0094745A2 (en) Filtration
WO2007120222A2 (en) Water-based metalworking fluid incorporating polymeric boron materials
JP3258299B2 (ja) 水溶性作動液のポリアルキレングリコールの回収方法
EP0221422A1 (en) Electrical discharge machining medium
JP2017119781A (ja) 遊離砥粒用分散液
US8629208B2 (en) Water-soluble fluid for use in machining of rare earth magnet
JP6280791B2 (ja) 充填材の浮上防止方法、水処理装置の立ち上げ方法、水処理装置及び浄化槽
JP2582357B2 (ja) 電気加工法
CN1392800A (zh) 油水分离絮凝剂及油水分离絮凝方法
JPH06279780A (ja) 含水系作動液