JPH0511370B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511370B2 JPH0511370B2 JP1166385A JP1166385A JPH0511370B2 JP H0511370 B2 JPH0511370 B2 JP H0511370B2 JP 1166385 A JP1166385 A JP 1166385A JP 1166385 A JP1166385 A JP 1166385A JP H0511370 B2 JPH0511370 B2 JP H0511370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- parts
- weight
- ethylene
- insulated wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、耐熱老化特性に優れた絶縁電線に関
するものである。 [従来の技術] スチレン系エラストマの一種であるS−B−S
ブロツクコポリマ(Sはポリスチレン、Bはポリ
イソプレンあるいはポリブタジエンに水素を添加
して不飽和部をつぶしたポリマ)を主体とした組
成物を導体外周に被覆してなる絶縁電線は、これ
までのプラスチツク被覆絶縁電線のように加工性
に優れ、架橋しなくともゴム被覆絶縁電線的性質
を示し、しかも電気絶縁性、強靭性に優れている
ため脚光をあびている。 従来のかかる組成物は、押出加工性、可撓性を
付与するために軟化剤として鉱物油無系プロセス
オイルを多量に配合するのが一般的であり、高温
下においてはプロセスオイルが酸化劣化し、これ
に誘発されてポリマも酸化劣化することになる。 従つて、かかる組成物を絶縁体とする絶縁電線
は耐熱老化特性が不十分であるため耐熱性が要求
される用途には使用できなかつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に基づいてなされたもので、耐熱
老化特性を改善したスチレン系エラストマ被覆絶
縁電線の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の絶縁電線は、(a)S−B−Sブロツクポ
リマ(Sはポリスチレン、Bはポリイソプレンあ
るいはポリブタジエンに水素を添加して不飽和部
をつぶしたポリマ)、(b)ポリプロピレン、(c)エチ
レン・α−オレフインコオリゴマを含有し、(a)成
分/(b)成分は重量比で30/70〜70/30であり、(a)
成分と(b)成分合計量100重量部に対し(c)成分を30
重量部以上含有する樹脂組成物よりなる絶縁体が
導体外周に設けられていることを特徴とするもの
である。 本発明において、(a)成分のS−B−Sブロツク
ポリマのSはポリスチレンブロツクであり、Bは
ポリイソプレンあるいはポリブタジエンに水素を
添加して不飽和部をつぶしたポリマブロツクであ
る。ポリイソプレンに水素を添加した場合Bはエ
チレン−ブテン−1コポリマあるいはその類似物
となり、ポリブタジエンに水素を添加した場合B
はエチレン−プロピレンコポリマあるいはその類
似物となる。Sの平均分子量は1000〜200000好ま
しくは50000〜120000、Bの平均分子量は5000〜
500000好ましくは10000〜300000である。 S/Bの含有比(重量%)は、5/95〜55/
45、好ましくは10/90〜30/70である。 (b)成分であるポリプロピレンは上記S−B−S
ブロツクコポリマ押出加工性及び耐加熱変形性を
付与するために必要なものである。 (c)成分であるエチレン・α−オレフインコオリ
ゴマは、一般式、 [(CH2−CH2)X(CH2−R C H)Y]Z (R:CnHzn+1、x、y、z:整数) で表されるもので、最適な分子量は1000〜2000で
ある。かかる炭化水素系合成油を使用することに
よりスチレン系エラストマ組成物の耐熱老化特性
を向上できることを見い出した。 (a)〜(c)成分の配合量は、(a)/(b)を30/70重量部
〜70/30重量部の範囲とする必要があり、(b)成分
の量が多すぎると(a)成分本来の有する可撓性が損
なわれ、少なすぎると押出加工性耐熱変形性が低
下する。 (c)成分は、(a)成分と(b)成分の合計量100重量部
に対して30重量部以上配合する必要があり、これ
以下では十分な押出加工性、可撓性が得られな
い。 本発明においては上記成分以外に適宣、充填
剤、滑剤、酸化防止剤、金属害劣化防止剤、着色
剤、難燃剤、難燃助剤等を必要に応じて配合して
も差しつかえない。 充填剤としては、カーボンブラツク、炭酸カル
シウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ素アルミニウ
ム等があげられる。 難燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム等の金属水酸化物、パークロロシクロ
ペンタデカン、デカブロモジフエニルエーテル、
エチレンビステトラブロムフタルイミド、塩素化
パラフイン、塩素化ポリエチレン等のハロゲン系
