JPH05113162A - 蓄圧式燃料噴射弁の安全装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射弁の安全装置

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JPH05113162A
JPH05113162A JP3273804A JP27380491A JPH05113162A JP H05113162 A JPH05113162 A JP H05113162A JP 3273804 A JP3273804 A JP 3273804A JP 27380491 A JP27380491 A JP 27380491A JP H05113162 A JPH05113162 A JP H05113162A
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JP
Japan
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piston
flow passage
safety device
fuel injection
injection valve
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Application number
JP3273804A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Omori
俊彦 大森
Kenji Funai
賢二 船井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴射時等の瞬間的な流量増加時には作動せ
ず、ノズルクラック等の発生によって連続的な流量増加
が生じた際に作動させることで、装置の信頼性を向上さ
せる。 【構成】 安全装置2の本体10には、流入口14、流
出口15、ピストン室16、スプリング室17より成る
流路が形成され、そのスプリング室17には、中央部に
小孔21が形成された1枚のプレート20が配されて、
絞り部を構成している。小孔21は、その開口径が、ピ
ストン室16に配されたピストン11のオリフィス18
径より大きく設定されており、瞬間的な流量増加が生じ
た際に、絞り部の前後で圧力差を生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧式燃料噴射弁の安
全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の安全装置は、図5に示すよう
に、オリフィス100を有するピストン101と、この
ピストン101を案内するスリーブ102が形成された
本体103と、ピストン101の下流側でスリーブ10
2内に配されたボール104、およびこのボール104
を上流側へ付勢するスプリング105等より構成されて
いる(特開昭60−159366号、特開平3−503
75号公報参照)。
【0003】ボール104は、インジェクタ内部のリー
ク分と噴射分の燃料流量に伴い、ピストン101ととも
に、図6(ボールのリフト量を示すタイムチャート)の
実線(イ)で示すように、リミット以下で動いている
が、例えばノズルクラックの発生によって連続的な流量
増加が生じた際には、リフト量(下流側へ移動する量)
が大きくなり、スリーブ102の下流に形成された通路
106内に圧入される(図6のA点)。なお、図中で、
ノズルクラックの発生から安全装置が作動するまでの時
間をt1で示す。この結果、通路106が遮断されて、
インジェクタへの燃料供給が停止されることにより、エ
ンジンの損傷を最小限に留めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、何らかの理
由(例えば、経時変化による劣化、クリアランスの増大
など)により、インジェクタ内部のリーク分が増える
と、正常噴射時でも、図6の破線(ロ)で示すように、
流量リミットにかかってしまうため、ボール104が通
路106に圧入されて、インジェクタへの燃料供給が行
なわれなくなってしまう。本発明は、上記事情に基づい
て成されたもので、その目的は、噴射時などの瞬間的な
流量増加時には作動せず、ノズルクラック等の発生によ
って連続的な流量増加が生じた際に作動させることで、
信頼性を向上させた蓄圧式燃料噴射弁の安全装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、蓄圧室の下流に配されて、燃料噴射弁に
燃料を導く流路を備え、この流路内にシート部が形成さ
れた本体と、前記シート部より上流側の前記流路内で流
路方向に移動可能に配され、前記流路を流れる燃料流量
を制限するオリフィスが設けられたピストンと、前記シ
ート部より上流側の前記流路内で前記ピストンの下流に
配され、前記ピストンの移動量が許容値を越えた際に、
前記シート部に当接して前記流路を閉じる弁体と、この
弁体および前記ピストンを上流側へ付勢する付勢手段と
を備えた蓄圧式燃料噴射弁の安全装置において、前記シ
ート部より下流に、前記流路の流路断面積を小さくする