化合物があげられる。 難燃助剤としては、三酸化アンチモンに代表さ
れるアンチモン化合物、ホウ酸亜鉛に代表される
ホウ酸化合物、酸化ジルコニウムに代表されるジ
ルコニウム化合物等があげられる。 [実施例] 第1表の各例に示すような配合をバンバリー混
練機で混練し、その後押出機に導入して断面積2
mm2の銅線外周に厚さ1.2mmに押出被覆して絶縁電
線を作成した。 各例の配合に基づいて作成した絶縁電線の評価
結果を第1表の下欄に示す。 なお、耐熱老化性は同一配合の1mm厚シートを
158℃で7日間熱劣化させた後、500mm/minの速
度で引張試験を行い、引張強さ残率が70%以上、
伸び残率が65%以上を合格とした。 可撓性は、電線を180°折り曲げて、その部分が
白濁しないものを良とした。 押出加工性は、得られた電線の表面の荒れから
判断した。 耐加熱変形性は、同一配合の2mm厚シートを作
成し、121℃の加熱変形試験機に入れ、2Kgの荷
重をのせたときの厚みの変化量により評価し、20
%以下の範囲にあるものを合格とした。
するものである。 [従来の技術] スチレン系エラストマの一種であるS−B−S
ブロツクコポリマ(Sはポリスチレン、Bはポリ
イソプレンあるいはポリブタジエンに水素を添加
して不飽和部をつぶしたポリマ)を主体とした組
成物を導体外周に被覆してなる絶縁電線は、これ
までのプラスチツク被覆絶縁電線のように加工性
に優れ、架橋しなくともゴム被覆絶縁電線的性質
を示し、しかも電気絶縁性、強靭性に優れている
ため脚光をあびている。 従来のかかる組成物は、押出加工性、可撓性を
付与するために軟化剤として鉱物油無系プロセス
オイルを多量に配合するのが一般的であり、高温
下においてはプロセスオイルが酸化劣化し、これ
に誘発されてポリマも酸化劣化することになる。 従つて、かかる組成物を絶縁体とする絶縁電線
は耐熱老化特性が不十分であるため耐熱性が要求
される用途には使用できなかつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に基づいてなされたもので、耐熱
老化特性を改善したスチレン系エラストマ被覆絶
縁電線の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の絶縁電線は、(a)S−B−Sブロツクポ
リマ(Sはポリスチレン、Bはポリイソプレンあ
るいはポリブタジエンに水素を添加して不飽和部
をつぶしたポリマ)、(b)ポリプロピレン、(c)エチ
レン・α−オレフインコオリゴマを含有し、(a)成
分/(b)成分は重量比で30/70〜70/30であり、(a)
成分と(b)成分合計量100重量部に対し(c)成分を30
重量部以上含有する樹脂組成物よりなる絶縁体が
導体外周に設けられていることを特徴とするもの
である。 本発明において、(a)成分のS−B−Sブロツク
ポリマのSはポリスチレンブロツクであり、Bは
ポリイソプレンあるいはポリブタジエンに水素を
添加して不飽和部をつぶしたポリマブロツクであ
る。ポリイソプレンに水素を添加した場合Bはエ
チレン−ブテン−1コポリマあるいはその類似物
となり、ポリブタジエンに水素を添加した場合B
はエチレン−プロピレンコポリマあるいはその類
似物となる。Sの平均分子量は1000〜200000好ま
しくは50000〜120000、Bの平均分子量は5000〜
500000好ましくは10000〜300000である。 S/Bの含有比(重量%)は、5/95〜55/
45、好ましくは10/90〜30/70である。 (b)成分であるポリプロピレンは上記S−B−S
ブロツクコポリマ押出加工性及び耐加熱変形性を
付与するために必要なものである。 (c)成分であるエチレン・α−オレフインコオリ
ゴマは、一般式、 [(CH2−CH2)X(CH2−R C H)Y]Z (R:CnHzn+1、x、y、z:整数) で表されるもので、最適な分子量は1000〜2000で
ある。かかる炭化水素系合成油を使用することに
よりスチレン系エラストマ組成物の耐熱老化特性
を向上できることを見い出した。 (a)〜(c)成分の配合量は、(a)/(b)を30/70重量部
〜70/30重量部の範囲とする必要があり、(b)成分
の量が多すぎると(a)成分本来の有する可撓性が損
なわれ、少なすぎると押出加工性耐熱変形性が低
下する。 (c)成分は、(a)成分と(b)成分の合計量100重量部
に対して30重量部以上配合する必要があり、これ
以下では十分な押出加工性、可撓性が得られな
い。 本発明においては上記成分以外に適宣、充填
剤、滑剤、酸化防止剤、金属害劣化防止剤、着色
剤、難燃剤、難燃助剤等を必要に応じて配合して
も差しつかえない。 充填剤としては、カーボンブラツク、炭酸カル
シウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ素アルミニウ
ム等があげられる。 難燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム等の金属水酸化物、パークロロシクロ
ペンタデカン、デカブロモジフエニルエーテル、
エチレンビステトラブロムフタルイミド、塩素化