絞り部を設け、この絞り部は、その開口径が前記オリフ
ィスの開口径より大きく設定されて、瞬間的な流量増加
が生じた際に、前記絞り部の前後で圧力差を生じさせる
ことをことを技術的手段とする。
【0006】
【作用】流路内に配されたピストンの移動量が許容値に
達していない時には、弁体がシート部に当接することは
なく、弁体によって流路が閉じられることはない。従っ
て、噴射毎に蓄圧式燃料噴射弁に燃料が供給される。こ
の噴射時等の瞬間的な流量増加時には、弁体より下流に
設けた絞り部の作用によって、絞り部より上流側流路内
の圧力が上昇するため、ピストンは下流側へ移動しにく
くなる。従って、噴射時でも弁体の移動が少なくなるた
め、その分だけ流量の制限値を低く設定することが可能
となる。また、蓄圧式燃料噴射弁でのノズルクラック等
の発生によって連続的に流量増加が生じた場合には、流
路内の圧力上昇後、ピストンが移動し、そのピストンの
移動量が許容値を越えることで、弁体がシート部に当接
して流路を閉じる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1ないし図4を
基に説明する。図1は蓄圧式燃料噴射弁に適用される安
全装置の断面図である。この蓄圧式燃料噴射弁1(以下
燃料噴射弁1と呼ぶ)の安全装置2は、図2(噴射装置
の全体構成図)に示すように、噴射ポンプ3からパイプ
4を介して供給された燃料を所定の圧力で蓄えるコモン
レール5(蓄圧室)に連結されている。そして、各安全
装置2には、燃料噴射弁1へ燃料を導く燃料パイプ6
(燃料供給路)がそれぞれ接続されている。燃料噴射弁
1は、ディーゼルエンジン7の各気筒にそれぞれ装着さ
れており、エンジンコントロールコンピュータ8によ
り、電磁弁9の通電および通電停止を制御することで燃
料噴射時期が決定される。
【0008】安全装置2は、筒状を成す本体10と、こ
の本体10に収容されたピストン11、ボール12(弁
体)、スプリング13(付勢手段)、絞り部(後述す
る)より構成されている。本体10は、コモンレール5
に連通する流入口14と燃料パイプ6が接続される流出
口15、および流入口14と流出口15との間で、流入
口14側に形成されたピストン室16と流出口15側に
形成されたスプリング室17から成る流路を有する。ピ
ストン室16はスプリング室17よりその断面積が大き
く設けられており、ピストン室16とスプリング室17
との間には全周に亘って段差が形成されている。
【0009】ピストン11は、ピストン室16に配され
て、ピストン室16内を流路方向(図1の上下方向)に
摺動可能に設けられている。このピストン11は、下流
側(図1下側)に底面を有する筒状体で、底面には燃料
流量を制限するためのオリフィス18が設けられてい
る。
【0010】ボール12は、ピストン室16内でピスト
ン11の下流に配され、スプリング13によってピスト
ン11側へ付勢されている。このボール12は、その直
径がピストン室16の内径より小さく、且つスプリング
室17の内径より若干大きく設定されている。従って、
ピストン11の移動とともにボール12が下流側へ移動
(リフト)した際には、ピストン室16とスプリング室
17との間に形成される段差の角部19(シート部)に
当接することで、その移動が制限されるとともに、スプ
リング室17を塞ぐことで流路を遮断する。
【0011】スプリング13は、一端がスプリング室1
7の底面に当接し、他端がボール12に当接して、上記
したようにボール12を付勢することで、ボール12と
ともにピストン11を上流側へ戻す働きをする。スプリ
ング室17の底部には1枚のプレート20が配されてお
り、このプレート20の中央部には、流路断面積を小さ
くする小孔21が設けられて絞り部を形成している。こ
の絞り部は、小孔21の開口径が、ピストン11に形成
されたオリフィス18の開口径より大きく設けられてお
り、燃料噴射時などの瞬間的な流量増加時には、絞り部
の前後で圧力差を生じさせる働きをする。
【0012】次に、本実施例の作動を説明する。電磁弁
9への通電によって燃料噴射弁1が開弁されて、燃料の
噴射が行なわれる。 ア)この燃料噴射による瞬間的な流量増加時には、プレ
ート20に設けた小孔21が絞りとして作用することに
より、絞り部より上流側の圧力が上昇する。従って、ピ
ストン11が下流側へ移動しにくくなり、それに伴って
ボール12のリフト量も少なく(あるいは停止)なる。
従って、何らかの理由(例えば、経時変化による劣化、
クリアランスの増大など)により、燃料噴射弁1内部の
リーク分が増えても、燃料噴射時に安全装置2が作動し
て不必要に燃料供給を停止させることがない。
【0013】また、瞬間的な流量増加時におけるピスト
ン11の移動量が減少する分だけ、従来の安全装置と比
較して、ボール12が角部19に当接して流路を閉じる
までのリフト量を少なく設定することが可能である。つ
まり、図4(本実施例の効果を示すグラフ)に示すよう
に、安全装置2が作動する流量のリミットを下げること
ができる。なお図4は、横軸を静的作動Qs:連続的な
流量増加時の許容最大値、縦軸を動的作動Qd:瞬間的
な流量増加時の許容最大値として、その静的作動Qsと