パラフイン、塩素化ポリエチレン等のハロゲン系
化合物があげられる。 難燃助剤としては、三酸化アンチモンに代表さ
れるアンチモン化合物、ホウ酸亜鉛に代表される
ホウ酸化合物、酸化ジルコニウムに代表されるジ
ルコニウム化合物等があげられる。 [実施例] 第1表の各例に示すような配合をバンバリー混
練機で混練し、その後押出機に導入して断面積2
mm2の銅線外周に厚さ1.2mmに押出被覆して絶縁電
線を作成した。 各例の配合に基づいて作成した絶縁電線の評価
結果を第1表の下欄に示す。 なお、耐熱老化性は同一配合の1mm厚シートを
158℃で7日間熱劣化させた後、500mm/minの速
度で引張試験を行い、引張強さ残率が70%以上、
伸び残率が65%以上を合格とした。 可撓性は、電線を180°折り曲げて、その部分が
白濁しないものを良とした。 押出加工性は、得られた電線の表面の荒れから
判断した。 耐加熱変形性は、同一配合の2mm厚シートを作
成し、121℃の加熱変形試験機に入れ、2Kgの荷
重をのせたときの厚みの変化量により評価し、20
%以下の範囲にあるものを合格とした。
【表】
第1表から明らかな通り、本発明の範囲にある
実施例1〜3では耐熱老化特性をはじめとして各
種特性において優れている。 比較例1は従来のパラフイン系プロセスオイル
を使用したものであり、耐熱老化特性が劣る。 比較例2、3は、S−B−Sブロツクコポリマ
とポリプロピレンの配合比率が本発明の規定値を
外れるもので、各々可撓性、押出加工性、耐熱変
形性のいずれかが劣る。 比較例4は、エチレン・α−オレフインコオリ
ゴマの配合量が本発明の規程値を外れるもので、
可撓性が劣る。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明はS−B−Sブ
ロツクコポリマ、ポリプロピレンおよびエチレ
ン・α−オレフインコオリゴマを含有する樹脂組
成物を絶縁体とした絶縁電線を提供するものであ
り、耐熱老化特性、可撓性、押出加工性、耐加熱
変形性に優れた絶縁電線を実現できる。
実施例1〜3では耐熱老化特性をはじめとして各
種特性において優れている。 比較例1は従来のパラフイン系プロセスオイル
を使用したものであり、耐熱老化特性が劣る。 比較例2、3は、S−B−Sブロツクコポリマ
とポリプロピレンの配合比率が本発明の規定値を
外れるもので、各々可撓性、押出加工性、耐熱変
形性のいずれかが劣る。 比較例4は、エチレン・α−オレフインコオリ
ゴマの配合量が本発明の規程値を外れるもので、
可撓性が劣る。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明はS−B−Sブ
ロツクコポリマ、ポリプロピレンおよびエチレ
ン・α−オレフインコオリゴマを含有する樹脂組
成物を絶縁体とした絶縁電線を提供するものであ
り、耐熱老化特性、可撓性、押出加工性、耐加熱
変形性に優れた絶縁電線を実現できる。
Claims (1)
- 1 (a)S−B−Sブロツクポリマ(Sはポリスチ
レン、Bはポリイソプレンあるいはポリブタジエ
ンに水素を添加して不飽和部をつぶしたポリマ)、
(b)ポリプロピレン、(c)エチレン・α−オレフイン
コオリゴマを含有し、(a)成分/(b)成分は重量比で
30/70〜70/30であり、(a)成分と(b)成分の合計量
100重量部に対し(c)成分を30重量部以上含有する
樹脂組成物よりなる絶縁体が導体外周に設けられ
ていることを特徴とする絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166385A JPS61171008A (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1166385A JPS61171008A (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 | 絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61171008A JPS61171008A (ja) | 1986-08-01 |
| JPH0511370B2 true JPH0511370B2 (ja) | 1993-02-15 |
Family
ID=11784219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1166385A Granted JPS61171008A (ja) | 1985-01-24 | 1985-01-24 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61171008A (ja) |
-
1985
- 1985-01-24 JP JP1166385A patent/JPS61171008A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61171008A (ja) | 1986-08-01 |
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