動的作動Qdとの関係を本実施例(実線で示す)と従来
例(破線で示す)とで比較したグラフである。このグラ
フによれば、動的作動Qdを一定に保った状態で、本実
施例の方が従来例より静的作動Qsを小さくする(流量
のリミットを下げる)ことができる。
【0014】イ)燃料噴射弁1でのノズルクラック等の
発生によって連続的に流量の増加が生じた場合には、絞
り部の小孔21の開口径の方がピストン11に設けたオ
リフィス18の開口径より大きく設定されていることか
ら、オリフィス18が絞りとして作用する。これによ
り、流量の増加に応じてピストン11が移動し、そのピ
ストン11の移動量が所定の許容値を越えた際に、ボー
ル12が角部19に当接して流路を閉じ、燃料噴射弁1
への燃料供給が停止される。
【0015】この時、上記したように、ボール12が流
路を閉じるまでのリフト量を少なく設定することで、図
3に示すように、ノズルクラック等の異常発生から安全
装置2が作動する(ボール12が流路を閉じる)までの
時間t2を短縮することが可能となる。つまり、従来の
安全装置と比較して、異常が生じた際に早く作動するこ
とができ、エンジン7への損傷をより少なくすることが
できる。なお、本実施例では、絞り部として、スプリン
グ室17の底部に配したプレート20に小孔21を形成
することで構成したが、プレート20を使用することな
く、流出口15の開口径を小さくすることで、絞り部と
しても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明の蓄圧式燃料噴射弁の安全装置
は、ノズルクラック等の発生によって連続的な流量増加
が生じた際にのみ作動し、仮に何らかの理由によって燃
料噴射弁内部のリーク分が増えても、噴射時などの瞬間
的な流量増加時には、不必要に弁体が流路を閉じて燃料
の供給を停止することはなく、装置の信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全装置の断面図である。
【図2】本発明の安全装置が適用された噴射装置の全体
構成図である。
【図3】ボールのリフト量を示すタイムチャートであ
る。
【図4】本実施例の効果を示すグラフである。
【図5】従来の安全装置の断面図である。
【図6】従来の安全装置におけるボールのリフト量を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁 2 安全装置 5 コモンレール(蓄圧室) 10 本体 11 ピストン 12 ボール(弁体) 13 スプリング(付勢手段) 14 流入口(流路) 15 流出口(流路) 16 ピストン室(流路) 17 スプリング室(流路) 18 オリフィス 19 角部(シート部) 20 プレート 21 小孔(絞り部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄圧室の下流に配されて、燃料噴射弁に燃
    料を導く流路を備え、この流路内にシート部が形成され
    た本体と、 前記シート部より上流側の前記流路内で流路方向に移動
    可能に配され、前記流路を流れる燃料流量を制限するオ
    リフィスが設けられたピストンと、 前記シート部より上流側の前記流路内で前記ピストンの
    下流に配され、前記ピストンの移動量が許容値を越えた
    際に、前記シート部に当接して前記流路を閉じる弁体
    と、 この弁体および前記ピストンを上流側へ付勢する付勢手
    段とを備えた蓄圧式燃料噴射弁の安全装置において、 前記シート部より下流に、前記流路の流路断面積を小さ
    くする絞り部を設け、 この絞り部は、その開口径が前記オリフィスの開口径よ
    り大きく設定されて、瞬間的な流量増加が生じた際に、
    前記絞り部の前後で圧力差を生じさせることを特徴とす
    る蓄圧式燃料噴射弁の安全装置。
JP3273804A 1991-10-22 1991-10-22 蓄圧式燃料噴射弁の安全装置 Pending JPH05113162A (ja)

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ID=17532807

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JP (1) JPH05113162A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020022340A (ko) * 2000-09-20 2002-03-27 이계안 디젤엔진의 연료 과다 공급 방지장치
KR20030018337A (ko) * 2001-08-28 2003-03-06 현대자동차주식회사 디젤엔진용 연료분사장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020022340A (ko) * 2000-09-20 2002-03-27 이계안 디젤엔진의 연료 과다 공급 방지장치
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